JPH06137197A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JPH06137197A
JPH06137197A JP5124168A JP12416893A JPH06137197A JP H06137197 A JPH06137197 A JP H06137197A JP 5124168 A JP5124168 A JP 5124168A JP 12416893 A JP12416893 A JP 12416893A JP H06137197 A JPH06137197 A JP H06137197A
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fuel injection
ignition
internal combustion
combustion engine
fuel
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JP5124168A
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Masakazu Yamada
山田  正和
Masakazu Ninomiya
正和 二宮
Yasuo Kosaka
匂坂  康夫
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/042Introducing corrections for particular operating conditions for stopping the engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P11/00Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
    • F02P11/02Preventing damage to engines or engine-driven gearing
    • F02P11/025Shortening the ignition when the engine is stopped

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関停止時に未燃焼燃料が残留するのを防止
して、始動性を向上させるとともに、エミッションを低
減する。 【構成】 CPU4は、イグニッションスイッチ6が遮
断操作されたときにインジェクタ7が燃料噴射中である
かを判定し、燃料噴射中であればその燃料噴射を終了さ
せてから燃料噴射を中止する。燃料噴射中でなければ直
ちに燃料噴射を中止する。さらに、CPU4は、イグニ
ッションスイッチ6が遮断操作されると、全気筒の点火
プラグ11を1回ずつ点火させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の制御装置に
関するもので、特に、運転者にてイグニッションスイッ
チが遮断操作されたとき等に、インジェクタによる燃料
噴射及び点火プラグによる点火を中止して運転中の内燃
機関を停止させる内燃機関の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開平3−24246
6号公報に示されるように、イグニッションキースイッ
チがオフされると燃料噴射は直ちに停止させるが、点火
は所定時間継続させて残留燃料を燃焼させ、内燃機関停
止時の気筒内に燃料が残留することを防ぐシステムがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このシステム
は、イグニッションキースイッチがオフされたときに燃
料噴射中であっても、その途中で噴射が終了するので燃
焼に十分な燃料が供給されないことがある。このような
場合には、点火を行っても失火して燃焼できず、燃料が
残留するかあるいは未燃燃料が排出されるという問題が
ある。
【0004】本発明は、イグニッションキースイッチが
オフされたときに燃料が噴射中であっても、未燃燃料の
排出を確実に防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、図1に
示したように、内燃機関に対するインジェクタの燃料噴
射の停止を判定する噴射停止判定手段と、前記噴射停止
判定手段によりインジェクタの燃料噴射停止の判定がな
されたときに、インジェクタが燃料噴射中かを判定する
燃料噴射判定手段と、前記燃料噴射判定手段によりイン
ジェクタの燃料噴射中の判定がなされたときに、燃料噴
射中の燃料噴射が終了するまで継続させた後、燃料噴射
制御を停止させ、燃料噴射中の判定がなされなかったと
きには、直ちに燃料噴射制御を停止させる噴射制御手段
と、前記噴射停止判定手段によりインジェクタの燃料噴
射停止の判定がなされたときに、前記噴射制御手段によ
り燃料噴射が停止されてから内燃機関に対する点火プラ
グの点火を所定期間継続して実行させる点火制御手段と
を具備することを特徴とする内燃機関の制御装置を提供
する。
【0006】
【作用】前記噴射停止判定手段により内燃機関に対する
インジェクタの燃料噴射停止の判定がなされたときに、
燃料噴射判定手段はインジェクタが燃料噴射中かを判定
する。そして、前記燃料噴射判定手段によりインジェク
タの燃料噴射中の判定がなされると、噴射制御手段は燃
料噴射中の燃料噴射を最後まで行うようにインジェクタ
を制御し、その後、燃料噴射制御を停止する。また、燃
料噴射中の判定がなされていないときには、直ちに燃料
噴射制御を停止する。
【0007】さらに、前記噴射停止判定手段によりイン
ジェクタの燃料噴射停止の判定がなされたときに、前記
噴射制御手段により燃料噴射が停止されてから、点火制
御手段は内燃機関に対する点火プラグの点火を所定期間
継続して実行させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図2は本
発明の一実施例である内燃機関の制御装置の概略構成図
である。本実施例の制御装置は、4サイクル4気筒の内
燃機関(図示略)に適用される制御装置として具体化さ
れたものである。図に示すように、車両に搭載されたバ
ッテリ1はメインリレー2の常開接点2a及び電源安定
化回路3を介してCPU4と接続されている。そして、
メインリレー2のコイル2bはトランジスタTr1のコレ
クタに接続されている。トランジスタTr1のエミッタは
バッテリ1に、ベースはトランジスタTr1の動作を制御
するメインリレー駆動回路5に接続されている。メイン
リレー駆動回路5は車両のイグニッションスイッチ6を
介してバッテリ1と接続されるとともに、抵抗R1 を介
してメインリレー2のコイル2bと接続され、また、C
PU4に対しても接続されている。
【0009】したがって、イグニッションスイッチ6が
投入されると、抵抗R1 を介してメインリレー2のコイ
ル2bが励磁されて常開接点2aが閉じられ、バッテリ
1からの電流が常開接点2a及び電流安定化回路3を経
てCPU4に供給されて、このCPU4を起動させる。
また、起動後のCPU4はメインリレー駆動回路5に制
御信号を出力してトランジスタTr1をオンさせ、イグニ
ッションスイッチ6が遮断されたときでも自己への給電
を継続可能である。なお、イグニッションスイッチ6に
はスタータモータを作動させるための図示しないスター
トスイッチが設けられ、周知のように、運転者にてキー
操作されると、まずイグニッションスイッチ6が投入さ
れ、次いでスタートスイッチが投入される。
【0010】前記CPU4にはトランジスタTr2のベー
スが接続され、このトランジスタTr2のコレクタは内燃
機関に燃料を噴射するインジェクタ7を介して前記メイ
ンリレー2の常開接点2aに接続されている。したがっ
て、トランジスタTr2のベースにCPU4からの制御電
流が流れると、トランジスタTr2はオンしてインジェク
タ7を開弁させ、内燃機関に対する燃料噴射が行なわれ
る。また、CPU4にはイグナイタ8、点火コイル9及
びディストリビュータ10を介して各気筒の点火プラグ
11(1本のみ図示)が接続され、点火コイル9からの
点火電流はディストリビュータ10にて各点火プラグ1
1に分配供給され、内燃機関に対する点火が行なわれ
る。
【0011】CPU4には内燃機関の制御に必要なデー
タを検出するセンサ類12(例えば、吸入空気量を検出
するエアフローメータ、機関回転数を検出する回転数セ
ンサ等)が接続され、これらのセンサ類12からの検出
信号に基づきCPU4は、インジェクタ7の開弁時間を
制御して、内燃機関への燃料噴射量を調整するととも
に、イグナイタ8に制御信号を出力して点火コイル9の
1次電流の通電開始時期及び終了時期を調整し、よっ
て、点火プラグの点火時期を制御する。なお、本実施例
では、電源安定化回路3、CPU4、メインリレー駆動
回路5、抵抗R1 、トランジスタTr1,Tr2によって電
子制御装置13が構成されている。
【0012】次に、上記のように構成された内燃機関の
制御装置におけるイグニッションスイッチ6の開閉に伴
うCPU4の起動及び停止動作を説明する。運転者にて
キー操作が行なわれると、まずイグニッションスイッチ
6が投入されて、抵抗R1 を介してメインリレー2のコ
イル2bが励磁され、その常開接点2aが閉じられる。
したがって、バッテリ1からの電流は常開接点2a及び
電源安定化回路3を経てCPU4に供給され、起動後の
CPU4はメインリレー駆動回路5に制御信号を出力し
てトランジスタTr1をオンさせる。その後、運転者にて
スタートスイッチが投入されると、CPU4にてインジ
ェクタ7の燃料噴射及び点火プラグ11の点火が開始さ
れるとともに、スタータモータにて内燃機関がクランキ
ングされて始動する。
【0013】また、運転者のキー操作にてイグニッショ
ンスイッチ6が遮断されたときには、前記のようにCP
U4にてトランジスタTr1がオンされているため、メイ
ンリレー2のコイル2bが励磁され続けて常開接点2a
を閉状態に保持し、CPU4への給電を継続する。詳細
は後述するが、このとき、インジェクタ7が燃料噴射中
であれば、CPU4はその噴射を最後まで行わせる。さ
らに、CPU4は各気筒の点火プラグ11に1回ずつ点
火させる。そして、この点火の終了後にメインリレー駆
動回路5にてトランジスタTr1がオフされ、メインリレ
ー2のコイル2bが消磁されて常開接点2aを開き、C
PU4は給電が中止されてその動作を停止する。
【0014】次に、上記のように構成された本実施例の
内燃機関の制御装置のCPU4が実行する処理を説明す
る。図3は本発明の一実施例である内燃機関の制御装置
のCPU4がイグニッションスイッチ6が遮断されたと
きに割り込み実行する燃料噴射制御および点火制御ルー
チンのフローチャートである。なお、このフローチャー
トは早い周期(例えば10ms毎)で実行される。
【0015】イグニッションスイッチ6が遮断されるこ
とによりこのルーチンが実行されると、まず、ステップ
1において点火停止制御フラグXFSが「1」かを判定
する。点火停止制御フラグXFSが「1」でないとき
は、ステップ2に進む。ステップ2では点火回数カウン
タnを0とする。そして、ステップ3に進み点火停止制
御フラグXFSを「1」にする。その後、ステップ4に
進む。ステップ1において、点火停止制御フラグXFS
が「1」であったときには、ステップ2とステップ3と
をバイパスしてステップ4に進む。
【0016】ステップ4では、燃料噴射が実行中である
かを判定する。燃料噴射が実行中でなければステップ5
に進み燃料カットフラグXFCを「1」にして、ステッ
プ6に進む。ステップ4で燃料噴射が実行中であれば、
そのままステップ6に進む。このとき、このフローチャ
ートは早い周期(例えば10ms)で実行されているの
で、燃料噴射中の燃料噴射が終了すると、次の燃料噴射
が開始されるまでに確実にこのフローチャートは実行さ
れる。よって、今回燃料カットフラグXFCが「1」に
ならなくとも、次の燃料噴射が実行されるまでには燃料
カットフラグXFCが「1」となり、燃料噴射制御が停
止するようになっている。
【0017】次にステップ6では、点火回数カウンタn
が4以下であるかを判定する。点火回数カウンタnが4
以下であれば、このルーチンを抜ける。ここで、点火回
数カウンタnが4より大きいときには、ステップ7以降
の処理を実行する。まず、ステップ7では、点火停止制
御フラグXFSを「0」にする。続いて、ステップ8に
おいて、燃料カットフラグXFCを「0」にする。そし
て、ステップ9に進み、メインリレースイッチを遮断
し、このルーチンを終了する。
【0018】以上の処理を実行するに伴い、公知の点火
制御および燃料噴射制御に若干の補正処理が必要とな
る。以下、この補正処理について、図4、図5にしたが
って説明する。まず、図4に示した点火制御ルーチンつ
いて説明する。このフローチャートはクランク軸の所定
角度毎に実行される。
【0019】まず、ステップ10において、点火停止制
御フラグXFSが「0」かを判定する。点火停止制御フ
ラグXFSが「0」であれば、ステップ12に進む。ス
テップ12では公知の点火制御が実行される。その後、
ステップ13に進み、再び点火停止制御フラグXFSが
「0」であるかを判定する。点火停止制御フラグXFS
が「0」であれば、このルーチンを抜ける。
【0020】ステップ10にて、点火停止制御フラグX
FSが「1」であった場合、ステップ11に進み、点火
回数カウンタnが4以下であるかを判定する。点火回数
カウンタnが4以下でなければこのルーチンを終了す
る。点火回数カウンタnが4以下であれば、ステップ1
2に進み、公知の点火制御を実行する。そして、ステッ
プ13で点火停止制御フラグXFSが「1」であるの
で、ステップ14に進む。ステップ14では、ステップ
12において点火が実施されたかを判定する。点火が実
施されていればステップ15に進み、点火回数カウンタ
nを1つインクリメントしてこのルーチンを抜ける。点
火が実施されていなければ、そのままこのルーチンを抜
ける。
【0021】次に、図5にしたがって、燃料噴射制御ル
ーチンについて説明する。これは、公知の制御ルーチン
にステップ16を付け足したものである。つまり、ステ
ップ16において、燃料カットフラグXFCが「0」で
あるかを判定する。燃料カットフラグXFCが「0」で
あれば、ステップ17に進み、公知の燃料噴射制御を実
行し、このルーチンを抜ける。ステップ16において、
燃料カットフラグXFCが「1」であったときには、燃
料噴射制御を実行せずにこのルーチンを抜ける。つま
り、燃料噴射を行わないようにする。
【0022】図6は本発明の一実施例である内燃機関の
制御装置の機関停止時の各気筒の燃料噴射と点火状態を
示すタイムチャートである。図6に示すように、運転中
の内燃機関の各気筒は、吸入、圧縮、膨張、排気の4行
程をクランク角で相互に180度位相をずらして実行し
ている。そして、各気筒の排気行程の後半で燃料噴射が
行なわれて、吸入空気と共に燃料が燃焼室内に導入され
る。そして、その後の圧縮行程の終了直前で点火が行な
われて、燃焼室内の燃料が燃焼され、各気筒毎にこのサ
イクルが繰り返される。今、仮に3番の気筒の燃料噴射
中にイグニッションスイッチ6が遮断されたものとする
と、この時点では、4番の気筒は燃料噴射後に点火が行
なわれているが、他の1、2、3番の気筒は燃料噴射さ
れたにも拘わらず点火が行なわれていない状態にあり、
未燃焼燃料が吸気系や燃焼室、或いは排気系に残留する
ことになる。
【0023】ここで、前記のように本実施例では、燃料
噴射の中止後にも全気筒について1回ずつ点火を行なう
ため、1、2、3番の気筒においても吸気系や燃焼室、
或いは排気系に残留した未燃焼燃料が燃焼されて確実に
外部に排出される。さらに、このとき、燃料噴射中の第
3の気筒の燃料噴射を最後まで行うようにしている。こ
れにより、第3の気筒に供給された燃料も確実に燃焼す
る。
【0024】したがって、内燃機関は未燃焼燃料が残留
しない状態で停止され、再始動時には、適切な空燃比で
燃焼が行なわれて完爆までの期間が短縮化されるととも
に、未燃焼燃料によりリッチ側に乱れた燃焼ガスや、排
気系に残留した未燃焼燃料がそのまま外部に排出される
のが未然に防止される。本実施例では、噴射中止判定手
段としてイグニッションスイッチが、燃料噴射判定手段
としてステップ4が、噴射制御手段としてステップ16
が、点火制御手段としてステップ10、ステップ11、
ステップ13、ステップ14、ステップ15がそれぞれ
相当し、機能する。
【0025】このように本実施例の内燃機関の制御装置
は、イグニッションスイッチ6が遮断操作されたときに
インジェクタ7が噴射中の場合はその噴射が終了してか
ら燃料噴射を中止させ、全気筒の点火プラグ11を1回
ずつ点火させるCPU4を具備している。したがって、
内燃機関の吸気系や燃焼室、或いは排気系に残留した未
燃焼燃料が燃焼されて確実に外部に排出され、内燃機関
は未燃焼燃料が残留しない状態で停止される。故に、再
始動時には、適切な空燃比で燃焼が行なわれて完爆まで
の期間が短縮化され、その始動性を大幅に向上させるこ
とができ、かつ、リッチ側に乱れた燃焼ガスや排気系に
残留した未燃焼燃料がそのまま外部に排出されるのが未
然に防止されて、エミッションをより低減することがで
きる。
【0026】ところで、上記実施例では、内燃機関の停
止時に未燃焼燃料が残留するのを防止するために、燃料
噴射制御を燃料噴射中でないときには中止して、かつ全
気筒の点火プラグ11を1回ずつ点火させたが、本発明
を実施する場合には、これに限定されるものではなく、
インジェクタ7による燃料噴射制御を中止して、かつ点
火プラグ11の点火を所定時間継続可能なものであれば
よい。したがって、点火プラグ11の制御としては、上
記実施例の他にも以下に説明する方法を挙げることがで
きる。
【0027】まず、イグニッションスイッチ6オン時に
燃料噴射されたにも拘わらず点火されていない気筒の点
火プラグ11のみをイグニッションスイッチ6遮断時に
点火させるようにしてもよい。この処理を実行するフロ
ーチャートを示したものが図7である。以下、このフロ
ーチャートにしたがって説明する。なお、図7のフロー
チャートは図3において、ステップ1とステップ2との
間にステップ18からステップ21を付け足し、さら
に、ステップ6をステップ6’にしたものである。ま
た、この実施例を実行するときには、図4に示した点火
制御を実行するフローチャートにおいて、ステップ11
の点火回数カウンタnが4回以下であるかを判定すると
ころを、図8に示したように、ステップ11’として、
点火回数カウンタnが未点火気筒数k以下であるかを判
定するように変更する必要がある。この未点火気筒数k
については、以下で述べる。また、燃料噴射制御につい
ては、図5に示したフローチャートをそのまま利用でき
る。
【0028】イグニッションスイッチ6が遮断されて本
ルーチンが実行されると、まずステップ1において、点
火停止制御フラグXFSが「1」であるかを判定する。
イグニッションスイッチ6の遮断直後はまだ点火停止制
御フラグXFSは「0」なので、ステップ18に進む。
ステップ18では回転角センサからの信号から現在のク
ランク角位置XCNKを求める。
【0029】次にステップ19では、メインルーチンに
て算出されている燃料噴射開始時期XHNと点火開始時
期XSPKとから、ステップ18で求めたクランク角位
置がこれらの間にあるかを判定する。つまり、次式を満
たしているかを判定する。
【0030】
【数1】XHN<XCRNK<XSPK この式を満たしているとき、ステップ20に進み燃料が
噴射されているにもかかわらず、点火が行われていない
未点火気筒数kを3とする。その他の場合は、ステップ
21に進み、未点火気筒数kを2とする。そして、ステ
ップ2に進む。
【0031】ステップ2以降ステップ9までの処理はス
テップ6を除いて図3において説明したのと同じ処理を
実行する。ステップ6においては、図3では点火回数カ
ウンタnを4回以下であるかを判定しているが、ここで
は、ステップ6のかわりにステップ6’として、点火回
数カウンタnが未点火気筒数k以下であるかを判定する
ように変更する。
【0032】以上により、燃料噴射が行われたにもかか
わらず点火が行われていない気筒にのみ点火させること
ができる。次に、以上の処理を実行したときのタイムチ
ャートを図9に示し、これにしたがって説明する。図9
に示すように、イグニッションスイッチ6遮断時に燃料
噴射されたにも拘わらず点火されていない気筒を判定す
る。これは、現在のクランク角位置XCNKを回転角セ
ンサから算出し、さらに、メインルーチンにて算出され
ている燃料噴射開始時期XHNと点火開始時期XSPK
とを読み込む。そして、図9からもわかるように現在の
クランク角位置XCNKが、燃料噴射開始時期XHNと
点火開始時期XSPKとの間にあるかを判定し、現在の
クランク角XCNKがこの間にあるときには未点火気筒
が3気筒あるとして、あと3回点火を行わせるようにす
る。これ以外のときには未点火気筒が2気筒あるとし
て、あと2回点火を行わせるようにする。
【0033】図9の場合には、現在のクランク角位置X
CNKが、燃料噴射開始時期XHNと点火開始時期XS
PKとの間にあるので、1,2,3番の3つの気筒の点
火プラグ11に点火を行わせている。そして、4番の気
筒については、イグニッションスイッチ6の遮断前に既
に点火されているため、新たに点火しなくても未燃焼燃
料の残留の虞はない。
【0034】また、イグニッションスイッチ6の遮断
後、惰性によって回転する内燃機関が完全に停止するま
で点火プラグ11の点火を継続させてもよい。この場合
には、機関回転数を回転数センサ等で検出し、その検出
値が0となったときに点火を中止するようにする。この
処理を実行するためには、図10のフローチャートに示
したように、図3で示したフローチャートからステップ
1〜ステップ3,ステップ7をなくし、ステップ6の直
前にステップ22として、内燃機関回転数を読み込むス
テップを設け、さらにステップ6ではこのステップで実
行される処理の代わりに、ステップ6’’として、直前
に読み込んだ内燃機関回転数が0より大きいかを判定す
るようにすればよい。ステップ4,ステップ5,ステッ
プ8,ステップ9については、先に述べた図3と同じ処
理を実行するものとする。
【0035】また、この例を実施するときには、図4で
示した点火制御フローチャートを用いる必要はなく、公
知の点火制御を実行するようにすればよい。燃料噴射制
御については、図5に示したフローチャートを利用する
ものとする。さらに、上記実施例では、起動したCPU
4がトランジスタTr1をオンさせることで、イグニッシ
ョンスイッチ6の遮断後にも自己への給電を継続させて
点火プラグ11の点火を制御できるようにしたが、本発
明を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、CPU4への給電は種々の方法で継続させることが
できる。したがって、例えば、イグニッションスイッチ
6に遅延回路を設けて、遮断操作されても所定時間が経
過するまでは投入状態を保持してCPU4への給電を継
続するように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の内燃機関の制御
装置によれば、内燃機関の吸気系や燃焼室、或いは排気
系等に残留した未燃焼燃料が燃焼されて確実に外部に排
出され、内燃機関は未燃焼燃料が残留しない状態で停止
される。したがって、再始動時には、適切な空燃比で燃
焼が行なわれて完爆までの期間が短縮化され、その始動
性を大幅に向上させることができ、かつ、リッチ側に乱
れた燃焼ガスや排気系に残留した未燃焼燃料がそのまま
外部に排出されるのが未然に防止されて、エミッション
をより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の内容を概念的に示したクレ
ーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例である内燃機関の制御装置の
概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例である内燃機関の制御装置の
CPUが実行するフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例である内燃機関の制御装置の
点火制御ルーチンのフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例である内燃機関の制御装置の
燃料噴射制御ルーチンのフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例である内燃機関の制御装置の
機関停止時の各気筒の燃料噴射と点火状態を示すタイム
チャートである。
【図7】本発明の他の実施例の内燃機関の制御装置の機
関停止時の各気筒の燃料噴射と点火状態とを示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の他の実施例で実行される内燃機関の制
御装置の点火制御ルーチンのフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施例の内燃機関の制御装置の機
関停止時の各気筒の燃料噴射と点火状態とを示すタイム
チャートである。
【図10】本発明の他の実施例の内燃機関の制御装置の
機関停止時の各気筒の燃料噴射と点火状態とを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
4 CPU 7 インジェクタ 11点火プラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に対するインジェクタの燃料噴
    射の停止を判定する噴射停止判定手段と、 前記噴射停止判定手段によりインジェクタの燃料噴射停
    止の判定がなされたときに、インジェクタが燃料噴射中
    かを判定する燃料噴射判定手段と、 前記燃料噴射判定手段によりインジェクタの燃料噴射中
    の判定がなされたときに、燃料噴射中の燃料噴射が終了
    するまで継続させた後、燃料噴射制御を停止させ、燃料
    噴射中の判定がなされなかったときには、直ちに燃料噴
    射制御を停止させる噴射制御手段と、 前記噴射停止判定手段によりインジェクタの燃料噴射停
    止の判定がなされたときに、前記噴射制御手段により燃
    料噴射が停止されてから内燃機関に対する点火プラグの
    点火を所定期間継続して実行させる点火制御手段とを具
    備することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記点火制御手段は、少なくとも最後に
    燃料噴射を行われた気筒にまで前記点火プラグの点火を
    実行することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制
    御装置。
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