JPH06133882A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JPH06133882A
JPH06133882A JP4290566A JP29056692A JPH06133882A JP H06133882 A JPH06133882 A JP H06133882A JP 4290566 A JP4290566 A JP 4290566A JP 29056692 A JP29056692 A JP 29056692A JP H06133882 A JPH06133882 A JP H06133882A
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Mitsuo Ikenaga
光男 池永
Hidehiko Takagi
秀彦 高木
Masayoshi Eguchi
正義 江口
Junji Otsuka
潤治 大塚
Masaya Hamamoto
雅也 濱本
Hiroaki Kumazawa
博昭 熊沢
Masayuki Okuyama
誠之 奥山
Akira Okamoto
晃 岡本
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Rinnai Corp
Toho Gas Co Ltd
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Rinnai Corp
Toho Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風呂装置に関するもので、空気の微小気泡を
入浴水に無数混入させた白濁状態に浴槽内を調整するこ
とも、また、該浴槽内を透明な炭酸泉の状態に調整する
ことも自由に選択変化させ得るようにする。 【構成】 浴槽(3) と循環ポンプ(41)を繋ぐ強制循環回
路(4) に給湯機(1) からの燃焼排気を吸引しかつ排ガス
弁(21)を具備する気体回路(17)を接続した風呂装置にお
いて、上記循環ポンプ(41)の下流側に設けられ且つ水中
の気泡を除去してする脱気装置(6) と、該脱気装置(6)
の下流側で分岐し且つ共に浴槽(3) に繋がる第1,第2
分岐回路(46)(47)と、第1分岐回路(46)に設けた第1開
閉弁(461)と、第2分岐回路(47)に設けた第2開閉弁(47
1) 及びその下流側に位置し且つ大気開放状態になった
タンク(472) とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風呂装置、特に、浴槽内
の入浴水に溶解させた炭酸ガスによって疲労回復や健康
増進に貢献し得るようにした風呂装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び課題】遊離炭酸を含有する炭酸泉に入浴
すると、該炭酸泉内の炭酸成分が皮膚下の毛細血管に作
用して該毛細血管を拡張させ、これにより入浴者の血行
が改善されて該入浴者の疲労回復や健康増進が図れる。
かかる疲労回復等を図るべく入浴水に炭酸ガスを溶解さ
せるようにした風呂装置として概略図2の如きものを提
案した。
【0003】大気開放の気泡除去装置(8) と浴槽(3) を
繋ぐ強制循環回路(4) には、該気泡除去装置(8) の上流
側に位置させて循環ポンプ(41)が配設されていると共
に、該循環ポンプ(41)の上流側には、三方継ぎ手(44)が
配設されいる。また、該三方継ぎ手(44)には給湯機(1)
の燃焼排気を吸引する気体回路(17)の下流端が接続され
ており、該気体回路(17)に於ける上記三方継ぎ手(44)の
接続部近傍には、排ガス弁(21)が設けられている。
【0004】又、上記気体回路(17)の上流端には、外周
壁に複数の吸気孔(180) (180) を穿設した排ガス吸引管
(18)が設けられており、該排ガス吸引管(18)は、上記し
た給湯機(1) の燃焼排気路(10)内に配設されている。図
示しない炭酸泉スイッチを投入すると、給湯機(1) のガ
スバーナ(26)が燃焼すると共に、気体回路(17)に配設さ
れた排ガス弁(21)が開弁し、更に、循環ポンプ(41)が作
動する。すると、給湯機(1) の燃焼排気路(10)内に発生
した燃焼排気がガス吸引管(18)→気体回路(17)→排ガス
弁(21)→三方継ぎ手(44)と吸引されて上記強制循環回路
(4) を循環する通水に供給せしめられる。
【0005】すると、上記三方継ぎ手(44)から供給され
た前記燃焼排気中の炭酸ガスは、強制循環回路(4) 内を
流れる通水と共に下流側の気泡除去装置(8) 部分に送ら
れ、その間に前記炭酸ガスが殆ど通水内に溶解する。そ
して、上記強制循環回路(4)内の入浴水に溶解しない余
剰の炭酸ガスや一酸化炭素等の有害成分は、大気開放状
態となった気泡除去装置(8) 部分で分離されて大気中に
放出される。
【0006】これにより、上記気泡除去装置(8) を通過
した通水は所定量の炭酸ガスを含有することとなり、該
炭酸ガスを含んだ入浴水が浴槽(3) 内に供給されてこれ
が炭酸泉の状態になる。他方、上記三方継ぎ手(44)に、
前記気体回路(17)に代えて大気に連通する空気吸引回路
を接続すると共、該回路に空気弁を設け、該空気弁から
外気を吸引することにより浴槽(3) 内の入浴水に無数の
微小気泡を生成させ、該微小気泡が炸裂する際に生じる
超音波で入浴者の皮膚を刺激してマッサ−ジ効果等を発
揮するようにした風呂装置も知られている。
【0007】このものでは、気泡除去装置(8) 内を加圧
状態に維持すると共に、この加圧状態で上記空気弁から
吸引した通水内の余剰空気を該気泡除去装置(8) で大気
側にリークさせる。すると、該気泡除去装置(8) 内を大
気圧まで減圧する場合に比べて、圧力を掛けた分だけ多
くの空気が下流側への供給水中に溶解した状態になる。
従って、かかる場合には、強制循環回路(4) 内の通水が
その下流端から浴槽(3) 内に吐出して大気圧まで減圧さ
れると、該水の空気溶解許容量が減少し、これにより、
該水に溶けた余分な空気が無数の微小気泡になって入浴
水中に顕在化して浴槽(3) 内が白濁状態(空気の微小気
泡が無数混入した状態)になる。尚、給湯機(1) を消火
状態に維持したまま排ガス弁(21)を開弁すれば、循環ポ
ンプ(41)の駆動時に該排ガス弁(21)から空気が吸引され
ることとなり、この場合も、浴槽(3) 内を白濁状態にす
ることができる。
【0008】しかしながら上記のものでは、強制循環回
路(4) や循環ポンプ(41)の共通部品が存在するにも関わ
らず、浴槽(3) 内を炭酸泉状態または上記白濁状態の何
れか一方の状態にしか調整することができず、これら構
成部品の有効利用が十分に図れないという問題があっ
た。本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、『浴槽
(3) と循環ポンプ(41)を繋ぐ強制循環回路(4) を設ける
と共に、該強制循環回路(4) に於ける上記循環ポンプ(4
1)の吸引側に給湯機(1) からの燃焼排気を吸引する気体
回路(17)を接続し、該気体回路(17)に排ガス弁(21)を挿
入し、浴槽(3) 内を炭酸泉の状態にするときは給湯機
(1) を燃焼させて上記排ガス弁(21)を開弁すると共に前
記循環ポンプ(41)を駆動させるようにした風呂装置』に
おいて、上記共通の強制循環回路(4) や循環ポンプ(41)
を利用して浴槽(3) 内を前記白濁状態と炭酸泉の状態に
自由に切り替え得るようにし、これにより、上記各部品
の有効利用を図りつつ機能の多様化を図ることをその課
題とする。
【0009】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『強制循環回路(4) に於ける循環ポンプ(41)
の下流側に設けられ且つ水中の気泡を除去してこれを大
気中に排出する脱気装置(6) と、該脱気装置(6) の下流
側で分岐し且つ共に浴槽(3) に繋がる第1,第2分岐回
路(46)(47)と、第1分岐回路(46)に設けた第1開閉弁(4
61) と、第2分岐回路(47)に設けた第2開閉弁(471) 及
びその下流側に位置し且つ大気開放状態になったタンク
(472) と設け、浴槽(3) 内を炭酸泉状態にするときは第
2開閉弁(471) を開弁させ、浴槽(3) 内を白濁状態にす
るときは上記循環ポンプ(41)を作動させてその上流側に
空気を供給すると共に第1開閉弁(461) を開弁状態に維
持するようにした』ことである。
【0010】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。浴槽
(3) 内を炭酸泉の状態にする操作を行うと、脱気装置
(6) の下流側の第2分岐回路(47)内に挿入した第2開閉
弁(471) が開弁すると共に、既述したものと同様に給湯
機(1) からの燃焼排気が強制循環回路(4) の通水内に気
泡状態で混入せしめられる。すると、該通水内に供給さ
れた上記燃焼排気は該供給部の下流側に位置する脱気装
置(6) 部分に送られ、その間に前記燃焼排気内の炭酸ガ
スが殆ど通水内に溶解する。
【0011】そして、上記通水が脱気装置(6) 部分まで
到達すると、該通水中に気泡状態で顕在している炭酸ガ
スやその他の有害成分(通水内に溶解していない燃焼排
気)が前記脱気装置(6) で除去されてこれが大気中に排
出される。次に、上記脱気装置(6) からの供給水が開弁
状態に維持された第2分岐回路(47)の第2開閉弁(471)
→タンク(472) →浴槽(3) と流れ込むと、上記タンク(4
72) 内が大気開放状態になっていることから、上記脱気
装置(6) では除去し切れない通水内の炭酸ガスが前記タ
ンク(472) 内で除去される。即ち、上記通水が浴槽(3)
に供給される前に該通水内の過剰な炭酸ガスが前記タン
ク(472) で除去されるのである。従って、かかる水を大
気圧状態の浴槽(3) 内に吐出させても上記吐出水が更に
減圧されることはなく、該水中に炭酸ガスの微小気泡が
現れることはない。従って、浴槽(3) 内が透明な炭酸泉
の状態となる。
【0012】次に、浴槽(3) 内を白濁状態(入浴水に空
気の微小気泡を無数混入させた状態)にする場合につい
て説明する。この場合、強制循環回路(4) に於ける循環
ポンプ(41)の上流部に外気を供給するが、かかる外気は
独立に形成した空気吸引回路から供給してもよく、ま
た、給湯機(1) を消火状態に維持して排ガス弁(21)を開
弁させることにより気体回路(17)から供給してもよい。
【0013】次に、第1分岐回路(46)の第1開閉弁(46
1) を開弁状態に維持する。すると、上記供給空気は上
記と同様に脱気装置(6) 部分まで流れるとともに、その
間に、強制循環回路(4) の通水内に溶解する。そして、
上記脱気装置(6) で除去されなかった空気は、該空気を
含んだ水が浴槽(3) に吐出されて大気圧まで減圧された
際に該浴槽(3) 内で無数の微小気泡となって顕在化する
こととなる。これにより浴槽(3) が白濁状態になる。
【0014】このように、上記技術的手段によれば、浴
槽(3) 内を白濁状態にすることも又透明な炭酸泉の状態
にすることも自由に選択変化させることができる。
【0015】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。浴槽(3) 内
を白濁状態と透明な炭酸泉の状態とに自由に変化させる
ことができると共に、状態変化を実現するに際し強制循
環回路(4) や循環ポンプ(41)等の共通の構成部品を利用
するから、これら部品を各別に設ける場合に比べて各構
成部品の有効利用を図りつつ風呂装置の機能の多様化が
図れる。
【0016】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。浴槽(3) と循環ポンプ(41)の間には既述の
ものと同様に強制循環回路(4) が形成されており、上記
循環ポンプ(41)の下流側には脱気装置(6) が配設されて
いる。そして、脱気装置(6) は、後述する強制循環回路
(4) 内の循環水に溶解していない燃焼排気(気泡として
顕在する燃焼排気)を回収する気液分離器(61)と、該気
液分離器(6) 内を一定の圧力条件下に保ちつつ前記回収
した燃焼排気を大気に排出する排気装置(62)から構成さ
れている。なお、この実施例では、上記循環ポンプ(41)
として、吐出水圧を6Kgf/cm2 に調整し得る加圧溶解
ポンプを使用しおており、該圧力により、通水内への気
体の溶解量を多くできるようにしている。
【0017】上記強制循環回路(4) は前記脱気装置(6)
の下流側に於いて、第1分岐回路(46)と第2分岐回路(4
7)に分岐しており、前者の第1分岐回路(46)には第1開
閉弁(461) が挿入されている。他方、後者の第2分岐回
路(47)には、第2開閉弁(471) とその下流側のタンク(4
72) 及び送水ポンプ(475) が挿入配設されている。又、
該タンク(472) には、上限水位センサ(473) と下限水位
センサ(474) が上下に間隔を置いて配設されている。
【0018】又、上記強制循環回路(4) に挿入された循
環ポンプ(41)の上流側にには三方継ぎ手(44)が挿入され
ており、該三方継ぎ手(44)には、給湯機(1) の燃焼排気
路(10)から引き出した気体回路(17)の下流端が接続され
ている。そして、該気体回路(17)に於ける上記三方継ぎ
手(44)の接続部近傍に配設された排ガス弁(21)の近傍に
は空気吸引路(23)が分岐接続されていると共に、該空気
吸引路(23)には外気を吸引する為の空気弁(22)が挿入さ
れている。
【0019】又、上記気体回路(17)の上流端には、外周
に複数の吸気孔(180) (180) を有する排ガス吸引管(18)
が設けられており、該排ガス吸引管(18)は、上記した給
湯機(1) の燃焼排気路(10)内に配設されている。上記気
体回路(17)における前記排ガス吸引管(18)と既述排ガス
弁(21)の間には、電気ヒータ(7) が配設されており、こ
れにより、気体回路(17)を通過する燃焼排気の温度を上
昇させてこれを乾燥させるようにしている。従って、こ
の乾燥した燃焼排気がその下流側の排ガス弁(21)を通過
する際に、これを構成する弁体やシール用のゴムを劣化
させる不都合が少なくなる。
【0020】上記電気ヒータ(7) や強制循環回路(4) 内
に配設された循環ポンプ(41)等の電気部品は、同図に示
す如く電気配線されている。白濁スイッチ(71)の出力
は、後述する第2Tフリップフロップ(76)の反転出力と
共に第1AND回路(72)に印加されており、該第1AN
D回路(72)の出力は第1Tフリップフロップ(以下、第
1TFF(73)と記載する)のクロック入力端子に印加さ
れている。そして、該第1TFF(73)の出力は強制循環
回路(4) の下流部に分岐形成された第1分岐回路(46)の
第1開閉弁(461) と既述した空気吸引回路(23)の空気弁
(22)に印加されており、これにより該第1開閉弁(461)
や空気弁(22)が開閉されるようになっている。又、炭酸
泉スイッチ(75)の出力は、上記第1TFF(73)の反転出
力と共に第2AND回路(76)に印加されており、該第2
AND回路(76)の出力は第2TFF(77)の入力部に印加
されている。そして、該第2TFF(77)の出力は、強制
循環回路(4) の下流部に分岐形成された第2分岐回路(4
7)の第2開閉弁(471) と既述した気体回路(17)に挿入し
た排ガス弁(21)に印加されている。又、上記第2TFF
(77)の出力によって、ガスバーナ(26)へのガス回路(26
0) に挿入されたガス弁(261) や気体回路(17)に設けら
れた電気ヒータ(7) が作動せしめられるようになってい
るとともに、更に、OR回路(74)を介する上記第2TFF
(77)の出力によって、強制循環回路(4) に挿入した循環
ポンプ(41)が作動せしめられるようになっている。
【0021】次に、強制循環回路(4) の下流部に分岐形
成された第2分岐回路(47)の送水ポンプ(475) は、タン
ク(472) に組み込まれた上限水位センサ(473) や下限水
位センサ(474) 等の出力で制御されるようになってい
る。即ち、上限水位センサ(473) の出力は既述した第2
TFF(77)の出力と共に第3AND回路(78)に印加され
ており、該第3AND回路(78)の出力によってRSフリ
ップフロップ(以下、RSFF(79)という)がセットさ
れるようになっている。そして、該RSFF(79)の出力
によって第2分岐回路(47)内の送水ポンプ(475) が駆動
せしめられるようになっている。又、該RSFF(79)の
リセット入力端子には、上記タンク(472)に設けられた
下限水位センサ(474) の出力が印加されるようになって
いる。
【0022】次に、浴槽(3) の側壁と追焚用熱交換器(3
1)を循環する追焚回路(32)には、該追焚用熱交換器(31)
の上流側に位置させて、濾過器(5) と追焚ポンプ(33)が
この順序で上流に向けて順次配設されている。そして、
上記濾過器(5) 内には、その内部を通過する通水内の塵
芥を吸着除去する濾材(54)が充填せしめられており、更
に、追焚回路(32)における濾過器(5) の上流側近傍と下
流側近傍には、洗浄排水弁(52)と洗浄給水弁(51)が配設
されている。
【0023】上記洗浄排水弁(52)は、前記濾過器(5) の
入口側を追焚ポンプ(33)と排水回路(56)に択一的に繋げ
るように切り替わる動作を行うようになっている。他
方、洗浄給水弁(51)には洗浄給湯パイプ(57)が接続され
ているとともに、該洗浄給湯パイプ(57)の上流端は、給
湯機(1) の給湯回路(11)から分岐させた湯張り回路(14)
に接続されている。そして、上記洗浄給水弁(51)は、既
述濾過器(5) の出口側を追焚回路(32)の追焚用熱交換器
(31)側と上記洗浄給湯パイプ(57)側に択一的に切り替え
る動作を行うようになっている。
【0024】又、上記給湯回路(11)から分岐させた湯張
り回路(14)は給湯弁(19)が挿入されていると共に、該湯
張り回路(14)は追焚回路(32)の下流端近傍に接続されて
いる。そして、該接続部の近傍に於ける上記湯張り回路
(14)には湯張り弁(190) が配設されている。次に、上記
実施例の風呂装置の動作の実際を説明する。
【0025】図示しない湯張りスイッチを投入すると、
ガスバーナ(26)が燃焼して給湯機(1) から温水が供給せ
しめられると共に、給湯弁(19)及び湯張り弁(190) が開
弁して浴槽(3) 内への湯張り動作が進行する。そして、
該浴槽(3) 内水位が設定水位に達すると、これを図示し
ない水位センサが検知して給湯弁(19)と湯張り弁(190)
が閉弁せしめられて湯張り動作が停止する。
【0026】次に、浴槽(3) 内が自然に温度低下する
と、これを図示しない温度センサが検知し、追焚ポンプ
(33)が動作すると共に追焚用熱交換器(31)用の追焚バー
ナ(36)が燃焼する。これにより、浴槽(3) 内の入浴水
は、追焚ポンプ(33)→濾過器(5)→追焚用熱交換器(31)
→浴槽(3) と循環加熱されて浴槽(3) 内が設定温度まで
追焚きされる。なお、この追焚きの際には、洗浄排水弁
(52)は追焚ポンプ(33)と濾過器(5) を繋ぐ姿勢に、又、
洗浄給水弁(51)は濾過器(5) と追焚用熱交換器(31)を繋
ぐ姿勢をそれぞれ維持している。
【0027】次に、浴槽(3) 内の入浴水の炭酸濃度を高
める場合の動作を説明する。白濁スイッチ(71)が投入さ
れていない条件下では第1TFF(73)の反転出力信号は
「H」状態になっていることから、この状態で炭酸泉ス
イッチ(75)を投入すると第2AND回路(76)と第2TF
F(77)が「H」信号を出する。すると、該第2TFF(7
7)の信号によってガスバーナ(26)へのガス回路(260) に
挿入されたガス弁(261) が開弁すると共に図示しない点
火装置が作動してガスバーナ(26)が燃焼する。又、気体
回路(17)に配設された排ガス弁(21)が開弁すると共に、
三方継ぎ手(44)の下流側に配設された循環ポンプ(41)が
駆動し始める。又、上記した第2TFF(77)の出力によ
って、第2分岐回路(47)に挿入された第2開閉弁(471)
が開弁すると、循環ポンプ(41)の吸引作用によって給湯
機(1) の燃焼排気路(10)内に発生した燃焼排気が上記強
制循環回路(4) を流れる入浴水に混入せしめられる。す
なわち、上記燃焼排気は、給湯機(1) の燃焼排気路(10)
内に配設された排ガス吸引管(18)→気体回路(17)→排ガ
ス弁(21)→三方継ぎ手(44)→強制循環回路(4) の経路で
該強制循環回路(4) 内を流れる通水に気泡状態で混入さ
れるのである。
【0028】すると、上記燃焼排気を気泡状態で含有す
る強制循環回路(4) 内の通水は、循環ポンプ(41)の作用
で気液分離器(61)部分に送られると共に、該気液分離器
(61)に到達するまでの間に上記燃焼排気内の炭酸ガスが
殆ど前記強制循環回路(4) 内の通水に溶解する。又、該
炭酸ガスの溶解時には、上記循環ポンプ(41)の加圧力に
よって、前記炭酸ガスの溶解現象が助長される。そし
て、上記強制循環回路(4) 内の通水に溶解しない余剰の
炭酸ガスや一酸化炭素は、気液分離器(61)に到達した際
に該部分で分離されてこれが排気装置(62)から大気中に
排気される。なお、この排気中においては気液分離器(6
1)は所定の加圧状態に維持される。
【0029】次に、所定の加圧状態に維持された上記脱
気装置(6) からの供給水は、開放状態にある第2開閉弁
(471) を介してタンク(472) に貯留せしめられ、該タン
ク(472) 内で大気圧まで減圧される。即ち、脱気装置
(6) からの供給水に溶解している炭酸ガスは、該タンク
(472) 内での減圧作用によって無数の気泡となって水中
に顕在化し、これが大気に放出される。これにより、該
タンク(472) 内には透明な炭酸水が溜った状態になる。
そして、該タンク(472) 内の水位が上昇して上限水位セ
ンサ(473) が水位検知信号を出すと、該信号が上記した
第2TFF(77)の出力とともに第3AND回路(78)に印
加されて該第3AND回路(78)から「H」信号が出力さ
れる。すると、該信号によってRSFF(79)がセット状
態になり、該セット信号によって送水ポンプ(475) が駆
動し、上記透明な炭酸水がタンク(472) から浴槽(3) 側
に供給される。そして、該供給動作は、タンク(472) の
下限水位センサ(474) が信号を出すまで実行される。そ
して、該下限水位センサ(474) が下限水位を検知する
と、タンク(472) 内が水位上昇して上限水位センサ(47
3) が上限水位を検知するまで既述した送水ポンプ(475)
が停止状態に維持され、その後、上記と同様にして炭
酸水を浴槽(3) に供給する。これにより該浴槽(3)内を
炭酸泉の状態にする。
【0030】一方、浴槽(3) 内に於ける入浴水の炭酸濃
度を向上させる上記動作を実行している際には、給湯機
(1) で加熱生成された温水は、追焚回路(32)内に配設さ
れた濾過器(5) を逆流してこれを洗浄するようになって
いる。すなわち、上記動作時には給湯弁(19)が開弁状態
になる。また、濾過器(5) の上下流路部に配設された洗
浄排水弁(52)と洗浄給水弁(51)は、排水回路(56)と洗浄
給湯パイプ(57)側にそれぞれ繋がった状態になり、これ
により、給湯機(1) からの供給温水は、湯張り回路(14)
→洗浄給湯パイプ(57)→洗浄給水弁(51)→濾過器(5) →
洗浄排水弁(52)→排水回路(56)と流れるのである。これ
により、給湯機(1) からの供給温水は、追焚回路(32)内
の通水が追焚き時に濾過器(5) を通過する方向と逆方向
へ向かって該濾過器(5) 内を通過し、該温水が逆方向に
通過する際に、該濾過器(5) 内の濾材(54)に付着した湯
垢などの汚れを排水回路(56)から外部に排出する。
【0031】そしてこのものでは、給湯機(1) からの供
給温水で濾過器(5) 内を逆流洗浄するようにしたから、
給湯機(1) で加熱生成された温水を単純に排水してしま
う場合に比べ、該温水の有効利用が図れる利点がある。
そして、上記浴槽(3) 内を炭酸泉状態にする動作を実行
している際に炭酸泉スイッチ(75)を再投入すると、第2
TFF(77)が「L」信号を出すこととなり、これによ
り、上記動作は停止する。
【0032】次に、白濁スイッチ(71)を投入すると、第
1AND回路(72)及び第1TFF(73)が「H」信号を出
し、OR回路(74)を介する前記第1TFF(73)の信号によ
って循環ポンプ(41)が駆動する。又、上記第1TFF(7
3)の出力によって、空気吸引回路(23)に挿入された空気
弁(22)が開弁し、これにより、三方継ぎ手(44)から強制
循環回路(4) の通水内に外気が吸引される。すると、該
外気は、強制循環回路(4) の通水内に溶解せしめられ
る。又、該溶解時には上記循環ポンプ(41)の加圧力によ
って、前記空気ガスの溶解現象が助長される。そして、
上記通水が脱気装置(6) 部分まで送られると、未溶解の
空気(通水内に気泡となって顕在している空気)のみが
該脱気装置(6) 部分で除去される。そして、この場合、
脱気装置(6) 内を加圧状態に維持しながら上記空気を大
気側にリークさせるようになっていることから、該脱気
装置(6) 内を大気圧まで減圧する場合に比べて、加圧分
だけ多くの空気が溶解した状態になる。
【0033】次に、上記第1TFF(73)の出力で第1分
岐回路(46)の第1開閉弁(461) が開弁せしめられること
から、脱気装置(6) からの供給水は浴槽(3) 内に供給さ
れることとなるが、該水には、上記のように多くの空気
が溶解していることから、これが浴槽(3) 内に供給され
て大気圧まで減圧されると、該水の空気の溶解許容量が
低下し、該水に溶けた空気が無数の微小気泡となって顕
在化する。これにより、浴槽(3) 内が白濁状態になる。
そして、かかる場合は上記無数の微小気泡が炸裂する際
に生じる超音波で入浴者の皮膚が刺激されてマッサ−ジ
効果が発揮される。
【0034】尚、上記実施例では、空気吸引回路(23)と
空気弁(22)を設けるようにしたが、これらを設ける必要
は必ずしもない。即ち、給湯機(1) を消火状態に維持す
ると共に気体回路(17)内の排ガス弁(21)を開弁すると、
排ガス吸引管(18)から空気が吸引されるから、これを浴
槽(3) に供給して該浴槽(3) 内を白濁状態にすれば良い
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の説明図
【図2】本発明の比較対象を示す図面
【符号の説明】
(1) ・・・給湯機 (3) ・・・浴槽 (4) ・・・強制循環回路 (6) ・・・脱気装置 (41)・・・循環ポンプ (46)・・・第1分岐回路 (47)・・・第2分岐回路 (461) ・・・第1開閉弁 (471) ・・・第2開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 正義 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 大塚 潤治 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 濱本 雅也 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 熊沢 博昭 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 奥山 誠之 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯 株式会社内 (72)発明者 岡本 晃 愛知県東海市新宝町507−2 東邦瓦斯株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(3) と循環ポンプ(41)を繋ぐ強制循
    環回路(4) を設けると共に、該強制循環回路(4) に於け
    る上記循環ポンプ(41)の吸引側に給湯機(1)からの燃焼
    排気を吸引する気体回路(17)を接続し、該気体回路(17)
    に排ガス弁(21)を挿入し、浴槽(3) 内を炭酸泉の状態に
    するときは給湯機(1) を燃焼させて上記排ガス弁(21)を
    開弁すると共に前記循環ポンプ(41)を駆動させるように
    した風呂装置において、強制循環回路(4) に於ける循環
    ポンプ(41)の下流側に設けられ且つ水中の気泡を除去し
    てこれを大気中に排出する脱気装置(6) と、該脱気装置
    (6) の下流側で分岐し且つ共に浴槽(3) に繋がる第1,
    第2分岐回路(46)(47)と、第1分岐回路(46)に設けた第
    1開閉弁(461) と、第2分岐回路(47)に設けた第2開閉
    弁(471) 及びその下流側に位置し且つ大気開放状態にな
    ったタンク(472)と設け、浴槽(3) 内を炭酸泉状態にす
    るときは第2開閉弁(471) を開弁させ、浴槽(3) 内を白
    濁状態にするときは上記循環ポンプ(41)を作動させてそ
    の上流側に空気を供給すると共に第1開閉弁(461) を開
    弁状態に維持するようにした風呂装置。
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JP2008045793A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Osaka Gas Co Ltd 風呂装置
JP2008079895A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Sharp Corp マイクロナノバブル浴槽水作製方法およびマイクロナノバブル浴槽

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