JPH0613535B2 - 新規な有機珪素化合物、その製法並びに該化合物を有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents

新規な有機珪素化合物、その製法並びに該化合物を有効成分とする抗腫瘍剤

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JPH0613535B2
JPH0613535B2 JP59188197A JP18819784A JPH0613535B2 JP H0613535 B2 JPH0613535 B2 JP H0613535B2 JP 59188197 A JP59188197 A JP 59188197A JP 18819784 A JP18819784 A JP 18819784A JP H0613535 B2 JPH0613535 B2 JP H0613535B2
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0803Compounds with Si-C or Si-Si linkages
    • C07F7/081Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te
    • C07F7/0812Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な有機珪素化合物、その製法並びに該化合
物を有効成分とする抗腫瘍剤に係る。
(従来の技術及びその欠陥) 抗腫瘍作用を有する含珪素化合物としては、シラトラン
系の化合物が従来から知られている。しかしながら、こ
のシラトラン系化合物は毒性が高いために使用上問題が
ある。
一方、抗腫瘍剤として臨床治療に用いられている化合物
としては5−フルオロウラシルがある。この化合物は優
れた抗腫瘍作用を有しているが、経口投与の場合に特に
強い毒性を示し消化管障害を起こし易いために、専ら注
射剤の形態で用いられている。この欠陥を克服するため
に、即ち経口投与を可能にするために開発された化合物
が1−(2−テトラヒドロフリル)−5−フルオロウラ
シルであるが、この化合物は毒性において弱いが、抗腫
瘍作用も弱いと云う欠陥を有している。
一方、特開昭56−63966公報にもウラシル系化合物が開
示されており、この公開特許公報には毒性や副作用がな
く、抗癌活性が強い旨記載されているが、抗腫瘍活性に
関する具体的なデータは示されておらず且つ開示されて
いる化合物の代表例としては1-[2-[(2-トリメチルシリルエチル)チオ]
エチルカルバモイル]-5-フルオロウラシルを挙げること
ができるが、この化合物は実際には毒性が比較的高く(L
D50:1095 mg/kg)、又シラトラン系化合物と同様な副作
用を示す点に問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、本発明は高い抗腫瘍活性を有しており且つ無毒
性乃至低毒性の化合物を提供し、これによって、従来の
抗腫瘍剤が有していた抗腫瘍活性の高さと使用安全性と
における相反する課題を解決しようとするものである。
(問題を解決する手段及び作用) 本発明によれば、上記の問題点は式 (式中Rはハロゲンを意味し、R,R及びRはア
ルキル基又はフェニル基を意味し、Rは水素を意味
し、m及びnは2又は3の整数を意味し、但しR,R
及びRがメチル基を意味する場合に同時に2の整数
を意味することはない) にて示される新規な有機珪素化合物によって解決され
る。
即ち、上記式Iにて示される化合物は何れも優れた抗腫
瘍活性を示し且つ毒性が極めて低いのである。
式Iにて示される化合物において、ハロゲンとは弗素、
塩素、臭素又は沃素であることができるが、弗素が殊に
好ましい。アルキル基とは直鎖状、枝鎖状又は環状アル
キル基であることができ、直鎖状アルキル基の例として
は炭素数1〜10のアルキル基例えばメチル、エチル、
n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシ
ル、n−デシル基等を挙げることができ、枝鎖状アルキ
ル基の例としてはイソプロピル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、イソペンチル基等を挙げることが
でき、又環状アルキル基の例としては炭素数3以上のも
の、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル基等を挙げるこ
とができる。アルコキシ基としてはメトキシ、エトキ
シ、2−メトキシエトキシ基等を挙げることができる。
本発明方法によれば、上記式Iにて示される化合物は、
基本的には、式 〔式中R,R,R,m及びnは前記の意味を有
し、Rは基−N=C=O,-NHR4又は (Rは前記の意味を有する)を意味する〕 にて示される化合物と式 (式中Rは前記の意味を有し、Rは水素、アルカリ金
属又は基-COCを意味する) にて示される化合物とを反応させることにより製造する
ことができる。
更に具体的に述べれば、次の諸方法に従って式Iの化合
物を製造することができる。
(式中R,R,R,R,m及びnは前記の意味
を有する) にて示される化合物と式 (式中Rは前記の意味を有する) にて示される1−クロロホルミル−5−置換ウラシルと
を反応させる方法。
この反応は等モル量の両原料化合物を溶媒の存在下に攪
拌するだけで進行する。溶媒としてはピリジン、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリルトリア
ミド、アセトニトリル、ニトロメタン等を用いることが
できる。反応温度は原料や溶媒の種類等に依存し、必ず
しも一定しないが、式III-aで示される上記クロロホル
ミル体が一般に不安定であるために0〜10℃の温度を
採用するのが適当である。尚、1−クロロホルミル−5
−フルオロウラシルはBull.Chem.Soc.Japan第50巻第
9号、第2406〜2412頁(1977年)に記載の方法に従
って合成することができる。
(発明の効果) 本発明による新規な有機珪素化合物は抗腫瘍作用殊に固
型腫瘍に対して抑制作用を有しており、抗腫瘍剤の有効
成分として用いることができる。
本発明による有機珪素化合物は無毒性乃至低毒性のもの
であり、従ってこれを用いて調整される抗腫瘍剤は経口
投与用とすることも非経口投与用とすることもできる。
(抗腫瘍剤とする場合の剤型及び投与量) 経口投与用の剤型としては錠剤、カプセル剤、顆粒剤等
があり、非経口投与用の剤型としては座剤を挙げること
ができる。これらの製剤化は常法により行なうことがで
き、ヒトに投与する場合の容量は症状、剤型等に依存す
るが、一般に成人に対して1日当り経口剤では300〜
5000mgであり、座剤では100〜2000mgとする
のが望ましい。
(実施例及び薬理効果試験例) 次に、本発明による化合物の製造例及び薬理効果試験
例、毒性試験、製剤例に関して具体的に説明する。
製造例1 1−〔2−〔(3−トリメチルシリルプロピル)チオ〕
エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラシルの製造 5−フルオロウラシル13.0g(0.100モル)を無水
ピリジン400mlに溶解させ、活性炭3.0gを添加し、
この溶液を5℃に保ちこれにトリクロロメチルクロロホ
ルメート9.90g(50.0ミリモル)を徐々に滴下し、
次いで5℃で1時間攪拌した後に過剰のホスゲンを減圧
下に除去した。
この反応溶液にアルゴン気流下に10℃で2−〔(3−
トリメチルシリルプロピル)チオ〕エチルアミン9.57
g(50.0ミリモル)を徐々に添加した後に1時間攪拌
し、次いで減圧下に溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル4
00ml及び3%HCl300mlにより溶解させ、セライト過
により活性炭を除去した。液の酢酸エチル層を採取し
て水500mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を減圧下に留去した。得られた結晶をエチルエーテ
ルから再結晶させた処、所望の化合物が15.7g得られた
(収率90.7%)。
融 点 109〜110℃ 元素分析 C1322FNSSi 計 算: H6.38 C44.94 N12.09 実 測: H6.47 C44.75 N11.99 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3300(νNH)、2960、2920(νCH)、
1740、1700(νC=0)、1525
(δNH)、1250(νC−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: 0.03 (9H,s,−Si(CH) 0.83 (2H,A1.60 (2H,m, 2.58 (2H,t,J=7.6Hz, 2.74 (2H,t,J=6.4Hz,−SCH CHNH
−) 3.61 (2H,q,J=6.4Hz,−SCH CHNH
−) 7.44 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.00〜9.60 (2H,m,N−H,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 347(M)、332、202、73(ベースピー
ク) 製造例2 1−〔2−〔(2−トリエチルシリルエチル)チオ〕エ
チルカルバモイル〕−5−フルオロウラシルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに2−〔(2
−トリエチルシリルエチル)チオ〕エチルアミン11.0
g(50.0ミリモル)を用いた処、所望の化合物17.5
gが得られた(収率93.2%)。
融 点 76℃ 元素分析 C1526FNSSi 計 算: H6.98 C47.97 N11.19 実 測: H7.22 C47.67 N11.17 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3320(νNH)、2950、(νCH)、174
0、1700(νC=0)、1525(δNH)、12
30(νC−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: 0.27〜1.36(17H,m,−CHSi(C
) 2.54 (2H,A2.74 (2H,t,J=7.0Hz,−SC2 CHNH
−) 3.58 (2H,q,J=7.0Hz,−SCH2 NH
−) 8.23 (1H,m,N−H) 8.42 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.23 (1H,m,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 216、188(ベースピーク) 製造例3 1−〔2−〔(2−ジメチルフエニルシリルエチル)チ
オ〕エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラシルの製
造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに2−〔(2
−ジメチルフエニルシリルエチル)チオ〕エチルアミン
10.8g(45.0ミリモル)を用いた処、所望の化合物
15.5gが得られた(収率87.3%)。
融 点 90〜91℃ 元素分析 C1526FNSSi 計 算: H5.61 C51.62 N10.62 実 測: H5.71 C51.66 N10.54 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3350、3310(νNH)、2960、2930
(νCH)、1735(νC=0)、1505
(δNH) NMRスペクトル (CDCl3)δ: 0.27 (6H,s,−Si(CHPh) 1.10 (2H,A2.49 (2H,A2.69 (2H,t,J=6.0Hz,−SC2 CHN−) 3.52 (2H,q,J=6.0Hz,−SC2 CHN−) 7.33 (5H,m,−S(CH Ph) 8.40 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.25 (2H,m,N−H,H−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 265、222、135(ベースピーク) 製造例4 1−〔2−〔(2−ジメチル−n−オクチルシリルエチ
ル)チオ〕エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラシ
ルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、2−
〔(2−ジメチル−n−オクチルシリルエチル)チオ〕
エチルアミン13.8g(50.0ミリモル)を用いて得ら
れた粗結晶をエーテル−n−ヘキサンから再結晶した
処、所望の化合物17.1gが得られた(収率79.1
%)。
融 点 60〜61℃ 元素分析 C1931FNSSi 計 算: H7.94 C52.87 N9.74 実 測: H8.26 C52.63 N9.71 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3430(νNH)、2930、2860(νCH)、
1735(νC=0)、1530(δNH) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.05 (6H,s,n−オクチル(CH32 Si−) 0.22〜1.52(17H,m,n−オクチル(CH
CH2 −) 2.46 (2H,A2.72 (2H,t,J=6.0Hz,−SC2 CHNH
−) 3.57 (2H,q,J=6.0Hz,−SC2 CHNH
−) 8.42 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.27 (2H,m,N−H,H−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 188、160(ベースピーク) 製造例5 1−〔2−〔(2−ジメチルイソプロピルシリルエチ
ル)チオ〕エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラシ
ルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、2−
〔(2−ジメチルイソプロピルシリルエチル)チオ〕エ
チルアミン10.3g(50.0ミリモル)を用いて得られ
た粗結晶をエーテル−n−ヘキサンから再結晶させた
処、所望の化合物16.8gが得られた(収率93.0
%)。
融 点 85〜86℃ 元素分析 C1424FNSSi 計 算: H6.69 C46.51 N11.62 実 測: H6.87 C46.34 N11.63 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3420(νNH)、2960(νCH)、1725、
1690(νC=0)、1525(δNH)、1250
(νC−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.06 (6H,s,i−プロピル(CH32 Si) 0.32〜1.15(9H,m,i−プロピル(CHSi
2 −) 2.12〜3.09(4H,m, 3.57 (2H,q,J=6.0Hz,−SCH2 NH
−) 8.42 (1H,d,J=7.0Hz,CH) 9.30 (2H,m,N−H,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 188、160、100(ベースピーク) 製造例6 1−〔2−〔(2−ジメチル−n−プチルシリルエチ
ル)チオ〕エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラシ
ルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、2−
〔(2−ジメチル−n−ブチルシリルエチル)チオ〕エ
チルアミン11.0g(50.0ミリモル)を用いて得られ
た粗結晶をメタノールから再結晶させた処、所望の化合
物17.2gが得られた(収率91.5%)。
融 点 71〜72℃ 元素分析 C1526FNSSi 計 算: H6.98 C47.98 N11.19 実 測: H7.14 C47.63 N11.14 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3300(νNH)、2960、2920(νCH)、
1735(νC=0)、1520(δNH)、1250
(νC−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.04 (6H,s,n−ブチル(CH
i) 0.16〜1.62(11H,m,n−ブチル(CHSi
CH2 −) 2.26〜3.19(4H,m, 3.39〜3.82(2H,m,−SCH2 NH−) 8.42 (1H,d,J=6.0Hz,C−H) 9.21 (2H,m,N−H,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 375(M)、318、160(ベースピーク) 製造例7 1−〔2−〔(2−ジフエニルメチルシリルエチル)チ
オ〕エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラシルの製
造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、2−
〔(2−ジフエニルメチルシリルエチル)チオ〕エチル
アミンを用いて得られた粗結晶をメタノールから再結晶
させた処、所望の化合物12.6gが得られた(収率69.
0%)。
融 点 119〜120℃ 元素分析 C2224FNSSi 計 算: H5.29 C57.75 N9.18 実 測: H5.32 C57.51 N9.06 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3430(νNH)、2840(νCH)、1740
(νC=0)、1520(δNH)、1235(ν
C−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: 0.50 (3H,s,Ph3 Si) 1.34 (2H,A,B2.50 (2H,A,B2.63 (2H,t,J=6.0Hz,−SC2 CHNH
−) 3.45 (2H,q,J=6.0Hz,−SCH2 NH
−) 7.28 (10H,m,Ph2 CHSi−) 8.34 (1H,d,J=6.0Hz,C−H) 9.17 (2H,m,N−H,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 327、285、197(ベースピーク) 製造例8 1−〔3−〔(2−トリメチルシリルエチル)チオ〕プ
ロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラシルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、3−
〔(2−トリメチルシリルエチル)チオ〕プロピルアミ
ン9.55g(50.0ミリモル)を用いて得られた粗結晶
をエーテル−n−ヘキサンから再結晶させた処、所望の
化合物13.3gが得られた(収率76.4%)。
融 点 114〜115℃ 元素分析 C1322FNSSi 計 算: H6.38 C44.94 N12.09 実 測: H6.55 C44.87 N12.11 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、2960(νCH)、1740
(νC=0)、1505(δNH)、1250(ν
C−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: 0.03 (9H,s,(CHSi−) 0.81 (2H,A,B1.87 (2H,m,−SCH2 CHNH−) 2.21〜2.94 (4H,m, 3.49 (2H,q,J=6.0Hz,CHNH−) 8.42 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.10 (1H,m,N−H) 9.50 (1H,m,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 347(M)、305、73(ベースピーク) 製造例9 1−〔3−〔(2−ジメチルイソプロピルシリルエチ
ル)チオ〕プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラ
シルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、3−
〔(2−ジメチルイソプロピルシリルエチル)チオ〕プ
ロピルアミン11.0g(50.0ミリモル)を用いて得ら
れた粗結晶をエーテルから再結晶させた処、所望の化合
物17.3gが得られた(収率92.0%)。
融 点 122〜123℃ 元素分析 C1526FNSSi 計 算: H6.98 C47.98 N11.19 実 測: H7.10 C48.16 N11.40 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、2950(νCH)、1735、
1660(νC=0)、1250(νC−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.03 (6H,s, 0.58〜1.11 (9H,m,i−プロピル(CH
iC2 −) 1.89 (2H,m,J=7.0Hz,−SC2 CHCH
NH−) 2.35〜2.78 (4H,m,−CHSCH−) 3.53 (2H,q,J=6.5Hz,−C2 NH−) 8.46 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.05 (2H,m,N−H,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 202、174(ベースピーク) 製造例10 1−〔3−〔(3−トリメチルシリルプロピル)チオ〕
プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラシルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、3−
〔(3−トリメチルシリルプロピル)チオ〕プロピルア
ミン10.3g(50.0ミリモル)を用いて得られた粗結
晶をエーテル−n−ヘキサンから再結晶させた処、所望
の化合物16.6gが得られた(収率92.0%)。
融 点 105〜106℃ 元素分析 C1424FNSSi 計 算: H6.69 C46.51 N11.62 実 測: H6.71 C46.80 N11.74 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、2960(νCH)、1735、
1670(νC=0)、1250(νC−Si) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.02 (9H,s,(CHSi−) 0.42〜0.75 (2H,m, 1.22〜2.15 (4H,m,−C2 CHSCH2
CHNH−) 2.32〜2.75 (4H,m,−C2 SC2 −) 3.52 (2H,q,J=6.5Hz,−C2 NH−) 8.45 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.05 (1H,m,N−H) 9.45 (1H,m,N−H) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 216(ベースピーク) 製造例11 1−〔3−〔(3−ジメチルイソプロピルシリルプロピ
ル)チオ〕プロピルカルバモイル〕5−フルオロウラシ
ルの製造〕 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、3−〔3
−ジメチルイソプロピルシリルプロピル)チオ〕プロピ
ルアミン11.7g(50.0ミリモル)を用いて得た粗結
晶をエーテル−n−ヘキサンから再結晶させた処、所望
の化合物16.4gが得られた(収率84.3%)。
融 点 101〜102℃ 元素分析 C1628FNSSi 計 算: H7.24 C49.33 N10.79 実 測: H7.10 C49.52 N10.60 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、2950(νCH)、1720
(νC=0)、1670(νCONH) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.03 (6H,s, 0.19〜1.15 (8H,m, 1.25〜2.25 (5H,m, 2.35〜2.75 (4H,m,−CHSCH−) 3.54 (2H,q,J=6.0Hz,−NHC2 −) 8.46 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.05 (2H,幅広、2×NH) 製造例12 1−〔2−〔(3−ジメチルイソプロピルシリルプロピ
ル)チオ〕エチルカルバモイル〕5−フルオロウラシル
の製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、2−
〔(3−ジメチルイソプロピルシリルプロピル)チオ〕
エチルアミン11.0g(50.0ミリモル)を用いて得ら
れた粗結晶をエチルエーテルから再結晶させた処、所望
の化合物16.7gが得られた(収率89.0%)。
融 点 113〜114℃ 元素分析 C1526FNSSi 計 算: H6.98 C47.98 N11.19 実 測: H7.11 C48.15 N11.00 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、2950(νCH)、1750
(νC=0)、1680(νCONH) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.02 (6H,s, 0.40〜1.16 (8H,m, 1.32〜1.92 (3H,m, 2.45〜2.92 (4H,m,−C2 SC2 −) 3.63 (2H,q,J=6.5Hz,−NHC2 −) 8.45 (1H,d,J=7.2Hz,C−H) 9.22 (2H,幅広、2×NH) 製造例13 1−〔2−〔(3−ジメチル−tert−ブチルシリルプロ
ピル)チオ〕エチルカルバモイル〕−5−フルオロウラ
シルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに2−〔(3
−ジメチル−tert−ブチルシリルプロピル)チオ〕エチ
ルアミン11.7g(50.0ミリモル)を用いて得た粗結
晶をエチルエーテルから再結晶させた処、所望の化合物
18.4gが得られた(収率94.5%)。
融 点 123〜124℃ 元素分析 C1628FNSSi 計 算: H7.24 C49.33 N10.79 実 測: H7.44 C49.50 N10.72 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、2850、2830(νCH)、
1735(νC=0)、1680(νCONH) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.03 (6H,s, 0.45〜0.82(8H,m, 0.89 (9H,s,t−ブチル) 1.32〜1.92(3H,m, 2.45〜2.90(4H,m,−CHSCH−) 3.62 (2H,q,J=6.0Hz,−N2 −) 8.45 (1H,d,J=7.0Hz,−C−H) 9.22 (2H,幅広、2×NH) 製造例14 1−〔3−〔(3−tert−ブチルジメチルシリルプロピ
ル)チオ〕プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラ
シルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに、3−
〔(3−tert−ブチルジメチルシリルプロピル)チオ〕
プロピルアミン12.4g(50.0ミリモル)を用いて得
た粗結晶をエーテル−n−ヘキサンから再結晶させた
処、所望の化合物18.4gが得られた(収率91.4
%)。
融 点 102〜103℃ 元素分析 C1730FNSSi 計 算: H7.49 C50.59 N10.41 実 測: H7.66 C50.34 N10.45 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3350(νNH)、3080、2960、2940、
2860(νCH)、1730(νC=0)、1670
(νCONH) NMRスペクトル (CDCl3)δ: -0.09 (6H,s,t−ブチル(CCH32 Si) 0.38〜0.75(2H,m,t−ブチル(CHSiC
2 ) 0.85 (9H,s,t−ブチル) 1.25〜2.18 (4H,m, 2.35〜2.75 (4H,m, 3.31〜3.75 (2H,m,−C2 NH−) 8.50 (1H,d,J=7.0Hz,−C−H) 9.11 (1H,幅広、NH,DO添加で交換可能) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 216(ベースピーク) 製造例15 1−〔3−〔(3−n−プチルジメチルシリルプロピ
ル)チオ〕プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラ
シルの製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに3−〔(3
−n−ブチルジメチルシリルプロピル)チオ〕プロピル
アミン12.4g(50.0ミリモル)を用いて得た粗結晶
をエーテル−n−ヘキサンから再結晶させた処、所望の
化合物19.3gが得られた(収率95.7%)。
融 点 71〜72℃ 元素分析 C1730FNSSi 計 算: H7.49 C50.59 N10.41 実 測: H7.88 C51.10 N10.44 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3330(νNH)、3080、2960、2930
(νCH)、1740(νC=0)、1665(ν
CONH) NMRスペクトル (CDC3)δ: -0.07 (6H,s,n−ブチル(CCH32 Si−) 0.31〜2.21 (15H,m,n−ブチル(CH
iC2 2 −CHSCHCH−) 2.38〜2.75(4H,m, 3.33〜3.71 (2H,m,−C2 NH−) 8.46 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.06 (1H,幅広,NH,DO添加で交換可能) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 258、216(ベースピーク) 製造例16 1−〔3−〔(3−ジメチルフエニルシリルプロピル)
チオ〕プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラシル
の製造 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに3−〔(3
−ジメチルフエニルシリルプロピル)チオ〕プロピルア
ミン13.4g(50.0ミリモル)を用いて得た粗結晶を
エーテル−n−ヘキサンから再結晶させた処、所望の化
合物19.8gが得られた(収率93.2%)。
融 点 51〜52℃ 元素分析 C1926FNSSi 計 算: H6.19 C53.88 N9.92 実 測: H6.49 C54.57 N9.79 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3350(νNH)、3080、2960、2930
(νCH)、1735(νC=0)、1690(ν
CONH) NMRスペクトル (CDC3)δ: 0.22 (6H,s,Ph(CCH32 Si−) 0.65〜1.05 (2H,m,Ph(CHSiC2
−) 1.22〜2.08 (4H,m,Ph(CHSiCH
2 CH−SCH2 −) 2.35〜2.72 (4H,m,Ph(CHSiCH
2 −SC2 −) 3.28〜3.72 (2H,m,−C2 NH−) 7.18〜7.62 (5H,m,Ph(CHSi−) 8.44 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 9.05 (2H,幅広,2×NH,DO添加で変換可
能) Massスペクトル(EI/DI)m/z: 278、137(ベースピーク) 製造例17 1−〔3−〔(2−n−ブチルジメチルシリルエチル)
チオ〕プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラシル 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに3−〔(2
−n−ブチルジメチルシリルエチル)チオ〕プロピルア
ミン11.7g(50.0ミリモル)を用いて得た粗結晶を
n−プロピルアルコールから再結晶させた処、所望の化
合物11.9gが得られた(収率61.2%)。
融 点 83.5〜84.0℃ 元素分析 C1628FNSSi 計 算: H7.24 C49.33 N10.79 実 測: H7.41 C49.36 N10.87 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3340(νNH),3090,2930(νCH),
1740(νC=0),1690(νCONH) NMRスペクトル (CDC3)δ: -0.08 (6H,s, 0.2−1.4 (11H,m, 1.87 (2H,q,J=7.0Hz, 2.3−2.9 (4H,m,−CHS−CH−) 3.47 (2H,q,J=7.0Hz, 8.48 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 8.9−9.3 (2H,br., FAB−MSスペクトルm/z: 390〔(M+H)〕 製造例18 1−〔3−〔(2−ジメチルフェニルシリルエチル)−
チオ〕プロピルカルバモイル〕−5−フルオロウラシル 製造例1と同様にして、但し2−〔(3−トリメチルシ
リルプロピル)チオ〕エチルアミンの代りに3−〔(2
−ジメチルフェニルシリルエチル)チオ〕プロピルアミ
ン12.7g(50.0ミリモル)を用いて得た粗結晶をエ
チルエーテルから再結晶させた処、所望の化合物15.1
gが得られた(収率73.7%)。
融 点 93.5〜94.0℃ 元素分析 C1824FNSSi 計 算: H5.91 C52.79 N10.26 実 測: H6.20 C52.88 N10.37 IRスペクトル ▲νKBr max▼cm-1: 3320(νNH),3060,2960,2840
(νCH),1745(νC=0),1690(ν
CONH) NMRスペクトル (CDC3)δ: 0.32 (6H,s, 0.9−1.3 (2H,m, 1.90 (2H,q,J=7.0Hz, 2.4−2.9 (4H,m,−CHSCH−) 3.55 (2H,q,J=7.0Hz, 7.3−7.8 (5H,m,Ar−H) 8.57 (1H,d,J=7.0Hz,C−H) 8.9−9.4 (2H,br., FAB−MSスペクトルm/z: 410〔(M+H)〕 薬効試験例1 抗腫瘍効果試験(試験管内でのKB細胞に対する細胞増
殖抑制効果) 1×10個のKB細胞を1mlの10%牛血清添加イー
グル培地で培養試験管を用い炭酸ガス培養装置(5%CO
2、37℃)中で24時間培養した。その後、使用済の
培養液を棄却し、新鮮な培養液0.9mlを添加し、これに
前記製造例に記載の方法により得た化合物を含有する同
様な培養液を各々0.1ml宛添加して更に3日間に亘り、
それぞれ培養した。培養終了後に、トリパンブルー染色
による色素排除(dye-exclusion)法で生細胞数を計測
した。
一方、対照群には本発明による化合物を含有しない培養
液を各々0.1ml宛添加して同様に処理した。
上記実験処理により、本発明による化合物を含有する群
と対照群との間で50%腫瘍細胞増殖阻止濃度(IC50
を決定した結果は下記表1に示される通りであった。
薬効試験例2 L-1210白血病に対する抗腫瘍効果 体重20〜21g(約5週令)のBDF1、雌マウスに1×
10個のL-1210細胞を腹腔内に移植し、細胞移植後
1,5及び9日目に薬物を250mg/Kg500mg/Kgで経
口投与し、生存日数を調べた。結果は無処理の対照群
(C)に対してILS(%)で表わした。
T:薬物作用群が死亡に至る迄の日数 C:対照群が死亡に至る迄の日数 結果は表2に示される通りであった。
薬効試験例3 colon-38 carcinomaに対する抗腫瘍性 体重20〜21g(約5週令)のBDF1、雌マウスにcolo
n-38 carcinomaの固型癌より調整した10(W/V)%の細
胞懸濁物を0.02mlマウスの皮下に移植し、薬物は癌細
胞移植後、1,5,9日目に経口的に投与した。また癌
腫の長径と短径を細胞移植後11,14,18,21,
25及び28日目に測って癌腫の容積を次の式で計算し
た。
1/2L×Wmm3(Lは長径、Wは短径)そして28日目に
マウスは屠殺され、癌の摘出の後その重量を秤量して、
無処置の対照群(C)との比較で阻止率で表明した。
阻止率の算出式は下記の通りである。
阻止率(%)=(C−T)/C×100 T:薬物作用群の腫瘍重量 C:対照群の腫瘍重量 結果は表3に示される通りであった。
薬効試験例4 MM−46 adenocarcinomaに対する抗腫瘍効果 5週令のC3H/He雌マウスに1×10個のMM−4
6 adenocarcinomaを皮下移植し、薬物投与は、いずれ
の系に於いても細胞移植後1,5,9日目に経口投与し
た。そして生存日数を調べた。抗腫瘍性は、それぞれ無
処置の対照群(C)に対してT/C(%)即ちT/C×100(%)で生存
日数の延長として表現した。
T:薬物作用群が死亡に至る迄の日数 C:対照群が死亡に至る迄の日数 結果は表4に示される通りであった。
薬効試験例5 B−16 melanomaに対する抗腫瘍性 5週令のBDF1雌マウスに1×10個のB−16melano
maを皮下に移植し薬物投与は細胞移植後1,5,9日の
3回経口投与を行い抗腫瘍性は、癌細胞移植後21日目
に動物を屠殺し癌重量を秤量し癌細胞の増殖阻止率で表
現した。
阻止率の算出式は下記の通りである。
阻止率(%)=(C−T)/C×100 T:薬物作用群の腫瘍重量 C:対照群の腫瘍重量 結果は表5に示す通りであった。
表5 薬効試験例6 Lewis lung carcinomaに対する抗腫瘍性 5週令のBDF1雌マウスに1×10個のLewis肺癌細胞
を右側耳皮下に移植し、薬物投与は細胞移植後1日目よ
り10日までの10回経口投与を行い、細胞移植21日
目にマウスは屠殺され、Primarly tumorの重量秤量と肺
を摘出後、常法に従って固定後、癌細胞の転移数を低倍
率の実体顕微鏡にて数えた。抗腫瘍性はPrimarlyの癌重
量の抑制率と転移抑制率として表現した。
重量抑制率(%)=(C−T)/C×100 T:薬物作用群における癌細胞移植部位の腫瘍重量 C:対照群における癌細胞移植部位の腫瘍重量 転移抑制率(%)=(C−T)/C×100 T:薬物作用群における癌細胞の肺への転移数 C:対照群における癌細胞の肺への転移数 結果は表6に示される通りであった。
比較薬効試験例 薬効試験例3、5及び6と同様にして、但し次の化合物
に関して癌乃至腫瘍細部であるColon-38 Carcinoma、B-
16 Melanoma及びLewis Lung Carcinomaに対する抗腫瘍
活性を調べた。
本発明による化合物: 製造例1、6、8、9、12、15又は16による化合物。
公知の化合物: a)カルモフール(Carmofur); 本発明による化合物と同様に、1−カルバモイル−5−
フルオロウラシル構造を有する化合物であるために採
択。
b)1−[2−[(2−トリメチルシリルエチル)チオ]
エチルカルバモイル]−5−フルオロウラシル;特開昭
56−63966公報に開示されている化合物であって、本発
明による化合物と近似する構造を有する化合物であるた
めに採択。
結果は下記の表7−9に示されている通りであり、本発
明による化合物の抗腫瘍活性は上記の公知化合物と比較
する場合に有意に優れている。
尚、下記の諸表に記載されている増殖阻止率(腫瘍の重
量抑制率と同義)及び転移抑制率の算出式は薬効試験例
6に記載のものと同一である。
急性毒性試験 体重21g〜22g(約5週令)のCrJ/CDI雌マウスを
用いて0.1%P−1570に懸濁させた各薬物を胃ゾンデに
より強制経口投与した。マウスは番号を付され、投与時
直前と一日一回体重秤量及び一般症状の観察が行われ
た。死亡マウスは直ちに剖検されて、特に消化管は詳細
にチェックされた。生存動物は投与後21日目に全匹屠
殺し、内臓を中心とする剖検所見を行った。
LD50の算出はLeed and Munchの方法により算出した。
結果は表10に示す通りであった。
製剤例1(錠剤) 下記諸成分を配合し、常法により錠剤を製造した。
製造例1による化合物 100(mg) 結晶セルロース 20 乳 糖 41 トウモロコシ澱粉 30 ヒドロキシプロピルセルロース 6 ステアリン酸マグネシウム (1錠当り) 200 製剤例2(カプセル剤) 下記諸成分を配合し、常法によりカプセルに詰めてカプ
セル剤を製造した。
製造例5による化合物 200(mg) 結晶セルロース 50 無水珪酸 2 ステアリン酸マグネシウム 1カプセル当り 255 製剤例3(顆粒剤) 下記諸成分を配合し、常法により顆粒剤を製造した。
製造例8による化合物 500(mg) 乳 糖 323 トウモロコシ澱粉 150 ポリビニルピロリドン 25 無水珪酸 1包当り 1000 製剤例4(座剤) 下記諸成分を配合し、常法により座剤を製造した。
製造例10による化合物 300(mg) ウイテプゾールW−35 1700 1個当り 2000
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海野 良一 愛知県名古屋市千種区光ケ丘1―3 (72)発明者 木村 浩基 愛知県春日井市上条町10丁目197―3 (72)発明者 伊藤 光一 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 信 越化学工業株式会社内 (72)発明者 石原 俊信 新潟県中頚城郡頚城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 山本 昭 新潟県中頚城郡頚城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭56−63966(JP,A)

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (式中Rはハロゲンを意味し、R,R及びRはア
    ルキル基又はフェニル基を意味し、Rは水素を意味
    し、m及びnは2又は3の整数を意味し、但しR,R
    及びRがメチル基を意味する場合に同時に2の整数
    を意味することはない) にて示される新規な有機珪素化合物。
  2. 【請求項2】Rが弗素であり、R,R及びRがメ
    チル基であり、Rが水素であり、mが整数3であり、
    nが整数2であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】Rが弗素であり、R,R及びRがエ
    チル基であり、Rが水素であり、m及びnが整数2で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】Rが弗素であり、R及びRがメチル基
    であり、Rがフェニル基であり、Rが水素であり、
    m及びnが整数2であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】Rが弗素であり、R及びRがメチル基
    であり、Rがn−オクチル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数2であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】Rが弗素であり、R及びRがメチル基
    であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数2であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】Rが弗素であり、R及びRがメチル基
    であり、Rがn−ブチル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数2であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】Rが弗素であり、Rがメチル基であり、
    及びRがフェニル基であり、Rが水素であり、
    m及びnが整数2であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項に記載の化合物。
  9. 【請求項9】Rが弗素であり、R,R及びRがメ
    チル基であり、Rが水素であり、mが整数2であり、
    nが整数3であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載の化合物。
  10. 【請求項10】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、mが整数2であり、nが整数3であることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項に記載の化合物。
  11. 【請求項11】Rが弗素であり、R,R及びR
    メチル基であり、Rが水素であり、m及びnが整数3
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    の化合物。
  12. 【請求項12】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、m及びnが整数3であることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項に記載の化合物。
  13. 【請求項13】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、mが整数3であり、nが整数2であることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項に記載の化合物。
  14. 【請求項14】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがtert-ブチル基であり、Rが水素で
    あり、mが整数3であり、nが整数2であることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項に記載の化合物。
  15. 【請求項15】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがtert-ブチル基であり、Rが水素で
    あり、m及びnが整数3であることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項に記載の化合物。
  16. 【請求項16】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがn−ブチル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数3であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  17. 【請求項17】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがフェニル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数3であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  18. 【請求項18】式 (式中R,R及びRはアルキル基又はフェニル基
    を意味し、Rは水素を意味し、m及びnは2又は3の
    整数を意味し、但しR,R及びRがメチル基を意
    味する場合に同時に2の整数を意味することはない) にて示される化合物と式 (式中Rはハロゲンを意味する) にて示される1−クロロホルミル−5−置換ウラシルと
    を反応させることを特徴とする、式 (式中R,R,R,R,R,m及びnは前記の
    意味を有する) にて示される新規な有機珪素化合物の製法。
  19. 【請求項19】式 (式中Rはハロゲンを意味し、R,R及びRはア
    ルキル基又はフェニル基を意味し、Rは水素を意味
    し、m及びnは2又は3の整数を意味し、但しR,R
    及びRがメチル基を意味する場合に同時に2の整数
    を意味することはない) にて示される新規な有機珪素化合物を有効成分とする抗
    腫瘍剤。
  20. 【請求項20】Rが弗素であり、R,R及びR
    メチル基であり、Rが水素であり、mが整数3であ
    り、nが整数2である有機珪素化合物を有効成分として
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に記載の
    抗腫瘍剤。
  21. 【請求項21】Rが弗素であり、R,R及びR
    エチル基であり、Rが水素であり、m及びnが整数2
    である有機珪素化合物を有効成分としていることを特徴
    とする、特許請求の範囲第19項に記載の抗腫瘍剤。
  22. 【請求項22】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがフェニル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数2である有機珪素化合物を有効成分
    としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に
    記載の抗腫瘍剤。
  23. 【請求項23】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがn−オクチル基であり、Rが水素で
    あり、m及びnが整数2である有機珪素化合物を有効成
    分としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項
    に記載の抗腫瘍剤。
  24. 【請求項24】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、m及びnが整数2である有機珪素化合物を有効成
    分としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項
    に記載の抗腫瘍剤。
  25. 【請求項25】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがn−ブチル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数2である有機珪素化合物を有効成分
    としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に
    記載の抗腫瘍剤。
  26. 【請求項26】Rが弗素であり、Rがメチル基であ
    り、R及びRがフェニル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数2である有機珪素化合物を有効成分
    としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に
    記載の抗腫瘍剤。
  27. 【請求項27】Rが弗素であり、R,R及びR
    メチル基であり、Rが水素であり、mが整数2であ
    り、nが整数3である有機珪素化合物を有効成分として
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に記載の
    抗腫瘍剤。
  28. 【請求項28】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、mが整数2であり、nが整数3である有機珪素化
    合物を有効成分としていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第19項に記載の抗腫瘍剤。
  29. 【請求項29】Rが弗素であり、R,R及びR
    メチル基であり、Rが水素であり、m及びnが整数3
    である有機珪素化合物を有効成分としていることを特徴
    とする、特許請求の範囲第19項に記載の抗腫瘍剤。
  30. 【請求項30】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、m及びnが整数3である有機珪素化合物を有効成
    分としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項
    に記載の抗腫瘍剤。
  31. 【請求項31】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがイソプロピル基であり、Rが水素で
    あり、mが整数3であり、nが整数2である有機珪素化
    合物を有効成分としていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第19項に記載の抗腫瘍剤。
  32. 【請求項32】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがtert-ブチル基であり、Rが水素で
    あり、mが整数3であり、nが整数2である有機珪素化
    合物を有効成分としていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第19項に記載の抗腫瘍剤。
  33. 【請求項33】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがtert-ブチル基であり、Rが水素で
    あり、m及びnが整数3である有機珪素化合物を有効成
    分としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項
    に記載の抗腫瘍剤。
  34. 【請求項34】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがn−ブチル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数3である有機珪素化合物を有効成分
    としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に
    記載の抗腫瘍剤。
  35. 【請求項35】Rが弗素であり、R及びRがメチル
    基であり、Rがフェニル基であり、Rが水素であ
    り、m及びnが整数3である有機珪素化合物を有効成分
    としていることを特徴とする、特許請求の範囲第19項に
    記載の抗腫瘍剤。
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