JP3383034B2 - 組合せレンズの焦点距離の制御装置 - Google Patents

組合せレンズの焦点距離の制御装置

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誠司 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、組合せレンズの焦点
距離の制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、レーザ加工において、鋼材等を
切断する場合、切断面の精度や加工能率の点から、薄板
では焦点深度の小さい短焦点距離の集光レンズが使用さ
れ、厚板では焦点深度の大きい長焦点距離の集光レンズ
が使用されている。従って、従来は焦点距離の異なる集
光レンズを複数個用意しておき、鋼材の板厚によって適
当な焦点距離の集光レンズを選択して使用していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記のように、レーザ
加工においては、焦点距離の異なる集光レンズを複数個
用意し、加工する被加工物の板厚に対応して、これを取
り替え使用するため、集光レンズのコストと、集光レン
ズの取り替えに要する手間が問題であった。 【0004】この解決策として、集光レンズに焦点距離
の可変な組み合わせレンズを使用することも考えられた
が、レーザ光に暴露された厳しい環境で、被加工物に対
し焦点位置を一定に保ちつつ、焦点距離を連続して変更
する複雑なレンズ構成は、メンテナンスが難しく、未だ
実用化されていない。 【0005】この発明は、このような問題に着目して創
案されたもので、比較的簡単なレンズ構成によって、組
み合わせレンズの焦点距離を任意に変更すると共に、そ
の焦点位置が被加工物に対して常に一定になるようにし
たもので、加工中でも焦点距離,位置の可変が可能な
合せレンズの焦点距離の制御装置を提供することを目的
とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、下部にノズルを備
えた上下動自在の加工ヘッド内に、固定レンズと可動レ
ンズを組合せた組合せレンズを備え、かつ前記固定レン
ズに対して前記可動レンズを上下動可能に設け、NC装
置の制御の下に前記加工ヘッド及び可動レンズの上下位
置を制御する組合せレンズの焦点距離の制御装置におい
て、前記組合せレンズの焦点距離と前記ノズル及び前記
可動レンズの移動補正量との関係を予め記憶した制御メ
モリを設け、前記NC装置に対して前記組合せレンズの
焦点距離変更指令が入力されたときに前記制御メモリに
記憶された焦点距離と移動補正量との関係に基づいて、
被加工物に対して焦点位置を一定に保ちつつ前記ノズル
及び前記可動レンズの上下位置を制御する構成としてな
るものである。 【0007】 【実施例】次に、この発明の実施例について、図面を参
照して説明する。図1はこの発明を実施したレーザ加工
機のブロック図である。加工ヘッド1は、図示を省略し
たレーザ加工機の本体に対して、Z軸の移動機構3、駆
動モータ5、およびノズル7の近傍に設けられ被加工物
Wとの高さを検出するハイトセンサ9等を介して、NC
装置11により、Z軸方向(紙面の上下方向)へ自在に
移動制御される。加工ヘッド1には集光レンズとして、
固定レンズ13と可動レンズ15とからなる組み合わせ
レンズ17が設けてあり、可動レンズ15は加工ヘッド
1に対して移動機構19、駆動モータ21を介してNC
装置11により、Z軸方向へ自在に移動制御される。 【0008】組み合わせレンズの制御メモリ23は、組
み合わせレンズの焦点距離に対応する可動レンズの移動
量、およびノズル位置の補正量の演算式(後述の式1、
式2)を記憶しており、NC装置は焦点距離変更指令
入力により、可動レンズの移動量及びノズル位置の補正
量を演算し、前記の可動レンズおよびノズルの駆動モー
タ、移動機構等を制御して、可動レンズおよびノズルを
所定位置へ移動、補正する。 【0009】図2は、この実施例に使用した組み合わせ
レンズの構成と、焦点距離に対応する可動レンズ、およ
びノズルの位置関係を示したものである。図示のように
簡単な一枚の固定レンズと二枚の可動レンズから構成さ
れている。図(a)は焦点距離が2.5インチの場合
で、固定レンズと可動レンズの距離は93.7mmで、固
定レンズとノズルの先端の距離は231mmである。図
(b)は焦点距離が5インチの場合で、固定レンズと可
動レンズの距離は25mmで、固定レンズとノズルの先端
の距離は204mmである。図(c)は焦点距離が7.5
インチの場合で、固定レンズと可動レンズの距離は2.
5mmで、固定レンズとノズルの先端の距離は220mmで
ある。共に、焦点位置はノズル先端(材料表面)であ
る。 【0010】図3は、組み合わせレンズの焦点距離に対
する可動レンズおよびノズルの先端の移動軌跡を示した
ものである。この線図を数式に表わすと数1の式
(1)、式(2)のようになる。ここで、Uは可動レン
ズの移動量(mm)、Vはノズル先端の補正量(mm) で、
Xは組み合わせレンズの焦点距離(インチ)である。 【数1】 U=−0.178X4 +4.3X3 −40.28X2 +183.24X−262.94 (1) V=−0.175X4 +4.24X3 −39.8X2 +164.22X−218.87 (2) これらの演算式は、組み合わせレンズの制御メモリ23
に登録してあり、NC装置への「FL2.5」、「FL
3.75」のような操作指令によって、目的の焦点距離
が得られ、また焦点位置を常に一定に保持することがで
きる。 【0011】この制御装置によれば、例えば、レーザピ
アス加工の場合、焦点距離2.5インチから加工を開始
し、「FL5」という指令によって、ピアス加工終了時
に焦点距離5インチになり、そのまま、連続して切断加
工を開始するようなこともできる。なお、可動組レンズ
の構成、可動軸数、およびこの発明の適用は実施例に限
定するものではない。 【0012】 【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より明らかな
ように、本発明においては、組合せレンズ17における
焦点距離とノズル7及び上記組合せレンズ17の可動レ
ンズ15の移動補正量との関係を予め記憶した制御メモ
リ23を備え、NC装置11に対して組合せレンズ17
の焦点距離変更指令が入力されたときに前記制御メモリ
23に記憶された焦点距離と移動補正量との関係に基い
て、被加工物に対して焦点位置を一定に保ちつつ前記ノ
ズル7及び可動レンズ15の上下位置を制御する構成で
ある。 【0013】したがって、例えば被加工物のピアス加工
から切断加工に移行するとき、ピアス加工時と切断加工
時の組合せレンズ17の焦点距離を変更して、すなわち
連続したレーザ加工において、焦点距離を変更してレー
ザ加工を行ない得ることは勿論のこと、前記被加工物に
対して焦点位置を一定に保持して焦点距離を変更するこ
とが容易であり、連続したレーザ加工において加工条件
が異なるような場合で あっても容易に対応可能なもので
あって前述したごとき従来の問題を解消し得るものであ
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明を実施したレーザ加工機のブロック図
である。 【図2】実施例の組み合わせレンズの構成と、焦点距離
に対応する可動レンズ、およびノズルの位置関係を示し
た図である。 【図3】実施例の組み合わせレンズの焦点距離に対する
可動レンズおよびノズルの先端の移動軌跡を示した図で
ある。 【符号の説明】 1 加工ヘッド 7 ノズル 11 NC装置 13 固定レンズ 15 可動レンズ 17 組み合わせレンズ 23 組み合わせレンズの制御メモリ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下部にノズル(7)を備えた上下動自在
    の加工ヘッド(1)内に、固定レンズ(13)と可動レ
    ンズ(15)を組合せた組合せレンズ(17)を備え、
    かつ前記固定レンズ(13)に対して前記可動レンズ
    (15)を上下動可能に設け、NC装置(11)の制御
    の下に前記加工ヘッド(1)及び可動レンズ(15)の
    上下位置を制御する組合せレンズの焦点距離の制御装置
    において、前記組合せレンズ(17)の焦点距離と前記
    ノズル(7)及び前記可動レンズ(15)の移動補正量
    との関係を予め記憶した制御メモリ(23)を設け、前
    記NC装置(11)に対して前記組合せレンズ(17)
    の焦点距離変更指令が入力されたときに前記制御メモリ
    (23)に記憶された焦点距離と移動補正量との関係に
    基づいて、被加工物に対して焦点位置を一定に保ちつつ
    前記ノズル(7)及び前記可動レンズ(15)の上下位
    置を制御する構成としてなることを特徴とする組合せレ
    ンズの焦点距離の制御装置
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