JP2008079895A - マイクロナノバブル浴槽水作製方法およびマイクロナノバブル浴槽 - Google Patents

マイクロナノバブル浴槽水作製方法およびマイクロナノバブル浴槽 Download PDF

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Abstract


【課題】サイズが多種であると共に多量のマイクロナノバブルを経済的に作製できるマイクロナノバブル浴槽水作製方法およびマイクロナノバブル浴槽を提供する。
【解決手段】このマイクロナノバブル浴槽1によれば、マイクロナノバブル発生部34の上部と下部において、第1,第2の2種類のマイクロナノバブル発生機(水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2,旋回流型マイクロナノバブル発生機10)によって、サイズ分布の異なる2種類のマイクロナノバブルを発生するので、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを含有した浴槽水を多量に作製できる。また、下部で発生したマイクロナノバブル含有水の一部を上部の第1のマイクロナノバブル発生機(旋回流型マイクロナノバブル発生機10)へ流入させることで、旋回流型マイクロナノバブル発生機10ではよりサイズの小さいマイクロナノバブルを発生できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、2種類のマイクロナノバブル発生機を活用したマイクロナノバブル浴槽水作製方法およびマイクロナノバブル浴槽に関する。
従来、マイクロナノバブル発生機を利用した浴槽は存在していたが、1種類のマイクロナノバブル発生機による浴槽では、発生したマイクロナノバブルのサイズの範囲が狭く、人間の身体に対する影響、特に、血液の流れに対する影響度は少ない内容であった。
特に、日本では糖尿病患者が多く、足の末端付近の血流悪化を原因とする壊疽による足の切断の事例もある。人の足の血流が悪化した場合の、改善方法として、マイクロナノバブルを発生させた浴槽のシステムが考えられるが、効果を発揮させるためには、多数の旋回流方式のマイクロナノバブル発生機を設置する必要があった。具体的には、旋回流方式のマイクロナノバブル発生機を10台設置した事例である。この事例は、浴槽のコストアップにもつながり、現実的ではないシステムである。
そこで、幅広く各種のマイクロナノバブルを発生させることができ、しかも、マイクロナノバブル発生量も多量であると共に経済的なマイクロナノバブル浴槽が求められている。
ところで、従来、1種類のマイクロナノバブル発生機を利用してマイクロナノバブルを発生するマイクロナノバブルを発生する方法および装置が提案されている。
このような従来技術としてのナノバブルの利用方法および装置が、特許文献1(特開2004−121962号公報)に示されている。この技術は、ナノバブルが有する浮力の減少、表面積の増加、表面活性の増大、局所高圧場の生成、静電分極の実現による界面活性作用と殺菌作用などの特性を活用したものである。より具体的には、それらが相互に関連することによって、汚れ成分の吸着機能、物体表面の高速洗浄機能、殺菌機能によって各種物体を高機能、低環境負荷で洗浄することができ、汚濁水の浄化を行うことができることを開示している。
また、もう1つの従来技術であるナノ気泡の生成方法が、特許文献2(特開2003−334548号公報)に示されている。この技術は、液体中において、(1)液体の一部を分解ガス化する工程、(2)液体中で超音波を印加する工程または、(3)液体の一部を分解ガス化する工程および超音波を印加する工程から構成されている。
また、別の従来技術としてのオゾンマイクロバブルを利用する廃液の処理装置が、特許文献3(特開2004−321959号公報)に示されている。この技術は、マイクロバブル発生装置にオゾン発生装置より生成されたオゾンガスと処理槽の下部から抜き出された廃液を加圧ポンプを介して供給している。また、この技術では、生成されたオゾンマイクロバブルをガス吹き出しパイプの開口部より処理槽内の廃液中に通気することを開示している。
特開2004−121962号公報 特開2003−334548号公報 特開2004−321959号公報
そこで、この発明の課題は、サイズが多種であると共に多量のマイクロナノバブルを経済的に作製できるマイクロナノバブル浴槽水作製方法およびマイクロナノバブル浴槽を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のマイクロナノバブル浴槽水作製方法は、マイクロナノバブル発生部の上部で、上記マイクロナノバブル発生部の下部で発生させるマイクロナノバブルのサイズよりも小さいサイズのマイクロナノバブルを発生させて、マイクロナノバブルのサイズ分布の異なる2種類のマイクロナノバブルを発生させ、
上記マイクロナノバブル発生部の下部から上部に浴槽水を流し、
上記マイクロナノバブル発生部から浴槽部に上記マイクロナノバブル含有浴槽水を導入することを特徴としている。
この発明のマイクロナノバブル浴槽水作製方法によれば、マイクロナノバブル発生部の上部と下部とで異なるサイズ分布のマイクロナノバブルを発生させることで、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを発生できる。また、下部で発生したマイクロナノバブルの一部を上部に導入することで、上部でより小さいサイズ分布のマイクロナノバブルを発生させ易くなって、サイズ分布の小さなマイクロナノバブル水を作製できる。
また、上記作製したマイクロナノバブル浴槽水をシャワー水として活用すれば、このシャワー水で頭髪や顔を洗うことで、頭髪の育毛対策、また顔のしわに対する美容効果を期待できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、浴槽部と、第1のマイクロナノバブル発生機が設置された上部と第2のマイクロナノバブル発生機が設置された下部とを有すると共に浴槽水が上記下部から上部に流れるマイクロナノバブル発生部とを備え、
上記第1のマイクロナノバブル発生機は、上記第2のマイクロナノバブル発生機が発生するマイクロナノバブルよりもサイズが小さなマイクロナノバブルを発生し、
上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、マイクロナノバブル発生部の上部と下部において、第1,第2の2種類のマイクロナノバブル発生機によって、サイズ分布の異なる2種類のマイクロナノバブルを発生するので、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを含有した浴槽水を多量に作製できる。また、下部で発生したマイクロナノバブル含有水の一部を上部の第1のマイクロナノバブル発生機へ流入させることで、第1のマイクロナノバブル発生機ではよりサイズの小さいマイクロナノバブルを発生できる。
また、シャワー機能を有する場合には、上記マイクロナノバブル含有水をシャワー水として使用することで、頭髪や顔を洗い、頭髪の育毛対策、また顔のしわに対する美容効果を期待できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、上記第2のマイクロナノバブル発生機は、回転撹拌方式のマイクロナノバブル発生機である。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、マイクロナノバブル発生部の上部では、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機によって、サイズが比較的小さな分布のマイクロナノバブルを発生する一方、マイクロナノバブル発生部の下部では、回転撹拌方式のマイクロナノバブル発生機によって、サイズが比較的大きな分布のマイクロナノバブルを発生する。したがって、マイクロナノバブル発生部では、上部と下部とで方式が異なる2種類のマイクロナノバブル発生機でもってマイクロナノバブルを発生することで、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを発生できる。
また、この実施形態によれば、上記幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを含有した浴槽水を、上記ホース(例えば、蛇腹ホース)を使って、患部に直接あてることができる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、上記第2のマイクロナノバブル発生機は、加圧溶解ポンプ方式のマイクロナノバブル発生機である。
この実施形態によれば、マイクロナノバブル発生部では、上部と下部とで方式が異なる2種類のマイクロナノバブル発生機(高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機と加圧溶解ポンプ方式のマイクロナノバブル発生機)でもってマイクロナノバブルを発生することで、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを発生できる。また、上記幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを含有した浴槽水を、上記ホース(例えば、蛇腹ホース)を使って患部に直接あてることができる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、上記第2のマイクロナノバブル発生機は、コンプレッサー式加圧方式のマイクロナノバブル発生機である。
この実施形態によれば、マイクロナノバブル発生部では、上部と下部とで方式が異なる2種類(高速旋回方式とコンプレッサー式加圧方式)のマイクロナノバブル発生機でもってマイクロナノバブルを発生することで、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを発生できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、上記第2のマイクロナノバブル発生機は、ノズル噴射方式のマイクロナノバブル発生機である。
この実施形態によれば、マイクロナノバブル発生部では、上部と下部とで方式が異なる2種類(高速旋回方式とノズル噴射方式)のマイクロナノバブル発生機でもってマイクロナノバブルを発生することで、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを発生できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記第1のマイクロナノバブル発生機と上記第2のマイクロナノバブル発生機との間に、上記第1のマイクロナノバブル発生機に浴槽水を供給する吸い込み管を配置した。
この実施形態によれば、上記吸い込み管は、第2のマイクロナノバブル発生機が発生したマイクロナノバブルを含有する浴槽水を第1のマイクロナノバブル発生機に導入する。これにより、マイクロナノバブル発生部では、2段階で、マイクロナノバブル含有浴槽水を製造していることとなり、第1のマイクロナノバブル発生機では、新たなマイクロナノバブルを製造できると同時に、より、サイズの細かいマイクロナノバブルを製造することができる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記第1のマイクロナノバブル発生機に上記マイクロナノバブル発生部の浴槽水を供給する水配管および循環ポンプと、上記第1のマイクロナノバブル発生機に空気を供給する空気配管と、上記水配管から得られるマイクロナノバブル含有水をシャワー部に導入するシャワー配管とを有する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、上記第1のマイクロナノバブル発生機の水配管から得られるマイクロナノバブル含有浴槽水をシャワー配管を通して、シャワー部のシャワー水として利用できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、界面活性剤タンクと、上記界面活性剤タンクから上記浴槽部に界面活性剤を送出する界面活性剤タンクポンプと、上記浴槽部の浴槽水の濁度を検出する濁度計と、上記濁度計が出力する濁度検出信号に基づいて、上記界面活性剤タンクポンプの運転を制御する制御部とを有する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、濁度計が検出した浴槽水の濁度に応じて、界面活性剤タンクから浴槽部に界面活性剤を送出するので、濁度計でマイクロナノバブルの発生状態を管理できると同時にマイクロナノバブル発生部で理想的なマイクロナノバブルを製造できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記界面活性剤が、ボデーソープである。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、ボデーソープを界面活性剤としているので、低価格で容易にマイクロナノバブルを製造できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、浴槽部に、炭酸ガス発生固形物を投入する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、浴槽部に投入した炭酸ガス発生固形物によって、炭酸ガス発生固形物を活用した、炭酸ガスマイクロナノバブルを製造できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記マイクロナノバブル発生部は、上記下部の第2のマイクロナノバブル発生機の下方に設置されたひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物を有する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、上記マイクロナノバブル発生部の下部に設置したひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物によって、浴槽水が含有している『アク』を処理できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽では、上記マイクロナノバブル発生部は、上記下部の第2のマイクロナノバブル発生機の下方に設置されたリング型ポリ塩化ビニリデン充填物を有する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、上記マイクロナノバブル発生部の下部に設置したリング型ポリ塩化ビニリデン充填物によって、浴槽水が含有している『アク』を処理できる。
また、一実施形態のマイクロナノバブル浴槽は、上記浴槽部に、入浴剤を添加する。
この実施形態のマイクロナノバブル浴槽によれば、上記浴槽部に、入浴剤を添加して、理想的なマイクロナノバブル含有浴槽水を製造できる。
この発明のマイクロナノバブル浴槽水作製方法によれば、マイクロナノバブル発生部の上部と下部とで異なるサイズ分布のマイクロナノバブルを発生させることで、幅広いサイズ分布のマイクロナノバブルを発生できる。また、下部で発生したマイクロナノバブルの一部を上部に導入することで、上部でより小さいサイズ分布のマイクロナノバブルを発生させ易くなって、サイズ分布の小さなマイクロナノバブル水を容易に作製できる。また、上記作製したマイクロナノバブル浴槽水をシャワー水として活用すれば、このシャワー水で頭髪や顔を洗うことで、頭髪の育毛対策、また顔のしわに対する美容効果を期待できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第1実施形態を模式的に示す図である。このマイクロナノバブル浴槽1は、マイクロナノバブル発生部34と浴槽部35とを備えている。このマイクロナノバブル発生部34と浴槽部35とは、仕切り壁3で仕切られているが、この仕切り壁3の下端で、マイクロナノバブル発生部34と浴槽部35は連通している。
マイクロナノバブル発生部34は、下から、ブロワー6を有する水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2と、循環ポンプ15に接続された吸い込み管8、循環ポンプ15と配管によって接続されている旋回流型マイクロナノバブル発生機10とを有する。このマイクロナノバブル発生部34は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機としての旋回流型マイクロナノバブル発生機10の上方に、機器部カバー20が配置されている。
なお、この実施形態では、第2のマイクロナノバブル発生機を回転撹拌方式のマイクロナノバブル発生機である水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2としたが、第2のマイクロナノバブル発生機を加圧溶解ポンプ方式のマイクロナノバブル発生機、コンプレッサー式加圧方式のマイクロナノバブル発生機、ノズル噴射方式のマイクロナノバブル発生機のうちのいずれかにしてもよい。
上記ブロワー6と水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2とは、空気配管4で接続されており、バルブ5が、それら空気配管4上に設置されて、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2に対する空気量を調整できる。
そして、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2は、旋回流型マイクロナノバブル発生機10と比較して、サイズが比較的大きいマイクロナノバブルを発生して、マイクロナノバブル水流9を形成している。すなわち、この水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2が発生するマイクロナノバブルのサイズは、旋回流型マイクロナノバブル発生機10が発生するマイクロナノバブルのサイズに比較して、サイズが小さいところに分布している。
また、旋回流型マイクロナノバブル発生機10は、空気吸い込み管14,ニードルバルブ13,空気配管12によって空気を取り入れ、かつ、循環ポンプ15によって吸い込み管8から浴槽水を吸い込むと共にバルブ17で吸い込む水量を調整する。これにより、旋回流型マイクロナノバブル発生機10は、比較的サイズの小さいマイクロナノバブルを発生させて、マイクロナノバブル水流11を形成している。
なお、マイクロナノバブル発生部34の下部に設置された水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2が発生させた多量のマイクロナノバブルは、旋回流型マイクロナノバブル発生機10の吸い込み管8から吸い込まれ、一部のマイクロナノバブルは旋回流型マイクロナノバブル発生機10によってサイズがより小さなマイクロナノバブルとなる。こうして、マイクロナノバブル発生部34の下部と上部に設置された2種類のマイクロナノバブル発生機2,10によって、サイズが小さく、かつ多量のマイクロナノバブルを発生させることができる。
具体的一例では、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2の空気吸い込み量が5リットル/分であり、旋回流型マイクロナノバブル発生機10の空気吸い込み量が1リットル/分であるので、1リットル/分の空気量はサイズの小さいマイクロナノバブル形成に有効となる。また、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2が吸い込んだ5リットル/分の空気はマイクロナノバブルを形成し、その一部は、旋回流型マイクロナノバブル発生機10の空気吸い込み管8から吸い込まれて、旋回流型マイクロナノバブル発生機10によってサイズがより小さいマイクロナノバブルを形成することとなる。
結果として、サイズが多種類で、マイクロナノバブル量の多いマイクロナノバブルが形成されて、これらのマイクロナノバブルが蛇腹状ホース22から、吐出する。図1において、符号21は、フランジであり、蛇腹状ホース22を取り外す時に使用する。なお、蛇腹状ホース22は、可撓性を有し屈曲,湾曲可能で自由自在に動かすことができる。すなわち、この蛇腹状ホース22によれば、人体のうち、マイクロナノバブル水流を当てたい部分に、自在にマイクロナノバブル水流11を噴射するこができる。例えば、糖尿病患者は、足にしびれ感があり、悩んでいるが、それらしびれ感の有る足に対して、マイクロナノバブル水を蛇腹状ホース22で、必要な患部に当てることができる。また、マイクロナノバブル浴槽1の全体に、マイクロナノバブルを充満させて、人体の全体の血液の流れを良くするためには、蛇腹状ホース11をフランジ21で取り外して使用することができる。
尚、符号18はシャワー口であり、このシャワー口18はシャワー管STでバルブ16に接続されている。このバルブ16を調整して、シャワー口18より、マイクロナノバブル含有浴槽水を噴射させることもできる。このバルブ16は、循環ポンプ15を経由してマイクロナノバブル含有水配管7に接続されており、このマイクロナノバブル含有水配管7は吸い込み管8に連なっている。上記シャワー口18,シャワー管ST,バルブ16がシャワー部を構成している。また、上記配管7はシャワー配管を構成している。
マイクロナノバブル含有水は、頭髪の育毛効果や、顔のしわに対する美容効果が、実証されてきたので、このマイクロナノバブル浴槽1では入浴の仕方も、特に頭髪が少ない高齢者では、一例として、次のように、変化させることが望ましい。
(1)シャワー部のシャワー口18から散水されるシャワー水19としてのマイクロナノバブル温水で、頭髪と顔を洗う(きれいな浴槽水の利用)。
(2)シャワー水19で頭髪と顔を洗浄した後に、浴槽部35に人体を入れて、血液流量を増加させる(特に糖尿病患者対策)。なお、符号31は、マイクロナノバブル浴槽1から浴槽水を排水する際のバルブである。
なお、上述の如く、非水中ポンプ型(旋回流型)マイクロナノバブル発生機10から発生するマイクロナノバブルは、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2から発生するマイクロナノバブルよりも、サイズが小さいことが知られている。そして、この第1実施形態では、性能の異なる2台のマイクロナノバブル発生機10,2をマイクロナノバブル発生部34の上部と下部に設置している。
したがって、このマイクロナノバブル浴槽1では、下部の水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2で、まず少し大きめのマイクロナノバブルを作製し、その後、この少し大きめのマイクロナノバブルを含有している液体を非水中ポンプ型(旋回流型)マイクロナノバブル発生機10に導入する。これにより、マイクロナノバブル発生部34において、マイクロナノバブルのうちナノバブルをより多く発生させている。バブルは、より超微細な方が、液体中に長く持続するし、生物としての人体に対する作用もより効果的である。
また、水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機2は、一例として、市販されているものを採用可能であるが、メーカーを限定するものではない。この実施形態では、具体的一例として、野村電子工業株式会社のものを採用した。また、非水中ポンプ型(旋回流型)マイクロナノバブル発生機10は、一例として、ナノプラネット研究所の製品を採用したが、他の商品としては、他メーカーの商品も数多く販売されているので、目的にしたがって選定すれば良い。
ここで3種類のバブルについて説明する。
(i) 通常のバブル(気泡)は水の中を上昇して、ついには表面でパンとはじけて消滅する。
(ii) マイクロバブルは、その発生時において、10〜数10μmの気泡径を有する気泡であり、マイクロバブルは、発生後に収縮運動により『マイクロナノバブル』に変化する。
(iii) マイクロナノバブルは、10μmから数百nm前後の直径を有する気泡である。マイクロナノバブルとは、マイクロバブルとナノバブルとが混合したバブルと説明できる。
(iv) ナノバブルは、数百nm以下の直径を有する気泡である。
ちなみに、ラインミキサー型散気装置では、ナノバブルは発生することができないが、多量のマイクロバブルを発生させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図2に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、図1の第1実施形態における蛇腹状ホース22よりも短い蛇腹ホース22Sを有する点と、蛇腹状ホース22S内に設置した小孔板33を有する点と、マイクロナノバブル浴槽1内に設置した濁度計28および濁度計28に連携した濁度調節計29,界面活性剤タンク定量ポンプ24,界面活性剤タンク23を新たに設置した点が、上述の第1実施形態と異なっている。
よって、この第2実施形態では、上述の第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
図2に示すように、この第2実施形態では、第1実施形態における蛇腹状ホース22よりも短い蛇腹ホース22Sを有し、蛇腹状ホース22S内に小孔板33を設置したので、マイクロナノバブル水流11の吐出圧を和らげられる。したがって、浴槽1の浴槽部35内の人体全体に、マイクロナノバブル水流を柔らかく当てることができる。
また、この第2実施形態では、マイクロナノバブル浴槽1内に濁度計28を設置し、この濁度計28に連携した濁度調節計29、界面活性剤タンク定量ポンプ24、界面活性剤タンク23を備えている。これによって、濁度計28は、浴槽部35内の浴槽水の濁度を検出して、濁度検出信号を制御部としての濁度調節計29に出力する。この濁度調節計29は、濁度計29からの濁度検出信号に基づいて、界面活性剤タンクポンプ24の運転を制御する。
この制御により、浴槽部35での浴槽水に含有されるマイクロナノバブル量を濁度計28が検出した濁度で代表して検出し、濁度が所定値よりも小さい場合はマイクロナノバブル量が不足している場合であるとして、界面活性剤タンクポンプ24により界面活性剤タンク23から自動的に界面活性剤としてのボディーソープ等を浴槽部35に供給する。これにより、マイクロナノバブル発生部34では、最適なマイクロナノバブルを発生させることができる。このように、マイクロナノバブル発生部34で最適なマイクロナノバブルを発生させることができると、浴槽部35に浸かっている人体は血流量が増加して、血液の流れが増加して、血液の流れが悪い疾病に対して、効果が期待できる。
(第3の実施の形態)
次に、図3に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第3実施形態を示す。この第3実施形態は、図1の第1実施形態のシャワー部のバルブ16が配管7に接続されていなく、新たに設置したシャワーポンプ25に接続されている点が、上述の第1実施形態と異なる。よって、この第3実施形態では、図1の第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第3実施形態では、シャワーポンプ25はマイクロナノバブル発生部34の上部の旋回流型マイクロナノバブル発生機10の上方のマイクロナノバブル含有浴槽水を配管L1を経由して配管L2からバルブ16に送出し、シャワー管STを通して、シャワー口18からシャワー水19として散水できる。
よって、この第3実施形態によれば、循環ポンプ15の動作とは独立したシャワーポンプ25の動作によって、マイクロナノバブル含有水によるシャワーを利用できる。このマイクロナノバブル含有水によるシャワーは、人体の洗浄や頭髪の洗浄の用途に利用できる。
(第4の実施の形態)
次に、図4に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第4実施形態を示す。この第4実施形態は、前述した第2実施形態のシャワー部のバルブ16が配管7に接続されていなく、新たに設置したシャワーポンプ25に接続されている点が、上述の第2実施形態と異なる。よって、この第4実施形態では、図2の第2実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第2実施形態と異なる部分を説明する。
この第4実施形態では、前述の第3実施形態と同様、シャワーポンプ25はマイクロナノバブル発生部34の上部の旋回流型マイクロナノバブル発生機10の上方のマイクロナノバブル含有浴槽水を配管L1を経由して配管L2からバルブ16に送出し、シャワー管STを通して、シャワー口18からシャワー水19として散水できる。
よって、この第3実施形態によれば、循環ポンプ15の動作とは独立したシャワーポンプ25の動作によって、マイクロナノバブル含有水によるシャワーを利用できる。このマイクロナノバブル含有水によるシャワーは、人体の洗浄や頭髪の洗浄の用途に利用できる。
(第5の実施の形態)
次に、図5に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第5実施形態を示す。この第5実施形態は、図1の第1実施形態におけるマイクロナノバブル浴槽1の浴槽部35の下部に、固形二酸化炭素発生材26を設置した点が、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第5実施形態では、上述の第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて、詳細説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第5実施形態は、マイクロナノバブル浴槽1の浴槽部35の下部に設置した固形二酸化炭素発生材26から、二酸化炭素ガスのマイクロナノバブルを発生させることができ、人体の血液の流れを円滑にできる。また、二酸化炭素ガスマイクロナノバブルにより、疲労の回復が期待できる。
(第6の実施の形態)
次に、図6に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第6実施形態を示す。この第6実施形態は、次の(i)〜(iii)の点が上述の第1実施形態と異なる。
(i) マイクロナノバブル発生部34の最下部の部分に上部ネット37と下部ネット38を新たに設置した点。
(ii) 上部ネット37と下部ネット38の間にリング型ポリ塩化ビニリデン充填物32を充填した点。
(iii) 図1の蛇腹状ホース22,フランジ21が削除されている点。
よって、この第6実施形態では、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を説明する。
この第6実施形態では、マイクロナノバブル発生部34の最下部の部分に設置した上部ネット37と下部ネット38との間にリング型ポリ塩化ビニリデン充填物32を充填した。このリング型ポリ塩化ビニリデン充填物32によれば、マイクロナノバブル浴槽1で発生した『アク』をリング型ポリ塩化ビニリデン充填物32に付着させて、浴槽内の湯とアクとを分離でき、複数人の人が入浴しても湯を清潔に保つことができる。
また、この第6実施形態では、蛇腹状ホース22が設置されていないので、マイクロナノバブルの水流11は、マイクロナノバブル水出口39より出て、マイクロナノバブル浴槽1の全体に広がる。
(第7の実施の形態)
次に、図7に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第7実施形態を示す。この第7実施形態は、前述の第6実施形態におけるマイクロナノバブル発生部34の下部の部分に、上部ネット37,下部ネット38に替えて固定金具36が、設置されている点と、リング型ポリ塩化ビニリデン充填物32に替えてひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物30が充填されている点とが第6実施形態と異なっている。
よって、この第7実施形態では、第1実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて、詳細説明を省略する。第1実施形態と異なる部分のみ、説明する。
この第7実施形態では、マイクロナノバブル発生部34の下部の部分に設置した固定金具36にひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物30が取り付けられている。よって、このひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物30に、マイクロナノバブル浴槽1で発生した『アク』を付着させ、浴槽の湯とアクとを分離でき、複数人の人が入浴しても湯を清潔に保つことができる。
(第8の実施の形態)
次に、図8に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第8実施形態を示す。この第8実施形態は、図6の第6実施形態におけるシャワー部のバルブ16が配管7に接続されていなく、新たに設置したシャワーポンプ25に接続されている点が、上述の第6実施形態と異なる。すなわち、この第8実施形態では、シャワー口18へのマイクロナノバブル浴槽水(浴槽湯)の供給をシャワーポンプ25単独で実施している。よって、この第8実施形態では、図6の第6実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第6実施形態と異なる部分を説明する。
この第8実施形態では、シャワーポンプ25はマイクロナノバブル発生部34の上部の旋回流型マイクロナノバブル発生機10の上方のマイクロナノバブル含有浴槽水を配管L1を経由して配管L2からバルブ16に送出し、シャワー管STを通して、シャワー口18からシャワー水19として散水できる。
よって、この第8実施形態によれば、旋回流型マイクロナノバブル発生機10に循環水を供給する循環ポンプ15の動作とは独立して、シャワーポンプ25を単独で運転できる。つまり、この第8実施形態では、循環ポンプ15の運転と非運転に関係なく、シャワーポンプ25を単独で運転して、マイクロナノバブル含有水によるシャワーを利用できる。したがって、この第8実施形態によれば、シャワーを使用したいときに自由に使用でき、マイクロナノバブル含有水によるシャワーを、人体の洗浄や頭髪の洗浄の用途に利用できる。
(第9の実施の形態)
次に、図9に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第9実施形態を示す。この第9実施形態は、図7の第7実施形態におけるシャワー部のバルブ16が配管7に接続されていなく、新たに設置したシャワーポンプ25に接続されている点が、上述の第7実施形態と異なる。すなわち、この第9実施形態では、シャワー口18へのマイクロナノバブル浴槽水(浴槽湯)の供給をシャワーポンプ25単独で実施している。よって、この第9実施形態では、図7の第7実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第7実施形態と異なる部分を説明する。
この第9実施形態では、シャワーポンプ25はマイクロナノバブル発生部34の上部の旋回流型マイクロナノバブル発生機10の上方のマイクロナノバブル含有浴槽水を配管L1を経由して配管L2からバルブ16に送出し、シャワー管STを通して、シャワー口18からシャワー水19として散水できる。
よって、この第9実施形態によれば、旋回流型マイクロナノバブル発生機10に循環水を供給する循環ポンプ15の動作とは独立して、シャワーポンプ25を単独で運転できる。つまり、この第9実施形態では、循環ポンプ15の運転と非運転に関係なく、シャワーポンプ25を単独で運転して、マイクロナノバブル含有水によるシャワーを利用できる。したがって、この第9実施形態によれば、シャワーを使用したいときに自由に使用でき、マイクロナノバブル含有水によるシャワーを、人体の洗浄や頭髪の洗浄の用途に利用できる。
(第10の実施の形態)
次に、図10に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第10実施形態を示す。この第10実施形態は、図6の第6実施形態におけるマイクロナノバブル浴槽1の浴槽部35に入浴剤が添加されている点が、上述の第6実施形態と異なる。よって、この第10実施形態では、第6実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第6実施形態と異なる部分を説明する。
この第10実施形態では、マイクロナノバブル浴槽1の浴槽部35に入浴剤を添加している。なお、この入浴剤の添加は、入浴剤を添加するための設備を設けても良いし、手作業で入浴剤を単に添加してもよい。この第10実施形態によれば、この添加された入浴剤によって、浴槽水にマイクロナノバブルが最適な量とサイズで発生して、牛乳風呂のようになる。但し、入浴剤の種類によってマイクロナノバブルの発生状態が異なることとなる。
(第11の実施の形態)
次に、図11に、この発明のマイクロナノバブル浴槽の第11実施形態を示す。この第11実施形態は、図7の第7実施形態におけるマイクロナノバブル浴槽1の浴槽部35に入浴剤が添加されている点が、上述の第7実施形態と異なる。よって、この第11実施形態では、第7実施形態と同じ部分については、同じ符号を付けて詳細説明を省略し、第7実施形態と異なる部分を説明する。
この第11実施形態では、マイクロナノバブル浴槽1に入浴剤が添加している。なお、この入浴剤の添加は、入浴剤を添加するための設備を設けても良いし、手作業で入浴剤を単に添加してもよい。この第11実施形態によれば、この添加された入浴剤によって、浴槽水にマイクロナノバブルが最適な量とサイズで発生して、牛乳風呂のようになる。ただし、入浴剤の種類によってマイクロナノバブルの発生状態が異なることとなる。
(実験例)
図1に示す第1実施形態に対応する実験装置を作製した。この実験装置では、マイクロナノバブル浴槽1の容量が0.2mとし、このマイクロナノバブル浴槽1のうちのマイクロナノバブル発生部34の容量を0.03mとし、浴槽部35の容量を0.17mとして、実験用マイクロナノバブル浴槽を製作した。そして、浴槽部35に入浴剤を添加して、マイクロナノバブルを理想的に発生させて、牛乳風呂の状態を作成した。そして、真っ白なマイクロナノバブルを発生させて、約1時間、足に照射し、風呂から出て、足を観察したところ、赤くなっていた。また、しびれ感が一時的に解消した状況であった。また、空腹時及び食後の血糖値を、対策前と比較すると、日によって異なるものの、10%から30%まで、低下していた。
この発明のマイクロナノバブル浴槽の第1実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第2実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第3実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第4実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第5実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第6実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第7実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第8実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第9実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第10実施形態を模式的に示す図である。 この発明のマイクロナノバブル浴槽の第11実施形態を模式的に示す図である。
符号の説明
1 マイクロナノバブル浴槽
2 水中ポンプ型マイクロナノバブル発生機
3 仕切り壁
4 空気配管
5 バルブ
6 ブロワー
7 マイクロバブル含有水配管
8 吸い込み管
9 マイクロバブル水流
10 旋回流型マイクロナノバブル発生機
11 マイクロナノバブル水流
12 空気配管
13 ニードルバルブ
14 空気吸い込み管
15 循環ポンプ
16 バルブ
17 バルブ
18 シャワー口
19 シャワー水
20 機器部カバー
21 フランジ
22 蛇腹状ホース
23 界面活性剤タンク
24 界面活性剤タンク定量ポンプ
25 シャワーポンプ
26 固形二酸化炭素発生材
28 濁度計
29 濁度調節計
30 ひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物
31 排水バルブ
32 リング型ポリ塩化ビニリデン充填物
33 小孔板
34 マイクロナノバブル発生部
35 浴槽部
36 固定金具
37 上部ネット
38 下部ネット
39 マイクロナノバブル出口

Claims (14)

  1. マイクロナノバブル発生部の上部で、上記マイクロナノバブル発生部の下部で発生させるマイクロナノバブルのサイズよりも小さいサイズのマイクロナノバブルを発生させて、マイクロナノバブルのサイズ分布の異なる2種類のマイクロナノバブルを発生させ、
    上記マイクロナノバブル発生部の下部から上部に浴槽水を流し、
    上記マイクロナノバブル発生部から浴槽部に上記マイクロナノバブル含有浴槽水を導入することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽水作製方法。
  2. 浴槽部と、
    第1のマイクロナノバブル発生機が設置された上部と第2のマイクロナノバブル発生機が設置された下部とを有すると共に浴槽水が上記下部から上部に流れるマイクロナノバブル発生部とを備え、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機は、上記第2のマイクロナノバブル発生機が発生するマイクロナノバブルよりもサイズが小さなマイクロナノバブルを発生し、
    上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  3. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、
    上記第2のマイクロナノバブル発生機は、回転撹拌方式のマイクロナノバブル発生機であることを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  4. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、
    上記第2のマイクロナノバブル発生機は、加圧溶解ポンプ方式のマイクロナノバブル発生機であることを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  5. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、
    上記第2のマイクロナノバブル発生機は、コンプレッサー式加圧方式のマイクロナノバブル発生機であることを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  6. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記マイクロナノバブル発生部から上記浴槽部にマイクロナノバブル含有浴槽水を導入するホースを有し、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機は、高速旋回方式のマイクロナノバブル発生機であり、
    上記第2のマイクロナノバブル発生機は、ノズル噴射方式のマイクロナノバブル発生機であることを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  7. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機と上記第2のマイクロナノバブル発生機との間に、上記第1のマイクロナノバブル発生機に浴槽水を供給する吸い込み管を配置したことを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  8. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機に上記マイクロナノバブル発生部の浴槽水を供給する水配管および循環ポンプと、
    上記第1のマイクロナノバブル発生機に空気を供給する空気配管と、
    上記水配管から得られるマイクロナノバブル含有水をシャワー部に導入するシャワー配管とを有することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  9. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    界面活性剤タンクと、
    上記界面活性剤タンクから上記浴槽部に界面活性剤を送出する界面活性剤タンクポンプと、
    上記浴槽部の浴槽水の濁度を検出する濁度計と、
    上記濁度計が出力する濁度検出信号に基づいて、上記界面活性剤タンクポンプの運転を制御する制御部とを有することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  10. 請求項9に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記界面活性剤が、ボデーソープであることを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  11. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    浴槽部に、炭酸ガス発生固形物を投入することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  12. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記マイクロナノバブル発生部は、上記下部の第2のマイクロナノバブル発生機の下方に設置されたひも状型ポリ塩化ビニリデン充填物を有することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  13. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記マイクロナノバブル発生部は、上記下部の第2のマイクロナノバブル発生機の下方に設置されたリング型ポリ塩化ビニリデン充填物を有することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
  14. 請求項2に記載のマイクロナノバブル浴槽において、
    上記浴槽部に、入浴剤を添加することを特徴とするマイクロナノバブル浴槽。
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