JPH06134953A - グラビア彫刻機のギャップ制御装置 - Google Patents

グラビア彫刻機のギャップ制御装置

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JPH06134953A
JPH06134953A JP29009392A JP29009392A JPH06134953A JP H06134953 A JPH06134953 A JP H06134953A JP 29009392 A JP29009392 A JP 29009392A JP 29009392 A JP29009392 A JP 29009392A JP H06134953 A JPH06134953 A JP H06134953A
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秀明 小川
Takumi Yoshida
巧 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当たり面(シュー)を用いることなくシリン
ダ表面と彫刻ヘッドとの間のギャップを調整する。 【構成】 この装置は、回転するグラビアシリンダとシ
リンダ表面を彫刻するための彫刻ヘッド27との間のギ
ャップを調整するための装置であり、ボイスコイルモー
タ30を含むヘッド移動手段と、ギャップセンサ29を
含むギャップ検出手段と、DSP33を含む制御手段と
を備えている。前記ヘッド移動手段は、彫刻ヘッド27
をシリンダに対して接近または離反させる。前記ギャッ
プ検出手段は、彫刻ヘッド27とともにシリンダに対し
て接近または離反し、シリンダと非接触でシリンダ表面
との間のギャップを検出する。前記制御手段は、ギャッ
プ検出手段の検出結果からシリンダと彫刻ヘッド27と
の間のギャップが所定の値になるようにヘッド移動手段
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア彫刻機に関
し、特に、回転するグラビアシリンダとこのシリンダ表
面を彫刻するための彫刻ヘッドとの間のギャップを調整
するギャップ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】グラビア彫刻機は、円筒状
のグラビアシリンダを回転させながら、このシリンダ表
面にスタイラスと呼ばれるダイヤモンドバイトを用いて
凹点(セル)を形成する装置である。この装置では、連
続的に回転するシリンダに、1ラインずつ画像信号に応
じた深さ(容積)のセルを、数kHzの周波数でスタイ
ラスを振動させて形成する。この場合には、スタイラス
の振幅は±30μm程度で、セルの深さは最大50μm
程度である。これに対して、グラビアシリンダの回転振
れ量は数十μm程度であるため、彫刻ヘッドをグラビア
シリンダの回転振れに合わせて移動させなければ正確な
大きさのセルを彫刻することはできない。
【0003】このため、特公平3−26123号公報等
に示されるように、彫刻ヘッドに当たり面(シュー)を
設け、このシューをばね等によりシリンダ表面に押し当
てて彫刻ヘッドとシリンダ表面とのギャップが一定にな
るようにしている。しかし、このような従来の、彫刻ヘ
ッドとシリンダ表面との間のギャップを制御する方式で
は、常にシュー先端がシリンダ表面に接触しているため
に、シリンダに傷が付く場合がある。また、シューが磨
耗したり、欠けが生じると、ギャップが狂い、長期に安
定して精度良くギャップ調整を行うことが困難である。
【0004】本発明の目的は、シューを用いることなく
彫刻ヘッドとシリンダ表面とのギャップを長期間精度良
く調整できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るグラビア彫
刻機のギャップ制御装置は、回転するグラビアシリンダ
とこのシリンダ表面を彫刻するための彫刻ヘッドとの間
のギャップを調整する装置であり、ヘッド移動手段とギ
ャップ検出手段と制御手段とを備えている。前記ヘッド
移動手段は、彫刻ヘッドをグラビアシリンダに対して接
近または離反させるための手段である。前記ギャップ検
出手段は、彫刻ヘッドとともにグラビアシリンダに対し
て接近または離反し、グラビアシリンダと非接触でシリ
ンダ表面との間のギャップを検出する。前記制御手段
は、ギャップ検出手段の検出結果からグラビアシリンダ
と彫刻ヘッドとの間のギャップが所定の値になるように
ヘッド移動手段を制御する。
【0006】
【作用】本発明に係るグラビア彫刻機のギャップ制御装
置では、彫刻ヘッドとともにグラビアシリンダに対して
接近または離反するギャップ検出手段が設けられてお
り、このギャップ検出手段によって、グラビアシリンダ
に非接触でシリンダ表面との間のギャップが検出され
る。このギャップ検出手段の検出結果に基づいて、制御
手段はグラビアシリンダと彫刻ヘッドとの間のギャップ
が所定の値になるように彫刻ヘッドをグラビアシリンダ
に対して接近または離反させる。
【0007】このように、ギャップ検出手段はシリンダ
表面と非接触でシリンダ表面とのギャップを検出するの
で、シューを用いることなく、彫刻ヘッドとシリンダ表
面との間のギャップを長期間安定して調整する。
【0008】
【実施例】図1及び図2に、本発明の一実施例が採用さ
れたグラビア彫刻機を示す。このグラビア彫刻機は、ベ
ッド1と、ベッド1の上面に固定された主軸台2と、主
軸台2と対向して配置された芯押し台3と、第1テーブ
ル4及び第2テーブル5と備えている。ベッド1の上面
には、芯押し台3を案内する1対のガイドレール6と、
テーブル4,5を案内する1対のガイドレール7とが左
右方向に平行に配置されている。芯押し台3の下方で1
対のガイドレール6の間には、ボールねじ8がガイドレ
ール6と平行に配置されており、芯押し台3下部に設け
られたナット部(図示せず)がこのボールねじ8に螺合
している。ボールねじ8の端部でベッド1の側部には、
駆動モータ及びベルト等からなる駆動機構9が配置され
ている。この駆動機構9により芯押し台3を主軸台2に
対して接近または離反させることが可能である。
【0009】主軸台2の中心部には主軸10が回転自在
に設けられている。主軸10は、主軸台2の一端側に設
けられた駆動モータ及びベルト等からなる駆動機構11
によって回転させられるようになっている。一方、芯押
し台3の中心部にはセンタ12が出没自在かつ回転自在
に配置されている。芯押し台3の側部には駆動シリンダ
13が装着されており、このシリンダ13によってセン
タ12を出没させることが可能である。グラビアシリン
ダCは、主軸10とセンタ12との間に支持される。
【0010】第1テーブル4及び第2テーブル5は、ガ
イドレール7に沿って左右方向に移動自在である。1対
のガイドレール7の間には、レール7と平行にボールね
じ15が配置されている。各テーブル4,5の下部には
ボールねじ15に螺合するナット部(図示せず)が固定
されている。また、ボールねじ15の一端には駆動モー
タ16が固定されている。この駆動モータ16によりボ
ールねじ15を回転させて、第1テーブル4及び第2テ
ーブル5をガイドレール7に沿って左右方向に移動させ
ることが可能である。
【0011】第1及び第2テーブル4,5には、図3に
示すように、1対のガイドレール20が設けられてい
る。ガイドレール20は、ガイドレール7と直交する前
後方向に延びている。ガイドレール20上には、彫刻ヘ
ッドを支持するヘッド支持台21が移動自在に装着され
ている。一方、1対のガイドレール20の間にはボール
ねじ22がガイドレール20と平行に配置されており、
その一端にはボールねじ22を回転するためのステッピ
ングモータ23が設けられている。ヘッド支持台21の
下部には、ボールねじ22に螺合するナット部が固定さ
れている。このような構成により、ヘッド支持台21を
装置の前後方向に移動させてグラビアシリンダに接近ま
たは離反させることが可能である。
【0012】ヘッド支持台21を前方向から見た図を図
4に、またその縦断面構成図を図5に示す。ヘッド支持
台21は、前方部に開口を有する箱状に形成されてい
る。その内部にはヘッド支持部材25が挿入されてお
り、このヘッド支持部材25は上下及び左右部分が板ば
ね26によってヘッド支持台21に支持されている。こ
のため、ヘッド支持部材25は、ヘッド支持台21に対
して前後方向に所定の範囲で移動することが可能であ
る。ヘッド支持部材25の前部には彫刻ヘッド27が固
定されている。彫刻ヘッド27の上部には、ダイヤモン
ドバイトを有するスタイラス28が装着されている。ま
た、ヘッド支持部材25の前方面で、スタイラス28と
同じ高さ位置に、ギャップセンサ29が配置されてい
る。したがって、このギャップセンサ29もグラビアシ
リンダに対して接近又は離反可能である。ギャップセン
サ29は、シリンダ表面に非接触で対向してシリンダ表
面との間のギャップdを検出するセンサである。このセ
ンサは、静電容量式変位センサあるいは光学式変位セン
サによって構成されている。ギャップセンサ29の近傍
には、グラビアシリンダに対して接近または離反可能で
ある近接スイッチ42が配置されている。近接スイッチ
42は、シリンダ表面までの距離(ギャップセンサ29
が検出するシリンダ表面との間のギャップdに比べて遙
かに長い距離)が設定値になった際にオン信号を出力す
るスイッチであり、光学式変位センサによって構成され
る。
【0013】一方、ヘッド支持部材25の後部には、ヘ
ッド支持部材25を前後方向に移動させるためのボイス
コイルモータ30が配置されている。図6に本装置のギ
ャップ制御にかかわる制御ブロック図を示す。ギャップ
センサ29からの信号はアンプ31を介してA/D変換
器32に入力される。そして、このA/D変換器32で
ディジタル信号に変換されたギャップデータは、DSP
(ディジタル・シグナル・プロセッサ)33に入力され
る。DSP33にはデータを記憶するためのメモリ34
が接続されている。DSP33の演算結果は、D/A変
換器35を介してボイスコイルモータ30を駆動するた
めのボイスコイルモータドライバ36に入力される。こ
のボイスコイルモータドライバ36の出力信号はボイス
コイルモータ30に入力され、これにより彫刻ヘッド2
7をシリンダに対して接近または離反させることが可能
である。また本装置には、彫刻機全体の制御を行う本体
制御部40が設けられている。この本体制御部40は、
ステッピングモータコントローラ等を含んでいる。本体
制御部40からは、DSP33に対して制御データが送
られ、またステッピングモータ23を駆動するためのス
テッピングモータドライバ41に対して制御データが送
られる。ステッピングモータドライバ41はステッピン
グモータ23を駆動し、ヘッド支持台21をシリンダに
対して接近又は離反させる。また、近接スイッチ42か
らのオン信号は、アンプ43を介して本体制御部40に
入力される。
【0014】このような装置では、円筒状のグラビアシ
リンダが主軸10及びセンタ12によって回転自在に支
持される。そして、彫刻時には、駆動機構11によって
主軸10を回転させ、これによりグラビアシリンダを回
転させる。この状態で第1及び第2テーブル4,5及び
ヘッド支持台21を所定の位置に移動させ、スタイラス
を駆動しながら各テーブル4,5を横方向に移動させて
グラビアシリンダ表面に彫刻を行う。
【0015】次に、図7〜図10に示すフローチャート
にしたがって、本装置の制御動作を説明する。装置の起
動スイッチがオンされると、まずステップS1において
初期設定がなされる。この初期設定では、各部を初期位
置に移動させたり、あるいはフラグをリセットしたりす
る等の処理を行う。次に、ステップS2では、セルモニ
タモードが選択されたか否かを判断する。このセルモニ
タモードは、グラビアシリンダに対して試験的に彫刻を
行い、セル深さを調整するためのモードである。また、
ステップS3ではギャップ指定が選択されたか否かを判
断し、ステップS4では彫刻指令がなされたか否かを判
断する。ステップS2〜ステップS4でNOと判断され
た場合には、ステップS5に移行して他の処理を行って
ステップS2に戻る。
【0016】セルモニタモードが選択された場合には、
プログラムはステップS2からステップS6移行する。
ステップS6では、グラビアシリンダの非画像形成領域
に試験的にパイロットセルを彫刻する処理を実行する。
またギャップ指定が選択された場合にはステップS3か
らステップS7に移行する。ステップS7では、オペレ
ーターがセルモニタモードによって得られた結果等を参
考にして、彫刻ヘッドとシリンダ表面との間の最適ギャ
ップ値G1 ,G2 を入力する。さらに、彫刻開始指令が
なされた場合にはステップS4からステップS8に移行
し、彫刻処理を実行する。
【0017】彫刻処理では、図8に示すように、まずス
テップS10においてDSP33に対して開始信号を送
出する。次にステップS11では、ステッピングモータ
ドライバ41に対してステッピングモータのオンを指示
する。これにより、ヘッド支持台21は、グラビアシリ
ンダに対して接近するように前進する。なお、この時点
では高速送りでヘッド支持台21は送られる。
【0018】次に、ステップS12a〜S12cでは、
ヘッド支持台21の送り速度を高速から微速に切り換え
るための位置に達したか否かを判断する。すなわち、ス
テップS12aにおいて近接スイッチ42からの信号を
入力し、その信号がオン信号であるか否かをステップS
12bで判断する。近接スイッチ42からの信号がオン
信号でない場合は、送り速度を切り換える位置に達して
いないと判断し、ステップS12a及びS12bを繰り
返す。一方、近接スイッチ42からの信号がオン信号で
ある場合は、送り速度を切り換える位置に達したと判断
し、ステップS12cにおいて切り換えフラグをオフか
らオンに切り換え、制御動作を後段のステップS13に
移行する。ステップS13では、ステッピングモータ2
3の送り速度を切り換えて微速送りとする。
【0019】ステップS14では、微速送りを続けなが
ら彫刻ヘッド27とグラビアシリンダとの間のギャップ
が指定された値G1 になったか否かを判断する。この判
断は、ギャップセンサ29からDSP33に入力される
信号によって行われ、DSP33におけるギャップ1設
定完了フラグがオンしたか否かによって判断する。ギャ
ップセンサ29によって彫刻ヘッド27とシリンダとの
間のギャップが設定された値になったことが検出される
と、DSP33においてギャップ1設定完了フラグがオ
ンとなるので、この場合にはステップS14からステッ
プS15に移行する。ステップS15では、ステッピン
グモータ23をオフさせる。これにより、ヘッド支持台
21の前進は停止する。
【0020】このようにして彫刻ヘッド27とグラビア
シリンダとの間が所定のギャップG 1 になったところで
ステップS16に移行する。このステップS16では、
スタイラス28を駆動してグラビアシリンダに対して彫
刻を行わせる。ステップS17では、彫刻が完了したか
否かを判断し、完了するのを待ってステップS18に移
行する。ステップS18では、彫刻完了フラグをオンす
る。これは、DSP33での制御を停止させるためのフ
ラグである。
【0021】彫刻処理が完了すると、ステップS19に
おいてステッピングモータをオンし、ヘッド支持台21
を後退させる。このとき、ヘッド支持台21は高速送り
で後退させる。ステップS20では、ヘッド支持台21
が初期位置(原点)近傍にきたか否かを判断し、近傍位
置にきた場合にはステップS21に移行する。ステップ
S21では、ステッピングモータ23を減速させる。そ
してステップS22では、ヘッド支持台21が原点に到
達したか否かを判断する。なお、ステップS20及びス
テップS22においてヘッド支持台21が原点近傍及び
原点に到達したか否かは、リミットスイッチからの信号
あるいはエンコーダからのパルスをカウントすることに
よって行う。ステップS22でヘッド支持台21が原点
に到達したと判断された場合にはステップS23に移行
する。ステップS23では、ステッピングモータ23を
オフする。
【0022】次に、DSP33側の制御動作を説明す
る。装置の起動スイッチがオンされると、図9のステッ
プP1において初期設定がなされる。次にステップP2
では、本体制御部40から開始信号が送られてくるのを
待つ。本体制御部40で彫刻開始指令がなされた場合に
は、DSP33側に開始信号が送られてくる。
【0023】DSP33では、この開始信号を受けてス
テップP3に移行する。ステップP3では、サーボ制御
をオンする。なお、この時点ではボイスコイルモータ3
0のサーボ制御はロックされており、したがってヘッド
支持部材25は移動しない。次にステップP4では、本
体制御部40のステップS7で入力されたギャップ
1 ,G2 のデータを読み込む。
【0024】次にステップP8では、ギャップセンサ2
9からのデータを入力する。そしてステップP9では、
ギャップセンサ29からのデータによって、ギャップが
指定された値G1 になったか否かを判断する。ギャップ
が所定の値になったと判断された場合には、ステップP
10に移行する。そして、このステップP10ではギャ
ップ1設定完了フラグをオンする。これにより、本体制
御部40では、ステッピングモータ23を停止する制御
が行われる。
【0025】次にステップP11では、彫刻ヘッド27
とグラビアシリンダとの間のギャップがG2 になるよう
にPID制御を行う。このPID制御では、図10に示
すように、まずステップP15で積分値I0を「0」と
し、またギャップデータ初期値d0 を「0」とする。次
にステップP16では、ギャップセンサ29からのギャ
ップデータdを読み込む。そしてステップP17では、
誤差eを、 e=d−d0 の式に基づいて計算する。次に、ステップP18では、
比例動作の計算を、 P=Kp×e Kp:比例動作ゲインに相当 に基づいて行う。ステップP19では、積分動作の計算
を、 I=I0 +Ki×e Ki:積分動作ゲインに相当 に基づいて行う。さらにステップP20では、微分動作
の計算を、 D=Kd×(d0 −d) Kd:微分動作ゲインに相当 に基づいて行う。ステップP21では、(P+I+D)
をD/A変換器35に対して出力する。次にステップP
22では、IをI0 とし、またdをd0 とする。次にス
テップP23では、彫刻が終了したか否かを判断する。
この判断は、本体制御部40において彫刻完了フラグが
オンしているか否かによって判断する。彫刻が終了する
まで、ステップP16からステップP23の処理を繰り
返し実行する。また、彫刻が終了し、本体制御部40に
おいて彫刻完了フラグがオンした場合には、この処理を
抜け出して図9のステップP25に移行する。ステップ
P25では、サーボ制御をオフし、また各フラグをリセ
ットしてステップP2に戻る。
【0026】この実施例では、彫刻ヘッド27を高速及
び微速によって自動的に適正位置に移動させるため、正
確にかつ短時間でグラビアシリンダとヘッドとのギャッ
プを調整することが可能となる。特に、直径の異なるシ
リンダを装着した場合にも素早く対応することができ
る。また、本実施例ではシリンダ表面の回転振れを非接
触式のギャップセンサ29で検出しているため、シリン
ダ表面に傷が付くのを防止できる。また、ギャップセン
サ29はスタイラスと同じ高さ位置に装着されているた
め、スタイラスとシリンダ表面とのギャップを所望のギ
ャップに高精度で調整することができる。
【0027】〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、ヘッド支持部材25をヘッド
支持台21に対して板ばね26によって支持したが、他
の軸受等を用いたガイド部材を用いて支持してもよい。 (b) 前記実施例では、ヘッド支持部材25を前後方
向に移動させるためにボイスコイルモータ30を用いた
が、他の駆動手段、たとえばピエゾ素子等を用いてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明では、彫刻ヘッドと
シリンダ表面との間を非接触式の検出手段によって検出
し、そのギャップが一定となるように彫刻ヘッドを移動
させているので、シューを用いる必要がなく、シリンダ
表面を損傷させずにシリンダ表面と彫刻ヘッドとの間の
ギャップを精度よく調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたグラビア彫刻機
の正面図。
【図2】前記グラビア彫刻機の平面図。
【図3】前記グラビア彫刻機の第1テーブル部分の斜視
図。
【図4】前記グラビア彫刻機の彫刻ヘッド取付部の正面
図。
【図5】前記彫刻ヘッド取付部の縦断面構成図。
【図6】前記装置の制御ブロック図。
【図7】本体制御部のフローチャート。
【図8】本体制御部の彫刻処理の制御フローチャート。
【図9】DSPの制御フローチャート。
【図10】DSPのPID制御のフローチャート。
【符号の説明】
23 ステッピングモータ 27 彫刻ヘッド 29 ギャップセンサ 30 ボイスコイルモータ 33 DSP 40 本体制御部
フロントページの続き (72)発明者 首藤 忠司 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するグラビアシリンダとこのシリンダ
    表面を彫刻するための彫刻ヘッドとの間のギャップを調
    整するグラビア彫刻機のギャップ制御装置であって、 前記彫刻ヘッドを前記グラビアシリンダに対して接近ま
    たは離反させるためのヘッド移動手段と、 前記彫刻ヘッドとともに前記グラビアシリンダに対して
    接近または離反し、前記グラビアシリンダに非接触で前
    記グラビアシリンダとの間のギャップを検出するギャッ
    プ検出手段と、 前記ギャップ検出手段の検出結果から前記グラビアシリ
    ンダと彫刻ヘッドとのギャップが所定の値になるように
    前記ヘッド移動手段を制御する制御手段と、を備えたグ
    ラビア彫刻機のギャップ制御装置。
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