JP3315265B2 - スタッカークレーン - Google Patents
スタッカークレーンInfo
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- JP3315265B2 JP3315265B2 JP21575094A JP21575094A JP3315265B2 JP 3315265 B2 JP3315265 B2 JP 3315265B2 JP 21575094 A JP21575094 A JP 21575094A JP 21575094 A JP21575094 A JP 21575094A JP 3315265 B2 JP3315265 B2 JP 3315265B2
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配送センター内に貯蔵
されている物品を搬出仕分けするスタッカークレーンに
関する。
されている物品を搬出仕分けするスタッカークレーンに
関する。
【0002】
【従来の技術】配送センター内に設けられた立体自動倉
庫には、パレット単位でピッキングされた物品が棚部に
複数段に積載貯蔵されている。これらの棚部の前面側に
は棚部に沿って移動するスタッカークレーンが設けてあ
って、棚部への物品の積み替え等を行なっている。配送
指示通知があると、人を乗せたスタッカークレーンがコ
ンピュータの指示で移動し、棚部内のパレットから必要
数のケースを人為的に取り出し、クレーンに設けた昇降
台にてケースを床面におろして床面上のローラコンベア
もしくは台車にて所定のフローラックへ移動している。
これに対して全自動方式のものは、スタッカークレーン
により棚部よりパレットを取り出し、別に設けたデパレ
タイザーに送り、このデパレタイザーにより1ケースず
つ切り出してコンベヤ上に流し、各アイテム毎にフロー
ラックに保管しておく。このフローラックにコンピュー
タからの配送指示がくると、フローラックが必要数の物
品を搬送コンベヤ上に切り出すように構成されている。
庫には、パレット単位でピッキングされた物品が棚部に
複数段に積載貯蔵されている。これらの棚部の前面側に
は棚部に沿って移動するスタッカークレーンが設けてあ
って、棚部への物品の積み替え等を行なっている。配送
指示通知があると、人を乗せたスタッカークレーンがコ
ンピュータの指示で移動し、棚部内のパレットから必要
数のケースを人為的に取り出し、クレーンに設けた昇降
台にてケースを床面におろして床面上のローラコンベア
もしくは台車にて所定のフローラックへ移動している。
これに対して全自動方式のものは、スタッカークレーン
により棚部よりパレットを取り出し、別に設けたデパレ
タイザーに送り、このデパレタイザーにより1ケースず
つ切り出してコンベヤ上に流し、各アイテム毎にフロー
ラックに保管しておく。このフローラックにコンピュー
タからの配送指示がくると、フローラックが必要数の物
品を搬送コンベヤ上に切り出すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した配送センター
内における配送システムにおいて、前者では棚部の物品
を人為的に選択して搬出するため能率性が悪く、且つ作
業者による選択のため間違いを発生し易いという問題が
ある。また、後者の配送システムは全自動化が行なえる
ので能率性は極めて高いが、この配送システムはパレッ
ト保管用棚部、各棚部よりデパレタイザーまでパレット
を搬送する無人台車の通路、もしくは各搬送通路に設け
なければならないデパレタイザーの装置、アイテム毎に
フローラックを備えるとともにフローラックに投入する
ための投入装置、各フローラックに設けられる物品の搬
出用切り出し装置等、膨大な設備、スペース及び費用を
かけなければならなという問題がある。本発明の目的
は、無人台車、デパレタイザー、フローラック群、投入
装置及び切り出し装置等の複雑で高価な装置を廃止し、
シンプルで安価な設備により配送システムを自動化する
スタッカークレーンを提案することにある。
内における配送システムにおいて、前者では棚部の物品
を人為的に選択して搬出するため能率性が悪く、且つ作
業者による選択のため間違いを発生し易いという問題が
ある。また、後者の配送システムは全自動化が行なえる
ので能率性は極めて高いが、この配送システムはパレッ
ト保管用棚部、各棚部よりデパレタイザーまでパレット
を搬送する無人台車の通路、もしくは各搬送通路に設け
なければならないデパレタイザーの装置、アイテム毎に
フローラックを備えるとともにフローラックに投入する
ための投入装置、各フローラックに設けられる物品の搬
出用切り出し装置等、膨大な設備、スペース及び費用を
かけなければならなという問題がある。本発明の目的
は、無人台車、デパレタイザー、フローラック群、投入
装置及び切り出し装置等の複雑で高価な装置を廃止し、
シンプルで安価な設備により配送システムを自動化する
スタッカークレーンを提案することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るスタッカークレーンは、一列に複数個立
設され所定間隔を置いて複数列設けられた棚部の前面
に、棚部に沿って移動するとともに棚部の高さ方向に上
下動するキャリッジフレームと、前記棚部に貯蔵された
物品を積んだパレットをキャリッジフレーム内に移載す
る移載手段と、移載したパレットを収納するキャリッジ
フレーム内の収納部と、前記収納部に載置された物品の
最上段の一方の端部に当接するストッパと、前記収納部
に載置された物品の最上段の側面に接して前記物品を上
下方向に変位させて持ち上げるためのピックアップロー
ラと、持ち上げられた物品をパレット上から移載するた
めの複数の無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトをそ
れぞれ回転駆動軸に係脱自在に係合させる電磁クラッチ
付きベルト車と、前記回転駆動軸を正逆回転方向に回転
駆動するモータとからなるピッキング装置と、前記ピッ
キング装置により仕分けられた物品を受け取り上下動す
るリフターコンベヤと、を備えることを特徴とするもの
である。
の本発明に係るスタッカークレーンは、一列に複数個立
設され所定間隔を置いて複数列設けられた棚部の前面
に、棚部に沿って移動するとともに棚部の高さ方向に上
下動するキャリッジフレームと、前記棚部に貯蔵された
物品を積んだパレットをキャリッジフレーム内に移載す
る移載手段と、移載したパレットを収納するキャリッジ
フレーム内の収納部と、前記収納部に載置された物品の
最上段の一方の端部に当接するストッパと、前記収納部
に載置された物品の最上段の側面に接して前記物品を上
下方向に変位させて持ち上げるためのピックアップロー
ラと、持ち上げられた物品をパレット上から移載するた
めの複数の無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトをそ
れぞれ回転駆動軸に係脱自在に係合させる電磁クラッチ
付きベルト車と、前記回転駆動軸を正逆回転方向に回転
駆動するモータとからなるピッキング装置と、前記ピッ
キング装置により仕分けられた物品を受け取り上下動す
るリフターコンベヤと、を備えることを特徴とするもの
である。
【0005】
【0006】
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明のスタッカーク
レーンによれば、クレーンのキャリッジフレームを立体
倉庫の配送物品を保管してある棚部前に移動して停止さ
せ、キャリッジフレーム内の収納部に配送物品を収納し
てあるパレットを、フォーク等の移載手段により載置す
る。そして、収納部、又はキャリッジフレームに設けた
ストッパのいずれかを上下動させて物品の最上段部をス
トッパ位置に合わせて止め、ストッパを作動させて物品
の最上段部の一側方に当接させて支持する。次に、スト
ッパの反対側よりピッキング装置を作動させて物品の他
側方に押し当てると、ピッキング装置内のピックアップ
ローラの作用により、最前列側の各物品はピッキング装
置内の搬送ベルト上に搬送される。これらの物品は最上
段の一列すべてが搬送ベルト上に移載され、搬送ベルト
の作動で物品はリフターコンベヤ側に搬出される。この
搬出された物品はリフターコンベヤの上昇もしくは下降
によって払出しローラコンベヤに物品を搬送させる。ま
た、最上段一列の物品すべてが必要でない場合は、不要
な物品を載置した搬送ベルトを逆回転することによって
物品を収納部側へ送り出し元の位置に戻し、物品のピッ
キングを行なうようになっている。ピッキングを完了し
た後、残りの物品を載せたパレットは、フォーク等の移
載手段により棚部に戻される。
レーンによれば、クレーンのキャリッジフレームを立体
倉庫の配送物品を保管してある棚部前に移動して停止さ
せ、キャリッジフレーム内の収納部に配送物品を収納し
てあるパレットを、フォーク等の移載手段により載置す
る。そして、収納部、又はキャリッジフレームに設けた
ストッパのいずれかを上下動させて物品の最上段部をス
トッパ位置に合わせて止め、ストッパを作動させて物品
の最上段部の一側方に当接させて支持する。次に、スト
ッパの反対側よりピッキング装置を作動させて物品の他
側方に押し当てると、ピッキング装置内のピックアップ
ローラの作用により、最前列側の各物品はピッキング装
置内の搬送ベルト上に搬送される。これらの物品は最上
段の一列すべてが搬送ベルト上に移載され、搬送ベルト
の作動で物品はリフターコンベヤ側に搬出される。この
搬出された物品はリフターコンベヤの上昇もしくは下降
によって払出しローラコンベヤに物品を搬送させる。ま
た、最上段一列の物品すべてが必要でない場合は、不要
な物品を載置した搬送ベルトを逆回転することによって
物品を収納部側へ送り出し元の位置に戻し、物品のピッ
キングを行なうようになっている。ピッキングを完了し
た後、残りの物品を載せたパレットは、フォーク等の移
載手段により棚部に戻される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図7に
よって詳細に説明する。図1において、自動倉庫1内に
は棚部2が一列状に複数段にわたって積層立設されてい
る。この棚部2は所定間隔を置いて複数列に並設され、
各棚部2にはほぼ等間隔の段部が複数段形成してある。
これらの棚部2のうち隣接する棚部間の一方側の段部の
所定段にはコンベヤ3が棚部2の前面に沿って設けてあ
る。これらの棚部2,2の間には所定間隔の通路が設け
てあって、この通路上には棚部2に沿って移動自在なス
タッカークレーン4が設けてある。このスタッカークレ
ーン4は棚部2に沿って移動する左右にメイン支柱5,
5が設けてあって、このメイン支柱5,5間には上下動
自在なキャリッジフレーム6が設けてある。このキャリ
ッジフレーム6は略長方形体状のフレーム構造体であっ
て、図1の右奥側にはパレット7上に積載された物品W
を収納する収納部8が設けてあって、この収納部8の左
手前側には物品をピッキングするためのピッキング装置
9が設けてある。このピッキング装置9の左手前側に
は、前記メイン支柱5の外側で平行に設けられたサブ支
柱10が形成されてあって、このサブ支柱10にはピッ
キング装置9より搬出された物品Wを前記コンベヤ3に
移載するため、上下動自在なリフターコンベヤ11が設
けられている。
よって詳細に説明する。図1において、自動倉庫1内に
は棚部2が一列状に複数段にわたって積層立設されてい
る。この棚部2は所定間隔を置いて複数列に並設され、
各棚部2にはほぼ等間隔の段部が複数段形成してある。
これらの棚部2のうち隣接する棚部間の一方側の段部の
所定段にはコンベヤ3が棚部2の前面に沿って設けてあ
る。これらの棚部2,2の間には所定間隔の通路が設け
てあって、この通路上には棚部2に沿って移動自在なス
タッカークレーン4が設けてある。このスタッカークレ
ーン4は棚部2に沿って移動する左右にメイン支柱5,
5が設けてあって、このメイン支柱5,5間には上下動
自在なキャリッジフレーム6が設けてある。このキャリ
ッジフレーム6は略長方形体状のフレーム構造体であっ
て、図1の右奥側にはパレット7上に積載された物品W
を収納する収納部8が設けてあって、この収納部8の左
手前側には物品をピッキングするためのピッキング装置
9が設けてある。このピッキング装置9の左手前側に
は、前記メイン支柱5の外側で平行に設けられたサブ支
柱10が形成されてあって、このサブ支柱10にはピッ
キング装置9より搬出された物品Wを前記コンベヤ3に
移載するため、上下動自在なリフターコンベヤ11が設
けられている。
【0009】図4に示すように、ピッキング装置9は外
側が角筒状のケース部材で覆われており、その内部には
底側に複数本の搬送ベルト17がガイド部材16と平行
方向に張設してある。これらの搬送ベルト17は図4に
示すように、ピッキング装置9内の一方側に設けられた
駆動用モータ18の回転駆動軸19に電磁クラッチ付き
ベルト車20を介して張設されており、この電磁クラッ
チ付きベルト車20の反対側には小径の従動ベルト車2
1が設けてある。このため電磁クラッチ付きベルト車2
0と従動ベルト車21とに張設された搬送ベルト17は
上面側が傾斜面をなすように取り付けられている。前記
電磁クラッチ付きベルト車20はそれぞれ電磁クラッチ
を介して回転駆動軸19に設けられており、回転駆動軸
19は変速機34を介してモータ18に接続され、電磁
クラッチがON状態になったときだけ搬送ベルト17が
回動される構成になっている。この搬送ベルト17を張
設した従動ベルト車21の後方には、回転駆動軸19と
平行に設けられ且つ回転駆動軸19の端部に設けられた
チェーンスプロケット22とチェーン23とによって同
時に同方向に回転されるピックアップローラ24が設け
てある。
側が角筒状のケース部材で覆われており、その内部には
底側に複数本の搬送ベルト17がガイド部材16と平行
方向に張設してある。これらの搬送ベルト17は図4に
示すように、ピッキング装置9内の一方側に設けられた
駆動用モータ18の回転駆動軸19に電磁クラッチ付き
ベルト車20を介して張設されており、この電磁クラッ
チ付きベルト車20の反対側には小径の従動ベルト車2
1が設けてある。このため電磁クラッチ付きベルト車2
0と従動ベルト車21とに張設された搬送ベルト17は
上面側が傾斜面をなすように取り付けられている。前記
電磁クラッチ付きベルト車20はそれぞれ電磁クラッチ
を介して回転駆動軸19に設けられており、回転駆動軸
19は変速機34を介してモータ18に接続され、電磁
クラッチがON状態になったときだけ搬送ベルト17が
回動される構成になっている。この搬送ベルト17を張
設した従動ベルト車21の後方には、回転駆動軸19と
平行に設けられ且つ回転駆動軸19の端部に設けられた
チェーンスプロケット22とチェーン23とによって同
時に同方向に回転されるピックアップローラ24が設け
てある。
【0010】上記のように形成されたスタッカークレー
ンによるピッキング方法は、まずスタッカークレーン4
を所定の棚部2の前に移動させ、フォーク等の移載手段
32により棚部2内の物品Wをパレット7ごと取り出し
収納部8に移載させる。この移載された物品Wの最上段
位置にピッキング装置9を移動させると、ストッパ13
(図2参照)が物品Wの後端に当接する。ピッキング装
置9はストッパ13に対して離接する方向に移動可能に
構成されている。この状態でピッキング装置9を物品W
側へ移動させると、ピッキング装置9は内装された搬送
ベルト17上に物品Wを載置し、再びリフターコンベヤ
11との接続位置に戻り、個数及び種類が合致した物品
Wをリフターコンベヤ11上に送り出す。この送り出さ
れた物品Wはリフターコンベヤ11の上または下側へ移
動されそれぞれ定められたコンベヤ3に仕分けられて搬
出口側へ移送される。本発明は、上述したようにスタッ
カークレーン4に収納部8を設けるとともにピッキング
装置9を搭載させたことにより、倉庫内での自動ピッキ
ングを実現されたもので、この実現によって従来では不
可欠であった無人台車、デパレタイザー、フローラック
群、投入装置及び切り出し装置等の装置を廃止できると
いう大きなメリットがある。
ンによるピッキング方法は、まずスタッカークレーン4
を所定の棚部2の前に移動させ、フォーク等の移載手段
32により棚部2内の物品Wをパレット7ごと取り出し
収納部8に移載させる。この移載された物品Wの最上段
位置にピッキング装置9を移動させると、ストッパ13
(図2参照)が物品Wの後端に当接する。ピッキング装
置9はストッパ13に対して離接する方向に移動可能に
構成されている。この状態でピッキング装置9を物品W
側へ移動させると、ピッキング装置9は内装された搬送
ベルト17上に物品Wを載置し、再びリフターコンベヤ
11との接続位置に戻り、個数及び種類が合致した物品
Wをリフターコンベヤ11上に送り出す。この送り出さ
れた物品Wはリフターコンベヤ11の上または下側へ移
動されそれぞれ定められたコンベヤ3に仕分けられて搬
出口側へ移送される。本発明は、上述したようにスタッ
カークレーン4に収納部8を設けるとともにピッキング
装置9を搭載させたことにより、倉庫内での自動ピッキ
ングを実現されたもので、この実現によって従来では不
可欠であった無人台車、デパレタイザー、フローラック
群、投入装置及び切り出し装置等の装置を廃止できると
いう大きなメリットがある。
【0011】以下、図2〜図4を用いてスタッカークレ
ーンによるピッキング装置の構造等について詳細に説明
する。図2及び図3において、前記キャリッジフレーム
6はフレーム構造の長方形体をなし、その左右両端面は
前記メイン支柱5,5にローラ12を介して上下動自在
に取り付けられている。このキャリッジフレーム6の一
方側の縦方向のフレームにはストッパ13を設けたシリ
ンダ14が上下動自在に設けてある。前記ストッパ13
は当接面をやや上方に向けた傾斜面を有し、シリンダ1
4の付勢により図の左方向へ突出されるようになってい
る。このストッパ13の幅方向はキャリッジフレーム6
の幅方向よりわずかに短かく、キャリッジフレーム6の
底部に設けられた物品Wの収納部8に置かれるパレット
7と等しい大きさである。したがって、このストッパ1
3が突出されると収納部8に置かれた物品Wの最上段に
位置されたものは、すべてが図1の右方向への移動を制
限されるようになっている。
ーンによるピッキング装置の構造等について詳細に説明
する。図2及び図3において、前記キャリッジフレーム
6はフレーム構造の長方形体をなし、その左右両端面は
前記メイン支柱5,5にローラ12を介して上下動自在
に取り付けられている。このキャリッジフレーム6の一
方側の縦方向のフレームにはストッパ13を設けたシリ
ンダ14が上下動自在に設けてある。前記ストッパ13
は当接面をやや上方に向けた傾斜面を有し、シリンダ1
4の付勢により図の左方向へ突出されるようになってい
る。このストッパ13の幅方向はキャリッジフレーム6
の幅方向よりわずかに短かく、キャリッジフレーム6の
底部に設けられた物品Wの収納部8に置かれるパレット
7と等しい大きさである。したがって、このストッパ1
3が突出されると収納部8に置かれた物品Wの最上段に
位置されたものは、すべてが図1の右方向への移動を制
限されるようになっている。
【0012】前記ストッパ13とシリンダ14とを取り
付けた枠体15は、前記キャリッジフレーム6の四隅に
設けられたフレーム支柱にコロ12aを介して上下動自
在に設けてあり、この枠体15の反対側には前記ピッキ
ング装置9が、枠体15の側部内側に設けたガイド部材
16を介して移動自在に設けてある。上記のように構成
されたピッキング装置9を、図2に示したように物品側
に移動させると、ストッパ13で側面を支持された物品
Wはピックアップローラ24の回転摩擦接触によりピッ
クアップローラ24上に乗り上がり、更に搬送ベルト1
7上に乗り上がり、ピッキング装置9の搬送ベルト17
によって図2の左方向へ移動される。そして、この状態
でピッキング装置9が図2の左方向への移動を行なうこ
とによって、リフターコンベヤ11上に物品を搬出す
る。この搬送ベルト17上の物品Wが、必要でない物品
W、もしくは搬送個数をオーバした物品W等の場合に
は、直ちに当該物品Wを搬送している電磁クラッチ付き
ベルト車20の電磁クラッチがOFFとなり、当該物品
Wを搬送している電磁クラッチ付きベルト車20は停止
され物品Wが残される。この残された物品Wは他の物品
Wがリフターコンベヤ11上に搬出された後に、回転駆
動軸19の逆転と電磁クラッチのONとによって搬送ベ
ルト17上を右方向へ戻され、当該物品Wは収納部8の
パレット7上に戻される。
付けた枠体15は、前記キャリッジフレーム6の四隅に
設けられたフレーム支柱にコロ12aを介して上下動自
在に設けてあり、この枠体15の反対側には前記ピッキ
ング装置9が、枠体15の側部内側に設けたガイド部材
16を介して移動自在に設けてある。上記のように構成
されたピッキング装置9を、図2に示したように物品側
に移動させると、ストッパ13で側面を支持された物品
Wはピックアップローラ24の回転摩擦接触によりピッ
クアップローラ24上に乗り上がり、更に搬送ベルト1
7上に乗り上がり、ピッキング装置9の搬送ベルト17
によって図2の左方向へ移動される。そして、この状態
でピッキング装置9が図2の左方向への移動を行なうこ
とによって、リフターコンベヤ11上に物品を搬出す
る。この搬送ベルト17上の物品Wが、必要でない物品
W、もしくは搬送個数をオーバした物品W等の場合に
は、直ちに当該物品Wを搬送している電磁クラッチ付き
ベルト車20の電磁クラッチがOFFとなり、当該物品
Wを搬送している電磁クラッチ付きベルト車20は停止
され物品Wが残される。この残された物品Wは他の物品
Wがリフターコンベヤ11上に搬出された後に、回転駆
動軸19の逆転と電磁クラッチのONとによって搬送ベ
ルト17上を右方向へ戻され、当該物品Wは収納部8の
パレット7上に戻される。
【0013】前記リフターコンベヤ11は前記棚部2に
設けたコンベヤ3と同方向に物品Wを搬送する方向にロ
ーラ25を複数本配設したコンベヤであって、このロー
ラ25を囲む枠部材26は支柱部材にローラ12を介し
て回動自在に取り付けられている。なお、図1に示した
リフターコンベヤ11はコンベヤ3に接続するための接
続部を設けたものであってサブ支柱10に沿って上下動
するものとして図示したものである。図2及び図3に示
したものは、リフターコンベヤ11を下方に下すことに
よってローラ25の搬送面はコンベヤ3上に一致するも
のとして示したものである。これらはいずれの場合であ
っても、キャリッジフレーム6に設けられ、外部で定位
置に設けられたコンベヤ3へのピックアップされた物品
Wの搬出口になっているものである。
設けたコンベヤ3と同方向に物品Wを搬送する方向にロ
ーラ25を複数本配設したコンベヤであって、このロー
ラ25を囲む枠部材26は支柱部材にローラ12を介し
て回動自在に取り付けられている。なお、図1に示した
リフターコンベヤ11はコンベヤ3に接続するための接
続部を設けたものであってサブ支柱10に沿って上下動
するものとして図示したものである。図2及び図3に示
したものは、リフターコンベヤ11を下方に下すことに
よってローラ25の搬送面はコンベヤ3上に一致するも
のとして示したものである。これらはいずれの場合であ
っても、キャリッジフレーム6に設けられ、外部で定位
置に設けられたコンベヤ3へのピックアップされた物品
Wの搬出口になっているものである。
【0014】以下、図5〜図7を参照してスタッカーク
レーンによるピッキング装置の作動を説明する。図5に
おいて、枠体15をキャリッジフレーム6の最下方に移
動しておき、物品Wをパレット7上に積載したまま収納
部8へ収納する。次に枠体15を上昇させて物品Wの最
上段の位置に合わせシリンダ14を作動させる。次に、
図6に示すようにピッキング装置9を右側へ移動する
と、既に回転しているピックアップローラ24がストッ
パ13との協働作用で最前列の物品Wを持ち上げ、物品
WはW1の位置である搬送ベルト17上に移載される。
この位置で例えば形状や個数が確認され、ピッキングO
Kの信号で電磁クラッチ付きベルト車20が反時計方向
に回転し、物品Wをリフタコンベヤ11側(図の左側)
へ搬送する。物品Wが目的に適さない場合は、図7に示
すようにピッキング装置9の移動及び電磁クラッチ付き
ベルト車20は逆転され、物品Wは収納部18側へ戻さ
れる。一連のピッキング作業を完了すると、残りの物品
Wを載せたパレット7はフォーク等の移載手段32によ
り棚部2内に戻される。
レーンによるピッキング装置の作動を説明する。図5に
おいて、枠体15をキャリッジフレーム6の最下方に移
動しておき、物品Wをパレット7上に積載したまま収納
部8へ収納する。次に枠体15を上昇させて物品Wの最
上段の位置に合わせシリンダ14を作動させる。次に、
図6に示すようにピッキング装置9を右側へ移動する
と、既に回転しているピックアップローラ24がストッ
パ13との協働作用で最前列の物品Wを持ち上げ、物品
WはW1の位置である搬送ベルト17上に移載される。
この位置で例えば形状や個数が確認され、ピッキングO
Kの信号で電磁クラッチ付きベルト車20が反時計方向
に回転し、物品Wをリフタコンベヤ11側(図の左側)
へ搬送する。物品Wが目的に適さない場合は、図7に示
すようにピッキング装置9の移動及び電磁クラッチ付き
ベルト車20は逆転され、物品Wは収納部18側へ戻さ
れる。一連のピッキング作業を完了すると、残りの物品
Wを載せたパレット7はフォーク等の移載手段32によ
り棚部2内に戻される。
【0015】上述した作動によって、棚部2よりキャリ
ッジフレーム6の収納部8に移載された物品Wは、1つ
ずつ確実にチェックされ搬出されるので誤って発送され
ることはなく、従来のデパレタイザーを別の位置におい
て仕分けてフローラック等へ集積しておくこともなく、
極めて効率よい作業が出来る。その上、上述したピッキ
ング装置9を各棚部2に備えてあるスタッカークレーン
4に装着しておくことにより、広大な設備位置を設けな
くとも狭い範囲を有効に使うことも可能である。また、
本装置は誤った物品を返却できるので完全自動による無
人化も可能となる。なお、上記説明におけるスタッカー
クレーンによるピッキング装置では収納部8内に物品W
を固定状態にしておき、ピッキング装置9及びストッパ
13を移動するようにしたが、キャリッジフレーム6上
でピッキング装置9とストッパ13を固定させておき、
物品Wをパレット7ごとリフター装置等によって上下動
させ、物品Wの最上段をピッキング装置9の横方向への
移動ラインに合わせるようにしても、同様の効果を得る
ことができる。
ッジフレーム6の収納部8に移載された物品Wは、1つ
ずつ確実にチェックされ搬出されるので誤って発送され
ることはなく、従来のデパレタイザーを別の位置におい
て仕分けてフローラック等へ集積しておくこともなく、
極めて効率よい作業が出来る。その上、上述したピッキ
ング装置9を各棚部2に備えてあるスタッカークレーン
4に装着しておくことにより、広大な設備位置を設けな
くとも狭い範囲を有効に使うことも可能である。また、
本装置は誤った物品を返却できるので完全自動による無
人化も可能となる。なお、上記説明におけるスタッカー
クレーンによるピッキング装置では収納部8内に物品W
を固定状態にしておき、ピッキング装置9及びストッパ
13を移動するようにしたが、キャリッジフレーム6上
でピッキング装置9とストッパ13を固定させておき、
物品Wをパレット7ごとリフター装置等によって上下動
させ、物品Wの最上段をピッキング装置9の横方向への
移動ラインに合わせるようにしても、同様の効果を得る
ことができる。
【0016】上記実施例におけるピッキング装置9は、
搬送ベルト17を備えた構成であるが、図8に示すよう
な構成であってもよい。図8に示すピッキング装置40
は、ピッキング装置40の内外に往復移動するセカンド
フォーク42と、このセカンドフォーク42を更に延長
するように往復動するトップフォーク44と、トップフ
ォーク44の下部に設けたピッキングハンド46と、バ
キュームパッド48等により構成されている。なお、セ
カンドフォーク42と、トップフォーク44と、ピッキ
ングハンド46と、バキュームパッド48とにより本発
明における吸着ヘッド50を構成している。各バキュー
ムパッド48はそれぞれ電磁ソレノイドバルブに連結さ
れており、単独であるいは一挙に吸着と開放制御とを行
い得るようになっている。
搬送ベルト17を備えた構成であるが、図8に示すよう
な構成であってもよい。図8に示すピッキング装置40
は、ピッキング装置40の内外に往復移動するセカンド
フォーク42と、このセカンドフォーク42を更に延長
するように往復動するトップフォーク44と、トップフ
ォーク44の下部に設けたピッキングハンド46と、バ
キュームパッド48等により構成されている。なお、セ
カンドフォーク42と、トップフォーク44と、ピッキ
ングハンド46と、バキュームパッド48とにより本発
明における吸着ヘッド50を構成している。各バキュー
ムパッド48はそれぞれ電磁ソレノイドバルブに連結さ
れており、単独であるいは一挙に吸着と開放制御とを行
い得るようになっている。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のス
タッカークレーンによれば、スタッカークレーンのキャ
リッジフレーム内に物品収納部を設けるとともにピッキ
ング装置を設け、物品を棚部より下ろした位置でピッキ
ングし搬出位置へ直送するようにしたので膨大な設備や
設備スペースを削除するとともに、稼動コストを低減す
ることができ、且つ無人化が達成できる特長がある。
タッカークレーンによれば、スタッカークレーンのキャ
リッジフレーム内に物品収納部を設けるとともにピッキ
ング装置を設け、物品を棚部より下ろした位置でピッキ
ングし搬出位置へ直送するようにしたので膨大な設備や
設備スペースを削除するとともに、稼動コストを低減す
ることができ、且つ無人化が達成できる特長がある。
【図1】本発明の一実施例を示すものでスタッカークレ
ーンの全体斜視図である。
ーンの全体斜視図である。
【図2】図1の主要部を示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2のピッキング装置の斜視図である。
【図5】図2のスタッカークレーンにおけるピッキング
装置の作動準備を示す側面図である。
装置の作動準備を示す側面図である。
【図6】図5に示した作動準備より作動時の側面図であ
る。
る。
【図7】図6の作動時中不必要な物品を返却する状態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図8】ピッキング装置の変形例の構成図である。
2 棚部 4 スタッカークレーン 6 キャリッジフレーム 8 収納部 9 ピッキング装置 11 リフターコンベヤ 13 ストッパ 14 シリンダ 18 モータ 20 電磁クラッチ付きベルト車 21 従動ベルト車 22 チェーンスプロケット 23 チェーン 24 ピックアップローラ 32 移載手段 50 吸着ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 503 B65G 1/04 507 B65G 15/12 B65G 47/52 101
Claims (1)
- 【請求項1】 一列に複数個立設され所定間隔を置いて
複数列設けられた棚部(2)の前面に、棚部に沿って移
動するとともに棚部の高さ方向に上下動するキャリッジ
フレーム(6)と、 前記棚部(2)に貯蔵された物品(W)を積んだパレッ
ト(7)をキャリッジフレーム(6)内に移載する移載
手段(32)と、 移載したパレット(7)を収納するキャリッジフレーム
(6)内の収納部(8)と、前記収納部(8)に載置された物品(W)の最上段の一
方の端部に当接するストッパ(13)と、 前記収納部(8)に載置された物品(W)の最上段の側
面に接して前記物品(W)を上下方向に変位させて持ち
上げるためのピックアップローラ(24)と、持ち上げ
られた物品をパレット上から移載するための複数の無端
状の搬送ベルト(17)と、前記搬送ベルト(17)を
それぞれ回転駆動軸(19)に係脱自在に係合させる電
磁クラッチ付きベルト車(20)と、前記回転駆動軸
(19)を正逆回転方向に回転駆動するモータ(18)
とからなるピッキング装置(9)と、 前記ピッキング装置(9)により仕分けられた物品
(W)を受け取り上下動するリフターコンベヤ(11)
と、 を備えることを特徴とするスタッカークレーン(4)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21575094A JP3315265B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | スタッカークレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21575094A JP3315265B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | スタッカークレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881009A JPH0881009A (ja) | 1996-03-26 |
JP3315265B2 true JP3315265B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=16677604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21575094A Expired - Fee Related JP3315265B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | スタッカークレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3315265B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21575094A patent/JP3315265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0881009A (ja) | 1996-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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