JPH06134796A - 縦型射出成形機の回転作動部における配管継ぎ手と射出成形機 - Google Patents

縦型射出成形機の回転作動部における配管継ぎ手と射出成形機

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JPH06134796A
JPH06134796A JP4284531A JP28453192A JPH06134796A JP H06134796 A JPH06134796 A JP H06134796A JP 4284531 A JP4284531 A JP 4284531A JP 28453192 A JP28453192 A JP 28453192A JP H06134796 A JPH06134796 A JP H06134796A
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JP
Japan
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cylindrical member
injection molding
molding machine
injection
pipe joint
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Application number
JP4284531A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
弘 吉田
Kazuki Kuze
和樹 久世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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Priority to ES93115833T priority patent/ES2091532T3/es
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】被作動部材の回転切替え等により配管の捩じれ
や折れ曲がりがない配管継ぎ手及びそれを用いた縦型射
出成形機の提供。 【構成】回転被作動部に配管を介して接続される配管用
継ぎ手23構造を、外側円筒部材25と内側円筒部材2
4からなり、両円筒部材24,25が軸線を中心として
液密的に相対回転可能な2重管構造とし、前記外側円筒
部材25の外周面に軸線に平行な一直線上に所定の間隔
をおいて複数の液圧ポート25aが形成し、前記内側円
筒部材24の外周面の前記各液圧ポートに対応する位置
に環状溝24aを多段に形成すると共に、各環状溝24
aには各溝間に所定の位相をもって順次半径方向に延び
る液路24bをそれぞれ形成し、各液路端を内側円筒部
材24の中空部周辺の同一円周上に間隔をおいて形成さ
れた軸線に平行で部材端面に開口する複数の液路端に連
通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば上下金型の上方
に配設された回転基盤上に複数の射出装置を選択的に回
転させることにより成形材料の色替え、材質替え等の材
料替えを射出成形と同時に行えるようにした縦型射出成
形機における各種回転部材の作動液圧路を効率的に配管
するための配管継ぎ手、及び同継ぎ手を適用した縦型射
出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に縦型射出成形機において、例えば
従来の自動色替えは最初にスクリュー内の残留チップを
排出してから洗浄用チップを入れて、スクリュー内を洗
浄後、次回に使用する新しい射出チップを供給し、空シ
ョットを数回行ったのち、定常運転に入っていた。その
ため、色替え時間に相当な時間(約2分)を要してお
り、近年の多品種少量生産に対応するための段取り頻度
の増加は生産性に大きな影響を与えている。
【0003】こうした色替え等の時間を短縮するため、
例えば特公昭63−23892号公報には固定受台上で
垂直軸線を中心に回転可能とした基台に複数の射出ヘッ
ドを設けると共に、前記固定受台の下方に前記回転軸線
に対して偏心した位置にある垂直軸線を中心として回転
する上下回転基盤に上下取付板を介して複数組の固定金
型と可動金型をそれぞれ同心円上に配設した縦型射出成
形機が開示されている。 従って、同縦型射出成形機で
は上下金型のうち射出ノズルに近い上金型は固定金型で
あり、射出ノズルから離れた下金型は可動金型となって
いる。そして、色替え時には使用済みの射出ヘッドを色
替え位置に切り替えると共に、予め次回の段取りを済ま
せた他方の射出ヘッドを射出位置に切り替え、短時間の
うちに射出切り替えを行う。この場合、同時に複数組の
可動金型と固定金型からなる金型組が切替え自在となっ
ているため、必要な金型組に切り替えて異なる成形品を
成形することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示されているような複数の射出装置を備えた縦型の射
出成形機では、例えば射出シリンダーを始め、油圧によ
り作動されるロック機構等の多数の液圧による被作動部
材が同一軸線回りを共に回転する。従って、これら多数
の被作動部材に接続される液圧配管の数も多く、その配
置によっては配管同士が交錯し、或いは捩じれたり折れ
曲がったりして、その管理が煩雑なだけでなく、配管類
の損傷を招いていた。
【0005】本発明は、かかる不具合を解消することを
目的としてなされたものであり、液圧による被作動部材
の回転切替え等の頻度が増加しても、配管同士が交錯
し、或いは捩じれたり折れ曲がったりすることがなく、
従って配管の損傷を招くことのない配管継ぎ手と、同継
ぎ手を適用した縦型射出成形機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、上下金型の上方の円周上に配設され、回転基
盤と一体に垂直軸回りを回転する複数の射出装置を備
え、前記回転基盤を回転させることにより複数の射出装
置を射出位置と待機位置とに位置決めし、一方の射出装
置が射出成形を行っている間に待機位置にある他の射出
装置では材料替えの段取りが可能とされた縦型射出成形
機における回転被作動部に接続される配管用継ぎ手であ
って、外側円筒部材と内側円筒部材とを備え、両円筒部
材が軸線を中心として液密的に回転可能な2重管構造で
あり、前記外側円筒部材の外周面には軸線に平行な一直
線上に所定の間隔をおいて複数の液圧ポートが形成さ
れ、前記内側円筒部材の外周面には前記各液圧ポートに
対応する位置に環状溝が多段に形成されると共に、各環
状溝には各溝間に所定の位相をもって順次半径方向に延
びる液路がそれぞれ形成され、各液路端は内側円筒部材
の中空部周辺の同一円周上に間隔をおいて形成された軸
線に平行な端面に開口する複数の液路端と連通してなる
ことを特徴とする縦型射出成形機の回転作動部における
配管継ぎ手を主要な構成としている。また、前記配管継
ぎ手は前記外側円筒部材を支持部材に固設して、前記内
側円筒部材を回転可能な状態で、複数の射出装置の回転
中心線上に設置される。
【0007】
【作用】回転基盤より上方にある射出装置等の回転部材
の液圧による被作動部に接続される配管は、本発明の配
管継ぎ手の固定外側円筒部材の内部で前記各回転部材と
連動して回転する内側円筒部材の各液路に接続されてい
るため、前記配管も同様に回転基盤の回転軸線の回りを
同期して回転し、配管自体の捩じれや配管同士が交錯す
る等の障害を発生させない。また、複数の液圧供給配管
も前記外側円筒部材に集中させて接続しているため、配
管の設計及び施工が容易になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に基づいて具体的
に説明する。図1は本発明の代表的な実施例であるスラ
イドファスナーチェーンの縦型射出成形機の全体を示す
斜視図、図2は本発明の配管継ぎ手設置部の要部を断面
で示す正面図、図3は前記縦型射出成形機の上下金型部
と射出シリンダーの一部を一部切開して示す正面図であ
る。これらの図において、ファスナーテープの送出機
構、務歯の成形が終了したスライドファスナーチェーン
の引取機構、並びに射出成形機が通常備えている一般的
な作動機構や部材は図示を省略している。
【0009】まず、本発明の配管継ぎ手構造について図
2を中心に説明すると、同図により明らかなごとく該配
管継ぎ手23は内外の相対回転可能な二重円筒部材2
4,25からなる。内側円筒部材24は、外周面に複数
の環状溝24aが多段に形成され、各環状溝24aには
各段毎に位相をずらして半径方向に延びる液路24bが
放射状に形成され、更にその中心部の同一円周上におい
て各液路24bの先端を垂直下方に延ばして下端を開口
させている。外側円筒部材25の外周面には、上記多段
の環状溝24aに対応して軸線に平行な一直線上に複数
の液圧ポート25aが形成されている。そして、前記内
外円筒部材24,25は図示せぬOリング等を介して前
記各溝間において液密的に且つ回転可能に嵌合一体化さ
れて、本発明の配管継ぎ手23を構成している。前記各
液圧ポート25aはそれぞれの外部液圧源と図示せぬ配
管を介して接続され、前記各液路24bの開口端は射出
装置4の各液圧被作動部と図示せぬ配管を介して接続さ
れている。
【0010】本発明の配管継ぎ手23が適用された代表
的な実施例であるスライドファスナーチェーンの縦型射
出成形機は、図1に示すごとく少なくとも下段に固設さ
れた固定金型取付プレート1と、中段に配される可動金
型取付プレート2と、同可動金型取付プレート2の上面
に載置され、垂直軸線を中心として回転可能な回転基盤
3と、同回転基盤3の上面に連結された複数の射出装置
4と、固定金型の型面に形成されたテープ搬送路の延長
線上に配設される図示せぬスライドファスナーチェーン
搬送装置とを備えている。
【0011】図1において、最下段に配される固定金型
取付プレート1は図示せぬ機台上に固設された4本のシ
リンダー本体5により四隅が支持され、同シリンダー本
体5のピストンロッド5aの各先端に可動金型取付プレ
ート2の四隅が固設されている。この4本のシリンダー
が本発明における型締めシリンダーを構成している。前
記固定金型取付プレート1の上面には固定金型6が取り
付けられており、また前記可動金型取付プレート2には
可動金型7が前記固定金型6に対峙して取り付けられて
いる。前記固定金型6及び可動金型7の型面には、図示
を省略しているがファスナーテープTを搬送するための
少なくとも2本の搬送路が同テープTの搬送方向に貫通
して平行に形成されていると共に、両搬送路間にランナ
ー、ゲートに連通する務歯列成形用キャビティ等が形成
されている。
【0012】可動金型取付プレート2の射出シリンダー
挿通孔2aから所定の間隔を隔てた同プレート2の上面
位置には垂直軸8の上端が突出しており、同垂直軸8の
突出部分には軸受材9を介して回転基盤3が回転可能に
嵌着されている。同回転基盤3の半径は前記垂直軸8の
軸心と射出シリンダー挿通孔2aの中心間の距離より大
きく設定され、前記中心間の距離に対応する半径をもつ
同一円周上には射出装置4の数に相当する数(図示例で
は2個)の射出シリンダー挿通孔3aが形成されてい
る。また、同回転基盤3の外周面には平歯が形成されて
いる。前記垂直軸8は一端にフランジ8aを有し、他端
面中心にはネジ孔が形成され、図2により明らかなごと
く垂直軸8を可動金型取付プレート2及び回転基盤3の
各軸孔に下方から挿通し、回転基盤3のボス部3bの端
面に蓋材10を当接して、同蓋材10を止めネジ11を
もって軸端に固着している。
【0013】図示例では、前記回転基盤3の周縁部に4
本のガイド支柱12が立設されており、隣接する2本一
対のガイド支柱12には、それぞれ上方からスクリュー
駆動部固定板13及びコ字状のブロックからなる射出シ
リンダー支持部材14が所定の間隔をおいて支持され、
図示せぬ射出シリンダー41の駆動装置により昇降可能
に構成されている。前記射出シリンダー41の駆動装置
は、例えば前記ガイド支柱12をシリンダー構造とする
ことによっても実現でき、或いはガイド支柱12とは別
個に駆動シリンダーを設置してもよい。また、前記4本
のガイド支柱12の先端はH字状の支持板15に固設さ
れており、更に同支持板15と前記回転基盤3との間を
2本の角柱16で連結固定して射出シリンダー41の支
持を強固なものとしている。
【0014】そして、前記2組のスクリュー駆動部固定
板13及び射出シリンダー支持部材14には、それぞれ
スクリュー駆動部42を前記スクリュー駆動部固定板1
3に固設すると共に、射出シリンダー41を前記射出シ
リンダー支持部材14に固設して、ノズルを下方に向け
て垂直に設置される。このとき、前記各射出シリンダー
41のノズル端が上記回転基盤3の各射出シリンダー挿
通孔3aに対向している。
【0015】また、前記回転基盤3の回転軸線の延長線
上に当たる上記H字状の支持板15の中央には軸部材1
8が立設されており、同軸部材18の上部には後述する
外側円筒部材25を介して上記2組の射出シリンダー4
1の配列と同一の方向に延出するホッパー支持ブラケッ
ト19が固着されている。そして、同ホッパー支持ブラ
ケット19の各先端には、それぞれシリンダー19a,
19bが垂下固定され、同シリンダー19a,19bの
ロッド端には蓋部材19cが固着されている。前記蓋部
材19cには図示せぬ材料供給管が取り付けられてい
る。そして、回転基板3が回転して射出装置4の位置が
切り替えられるとき、図3の右側に示すごとく前記シリ
ンダー19a,19bが作動されロッド端が縮長して、
前記蓋部材19cを材料供給ホッパー20から離し、射
出成型時や段取り時にはロッド端が伸長して蓋部材19
cを材料供給ホッパー20の材料入口を閉塞し、材料が
確実にホッパー内に供給されるようにする。また、前記
供給ホッパー20の材料出口は材料供給パイプ22を介
して上記射出シリンダー41の図示せぬ材料投入部に連
結されている。
【0016】そして、上述の構造をもつ本発明の配管継
ぎ手23が、その内側円筒部材24が上記軸部材18の
上端に嵌挿固定され、外側円筒部材25は固定金型取付
プレート1に下端を固定して立設されたL字状支持枠2
6に載置固定されるようにして設置されている。従っ
て、外側円筒部材25はL字状支持枠26上に固定さ
れ、内側円筒部材24は図示せぬOリング等を介して外
側円筒部材25の内部を回転基盤3、射出シリンダー4
1等と共に垂直軸線を中心に回転するようにされ、射出
装置4の各液圧被作動部と接続された図示せぬ配管も、
配管同士が交錯することなく、また捩じれたり折れ曲が
ることもなく、各液圧被作動部の回転と共に一体的に回
動する。
【0017】また、上記可動金型取付プレート2の周縁
部の一部は水平に延設されており、その延設部分2bの
表面には、同可動金型取付プレート2に適宜支持手段を
介して固設された回転基盤駆動用モーター27の出力歯
車28が突出し、前記回転基盤3と噛合している。回転
基盤駆動用モーター27としては、例えばステッピング
モーターが使用でき、図示せぬ制御部からの指令に基づ
き前記回転基盤3を歯車28を介して予め設定された角
度回転させる。更に、前記回転基盤3の同一円周上には
複数個のピン係合孔3bが形成されると共に、前記可動
金型取付プレート2の前記ピン係合孔3bが通過する円
周上の一部には同ピン係合孔3bに嵌着するピン部材2
9が設けられている。該ピン部材29は、例えばシリン
ダーのピストンロッドであり、或いはスプリング等によ
り常に上方に付勢された係合ピンであって、回転円盤3
の複数の射出シリンダー挿通孔3aが可動金型取付プレ
ート2の複数の射出シリンダー挿通孔2aと合致する位
置に設けてある。
【0018】更に、本実施例では回転円盤3を可動金型
取付プレート2の上面で円滑に回転させるための機構を
備えている。図4及び図5は同機構を説明するための構
造図であり、可動金型取付プレート2の内部には外側面
から回転基盤3の弦方向に延びる高圧空気通路30が形
成され、同高圧空気通路30は可動金型取付プレート2
の上面の垂直軸8を挟む対称位置に形成された空圧貯溜
凹陥部31に空圧噴出口30aを開口している。なお、
設計上で許容されるならば、前記空圧貯溜凹陥部31は
回転基盤3の裏面に可能な限り均等に且つ広く分布させ
るようにする。
【0019】また、前記可動金型取付プレート2の上面
には、回転基盤3の外周縁に沿って同回転基盤3の回転
を案内する複数のガイド部材32が設けられていると共
に、射出時において同回転基盤3を可動金型取付プレー
ト2の上面に強固に固定するためのクランプ33が取り
付けられている。前記ガイド部材32は図4から明らか
なごとく逆L字形の断面で且つ回転基盤3とほぼ同一の
円弧状案内面を有し、前記回転基盤3の設定寸法以上の
浮き上がりを防止するものであり、一方のクランプ33
は図4及び図5から明らかなごとく先端に顎部を有する
レバー33aの中間を上下に回動自在に枢支すると共に
後端にシリンダー34を取り付けている。このシリンダ
ー34は図示せぬ制御部からの指令により射出成形時に
作動して前記顎部を回転基盤3の上面に押し付け、同基
盤3を可動金型取付プレート2に押圧固定する。
【0020】次に上述のごとく構成された本発明に係る
スライドファスナーチェーンの縦型射出成形機の動作を
説明する。いま、2基の射出装置4,4が図1及び図2
に示す位置にあり、このときクランプ33はシリンダー
34が作動してレバー33aの顎部が回転基盤3の上面
を押圧し、回転基盤3を可動金型取付プレート2上に固
定している。この状態で型締めシリンダーが作動されて
ピストンロッド5aが縮長して、射出装置4,4と共に
可動金型取付プレート2を下降させて型締めがなされ
る。
【0021】次いで、可動円盤取付プレート2及び回転
円盤3の各射出シリンダー挿通孔2,3aの上方に位置
する射出装置4が作動を開始し、その射出シリンダー4
1を下降させてノズル先端を可動金型7の射出口7aに
当接させ、混練溶融状態にある射出材料を射出し、2本
のファスナーテープTの対向側縁にスプルー、ランナ
ー、ゲートを介して務歯列等を一体に成形する。その
後、常法に従って可動金型取付プレート2を上昇させて
型を開いたのち成形製品を固定金型6から分離させ、図
示せぬテープ搬送装置により所定の長さのファスナーテ
ープTを送り出し、再び射出装置4を作動させて同様の
射出操作を行い、先に成形された務歯列に続いてファス
ナーテープTに務歯列を一体に成形する。こうして、所
定の回数の射出成形がなされ、予め必要とされた長さの
スライドファスナーチェーンSが成形される。この成形
の間に、他方の射出装置4では次回の異材料、例えば色
替えや材質替え等の段取りが終了しており、待機した状
態にある。この段取りの手順は既述した通りであり、こ
こではその説明は省略する。
【0022】前回のスライドファスナーチェーンSの成
形が終了し、上下金型6,7が開き始めると同時に図示
せぬ制御部からの信号によりクランプ33が回転基盤3
の固定を解除すると共に、同基盤3の円周上の一部に形
成されたはピン係合孔3cに嵌着しているピン部材29
をピン係合孔3cから外し、回転基盤3を可動金型取付
プレート3上で回転可能な状態におく。このとき、上記
実施例では、同時に可動金型取付プレート2の内部に形
成された圧縮空気通路30に高圧の空気が送り込まれ、
空圧噴出口30aから高圧空気が空圧貯溜凹陥部31と
回転基盤3の裏面とにより形成される室内に噴出し、同
室内を高圧として回転基盤3を可動金型取付プレート2
の表面に僅かに浮上させる。回転基盤3が浮上状態にあ
る間に回転基盤駆動用モーター27が作動して回転基盤
3を所定の角度回転させ、次回の段取りを終えた射出装
置4を可動金型7の射出口7aに対向する位置で停止す
る。このとき、上記ピン部材29は回転基盤3の外周縁
部に形成されている他の対応するピン係合孔3cに係合
し、回転基盤駆動用モーター27の停止と共に上記クラ
ンプ33も作動して回転基盤3を不動とする。
【0023】図示例のごとき2基の射出装置4,4と、
その他の支持部材等との総重量は、一般的に100kg
にも及び、その総重量が回転基盤3にかかるため、これ
を可動金型取付プレート2の表面に面接触の状態で回転
させるには、前記回転基盤駆動用モーター27として大
出力のモーターを使用する必要があり、経済性やスペー
ス上で問題が生じるが、上述のごとく空気圧を利用して
回転基盤3を回転させる場合は、極めて小さな力で回転
させることが可能であり、従って小型のモーターが使用
でき、経済性及びスペース面で有利なものとなる。
【0024】済まされている。ここで、本発明では回転
基盤3より上方にある射出シリンダー41等の回転部材
の液圧被作動部に接続される配管が、上述のごとく配管
継ぎ手23の固定外側円筒部材25の内部で前記各回転
部材と連動して回転する内側円筒部材24の各液路に接
続されているため、前記配管も同様に回転基盤3の回転
軸線の回りを同期して回転し、配管自体の捩じれや配管
同士が交錯する等の障害を発生させない。また、複数の
液圧供給配管も前記外側円筒部材25に集中させて接続
しているため、配管の設計及び施工が容易にできるよう
になる。
【0025】以上は、本発明の代表的な実施例を説明し
たものであり、これに限定されるものではないことは明
らかであって、多様な変形が可能である。
【0026】
【発明の効果】上述の説明から明らかなごとく、縦型射
出成形機に適用される本発明の配管継ぎ手によれば、液
圧源からの多数の配管を継ぎ手支持部に集中することが
でき、しかも垂直軸線の回りを回転する多数の液圧によ
る被作動部材に接続される配管が前記回転と一体に回転
可能とされているため、配管同士が交錯することなく、
捩じれや折れ曲がりもなくなり、設計や管理の煩雑性が
回避されるばかりでなく高寿命が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管継ぎ手を適用した代表的な実施例
であるスライドファスナーチェーンの射出成形機におけ
る一部を破断して示す全体斜視図である。
【図2】本発明の配管継ぎ手設置部の同継ぎ手を断面で
示す正面図である。
【図3】本発明の要部を一部破断して示す拡大正面図で
ある。
【図4】本発明の可動金型取付プレートと回転基盤の取
付け機構を示す平面図である。
【図5】本発明に適用された回転基盤の浮上装置とロッ
ク機構を示す可動金型取付プレートと回転基盤の一部を
破断した正面図である。
【符号の説明】
1 固定金型プレート 2 可動金型プレート 2a 射出シリンダー挿通孔 2b 延設部分 3 回転基盤 3a 射出シリンダー挿通孔 3b ボス部 3c ピン係合孔 4 射出装置 41 射出シリンダー 5 シリンダー本体 5a ピストンロッド 6 固定(下)金型 7 可動(上)金型 7a 射出口 8 垂直軸 8a フランジ 9 軸受材 10 蓋材 11 止めネジ 12 ガイド支柱 13 スクリュー駆動部固定板 14 射出シリンダー支持部材 15 支持板 16 角柱 18 軸部材 19 ホッパー支持ブラケット 19a,19b シリンダー 19c 蓋部材 20 供給ホッパー 22 材料供給パイプ 23 配管継ぎ手 24 内側円筒部材 24a 環状溝 24b 液路 25 外側円筒部材 25a 液圧ポート 26 L字上支持枠 27 回転基盤駆動用モーター 28 歯車 29 ピン部材 30 高圧空気通路 31 空圧貯溜凹陥部 32 ガイド部材 33 クランプ 33a レバー 34 シリンダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下金型(7,6) の上方の円周上に配設さ
    れ、回転基盤(3) と一体に垂直軸回りを回転する複数の
    射出装置(4) を備え、前記回転基盤(3) を回転させるこ
    とにより複数の射出装置(4) を射出位置と待機位置とに
    位置決めし、一方の射出装置(4) が射出成形を行ってい
    る間に待機位置にある他の射出装置(4)では材料替えの
    段取りが可能とされた縦型射出成形機における回転被作
    動部に接続される配管用継ぎ手であって、 外側円筒部材(25)と内側円筒部材(24)とを備え、両円筒
    部材(24,25) が軸線を中心として液密的に相対回転可能
    な2重管構造であり、前記外側円筒部材(25)の外周面に
    は上下に所定の間隔をおいて複数の液圧ポート(25a) が
    形成され、前記内側円筒部材(24)の外周面には前記各液
    圧ポートに対応する位置に環状溝(24a)が多段に形成さ
    れると共に、各環状溝(24a) には各溝間に所定の位相を
    もって順次半径方向に延びる液路(24b) がそれぞれ形成
    され、各液路端は内側円筒部材(24)の中空部周辺の同一
    円周上に間隔をおいて形成された軸線に平行で部材端面
    に開口する複数の液路端と連通してなることを特徴とす
    る縦型射出成形機の回転作動部における配管継ぎ手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配管継ぎ手が、複数の射
    出装置(4) の回転中心線上に設置されてなる縦型射出成
    形機。
  3. 【請求項3】 前記外側円筒部材(25)が支持部材(26)に
    固設され、前記内側円筒部材(24)が回転可能とされてな
    る請求項2記載の縦型射出成形機。
JP4284531A 1992-10-22 1992-10-22 縦型射出成形機の回転作動部における配管継ぎ手と射出成形機 Pending JPH06134796A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002103344A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Mitsuboshi Belting Ltd 注型ポリアミド樹脂の製造装置及びその洗浄方法

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