JPH06133631A - 乗用型芝刈機 - Google Patents
乗用型芝刈機Info
- Publication number
- JPH06133631A JPH06133631A JP28653492A JP28653492A JPH06133631A JP H06133631 A JPH06133631 A JP H06133631A JP 28653492 A JP28653492 A JP 28653492A JP 28653492 A JP28653492 A JP 28653492A JP H06133631 A JPH06133631 A JP H06133631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mower
- pto clutch
- lever
- lifting
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 モーアの上昇に伴ってPTOクラッチを自動
的に切られる機構において、リフトアームが下から突き
上げ力を受けても、PTOクラッチが自動的に切られる
ことがないようにする。 【構成】 リフトアーム6とPTOクラッチレバー25
とをPTOクラッチレバー25に接当可能なストッパー
27を備えたプッシュプルワイヤ26を介して連係する
と共に、前記ストッパー27を、前記モーア昇降用レバ
ー24が下降操作位置にある場合、前記リフトアーム6
が下からの突き上げ力を受けて上昇側に作動されても前
記PTOクラッチレバー25に接当せず、前記モーア昇
降用レバー24が上昇操作位置にある場合に、前記リフ
トアーム6の上昇作動に伴って前記ストッパー27が前
記PTOクラッチレバー25に接当して、前記PTOク
ラッチレバー25を切り側に操作する位置に設定して設
けてある。
的に切られる機構において、リフトアームが下から突き
上げ力を受けても、PTOクラッチが自動的に切られる
ことがないようにする。 【構成】 リフトアーム6とPTOクラッチレバー25
とをPTOクラッチレバー25に接当可能なストッパー
27を備えたプッシュプルワイヤ26を介して連係する
と共に、前記ストッパー27を、前記モーア昇降用レバ
ー24が下降操作位置にある場合、前記リフトアーム6
が下からの突き上げ力を受けて上昇側に作動されても前
記PTOクラッチレバー25に接当せず、前記モーア昇
降用レバー24が上昇操作位置にある場合に、前記リフ
トアーム6の上昇作動に伴って前記ストッパー27が前
記PTOクラッチレバー25に接当して、前記PTOク
ラッチレバー25を切り側に操作する位置に設定して設
けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型芝刈機に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の乗用型芝刈機は、モーアの機体に
対する一定以上の昇降に伴ってモーアのPTOクラッチ
が自動的に入り切りされるようになっている。又、前記
モーアは、単動型油圧シリンダによって駆動されるリフ
トアームと昇降リンクとを連結するリフトロッドに設け
た長孔によって一定範囲の地面の凹凸に対して追従でき
るようになっている。
対する一定以上の昇降に伴ってモーアのPTOクラッチ
が自動的に入り切りされるようになっている。又、前記
モーアは、単動型油圧シリンダによって駆動されるリフ
トアームと昇降リンクとを連結するリフトロッドに設け
た長孔によって一定範囲の地面の凹凸に対して追従でき
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一定範囲以上の大きな
地面の凹凸により、リフトアームが下から突き上げ力を
受けた場合に、単動型油圧シリンダのロッド室側が圧縮
されることによって、リフトアームが上昇側に作動し、
PTOクラッチが自動的に切られ、芝刈り作業ができな
くなる不都合があった。本発明は、モーアの機体に対す
る一定以上の上昇に伴ってPTOクラッチを自動的に切
り操作できるように安全性をはかるものであり乍ら、一
定以上の大きな地面の凹凸により、リフトアームが下か
ら突き上げ力を受けても、PTOクラッチが自動的に切
られることがないようにすることを目的とする。
地面の凹凸により、リフトアームが下から突き上げ力を
受けた場合に、単動型油圧シリンダのロッド室側が圧縮
されることによって、リフトアームが上昇側に作動し、
PTOクラッチが自動的に切られ、芝刈り作業ができな
くなる不都合があった。本発明は、モーアの機体に対す
る一定以上の上昇に伴ってPTOクラッチを自動的に切
り操作できるように安全性をはかるものであり乍ら、一
定以上の大きな地面の凹凸により、リフトアームが下か
ら突き上げ力を受けても、PTOクラッチが自動的に切
られることがないようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、モーア昇降用レバーとPTOク
ラッチレバーとをアウターワイヤとインナーワイヤとか
らなる1本のプッシュプルワイヤを介してモーア昇降用
リンク機構のリフトアームに、そのアウターワイヤの端
部をモーア昇降用レバーに固定した状態で、且つ、イン
ナーワイヤの端部をPTOクラッチレバーにスライド可
能に連係した状態で設けると共に、前記モーア昇降用レ
バーの操作方向を、上昇側の操作に伴って前記アウター
ワイヤがリフトアーム側に弛むように設定して設け、前
記PTOクラッチレバーの操作方向を、切り側の操作に
伴ってインナーワイヤの端部をスライド可能に連係する
部分がインナーワイヤの端部に設けたストッパーに相対
近接する方向に設定して設け、更に、前記ストッパー
を、前記モーア昇降用レバーが下降操作位置にある場
合、前記リフトアームが下からの突き上げ力を受けて上
昇側に作動されても前記ストッパーは、前記PTOクラ
ッチレバーには接当せず、前記モーア昇降用レバーが上
昇操作位置にある場合に、前記リフトアームの機体に対
する一定以上の上昇作動に伴って前記ストッパーが前記
PTOクラッチレバーに接当して、前記PTOクラッチ
レバーを切り側に操作する位置に設定して設けた点にあ
る。
の本発明の特徴構成は、モーア昇降用レバーとPTOク
ラッチレバーとをアウターワイヤとインナーワイヤとか
らなる1本のプッシュプルワイヤを介してモーア昇降用
リンク機構のリフトアームに、そのアウターワイヤの端
部をモーア昇降用レバーに固定した状態で、且つ、イン
ナーワイヤの端部をPTOクラッチレバーにスライド可
能に連係した状態で設けると共に、前記モーア昇降用レ
バーの操作方向を、上昇側の操作に伴って前記アウター
ワイヤがリフトアーム側に弛むように設定して設け、前
記PTOクラッチレバーの操作方向を、切り側の操作に
伴ってインナーワイヤの端部をスライド可能に連係する
部分がインナーワイヤの端部に設けたストッパーに相対
近接する方向に設定して設け、更に、前記ストッパー
を、前記モーア昇降用レバーが下降操作位置にある場
合、前記リフトアームが下からの突き上げ力を受けて上
昇側に作動されても前記ストッパーは、前記PTOクラ
ッチレバーには接当せず、前記モーア昇降用レバーが上
昇操作位置にある場合に、前記リフトアームの機体に対
する一定以上の上昇作動に伴って前記ストッパーが前記
PTOクラッチレバーに接当して、前記PTOクラッチ
レバーを切り側に操作する位置に設定して設けた点にあ
る。
【0005】
【作用】図1のイに示すように、モーア昇降用レバー2
4を仮想線に示す中立位置から実線に示す上昇位置に操
作すると、アウターワイヤ26aが仮想線から実線に示
すように弛んでインナーワイヤ26bの端部に装着のス
トッパー27が仮想線に示すPTOクラッチレバー25
に対して近接する。その状態で、モーア昇降リンク機構
Rのリフトアーム6が油圧シリンダによって実線に示さ
れているように機体に対して一定以上持ち上げられる
と、今度は、リフトアーム6によってインナーワイヤ2
6bが引っ張られて前記ストッパー27が前記PTOク
ラッチレバー25に接当して前記PTOクラッチレバー
25を前記仮想線に示す入り位置から実線に示す切り位
置に操作する。そして、図1のロに示すように、モーア
昇降用レバー24、並びに、PTOクラッチレバー25
を実線に示す位置に操作しての芝刈り作業中に、地上の
大きな起伏により前記リフトアーム6が下からの突き上
げ力を受けて上昇側に作動されてインナーワイヤ26b
が引っ張られても、モーア昇降用レバー24が下降側に
操作されていることによって、前記ストッパー27が入
り位置にあるPTOクラッチレバー25から実線に示す
ように遠ざかっており、従って、前記リフトアーム6が
地上の大きな起伏により上昇側に作動されても前記スト
ッパー27がPTOクラッチレバー25に接当すること
がなく、前記PTOクラッチ25が地上の大きな起伏に
よって自動的に切断されることはない。
4を仮想線に示す中立位置から実線に示す上昇位置に操
作すると、アウターワイヤ26aが仮想線から実線に示
すように弛んでインナーワイヤ26bの端部に装着のス
トッパー27が仮想線に示すPTOクラッチレバー25
に対して近接する。その状態で、モーア昇降リンク機構
Rのリフトアーム6が油圧シリンダによって実線に示さ
れているように機体に対して一定以上持ち上げられる
と、今度は、リフトアーム6によってインナーワイヤ2
6bが引っ張られて前記ストッパー27が前記PTOク
ラッチレバー25に接当して前記PTOクラッチレバー
25を前記仮想線に示す入り位置から実線に示す切り位
置に操作する。そして、図1のロに示すように、モーア
昇降用レバー24、並びに、PTOクラッチレバー25
を実線に示す位置に操作しての芝刈り作業中に、地上の
大きな起伏により前記リフトアーム6が下からの突き上
げ力を受けて上昇側に作動されてインナーワイヤ26b
が引っ張られても、モーア昇降用レバー24が下降側に
操作されていることによって、前記ストッパー27が入
り位置にあるPTOクラッチレバー25から実線に示す
ように遠ざかっており、従って、前記リフトアーム6が
地上の大きな起伏により上昇側に作動されても前記スト
ッパー27がPTOクラッチレバー25に接当すること
がなく、前記PTOクラッチ25が地上の大きな起伏に
よって自動的に切断されることはない。
【0006】
【発明の効果】上記構成の結果、モーアの上昇操作に伴
ってPTOクラッチが自動的に切り操作されるものであ
り乍ら、地上の大きな起伏により、リフトアームがした
からの突き上げ力を受けた場合に、PTOクラッチが自
動的に切られることがなく、刈取り作業が良好に行なえ
る。
ってPTOクラッチが自動的に切り操作されるものであ
り乍ら、地上の大きな起伏により、リフトアームがした
からの突き上げ力を受けた場合に、PTOクラッチが自
動的に切られることがなく、刈取り作業が良好に行なえ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図4に示すように、エンジンE、走行ミッションケ
ースM、駆動前輪1、操向用後輪2、操縦ハンドル3、
運転座席4を備えた走行機体Aの前部に、昇降リンク機
構Rを介してモーアMOを昇降自在に連結してある。前
記昇降リンク機構Rは、走行機体Aの前部に上下揺動自
在に枢支された昇降リンク5と、単動型油圧シリンダC
を介して駆動されるリフトアーム6とを、長孔7aを備
えたリフトロッド7で連結して構成されている。
る。図4に示すように、エンジンE、走行ミッションケ
ースM、駆動前輪1、操向用後輪2、操縦ハンドル3、
運転座席4を備えた走行機体Aの前部に、昇降リンク機
構Rを介してモーアMOを昇降自在に連結してある。前
記昇降リンク機構Rは、走行機体Aの前部に上下揺動自
在に枢支された昇降リンク5と、単動型油圧シリンダC
を介して駆動されるリフトアーム6とを、長孔7aを備
えたリフトロッド7で連結して構成されている。
【0008】次に、伝動系に付いて説明すると、エンジ
ンEの出力は走行系とモーア系に分岐伝動されるもので
あって、走行系へは、後述する静油圧式無段変速装置を
介して走行ミッションケースM内のトランスミッション
に伝動して前輪1を駆動すると共に、モーア系へは、後
述するPTOクラッチを介してモーアMOへ伝動可能に
構成してある。
ンEの出力は走行系とモーア系に分岐伝動されるもので
あって、走行系へは、後述する静油圧式無段変速装置を
介して走行ミッションケースM内のトランスミッション
に伝動して前輪1を駆動すると共に、モーア系へは、後
述するPTOクラッチを介してモーアMOへ伝動可能に
構成してある。
【0009】次に、モーアリフトシリンダCとPTOク
ラッチPの油圧駆動系に付いて説明すると、図3に示す
ように、走行装置の静油圧式無段変速装置Hを構成する
油圧ポンプP1 と油圧モータM1 との接続油路R1 に油
を補充する為のチャージポンプ8から3位置切換式のコ
ントロールバルブV1 を介してモーアリフトシリンダC
に圧油を供給可能に構成すると共に、2位置切換式のコ
ントロールバルブV2を介してPTOクラッチPに圧油
を供給可能に構成し、そして、フィルター付きのチャー
ジ用油路R2 に供給可能に構成してある。又、モーアM
Oが上昇操作されているときでも、チャージポンプ8か
らの圧油の一部がPTOクラッチP、並びに、チャージ
用油路R2 に供給できるように、チャージポンプ8から
の圧油の一部がモーアリフトシリンダCに対するコント
ロールバルブV1 を迂回して排油路に流入可能なリリー
フバルブRaを備えたバイパス油路R3 を設けてある。
又、PTOクラッチの排油路R4 には、油圧の粘性が高
い低温時に、エンジンを回転させた時の回路を保護する
為のリリーフバルブRbを設けてあり、そのリリーフ圧
は、前記バイパス油路R3 に設けられたリリーフバルブ
Raのリリーフ圧よりも小さくチャージ用リリーフバル
ブRcのリリーフ圧よりも大きく設定されている。
ラッチPの油圧駆動系に付いて説明すると、図3に示す
ように、走行装置の静油圧式無段変速装置Hを構成する
油圧ポンプP1 と油圧モータM1 との接続油路R1 に油
を補充する為のチャージポンプ8から3位置切換式のコ
ントロールバルブV1 を介してモーアリフトシリンダC
に圧油を供給可能に構成すると共に、2位置切換式のコ
ントロールバルブV2を介してPTOクラッチPに圧油
を供給可能に構成し、そして、フィルター付きのチャー
ジ用油路R2 に供給可能に構成してある。又、モーアM
Oが上昇操作されているときでも、チャージポンプ8か
らの圧油の一部がPTOクラッチP、並びに、チャージ
用油路R2 に供給できるように、チャージポンプ8から
の圧油の一部がモーアリフトシリンダCに対するコント
ロールバルブV1 を迂回して排油路に流入可能なリリー
フバルブRaを備えたバイパス油路R3 を設けてある。
又、PTOクラッチの排油路R4 には、油圧の粘性が高
い低温時に、エンジンを回転させた時の回路を保護する
為のリリーフバルブRbを設けてあり、そのリリーフ圧
は、前記バイパス油路R3 に設けられたリリーフバルブ
Raのリリーフ圧よりも小さくチャージ用リリーフバル
ブRcのリリーフ圧よりも大きく設定されている。
【0010】図2に示すように、前記PTOクラッチP
は、駆動側クラッチ部材9と従動側クラッチ部材10と
からなり、シリンダ室11への圧油の供給によって入り
作動可能、圧油の排出によるピストン12の戻しバネ1
3の付勢力によって切り作動可能に構成されている。
又、前記PTOクラッチPは、前記クラッチの切り作動
に伴って、従動側クラッチ部材10のボス部外周にスプ
ラインを介して装着されたはすば駆動歯車14が、慣性
力によって先行回転するPTO軸15側から逆トルクを
受けて、PTO軸15に装着のはすば従動歯車16から
スラスト力を受けてクラッチハウジングに固着のブレー
キシュー17側に押圧され、ブレードの慣性回転を制止
するブレーキ作用が発揮されるようになっている。そし
て、前記従動側クラッチ部材10の伝動軸18に、前記
シリンダ室11に作動油を供給する油路19を穿孔して
あり、クラッチハウジングに設けたロータリ式のコント
ロールバルブV2 によって圧油が供給可能になってい
る。又、そのコントロールバルブV2 の外周部には切欠
部20を設けてあり、クラッチ切り時のシリンダ室11
からの排油をベアリング21に潤滑できるように構成し
てある。更に、前記コントロールバルブ20の内部に
は、前記回路保護用のリリーフバルブRbを組み込んで
あり、別途、リリーフバルブを設ける場合に比して構造
の簡素化を図ってある。
は、駆動側クラッチ部材9と従動側クラッチ部材10と
からなり、シリンダ室11への圧油の供給によって入り
作動可能、圧油の排出によるピストン12の戻しバネ1
3の付勢力によって切り作動可能に構成されている。
又、前記PTOクラッチPは、前記クラッチの切り作動
に伴って、従動側クラッチ部材10のボス部外周にスプ
ラインを介して装着されたはすば駆動歯車14が、慣性
力によって先行回転するPTO軸15側から逆トルクを
受けて、PTO軸15に装着のはすば従動歯車16から
スラスト力を受けてクラッチハウジングに固着のブレー
キシュー17側に押圧され、ブレードの慣性回転を制止
するブレーキ作用が発揮されるようになっている。そし
て、前記従動側クラッチ部材10の伝動軸18に、前記
シリンダ室11に作動油を供給する油路19を穿孔して
あり、クラッチハウジングに設けたロータリ式のコント
ロールバルブV2 によって圧油が供給可能になってい
る。又、そのコントロールバルブV2 の外周部には切欠
部20を設けてあり、クラッチ切り時のシリンダ室11
からの排油をベアリング21に潤滑できるように構成し
てある。更に、前記コントロールバルブ20の内部に
は、前記回路保護用のリリーフバルブRbを組み込んで
あり、別途、リリーフバルブを設ける場合に比して構造
の簡素化を図ってある。
【0011】次に、モーアMOの上昇に伴ってPTOク
ラッチPが自動的に切られる連係機構に付いて説明す
る。図1に示すように、モーア昇降用レバー24とPT
Oクラッチレバー25とをアウターワイヤ26aとイン
ナーワイヤ26bとからなる1本のプッシュプルワイヤ
26を介して連係してある。前記アウターワイヤ26a
の一端側は機体に固定し、他端側はモーア昇降用レバー
24に固定してある。前記インナーワイヤ26bの一端
側はリフトアーム6に固定し、他端側はPTOクラッチ
レバー25を貫通してスライド可能に設けてあり、その
終端部近傍にPTOクラッチレバー25と接当可能なス
トッパー27を設けてある。
ラッチPが自動的に切られる連係機構に付いて説明す
る。図1に示すように、モーア昇降用レバー24とPT
Oクラッチレバー25とをアウターワイヤ26aとイン
ナーワイヤ26bとからなる1本のプッシュプルワイヤ
26を介して連係してある。前記アウターワイヤ26a
の一端側は機体に固定し、他端側はモーア昇降用レバー
24に固定してある。前記インナーワイヤ26bの一端
側はリフトアーム6に固定し、他端側はPTOクラッチ
レバー25を貫通してスライド可能に設けてあり、その
終端部近傍にPTOクラッチレバー25と接当可能なス
トッパー27を設けてある。
【0012】上記構成によれば、モーア昇降用レバー2
4を上昇側に操作すると、アウターワイヤ26aが弛ん
でインナーワイヤ26bの端部に装着のストッパー27
がPTOクラッチレバー25に接当する位置まで近接す
る。その状態で、モーア昇降リンク機構Rのリフトアー
ム6が機体に対して一定以上持ち上げられると、今度
は、リフトアーム6によってインナーワイヤ26bが引
っ張られて入り位置にあるPTOクラッチレバー25が
切り位置に操作されることとなる。そして、モーア昇降
用レバー24を下降側に操作しての芝刈り作業中には、
前記モーアMOは、地面の凹凸に対してリフトロッド7
の長孔7aを介して地面の凹凸に追従することとなる
が、地上の大きな起伏に対して長孔7aで対処できなく
なると、リフトアーム6が下からの突き上げ力を受ける
こととなるが、モーア昇降用レバー24が下降側に操作
されていることによって、前記ストッパー27が入り位
置にあるPTOクラッチレバー25から遠ざかってお
り、前記リフトアーム6が上昇側に作動されても前記ス
トッパー27がPTOクラッチレバー25に接当するこ
とがなく、前記PTOクラッチPが地上の大きな起伏に
よって自動的に切断されることはない。前記モーアMO
を駆動する場合には、前記PTOクラッチレバー25を
手動によって入り操作することとなる。
4を上昇側に操作すると、アウターワイヤ26aが弛ん
でインナーワイヤ26bの端部に装着のストッパー27
がPTOクラッチレバー25に接当する位置まで近接す
る。その状態で、モーア昇降リンク機構Rのリフトアー
ム6が機体に対して一定以上持ち上げられると、今度
は、リフトアーム6によってインナーワイヤ26bが引
っ張られて入り位置にあるPTOクラッチレバー25が
切り位置に操作されることとなる。そして、モーア昇降
用レバー24を下降側に操作しての芝刈り作業中には、
前記モーアMOは、地面の凹凸に対してリフトロッド7
の長孔7aを介して地面の凹凸に追従することとなる
が、地上の大きな起伏に対して長孔7aで対処できなく
なると、リフトアーム6が下からの突き上げ力を受ける
こととなるが、モーア昇降用レバー24が下降側に操作
されていることによって、前記ストッパー27が入り位
置にあるPTOクラッチレバー25から遠ざかってお
り、前記リフトアーム6が上昇側に作動されても前記ス
トッパー27がPTOクラッチレバー25に接当するこ
とがなく、前記PTOクラッチPが地上の大きな起伏に
よって自動的に切断されることはない。前記モーアMO
を駆動する場合には、前記PTOクラッチレバー25を
手動によって入り操作することとなる。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】操作系の連係機構の作用状態を示す説明図
【図2】PTOクラッチの縦断面図
【図3】油圧回路図
【図4】全体側面図
6 昇降リンク 24 モーア昇降用レバー 25 PTOクラッチレバー 26 プッシュプルワイヤ 26a アウターワイヤ 26b インナーワイヤ 27 ストッパー R モーア昇降用リンク機構
Claims (1)
- 【請求項1】 モーア昇降用レバー(24)とPTOク
ラッチレバー(25)とをアウターワイヤ(26a)と
インナーワイヤ(26b)とからなる1本のプッシュプ
ルワイヤ(26)を介してモーア昇降用リンク機構
(R)のリフトアーム(6)に、そのアウターワイヤ
(26a)の端部をモーア昇降用レバー(24)に固定
した状態で、且つ、インナーワイヤ(26b)の端部を
PTOクラッチレバー(25)にスライド可能に連係し
た状態で設けると共に、前記モーア昇降用レバー(2
4)の操作方向を、上昇側の操作に伴って前記アウター
ワイヤ(26a)がリフトアーム(6)側に弛むように
設定して設け、前記PTOクラッチレバー(25)の操
作方向を、切り側の操作に伴ってインナーワイヤ(26
b)の端部をスライド可能に連係する部分がインナーワ
イヤ(26b)の端部に設けたストッパー(27)に相
対近接する方向に設定して設け、更に、前記ストッパー
(27)を、前記モーア昇降用レバー(24)が下降操
作位置にある場合、前記リフトアーム(6)が下からの
突き上げ力を受けて上昇側に作動されても前記ストッパ
ー(27)は、前記PTOクラッチレバー(25)には
接当せず、前記モーア昇降用レバー(24)が上昇操作
位置にある場合に、前記リフトアーム(6)の機体に対
する一定以上の上昇作動に伴って前記ストッパー(2
7)が前記PTOクラッチレバー(25)に接当して、
前記PTOクラッチレバー(25)を切り側に操作する
位置に設定して設けてある乗用型芝刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28653492A JPH06133631A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 乗用型芝刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28653492A JPH06133631A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 乗用型芝刈機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133631A true JPH06133631A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17705657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28653492A Pending JPH06133631A (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 乗用型芝刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133631A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009011217A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Iseki & Co Ltd | 乗用芝刈機 |
FR2936395A1 (fr) * | 2008-09-29 | 2010-04-02 | Kubota Kk | Tondeuse a conducteur porte comportant un mecanisme de retroaction du mouvement de soulevement de l'unite de tondeuse sur les leviers de commande de soulevement et d'embrayage de l'unite de tondeuse |
CN104396374A (zh) * | 2014-12-11 | 2015-03-11 | 隆鑫通用动力股份有限公司 | 梳草机离合系统 |
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- 1992-10-26 JP JP28653492A patent/JPH06133631A/ja active Pending
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