JP2014020098A - プレキャストコンクリート部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動や据え付け作業を簡易に行うことを可能としたプレキャストコンクリート部材を提案する。
【解決手段】底面26に面して開口する凹部21が形成されたコンクリート体2と、凹部21に配設されたジャッキ4と、ジャッキ4の下側に配置された車輪3と、ジャッキ4に作動流体を供給するための管路5とを備えるプレキャストコンクリート部材1であって、ジャッキ3は、管路5から供給された作動流体の圧力により伸縮し、ジャッキ3が伸長することで、車輪4が底面26から下方に突出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材に関する。
老朽化した道路の改修工事においては、交通を止めることなく、作業を行うのが望ましい。
このような改修工事を行う場合には、例えば特許文献1に示すように、走行路線を縮小させることで、工事領域と走行路線とを同時に確保する場合がある。
特許文献1に記載の改修工事では、工事領域と走行路線との境界に複数のプレキャストコンクリートブロック(プレキャストコンクリート防護柵)を連続して配設することで、工事領域への走行車両の突入を防護し、工事領域内における作業員の安全を確保している。
特許第4618735号公報
プレキャストコンクリートブロックの搬入や据付には、クレーンやフォークリフト等の重機を利用して行うのが一般的である。ところが、重機を利用したプレキャストコンクリートブロックの運搬作業は、ブロック毎に行う必要があり、多数のプレキャストコンクリートブロックを配置する必要がある場合には、設置作業に多大な手間を要していた。
また、重機による作業を工事領域側のみから行えない場合には、走行路線を長時間にわたって通行止めにする必要があった。
なお、プレキャストコンクリート防護柵と同様に、あらゆるプレキャストコンクリート部材の搬入時や据付時における作業の手間の簡略化が求められている。
本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、移動や据え付け作業を簡易に行うことを可能とした、プレキャストコンクリート部材を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のプレキャストコンクリート部材は、底面に面して開口する凹部が形成されたコンクリート体と、前記凹部に配設された流体式のジャッキと、前記ジャッキの下側に配置された車輪と、前記ジャッキに作動流体を供給するための管路とを備えるものであって、前記ジャッキは、前記管路から供給された作動流体の圧力により伸縮し、前記ジャッキが伸長することで、前記車輪が前記底面から下方に突出することを特徴としている。
かかるプレキャストコンクリート部材によれば、ジャッキを伸張させることで、車輪による走行が可能となるため、容易に移動させることができる。また、ジャッキを収縮させるだけで、プレキャストコンクリート部材の据付が完了するため、据付け作業が容易である。なお、ジャッキの操作は、管路を介して作動流体の圧力を調節することで行う。
また、前記管路が、隣接する他のプレキャストコンクリート部材が備える管路と連結可能であれば、複数のプレキャストコンクリート部材を連結した状態で移動させることができるため、個々に搬送する必要があった従来の施工方法に比べて、作業性が大幅に向上する。
前記車輪が、前記ジャッキに回転体を介して取り付けられていれば、プレキャストコンクリート部材の移動方向を簡易に変更することが可能となる。
また、前記管路が、前記コンクリート体に配設された本管と、前記本管から前記凹部に至る枝管とを備えていれば、1本の本管を利用して複数のジャッキを同時に操作することが可能となる。
なお、前記本管および前記枝管を、前記コンクリート体に埋設しておけば、管路の破損を防ぐことができる。
本発明の第二のプレキャストコンクリート部材は、底面に面して開口する凹部が形成されたコンクリート体と、前記コンクリート体に埋設された管路とを備えるものであって、前記管路が、前記コンクリート体に埋設された本管と、前記本管から前記凹部に至る枝管とを備えていることを特徴としている。
かかるプレキャストコンクリート部材によれば、凹部に配設されたジャッキを、管路を介して操作することが可能となり、プレキャストコンクリート部材の移動や据付を簡易に行うことが可能となる。
本発明のプレキャストコンクリート部材によれば、移動および据付けを簡易に行うことが可能となる。
第一の実施形態に係るプレキャストコンクリート部材を示す斜視図である。 図1に示すプレキャストコンクリート部材の断面図である。 同プレキャストコンクリート部材の正面図である。 同プレキャストコンクリート部材を連結した状態を示す正面図である。 (a)および(b)は同プレキャストコンクリート部材の車輪を示す断面図である。 第二の実施形態に係るプレキャストコンクリート部材を示す斜視図である。 図6に示すプレキャストコンクリート部材の断面図である。 (a)は同プレキャストコンクリート部材の車輪を示す断面図、(b)は同プレキャストコンクリート部材の据え付け状況を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。本実施形態では、本発明のプレキャストコンクリート部材を利用して、コンクリート防護柵を構築する場合について説明する。
コンクリート防護柵は、例えば、道路の補修工事等において、工事領域への走行車両の突入を防護し、工事領域内における作業員の安全を確保するものであり、工事領域と走行路との境界部に添って複数のコンクリート部材1を連設することにより構築される。
<第一の実施形態>
第一の実施形態のプレキャストコンクリート部材1は、図1に示すように、コンクリート体2とジャッキ3と車輪4と管路5とを備えている。
コンクリート体2は、鉄筋コンクリート製のプレキャスト部材である。
コンクリート体2は、図2に示すように、下に向うに従って幅が大きくなるように、左右の側面が傾斜している。コンクリート体2の下部27の側面の傾斜角は、上部28の側面よりも緩やかになっている。なお、コンクリート体2の断面形状は限定されるものではない。
コンクリート体2には、ジャッキ3および車輪4を収納するための車輪用凹部21が形成されている。
車輪用凹部21は、底面26に面して開口するように形成されており、図1に示すように、コンクリート体2の前後左右に1箇所ずつ、計4箇所に形成されている。
本実施形態の車輪用凹部21は、四角柱状に形成されている。なお、車輪用凹部21の形状は限定されるものではなく、例えば、円柱状や錐台状であってもよい。また、車輪用凹部21の箇所数は2箇所以上であれば限定されるものではなく、また、車輪用凹部21の配置も限定されるものではない。
コンクリート体2の下部には、アンカー用凹部22が側面に面して形成されている。
アンカー用凹部22は、コンクリート体2の下部27の側面および底面26に面して開口するように形成されている。アンカー用凹部22は、コンクリート体2の前後左右に1箇所ずつ計4箇所に形成されている。
アンカー用凹部22には、図3に示すように、断面視L字状の取付部材22aが固定されている。プレキャストコンクリート部材1は、この取付部材22aに挿通したアンカーボルトにより路面上に固定される。なお、アンカー用凹部22は、プレキャストコンクリート部材1の固定方法に応じて形成すればよく、必ずしも形成する必要はない。また、アンカー用凹部22の配置や数も限定されるものではない。さらに、取付部材22a形状等も限定されるものではない。
コンクリート体2の一端面(図3において右側の端面)には、連結用の溝23が形成されており、他端面(図3において左側の端面)には溝23の形状に対応する形状の突起24が形成されている。なお、溝23および突起24は、必要に応じて形成すればよく、必ずしも形成されている必要はない。
連設されたプレキャストコンクリート部材1,1は、一方のプレキャストコンクリート部材1の溝23に他方のプレキャストコンクリート部材1の突起24を嵌め込むことにより連結される(図4参照)。
なお、溝23は、平面視半円状に形成されていて、道路線形が曲線を有している場合であっても、隣り合うプレキャストコンクリート部材1,1同士を連結することが可能に構成されている。
また、コンクリート体2の端部の上面および両側面には、取付部25がそれぞれ形成されている。取付部25には、隣り合うプレキャストコンクリート部材1,1間に跨って配設された取付部材が固定される。なお、取付部25の配置や形状は限定されるものではない。
ジャッキ3は、図2に示すように、コンクリート体2に形成された車輪用凹部21の内部において、上面が車輪用凹部21の天井面に当接した状態で固定されている。
ジャッキ3の上面には管路5が接続されていて、下面には回転体6を介して車輪4が取り付けられている。
ジャッキ3は、いわゆる流体式ジャッキであって、管路5を介してコンプレッサーC(図4参照)等の流体供給源から圧送された圧縮空気(作動流体)の圧力により伸縮する。なお、ジャッキ3は、空気式に限定されるものではなく、例えば油圧式や水圧式であってもよい。また、ジャッキ3と管路5との接続位置は、ジャッキ3の上面に限定されるものではなく、例えばジャッキ3の側面であってもよい。
車輪4は、ジャッキ3の下側に取り付けられた状態で、コンクリート体2の車輪用凹部21の内部に配設されている。車輪4は、横軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、回転体6を介してジャッキ3に取り付けられている。
回転体6は、図5の(a)に示すように、ジャッキ3に固定される上部材61と、車輪4に固定される下部材62とを備えている。下部材62は、上部材61に対して縦軸を中心に回転可能である。
つまり、車輪4は、回転体6により、縦軸を中心に回転するため、進行方向の変更が可能に取り付けられている。
車輪4は、ジャッキ3が伸張することにより、図5(b)に示すように、コンクリート体2の底面26から下方に突出する。車輪4が、コンクリート体2の底面26から突出すると、コンクリート体2は地表面から離地する。
また、車輪4は、ジャッキ3が収縮することにより、図5の(a)に示すように、コンクリート体2の車輪用凹部21内に収納される。車輪4が車輪用凹部21に収納されると、コンクリート体2の底面26が地表面に接地する。
管路5は、ジャッキ3に接続されている。コンプレッサーC(図4参照)から吐出された圧縮空気(作動流体)は、管路5を介してジャッキ3に供給される。
本実施形態の管路5は、図2および図3に示すように、本管51と、この本管51から車輪用凹部21に至る枝管52とを備えている。
本管51は、コンクリート体2の幅方向中央であって、高さ方向上部において、コンクリート体2に埋設されている。
本管51を構成する材料は限定されるものではない。また、本管51の本数や配置も限定されない。
本管51は、コンクリート体2を長手方向に貫通している。本管51の両端には図示しないジョイントが形成されている。本実施形態では、ジョイントとして、ワンタッチジョイントを採用することで、プレキャストコンクリート部材1同士を連結するとともに、互いの本管51同士が連結されるようにする。コンプレッサーCにも、他のプレキャストコンクリート部材1(本管5)にも接続されない本管5の端部には、エンドプラグを取り付けて、閉塞する。
なお、ジョイントの構成は限定されるものではなく、例えばメカニカルジョイントであってもよい。また、ジョイントが、可撓性または伸縮性を備えていれば、プレキャストコンクリート部材1同士の接合部において折れ点を有していても、本管同士の接続を簡易に行うことができる。
枝管52は、一端が本管51に接続されていて、他端がジャッキ3に接続されている。枝管52は、コンクリート体2に埋設されている。
本実施形態では、車輪用凹部21の数に応じて、4本の枝管52が配管されているが、枝管52の本数は限定されるものではない。また、枝管52を構成する材料は限定されるものではない。
以上、第一の実施形態のプレキャストコンクリート部材1によれば、ジャッキ3を伸張させて車輪4を接地させることで、走行可能な状態になるため、重機等を使用しなくても、移動させることが可能となる。
そのため、現場内での移動、設置作業を人力により行うことができる。
また、車輪4は、回転体6により回転可能に取り付けられているため、プレキャストコンクリート部材1の移動時の方向を簡易に変更できる。そのため、プレキャストコンクリート部材1の位置決めも容易である。
また、プレキャストコンクリート部材1の据付は、ジャッキ3を収縮させてコンクリート体2の底面26を接地させるとともに、アンカーボルトにより固定すれば完了するため、作業性に優れている。なお、アンカーボルトは必要に応じて使用すればよく、例えば、プレキャストコンクリート部材1の自重で安全性が確保できる場合には、アンカーボルトによる固定は省略してもよい。
ジャッキ3は、コンプレッサーからの圧縮空気の圧力を調節するのみで操作することができる。また、圧縮空気は、1本の本管51から各枝管52,52,…を介して各ジャッキ3,3,…に供給されるため、ジャッキ4を個別に操作する必要もない。
また、図4に示すように、複数のプレキャストコンクリート部材1,1,1を連結した状態であっても、一体に移動させることができるため、プレキャストコンクリート部材1を1つずつ移動させる場合に比べて、作業時間を大幅に縮小させることができる。例えば、工事開始時における防護柵の設置作業および工事終了時の防護柵の退避作業を簡易に行うことができる。
このとき、プレキャストコンクリート部材1,1,1は、互いの本管51同士が連結されているため、複雑な配管作業を要することなく、全てのプレキャストコンクリート部材1,1,1のジャッキ3,3,…を同時に制御することができる。なお、コンプレッサーと反対側の端部に配設されたプレキャストコンクリート部材1の本管51の先端には、エンドキャップを固定して圧縮空気が洩れないようにしておく。
コンプレッサーCから延びる取付管Pの延長を大きくすれば、プレキャストコンクリート部材1の移動距離を自由に設定することができる。
ジャッキ3として、空気式ジャッキを使用しているため、万が一作動流体(空気)が漏れ出したとしても、周囲を汚すことがない。そのため、道路工事において路面を汚す心配もない。
ジャッキ3の内圧を維持できるように、本管5の端部に閉塞弁を設けてもよい。このようにすれば、取付管Pを外した状態でも、プレキャストコンクリート部材1の移動が可能となる。
管路5が予めコンクリート体2に埋設されているため、複雑な配管作業が必要なく、作業性に優れている。
<第二の実施形態>
第二の実施形態のプレキャストコンクリート部材1は、図6に示すように、コンクリート体2とジャッキ3と車輪4と管路5とを備えている。
コンクリート体2は、鉄筋コンクリート製のプレキャスト部材である。
コンクリート体2は、図7に示すように、下に向うに従って幅が大きくなるように、左右の側面が傾斜している。図6に示すように、コンクリート体2の下部27の側面の傾斜は、上部28の傾斜よりも緩やかになっている。なお、コンクリート体2の断面形状は限定されるものではない。
コンクリート体2には、ジャッキ3および車輪4を収納するための凹部21が形成されている。
凹部21は、側面および底面26に面して開口するように形成されており、コンクリート体2の前後左右に1箇所ずつ計4箇所に形成されている。
本実施形態の凹部21は、平面視でコ字状に形成されている。なお、凹部21の形状および配置は限定されるものではない。
凹部21には、図7に示すように、断面視L字状の取付部材21aが固定されていて、この取付部材21aにジャッキ3が固定されている。なお、取付部材21a形状等も限定されるものではない。
取付部材21aは、図8の(a)および(b)に示すように、一片が凹部21の壁面21bに当接した状態で、アンカーボルトBによりコンクリート体2に固定されている。
取付部材21aは、車輪4が凹部21内に設置された状態では取付部材21aの他片が上側になるように配置されており(図8の(a))、図8の(b)に示すように、コンクリート体2を固定する際には取付部材21aの他片が下側になるように配置されている(図8の(b))。
つまり、本実施形態の凹部21は、プレキャストコンクリート部材1の移動時は車輪用を配設するための凹部として機能し、プレキャストコンクリート部材1の据付後は、アンカー固定用の凹部として機能する。なお、車輪用凹部と、アンカー用凹部は、それぞれ個別に設けてもよい。
ジャッキ3は、図6に示すように、コンクリート体2に形成された車輪用凹部21の内部に収納されている。
図8の(a)に示すように、ジャッキ3は、上面が凹部21に固定された取付部材21aの天井面に当接した状態で、車輪用凹部21の内部に固定されている。
この他のジャッキ3の構成は、第一の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
車輪4は、ジャッキ3の下端に取り付けられた状態で、コンクリート体2の車輪用凹部21の内部に配設されている。車輪4は、横軸を中心に回転可能に取り付けられているとともに、回転体6を介してジャッキ3に取り付けられている。
車輪4および回転体6の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
管路5は、ジャッキ3に接続されている。コンプレッサーC(図4参照)から吐出された圧縮空気(作動流体)は、管路5を介してジャッキ3に供給される。
本実施形態の管路5は、図6および図7に示すように、本管51と、この本管51から凹部21に至る枝管52とを備えている。
本管51は、コンクリート体2の幅方向中央であって、高さ方向上部において、コンクリート体2に埋設されている。
本管51を構成する材料は限定されるものではない。また、本管51の本数や配置も限定されない。
枝管52は、一端が本管51に接続されていて、他端が凹部21に面した状態で、コンクリート体2に埋設されている。
枝管52は、凹部21において、ジャッキ3に接続されている。
本実施形態では、凹部21の数に応じて、4本の枝管52が配管されているが、枝管52の本数は限定されるものではない。また、枝管52を構成する材料は限定されるものではない。
この他の管路5の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
また、この他のコンクリート体2の構成も、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、第二の実施形態のプレキャストコンクリート部材1によれば、ジャッキ3を伸張させて車輪4を接地させることで、走行可能な状態になるため、重機等を使用しなくても、移動させることが可能となる。
そのため、現場内での移動や設置作業を人力により行うことができる。
また、プレキャストコンクリート部材1の据付は、ジャッキ3を収縮させてコンクリート体2の底面26を接地させ、ジャッキ3および車輪4を取り外した後、図8の(b)に示すように、取付部材21aの向きを変えてアンカーボルトにより固定すれば完了するため、作業性に優れている。なお、アンカーボルトは必要に応じて使用すればよく、例えば、プレキャストコンクリート部材1の自重で安全性が確保できる場合には、アンカーボルトによる固定は省略してもよい。
凹部21が、コンクリート体2の側面に面して開口しているため、ジャッキ3および車輪4の着脱が可能となる。そのため、ジャッキ3および車輪4を転用することが可能である。
この他の第二の実施形態に係るプレキャストコンクリート部材1の作用効果は、第一の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、本発明に係る実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
前記実施形態では、本発明に係るプレキャストコンクリート部材により防護柵を形成する場合について説明したが、プレキャストコンクリート部材の使用目的は防護柵に限定されるものではない。また、プレキャストコンクリート部材の形状も限定されない。
前記実施形態では管路が、コンクリート体に予め埋設されている場合について説明したが、管路は必ずしも埋設されている必要はない。つまり、管路をコンクリート体の上面または側面に沿って配管することで、プレキャストコンクリート部材の据付け後に取り外してもよい。
本管または枝管のいずれか一方のみがコンクリート体に埋設されていて、他方が着脱可能にコンクリート体の表面に設置されていてもよい。
プレキャストコンクリート部材の移動は、1つずつ行ってもよいし、複数を連結した状態で行ってもよい。
前記実施形態では、全ての車輪が回転体を介してジャッキに取り付けられている場合について説明したが、コンクリート体の一端側または他端側に配設された車輪のみに回転体を設置してもよい。また、回転体は必ずしも設置されている必要はなく、省略してもよい。
また、車輪4の構成は限定されるものではなく、例えば、キャスタータイプのものやローラー等の他、ボールベアーやオムニフレーム等のように回転方向が限定されないものであってもよい。
また、ジャッキおよび車輪は、プレキャストコンクリート部材に対して着脱可能に設置されていてもよいし、一体に固定されていてもよい。
1 プレキャストコンクリート部材
2 コンクリート体
21 車輪用凹部(凹部)
26 底面
3 ジャッキ
4 車輪
5 管路
51 本管
52 枝管
6 回転体

Claims (6)

  1. 底面に面して開口する凹部が形成されたコンクリート体と、
    前記凹部に配設された流体式のジャッキと、
    前記ジャッキの下側に配置された車輪と、
    前記ジャッキに作動流体を供給するための管路と、を備えるプレキャストコンクリート部材であって、
    前記ジャッキは、前記管路から供給された作動流体の圧力により伸縮し、
    前記ジャッキが伸長することで、前記車輪が前記底面から下方に突出することを特徴とする、プレキャストコンクリート部材。
  2. 前記管路は、隣接する他のプレキャストコンクリート部材が備える管路と連結可能であることを特徴とする、請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材。
  3. 前記車輪は、前記ジャッキに回転体を介して取り付けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のプレキャストコンクリート部材。
  4. 前記管路が、前記コンクリート体に配設された本管と、前記本管から前記凹部に至る枝管と、を備えていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のプレキャストコンクリート部材。
  5. 前記本管および前記枝管が、前記コンクリート体に埋設されていることを特徴とする、請求項4に記載のプレキャストコンクリート部材。
  6. 底面に面して開口する凹部が形成されたコンクリート体と、
    前記コンクリート体に埋設された管路と、を備えるプレキャストコンクリート部材であって、
    前記管路が、前記コンクリート体に埋設された本管と、前記本管から前記凹部に至る枝管と、を備えていることを特徴とする、プレキャストコンクリート部材。
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