JP3581534B2 - プレキャストコンクリート版及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般舗装路面、各種特殊舗装路面及び景観舗装路面等への多彩な適用が可能なプレキャストコンクリート版に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、一般舗装路面、各種特殊舗装路面及び景観舗装路面等を施工する場合、コンクリートを打ち、その上に各種のタイル等を敷設するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにコンクリートを打ち、その上に各種のタイル等を敷設する方法では、工期,品質の面で問題がある。
又、例えば、建物周辺や公園の広場等のグランド等を整地する場合にあっても、コンクリートを打ち、その上に各種のタイル等を敷設するようにしており、同様の問題があった。
【0004】
要するに、一般舗装路面、各種特殊舗装路面及び景観舗装路面等において、舗装等を行う場合に、コンクリートを打ち、その上に各種のタイル等の表面被覆材を敷設する方法では、工期,品質の面で問題があり、その改善が望まれていた。
そこで、本発明は、以上のような従来の問題点に鑑み、一般舗装路面、各種特殊舗装路面及び景観舗装路面等において、コンクリートを打ち、その上に各種のタイル等を敷設する作業を廃止することができる等の利点を有するプレキャストコンクリート版及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明のプレキャストコンクリート版は、敷設箇所状況に対応した形状寸法にブロック化されつつ、表面に敷設箇所状況に対応して選定された各種表面被覆材が予め被覆されたプレキャストコンクリート版であって、前記表面と底面との間にアンダーシーリング用グラウト材の充填口が下部を大径にしつつ貫通形成され、前記充填口の内径より小径のレベル調整用兼吊り下げ用のボルトが、前記充填口の下部に配設された支持具にねじ嵌合されつつ前記充填口に挿入されることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、
前記表面被覆材は、タイルからなることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、
前記タイルは、表面が略球面状に形成されたものであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、
前記タイルは、略球状に形成されたものであることを特徴とする。
【0007】
請求項5に係る発明は、
前記タイルは、表面が目標とするすべり抵抗値となるように加工が施されたものであることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
前記表面被覆材は、略球状部材を敷き詰めたものであることを特徴とする。
【0008】
請求項7に係る発明は、
前記表面被覆材は、鉄製であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、
表面模様は、ブラシ模様、擬石乱貼模様、亀甲模様、アニメ模様、幾何学模様、象形模様に設定されることを特徴とする。
【0009】
請求項9に係る発明は、
前記コンクリート版は、再生材を用いて形成されることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、
前記コンクリート版は、透水性を有することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、
前記コンクリート版は、発熱体を内蔵してなることを特徴とする。
【0010】
請求項12に係る発明は、
前記コンクリート版は、多角形状に形成されたことを特徴とする。
請求項13に係る発明は、
目地構造の横目地は、ねじ付スリップバーを使用した突き合わせ目地としたことを特徴とする。
【0011】
請求項14に係る発明は、
前記横目地は、一方の版に前記スリップバーを埋め込み、他方に鋼管を埋め込んで、連結できる構成であって、版を敷設し、段差調整後に鋼管内をモルタルで充填できるように、モルタル注入孔及びエア抜き孔とが設けられ、スリップバーの間隔は、所定ピッチに設定され、スリップバーを埋め込む側が千鳥になるように配置されることを特徴とする。
【0012】
請求項15に係る発明は、
前記モルタル注入孔は管体から構成され、該管体には、プレキャストコンクリート版設置時の吊り下げ用器具が着脱自由に結合可能であることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、
目地構造の縦目地は、穴の中にスパイラル鉄筋を設置し、ガラス繊維入りモルタルを充填する構造であることを特徴とする。
【0013】
請求項17に係る発明は、
縦目地は、楕円形目地に設定され、両方の版の縦目地部側面を予め楕円形に型抜きしておき、版を敷設して段差調整後に、楕円部にスパイラル鉄筋を設置し、ガラス繊維入りモルタルをモルタル注入孔から充填することにより形成されることを特徴とする。
【0014】
請求項18に係る発明のプレキャストコンクリート版の製造方法は、
表面被覆材のパックを行う工程と、
プレキャストコンクリート版の型枠を取り付ける工程と、
パックした表面被覆材を敷設する工程と、
表面と底面との間に下部を大径にしつつ貫通形成されると共にその下部に支持具が配設されたアンダーシーリング用グラウト材の充填口に、該充填口の内径より小径のレベル調整用兼吊り下げ用のボルトを前記支持具にねじ嵌合しつつ取り付ける工程と、
目地モルタルを注入する工程と、
鉄筋を取り付ける工程と、
コンクリートを打設する工程と、
版裏面にアンダーシーリング材誘導溝を付ける工程と、
養生を行う工程と、
反転・脱型を行う工程と、
版表面清掃を行う工程と、
を含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
先ず、本発明の概要について説明すると、本発明のプレキャストコンクリート版(以下、PC版と言う)は、コンクリート版表面に、敷設箇所状況に対応して選定された各種表面被覆材を予め被覆した構成であって、敷設箇所状況に対応した形状寸法にブロック化されたことを特徴としている。
【0017】
前記表面被覆材の一例としては、タイルが挙げられる。
このタイルは、表面が略球面状に形成されたもの、略球状に形成されたもの、表面が目標とするすべり抵抗値となるように加工が施されたもの等が適用される。
又、表面被覆材の他の例としては、略球状部材を敷き詰めたものや、グレーチング等鉄製のものが挙げられる。
【0018】
更に、表面模様としては、ブラシ模様、擬石乱貼模様、亀甲模様、アニメ模様、幾何学模様、象形模様等が考えられる。
特に、前記コンクリート版は、再生材(リサイクリング材)を用いて形成することができ、この場合、省資源化に有効である。
又、コンクリート版を、透水性を有する構成とすることが好ましく、水はけを良好とすることができる。
【0019】
更に、コンクリート版に発熱体を内蔵するようにしても良く、寒冷地等での路面凍結を解消することができる。
コンクリート版の形状としては、種々考えられるが、特に、三角形、四角形、六角形等が敷設上有利である。
ここで、PC版の構成の一例を図1〜図8に基づいて説明する。
【0020】
これらの図において、各PC版1は四角形状に形成される。
各PC版1において、2はアンダーシーリング用グラウト材の充填口を介して装着されるレベル調整用兼吊り下げ用のインサートで、複数(本実施形態では4つ)設けられている。
又、3はモルタル注入口兼吊り上げ用インサート(スリップバー挿入管付)であり、複数(本実施形態では5つ)設けられている。
【0021】
即ち、PC版1には、舗装面4とPC版1底面との間に充填するアンダーシーリング用グラウト材の充填口5が貫通形成されている。この充填口5の下部は、大径に形成され、グラウト材流入盗み6として構成されている。充填口5には、前記グラウト材流入盗み6に配設された支持具7のナット部7Aにねじ嵌合されるレベルボルト(高さ調整用ボルト)8が挿入されている。このレベルボルト8の頭部にはめねじ孔8Aが形成されており、このめねじ孔8Aに、略T字形状の吊り下げ具9の先端おねじ部9Aがねじ嵌合されるようになっている。
【0022】
10は、舗装面に設置された敷き鉄板であり、前記レベルボルト8先端部が突き当てられる。
尚、上記アンダーシーリングを確実に行うために、PC版裏面には、モルタル誘導溝が付けられている。この誘導溝の幅は、例えば1cm、深さは5mm程度である。
【0023】
一方、目地構造の横目地は、ねじ付スリップバーを使用した突き合わせ目地となっている。
この場合、横目地は、一方のPC版1Aに前記スリップバー11を埋め込み、他方のPC版1Bに鋼管(スリップバー挿入管)12を埋め込んで、連結できる構成であって、PC版1A,1Bを敷設し、段差調整後に鋼管12内をモルタル等のグラウト材で充填できるように、グラウト材注入孔13及びエア抜き孔14とが設けられ、スリップバー11の間隔は、所定ピッチに設定され、スリップバー11を埋め込む側が千鳥になるように配置される。
【0024】
前記モルタル注入孔13は管体13Aから構成されており、この管体13Aには、PC版設置時の吊り下げ用器具、例えばフック15がねじ嵌合等により着脱自由に結合可能となっている。
一方、目地構造の縦目地は、楕円形や台形等の穴の中にスパイラル鉄筋を設置し、ガラス繊維入りモルタルを充填する構造であり、この場合、例えば楕円形目地に設定され、両方のPC版1A,1Bの縦目地部側面を予め楕円形に型抜きしておき、PC版を敷設してレベル(段差)調整後に、楕円部16にスパイラル鉄筋17を設置し、ガラス繊維入りモルタル等のグラウト材を充填するようになっている。
【0025】
次に、かかるPC版の製造方法について説明する。
この製造方法は、次の工程からなる。
(1)表面被覆材のパックを行う工程
(2)PC版の型枠を取り付ける工程
(3)パックした表面被覆材を敷設する工程
(4)表面と底面との間に下部を大径にしつつ貫通形成されると共にその下部に支持具が配設されたアンダーシーリング用グラウト材の充填口に、該充填口の内径より小径のレベル調整用兼吊り下げ用のボルトを支持具にねじ嵌合しつつ取り付ける工程
(5)目地モルタルを注入する工程
(6)鉄筋を取り付ける工程
(7)コンクリートを打設する工程
(8)版裏面にアンダーシーリング材誘導溝を付ける工程
(9)養生を行う工程
(10)反転・脱型を行う工程
(11) 版表面清掃を行う工程
かかる工程からなるPC版の製造方法によると、製造性の向上、品質、出来形精度の確保、耐久性、維持管理性の向上、時間の短縮化等を図れ、トータルメリット大で、信頼性の高い製法とすることができる。
【0026】
次に、PC版の施工方法について説明する。
この施工方法は、次の工程からなる。
(1)路盤敷均転圧を行う工程
(2)アスファルト舗装を行う工程
(3)舗装高さを確認する工程
(4)版吊り上げ敷設する工程
(5)ジョイント結合する工程
(6)レベル(段差)調整する工程
(7)アンダーシーリングを行う工程
(8)縦・横目地モルタルを充填する工程
(9)目地工を行う工程
かかる工程からなるPC版の施工方法によると、施工性の向上、品質、出来形精度の確保、耐久性、維持管理性の向上、時間の短縮化等を図れ、トータルメリット大で、信頼性の高い工法とすることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のプレキャストコンクリート版によると、一般舗装路面、各種特殊舗装路面及び景観舗装路面等への多彩な適用が可能であり、高品質であると共に耐久性に優れる。また、アンダーシーリング用グラウト材の充填口とレベル調整用兼吊り下げ用のボルトの挿入口とを共用することができる。
請求項2〜7に係る発明によると、プレキャストコンクリート版の表面を、その表面形態が種々選択されたタイル、略球状部材、或いは鉄製材により、所望の性質に設定できる。
【0028】
請求項8に係る発明によると、プレキャストコンクリート版を所望の表面模様に設定することができる。
請求項9に係る発明によると、コンクリート版を再生材を用いて形成することにより、省資源化に有効である。
請求項10に係る発明によると、プレキャストコンクリート版に透水性を持たせることができ、水はけの良い舗装路とすることが可能となる。
【0029】
請求項11に係る発明によると、コンクリート版に発熱体を内蔵することにより、路面の凍結を効果的に防止できる。
請求項12に係る発明によると、コンクリート版を多角形状に形成することにより、プレキャストコンクリート版の敷設上有利となる。
請求項13及び14に係る発明によると、目地構造の横目地を容易に形成できる。
【0030】
請求項15に係る発明によると、プレキャストコンクリート版設置時の吊り下げ用器具を容易に装着することができる。
請求項16及び17に係る発明によると、目地構造の縦目地を容易に形成できる。
【0031】
請求項18に係る発明のプレキャストコンクリート版の製造方法によると、製造性の向上、品質、出来形精度の確保、耐久性、維持管理性の向上、時間の短縮化等を図れ、トータルメリット大で、信頼性の高い製法とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレキャストコンクリート版の一実施形態の平面図
【図2】同上のプレキャストコンクリート版の拡大平面図
【図3】同上のプレキャストコンクリート版の拡大平面図
【図4】同上のプレキャストコンクリート版の左側面図
【図5】同上のプレキャストコンクリート版の右側面図
【図6】アンダーシリング用グラウト材の充填口形成部の縦断面図
【図7】横目地の構成を示す縦断面図
【図8】縦目地の構成を示す縦断面図
【符号の説明】
1 PC版
2 レベル調整用兼吊り下げ用のインサート
3 モルタル注入口兼吊り上げ用インサート(スリップバー挿入管付)
4 舗装面
5 アンダーシリング用グラウト材の充填口
8 レベルボルト(高さ調整用ボルト)
9 吊り下げ具
11 スリップバー
12 鋼管(スリップバー挿入管)
13 グラウト材注入孔
14 エア抜き孔
15 フック
Claims (18)
- 敷設箇所状況に対応した形状寸法にブロック化されつつ、表面に敷設箇所状況に対応して選定された各種表面被覆材が予め被覆されたプレキャストコンクリート版であって、前記表面と底面との間にアンダーシーリング用グラウト材の充填口が下部を大径にしつつ貫通形成され、前記充填口の内径より小径のレベル調整用兼吊り下げ用のボルトが、前記充填口の下部に配設された支持具にねじ嵌合されつつ前記充填口に挿入されることを特徴とするプレキャストコンクリート版。
- 前記表面被覆材は、タイルからなることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記タイルは、表面が略球面状に形成されたものであることを特徴とする請求項2記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記タイルは、略球状に形成されたものであることを特徴とする請求項2記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記タイルは、表面が目標とするすべり抵抗値となるように加工が施されたものであることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記表面被覆材は、略球状部材を敷き詰めたものであることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記表面被覆材は、鉄製であることを特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート版。
- 表面模様は、ブラシ模様、擬石乱貼模様、亀甲模様、アニメ模様、幾何学模様、象形模様に設定されることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記コンクリート版は、再生材を用いて形成されることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記コンクリート版は、透水性を有することを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記コンクリート版は、発熱体を内蔵してなることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記コンクリート版は、多角形状に形成されたことを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 目地構造の横目地は、ねじ付スリップバーを使用した突き合わせ目地としたことを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記横目地は、一方の版に前記スリップバーを埋め込み、他方に鋼管を埋め込んで、連結できる構成であって、版を敷設し、段差調整後に鋼管内をグラウト材で充填できるように、グラウト材注入孔及びエア抜き孔とが設けられ、スリップバーの間隔は、所定ピッチに設定され、スリップバーを埋め込む側が千鳥になるように配置されることを特徴とする請求項13記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記グラウト材注入孔は管体から構成され、該管体には、プレキャストコンクリート版設置時の吊り下げ用器具が着脱自由に結合可能であることを特徴とする請求項14記載のプレキャストコンクリート版。
- 目地構造の縦目地は、穴の中にスパイラル鉄筋を設置し、ガラス繊維入りグラウト材を充填する構造であることを特徴とする請求項1〜15のうちいずれか1つに記載のプレキャストコンクリート版。
- 前記縦目地は、楕円形目地に設定され、両方の版の縦目地部側面を予め楕円形に型抜きしておき、版を敷設して段差調整後に、楕円部にスパイラル鉄筋を設置し、ガラス繊維入りグラウト材をグラウト材注入孔から充填することにより形成されることを特徴とする請求項16記載のプレキャストコンクリート版。
- 表面被覆材のパックを行う工程と、
プレキャストコンクリート版の型枠を取り付ける工程と、
パックした表面被覆材を敷設する工程と、
表面と底面との間に下部を大径にしつつ貫通形成されると共にその下部に支持具が配設されたアンダーシーリング用グラウト材の充填口に、該充填口の内径より小径のレベル調整用兼吊り下げ用のボルトを前記支持具にねじ嵌合しつつ取り付ける工程と、
目地モルタルを注入する工程と、
鉄筋を取り付ける工程と、
コンクリートを打設する工程と、
版裏面にアンダーシーリング材誘導溝を付ける工程と、
養生を行う工程と、
反転・脱型を行う工程と、
版表面清掃を行う工程と、
を含むことを特徴とするプレキャストコンクリート版の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23620697A JP3581534B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | プレキャストコンクリート版及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23620697A JP3581534B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | プレキャストコンクリート版及びその製造方法 |
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JPH1181207A JPH1181207A (ja) | 1999-03-26 |
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