JPH0613395Y2 - 自動変速機のワンウェイクラッチ取付構造 - Google Patents

自動変速機のワンウェイクラッチ取付構造

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JPH0613395Y2
JPH0613395Y2 JP1987191901U JP19190187U JPH0613395Y2 JP H0613395 Y2 JPH0613395 Y2 JP H0613395Y2 JP 1987191901 U JP1987191901 U JP 1987191901U JP 19190187 U JP19190187 U JP 19190187U JP H0613395 Y2 JPH0613395 Y2 JP H0613395Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ケーシング(トランスミッションケース)内
に、遊星歯車機構、ブレーキ、クラッチ、ワンウェイク
ラッチ装置(以下、ワンウェイクラッチ装置のことを単
にワンウェイクラッチということがある)をそなえ、遊
星歯車機構のトルク伝達経路をブレーキ、クラッチ、ワ
ンウェイクラッチの作動状態によって変えることにより
変速比を変更する自動変速機に関し、特にかかる自動変
速機におけるワンウェイクラッチの取付構造に関する。
[従来の技術] 従来より、第3図に示すごとく、例えば自動車用エンジ
ンの出力側には、クラッチDCを有するトルクコンバー
タCを介して自動変速機TMが取り付けられており、こ
の自動変速機TMには、図示しない変速制御用油圧(流
体圧)回路が設けられている。
なお、この自動変速機TMは、第3図に示すようなパワ
ートレインを有している。即ち、この第3図において、
TMCはケーシング(トランスミッションケース)、C
1はフロントクラッチ、C2はリヤクラッチ、C3はエ
ンドクラッチ、B1はキックダウンブレーキ、B2はロ
ーリバースブレーキ、OWCはワンウエイクラッチ、P
GMは遊星歯車機構、FSはフォワードサンギヤ、RS
はリバースサンギヤ、SPはショートピニオンギヤ、L
Pはロングピニオンギヤ、AGはアニュラスギヤ、KD
はキックダウンドラム、CAはキャリアを示す。
そして、この自動変速機TMの作動エレメント表は次の
ようになる。
このようにして、この自動変速機TMでは、トランスミ
ッションケースTMC内に設けられた遊星歯車機構PG
Mのトルク伝達経路を、同じくトランスミッションケー
スTMC内に設けられたブレーキB1,B2、クラッチ
C1,C2,C3、ワンウェイクラッチOWCの作動状
態によって変えることにより、変速比を変更することが
できるのである。
ところで、この自動変速機TMのワンウェイクラッチO
WCの取付構造は、第4図のようになっている。即ち、
ワンウェイクラッチOWCのインナレース1がセンタサ
ポート2を介してトランスミッションケースTMC側に
設けられるとともに、アウタレース3が遊星歯車機構P
GMのキャリアCAの外周部に嵌合するように設けられ
ている。
そして、アウタレース3のキャリアCAへの取付は、複
数のボルト4をキャリアCAの壁部に螺合させることに
よりなされる。なお、ボルト4間の部分にはピン(図示
せず)が設けられる。
また、インナレース1とアウタレース3との間には、複
数のスプラグ5が介装されており、更にインナレース1
とアウタレース3との間には、これらのスプラグ5の両
端部に位置するように、リング状のエンドベアリング
6,7が設けられている。
なお、アウタレース3の拡径外周部とトランスミッショ
ンケースTMCとの間には、ローリバースブレーキB2
が設けられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のワンウェイクラッチ取
付構造では、ワンウェイクラッチの機能確保のために、
インナレースとアウタレースとの高精度な同心度が要求
されるため、トランスミッションケース、センタサポー
ト、遊星歯車、キャリア等、多くの部品に高精度の同心
度が要求され、これにより加工や組付けに手間がかかる
という問題点がある。
また、アウタレースをキャリアにボルト締めしているの
で、ワンウェイクラッチの受け持ちトルクに耐えられる
強固なボルト締めが必要であるという問題点もある。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
高精度な同心度を要求しなくても、ワンウェイクラッチ
の機能を確保することができ、しかもボルト締めによら
ずにキャリアにワンウェイクラッチを取り付けることが
できるようにした、自動変速機のワンウェイクラッチ取
付構造を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案の自動変速機のワンウェイクラッチ取
付構造は、遊星歯車機構のキャリアと変速機のケーシン
グとが、同遊星歯車機構の回転軸中心線廻りに同キャリ
アの一方向への回転を許容するワンウェイクラッチ装置
を介して連結された自動変速機において、上記キャリア
と上記ワンウェイクラッチ装置とを連結するスプライン
部と、上記ワンウェイクラッチ装置の上記回転軸中心線
の横方向に沿う摺動範囲を規制するピン部材と、上記ワ
ンウェイクラッチ装置に形成され、上記ピン部材が挿入
されるピン穴とを備え、上記スプライン部に、上記回転
軸中心線の周方向及び半径方向に対して所定の遊び量を
設定するとともに、上記のピン部材とピン穴との隙間を
上記所定の遊び量よりも大きくしたことを特徴としてい
る。
また、本考案の自動変速機のワンウェイクラッチ取付構
造は、上記ピン部材が、上記ピン穴に遊嵌する挿通部
と、同挿通部の一端に形成され上記ピン穴の径よりも大
きい径を有するつば部と、上記挿通部の他端に形成され
上記キャリアに形成された嵌合孔に圧入される圧入部と
からなることを特徴としている。
さらに、本考案の自動変速機のワンウェイクラッチ取付
構造は、上記つば部と上記ワンウェイクラッチ装置のピ
ン穴周縁部との間に弾性部材を配設したことを特徴とし
ている。
[作用] 上述の本考案の自動変速機のワンウェイクラッチ取付構
造では、キャリアとワンウェイクラッチ装置とがスプラ
イン部を介して連結されるが、このときピン部材によっ
て、ワンウェイクラッチ装置の回転軸中心線の軸方向に
沿う摺動範囲が規制される。
また、スプライン部に、回転軸中心線の周方向及び半径
方向に対して所定の遊び量が設定されているので、関連
部品に高精度の同心度を要求されることなく、ワンウェ
イクラッチ装置を取り付けることができる。
さらに、ピン部材を、ピン穴に遊嵌する挿通部と、挿通
部の一端に形成されピン穴の径よりも大きい径を有する
つば部と、挿通部の他端に形成されキャリアに形成され
た嵌合孔に圧入される圧入部とで構成することにより、
ピン部材のつば部によって、ワンウェイクラッチ装置の
回転軸中心線の軸方向に沿う摺動範囲が規制される。
また、つば部とワンウェイクラッチ装置のピン穴周縁部
との間の弾性部材により、ワンウェイクラッチ装置の回
転軸中心線の軸方向のガタが生じない。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての自動変速機
のワンウェイクラッチ取付構造について説明すると、第
1図はそのワンウェイクラッチの取付状態を示す部分断
面図、第2図はその規制部材の取付状態を示す部分断面
図であり、第1,2図中、第3,4図と同じ符号はほぼ
同様の部分を示す。
さて、本実施例の場合も、第3図に示す自動変速機TM
のように、トランスミッションケースTMC内に設けら
れた遊星歯車機構PGMのトルク伝達経路を、同じくト
ランスミッションケースTMC内に設けられたブレーキ
B1,B2、クラッチC1,C2,C3、ワンウェイク
ラッチOWCの作動状態によって変えることにより、変
速比を変更することができる自動変速機についてのもの
であるが、ワンウェイクラッチOWCの取付構造が第4
図に示す従来のものと異なる。
すなわち、第1図に示すごとく、ワンウェイクラッチO
WCのインナレース1がセンタサポート2を介してトラ
ンスミッションケースTMC側に取り付けられるととも
に、結合部材を兼ねるアウタレース3がセレーション結
合部(スプライン部)8を介して遊星歯車機構PGMの
キャリアCAの外周部に嵌合するように取り付けられて
いる。
アウタレース3のキャリアCAへの取付方を更に説明す
ると、キャリアCAの外周壁部には、外歯セレーション
8Aが形成されるとともに、アウタレース3のキャリア
CAに嵌合すべき筒状部の内壁部には、キャリア外周壁
部の外歯セレーション8Aに遊合する。即ちこの外歯セ
レーション8Aに対し周方向および半径方向に多少のガ
タ(所定の遊び量)を有するように嵌合する内歯セレー
ション8Bが形成されていて、この内歯セレーション8
Bを外歯セレーション8Aに嵌合させることにより、ア
ウタレース3をキャリアCAに取り付ける。
ところで、上記のようにアウタレース3をキャリアCA
に遊嵌しただけでは、軸方向に対する規制はないので、
アウタレース3の軸方向への移動を規制する規制部材が
設けられている。
すなわち、アウタレース3のキャリアCAの端壁に対向
する部分には、第1,2図に示すごとく、ピン穴10が
周方向に適当な間隔をあけて複数(例えば3個)形成さ
れており、各ピン穴10には、キャリアCAの端壁に立
設固定されるピン部材9(以下、単にピン9というが遊
嵌されている。そして、ピン9のつば部9Aとアウタレ
ース3との間には、ウェーブスプリング11が、アウタ
レース3をキャリアCA側に付勢するように装填されて
いる。これにより、アウタレース3のガタ付きを防止す
ることができる。
また、ピン穴10とピン9との半径方向隙間gはセレー
ションのガタ量より大きく設定されている。これにより
ピン9には、ワンウェイクラッチOWCの受け持ちトル
クがかからないようになっている。
なお、ピン9として、キャリアCAの端壁に形成された
ピン穴に突起部がつぶされるようにして圧入される圧入
スリットピンが使用されるが、このピン9の代わりに、
ねじ込み式ピン部材としてのボルトを用いてもよい。も
ちろん、このボルトにも、ピン9と同様、ワンウェイク
ラッチOWCの受け持ちトルクがかからないようにす
る。
さらに、インナレース1とアウタレース3との間には、
複数のスプラグ5が介装されており、更にインナレース
1とアウタレース3との間には、これらのスプラグ5の
両端部に位置するように、リング状のエンドベアリング
6,7が設けられている。
なお、アウタレース3の拡径外周部とトランスミッショ
ンケースTMCとの間には、ローリバースブレーキB2
が設けられている。
上述の構成により、ワンウェイクラッチOWCを取り付
けるには、ワンウェイクラッチOWCのアウタレース3
をセレーション結合部8を介して遊星歯車機構PGMの
キャリアCAの外周部に嵌合するように取り付ける。そ
して、このときピン9,ウェーブスプリング11をアウ
タレース3とキャリアCAとの間に取り付けることによ
り、アウタレース3の軸方向への移動を規制する。
また、インナレース1をトランスミッションケースTM
C側に取り付けるが、このときスプラグ5やエンドベア
リング6,7も組付ける。
このようにして、アウタレース3とキャリアCAとをセ
レーション結合にすることで、半径方向の遊びが得られ
るから、ワンウェイクラッチOWCの機能確保のために
必要なインナレース1とアウタレース3との同心度が、
遊星歯車機構構成部品の同心度に影響されないので、次
のような利点が得られる。まず、トランスミッションケ
ース、センタサポート、遊星歯車、キャリア等、多くの
関連部品に高精度の同心度が要求されず、これにより加
工や組付けに手間がかからない。また、上記関連部品の
偏心により生ずるエンドベアリング6,7の過負荷もな
くなり、これにより、エンドベアリング6,7の耐久性
向上にも寄与する。
さらに、アウタレース3は、ワンウェイクラッチOWC
のエンドベアリング6,7でインナレース1と同心で、
ガイドされるため、ワンウェイクラッチOWCの機能を
確実に発揮できる。
また、アウタレース3をセレーション結合部8を介して
キャリアCAの外周部に嵌合するように取り付けて、ワ
ンウェイクラッチOWCの受け持ちトルクはこのセレー
ション結合部8で受けているので、従来のようにワンウ
ェイクラッチOWCの受け持ちトルクに耐えられる強固
なボルト締めは不要となる。
なお、ワンウェイクラッチOWCのアウタレース3をト
ランスミッションケースTMC側に取り付けるととも
に、インナレース1をセレーション結合部8を介して遊
星歯車機構PGMのキャリアCAの外周部に嵌合するよ
うに取り付けて、且つ、インナレース1の軸方向への移
動を規制する規制部材(ピン9,ウェーブスプリング1
1)をインナレース1とキャリアCAとの間に取り付け
ることにより、インナレース1の軸方向への移動を規制
するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の自動変速機のワンウェイ
クラッチ取付構造によれば、遊星歯車機構のキャリアと
変速機のケーシングとが、同遊星歯車機構の回転軸中心
線廻りに同キャリアの一方向への回転を許容するワンウ
ェイクラッチ装置を介して連結された自動変速機におい
て、上記キャリアと上記ワンウェイクラッチ装置とを連
結するスプライン部と、上記ワンウェイクラッチ装置の
上記回転軸中心線の軸方向に沿う摺動範囲を規制するピ
ン部材と、上記ワンウェイクラッチ装置に形成され、上
記ピン部材が挿入されるピン穴とを備え、上記スプライ
ン部に、上記回転軸中心線の周方向及び半径方向に対し
て所定の遊び量を設定するとともに、上記のピン部材と
ピン穴との隙間を上記所定の遊び量よりも大きく設定さ
れるという簡素な構成で、高精度な同心度を要求しなく
ても、ワンウェイクラッチ装置の機能を確保することが
でき、しかも従来のようなワンウェイクラッチ装置の受
け持ちトルクを受ける強固なボルト締めによらずに、ワ
ンウェイクラッチ装置をキャリアに取り付けることがで
きるほか、ピン部材に受け持ちトルクがかからないとい
う利点がある。
また、上記ピン部材を、上記ピン穴に遊嵌する挿通部
と、同挿通部の一端に形成され上記ピン穴の径よりも大
きい径を有するつば部と、上記挿通部の他端に形成され
上記キャリアに形成された嵌合孔に圧入される圧入部と
で構成することもでき、このようにすれば、ワンウェイ
クラッチ装置の回転軸中心線の軸方向に沿う摺動範囲を
容易に規制できる。
さらに、つば部とワンウェイクラッチ装置のピン穴周縁
部との間に弾性部材を配設することもでき、このように
すれば、弾性部材の作用により、ワンウェイクラッチ装
置をキャリア側へ付勢することができ、その結果、ワン
ウェイクラッチ装置の回転軸中心線の軸方向のガタ付き
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての自動変速機のワ
ンウェイクラッチ取付構造を示すもので、第1図はその
ワンウェイクラッチの取付状態を示す部分断面図、第2
図はその規制部材の取付状態を示す部分断面図であり、
第3図は従来の自動変速機のパワートレインを示す模式
図、第4図は従来の自動変速機のワンウェイクラッチ取
付状態を示す部分断面図である。 1……インナレース、2……センタサポート、3……結
合部材を構成するアウタレース、5……スプラグ、6,
7……エンドベアリング、8……セレーション結合部、
8A……外歯セレーション、8B……内歯セレーショ
ン、9……規制部材を構成するピン、9A……つば部、
10……ピン穴、11……弾性部材としてのウェーブス
プリング、B2……ローリバースブレーキ、CA……キ
ャリア、OWC……ワンウェイクラッチ、PGM……遊
星歯車機構、TM……自動変速機、TMC……トランス
ミッションケース。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊星歯車機構のキャリアと変速機のケーシ
    ングとが、同遊星歯車機構の回転軸中心線廻りに同キャ
    リアの一方向への回転を許容するワンウェイクラッチ装
    置を介して連結された自動変速機において、 上記キャリアと上記ワンウェイクラッチ装置とを連結す
    るスプライン部と、 上記ワンウェイクラッチ装置の上記回転軸中心線の軸方
    向に沿う摺動範囲を規制するピン部材と、 上記ワンウェイクラッチ装置に形成され、上記ピン部材
    が挿入されるピン穴とを備え、 上記スプライン部に、上記回転軸中心線の周方向及び半
    径方向に対して所定の遊び量を設定するとともに、上記
    のピン部材とピン穴との隙間を上記所定の遊び量よりも
    大きくしたことを 特徴とする自動変速機のワンウェイクラッチ取付構造。
  2. 【請求項2】上記ピン部材が、 上記ピン穴に遊嵌する挿通部と、 同挿通部の一端に形成され上記ピン穴の径よりも大きい
    径を有するつば部と、 上記挿通部の他端に形成され上記キャリアに形成された
    嵌合孔に圧入される圧入部とからなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動変速機のワン
    ウェイクラッチ取付構造。
  3. 【請求項3】上記つば部と上記ワンウェイクラッチ装置
    のピン穴周縁部との間に弾性部材を配設したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第2項記載の自動変速機
    のワンウェイクラッチ取付構造。
JP1987191901U 1987-12-17 1987-12-17 自動変速機のワンウェイクラッチ取付構造 Expired - Lifetime JPH0613395Y2 (ja)

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JP1987191901U JPH0613395Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 自動変速機のワンウェイクラッチ取付構造
US07/284,247 US4930610A (en) 1987-12-17 1988-12-14 Mounting structure for one-way clutch in automatic transmission
KR1019880016658A KR910007604B1 (ko) 1987-12-17 1988-12-14 자동변속기의 원웨이클러치 장착구조

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JPH0196555U JPH0196555U (ja) 1989-06-27
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Also Published As

Publication number Publication date
JPH0196555U (ja) 1989-06-27
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KR890010463A (ko) 1989-08-08
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