JPH0613486A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
プリント配線板の製造方法Info
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- JPH0613486A JPH0613486A JP4169596A JP16959692A JPH0613486A JP H0613486 A JPH0613486 A JP H0613486A JP 4169596 A JP4169596 A JP 4169596A JP 16959692 A JP16959692 A JP 16959692A JP H0613486 A JPH0613486 A JP H0613486A
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- JP
- Japan
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- recess
- recessed portion
- bonding pad
- counterboring
- printed wiring
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- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】基板の高密度化や基板設計の自由度を大きくす
ることが可能となるとともに、メタライズドキャビティ
の導体のめくれや剥離等をなくし、確実に電子部品を搭
載できるプリント配線板の製造方法を提供する。 【構成】基材に電子部品搭載用の凹部を第1の座ぐり加
工にて形成した後、当該第1の座ぐり加工の深さよりも
浅く、前記凹部の周囲を第2の座ぐり加工で座ぐって段
差を有する凹部を形成し、その後、前記段差を有する凹
部にメッキを施すとともに当該凹部の周囲にボンディン
グパッドを形成し、前記凹部のメッキ層とボンディング
パッドとをインナメッキリードで接続するととに、凹部
のメッキ層にはアウタリードを接続形成した後、前記凹
部及び各ボンディングパッド上に金メッキを施し、その
後、前記凹部の周囲を第3の座ぐり加工で前記第2の座
ぐり加工の深さよりも浅い深さで座ぐって前記インナメ
ッキリードを切断する。
ることが可能となるとともに、メタライズドキャビティ
の導体のめくれや剥離等をなくし、確実に電子部品を搭
載できるプリント配線板の製造方法を提供する。 【構成】基材に電子部品搭載用の凹部を第1の座ぐり加
工にて形成した後、当該第1の座ぐり加工の深さよりも
浅く、前記凹部の周囲を第2の座ぐり加工で座ぐって段
差を有する凹部を形成し、その後、前記段差を有する凹
部にメッキを施すとともに当該凹部の周囲にボンディン
グパッドを形成し、前記凹部のメッキ層とボンディング
パッドとをインナメッキリードで接続するととに、凹部
のメッキ層にはアウタリードを接続形成した後、前記凹
部及び各ボンディングパッド上に金メッキを施し、その
後、前記凹部の周囲を第3の座ぐり加工で前記第2の座
ぐり加工の深さよりも浅い深さで座ぐって前記インナメ
ッキリードを切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線板の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化を図るために、
プリント配線板に直接ICチップを実装する方法、所謂
チップオンボード、さらに小型化を図る手段としてプリ
ント配線板の上面に電子部品搭載用凹部を形成し、当該
凹部内にICチップを実装する方法がある。そして、I
Cチップに例えば、0ボルトの安定した電位を持たせて
ICチップが静電気の悪影響を受けないようにするため
に前記凹部内面にメッキを施すとともに接地したメタラ
イズドキャビティがある。
プリント配線板に直接ICチップを実装する方法、所謂
チップオンボード、さらに小型化を図る手段としてプリ
ント配線板の上面に電子部品搭載用凹部を形成し、当該
凹部内にICチップを実装する方法がある。そして、I
Cチップに例えば、0ボルトの安定した電位を持たせて
ICチップが静電気の悪影響を受けないようにするため
に前記凹部内面にメッキを施すとともに接地したメタラ
イズドキャビティがある。
【0003】従来、図3及び図4に示すように、プリン
ト配線板のICチップ(図示せず)が搭載されるメタラ
イズドキャビティ41周囲には、同メタライズドキャビ
ティ41に搭載されるICチップ(図示せず)の接続端
子と電気的に接続される複数のボンディングパッド42
が形成されている。
ト配線板のICチップ(図示せず)が搭載されるメタラ
イズドキャビティ41周囲には、同メタライズドキャビ
ティ41に搭載されるICチップ(図示せず)の接続端
子と電気的に接続される複数のボンディングパッド42
が形成されている。
【0004】また、ボンディングパッド42には配線パ
ターン43が外側方向に延びるように接続形成されてい
る。前記メタライズドキャビティ41及びボンディング
パッド42上には金メッキ層44がそれぞれ形成されて
いる。また、メタライズドキャビティ41及びボンディ
ングパッド42(一部の配線パターン43を含む)を除
くプリント配線板表面はソルダレジスト45により被わ
れている。
ターン43が外側方向に延びるように接続形成されてい
る。前記メタライズドキャビティ41及びボンディング
パッド42上には金メッキ層44がそれぞれ形成されて
いる。また、メタライズドキャビティ41及びボンディ
ングパッド42(一部の配線パターン43を含む)を除
くプリント配線板表面はソルダレジスト45により被わ
れている。
【0005】各ボンディングパッド42に金メッキを施
す際には、各ボンディングパッド42からアウタメッキ
リードを接続し、そのアウタメッキリード(図示せず)
を利用して各ボンディングパッド42に金メッキを施
す。また、配線パターン43が基板端部まで延設されて
いる際には、アウタメッキリードを形成せずに配線パタ
ーン43をアウタメッキリードと兼用させて使用され
る。
す際には、各ボンディングパッド42からアウタメッキ
リードを接続し、そのアウタメッキリード(図示せず)
を利用して各ボンディングパッド42に金メッキを施
す。また、配線パターン43が基板端部まで延設されて
いる際には、アウタメッキリードを形成せずに配線パタ
ーン43をアウタメッキリードと兼用させて使用され
る。
【0006】しかしながら、前記各ボンディングパッド
42からアウタメッキリードを引き出すためには、配線
パターン43を避けるようにアウタメッキリードを形成
する必要がある。すなわち、アウタメッキリードを形成
するために配線パターン43の間隔を大きく設ける必要
がある。その結果、プリント配線板の面積が大きくなる
とともに配線パターン43及びアウタメッキリードのレ
イアウトが限定され、基板設計の自由度が小さくなると
いう問題があった。
42からアウタメッキリードを引き出すためには、配線
パターン43を避けるようにアウタメッキリードを形成
する必要がある。すなわち、アウタメッキリードを形成
するために配線パターン43の間隔を大きく設ける必要
がある。その結果、プリント配線板の面積が大きくなる
とともに配線パターン43及びアウタメッキリードのレ
イアウトが限定され、基板設計の自由度が小さくなると
いう問題があった。
【0007】また、マルチチップでICチップを実装す
る場合にICチップ同士を結ぶ配線パターンをアウタメ
ッキリードと兼用することができない。
る場合にICチップ同士を結ぶ配線パターンをアウタメ
ッキリードと兼用することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題を解決する
ために次のようなプリント配線板が提案されている。図
5及び図6に示すように、プリント配線板の上面にはI
Cチップ(図示せず)が搭載されるメタライズドキャビ
ティ51が形成されている。同メタライズドキャビティ
51の周囲にはボンディングパッド52が形成され、ボ
ンディングパッド52に配線パターン53が接続形成さ
れている。一部の配線パターン53はICチップ以外の
電子部品が実装される部品実装パッド52aに接続形成
されている。
ために次のようなプリント配線板が提案されている。図
5及び図6に示すように、プリント配線板の上面にはI
Cチップ(図示せず)が搭載されるメタライズドキャビ
ティ51が形成されている。同メタライズドキャビティ
51の周囲にはボンディングパッド52が形成され、ボ
ンディングパッド52に配線パターン53が接続形成さ
れている。一部の配線パターン53はICチップ以外の
電子部品が実装される部品実装パッド52aに接続形成
されている。
【0009】前記メタライズドキャビティ51及びボン
ディングパッド52,部品実装パッド52a上には金メ
ッキ層54が形成されている。また、メタライズドキャ
ビティ51及びボンディングパッド52,部品実装パッ
ド52aを除く基板上面にはソルダレジスト55が形成
されている。前記メタライズドキャビティ1の一角から
は金メッキを施す際に電流を流す配線となるアウタメッ
キリード56がソルダレジスト55下で基板端面まで延
設されてる。
ディングパッド52,部品実装パッド52a上には金メ
ッキ層54が形成されている。また、メタライズドキャ
ビティ51及びボンディングパッド52,部品実装パッ
ド52aを除く基板上面にはソルダレジスト55が形成
されている。前記メタライズドキャビティ1の一角から
は金メッキを施す際に電流を流す配線となるアウタメッ
キリード56がソルダレジスト55下で基板端面まで延
設されてる。
【0010】ボンディングパッド52にはメタライズド
キャビティ51と各ボンディングパッド52とを電気的
に接続していたインナメッキリード57の端部が接続さ
れている。すなわち、メタライズドキャビティ51、各
ボンディングパッド52に金メッキが施された後、メタ
ライズドキャビティ51、各ボンディングパッド52と
を接続するインナメッキリード57の一部がメタライズ
ドキャビティ51の周囲において切断除去されている。
キャビティ51と各ボンディングパッド52とを電気的
に接続していたインナメッキリード57の端部が接続さ
れている。すなわち、メタライズドキャビティ51、各
ボンディングパッド52に金メッキが施された後、メタ
ライズドキャビティ51、各ボンディングパッド52と
を接続するインナメッキリード57の一部がメタライズ
ドキャビティ51の周囲において切断除去されている。
【0011】前記メタライズドキャビティ51に搭載さ
れる電子部品とボンディングパッド52とがワイヤーボ
ンディングによって電気的に接続されるようになってい
る。このプリント配線板は、上記プリント配線板とは異
なり各ボンディングパッド52毎に接続されるアウタメ
ッキリードがない。従って、アウタメッキリードの配置
を考慮せずに回路設計ができ、プリント配線板の高密度
化や基板設計の自由度を大きくすることができる。
れる電子部品とボンディングパッド52とがワイヤーボ
ンディングによって電気的に接続されるようになってい
る。このプリント配線板は、上記プリント配線板とは異
なり各ボンディングパッド52毎に接続されるアウタメ
ッキリードがない。従って、アウタメッキリードの配置
を考慮せずに回路設計ができ、プリント配線板の高密度
化や基板設計の自由度を大きくすることができる。
【0012】上記プリント配線板は次の方法で製造され
る。まず、図7(a)に示す銅箔60を両面に積層した
絶縁基材61からなる銅張積層板62に、座ぐり用カッ
タでメタライズドキャビティ51となる凹部63を形成
する(図7(b))。次に銅張積層板62の上面にパネ
ル銅メッキ(化学銅メッキ)を施して銅メッキ層65を
形成する(図7(c))。その後、エッチングによりボ
ンディングパッド52,部品実装パッド52a、インナ
メッキリード57、配線パターン53及びアウタメッキ
リード56を形成する。
る。まず、図7(a)に示す銅箔60を両面に積層した
絶縁基材61からなる銅張積層板62に、座ぐり用カッ
タでメタライズドキャビティ51となる凹部63を形成
する(図7(b))。次に銅張積層板62の上面にパネ
ル銅メッキ(化学銅メッキ)を施して銅メッキ層65を
形成する(図7(c))。その後、エッチングによりボ
ンディングパッド52,部品実装パッド52a、インナ
メッキリード57、配線パターン53及びアウタメッキ
リード56を形成する。
【0013】次に前記凹部63及びボンディングパッド
52を除く基板表面にソルダレジスト55を形成後(図
8)、電解メッキにより金メッキを施す。電解メッキの
際には配線パターン53の銅メッキ層65に接続された
前記アウタメッキリード56から電流を流す。アウタメ
ッキリード56に通電されると凹部63の銅メッキ層6
5及びインナメッキリード57を介して各ボンディング
パッド52にも電流が流れる。そして、ボンディングパ
ッド52及び凹部63の銅メッキ層65上に金メッキ層
54が形成される(図9)。
52を除く基板表面にソルダレジスト55を形成後(図
8)、電解メッキにより金メッキを施す。電解メッキの
際には配線パターン53の銅メッキ層65に接続された
前記アウタメッキリード56から電流を流す。アウタメ
ッキリード56に通電されると凹部63の銅メッキ層6
5及びインナメッキリード57を介して各ボンディング
パッド52にも電流が流れる。そして、ボンディングパ
ッド52及び凹部63の銅メッキ層65上に金メッキ層
54が形成される(図9)。
【0014】次に前記銅張積層板62の上面の銅箔60
が削り取られる深さでアウタメッキリードを避けて凹部
63の周囲に座ぐり加工を施し、前記凹部63及びボン
ディングパッド52間のソルダレジスト55及びインナ
メッキリード57の一部を切断除去する。すなわち凹部
63とボンディングパッド52との電気的接続を断絶し
て、上記プリント配線板が形成される。
が削り取られる深さでアウタメッキリードを避けて凹部
63の周囲に座ぐり加工を施し、前記凹部63及びボン
ディングパッド52間のソルダレジスト55及びインナ
メッキリード57の一部を切断除去する。すなわち凹部
63とボンディングパッド52との電気的接続を断絶し
て、上記プリント配線板が形成される。
【0015】しかしながら、このプリント配線板の製造
方法においては、凹部13とボンディングパッド52と
の電気的接続状態を断絶する際に、凹部63壁面の切断
部分にバリが発生することがあった。
方法においては、凹部13とボンディングパッド52と
の電気的接続状態を断絶する際に、凹部63壁面の切断
部分にバリが発生することがあった。
【0016】この凹部63壁面の切断部分にバリが発生
した場合には、バリが凹部63の内側に突出した分だけ
凹部63の開口面積が狭くなり、ICチップを凹部63
に搭載することができない場合がある。
した場合には、バリが凹部63の内側に突出した分だけ
凹部63の開口面積が狭くなり、ICチップを凹部63
に搭載することができない場合がある。
【0017】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は基板の高密度化や基板設
計の自由度を大きくすることが可能となるとともに、メ
タライズドキャビティの導体のめくれや剥離等をなく
し、確実に電子部品を搭載できるプリント配線板の製造
方法を提供することにある。
れたものであって、その目的は基板の高密度化や基板設
計の自由度を大きくすることが可能となるとともに、メ
タライズドキャビティの導体のめくれや剥離等をなく
し、確実に電子部品を搭載できるプリント配線板の製造
方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、基材に電子部品搭載用の凹部を第1の
座ぐり加工にて形成した後、当該第1の座ぐり加工の深
さよりも浅く、前記凹部の周囲を第2の座ぐり加工で座
ぐって段差を有する凹部を形成し、その後、前記段差を
有する凹部にメッキを施すとともに当該凹部の周囲にボ
ンディングパッドを形成し、前記凹部のメッキ層とボン
ディングパッドとをインナメッキリードで接続するとと
に、凹部のメッキ層にはアウタリードを接続形成した
後、前記凹部及び各ボンディングパッド上に金メッキを
施し、その後、前記凹部の周囲を第3の座ぐり加工で前
記第2の座ぐり加工の深さよりも浅い深さで座ぐって前
記インナメッキリードを切断するようにした。
に、本発明では、基材に電子部品搭載用の凹部を第1の
座ぐり加工にて形成した後、当該第1の座ぐり加工の深
さよりも浅く、前記凹部の周囲を第2の座ぐり加工で座
ぐって段差を有する凹部を形成し、その後、前記段差を
有する凹部にメッキを施すとともに当該凹部の周囲にボ
ンディングパッドを形成し、前記凹部のメッキ層とボン
ディングパッドとをインナメッキリードで接続するとと
に、凹部のメッキ層にはアウタリードを接続形成した
後、前記凹部及び各ボンディングパッド上に金メッキを
施し、その後、前記凹部の周囲を第3の座ぐり加工で前
記第2の座ぐり加工の深さよりも浅い深さで座ぐって前
記インナメッキリードを切断するようにした。
【0019】
【作用】本発明によれば、第1の座ぐり加工にて基材に
電子部品搭載用の凹部が形成された後、第2の座ぐり加
工で前記第1の座ぐり加工の深さよりも浅く、前記凹部
の周囲が座ぐられて段差を有する凹部が形成される。そ
の後、前記段差を有する凹部にメッキが施されるととも
に当該凹部の周囲にボンディングパッドが形成される。
そして、前記凹部のメッキ層とボンディングパッドとが
インナメッキリードで接続されるとともに凹部のメッキ
層にアウタリードが接続形成された後、前記凹部及び各
ボンディングパッド上に金メッキが施される。その後、
第3の座ぐり加工で前記凹部の周囲を前記第2の座ぐり
加工の深さよりも浅い深さで座ぐられて前記インナメッ
キリードが切断される。
電子部品搭載用の凹部が形成された後、第2の座ぐり加
工で前記第1の座ぐり加工の深さよりも浅く、前記凹部
の周囲が座ぐられて段差を有する凹部が形成される。そ
の後、前記段差を有する凹部にメッキが施されるととも
に当該凹部の周囲にボンディングパッドが形成される。
そして、前記凹部のメッキ層とボンディングパッドとが
インナメッキリードで接続されるとともに凹部のメッキ
層にアウタリードが接続形成された後、前記凹部及び各
ボンディングパッド上に金メッキが施される。その後、
第3の座ぐり加工で前記凹部の周囲を前記第2の座ぐり
加工の深さよりも浅い深さで座ぐられて前記インナメッ
キリードが切断される。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1及
び図2に基づいて説明する。まず、第1の座ぐり加工に
よって銅張積層板12に電子部品搭載用の凹部13を形
成する(図1(a))。次いで第2の座ぐり加工によっ
て前記凹部13の深さよりも浅く、凹部13周囲を座ぐ
る(図1(b))。その後、化学銅メッキを施して基板
上に銅メッキ層15を形成する(図1(c))。次にエ
ッチングによりボンディングパッド2、配線パターン及
びインナメッキリード7等を形成した後、前記凹部13
及びボンディングパッド2を除く基板表面にソルダレジ
スト5を形成する。そして、前記凹部13及びボンディ
ングパッド上に金メッキ層4を形成し(図2(a))、
その後、凹部13とボンディングパッド2間を前記第2
の座ぐり加工よりも浅い深さの第3の座ぐり加工によっ
て座ぐる。すなわち、凹部13とボンディングパッド2
間を接続するインナメッキリード7の一部を切断除去す
る(図2(b))。
び図2に基づいて説明する。まず、第1の座ぐり加工に
よって銅張積層板12に電子部品搭載用の凹部13を形
成する(図1(a))。次いで第2の座ぐり加工によっ
て前記凹部13の深さよりも浅く、凹部13周囲を座ぐ
る(図1(b))。その後、化学銅メッキを施して基板
上に銅メッキ層15を形成する(図1(c))。次にエ
ッチングによりボンディングパッド2、配線パターン及
びインナメッキリード7等を形成した後、前記凹部13
及びボンディングパッド2を除く基板表面にソルダレジ
スト5を形成する。そして、前記凹部13及びボンディ
ングパッド上に金メッキ層4を形成し(図2(a))、
その後、凹部13とボンディングパッド2間を前記第2
の座ぐり加工よりも浅い深さの第3の座ぐり加工によっ
て座ぐる。すなわち、凹部13とボンディングパッド2
間を接続するインナメッキリード7の一部を切断除去す
る(図2(b))。
【0021】従って、本実施例では第3の座ぐり加工の
深さが、第2の座ぐり加工の深さよりも浅いため、第3
の座ぐり加工時において、座ぐり用カッタがメタライズ
ドキャビティ1の上端に当たらない。従って、凹部13
の上端で銅メッキ層15にめくれや剥離やバリ等が発生
することがない。
深さが、第2の座ぐり加工の深さよりも浅いため、第3
の座ぐり加工時において、座ぐり用カッタがメタライズ
ドキャビティ1の上端に当たらない。従って、凹部13
の上端で銅メッキ層15にめくれや剥離やバリ等が発生
することがない。
【0022】その結果、凹部13に確実に電子部品を搭
載することができる。なお、本発明は上記各実施例に限
定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で
例えば次のように構成することもできる。
載することができる。なお、本発明は上記各実施例に限
定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で
例えば次のように構成することもできる。
【0023】(1)上記実施例では、プリント配線板を
サブトラクティブ法で製造したが、アディティブ法で製
造してもよい。 (2)上記実施例では、インナメッキリード7をソルダ
レジスト5で被覆した状態でインナメッキリード7の切
断除去を行ったが、インナメッキリード7をソルダレジ
スト5で被覆しない状態で切断除去してもよい。
サブトラクティブ法で製造したが、アディティブ法で製
造してもよい。 (2)上記実施例では、インナメッキリード7をソルダ
レジスト5で被覆した状態でインナメッキリード7の切
断除去を行ったが、インナメッキリード7をソルダレジ
スト5で被覆しない状態で切断除去してもよい。
【0024】(3)上記実施例は、第3の座ぐり加工に
よって凹部13とボンディングパッド2間を接続するイ
ンナーメッキリード7の一部の切断除去を行ったが、凹
部13とボンディングパッド2間を接続するインナーメ
ッキリード7の全部を切断除去してもよい。
よって凹部13とボンディングパッド2間を接続するイ
ンナーメッキリード7の一部の切断除去を行ったが、凹
部13とボンディングパッド2間を接続するインナーメ
ッキリード7の全部を切断除去してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
プリント配線板上でのメッキリードが占める面積を減少
して基板設計時の自由度を大きくすることが可能となる
とともに、メタライズドキャビティの導体のめくれや剥
離等をなくし、確実に電子部品を凹部に搭載することが
できるという優れた効果を奏する。
プリント配線板上でのメッキリードが占める面積を減少
して基板設計時の自由度を大きくすることが可能となる
とともに、メタライズドキャビティの導体のめくれや剥
離等をなくし、確実に電子部品を凹部に搭載することが
できるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した一実施例のプリント配線板
の製造工程を示す模式断面図である。
の製造工程を示す模式断面図である。
【図2】同じくプリント配線板の製造工程を示す模式断
面図である。
面図である。
【図3】従来のプリント配線板の平面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】図3及び図4とは別の従来のプリント配線板の
平面図である。
平面図である。
【図6】図5におけるA−A線断面図である。
【図7】プリント配線板の製造工程を示す模式断面図で
ある。
ある。
【図8】プリント配線板の製造工程を示す平面図であ
る。
る。
【図9】図8のB−B線断面図である。
1…電子部品搭載用凹部としてのメタライズドキャビテ
ィ、2…ボンディングパッド、3…配線パターン、4…
メッキ層としての金メッキ層、6…アウタメッキリー
ド、7…インナメッキリード、12…基材としての銅張
積層板、13…凹部、15…銅メッキ層
ィ、2…ボンディングパッド、3…配線パターン、4…
メッキ層としての金メッキ層、6…アウタメッキリー
ド、7…インナメッキリード、12…基材としての銅張
積層板、13…凹部、15…銅メッキ層
Claims (1)
- 【請求項1】 基材に電子部品搭載用の凹部を第1の座
ぐり加工にて形成した後、当該第1の座ぐり加工の深さ
よりも浅く、前記凹部の周囲を第2の座ぐり加工で座ぐ
って段差を有する凹部を形成し、その後、前記段差を有
する凹部にメッキを施すとともに当該凹部の周囲にボン
ディングパッドを形成し、前記凹部のメッキ層とボンデ
ィングパッドとをインナメッキリードで接続するとと
に、凹部のメッキ層にはアウタリードを接続形成した
後、前記凹部及び各ボンディングパッド上に金メッキを
施し、その後、前記凹部の周囲を第3の座ぐり加工で前
記第2の座ぐり加工の深さよりも浅い深さで座ぐって前
記インナメッキリードを切断することを特徴とするプリ
ント配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169596A JPH0613486A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | プリント配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169596A JPH0613486A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | プリント配線板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613486A true JPH0613486A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15889425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4169596A Pending JPH0613486A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | プリント配線板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613486A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1992-06-26 JP JP4169596A patent/JPH0613486A/ja active Pending
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