JPH06133665A - 集鳥装置 - Google Patents

集鳥装置

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Publication number
JPH06133665A
JPH06133665A JP31109292A JP31109292A JPH06133665A JP H06133665 A JPH06133665 A JP H06133665A JP 31109292 A JP31109292 A JP 31109292A JP 31109292 A JP31109292 A JP 31109292A JP H06133665 A JPH06133665 A JP H06133665A
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JP
Japan
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bird
belt conveyor
conveyor
raw
cage
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JP31109292A
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Inventor
Akira Kumakura
章 熊倉
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GORDEX KK
Original Assignee
GORDEX KK
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Publication date
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の負担が少なく、安価で、狭い鶏舎で
も使用可能な程度にコンパクトな捕鳥装置と、生鳥を取
り残さず、傷つけず、確実に籠に詰め込むことができ、
場所を取らない生鳥籠詰装置と、生鳥籠を自動的に積上
げる生鳥籠積上装置とを備える集鳥装置を提供する。 【構成】 搬送方向が交差し架台に支持された2つのベ
ルトコンベヤから成る捕鳥コンベヤと、捕鳥コンベヤに
接続する生鳥移送コンベヤとを含む捕鳥装置と、互いに
平行に隣接し且つ搬送方向が対向する一対のベルトコン
ベヤから成りスカートが周囲に立設されたターンテーブ
ルを有し、捕鳥装置に接続する生鳥籠詰装置と、駆動さ
れる爪部材と、爪部材が上方に移動する際に爪部材を生
鳥籠に掛合させ、爪部材が下方に移動する際に爪部材と
生鳥籠との掛合を解除する掛合装置とを含み、生鳥籠詰
装置に隣接する生鳥籠積上装置とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鶏舎内の生鳥を捕獲
し、籠詰めし、生鳥籠を積上げる集鳥装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】鶏舎内の生鳥を捕獲する捕鳥作業は従
来、作業者が生鳥を1羽づつ手で捕まえることにより行
われていた。作業者にとって不快且つ不健康な捕鳥作業
を自動化すべく、近年、真空吸引式捕鳥装置やブラシ状
の腕を有する回転ドラム式捕鳥装置を備える自動捕鳥機
械が、欧米で開発され、我が国にも導入され始めた。生
鳥の籠詰め作業に際しては、従来、何らかの方法で捕獲
した生鳥を、1方向に延在するベルトコンベヤ上に供
給し、ベルトコンベヤに沿って作業者が並び、搬送され
てくる生鳥を、順次空籠に詰め込む。円形のターンテ
ーブル上に供給し、ターンテーブルの周囲に作業者が並
び、生鳥を順次空籠に詰め込む。等の方法が採用されて
きた。生鳥が詰込まれた籠、すなわち生鳥籠を輸送トラ
ックに積み込む際には、予め生鳥籠を所定の段数に積上
げておくのが望ましい。従来、生鳥籠を所定の高さに積
み上げる作業は、人手により行われ、又は機械により生
鳥籠を所定の高さまで持ち上げた後、人手により積重ね
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動捕鳥機械
は、何れも複雑な機構を有するので価格が高く、且つ大
型なので我が国の狭い鶏舎では使用し難いという問題が
あった。また、従来の生鳥籠詰め方法においては、の
方法では、取り残した生鳥がベルトコンベヤの終端から
地面に落ちて逃げる可能性があり、生鳥が逃げないよう
にベルトコンベヤの終端に堰を設けると、取り残された
生鳥の数が増大した場合に、堰近傍の生鳥が圧死する可
能性がある等の問題があった。またの方法では、円形
のターンテーブルが場所を取り、作業場所まで運搬する
のに不便であるという問題があった。また、従来の生鳥
籠積上げ作業には、作業者に重労働を強いるという問題
があった。本発明は上記のごとき問題に鑑みてなされた
ものであり、従来の手作業による捕鳥に比べて作業者の
負担を軽減することができ、安価で、且つ我が国の狭い
鶏舎でも使用可能な程度にコンパクトな捕鳥装置と、生
鳥を取り残すことなく、且つ傷つけることなく確実に籠
に詰め込むことができ、且つ場所を取らない生鳥籠詰装
置と、生鳥籠を自動的に積上げる生鳥籠積上装置とを備
える集鳥装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、搬送方向に向かって上向きに傾
斜し、下端が地面の近傍に位置決めされた第1ベルトコ
ンベヤと、第1ベルトコンベヤの上端に接続し、搬送方
向が第1ベルトコンベヤの搬送方向と交差する第2ベル
トコンベヤと、第1ベルトコンベヤと第2ベルトコンベ
ヤとを支持する架台とを有する捕鳥コンベヤと、第2ベ
ルトコンベヤの終端に接続して配設され、第2ベルトコ
ンベヤと交差して延在する第3ベルトコンベヤを有する
生鳥移送コンベヤとを含む捕鳥装置と、互いに平行に且
つ隣接して配設され、搬送方向が対向する一対の第4ベ
ルトコンベヤから構成されるターンテーブルと、ターン
テーブルの周囲に立設されたスカートとを含み、生鳥移
送コンベヤの終端に接続して配設された生鳥籠詰装置
と、爪部材と、爪部材を上下に駆動する爪部材駆動装置
と、爪部材が上方に移動する際に爪部材を生鳥籠に掛合
させ、爪部材が下方に移動する際に爪部材と生鳥籠との
掛合を解除する掛合装置とを含み、生鳥籠詰装置に隣接
して配設された生鳥籠積上装置とを備える集鳥装置を提
供する。
【0005】
【作用】本発明にあっては、 鶏舎内の生鳥は、人手により捕鳥装置を構成する捕
鳥コンベヤの第1ベルトコンベヤに追い込まれ、第1ベ
ルトコンベヤにより捕獲される。捕獲された生鳥は、捕
鳥コンベヤの第2ベルトコンベヤと、生鳥移送コンベヤ
とを経由して移送される。本捕鳥装置の捕鳥コンベヤに
よれば、作業者は、生鳥を第1ベルトコンベヤに追い込
むだけで、容易に且つ僅かな労力で生鳥を捕獲すること
ができる。また、本捕鳥装置の捕鳥コンベヤは、真空吸
引装置や回転ドラム装置等の複雑な機構を備えていない
ので、安価に製造できる。また、本捕鳥装置の捕鳥コン
ベヤは、真空吸引装置や回転ドラム装置等の複雑な機構
を備えていないので、コンパクトに構成でき、我が国の
狭い鶏舎でも充分に使用できる。
【0006】 生鳥移送コンベヤにより移送された生
鳥は、生鳥籠詰装置を構成するターンテーブル上に供給
され、作業者によりターンテーブルから取り出されて籠
詰めされる。本生鳥籠詰装置においては、ターンテーブ
ルを構成する第4ベルトコンベヤの周囲には、スカート
が立設されているので、取り残された生鳥が第4ベルト
コンベヤの端部から地面に落ちて逃げるおそれは無い。
また、4ベルトコンベヤは、互いに平行に且つ隣接して
配設され、搬送方向が対向する一対のベルトコンベヤか
ら成るので、取り残されて、一方のベルトコンベヤの端
部まで運ばれた生鳥は、行手を阻まれて隣接するベルト
コンベヤに乗り移り、該隣接するベルトコンベヤの端部
まで後戻りする。その後前記一方のベルトコンベヤに乗
り移る。このようにして、第4ベルトコンベヤ上を往復
移動するので、すなわちターンテーブル上を周回するの
で、第4ベルトコンベヤの端部で後続の生鳥に押されて
圧死するおそれは無い。本生鳥籠詰装置においては、タ
ーンテーブルは、互いに平行に且つ隣接して配設され、
搬送方向が対向する一対のベルトコンベヤから成るの
で、従来の円形のターンテーブルに比べて場所を取らな
い。したがって、本生鳥籠詰装置は、作業場所まで運搬
するのに便利である。
【0007】 生鳥籠は、生鳥籠詰装置に隣接して配
設された生鳥籠積上装置により積上げられる。爪部材
は、上方に移動する際に生鳥籠に掛合するが、下方に移
動する際には生鳥籠との掛合が解除される。従って、爪
部材を常に最下段の生鳥籠に掛合させつつ、先着の生鳥
籠を後着の生鳥籠の上に順次乗せることにより、生鳥籠
を所望の段数に積上げることができる。生鳥籠積上装置
によれば、生鳥籠は自動的に所望の段数に積上げられる
ので、作業者の労働が軽減される。
【0008】
【実施例】本発明の実施例に係る集鳥装置を、図1〜図
12に基づいて説明する。図1、図2に示すように、本
集鳥装置は、捕鳥装置Aと、生鳥籠詰装置Bと、生鳥籠
積上装置Cとを備えている。以下の説明において、図
1、図2、図8の矢印I、II、III、IV、V、V
Iの方向を、それぞれ前方、後方、左方、右方、上方、
下方と呼ぶ。以下、捕鳥装置Aと、生鳥籠詰装置Bと、
生鳥籠積上装置Cとに就き詳述する。
【0009】1.捕鳥装置A 図1〜3に示すように、捕鳥装置Aは、矢印aで示す搬
送方向が後方を向き、且つ搬送方向に向かって上向きに
傾斜し、下端が地面の近傍に位置決めされた第1ベルト
コンベヤ10を備えている。第1ベルトコンベヤ10は
広幅に構成されている。第1ベルトコンベヤ10の上端
には、矢印bで示す搬送方向が右方を向き、且つ水平に
延びる第2ベルトコンベヤ11が接続している。第1ベ
ルトコンベヤ10と第2ベルトコンベヤ11とは、図示
しないモータにより駆動される。第1ベルトコンベヤ1
0と第2ベルトコンベヤ11とは、架台12により支持
されている。架台12には、キャスター13が取付けら
れている。第1ベルトコンベヤ10の両側部と第2ベル
トコンベヤ11の両側部には、それぞれスカート14、
15が立設されている。第1ベルトコンベヤ10と第2
ベルトコンベヤ11とにより、捕鳥コンベヤA1 が形成
されている。
【0010】第2ベルトコンベヤ11の終端には、矢印
cで示す搬送方向が前方を向く第3ベルトコンベヤ16
が接続している。第3ベルトコンベヤ16は地面上に設
置されている。第3ベルトコンベヤ16の両側部には、
スカート17が立設されている。複数の第3ベルトコン
ベヤ16が直線状に連結されて、生鳥移送コンベヤA2
が形成されている。終端部の第3ベルトコンベヤ16a
は、キャスター18を備える架台19により支持され
て、搬送方向に向かって上向きに傾斜している。捕鳥コ
ンベヤA1 は、第2ベルトコンベヤ11の終端がスカー
ト17の上方に位置するように、高さ方向の寸法が定め
られている。
【0011】捕鳥装置Aの作動を以下に説明する。生鳥
移送コンベヤA2 を鶏舎内に搬入し、上向きに傾斜した
終端部の第3ベルトコンベヤ16を、鶏舎の入口から外
方に突出させる。捕鳥コンベヤA1 を第3ベルトコンベ
ヤ16の始端部に設置し、人手により捕鳥コンベヤA1
を鶏舎の入口に向かって移動させる。これと同時に、人
手により、鶏舎内の生鳥を第1ベルトコンベヤ10に追
い込む。第1ベルトコンベヤ10に追い込まれた生鳥
は、第2ベルトコンベヤ11、第3ベルトコンベヤ16
を通って、鶏舎の入口から外方に突き出た、上向きに傾
斜した終端部の第3ベルトコンベヤ16aまで搬送され
る。第1ベルトコンベヤ10、第2ベルトコンベヤ1
1、第3ベルトコンベヤ16の両側部にはスカート1
4、15、17が立設されているので、生鳥がベルトコ
ンベヤから逃げ出すおそれは無い。
【0012】捕鳥コンベヤA1 によれば、作業者は、生
鳥を第1ベルトコンベヤ10に追い込むだけで、容易に
且つ僅かな労力で生鳥を捕獲することができる。捕鳥コ
ンベヤA1 は、真空吸引装置や回転ドラム装置等の複雑
な機構を備えていないので、安価に製造できる。また、
捕鳥コンベヤA1 は、真空吸引装置や回転ドラム装置等
の複雑な機構を備えていないので、コンパクトに構成で
き、我が国の狭い鶏舎でも充分に使用できる。第1ベル
トコンベヤ10は広幅に構成されているので、多数の生
鳥を容易に捕獲できる。また捕鳥コンベヤA1 はキャス
タ13を備えているので、作業者は捕鳥コンベヤA1
押して、鶏舎内を生鳥移送コンベヤA2 に沿って移動さ
せることができる。これにより、生鳥の捕獲をより確実
且つ容易に行える。なお、生鳥移送コンベヤA2 の両側
にそれぞれ捕鳥コンベヤA1 を設置することにより、鶏
舎内の生鳥の捕獲をより効率的に行うことができる。
【0013】2.生鳥籠詰装置B 図1、2に示すように、生鳥籠詰装置Bは、生鳥籠詰コ
ンベヤB1 と、空籠供給コンベヤB2 と、生鳥籠取出傾
斜コンベヤB3 とから構成される。生鳥籠詰コンベヤB
1 は以下の構成を有する。図4(b)、図5に示すよう
に、生鳥籠詰コンベヤB1 は、骨組構造から成る直方体
状の枠体30を有している。枠体30は、上方部分30
aと、下方部分30bとから構成される。上方部分30
aの左右両側と、前後端は、スカート31で覆われてい
る。右側のスカート31には、前後方向に所定の間隔を
隔てて4つの開口31aが形成されている。上方部分3
0aの下部には、互いに平行に且つ隣接して前後方向に
水平に延在する第4ベルトコンベヤ32a、32bが配
設されている。ベルトコンベヤ32aの搬送方向は前方
を向き、ベルトコンベヤ32b搬送方向は後方を向いて
いる。ベルトコンベヤ32a、32bにより、ターンテ
ーブル32が形成される。上方部分30aは前後方向に
延在する垂直壁33により仕切られ、ベルトコンベヤ3
2aの上方の室34aと、ベルトコンベヤ32bの上方
の室34bとが形成されている。垂直壁33は、上方部
分30aの前後端の手前で終端しており、垂直壁33と
上方部分30aの前後端のスカート31との間には、生
鳥が通り抜けられる程度の隙間が設けられている。
【0014】上方部分30aの後端に隣接して、ホッパ
ー35が配設されている。図4(a)に示すように、ベ
ルトコンベヤ32aは、室34aの後端壁を越えて更に
後方まで延在しており、ホッパー35は、ベルトコンベ
ヤ32aの、室34aの後端壁を越えて更に後方に延在
する部分の直上に配設されている。上方部分30aの後
端を覆うスカート31は、室34aに接する部分が切り
欠かれて開口が形成されている。
【0015】図4(b)、図5に示すように、下方部分
30bは、骨組から成るオープン構造を有する。下方部
分30bの下部には、ローラーコンベヤから構成され、
前後方向に水平に延在する生鳥籠取出コンベヤ36が配
設されている。生鳥籠取出コンベヤ36の左側上方に
は、ガイド部材36aが配設されている。図4、図5に
示すように、ベルトコンベヤ32aの右側下方且つ生鳥
籠取出コンベヤ36の右側上方に、作業台37が配設さ
れている。作業台37は、スカート31に形成された開
口31aの下方に配設されている。
【0016】図5に示すように、作業台37の下方に
は、以下に説明する構成を有する、作業台駆動装置38
が配設されている。作業台37の直下に、前後方向に延
在するシャフト38aが配設され、シャフト38aの下
方に前後方向に延在するシャフト38bが配設されてい
る。シャフト38a、38bは、それぞれの軸線の回り
に回動可能に、下方部分30bに支持されている。レバ
ー38cがシャフト38aと作業台37とに固定され、
レバー38d、38eがシャフト38bに固定されてい
る。レバー38fの一端が前後方向に延在する軸線の回
りに回動可能にレバー38cに連結され、他端が前後方
向に延在する軸線の回りに回動可能にレバー38eに連
結されている。生鳥籠取出コンベヤ36の隣接するロー
ラーの間に、レバー38gが配設されている。レバー3
8gの左端は、ヒンジ38hを介して、前後方向に延在
する軸線の回りに回動可能に、下方部分30bに支持さ
れている。レバー38iの一端が前後方向に延在する軸
線の回りに回動可能にレバー38eに連結され、他端が
前後方向に延在する軸線の回りに回動可能にレバー38
gに連結されている。作業台37とレバー38dとは、
バネ38jにより連結されている。
【0017】作業台駆動装置38は、常態では、図5に
示す状態にあり、レバー38gとレバー38dとが水平
に延在している。この時作業台37は図5に示すよう
に、水平状態にある。作業台37は自重により、シャフ
ト38aの回りに図5で時計方向に回転しようとする
が、レバー38gが、図示しない規制部材により、図5
の状態からヒンジ38hの回りに時計方向に回転するの
を阻止されているので、作業台37も、図5に示す状態
から、シャフト38aの回りに図5で時計方向に回転す
ることはできない。作業者がレバー38dを踏むと、図
6に示すように、レバー38dがシャフト38bの回り
に、時計方向に回転し、レバー38c、38fにより構
成されるリンク機構を介して、作業台37がシャフト3
8aの回りに反時計方向に回転して左方に傾斜し、レバ
ー38e、38iにより構成されるリンク機構を介し
て、レバー38gがヒンジ38hの回りに反時計方向に
回転して左方に傾斜する。作業者がレバー38dから足
を離すと、作業台37は自重により、シャフト38aの
回りに図6で時計方向に回転し、図5の水平状態に復帰
する。バネ38jの付勢力をうけて、レバー38dも図
5の水平状態に復帰し、レバー38gも図5の水平状態
に復帰する。図2、図4(b)に示すように、生鳥籠詰
コンベヤB1 には、キャスタ39が取付けられており、
人手により移動可能である。生鳥籠詰コンベヤB1 は、
ホッパー35が、生鳥移送コンベヤA2 の終端部を形成
する傾斜した第3ベルトコンベヤ16aの終端の直下に
位置するように、位置決めされて配設される。
【0018】空籠供給コンベヤB2 は以下の構成を有す
る。図1、2、7に示すように、空籠供給コンベヤB2
は、キャスタを有する架台に支持された傾斜ベルトコン
ベヤ40と、架台に支持され傾斜ベルトコンベヤ40に
連結して配設されたフリーローラー41とから構成され
る。傾斜ベルトコンベヤ40は、生鳥籠詰コンベヤB1
に直交して配設され、フリーローラー41は傾斜ベルト
コンベヤ40に接続する湾曲部41aと、生鳥籠詰コン
ベヤB1 の上方に左右方向に延在する直線部41bとか
ら成る。フリーローラー41の直線部41bは、適当な
支柱により支持され、図5に示すように、生鳥籠詰コン
ベヤB1 の上方部分30aの上方に位置決めされてい
る。フリーローラー41は、傾斜ベルトコンベヤ40と
の接続部から直線部41bの後端に向かって僅かに下方
に傾斜している。フリーローラー41の側部には、ガイ
ド42が配設されており、また、直線部41bの後端に
は、図示しないストッパーが配設されている。図2に示
すように、生鳥籠取出傾斜コンベヤB3 は、キャスタを
有する架台に支持された傾斜ベルトコンベヤ43から構
成される。
【0019】図1、2、5、6を参照しつつ、生鳥籠詰
装置Bの作動を以下に説明する。作業者が、地上に置か
れた空籠100を、空籠供給コンベヤB2 の傾斜ベルト
コンベヤ40上に供給する。図1、2で矢印dで示すよ
うに、空籠100は、傾斜ベルトコンベヤ40により、
フリーローラー41まで搬送され、傾斜したフリーロー
ラー41上を自走して、生鳥籠詰コンベヤB1 上に到達
する。ガイド42と、図示しないストッパーの存在によ
り、空籠100がフリーローラー41から落ちるおそれ
は無い。空籠100は、図5に示すように、生鳥籠詰コ
ンベヤB1上に順次蓄積される。作業者は、作業台37
の前に立ち、適宜空籠100をフリーローラー41上か
ら取り出して、作業台37の上に乗せる。作業台37の
上方にフリーローラー41が延在しているので、作業者
は、手を上下に移動させるだけで容易に、空籠100を
フリーローラー41上から取り出して、作業台37の上
に乗せることができる。
【0020】生鳥移送コンベヤA2 の終端部を形成する
傾斜した第3ベルトコンベヤ16aから、生鳥籠詰コン
ベヤB1 のホッパー35に生鳥が供給される。生鳥は、
ホッパー35を介して確実に第4ベルトコンベヤ32a
上に供給され、ベルトコンベヤ32aにより、右方に搬
送される。作業者は、生鳥籠詰コンベヤB1 のスカート
31に形成された開口31aから、適宜生鳥を掴み出
し、作業台37に置いた空籠100に詰め込む。作業台
37はベルトコンベヤ32aの下方に配設されているの
で、作業者は手を上下に移動させるだけで、容易に生鳥
を空籠に詰め込むことができる。搬送方向が対向するベ
ルトコンベヤ32aと32bとによりターンテーブル3
2が形成され、ターンテーブル32の周囲には、スカー
ト31が立設されているので、取り残された生鳥がター
ンテーブル32から地面に落ちて逃げるおそれは無い。
取り残されて、ベルトコンベヤ32aの前端まで運ばれ
た生鳥は、スカート31に行手を阻まれて隣接するベル
トコンベヤ32bに乗り移り、ベルトコンベヤ32の端
部まで後戻りする。その後またベルトコンベヤ32aに
乗り移る。このようにして、生鳥は、ベルトコンベヤ3
2a、32b上を往復移動するので、すなわちターンテ
ーブル32上を周回するので、ベルトコンベヤ32a、
32bの端部で後続の生鳥に押されて圧死するおそれは
無い。ベルトコンベヤ32a上の空間と、ベルトコンベ
ヤ32b上の空間とは、垂直壁33により仕切られてお
り、垂直壁33とターンテーブル32の前後端のスカー
ト31との間には生鳥が通り抜けられる程度の隙間が設
けられているので、生鳥は確実にターンテーブル32上
を周回する。ターンテーブル32は、互いに平行に且つ
隣接して配設され、搬送方向が対向する一対のベルトコ
ンベヤ32a、32bから成るので、従来の円形のター
ンテーブルに比べて場所を取らない。したがって、生鳥
籠詰コンベヤB1 は、作業場所まで運搬するのに便利で
【0021】空籠100が生鳥で満たされると、作業者
は、作業台駆動装置のレバー38dを踏み、図6に示す
ように作業台37と、レバー38gとを傾斜させて、生
鳥で満たされた籠、すなわち生鳥籠101を生鳥籠取出
コンベヤ36上に供給する。ガイド36aの存在によ
り、生鳥籠101が生鳥籠取出コンベヤ36から飛び出
すおそれは無い。生鳥籠取出コンベヤ36は作業台37
の下方に配設され、且つ作業台37を作業台駆動装置3
8により生鳥籠取出コンベヤ36に向かって傾斜させる
ことができるので、作業者は、生鳥籠101を、容易
に、作業台37から生鳥籠取出コンベヤ36上に移すこ
とができる。生鳥籠取出コンベヤ36に供給された生鳥
籠101は、生鳥籠取出コンベヤ36から生鳥籠取出傾
斜コンベヤB3 に移送され、図1、2で矢印eで示すよ
うに前方に搬送され、生鳥籠取出傾斜コンベヤB3 の終
端に到達する。生鳥籠101が作業台37から生鳥籠取
出コンベヤ36上に供給される際、レバー38gが傾斜
して、生鳥籠取出コンベヤ36を形成するローラーコン
ベヤから上方に突出するので、生鳥籠取出コンベヤ36
上で前記供給された生鳥籠101よりも後方にある生鳥
籠は、レバー38gにより前方への移動が阻止さる。こ
れにより、前記供給された生鳥籠鳥籠101と、前記後
方にある生鳥籠との衝突が回避される。
【0022】3.生鳥籠積上装置C 図2に示すように、生鳥籠積上装置Cは、架台C1 と、
架台上に設置されたスタッカーC2 とから構成される。
架台C1 は、フリーローラー50を有している。フリー
ローラー50は、生鳥籠取出傾斜コンベヤB3 の終端に
接続されている。スタッカーC2 の構成を、図8〜図1
1に基づいて説明する。図8に示すように、スタッカー
2 は、左右一対の側壁51と、左右一対の側壁51を
連結する上下一対の枠部材52とにより構成される箱体
53を有している。箱体53の内部には、その下部に、
前後に延在するフリーローラー54が配設されている。
フリーローラー54の左右両側には、前後に延在するガ
イド54′が配設されている。フリーローラー54の左
側には、箱体53の前部と後部とに、それぞれ上下に延
在する支柱55a、55bが配設されている。フリーロ
ーラー54の右側にも、箱体53の前部と後部とに、そ
れぞれ上下に延在する支柱56a、56bが配設されて
いる。
【0023】支柱55a、55bに跨がって、骨組構造
から成る直方体状の枠体57が配設されている。図8、
図9に示すように、枠体57は、前端に取付けられた3
つの鼓状のローラー58aで支柱55aを挟持し、後端
に取付けられた3つの鼓状のローラー58bで支柱55
bを挟持して、支柱55a、55bに跨がっている。下
方の枠部材52上に配設され、モータ59によって回転
駆動されるスプロケット60と上方の枠部材52上に配
設された図示しないスプロケットとの間に、環状のチェ
ーン61が掛け渡されている。チェーン61は、枠体5
7に連結されている。モータ59の正転、逆転に伴って
チェーン61が前記スプロケットの回りに正転、逆転す
ると、チェーンに連結された枠体57が、支柱55a、
55bに沿って上下に移動する。
【0024】図9、図10に示すように、前後方向に延
在するシャフト62が、その軸線回りに回動可能に、枠
体57に支持されている。シャフト62には、長方形の
爪部材63が固定されている。爪部材63の、シャフト
62との連結部よりも右方の部分は、枠体57の右方外
方に突出し、右端上面にプラスチック製のライナー部材
64が固定されている。爪部材63の、シャフト62と
の連結部よりも左方の部分は、枠体57に固定されたバ
ネ65により、上方に付勢されている。バネ65の付勢
力の下に、爪部材63は、シャフト62の軸線の回り
に、後方から前方を見て時計方向に、すなわち図9、図
10の矢印wの方向に回転付勢されている。爪部材63
の左端部には、ストッパー66が固定されており、スト
ッパー66が枠部材を構成する骨材に当接することによ
り、爪部材63の矢印wの方向へのに回転が規制されて
いる。ストッパー66が枠部材を構成する骨材に当接し
た状態で、爪部材63は、図9に示すように、ほぼ水平
に延在している。爪部材63は、前述のほぼ水平の位置
から、矢印wの方向に回転することはできないが、矢印
wと反対の方向に回転することはできる。従って、爪部
材63に矢印wと反対の方向に向かうトルクが作用する
と、爪部材63は矢印wと反対の方向に回転する。前記
トルクが解除されると、爪部材63は、バネ65の回転
付勢力の下に、図9に示すほぼ水平の位置に復帰する。
枠体57と同様の枠体157が、フリーローラー54の
右側に配設された支柱56a、56bに跨がって配設さ
れ、爪部材63と同様の爪部材163が枠体157に支
持されている。枠体157は、チェーン61と同様のチ
ェーンにより上下に駆動される。
【0025】支柱55aの近傍には、図11に示すよう
に、フリーローラー54を構成する2本のローラー部材
54aの間に、生鳥籠ストッパー67が配設されてい
る。生鳥籠ストッパー67は、ローラー部材54aと平
行に配設された回転シャフト67aと、回転シャフト6
7aに固定されたストッパー部材67bと、ストッパー
部材67bの回転を規制する規制部材67cと、規制部
材67cとストッパー部材67bとを連結するバネ67
dとを有する。回転シャフト67aは図示しないモータ
に連結されている。図示しないモータが作動していない
時には、バネ67の付勢力の下に、ストッパー部材67
bは、図11で一点鎖線で示す退避位置にある。退避位
置においては、ストッパー部材67bは、ローラー部材
54aの上面より下方にある。図示しないモータが作動
すると、回転シャフト67aが回転し、ストッパー部材
67bは図11で実線で示す稼働位置まで回転する。ス
トッパー部材67bは、稼働位置まで回転した時点で、
規制部材67cに当接し、稼働位置に止まる。稼働位置
においては、ストッパー部材67bは、ローラー部材5
4aの上面から上方に突出する。モータの作動が停止さ
れると、バネ67dの付勢力の下に、ストッパー部材6
7bは退避位置に復帰する。
【0026】図8に示すように、支柱55bの下部の右
方に、リミットスイッチ68が配設され、リミットスイ
ッチ68の上方にリミットスイッチ69が配設されてい
る。リミットスイッチ68は、枠体57の下部に形成さ
れた図示しない突起に当接して下限位置信号を出力し、
リミットスイッチ69は、枠体57の上部に形成された
図示しない突起に当接して上限位置信号を出力する。支
柱55aの下部の右方にリミットスイッチ70が配設さ
れている。リミットスイッチ70は、フリーローラー5
4上を前方に移動する生鳥籠101に当接して生鳥籠入
荷信号を出力する。図8に示すように、スタッカーC2
はマイコンを装備したコントロールユニット71を備え
ている。コントロールユニット71には、リミットスイ
ッチ68からの下限位置信号、リミットスイッチ69か
らの上限位置信号、リミットスイッチ70からの生鳥籠
入荷信号が入力され、コントロールユニット71から
は、モータ59と、回転シャフト67aを回転駆動する
図示しないモータに制御信号が出力される。
【0027】図8、図11、図12を参照しつつ、生鳥
籠積上装置Cの作動を以下に説明する。生鳥籠取出傾斜
コンベヤB3 、フリーローラー50を経由して、生鳥籠
101が、フリーローラー54上に供給される。リミッ
トスイッチ70が、フリーローラー54上を前方に移動
する生鳥籠101の前端部に当接して生鳥籠入荷信号を
出力する。生鳥籠入荷信号を受けて、コントロールユニ
ット71は、回転シャフト67aを回転駆動する図示し
ないモータに制御信号を出力し、該モータを作動させ
る。モータの作動により、回転シャフト67aが回転
し、ストッパー部材67bが稼働位置まで回転し、ロー
ラー部材54aの上面から上方に突出する。生鳥籠10
1の前端がストッパー部材67bに当接し、生鳥籠10
1は停止する。生鳥籠101は、支柱55aと55bの
間に停止する。
【0028】次にコントロールユニット71はモータ5
9に制御信号を出力し、モータ59を逆転させて枠体5
7を下方に移動させる。枠体57が下方に移動する際
に、爪部材63の右端が生鳥籠101の側面に当接し、
爪部材63は生鳥籠101の側面にから矢印wと反対方
向のトルクを受け、図12で1点鎖線で示すように、ほ
ぼ水平の位置から矢印wと反対の方向に回転する。この
結果、爪部材63は、生鳥籠101の側面に当接しつ
つ、支障なく下方に移動することができる。リミットス
イッチ68が枠体57の下部に形成された図示しない突
起に当接して下限位置信号を出力する。下限位置信号を
受けて、コントロールユニット71はモータ59の作動
を停止させ枠体57を下限位置に止める。枠体57が下
限位置に在る時に、爪部材63の右端に固定されたライ
ナー部材64が生鳥籠101の左側部に形成された取手
の下面と掛合する。枠体57と同時に枠体157も下方
に移動し、下限位置に到達し、爪部材163の左端に固
定されたライナー部材164が生鳥籠101の右側部に
形成された取手の下面と掛合する。
【0029】次いで、コントロールユニット71はモー
タ59に制御信号を出力し、モータ59を正転させて枠
体57、157を上方に移動させる。枠体57、157
の上方への移動に伴って、爪部材63、164も上方に
移動し、ライナー部材64、164と掛合して爪部材6
3、163に支持された生鳥籠101も上方に移動す
る。生鳥籠101に掛合するのはプラスチック製のライ
ナー部材64、164なので、生鳥籠101が上方に移
動する際に、生鳥籠101に傷が付くおそれは無い。リ
ミットスイッチ69が枠体57の上部に形成された図示
しない突起に当接して上限位置信号を出力する。上限位
置信号を受けて、コントロールユニット71はモータ5
9の作動を停止させ枠体57を上限位置に止める。爪部
材63、163に支持された生鳥籠101も、図12に
2点鎖線で示すように、上限位置に止まる。上限位置に
ある生鳥籠101の下端は、フリーローラー上にある生
鳥籠101の上端よりも僅かに上方にある。
【0030】次の生鳥籠101がフリーローラー54を
前方に進み、リミットスイッチ70に当接し、リミット
スイッチ70から生鳥籠入荷信号が出力される。生鳥籠
入荷信号を受けて、コントロールユニット71はモータ
59に制御信号を出力し、モータ59を逆転させて枠体
57を下方に移動させる。枠体57が下方に移動する際
に、爪部材63、163に支持された生鳥籠101の下
端が、フリーローラー54上にある前記次の生鳥籠10
1の上端に当接する。これにより、2つの生鳥籠101
が積み重なる。ライナー部材64、164と積み重なっ
た2つの生鳥籠101の中の上側の生鳥籠101の取手
との掛合が解除され、爪部材63、163は、生鳥籠1
01の側面に当接しつつ、下方に移動する。リミットス
イッチ68が枠体57の下部に形成された図示しない突
起に当接して下限位置信号を出力する。下限位置信号を
受けて、コントロールユニット71はモータ59の作動
を停止させ枠体57を下限位置に止める。ライナー部材
64、164が、積み重なった2つの生鳥籠101の中
の下側の生鳥籠101の取手に掛合する。コントロール
ユニット71がモータ59に制御信号を出力し、モータ
59を正転させて枠体57、157を上方に移動させ
る。枠体57、157の上方への移動に伴って、爪部材
63、163が、ひいては、積み重なった2つの生鳥籠
101が上方に移動し、下側の生鳥籠101が上限位置
に到達する。
【0031】以下、枠体57の上下移動が繰り返され、
爪部材63、163が新たに供給される最下段の生鳥籠
101に掛合して積み重なった生鳥籠全体を持ち上げる
動作を繰り返し、生鳥籠101が積上げられる。生鳥籠
101が所定段数積上がった時に、コントロールユニッ
ト71は、回転シャフト67aを回転駆動する図示しな
いモータに制御信号を出力し、該モータの作動を停止さ
せる。生鳥籠101が所定段数積上がったか否かの判断
は、コントロールユニット71が、リミットスイッチ7
0からの生鳥籠入荷信号の入力回数をカウントすること
に行う。前記モータの作動の停止により、ストッパー部
材67bが退避位置に復帰する。この結果、所定段数積
上がった生鳥籠101は、フリーローラー54上を前方
に移動することが可能となる。作業者が所定段数積上が
った生鳥籠101を押して、スタッカーC2 の前方に待
機するトラックDに積み込む。上記説明から判るごと
く、スタッカーC2 によれば、生鳥籠101は自動的に
所望の段数に積上げられるので、作業者の労働が軽減さ
れる。
【0032】
【効果】以上説明したごとく、本発明を構成する捕鳥装
置の捕鳥コンベヤによれば、作業者は、生鳥を第1ベル
トコンベヤに追い込むだけで、容易に且つ僅かな労力で
生鳥を捕獲することができる。また、本捕鳥装置の捕鳥
コンベヤは、真空吸引装置や回転ドラム装置等の複雑な
機構を備えていないので、安価に製造できる。また、本
捕鳥装置の捕鳥コンベヤは、真空吸引装置や回転ドラム
装置等の複雑な機構を備えていないので、コンパクトに
構成でき、我が国の狭い鶏舎でも充分に使用できる。ま
た、本発明を構成する生鳥籠詰装置においては、ターン
テーブルを構成する第4ベルトコンベヤの周囲には、ス
カートが立設されているので、取り残された生鳥が第4
ベルトコンベヤの端部から地面に落ちて逃げるおそれは
無い。また、4ベルトコンベヤは、互いに平行に且つ隣
接して配設され、搬送方向が対向する一対のベルトコン
ベヤから成るので、取り残されて、一方のベルトコンベ
ヤの端部まで運ばれた生鳥は、行手を阻まれて隣接する
ベルトコンベヤに乗り移り、該隣接するベルトコンベヤ
の端部まで後戻りする。その後前記一方のベルトコンベ
ヤに乗り移る。このようにして、第4ベルトコンベヤ上
を往復移動するので、すなわちターンテーブル上を周回
するので、第4ベルトコンベヤの端部で後続の生鳥に押
されて圧死するおそれは無い。また、ターンテーブル
は、互いに平行に且つ隣接して配設され、搬送方向が対
向する一対のベルトコンベヤから成るので、従来の円形
のターンテーブルに比べて場所を取らない。したがっ
て、本生鳥籠詰装置は、作業場所まで運搬するのに便利
である。また、本発明を構成する生鳥籠積上装置によれ
ば、生鳥籠は自動的に所望の段数に積上げられるので、
作業者の労働が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る集鳥装置の全体構成を示
す平面図である
【図2】図1の集鳥装置の側面図である。
【図3】図1のN−N矢視図である。
【図4】図1の集鳥装置を構成する生鳥籠詰装置の外観
図である。図4(a)は平面図であり、図4(b)は側
面図である。
【図5】図1の集鳥装置を構成する生鳥籠詰装置の断面
図である。
【図6】図1の集鳥装置を構成する生鳥籠詰装置の断面
図である。
【図7】図1のM−M矢視図である。
【図8】図1の集鳥装置を構成する生鳥籠積上装置が備
えるスタッカーの斜視図である。
【図9】図8のスタッカーが備える枠体の斜視図であ
る。
【図10】図9の枠体に取付けられた爪部材の斜視図で
ある。
【図11】図8のスタッカーが備える生鳥籠ストッパー
の構成を示す図である。
【図12】図8のスタッカーの作動を示す図である。
【符号の説明】
A 捕鳥装置 A1 捕鳥コンベヤ A2 生鳥移送コンベヤ B 生鳥籠詰装置 B1 生鳥籠詰コンベヤ B2 空籠供給コンベヤ B3 生鳥籠取出傾斜コンベヤ C 生鳥籠積上装置 C1 架台 C2 スタッカー 10 第1ベルトコンベヤ 11 第2ベルトコンベヤ 16 第3ベルトコンベヤ 32 第4ベルトコンベヤ 36 生鳥籠取出コンベヤ 37 作業台 38 作業台駆動装置 63、163 爪部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 61/00 2124−3F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に向かって上向きに傾斜し、下
    端が地面の近傍に位置決めされた第1ベルトコンベヤ
    と、第1ベルトコンベヤの上端に接続し、搬送方向が第
    1ベルトコンベヤの搬送方向と交差する第2ベルトコン
    ベヤと、第1ベルトコンベヤと第2ベルトコンベヤとを
    支持する架台とを有する捕鳥コンベヤと、第2ベルトコ
    ンベヤの終端に接続して配設され、第2ベルトコンベヤ
    と交差して延在する第3ベルトコンベヤを有する生鳥移
    送コンベヤとを含む捕鳥装置と、 互いに平行に且つ隣接して配設され、搬送方向が対向す
    る一対の第4ベルトコンベヤから構成されるターンテー
    ブルと、ターンテーブルの周囲に立設されたスカートと
    を含み、生鳥移送コンベヤの終端に接続して配設された
    生鳥籠詰装置と、 爪部材と、爪部材を上下に駆動する爪部材駆動装置と、
    爪部材が上方に移動する際に爪部材を生鳥籠に掛合さ
    せ、爪部材が下方に移動する際に爪部材と生鳥籠との掛
    合を解除する掛合装置とを含み、生鳥籠詰装置に隣接し
    て配設された生鳥籠積上装置と、を備える集鳥装置
  2. 【請求項2】 第1ベルトコンベヤは広幅に構成されて
    いる請求項1に記載の集鳥装置。
  3. 【請求項3】 第1乃至第3ベルトコンベヤの両側に
    は、スカートが立設されている請求項1又は2に記載の
    集鳥装置。
  4. 【請求項4】 第1ベルトコンベヤと第2ベルトコンベ
    ヤとを支持する架台にはキャスタが取付けられている請
    求項1乃至3の何れか1項に記載の集鳥装置。
  5. 【請求項5】 隣接する第4ベルトコンベヤの境界に、
    仕切壁が立設されており、第4ベルトコンベヤの始端と
    終端に立設されたスカートと仕切壁との間には隙間が形
    成されている請求項1に記載の集鳥装置。
  6. 【請求項6】 生鳥籠詰装置は、ターンテーブルの下方
    に配設された生鳥籠取出コンベヤを含み、生鳥籠積上装
    置は生鳥籠取出コンベヤの終端に接続して配設されてい
    る請求項1又は5に記載の集鳥装置。
  7. 【請求項7】 生鳥籠詰装置は、ターンテーブルと生鳥
    籠取出コンベヤとの間に配設された作業台と、作業台を
    水平位置と生鳥籠取出コンベヤに向かって傾斜した傾斜
    位置との間で回転駆動する作業台駆動装置とを含む請求
    項6に記載の集鳥装置。
  8. 【請求項8】 生鳥籠詰装置は、ターンテーブルの上方
    に配設された空籠供給コンベヤを含む請求項1又は5又
    は6又は7に記載の集鳥装置。
  9. 【請求項9】 生鳥籠詰装置は、ターンテーブルの上方
    に配設されたホッパーを含む請求項1又は5又は6又は
    7又は8に記載の集鳥装置。
  10. 【請求項10】 生鳥籠積上装置は、爪部材を生鳥籠1
    つ分の高さだけ上下に移動させ、且つ所定数量の生鳥籠
    が積み上がるまで爪部材に前記上下移動を繰り返させる
    ように爪部材駆動装置を制御する制御装置を含む請求項
    1に記載の集鳥装置。
  11. 【請求項11】 生鳥籠積上装置は、生鳥籠の水平移動
    を規制するストッパーと、生鳥籠の積み上げ作動中に前
    記ストッパーを作動させ、所定数量の生鳥籠が積み上が
    ると前記ストッパーの作動を停止させる制御装置とを含
    む請求項1又は10に記載の集鳥装置。
  12. 【請求項12】 搬送方向に向かって上向きに傾斜し、
    下端が地面の近傍に位置決めされた広幅の第1ベルトコ
    ンベヤと、第1ベルトコンベヤの上端に接続し、搬送方
    向が第1ベルトコンベヤの搬送方向と交差する第2ベル
    トコンベヤと、第1ベルトコンベヤと第2ベルトコンベ
    ヤとを支持する架台と、架台に取付けられたキャスター
    とを有する捕鳥コンベヤと、第2ベルトコンベヤの終端
    に接続して配設され、第2ベルトコンベヤと交差して延
    在する第3ベルトコンベヤを有する生鳥移送コンベヤ
    と、第1乃至第3ベルトコンベヤの両側に立設されたス
    カートとを含む捕鳥装置と、 互いに平行に且つ隣接して配設され、搬送方向が対向す
    る一対の第4ベルトコンベヤから構成されるターンテー
    ブルと、ターンテーブルの周囲に立設されたスカート
    と、隣接する第4ベルトコンベヤの境界に立設された仕
    切壁とを含み、第4ベルトコンベヤの始端と終端に立設
    されたスカートと仕切壁との間には隙間が形成されてお
    り、更にターンテーブルの下方に配設された生鳥籠取出
    コンベヤと、ターンテーブルと生鳥籠取出コンベヤとの
    間に配設された作業台と、作業台を水平位置と生鳥籠取
    出コンベヤに向かって傾斜した傾斜位置との間で回転駆
    動する作業台駆動装置と、ターンテーブルの上方に配設
    された空籠供給コンベヤと、ターンテーブルの上方に配
    設されたホッパーとを含み、生鳥移送コンベヤの終端に
    接続して配設された生鳥籠詰装置と、 爪部材と、爪部材を上下に駆動する爪部材駆動装置と、
    爪部材が上方に移動する際に爪部材を生鳥籠に掛合さ
    せ、爪部材が下方に移動する際に爪部材と生鳥籠との掛
    合を解除する掛合装置と、爪部材を生鳥籠1つ分の高さ
    だけ上下に移動させ、且つ所定数量の生鳥籠が積み上が
    るまで爪部材に前記上下移動を繰り返させるように爪部
    材駆動装置を制御する制御装置と、生鳥籠の水平移動を
    規制するストッパーと、生鳥籠の積み上げ作動中に前記
    ストッパーを作動させ、所定数量の生鳥籠が積み上がる
    と前記ストッパーの作動を停止させる制御装置とを含
    み、生鳥籠取出コンベヤの終端に接続して配設された生
    鳥籠積上装置とを備える集鳥装置。
  13. 【請求項13】 搬送方向に向かって上向きに傾斜した
    第1ベルトコンベヤと、第1ベルトコンベヤの上端に接
    続し、搬送方向が第1ベルトコンベヤの搬送方向と交差
    する第2ベルトコンベヤと、第1ベルトコンベヤと第2
    ベルトコンベヤとを支持する架台とを有する捕鳥コンベ
    ヤと、第2ベルトコンベヤの終端に接続して配設され、
    第2ベルトコンベヤと交差して延在する第3ベルトコン
    ベヤを有する生鳥移送コンベヤとを含む捕鳥装置。
  14. 【請求項14】 第1ベルトコンベヤは広幅に構成され
    ている請求項13に記載の捕鳥装置。
  15. 【請求項15】 第1乃至第3ベルトコンベヤの両側に
    は、スカートが立設されている請求項13又は14に記
    載の捕鳥装置。
  16. 【請求項16】 第1ベルトコンベヤと第2ベルトコン
    ベヤとを支持する架台にはキャスタが取付けられている
    請求項13乃至15の何れか1項に記載の捕鳥装置。
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DE4021722A1 (de) * 1989-07-10 1991-01-24 Olympus Optical Co Schleifvorrichtung
US9943073B2 (en) 2016-02-19 2018-04-17 Meridian Wildlife Services, LLC Indoor live bird capture system

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