JPH1183982A - 音源方向検知装置 - Google Patents

音源方向検知装置

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JPH1183982A
JPH1183982A JP25418797A JP25418797A JPH1183982A JP H1183982 A JPH1183982 A JP H1183982A JP 25418797 A JP25418797 A JP 25418797A JP 25418797 A JP25418797 A JP 25418797A JP H1183982 A JPH1183982 A JP H1183982A
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JP
Japan
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sound source
time difference
angle
sound
source direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP25418797A
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English (en)
Inventor
Shunji Tanaka
俊二 田中
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1183982A publication Critical patent/JPH1183982A/ja
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】SN比が悪い場合でも、音波の種類の如何を問
わず、音の到来方向を的確に知ることのできる音源方向
検知装置を提供する。 【解決手段】少なくとも3個のマイクロホン10〜12
と、これらのマイクロホンのうち選択された2個のマイ
クロホンの出力をそれぞれの入力とする複数個の相関器
30〜32と、これら複数個の相関器に掃引角度の関数
である時間差を与えて相関係数を得る手段(20〜2
2,50,30〜32)と、この手段により得られた複
数の相関係数を加算し、極座標上の前記掃引角度位置に
プロットして表示する表示手段(40,60)とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、音源方向検知装置に関し、特
に、音波の到来方向を知り、その方向に対して何らかの
働きかけを行なう自動監視カメラ、サービスロボット、
ダイバー用ナビゲータ等に適用される音源方向検知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の音源方向検知装置の一例
が特公平3−70793号公報(音方向検出方式)に開
示されている。この公報に示されている音源方向検知装
置は、同一平面内の三角形の頂点に3個のマイクロホン
A,B,Cを設置し、これら各マイクロホンA,B,C
の出力信号をSN比向上手段を介して基準電圧と比較
し、その比較出力によりフリップフロップを動作させ、
得られた到達時間差に基づいて左右判別パルスを生成す
るものである。
【0003】すなわち、各マイクロホンA,B,Cの信
号の立ち上がりの瞬間のパルスを利用してフリップフロ
ップを動作させ、得られた時間差を音波の到来時間差と
して捉え、左右どちらから来た音かを判定している。
尚、ノイズの影響を少なくするために、バンドパスフィ
ルタを介在させ、発音源の音スペクトルの特徴部分のみ
を取り出すことにより、SN比の改善を図る点について
の記載もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような問題がある。 1.信号の立ち上がりだけを利用しているので連続音響
の検出はできない。 2.パルス性雑音にも弱い。 3.左右判別しかできない。
【0005】上記従来例では、A,B,Cの3個のマイ
クロホンからの信号の立ち上がりを利用して相互の相関
関数を計算し、A,Bの時間差を求めたのち、A,Cの
時間差を求めると言ったように、二つの時間差の値から
方向を求めているが、SN比が悪い場合、特に二つの音
が異なる方向から連続して聞えるような場合には、方向
がわかず、表示が安定しない、という欠点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、目標とする音以
外の雑音が多くSN比が非常に悪い場合においても、ま
た音波の種類の如何を問わず、音の到来方向を的確に知
ることのできる音源方向検知装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明による音源方向検知装置は、次のような特
徴的な構成を備えている。 (1)少なくとも3個のマイクロホンと、これらのマイ
クロホンのうち選択された2個のマイクロホンの出力を
それぞれの入力とする複数個の相関器と、これら複数個
の相関器に掃引角度の関数である時間差を与えて相関係
数を得る手段と、この手段により得られた複数の相関係
数を加算し、極座標上の前記掃引角度位置にプロットし
て表示する表示手段とを備える。
【0008】(2)上記(1)に記載の装置であって、
3個のマイクロホンが、同一平面内の正三角形の各頂点
にそれぞれ配置されている。
【0009】(3)上記(1)に記載の装置であって、
相関係数の最大値を持つ角度を検出する最大値角検出回
路を有し、検出された最大角度の表示を行なう。
【0010】(4)上記(1)に記載の装置であって、
相関係数を得る手段は、角度生成器と、この角度生成器
からの出力に時間差を与えて前記相関器に所定時間差を
有する信号をそれぞれ供給する複数の時間差生成器とか
ら成る。
【0011】(5)上記(4)に記載の装置であって、
複数の時間差生成器は、それぞれ遅延時間の異なるディ
レイ回路を備える。
【0012】本発明においては、音の立ち上がり信号を
利用するのではなく、信号に遅延時間を与えて重畳積分
を行ない、相互相関係数を得、得られた相互相関係数を
音の到来推定方向角度に応じた遅延時間に相当する分だ
け加算し、その加算値を角度を0から360度に掃引し
て極座標上に表示する。または、その最大値を与える角
度を表示するものである。かくしてSN比が非常に悪い
場合でも、また音波が連続音響であったりパルス性のも
のであっても、音の到来方向を的確に知ることが可能で
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る音
源方向検知装置の構成を示すブロック図であり、図2は
同実施形態におけるマイクロホンの配置図である。図1
に示す三つのマイクロホン10(マイクA),11(マ
イクB),12(マイクC)は、図2に示す如く同一平
面上に120度の間隔をもって均等に配置されている。
これらのマイクロホン10(マイクA),11(マイク
B),12(マイクC)の出力は、三つの相関器30
(AB),31(BC),32(CA)に導かれる。
【0014】マイクロホン10の信号、マイクロホン1
1の信号、マイクロホン12の信号を以下それぞれA,
B,Cと略称する)。AとBとの相関は相関器30(A
B)でとられ、BとCとの相関は相関器31(BC)で
とられ、CとAとの相関は相関器32(CA)でとられ
る。
【0015】相関器30〜32の時間差は、角度生成器
50によって0から360度の角度θを出力し、これに
時間差生成器20〜22で下記のような時間差を与えて
所定の時間差信号を生成する。 AとBの時間差s=Tcos (θ+30) BとCの時間差t=Tcos (θ+90) CとAの時間差u=Tcos (θ−30) ここで、Tは、マイクロホンが構成する三角形の辺の長
さを音が伝搬するための所要時間である。
【0016】各相関器30〜32からは、角度θの時の
相関がそれぞれ出力されるので、三つの出力を加算器4
0で加える。もし、この角度が音響到来方向と合致する
と、相関出力は最大となる。従って相関出力を角度θに
従い極座標上にプロットすると図2,図3に示す如く最
大の半径を取る方向が音響到来方向となる。
【0017】もし、音響が水平面に対して垂直な方向か
ら来たとすると、この音響は三つのマイクロホン10〜
12で同時に受信され、角度θによらないものとなる。
このため無相関となる。このような場合には、極座標表
示器60による極座標表示では最大値が見つからない。
また互いに相関のない音が2方向から来た場合には極大
値が2カ所に現れることになる。
【0018】従って、目標以外の雑音が混じっていたと
しても、本来の音の到来方向は継続して検知することが
できる。また相互相関係数は、例えば数10ミリ秒位の
幅で計算されるため、たとえパルス性の雑音があって
も、それらは平均化され最終的にはあまり影響されな
い。なお使用する信号はバースト信号である必要はな
く、白色雑音のような連続音でもかまわない。さらに、
関数f(θ)は音の到来方向θoにおいて極大となる
が、音が1種類でなかった場合でも、その方向にピーク
が出るだけで、複数の音源があることが表示されるの
で、かえって好都合であると言える。
【0019】また、SN比が悪い場合でも、それなりに
表示がなされ、方向を示す矢印が不安定になるようなこ
とはないため十分に使用に耐える。これは音源方向検知
装置が方向を決定することなく、アナログ的に全方向の
情報を示すことにし、ピークを探すのはユーザの目にま
かせたことによる効果である。SN比が悪い場合の他
に、例えば真上から到来する音の場合でも、全方向のf
(θ)が大きくなることによって、それと分かるという
利点がある。
【0020】図3は音波到来の方向を示す表示例であ
る。この例では右上方向での相関が高いことから右上の
方向から音波が来ていることを示している。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相関係数が最大となる時間差から、音響到来方向を検知
するようにしたので、目標とする音以外の雑音が多くS
N比が非常に悪い場合においても、また到来する音響が
連続音であっても又パルス性を含む雑音があってもほと
んど影響されずに済み、音波の種類の如何を問わず音の
到来方向を的確に知ることのできる音源方向検知装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る音源方向検知装置
の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る音源方向検知装置
のマイクロホン配置図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る音源方向検知装置
の音波到来方向の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10、11、12 マイクロホン 20、21、22 時間差生成器 30、31、32 相関器 40 加算器 50 角度生成器 60 極座標表示器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3個のマイクロホンと、これら
    のマイクロホンのうち選択された2個のマイクロホンの
    出力をそれぞれの入力とする複数個の相関器と、これら
    複数個の相関器に掃引角度の関数である時間差を与えて
    相関係数を得る手段と、この手段により得られた複数の
    相関係数を加算し、極座標上の前記掃引角度位置にプロ
    ットして表示する表示手段とを備えたことを特徴とする
    音源方向検知装置。
  2. 【請求項2】3個のマイクロホンが、同一平面内の正三
    角形の各頂点にそれぞれ配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の音源方向検知装置。
  3. 【請求項3】相関係数の最大値を持つ角度を検出する最
    大値角検出回路を有し、検出された最大角度の表示を行
    なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載の音源
    方向検知装置。
  4. 【請求項4】相関係数を得る手段は、角度生成器と、こ
    の角度生成器からの出力に時間差を与えて前記相関器に
    所定時間差を有する信号をそれぞれ供給する複数の時間
    差生成器とから成ることを特徴とする請求項1に記載の
    音源方向検知装置。
  5. 【請求項5】複数の時間差生成器は、それぞれ遅延時間
    の異なるディレイ回路を備えてたものであることを特徴
    とする請求項4に記載の音源方向検知装置。
JP25418797A 1997-09-03 1997-09-03 音源方向検知装置 Pending JPH1183982A (ja)

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Cited By (6)

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JP2005349155A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Sds:Kk 音源方向検知伝達装置
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