JPS5919201B2 - 舗装面の融雪除氷装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、温水を熱源とし、ヒートバイブの熱輸送作
用を利用した舗装面の融雪除氷装置に関する。

道路や広場、あるいは滑走路などの舗装面に対する従来
の融雪除氷装置は、第１図に正面断面図で示すものがあ
った。

１は土壌であり１表面にコンクリートなどで舗装２が施
されている。

３はこの舗装２部に沿って側方に設けられた温水みぞ。

４はヒートバイブで、一端側の受熱部４ａが温水みぞ３
内に入れられ、他端側の放熱部４ｂが舗装２部中に埋込
まれている。

５は受熱部４ａに取付けられたフィン、６はヒートバイ
ブ４のうち、土壌１中に埋込まれた部分に巻付けられ放
熱を防ぐ断熱材、７は舗装２面上の融けた水を流す排水
みぞ、８は温水みぞ３に流通され受熱部４ａを浸し熱を
与える温水、９は温水みぞ３のふたである。

ヒートバイブ４は、第２図に融雪除氷装置のヰ面図で示
すように、融雪除氷を行なう区域の舗装２内に、所定の
間隔に複数本が配夕（ルで設置されている。

温水みぞ３の入口３ａから温水８が矢印Ａのように供給
され、出口３ｂから矢印Ｂのように排出される。

温水みぞ３を流通する温水８の熱エネルギは、ヒートバ
イブ４の受熱部４ａから。

舗装２面下２０〜７０朋程度に埋込まれたヒートバイブ
４の放熱部４ｂに熱輸送される。

このようにして、ヒートバイブ４による熱輸送で舗装２
面をＯ′Ｃ以上に保つことにより１表面の融雪除氷がさ
れる。

上記従来の装置では、温水みぞ３の入口３ａから出口３
ｂに向って、温水温度が次第に低下する。

したがって、各ヒートバイブ４による熱輸送量も。

出口３ｂ側に近づくにつれ次第に低下し、舗装２面にお
いて一様な融雪除氷効果か得られなかった。

この発明は、温水みぞ内の上方に温水管を配設し、この
温水管に設けた噴射孔からの噴出温水を各ヒートバイブ
の受熱部に注ぎ、各ヒートパイプを均一な熱輸送量とな
るようにし、舗装面の一様な融雪除氷ができる装置を提
供することを目的としている。

第３図はこの発明の一実施例による融雪除氷装置の正面
断面図であり−１＊ ２−４ ｓ ４ ａ −４ｂ 。

５〜７，９は上記従来装置と同一のものである。

１０は舗装２部に沿って側方に設けられた温水みぞで、
内部上方に温水管１１が配設され温水１２が通されてい
る。

温水管１１には多数の噴射孔１１ａが設けられてあり、
温水を噴出しヒートパイプ４の受熱部４ａに注ぐ。

１３は流下した排温水で、温水みぞ１０の底部を通り出
口から流出される。

第２図の場合と同様に配設されたヒートパイプ４は、温
水１２の噴射を受熱部４ａで受け、この熱エネルギを放
熱部ｔｂに熱輸送する。

温水管１１内を通る温水の温度は、管内の痺れの始端か
ら終端にかけてほぼ一定であり、各ヒートパイプ４の熱
輸送量はほぼ等しくなる。

これにより、舗装２面をほぼ均一に加温し、一様な融雪
除氷効果が得られる。

第４図はこの発明の他の実施例による融雪除氷装置の正
面断面図である。

ヒートパイプ１４の受熱部１４ａは、温水みぞ１６内に
入れられ縦方向に下方に曲げられていて、外周にらせん
状フィン１５が固着されている。

上方に配設した温水管１７の温水１２が、噴射孔１７ａ
から噴出され。

受熱部１４ａに上方から注がれ、らせん状フィン１５を
伝って流下し、熱エネルギを与える。

なお、土壌１上の舗装２はコンクリートに限らず、アス
ファルトなどの場合にも適用できる。

以上のように、この発明によれば、温水みぞ内上方に温
水管を配設し、この温水管の噴射孔から温水を噴出し各
ヒートパイプの受熱部に注ぐようにしているので、各ヒ
ートパイプが均一な熱輸送量となり、舗装面の一様な融
雪除氷がされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の融雪除氷装置の正面断面図、第２図はそ
の平面図、第３図はこの発明の一実施例による融雪除氷
装置の正面断面図、第４図はこの発明の他の実施例によ
る融雪除氷装置の正面断面図である。 １・・・・・・土壌、２・・・・・・舗装、４・・・・
・土−トバイブ。 ４ａ・・・・・・受熱部、４ｂ・・・・・・放熱部、１
０・・・・・・温水みぞ、１１・・・・・・温水官、１
１ａ・・・・・・噴射孔、１２・・・・・・温水、１４
・・・・・七−トノ督ス１４ａ・・・・・・受熱部、１
４ｂ・・・・・・放熱部、１５・・・・・・ら旋状フィ
ン、１６・・・・・・温水みぞ、１７・・・・・・温水
管、１７ａ・・・・・・噴射孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 舗装部に沿って側方に設置された温水みぞ。 一端側の受熱部を上記温水みぞ内の中間部に突出させ、
   他端側の放熱部を上記舗装面下部に埋込んだ複数のヒー
   トバイブ、及び上記温水みぞ内上方に配設され、内部に
   温水が通されており、複数の噴射孔から上記温水を噴出
   し上記各ヒートバイブの受熱部に注ぐ温水管を備え、こ
   れらのヒートバイブの受熱部で熱交換し、流下した排温
   水を上記温水みぞの底部に通して流出するようにしたこ
   とを特徴とする舗装面の融雪除氷装置。 ２ ヒートバイブの受熱部は、温水みぞ内に縦方向に下
   方に曲げられ、外周にら旋状フィンを増付けてあり、温
   水管の温水を噴出して上記受熱部に上方から注ぎ、上記
   ら旋状フィンを伝って流下するようにしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の舗装面の融雪除氷装置
   。