JP2581316B2 - ロードヒーテイング用プレキャストコンクリート舗装版 - Google Patents

ロードヒーテイング用プレキャストコンクリート舗装版

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JP2581316B2
JP2581316B2 JP4248287A JP24828792A JP2581316B2 JP 2581316 B2 JP2581316 B2 JP 2581316B2 JP 4248287 A JP4248287 A JP 4248287A JP 24828792 A JP24828792 A JP 24828792A JP 2581316 B2 JP2581316 B2 JP 2581316B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロードヒーテイング用プ
レキャストコンクリート舗装版に係わり、特にコンクリ
ート製U字溝上部に幅方向両側を載置して舗装面を構成
するロードヒーテイング用プレキャストコンクリート舗
装版に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、ロードヒーテイング用コン
クリート舗装面は、コンクリート層内に温水管を埋設
し、この温水管の管端を、土中に埋設した管路である圧
送管と水管とにそれぞれ接続し、前記圧送管より送ら
れる温水を、前記温水管に通して舗装面上の積雪を融雪
し前記排水管へと排水するようにしており、現場施工に
よって、前記温水管を路盤上に配管した後、コンクリー
トを打設して該温水管をコンクリート層内に埋設して舗
装面を形成するようにしている。ところで、舗装面下部
の土中には、水道管、ガス管あるいは電話線ケーブルな
どが埋設されており、土中に埋設したU字溝、所謂共同
溝内にそれらを単独であるいは複数配設し、さらにその
U字溝の上部に蓋体を設け、その上面を通行可能にした
ものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のU字溝
ではその上部に蓋体を設け、この蓋体の上面が通行可能
ではあるが、降雪地域においては、冬期間に蓋体の上部
に雪が積もって通行が妨げられるという問題があった。
そのためそのU字溝は人,車等の通行のない場所に埋設
しなければならず、人,車等の通行箇所には消雪のため
に前記ロードヒーテイング用コンクリート舗装面等を現
場にて施工していたが、このような現場施工では、温水
管の配管,コンクリートの打設およびその養生といった
多くの工程を現場で行うため工期の短縮が難しく、また
その温水管に温水を循環するために前記管路を舗装面の
下部の土中に埋設し、かつ一定間隔ごとに温水管と前記
管路とをバルブを介して接続すると共に、このバルブを
操作するために、舗装面に一定間隔ごとに点検口を設け
なければならず、施工時間と工費が掛かるという問題が
あった。
【0004】そこで本発明は、内部が通行可能なコンク
リート製U字溝の上部に幅方向両側を載置する舗装版に
おいて、その舗装版の強度の向上を図り、また、温水管
とU字溝内部の管路との接続作業を容易として、施工
の向上と工期の短縮が可能なロードヒーテイング用プレ
キャストコンクリート舗装版を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部が通行可
能なコンクリート製U字溝の上部に幅方向両側載置
て舗装面をなす舗装版であって、前記舗装版に温水管を
埋設し、この温水管の管端を該舗装版の裏面に突出し
前記舗装版には、その裏面の幅方向両側及び中央に、隆
起部を長さ方向全長に渡って形成すると共に、前記隆起
部箇所に対応して、緊張力付与のためにPC鋼材を挿通
するダクトを、長さ方向全長に渡って形成し、前記舗装
版の幅方向に複数のPC鋼材を埋設すると共に、これら
PC鋼材により該舗装版の幅方向に緊張力を付与してな
ものである。
【0006】
【作用】上記構成により、工場で成型したプレキャスト
コンクリート舗装版の幅方向両側をU字溝の上部に載置
し、このコンクリート舗装版の裏面に突出した温水管の
管端を、U字溝内に配管した温水供給用の管路に接続す
ることによって消雪機能を有する舗装面が得られる。そ
して、作業者は、U字溝内を通って温水管と管路との各
接続箇所等の操作及び点検を行うことができる。
【0007】また、ダクトにPC鋼材を挿通し、複数の
舗装版をPC鋼材により現場で緊張一体化することがで
きるため、舗装版に比較的大きな荷重が加わる場合で
も、十分な強度を得ることができ、また、PC鋼材によ
り幅方向に緊張力が付与したため、個々の舗装版の強度
の向上が図られ、内部が通行可能な比較的大型なU字溝
に用いることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図は本発明の第1実施例を示
し、図1ないし図4においては、舗装版及び温水管等の
基本構成を説明するものであって、請求項に係わる発明
は図5に示す。図1ないし図4において、1は歩道Aの
下部の土中に埋設されたコンクリート製からなるU字溝
であり、このU字溝1は、例えば図1の断面図に示す上
部の外幅が3000ミリ、下部の外幅が1620ミリ、
高さが1200ミリ、厚さが200ミリ程度をなし、工
場にて一定長さ寸法に成形したものを現場で長さ方向に
複数並べて埋設したり、現場で図示しない型枠を組んで
この型枠内コンクリートを打設して形成される。また前
記U字溝1内には、作業者が通行可能な通路2が設けら
れていると共に、例えば直径400ミリの水道用本管3
が配管されている。
【0009】4は前記U字溝1の上部に敷設され該U字
溝1を塞ぐコンクリート舗装版であり、このコンクリー
ト舗装版4は幅が前記U字溝1の上部の外幅とほぼ等し
い寸法を有し、この例では幅3000ミリ、長さ200
0ミリ、厚さほぼ200ミリに形成されている。そのコ
ンクリート舗装版4は、工場にて図示しない型枠内で平
面格子状に組んだ鉄筋5上にポリブデンパイプあるいは
ステンレスパイプ等からなる温水管6を蛇行状に配置
し、前記型枠内にコンクリートを打設して前記鉄筋5と
温水管6とを該コンクリート舗装版4内に埋設し、さら
に、前記温水管6には、接続用アダプター7を介して9
0度に屈曲したステンレス製の両ネジソケット8が接続
され、それら接続用アダプター7と両ネジソケット8と
は前記温水管6の一部を構成し、その前記温水管6の管
端である両ネジソケット8が該コンクリート舗装版4の
裏面から下部に突出してなる。さらに前記コンクリート
舗装版4の上面には図1に示すようにタイル例えばグラ
ニットタイル9を敷設される。この例ではコンクリート
舗装版4をU字溝1に敷設した後、該コンクリート舗装
版4の上面にグラニットタイル9を敷設している。
【0010】前記U字溝1内には長さ方向に一定間隔ご
とにサポート10が設けられ、このサポート10上に、前記
温水管6に接続する温水用圧送管11と排水管12とが並列
に配管され、両管11,12 にはそれぞれ分水用のサドル型
分岐栓13が装着され、圧送管11の分岐栓13には、ボール
バルブ14と、該圧送管11から温水管6に流れる温水の量
を一定に保つ定流量弁15とが接続され、この定流量弁15
と前記温水管6の管端である一方の両ネジソケット8と
を可撓性を有するステンレス製接続管16により接続し、
一方排水管12の分岐栓13にはボールバルブ14が接続さ
れ、このボールバルブ14と前記温水管6の管端である他
方の両ネジソケット8とをステンレス製接続管16により
接続している。また前記圧送管11には、図3に示すよう
に加熱器17により暖められた温水あるいは暖められた不
凍液が、ポンプなどの圧送装置18により圧送され、その
温水が前記温水管6内を流れ、排水管12から排水されて
循環するようになっている。19はコンクリート舗装版4
に設けられた蓋体であり、この蓋体19を取り外して梯子
20を用いて作業者がU字溝1内に出入り可能になってい
る。また図1中Bは車道である。
【0011】そして現場において、工場で予め成型され
たコンクリート舗装版4を前記U字溝1の上部に敷設
し、そのコンクリート舗装版4の裏面に突出した管端で
ある両ネジソケット8,8を、接続管16等を介して圧送
管11と排水管12とにそれぞれ接続し、さらに敷設したコ
ンクリート舗装版4の上面にグラニットタイル9を敷設
する。これにより現場におけるコンクリート舗装面を形
成するためのコンクリート打設作業を省き、現場工程が
削減され、工期の短縮が図られる。そして冬季期間など
の使用時あるいは点検を行う際には、コンクリート舗装
版4の複数の内の一枚に設けられた蓋体19を取り外して
作業者がU字溝1内に入り、このU字溝1内を通行して
各両ボールバルブ14を開成操作し、加熱器17により暖め
られた温水あるいは暖められた不凍液を温水管6内に流
して舗装面の融雪を行う。また、施工手順としては、コ
ンクリート舗装版4を敷設し、この上面にタイルを敷設
した後、舗装面の通行を再開し、この後U字溝1内で圧
送管11及び排水管12の配管作業およびこれら圧送管11及
び排水管12と温水管6との接続作業を行うこともでき
る。
【0012】次に、請求項に係わる舗装版4Aを図5に
基づいて説明すると、図5には、車道B等の下部に埋設
するのに適したU字溝1Aを示し、この内部を作業者が
通行可能なU字溝1Aは工場にて予め成型されたプレキ
ャスト製品であって、断面がコ字状をなし、その側板上
部に幅広部21を形成し、例えば図5の断面に示す外幅が
5000ミリ、高さが2200ミリ、幅広部21の厚さが
450ミリ、その他の厚さが200ミリ、また長さ寸法
が2000〜2500ミリ程度をなし、そのU字溝1A
の内部に図5中断面縦方向及び断面幅方向の鉄筋22、さ
らにはU字溝1Aの長さ方向に複数の鉄筋23が埋設さ
れ、さらに角部及び前記幅広部21には長さ方向全長に渡
ってPC鋼材24を挿通するためのダクト25が形成され、
その幅広部21の内側にはコンクリート舗装版4Aの両側
をゴム等の支承材26を介して載置するための段部27が形
成されている。また、工場にて製作されたコンクリート
舗装版4Aは、下面の両側及び中央に隆起部28が長さ方
向全長に渡って形成され、これら隆起部28の箇所に対応
してPC鋼材29を挿通するためのダクト30が長さ方向全
長に渡って形成され、また内部に断面方向の鉄筋31及び
長さ方向の鉄筋32が埋設され、また、コンクリート舗装
版4Aの幅方向には複数のPC鋼材29Aが埋設され、こ
のPC鋼材29Aにプレテンション方式あるいはポストテ
ンション方式により緊張力を与え、コンクリート舗装版
4Aの幅方向に緊張力を付与している。そのコンクリー
ト舗装版4Aの寸法は、幅が5000ミリ、長さが20
00〜2500ミリ、厚さが250ミリ、隆起部28を含
んだ厚さが300ミリ程度をなしている。さらに、前記
コンクリート舗装版4Aは、上述した舗装版4と同様
に、内部に温水管6を蛇行状に埋設し、また、前記温水
管6には、接続用アダプター7を介して90度に屈曲し
たステンレス製の両ネジソケット8が接続され、それら
接続用アダプター7と両ネジソケット8とは前記温水管
6の一部を構成し、その前記温水管6の管端である両ネ
ジソケット8が該コンクリート舗装版4Aの裏面から下
部に突出してなる。さらに、コンクリート舗装版4Aの
両側に、垂直にアンカーバー取付用の上部取付孔33が複
数形成され、また、この上部取付孔33に対応して前記U
字溝1Aの段部27に下部取付孔34が形成され、両取付孔
33,34に鋼製等からなるアンカーバー35が遊挿され、図
中左側の取付孔33,34にはグラウト材36が充填され、コ
ンクリート舗装版4Aの幅方向両端面とU字溝1Aとの
間には目地材37が充填される。
【0013】そして現場において、工場で予め成型され
た複数のU字溝1Aを並べて埋設し、これら長さ方向に
並べたU字溝1Aのダクト25にPC鋼材24を挿通して緊
張し、複数のU字溝1Aを緊張一体化する。この後、支
承材26を介してU字溝1Aの段部27に沿ってコンクリー
ト舗装版4Aを敷設し、これと同時に上部及び取付
孔33,34にアンカーバー35を遊挿し、一方側の上部及び
取付孔33,34にはグラウト材36を充填し、これによ
りコンクリート舗装版4Aの図示左側をU字溝1Aに固
定し、図示右側は上部及び取付孔33,34にアンカー
バー35を遊挿することにより、コンクリート舗装版
の図示右側は可動に取付ける。また、長さ方向に並べた
コンクリート舗装版4Aのダクト30にPC鋼材29を挿通
して緊張し、複数のコンクリート舗装版4Aを緊張一体
化する。この後、コンクリート舗装版4Aの裏面に突出
した管端である両ネジソケット8,8を、接続管16等を
介して圧送管11と排水管12とにそれぞれ接続し、これに
より現場におけるコンクリート舗装面を形成するための
コンクリート打設作業を省き、現場工程が削減され、工
期の短縮が図られる。そして冬季期間などの使用時ある
いは点検を行う際には、コンクリート舗装版4Aの複数
の内の一枚に設けられた蓋体19を取り外して作業者がU
字溝1A内に入り、このU字溝1A内を通行して各両ボ
ールバルブ14を開成操作し、加熱器17により暖められた
温水あるいは暖められた不凍液を温水管6内に流して舗
装面の融雪を行う。なお、図示しないがU字溝1A内に
上記U字溝1と同様に、水道用本管、電話用ケーブル
あるいはガス管等が配設される。
【0014】このように本実施例においては、請求項1
に対応して、内部が通行可能なコンクリート製U字溝1
Aの上部に幅方向両側載置して舗装面をなす舗装版で
あって、舗装版4Aに温水管6を埋設し、この温水管6
の管端である両ネジソケット8を該舗装版4Aの裏面に
突出し、舗装版4Aには、その裏面の幅方向両側及び中
央に、隆起部28を長さ方向全長に渡って形成すると共
に、隆起部28の箇所に対応して、緊張力付与のためにP
C鋼材29を挿通するダクト30を、長さ方向全長に渡って
形成し、舗装版4Aの幅方向に複数のPC鋼材29Aを埋
設すると共に、これらPC鋼材29Aにより該舗装版4A
の幅方向に緊張力を付与してなるものであるから、工場
で成型したプレキャストコンクリート舗装版4AをU字
溝1Aの上部に敷設し、このコンクリート舗装版4Aの
裏面に突出した温水管6の管端を、U字溝1A内に配管
した圧送管11及び排水管12に接続することにより、短い
施工時間と安価な工費で消雪機能を備えた舗装面を得る
ことができる。また、温水管6の管端があらかじめコン
クリート舗装版4Aの裏面に突設されているため、U字
溝1A内に配管した圧送管11及び排水管12との接続作業
を容易に行うことができる。しかも、温水を循環するた
めの圧送管11及び排水管12は、水道用本管3等の配管に
用いる所謂共同溝であるU字溝1を兼用することがで
きるため、従来のように舗装面の下部に圧送管11及び排
水管12を埋設する作業が不要となり、その圧送管11及び
排水管12の配管作業はU字溝1内の作業だけで済むた
め施工が容易となる。また、隆起部28箇所に形成したダ
クト30にPC鋼材29を挿通し、複数の舗装版4AをPC
鋼材29により現場で緊張一体化することができるため、
舗装版4Aに比較的大きな荷重が加わる場合でも、十分
な強度を得ることができる。しかも、PC鋼材29Aによ
り舗装版4Aの幅方向に緊張力を付与したため、U字溝
1Aの上部に幅方向両側を載置する舗装版4Aにおい
て、個々の舗装版4A の強度を効果的に向上することが
でき、開口幅の大きなU字溝や大きな荷重が加わる舗装
面に用いることができる。
【0015】また実施例上の効果として、U字溝1Aに
長さ方向ダクト25を形成し、複数のU字溝1AをPC
鋼材24により緊張一体化することにより、U字溝1Aの
強度が増し、コンクリート舗装版4Aに輪荷重等の比較
的大きい荷重が加わる場合でも、十分な強度を得ること
ができる。さらに、コンクリート舗装版4Aの幅方向一
側をU字溝1Aに固定し、他側を可動に設けることによ
り、幅方向に大きなコンクリート舗装版4Aを形成して
も、温度変化等による幅の変化を前記可動な他側により
吸収することができ、コンクリート舗装版4Aの熱膨
脹,収縮よって該コンクリート舗装板4A及びU字溝1
Aに無理な力が働くことがなく、比較的大型なU字溝1
Aとコンクリート舗装版4Aを良好に組み合わせ幅の広
い舗装面を得ることができる。
【0016】さらに、実施例上の効果として、施工に当
たっては、コンクリート舗装版4を敷設し、この上面
にタイルを敷設した後、舗装面の通行を再開し、この後
U字溝1内で圧送管11及び排水管12の配管作業および
これら圧送管11及び排水管12と温水管6との接続作業を
行うことができるため、短期間で通行を再開することが
できる。さらに、舗装面の補修の際には、損傷したコン
クリート舗装版4のみを交換すればよく、補修作業を
短時間でかつ比較的安価に行うことができる。
【0017】図6は本発明の第実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付しその詳細な説明を
省略して詳述すると、この例では第実施例のU字溝1
Aに水道用本管3を配設した一例を示し、その水道用本
管3をコンクリート枠38にて囲み、このコンクリート枠
38の上面に圧送管11及び排水管12を配設し、また図中左
の内側面に上下にサポート39,39を取り付け、これらサ
ポート39,39を介して各種の通信ケーブル40等を配設し
ている。また、この例ではU字溝1Aの底面中央にも緊
張用のPC鋼材24を挿通するダクト25を長さ方向全長に
渡って形成している。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えば実施例においては温水管に両ネ
ジソケットを設けて管端を構成したものを示したが、そ
の管端の形状は適宜選定することができ、例えば実施例
で示したポリブデンパイプあるいはステンレスパイプを
コンクリート舗装版4の裏面に突出するようにしても
よい。また温水管6の配管パターンも各種パターンを用
いることができる。さらにコンクリート舗装版4の上
面にタイル9を工場にて敷設し、タイル一体型のロード
ヒーテイング用プレキャストコンクリート舗装版を構成
するようにしてもよい。さらにコンクリート舗装版4
にタイルを敷設せずに、コンクリートの表面をはけひき
コンクリート状に仕上げてもよい。さらにまた、U字溝
内には水道用本管の代わりに、電話用ケーブルあるいは
ガス管を配設してもよく、これら水道用本管,電話用ケ
ーブル及びガス管等の内少なくとも1つを配設するよう
にしてもよい。また、本発明のコンクリート舗装版を用
いて形成する舗装面は、歩道に限らず車道でもよく、さ
らには道路以外でも公園,駐車場等人や車の通行のある
場所であればどこにでも適用することができる。また、
PC鋼材はコンクリートがPC鋼材に付着しないために
アスファルトまたはタール等が被覆されたアンポンドP
C鋼材、またはシースを用いたポストテンションPC鋼
材等を適宜用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、内部が通行可能なコンクリー
ト製U字溝の上部に幅方向両側載置して舗装面をなす
舗装版であって、前記舗装版に温水管を埋設し、この温
水管の管端を該舗装版の裏面に突出し、前記舗装版に
は、その裏面の幅方向両側及び中央に、隆起部を長さ方
向全長に渡って形成すると共に、前記隆起部箇所に対応
して、緊張力付与のためにPC鋼材を挿通するダクト
を、長さ方向全長に渡って形成し、前記舗装版の幅方向
に複数のPC鋼材を埋設すると共に、これらPC鋼材に
より該舗装版の幅方向に緊張力を付与してなるものであ
り、内部が通行可能なコンクリート製U字溝の上部に幅
方向両側を載置する舗装版において、その舗装版の強度
の向上を図り、また、温水管とU字溝内部の管路との接
続作業を容易と して、施工性の向上と工期の短縮が可能
なロードヒーテイング用プレキャストコンクリート舗装
版を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示す一部を切欠いた平面
図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 A U字溝 2 通路 A コンクリート舗装版 6 温水管 8 両ネジソケット(管端)28 隆起部 29 PC鋼材 29A PC鋼材 30 ダクト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が通行可能なコンクリート製U字溝
    の上部に幅方向両側載置して舗装面をなす舗装版であ
    って、前記舗装版に温水管を埋設し、この温水管の管端
    を該舗装版の裏面に突出し、前記舗装版には、その裏面
    の幅方向両側及び中央に、隆起部を長さ方向全長に渡っ
    て形成すると共に、前記隆起部箇所に対応して、緊張力
    付与のためにPC鋼材を挿通するダクトを、長さ方向全
    長に渡って形成し、前記舗装版の幅方向に複数のPC鋼
    材を埋設すると共に、これらPC鋼材により該舗装版の
    幅方向に緊張力を付与してなることを特徴とするロード
    ヒーテイング用プレキャストコンクリート舗装版。
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