JPH06138210A - マイクロフォンアレイ - Google Patents

マイクロフォンアレイ

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Publication number
JPH06138210A
JPH06138210A JP31279692A JP31279692A JPH06138210A JP H06138210 A JPH06138210 A JP H06138210A JP 31279692 A JP31279692 A JP 31279692A JP 31279692 A JP31279692 A JP 31279692A JP H06138210 A JPH06138210 A JP H06138210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic wave
microphone array
wave receiving
signal
receiving elements
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31279692A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Takanashi
伸彰 高梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波を用いた画像検出に適用される複数の
超音波受波素子からなるマイクロフォンアレイであっ
て、単一のハードウェアにて適度の分解能にて広範囲の
領域の検出が可能であるとともに限定された領域ではあ
るが高い分解能の検出を可能とするマイクロフォンアレ
イを得ることを目的とする。 【構成】 第一の間隔にて設置した複数の超音波受波素
子12と、第二の間隔にて設置した複数の超音波受波素
子19と、超音波受波素子12に接続された複数の信号
線11と、超音波受波素子19に接続された複数の信号
線18と、信号線21と、信号線11又は18のうちい
ずれかを選択して信号線21に接続する信号スイッチ2
とからなる。信号スイッチ2は信号線11又は18のう
ちいずれかを信号線21に接続するかを選択する選択入
力を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いた画像検
出に適用される複数の超音波受波素子からなるマイクロ
フォンアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波送波素子及び複数の超音波
受波素子からなるマイクロフォンアレイを用い、高い解
像度にて対象物体の形状及び距離情報を検出するシステ
ムがあった。このシステムでは、マイクロフォンアレイ
から得た複数の受波信号を処理することにより、対象物
体の形状及び距離情報を画像として再生する。例えば、
海法らにより、「音響映像ソーナ」という題名で日本音
響学会誌47巻1号に述べられている。
【0003】図4はマイクロフォンアレイの受波信号か
らの対象物体像再生処理アルゴリズムを示した図であ
る。座標(x,z)にある再生画面上の1点P30の超
音波反射強度は、次の処理により求まる。送波器Pt1
0の座標を(xt,,zt)とし、受波素子Pr31の
座標を(xr,0)とすると、Ptから送波され、Pに
て反射し、Prで検出された超音波の伝播経路長Lは、 L(xr,x,z)=lr+lt ただし、lr=((xr−x)2 +(zr−z)2
0.5 lt=((xt−x)2 +(zt−z)2 0.5 である。Prにおける時刻の受波信号をR(xr,t)
とすると、1点Pの反射強度Iは、xr=-D/2 から+D/
2 の間の受波信号Rのうち、適切な時刻の検出値を取り
出し、受波器の個数分加え合わせることにより求まる。
【0004】つまり、音速をcとすると、反射強度I
(x,z)は次式により求める。
【数1】 I(x,z)=|Is|
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、マイクロフォ
ンアレイにより得た受波波形から対象物体の形状及び距
離情報を画像として再生する上記方式では、再生画像の
分解能はマイクロフォンアレイの幅Dによって定まり、
また検出可能範囲はマイクロフォンアレイを構成する超
音波受波素子の間隔dによって定まる。具体的には、用
いる超音波の波長をλとすると、方位方向に得られる分
解能wは、 w=λ/D によって与えられる。また、検出可能な範囲は方位方向
の見込み角として、 w=λ/d によって与えられる。
【0006】従って、広い範囲を検出しようとするとW
を大きくする必要があり、すなわち、dを小さく選択す
ることになる。また、高い分解能にて対象物体を検出し
ようとした場合、Dを大きく選択する必要がある。マイ
クロフォンアレイを構成するために一定の個数のnの超
音波受波素子を用いた場合、D=n・dの関係が成立す
るため、検出範囲を大きくとるためdを小さく選択する
とDは小さくなり、分解能を高くとるためDを大きく選
択するとdは大きくせざるを得ない。すなわち、検出の
範囲の拡大と、検出分解能の向上は相反する要素であ
り、同時に実現することはできなかった。
【0007】一般には表示系の画素数は一定であるの
で、広い範囲を検出する場合には低い分解能の検出で十
分である一方、限られた範囲に対して高い分解能の像を
必要とする場合が多い。ところが、前記従来のマイクロ
フォンアレイにより対象物体からの反射波を検出した場
合、受波素子数及び受波素子間の間隔が一定であるた
め、検出範囲と分解能としては、あらかじめ設計した一
定の値しか設定することができないという課題かあっ
た。
【0008】本発明の目的はこれらの課題を解決したマ
イクロフォンアレイを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一の
間隔にて設置した複数の第1の超音波受波素子と、第二
の間隔にて設置した複数の第2の超音波受波素子と、複
数の第1の超音波受波素子にそれぞれ接続された複数の
第1の信号線と、複数の第2の超音波受波素子にそれぞ
れ接続された複数の第2の信号線と、複数の信号出力線
と、選択信号に応じて前記複数の第1の信号線又は複数
の第2の信号線のうちのいずれか一方を前記複数の信号
出力線に接続する信号スイッチとからなることを特徴と
するマイクロフォンアレイが得られる。
【0010】
【実施例】本発明の構成について図面を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例であるマイクロフォ
ンアレイの構成を示すブロック図である。本発明になる
マイクロフォンアレイは、2種かつ複数の受波素子を内
蔵する受波アレイ1と、受波アレイに接続される信号ス
イッチ2から構成される。受波アレイ1は、第一の間隔
d1にて設置した第一の複数の超音波受波素子12と、
第二の間隔d2にて設置した第二の複数の超音波受波素
子19により構成される。また、第一の複数の超音波受
波素子12は第一の複数の信号線11により信号スイッ
チ2と接続され、第二の複数の超音波受波素子19は第
二の複数の信号線18により信号スイッチ2と接続され
る。
【0011】信号スイッチ2は、入力として2種類かつ
複数の信号線11,18と複数の信号出力21及び選択
入力29からなる。選択入力29の値により、第一及び
第二の間隔にて設置した前記2種類の超音波受波素子線
12または19のうちいずれをその信号出力21と接続
するかを切り替える。
【0012】以下、本発明の一実施例であるマイクロフ
ォンアレイの使用例とその効果を説明する。図2は本発
明になるマイクロフォンアレイにより検出する対象物体
及びマイクロフォンアレイの配置と画像再生装置の構成
を示した図である。ここでは、受波アレイ1の前方に設
置してある複数の対象物体70を検出することを考え
る。受波アレイ1からの出力は2種類の超音波受波素子
とそれぞれ接続された信号線11及び信号線18が信号
スイッチ2へ接続される。2種類の信号線のうちいずれ
か一方が選択入力29の値により選択され、画像再生演
算装置3と接続される。再生画像は、画像表示装置4に
表示される。
【0013】ここで、選択入力29の値により、図1に
おける第1の間隔d1にて配置された第1の複数の超音
波受波素子12を信号出力21と接続し、検出した反射
波から適切に距離像を再生することを考える。このとき
マイクロフォンアレイを構成する個別受波素子間の距離
dは小さく設計してあるため、検出可能な範囲は図2に
おいて61のように大きくすることができる。ただし、
マイクロフォンアレイ全体の横幅を大きくとることがで
きないので、高い分解能は得られない。
【0014】一方、選択入力29の値により、図1にお
ける第2の間隔d2にて設置された第2の複数の超音波
受波素子19を信号出力21と接続し、検出した反射波
から適切に距離像を再生することを考える。このときマ
イクロフォンアレイを構成する個別受波素子間の距離d
は大きく設計してあるため、検出可能な範囲は図2にお
いて51のように小さくなる。ただし、マイクロフォン
アレイ全体の横幅が大きい為、高い分解能が得られる。
【0015】従って、第一の超音波受波素子12によれ
ば大きな領域62をある程度の分解能にて検出すること
ができる一方、第二の超音波受波素子19により小さな
領域52を高い分解能にて詳細に検出することができ
る。
【0016】図3は画像表示装置4に第一及び第二の2
種の超音波受波素子による像を表示した例を示す図であ
る。図2に示した大きな領域62と小さな領域52がと
もに同じ大きさの表示装置に表示される。ここでは一例
として小さな領域52には4点の物体が含まれるとす
る。さらに4点のうち2点は前記第一の超音波受波素子
の持つ分解能以下の間隔にて設置されている。このと
き、大きな領域62の表示像(a)では中心部に3点の
物体像が得られる。一方、小さな領域52は、前記中心
部のみを含む領域であり、その表示像(b)では下方の
物体が2点に分離されて検出される。
【0017】
【発明の効果】本発明になるマイクロフォンアレイによ
れば、粗い分解能による広い範囲の対象物体の検出と、
注目した部分に関する狭い範囲の高解像度の検出が可能
となる。従って、移動ロボットが未知の環境中を探索す
る場合など、まず広い範囲に渡り障害物体の位置を検出
し、障害を避ける移動経路を作成する用途と、探索物体
を広い範囲の中から探し、発見したものに対してさらに
詳細に形状を検出する、などの応用を用意に実現でき
る。さらに、受波移動の計算機への入力部分及び、画像
再生演算処理部、表示部は同一のものを利用可能である
ため、ハードウェアの構成の複雑化を避けることができ
るという大きな特徴を持つ。
【0018】以上に述べた本発明によれば前記従来の課
題を解決したマイクロフォンアレイが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるマイクロフォンアレイの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明になるマイクロフォンアレイにより検出
する対象物体及びマイクロフォンアレイの配置と画像再
生装置の構成を示す図である。
【図3】画像表示装置4に第一及び第二の2種の超音波
受波素子による像を表示した例を示す図である。
【図4】マイクロフォンアレイの受波信号からの対象物
体像再生処理アルゴリズムを示した図である。
【符号の説明】
1 受波アレイ 2 信号スイッチ 3 画像再生演算装置 4 画像表示装置 11 第一の複数の信号線 12 第一の複数の超音波受波素子 18 第二の複数の信号線 19 第二の複数の超音波受波素子 21 複数の信号出力 29 選択入力 51 第二の検出範囲 52 小さな領域 61 第一の検出範囲 62 大きな領域 70 対象物体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の超音波受波素子から構成されるマ
    イクロフォンアレイにおいて、 第一の間隔にて設置した複数の第1の超音波受波素子
    と、 第二の間隔にて設置した複数の第2の超音波受波素子
    と、 複数の第1の超音波受波素子にそれぞれ接続された複数
    の第1の信号線と、 複数の第2の超音波受波素子にそれぞれ接続された複数
    の第2の信号線と、 複数の信号出力線と、 選択信号に応じて前記複数の第1の信号線又は複数の第
    2の信号線のうちのいずれか一方を前記複数の信号出力
    線に接続する信号スイッチとからなることを特徴とする
    マイクロフォンアレイ。
JP31279692A 1992-10-28 1992-10-28 マイクロフォンアレイ Withdrawn JPH06138210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31279692A JPH06138210A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 マイクロフォンアレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31279692A JPH06138210A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 マイクロフォンアレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06138210A true JPH06138210A (ja) 1994-05-20

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ID=18033511

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31279692A Withdrawn JPH06138210A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 マイクロフォンアレイ

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JP (1) JPH06138210A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365373A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 物体探査方法および物体探査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20000104