JPH078419U - プレキャストコンクリート舗装版 - Google Patents

プレキャストコンクリート舗装版

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JPH078419U
JPH078419U JP3741493U JP3741493U JPH078419U JP H078419 U JPH078419 U JP H078419U JP 3741493 U JP3741493 U JP 3741493U JP 3741493 U JP3741493 U JP 3741493U JP H078419 U JPH078419 U JP H078419U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル内などの上部が覆われた道路に、融
雪機能を与える。 【構成】 プレキャストコンクリート舗装版11に温水管
13を埋設する。そして発泡スチロールブロック28の上に
舗装版11を敷設して舗装面Hを形成する。 【効果】 現場でのコンクリート打設等を行うことなく
舗装面Hの施工を行うことができる。施工が容易で短い
工期でトンネル1などの上部が覆われた道路Rの舗装面
Hに融雪機能を与えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トンネル,シェッドあるいはシェルターなどにより上部が覆われた 道路の舗装面を形成するプレキャストコンクリート舗装版に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、積雪や凍結などによる交通障害を防止するため、道路に消雪パイプなど の融雪設備を設けることが知られている。そして道路を新設する際、該道路の下 部に温水管を配設し、温水を循環して融雪するものも知られている。ところで雪 などが積もらないトンネル内の道路には、一般的に融雪設備が設けられていなか った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
トンネル内などの道路は上部が覆われているため、直接的には雪は積もらない ものの通行車両の持ち込む雪が溜って局部的に車両がスリップする危険性がある 。しかもその雪を除雪車などによって除雪しようとしても、その雪をトンネル外 まで運搬しなければならならず、狭いトンネル内空間での除雪は外での作業とは 異なり、作業性に劣るという問題がある。さらに、気温が下がるとトンネル内に 吹き込んだ雨が凍結してスリップが発生する危険性もあった。これを防止するた めトンネル内の道路に融雪装置を設けるには、道路を掘り起こして例えば温水管 を配設し、舗装面を仕上げるというように現場での工程が多くなり、施工時間と 工費が掛かるという問題があった。
【0004】 そこで本考案は施工が容易で工期の短縮が可能な融雪機能を有するプレキャス トコンクリート舗装版を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上部が覆われた道路の舗装面を形成するプレキャストコンクリート 舗装版であって、前記舗装版に融雪装置を埋設したものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、工場で成形したプレキャストコンクリート舗装版を敷設して 道路の舗装面を形成し、上部が覆われた道路の融雪及び凍結防止が可能となり、 また、工事における現場作業の省力化と工期の削減が図られる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図4は本考 案の第1実施例を示し、この例ではトンネルにより上部が覆われた道路Rに、融 雪機能を有するプレキャストコンクリート舗装版を用いるものであり、同図にお いて、1はトンネルであり、このトンネル1の内面には、彎曲方向に2分割した プレキャストコンクリート板2を据え付けている。
【0008】 プレキャストコンクリート舗装版(以下舗装版という)11は、工場にて図示し ない型枠内で鉄筋12上に、ポリブデンパイプあるいはステンレスパイプ等からな る融雪装置たる温水管13を蛇行状に配置し、前記型枠内にコンクリートを打設し て成形される。また、前記舗装版11には、工場成形時において一側角部に開口窓 部14が形成され、この開口窓部14に、前記温水管13の両管端15,15Aが臨んで設 けられている。さらにその開口窓部14には、プレキャストコンクリート製からな る開閉蓋16が着脱自在に設けられている。そしてこの例では前記舗装版11は、道 路Rの幅を4分割した幅寸法で道路Rの長さ方向に長い平面長方形に形成されて いる。前記道路Rの下部には、舗装版11の長さ方向の突合せ箇所に対応してU字 溝17が埋設され、このU字溝17内に送水管18と排水管19とが配管され、前記送水 管18にはサドル型分岐栓20を装着し、この分岐栓20に、流量を一定に保つ定流量 弁21を接続し、可撓性を有する蛇腹構造のステンレス製接続管22と開閉弁23とを 介して前記温水管13の管端15に接続され、また、前記排水管19にはサドル型分岐 栓20Aを装着し、可撓性を有する蛇腹構造のステンレス製接続管22Aと開閉弁23 Aとを介して前記温水管13の管端15Aに接続される。前記送水管18と排水管19は それぞれ送水本管24と排水本管25に接続され、その送水本管24には加熱器26によ り暖められた温水あるいは不凍液あるいは地下水がポンプなどの圧送装置27によ り圧送され、その温水等が前記温水管13内を流れて排水管19から排水されて循環 するようになっている。尚、図中28は平面が前記舗装版11と同一形状をなす発泡 スチロールブロックであり、前記舗装版11と一体あるいは別体で該舗装版11の下 面に設けられている。
【0009】 そして現場において、発泡スチロールブロック28を敷設し、この上から舗装版 11を敷設し、あるいは発泡スチロールブロック28を一体に設けた舗装版11を敷設 し、これら舗装版11相互を図示しない連結具により連結し、舗装版11の開口窓部 14に臨む温水管13の管端15,15Aをそれぞれ送水管24と排水管25とに接続し、開 口窓部14を開閉蓋16により閉塞し、舗装面Hが形成される。これにより現場での 舗装工程が削減され、工期の短縮が可能となる。そして冬季期間などには、開閉 弁23,23Aを開成して加熱器26により温水あるいは暖めた不凍液あるいは地下水 を温水管13内に流して舗装版11上の融雪及び凍結防止を行い、この場合発泡スチ ロールブロック28により温水管13の熱が地中に逃げることなく、トンネル1によ り上部が覆われた道路Rを、効率よく暖めることができる。
【0010】 このように本実施例においては、上部が覆われた道路Rの舗装面Hを形成する プレキャストコンクリート舗装版11であって、舗装版11に融雪装置たる温水管13 を埋設したものであるから、現場でのコンクリート打設等を行うことなく舗装面 Hの施工を行うことができ、施工が容易でかつ短い工期でトンネル1などの上部 が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与えることができる。
【0011】 また、実施例上の効果として、舗装版11の下面に発泡スチロールブロック28を 設けることにより、温水管13の熱が地中に逃げることなく、舗装面Hを効率よく 暖めることができる。さらに、舗装版11は1枚に1サイクルの温水管13を設け、 開閉弁23の操作により、舗装版11ごとに温水を供給することができるため、トン ネル1の坑口近くなど、必要箇所のみ選択的に融雪を行うことができる。さらに 、地下水を用いる場合は、加熱を少なくあるいはまったく加熱しないで供給する こともできる。
【0012】 図5は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、融雪装置である温水管 13Aは、一対の上,下チューブ31,32を連結部33により一体に連結してなり、そ の温水管13Aは熱伝導性に優れたプラスチック等の材料から形成され、上,下チ ューブ31,32のそれぞれの両管端が開口窓部16に臨んで設けられ、上チューブ31 の一方の管端と下チューブ32の他方の管端とが、送水管18に接続されるとともに 、上チューブ31の他方の管端と下チューブ32の一方の管端とが、排水管19に接続 され、加熱器26により温水あるいは温めた不凍液を温水管13Aに供給し、その温 水あるいは温めた不凍液が、上チューブ31においては、一方の管端から他方の管 端へと矢印Mの方向へ流れ、逆に下チューブ32においては、他方の管端から一方 の管端へと矢印Nの方向に流れ、排水管19から排水されて循環する。これにより 温水管13Aを流れる温水あるいは温めた不凍液は上,下チューブ31,32でそれぞ れ逆向きに流れ、このように逆向きに流れる間に上チューブ31と下チューブ32と の間で熱交換が行われるため、一方向にのみ流れる場合に比べて、舗装面Hが均 等に加熱される。
【0013】 このように本実施例においては、トンネル1内などの上部が覆われた道路Rの 舗装面Hを形成するプレキャストコンクリート舗装版11であって、舗装版11に融 雪装置たる温水管13Aを埋設したものであるから、現場でのコンクリート打設等 を行うことなく舗装面Hの施工を行うことができ、施工が容易で短い工期でトン ネル1などの上部が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与えることができ、 第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0014】 図6ないし図9は本考案の第3実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例ではシェッドによ り上部を覆われた道路に、融雪機能を有するプレキャストコンクリート舗装版を 用いる例を示し、同図において、シェッド40はプレキャストコンクリートからな る主桁41を複数備え、この主桁41は平面長方形形状の平板部42の一側に、下向き に彎曲した彎曲板部43が一体に形成され、さらにこの彎曲板部43の下部に垂直板 部44が一体に形成され、この垂直板部44の下端面45は構築時において水平になる 平坦面に形成され、また、前記主桁41は垂直板部44側に縦長の窓孔46が形成され ている。前記主桁41には道路Rの長さ方向に沿うダクト47が複数形成され、また 、前記主桁41には道路Rの幅方向に複数の縦締用PC鋼材48が埋設され、この縦 締用PC鋼材48によりプレテンション方式によって緊張力を付与している。屋根 49は複数の前記主桁41をその端面を突き合わせた状態で並設し、前記ダクト47に 横締用PC鋼材50を挿通し、この横締用PC鋼材50によってポストテンション方 式で緊結し一体化してなり、屋根49の平板部42は谷側Tが低くなるように斜設さ れる。そして前記屋根49の一側を山側Yのコンクリート壁51の段部52に載置し、 かつ該コンクリート壁51に固定される複数のアンカーバー53を主桁41に挿通し、 充填材を充填して連結され、他側は下部工54に固定された複数のアンカーバー55 を主桁41に挿通しかつ充填材を充填して連結される。また、前記下部工54には、 横長の窓孔56が形成されている。
【0015】 また、この例の舗装版11Aは開口窓部を形成せずに、融雪装置たる面状ヒータ 61を埋設している。その面状ヒータ61は、例えば1.2ミリ程度の面状発熱体62 の周縁部を電極保護シール63により覆い、その面状発熱体62の上下にアルミ箔64 を設け、これらを防水シート65で被覆し、その面状ヒータ61に電気的に接続した ケーブル66を図示しない電源に接続する。
【0016】 このように本実施例においては、シェッド40などにより上部が覆われた道路R の舗装面Hを形成するプレキャストコンクリート舗装版11Aであって、舗装版11 Aに融雪装置たる面状ヒータ61を埋設したものであるから、現場でのコンクリー ト打設等を行うことなく舗装面Hの施工を行うことができ、施工が容易でかつ短 い工期でシェッド40により上部が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与える ことができ、第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0017】 図10ないし図11は本考案の第4実施例を示し、上記各実施例と同一部分に 同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例ではシェルター により上部を覆われた道路Rに、融雪機能を有するプレキャストコンクリート舗 装版を用いる例を示し、同図において、シェルター70は、略4分の1円弧状をな すプレキャストコンクリートアーチ形ユニット板71を工場で複数形成し、このア ーチ形ユニット板71は内面と外面に多数の平坦面72を有し、彎曲方向にPC鋼材 73を埋設して該PC鋼材73によりプレテンション方式で緊張力が付与されており 、対をなす前記アーチ型ユニット板71,71の頂部をボルト,ナットなどの連結部 材74により緊結してアーチ形構75を形成し、複数のアーチ形構75を道路Rの長さ 方向に複数並べ、長さ方向のダクトに挿通した横締用PC鋼材76により緊張一体 化してなり、それらアーチ形構75の下部77は基礎78に埋め込み固定されている。 また、舗装版11Aには、融雪装置たる線状ヒータ79を蛇行状に埋設し、この線 状ヒータ79にケーブル80を電気的に接続し、このケーブル80を図示しない電源に 接続する。
【0018】 このように本実施例においては、シェルター70などにより上部が覆われた道路 Rの舗装面Hを形成するプレキャストコンクリート舗装版11Aであって、舗装版 11Aに融雪装置たる線状ヒータ79を埋設したものであるから、現場でのコンクリ ート打設等を行うことなく舗装面Hの施工を行うことができ、施工が容易でかつ 短い工期でシェルター70により上部が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与 えることができ、第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0019】 図12及び図13は本考案の第5実施例を示し、上記各実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、舗装版11A に融雪装置たるヒートパイプ81を埋設している。このヒートパイプ81は熱伝導性 に優れた銅製等の主管82と副管83とからなり、この副管83は、前記主管82より大 径な外筒管84と、この外筒管84に平行に配設された連結管85とを、複数の熱交換 管86により連通接続してなり、前記外筒管84に主管82を挿通し、その外筒管84の 両端を主管82に封止し、これにより前記副管86内を密封空間となし、その副管86 の内部に所定量の熱媒体87を封入し、この熱媒体87としては低圧フロンガスなど が用いられる。また、前記ヒートパイプ81は主管82側に対して連結管85側が高く なるよう斜めに埋設されている。
【0020】 そして舗装版11Aから外部に突出した主管82の管端82A,82Bを送水管18と排 水管19に接続し、主管82に温水あるいは温めた不凍液を供給すると、その熱によ り通常は液体である熱媒体87が瞬時に気化して熱交換管86内を連結管85の方向に 移動し、その潜熱を有する熱媒体87の気体が熱交換管86の内面に接触して前記潜 熱を放出して液体に戻り、この潜熱の放出により舗装面Hを加熱し、その液体の 戻った熱媒体87は熱交換管86の傾斜により外筒管84に流れ落ち、再び熱を受けて 気化して熱交換管86へと移動し、同様な行程を繰り返して舗装面Hの加熱が行わ れる。
【0021】 このように本実施例においては、トンネル1,シェッド40あるいはシェルター 70などにより上部が覆われた道路Rの舗装面Hを形成するプレキャストコンクリ ート舗装版11Aであって、舗装版11Aに融雪装置たるヒータパイプ81を埋設した ものであるから、現場でのコンクリート打設等を行うことなく舗装面Hの施工を 行うことができ、施工が容易で短い工期でトンネル1、シェッド40あるいはシェ ルター70などにより上部が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与えることが でき、第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0022】 図14は本考案の第6実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例ではシェッドにより上部を 覆われた道路に、第1実施例で示した融雪機能を有するプレキャストコンクリー ト舗装版を用いる例を示し、同図において、シェッド40Aは、プレキャストコン クリートからなる複数の主桁91を道路Rの長さ方向に向う横締用PC鋼材92によ り一体に緊張して屋根93を形成し、この屋根93の道路幅方向の両端を、道路の長 さ方向に等間隔で立設したコンクリート柱94と、連続したコンクリート壁95とに より架設してなるものであり、また、前記主桁91は、頂版部96とウエブ97と横梁 部98とからなる断面T型断面が長さ方向に連続しており、さらに、前記頂版部96 とウエブ97には、複数のPC鋼材99によりプレテンション方式で緊張力を付与し ている。前記の屋根93の一側は、前記コンクリート壁95の段部100 に載置した状 態でコンクリート壁95に固定され、かつウエブ97の上面からコンクリート壁95ま で通して穿設された孔に、アンカーボルト101 を挿入して連結され、他側は、前 記コンクリート柱94の上端部に主桁91のウエブ97を載置した状態で複数のPC鋼 材102 を挿通して剛結され、そのコンクリート柱94の下部はコンクリート基礎10 3 に固定されている。そして前記シェッド40Aの屋根93により上部を覆われた道 路Rには、第1実施例と同様にして前記発泡スチロールブロック28と舗装版11と が敷設され、この舗装版11に融雪装置たる前記温水管13が埋設されている。
【0023】 このように本実施例では、シェッド40Aなどの上部が覆われた道路Rの舗装面 Hを形成するプレキャストコンクリート舗装版11であって、舗装版11に融雪装置 たる温水管13を埋設したものであるから、現場でのコンクリート打設等を行うこ となく舗装面Hの施工を行うことができ、施工が容易で短い工期でトンネル1な どの上部が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与えることができ、第1実施 例と同様な作用,効果を有する。
【0024】 図15は本考案の第7実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例ではシェッドにより上部を 覆われた道路に、第1実施例で示した融雪機能を有するプレキャストコンクリー ト舗装版を用いる例を示し、同図において、シェッド40Bは、第6実施例と同様 に、複数の主桁91からなる屋根93を形成し、この屋根93の両側を、道路Rの長さ 方向に連続するコンクリート壁95,95により架設してなり、そのシェッド40Bの 屋根93により上部を覆われた道路Rには、第1実施例と同様にして前記発泡スチ ロールブロック28と舗装版11とが敷設され、この舗装版11に融雪装置たる前記温 水管13が埋設されている。
【0025】 このように本実施例では、シェッド40Bなどの上部が覆われた道路Rの舗装面 Hを形成するプレキャストコンクリート舗装版11であって、舗装版11に融雪装置 たる温水管13を埋設したものであるから、現場でのコンクリート打設等を行うこ となく舗装面Hの施工を行うことができ、施工が容易で短い工期でトンネル1な どの上部が覆われた道路Rの舗装面Hに融雪機能を与えることができ、第1実施 例と同様な作用,効果を有する。
【0026】 なお、本考案は上記実施例の限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 において種々の変形実施が可能である。例えば本考案はキーパーなどにより道路 の上部を覆うものにも適用可能であり、また、トンネル,シェッド,シェルター には、各実施例で示した融雪装置を有する舗装版とを適宜組み合わせて実施する ことができる。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、上部が覆われた道路の舗装面を形成するプレキャストコンクリート 舗装版であって、前記舗装版に融雪装置を埋設したものであり、施工が容易でか つ工期の短縮が可能な融雪機能を有するプレキャストコンクリート舗装版を提供 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すトンネルの断面図で
ある。
【図3】本考案の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図4】本考案の第1実施例を示す道路の平面図ある。
【図5】本考案の第2実施例を示す要部の一部切欠き断
面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示すシェッドの断面図で
ある。
【図7】本考案の第3実施例を示すシェッドの斜視図で
ある。
【図8】本考案の第3実施例を示す面状ヒータの要部の
断面図である。
【図9】本考案の第3実施例を示す舗装版の一部切欠き
平面図である。
【図10】本考案の第4実施例を示すシェルターの断面
図である。
【図11】本考案の第4実施例を示す舗装版の一部切欠
き平面図である。
【図12】本考案の第5実施例を示す舗装版の斜視図で
ある。
【図13】本考案の第5実施例を示すヒートポンプの断
面図である。
【図14】本考案の第6実施例を示すシェッドの断面図
である。
【図15】本考案の第6実施例を示すシェッドの断面図
である。
【符号の説明】
1 トンネル 11,11A プレキャストコンクリート舗装版 13,13A 温水管(融雪装置) 40,40A,40B シェッド 61 面状ヒータ 70 シェルター 79 線状ヒータ(融雪装置) 81 ヒートパイプ(融雪装置)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が覆われた道路の舗装面を形成する
    プレキャストコンクリート舗装版であって、前記舗装版
    に融雪装置を埋設したことを特徴とするプレキャストコ
    ンクリート舗装版。
JP1993037414U 1993-07-08 1993-07-08 舗装版を用いた融雪構造 Expired - Lifetime JP2595844Y2 (ja)

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