JPH06134795A - 縦型射出成形機における材料替え用回転基盤の支持構造 - Google Patents

縦型射出成形機における材料替え用回転基盤の支持構造

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JPH06134795A
JPH06134795A JP4284530A JP28453092A JPH06134795A JP H06134795 A JPH06134795 A JP H06134795A JP 4284530 A JP4284530 A JP 4284530A JP 28453092 A JP28453092 A JP 28453092A JP H06134795 A JPH06134795 A JP H06134795A
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injection
plate member
rotary base
support plate
injection molding
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JP4284530A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
弘 吉田
Kazuki Kuze
和樹 久世
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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Priority to ES93115833T priority patent/ES2091532T3/es
Priority to DE69304479T priority patent/DE69304479T2/de
Priority to FI934591A priority patent/FI934591A/fi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色替え時等には回転基盤を支持板部材上で円滑
に回転可能にすると共に、射出成形時等には支持板部材
の設定位置に確実に位置決め固定できる縦型射出成形機
における材料替え用回転基盤の支持構造を提供する。 【構成】上下金型の上方の円周上に配設され、回転基盤
(3) と一体に垂直軸回りを回転する複数の射出装置を備
え、前記回転基盤(3) を回転させることにより複数の射
出装置を射出位置と待機位置とに位置決めし、一方の射
出装置が射出成形を行っている間に待機位置にある他の
射出装置では材料替えの段取りが可能とされた縦型射出
成形機の前記回転基盤(3) を、上面に垂直軸(8)を有す
る支持板部材(2) に回転自在に軸支させ、前記支持板部
材(2) の内部に高圧空気の供給路(30)を形成すると共
に、同供給路(3) の高圧空気噴出口を支持板部材の上面
に分配して配された1以上の凹陥部(31)に開口し、更に
は前記支持板部材(2) に前記回転基盤の位置決めロック
機構(3c,29,33)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転基盤上に複数の射出
装置を備え、回転基盤を回転させることにより成形材料
の色替え、材質替え等の材料替えを行えるようにした縦
型射出成形機の前記回転基盤の支持構造に関し、更に詳
しくは前記回転基盤を円滑に回転できる支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に縦型射出成形機において、例えば
従来の自動色替えは最初にスクリュー内の残留チップを
排出してから洗浄用チップを入れて、スクリュー内を洗
浄後、次回に使用する新しい射出チップを供給し、空シ
ョットを数回行ったのち、定常運転に入っていた。その
ため、色替え時間に相当な時間(約2分)を要してお
り、近年の多品種少量生産に対応するための段取り頻度
の増加は生産性に大きな影響を与えている。
【0003】こうした色替え等の時間を短縮するため、
例えば特公昭63−23892号公報には板状の固定受
台上で垂直軸線を中心に回転可能とした回転基盤に複数
の射出ヘッドを設置すると共に、前記固定受台の下方に
前記回転軸線に対して偏心した位置にある垂直軸線を中
心として回転する上下回転盤に上下取付板を介して複数
組の固定金型と可動金型をそれぞれ同心円上に配設した
縦型射出成形機が開示されている。
【0004】従って、同縦型射出成形機では上下金型の
うち射出ノズルに近い上金型は固定金型であり、射出ノ
ズルから離れた下金型は可動金型となっている。そし
て、色替え時には使用済みの射出ヘッドを色替え位置に
切り替えると共に、予め次回の段取りを済ませた他方の
射出ヘッドを射出位置に切り替え、短時間のうちに射出
切り替えを行う。この場合、同時に複数組の可動金型と
固定金型からなる金型組が切替え自在となっているた
め、必要な金型組に切り替えて異なる成形品を成形する
ことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記公報に
開示された縦型射出成形機において、固定受台上で回転
する回転基盤は重量物である複数の射出装置を支持する
ものであるが、同公報には同回転基盤の回転手段はとも
かくとしても、回転基盤の回転時における過大な負荷に
対する何らの考慮も払われていない。こうして過大な負
荷が回転基盤にかかると、固定受台上で面接触している
回転基盤を円滑に回転させるには、相当に大型の駆動モ
ーターが必要になる。
【0006】一方、上記過大な負荷に対して回転基盤を
固定受台上で円滑に回転させようとするには、回転基盤
又は固定受台に対接面にコロやボールを介在させること
が考えられる。しかしながら、前記回転基盤と固定受台
との関係は、単に回転基盤の円滑な回転が実現されるだ
けでは足りず、射出成形時には回転基盤を固定受台上の
設定位置に確実に固定しておくことが必要となる。しか
るに、前述のごときコロやボールの存在は回転基盤と固
定受台との位置決め固定を困難にする。
【0007】本発明は、上述の不具合を解消することを
目的としてなされたものであり、色替え時等には回転基
盤を支持板部材上で円滑に回転可能にすると共に、射出
成形時等には支持板部材の設定位置に確実に位置決め固
定できる縦型射出成形機における材料替え用回転基盤の
支持構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、上下金型の上方の円周上に配設され、回転基
盤と一体に垂直軸回りを回転する複数の射出装置を備
え、前記回転基盤を回転させることにより複数の射出装
置を射出位置と待機位置とに位置決めし、一方の射出装
置が射出成形を行っている間に待機位置にある他の射出
装置では材料替えの段取りが可能とされた縦型射出成形
機における回転基盤の支持構造において、前記回転基盤
が上面に垂直軸を有する支持板部材に回転自在に軸支さ
れ、前記支持板部材には内部に高圧空気の供給路が形成
されると共に、同供給路の高圧空気噴出口が支持板部材
の上面に分配して配された1以上の凹陥部に開口してな
ることを特徴とする縦型射出成形機における材料替え用
回転基盤の支持構造を主要な構成としている。また、前
記支持板部材には、更に前記回転基盤の位置決めロック
機構を備えている。
【0009】
【作用】支持板部材の内部に形成された空気通路に高圧
の空気が送り込まれ、空圧噴出口から同高圧空気が空圧
貯溜凹陥部と回転基盤の裏面とにより形成される空間内
に噴出し、同空間内を高圧として回転基盤を支持板部材
の表面から僅かに浮上させる。回転基盤が浮上状態にあ
る間に回転基盤駆動用モーターが作動して回転基盤を所
定の角度回転させ、次回の段取りを終えた射出装置を可
動金型の射出口に対向する位置で停止させる。回転基盤
の回転が停止すると同時に高圧空気の供給も止まり、回
転基盤は、その大重量により支持板部材の上面に不動の
状態で固定される。しかして、このとき更に固定を確実
にすべく同時にロック機構が作動して、回転基盤を完全
な固定状態とする。
【0010】上述の射出装置と、その他の支持部材等と
の総重量は極めて大きく、その総重量が回転基盤にかか
るため、これを支持板部材の表面に面接触状態で回転さ
せるには、前記回転基盤の駆動用モーターも大出力のモ
ーターを使用する必要があり、経済性やスペース上で問
題が生じるが、上述のごとく空気圧を利用して回転基盤
を回転させる場合は、極めて小さな力で回転させること
が可能であり、従って小型のモーターが使用でき、経済
性及びスペース面で有利なものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に基づいて具体的
に説明する。図1は本発明が適用された代表的な実施例
であるスライドファスナーチェーンの縦型射出成形機の
全体構成を示す斜視図、図2は本発明の回転基盤の支持
構造を一部切開して示す主要部の正面図、図3は同平面
図である。これらの図において、ファスナーテープの送
出機構、務歯の成形が終了したスライドファスナーチェ
ーンの引取機構、並びに射出成形機が通常備えている一
般的な作動機構や部材は図示を省略している。なお、本
発明の適用される縦型射出成形機は、図示例として挙げ
たスライドファスナーチェーンの成形機に限定されるも
のではなく、複数の射出装置を上下金型の上方で回転さ
せて材料替え等を行う一般の成形品を成形する、例えば
既述した特公昭63−23892号公報に開示された縦
型射出成形機にも適用が可能である。
【0012】図示例に基づくスライドファスナーチェー
ンの縦型射出成形機は、下段に固設された固定金型取付
プレート1と、中段に配される可動金型取付プレート2
と、同可動金型取付プレート2の上面に載置され、垂直
軸線を中心として回転可能な回転基盤3と、同回転基盤
3の上面に連結された複数の射出装置4と、固定金型の
型面に形成されたテープ搬送路の延長線上に配設される
図示せぬスライドファスナーチェーン搬送装置とを備え
ている。
【0013】図1において、最下段に配される固定金型
取付プレート1は図示せぬ機台上に固設された4本のシ
リンダー本体5により四隅が支持され、同シリンダー本
体5のピストンロッド5aの各先端に可動金型取付プレ
ート2の四隅が固設されている。前記可動金型取付プレ
ート2が、本発明の構成部材の一つである支持板材に相
当する。前記固定金型取付プレート1の上面には固定金
型6が取り付けられており、また前記可動金型取付プレ
ート2には可動金型7が前記固定金型6に対峙して取り
付けられている。前記固定金型6及び可動金型7の型面
には、図示を省略しているがファスナーテープTを搬送
するための少なくとも2本の搬送路が同テープTの搬送
方向に貫通して平行に形成されていると共に、両搬送路
間にランナー、ゲートに連通する務歯列成形用キャビテ
ィ等が形成されている。
【0014】可動金型取付プレート2の射出シリンダー
挿通孔2aから所定の間隔を隔てた同プレート2の上面
位置には垂直軸8の上端が突出しており、同垂直軸8の
突出部分には軸受材9を介して回転基盤3が回転可能に
嵌着されている。同回転基盤3の半径は前記垂直軸8の
軸心と射出シリンダー挿通孔2aの中心間の距離より大
きく設定され、前記中心間の距離に対応する半径をもつ
同一円周上には射出装置4の数に相当する数(図示例で
は2個)の射出シリンダー挿通孔3aが形成されてい
る。また、同回転基盤3の外周面には平歯が形成されて
いる。前記垂直軸8は一端にフランジ8aを有し、他端
面中心にはネジ孔が形成され、図4に示すごとく垂直軸
8を可動金型取付プレート2及び回転基盤3の各軸孔に
下方から挿通し、回転基盤3のボス部3bの端面に蓋材
10を当接して、同蓋材10を止めネジ11をもって軸
端に固着している。
【0015】そして、上記可動金型取付プレート2に
は、回転基盤3を可動金型取付プレート2の上面で円滑
に回転させるための本発明の回転基盤支持機構が備えら
れている。図2及び図3は同機構を説明するための構造
図であり、可動金型取付プレート2の内部には外側面か
ら回転基盤3の弦方向に延びる高圧空気通路30が形成
され、同高圧空気通路30は可動金型取付プレート2の
上面の垂直軸8を挟む対称位置に形成された空圧貯溜凹
陥部31に空圧噴出口30aを開口している。なお、設
計上で許容されるならば、前記空圧貯溜凹陥部31は回
転基盤3の裏面に可能な限り均等に且つ広く分布させる
ようにする。
【0016】また、前記可動金型取付プレート2の上面
には、回転基盤3の外周縁に沿って同回転基盤3の回転
を案内する複数のガイド部材32が設けられていると共
に、射出時において同回転基盤3を可動金型取付プレー
ト2の上面に強固に固定するためのクランプ33が取り
付けられている。前記ガイド部材32は図4から明らか
なごとく逆L字形の断面で且つ回転基盤3とほぼ同一の
円弧状案内面を有し、前記回転基盤3の設定寸法以上の
浮き上がりを防止するものであり、一方のクランプ33
は図4及び図5から明らかなごとく先端に顎部を有する
レバー33aの中間を上下に回動自在に枢支すると共に
後端にシリンダー34を取り付けている。このシリンダ
ー34は図示せぬ制御部からの指令により射出成形時に
作動して前記顎部を回転基盤3の上面に強力に押し付
け、同基盤3を可動金型取付プレート2に押圧固定す
る。
【0017】また図示例によれば、図1に明示するごと
く前記回転基盤3の周縁部に4本のガイド支柱12が立
設されており、隣接する2本一対のガイド支柱12に
は、それぞれ上方からスクリュー駆動部固定板13及び
コ字状のブロックからなる射出シリンダー支持部材14
が所定の間隔をおいて支持され、図示せぬ射出シリンダ
ー41の駆動装置により昇降可能に構成されている。前
記射出シリンダー41の駆動装置は、例えば前記ガイド
支柱12をシリンダー構造とすることによっても実現で
き、或いはガイド支柱12とは別個に駆動シリンダーを
設置してもよい。
【0018】また、前記4本のガイド支柱12の先端は
H字状の支持板15に固設されており、更に同支持板1
5と前記回転基盤3との間を2本の角柱16で連結固定
して射出シリンダー41の支持を強固なものとしてい
る。
【0019】そして、前記2組のスクリュー駆動部固定
板13及び射出シリンダー支持部材14には、それぞれ
スクリュー駆動部42を前記スクリュー駆動部固定板1
3に固設すると共に、射出シリンダー41を前記射出シ
リンダー支持部材14に固設して、ノズルを下方に向け
て垂直に設置される。このとき、前記各射出シリンダー
41のノズル端が上記回転基盤3の各射出シリンダー挿
通孔3aに対向している。
【0020】また、前記回転基盤3の回転軸線の延長線
上に当たる上記H字状の支持板15の中央には軸部材1
8が立設されており、同軸部材18の上部には後述する
外側円筒部材25を介して上記2組の射出シリンダー4
1の配列と同一の方向に延出するホッパー支持ブラケッ
ト19が固着されている。そして、同ホッパー支持ブラ
ケット19の各先端には、それぞれシリンダー19a,
19bが垂下固定され、同シリンダー19a,19bの
ロッド端には蓋部材19cが固着されている。前記蓋部
材19cには図示せぬ材料供給管が取り付けられてい
る。そして、回転基板3が回転して射出装置4の位置が
切り替えられるとき、図3の右側に示すごとく前記シリ
ンダー19a,19bが作動されロッド端が縮長して、
前記蓋部材19cを材料供給ホッパー20から離し、射
出成型時や段取り時にはロッド端が伸長して蓋部材19
cを材料供給ホッパー20の材料入口を閉塞し、材料が
確実にホッパー内に供給されるようにする。また、前記
供給ホッパー20の材料出口は材料供給パイプ22を介
して上記射出シリンダー41の図示せぬ材料投入部に連
結されている。
【0021】更に、前記軸部材18の上端部には二重管
構造をもつ液路分配装置23が取り付けられている。図
5は前記液路分配装置23の構造を示しており、同図に
より明らかなごとく該液路分配装置23は内外二重の円
筒部材24,25からなる。内側円筒部材24は、外周
面に複数の環状溝24aが多段に形成され、各環状溝2
4aには各段毎に位相をずらして半径方向に延びる液路
24bが放射状に形成され、更にその中心部の同一円周
上において各液路24bの先端を垂直下方に延ばして下
端を開口させている。外側円筒部材25の外周面には、
上記多段の環状溝24aに対応して軸線に平行な一直線
上に複数の液圧ポート25aが形成されている。前記各
液圧ポート25aはそれぞれの外部液圧源と図示せぬ配
管を介して接続され、前記各液路24bの開口端は射出
装置4の各液圧作動部と図示せぬ配管を介して接続され
ている。
【0022】かかる構造をもつ液路分配装置23は、そ
の内側円筒部材24に上記軸部材18の上端が挿入固定
され、外側円筒部材25が図1に示すごとき固定金型取
付プレート1に下端を固定して立設したL字状支持枠2
6に載置固定されるようにして設置される。従って、外
側円筒部材25はL字状支持枠26上に固定され、内側
円筒部材24は図示せぬOリング等を介して外側円筒部
材25の内部を回転基盤3、射出シリンダー41等と共
に垂直軸線を中心に回転するようにされ、射出装置4の
各液圧作動部と接続された図示せぬ配管も各液圧作動部
と一体となって前記垂直軸線の回りを回動する。
【0023】また、上記可動金型取付プレート2の周縁
部の一部は水平に延設されており、その延設部分2bの
表面には、同可動金型取付プレート2に適宜支持手段を
介して固設された回転基盤駆動用モーター27の出力歯
車28が突出し、前記回転基盤3と噛合している。回転
基盤駆動用モーター27としては、例えばステッピング
モーターが使用でき、図示せぬ制御部からの指令に基づ
き前記回転基盤3を歯車28を介して予め設定された角
度回転させる。更に、前記回転基盤3の同一円周上には
複数個のピン係合孔3bが形成されると共に、前記可動
金型取付プレート2の前記ピン係合孔3bが通過する円
周上の一部には同ピン係合孔3bに嵌着するピン部材2
9が設けられている。該ピン部材29は、例えばシリン
ダーのピストンロッドであり、或いはスプリング等によ
り常に上方に付勢された係合ピンであって、回転円盤3
の複数の射出シリンダー挿通孔3aが可動金型取付プレ
ート2の複数の射出シリンダー挿通孔2aと合致する位
置に設けてある。
【0024】次に上述のごとく構成された本発明に係る
スライドファスナーチェーンの縦型射出成形機の動作を
説明する。いま、2基の射出装置4,4が図1及び図4
に示す位置にあり、このときクランプ33はシリンダー
34が作動してレバー33aの顎部が回転基盤3の上面
を押圧し、回転基盤3を可動金型取付プレート2上に固
定している。この状態で型締めシリンダーが作動されて
ピストンロッド5aが縮長して、射出装置4,4と共に
可動金型取付プレート2を下降させて型締めがなされ
る。
【0025】次いで、可動円盤取付プレート2及び回転
円盤3の各射出シリンダー挿通孔2,3aの上方に位置
する射出装置4が作動を開始し、その射出シリンダー4
1を下降させてノズル先端を可動金型7の射出口7aに
当接させ、混練溶融状態にある射出材料を射出し、2本
のファスナーテープTの対向側縁にスプルー、ランナ
ー、ゲートを介して務歯列等を一体に成形する。その
後、常法に従って可動金型取付プレート2を上昇させて
型を開いたのち成形製品を固定金型6から分離させ、図
示せぬテープ搬送装置により所定の長さのファスナーテ
ープTを送り出し、再び射出装置4を作動させて同様の
射出操作を行い、先に成形された務歯列に続いてファス
ナーテープTに務歯列を一体に成形する。こうして、所
定の回数の射出成形がなされ、予め必要とされた長さの
スライドファスナーチェーンSが成形される。この成形
の間に、他方の射出装置4では次回の異材料、例えば色
替えや材質替え等の段取りが終了しており、待機した状
態にある。この段取りの手順は既述した通りであり、こ
こではその説明は省略する。
【0026】前回のスライドファスナーチェーンSの成
形が終了し、上下金型6,7が開き始めると同時に図示
せぬ制御部からの信号によりクランプ33が回転基盤3
の固定を解除すると共に、同基盤3の円周上の一部に形
成されたはピン係合孔3cに嵌着しているピン部材29
をピン係合孔3cから外し、回転基盤3を可動金型取付
プレート3上で回転可能な状態におく。このとき、同時
に可動金型取付プレート2の内部に形成された空気通路
30に高圧の空気が送り込まれ、空圧噴出口30aから
高圧空気が空圧貯溜凹陥部31と回転基盤3の裏面とに
より形成される室内に噴出し、同室内を高圧として回転
基盤3を可動金型取付プレート2の表面に僅かに浮上さ
せる。回転基盤3が浮上状態にある間に回転基盤駆動用
モーター27が作動して回転基盤3を所定の角度回転さ
せ、次回の段取りを終えた射出装置4を可動金型7の射
出口7aに対向する位置で停止する。この停止と同時に
高圧空気の供給も停止され、回転基盤3は可動金型取付
プレート2の上面に接触固定する。このとき、回転金型
取付プレート2の上面にかかる総重量が大きいためこの
ままでも回転基盤3は不動状態におかれるが、本発明で
は更に上記ピン部材29は回転基盤3の外周縁部に形成
されている他の対応するピン係合孔3cに係合し、回転
基盤駆動用モーター27の停止と共に上記クランプ33
等のロック機構が作動して回転基盤3を不動なものとす
る。
【0027】図示例のごとき2基の射出装置4,4と、
その他の支持部材等との総重量は、一般的に100kg
にも及び、その総重量が回転基盤3にかかるため、これ
を可動金型取付プレート2の表面に面接触の状態で回転
させるには、前記回転基盤駆動用モーター27として大
出力のモーターを使用する必要があり、経済性やスペー
ス上で問題が生じるが、上述のごとく空気圧を利用して
回転基盤3を回転させる場合は、極めて小さな力で回転
させることが可能であり、従って小型のモーターが使用
でき、経済性及びスペース面で有利なものとなる。
【0028】更に上記実施例によれば、回転基盤3より
上方にある射出シリンダー41等の回転部材の液圧作動
部に接続される配管が、上述のごとく液路分配装置23
の固定外側円筒部材25の内部で前記各回転部材と連動
して回転する内側円筒部材24の各液路に接続されてい
るため、前記配管も同様に回転基盤3の回転軸線の回り
を同期して回転し、配管自体の捩じれや配管同士が交錯
する等の障害が発生しない。また、複数の液圧供給配管
も前記外側円筒部材25に集中させて接続しているた
め、配管の設計及び施工が容易にできるようになる。
【0029】以上は、本発明の代表的な実施例を説明し
たものであり、これに限定されるものではないことは上
述のごとく明らかであって、単独成形品を成形する一般
的なこの種の縦型射出成形機にも適用することが可能で
あり、そのための多様な変形も可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成されているた
め、重量物である複数の射出装置を支持した状態で支持
板部材上を回転位置決めされる回転基盤が、回転時には
空圧を利用して支持板部材上に僅かに浮上させ円滑な回
転が得られるものであり、また射出成形時には回転基盤
を支持板部材上の所定の位置に確実に固定されるので、
小出力で小型の駆動モーターが使用でき、経済性及びス
ペース面で極めて有利であり、しかも材料替えを瞬時に
可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された代表的な実施例であるスラ
イドファスナーチェーンの縦型射出成形機における一部
を破断して示す全体斜視図である。
【図2】本発明のた回転基盤の支持構造とロック機構を
示す一部を破断した正面図である。
【図3】同支持構造を示す平面図である。
【図4】上記スライドファスナーチェーンの縦型射出成
形機における上下金型部を中心に一部を切開して示す拡
大正面図である。
【図5】同縦型射出成形機に適用された液路分配装置及
び射出材料供給ホッパー部の構造を一部破断して示す正
面図である。
【符号の説明】
1 固定金型プレート 2 可動金型プレート 2a 射出シリンダー挿通孔 2b 延設部分 3 回転基盤 3a 射出シリンダー挿通孔 3b ボス部 3c ピン係合孔 4 射出装置 41 射出シリンダー 5 シリンダー本体 5a ピストンロッド 6 固定(下)金型 7 可動(上)金型 7a 射出口 8 垂直軸 8a フランジ 9 軸受材 10 蓋材 11 止めネジ 12 ガイド支柱 13 スクリュー駆動部固定板 14 射出シリンダー支持部材 15 支持板 16 角柱 18 軸部材 19 ホッパー支持ブラケット 19a,19b シリンダー 19c 蓋部材 20 供給ホッパー 22 材料供給パイプ 23 液路分配装置 24 内側円筒部材 24a 環状溝 24b 液路 25 外側円筒部材 25a 液圧ポート 26 L字上支持枠 27 回転基盤駆動用モーター 28 歯車 29 ピン部材 30 高圧空気通路 31 空圧貯溜凹陥部 32 ガイド部材 33 クランプ 33a レバー 34 シリンダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下金型(7,6) の上方の円周上に配設さ
    れ、回転基盤(3) と一体に垂直軸回りを回転する複数の
    射出装置(4) を備え、前記回転基盤(3) を回転させるこ
    とにより複数の射出装置(4) を射出位置と待機位置とに
    位置決めし、一方の射出装置(4) が射出成形を行ってい
    る間に待機位置にある他の射出装置(4)では材料替えの
    段取りが可能とされた縦型射出成形機における回転基盤
    の支持構造において、 前記回転基盤(3) が上面に垂直軸(8)を有する支持板部
    材(2) に回転自在に軸支され、前記支持板部材(2) には
    内部に高圧空気の供給路(30)が形成されると共に、同供
    給路(3) の高圧空気噴出口が支持板部材の上面に分配し
    て配された1以上の凹陥部(31)に開口してなることを特
    徴とする縦型射出成形機における材料替え用回転基盤の
    支持構造。
  2. 【請求項2】 前記支持板部材(2) には、更に前記回転
    基盤(3) の位置決めロック機構(3c,29,33)を備えてなる
    請求項1記載の材料替え用回転基盤の支持構造。
  3. 【請求項3】 前記回転基板(3) が小型の駆動モーター
    (27)である請求項1記載の材料替え用回転基盤の支持構
    造。
JP4284530A 1992-10-22 1992-10-22 縦型射出成形機における材料替え用回転基盤の支持構造 Pending JPH06134795A (ja)

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ES93115833T ES2091532T3 (es) 1992-10-22 1993-09-30 Maquina vertical de moldeo por inyeccion.
DE69304479T DE69304479T2 (de) 1992-10-22 1993-09-30 Vertikale Formspritzmaschine
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103722658A (zh) * 2013-05-27 2014-04-16 昆山德安模具设计有限公司 一种新型多功能注塑机
JP2017154310A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 住友重機械工業株式会社 射出成形機
JP2017154311A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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