JPH06136712A - 融雪道路の建設方法及びその建設方法に使用する熱伝導性舗装部材 - Google Patents

融雪道路の建設方法及びその建設方法に使用する熱伝導性舗装部材

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JPH06136712A
JPH06136712A JP29002292A JP29002292A JPH06136712A JP H06136712 A JPH06136712 A JP H06136712A JP 29002292 A JP29002292 A JP 29002292A JP 29002292 A JP29002292 A JP 29002292A JP H06136712 A JPH06136712 A JP H06136712A
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JP
Japan
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heat
fitting hole
heat insulating
heating element
pavement
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JP29002292A
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English (en)
Inventor
Yuki Morita
雄喜 森田
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YUUDENSHIYA KK
Original Assignee
YUUDENSHIYA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 融雪道路の施工性及び融雪効率を改善する。 【構成】 既舗装路面pを壊さず、該路面上に断熱部材
1を敷き、発熱体2を配置し、熱伝導性舗装部材3を発
熱体2に直接被せ、上記舗装部材3が有する嵌合孔4に
発熱体2を嵌合し、かつ前記舗装部材3が有する断熱溝
5を断熱部材1との間に空洞として配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒冷地、豪雪地などに
おけるロードヒーティングによる融雪道路(車道、歩
道、駐車場などを含む)の建設方法及びその方法に使用
する熱伝導性舗装部材の改良に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来のロードヒーティングによる
融雪道路は、一例を挙げれば、既舗装路面を構成してい
るアスファルト層(不図示)或はコンクリート層(不図
示)を取去ってから、図4示の如く砂利7’上に砂6’
を敷詰めた後金網8’を布設し、その金網上に砂層を介
してもしくは介さずに長い発熱体2’を配置し、さらに
砂6’を敷詰め、熱伝導性舗装部材3’として舗装レン
ガを等間隔に配置した後、そのレンガ相互間にまた砂
6’を充填している。
【0003】かかる従来工法によるときは、舗装路面を
取去らなけらばならないので、手間がかかり、非能率に
なるという問題点、施工後は、融雪水が熱伝導性舗装部
材3’相互間の砂6’中を通過し、該舗装部材下側の砂
6’内を流れるため、発熱体2’の熱を奪いながら流
れ、融雪効率が低下するという不利、熱伝導性舗装部材
3’が厚肉のため、該舗装部材の表面まで伝熱するのに
時間がかかり、融雪するまでに時間がかかるといった問
題点を有している。
【0004】本発明は、従来技術のかかる問題点に着目
してなしたもので、施工性及び融雪効率のすぐれた融雪
道路の建設方法と、その方法に使用する熱伝導性舗装部
材の提供を目的とする。
【0005】
【問題点解決のための手段】叙上の目的を達成するため
に本発明がなした手段は、請求項1では既舗装路面を壊
すことなく、その路面上に断熱部材を敷き、発熱体を配
置し、熱伝導性舗装部材を発熱体に直接被せ、その舗装
部材に貫通開設した嵌合孔に発熱体を嵌合し、かつその
舗装部材に開口形成した断熱溝を嵌合孔に連通せしめた
ということであり、請求項2では、長い発熱体用の嵌合
孔が全長にわたって貫通開設され、かつその嵌合孔の径
寸法よりも短寸幅寸法の断熱溝が嵌合孔から一側面に達
して開口形成されたということである。
【0006】
【作用】既舗装路面上の断熱部材により、地中への熱伝
導が遮断される。熱伝導性舗装部材の嵌合孔に嵌合され
た発熱体と、上記断熱部材との間に空洞の断熱溝が存在
して断熱性を発揮する。熱伝導性舗装部材は、嵌合孔が
貫通開設されているので、薄肉となって熱伝導性が改善
される。
【0007】
【実施例】図1、図2、図3を参照しながら、使用部
材、建設方法の順に説明する。断熱部材1は、シート
状、板状などの非透水性の発泡性断熱材(たとえば、ポ
リエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、その他の
発泡材)であり、既舗装路面p(道路、駐車場などの舗
装面等)に布設し、地中への伝熱を遮断するようにす
る。
【0008】発熱体2は、ポリエチレン、その他の熱可
塑性軟質合成樹脂パイプ、電熱線(不図示)などであ
り、前者の場合は、不図示のボイラーに接続して送湯可
能ならしめ、後者の場合は、不図示の電源に接続して発
熱可能ならしめる。発熱体2が前記パイプの場合、寒く
なると硬くなって取扱いにくくなるので、工事するとき
は、送湯してやわらかくしながら作業すれば、作業しや
すいと共に、冷い思いをしないですむので好都合であ
る。
【0009】熱伝導性舗装部材3は、周知の舗装レン
ガ、コンクリートタイル、石タイルなど熱伝導性能を有
する材料で立方体、直方体、その他の立体形に構成する
と共に、全長にわたって発熱体用の嵌合孔4を貫通開設
し、断熱部材1上に配置した際、発熱体2を嵌合可能な
らしめ、同時に嵌合孔4によって薄肉に構成し、熱伝導
性が向上するように構成する。熱伝導性舗装部材3は、
嵌合孔4から、該嵌合孔に近い一側面にわたって断熱溝
5を開口形成し、嵌合孔4を外部に連通せしめ、前記舗
装部材3を断熱部材1上に配置した際、嵌合孔4と断熱
部材1との間に空洞の断熱溝5が存在し、発熱体2の放
散熱が下方へ向って伝熱するのを遮断せしめるように構
成する。熱伝導性舗装部材3は、断熱溝5側において断
熱溝5と平行な角部を凹曲面状に形成し、前記舗装部材
3を断熱部材1上に等間隔ごとに配列すると、対向せる
凹曲面相互間に排水路9が形成されるように構成し、そ
の排水路によって融雪水が排水され、融雪水が断熱溝5
内を流出しにくくなるように構成する。
【0010】既舗装路面pの下側は、従来工法と同じく
粒体6(たとえば、砂など)、金網8、砂利7などで構
成される。
【0011】次に建設方法を説明する。既舗装面pを壊
すことなく非透水性の断熱部材1を敷き、その上に発熱
体2を蛇行配置する。その後、断熱溝5を既舗装路面p
側に向けて熱伝導性舗装部材3を断熱部材1上に所定間
隔ごとに配置し、発熱体2に直接被せ、その発熱体を嵌
合孔4に嵌合する。その後、熱伝導性舗装部材3相互の
空間部に粒体6(たとえば、砂、砕石粒など)を充填
し、その充填粒体に注水し、断熱部材1と前記舗装部材
3との間に充填粒体6を流し込み、前記舗装部材3のガ
タを防止する。このようにして工事を終れば、熱伝導性
舗装部材3の凹曲面相互間に排水路9が構成され、融雪
水が断熱溝5内を流れにくくなる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、叙述の如く既舗装路面をその
まま利用して工事するので、作業時間が短縮され、能率
よく工事を行い得る。
【0013】そして、工事終了後は、既舗装路面上の断
熱部材により、地中へ向う熱伝導を遮断でき、熱伝導性
舗装部材を効率よく加熱し得る。
【0014】また、上記舗装部材の嵌合孔に嵌合された
発熱体と、断熱部材との間に空洞の断熱溝が存在するの
で、その断熱溝内の空気層によって断熱性が発揮され、
熱伝導性舗装部材を一層効率よく加熱することができ
る。
【0015】さらに、熱伝導性舗装部材が嵌合孔によっ
て薄肉となることにより、表面への熱伝導が早くなり、
発熱体の発熱開始後、短かい間に融雪を開始することが
できる。
【0016】よって、施工性及び融雪性能が顕著に改善
された融雪道路を建設し得て、所期の目的を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設方法によって建設された融雪道路
の概略を示す縦断正面図。
【図2】本発明の建設方法に使用する熱伝導性舗装部材
の斜視図。
【図3】図2の(3)−(3)線による縦断面図。
【図4】従来工法によって建設された融雪道路の概略を
示す縦断正面図。
【符号の説明】
p…既舗装路面 1…断熱部材 2…発熱体 3…熱伝導性舗装部材 4…嵌合孔 5…断熱溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既舗装路面上に布設する断熱部材と、該
    断熱部材上に配置する長い発熱体と、該発熱体用の嵌合
    孔が全長にわたって貫通開設され、かつその嵌合孔の径
    寸法よりも短寸幅寸法の断熱溝が嵌合孔から一側面に達
    して開口形成された熱伝導性舗装部材とを使用する方法
    であって、既舗装路面上に断熱部材を敷き、発熱体を配
    置し、その後断熱溝を既舗装路面側に向けて熱伝導性舗
    装部材を断熱部材上に配置し、発熱体を嵌合孔に嵌合
    し、その後熱伝導性舗装部材相互の空間部に粒体を充填
    する融雪道路の建設方法。
  2. 【請求項2】 長い発熱体用の嵌合孔が全長にわたって
    貫通開設され、かつその嵌合孔の径寸法よりも短寸幅寸
    法の断熱溝が嵌合孔から一側面に達して開口形成された
    熱伝導性舗装部材。
JP29002292A 1992-10-28 1992-10-28 融雪道路の建設方法及びその建設方法に使用する熱伝導性舗装部材 Pending JPH06136712A (ja)

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