JPH10215609A - トラクタのサブコントロールバルブ取付装置 - Google Patents

トラクタのサブコントロールバルブ取付装置

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JPH10215609A
JPH10215609A JP2744097A JP2744097A JPH10215609A JP H10215609 A JPH10215609 A JP H10215609A JP 2744097 A JP2744097 A JP 2744097A JP 2744097 A JP2744097 A JP 2744097A JP H10215609 A JPH10215609 A JP H10215609A
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JP
Japan
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gear
control valve
pto
shaft
sub
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JP2744097A
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Junichi Oshita
淳一 大下
Hirofumi Tsuchiya
裕文 土谷
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブコントロールバルブの設置スペースを確
保する際の改良コストを抑え、且つメンテナンスを容易
に行えるようにする。 【解決手段】 ミッションケース13の後上面に開放部
19が設けられているトラクタに於いて、該開放部19
をプレート21にて遮蔽する。このプレート21にサブ
コントロールバルブ61,63を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラクタのサブコン
トロールバルブ取付装置に関するものであり、主とし
て、芝刈りや路上メンテナンス等に使用されるトラクタ
のサブコントロールバルブ取付装置に関するものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般的なトラクタは、
機体の後部に作業機を昇降するためのリフトシリンダを
設けるので、ミッションケースの後上面を開放した構成
となっている。しかしながら、このようなトラクタをベ
ースとして芝刈り機を構成したり、路上メンテナンス等
を行うトラクタを専用に構成するときは、極力改良コス
トを抑えることが必要である。また、各種専用のサブコ
ントロールバルブを複数個取り付けるための設置スペー
スが必要となり、この設置スペースはメンテナンスを容
易に行える場所が好ましい。
【0003】そこで、サブコントロールバルブの設置ス
ペースを確保する際の改良コストを抑え、且つメンテナ
ンスを容易に行えるようにするために解決すべき技術的
課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、後上面を開放したミ
ッションケースを有するトラクタに於いて、前記ミッシ
ョンケースの開放部を遮蔽部材にて遮蔽し、この遮蔽部
材に、車体の油圧機構を作動する複数のサブコントロー
ルバルブを併設可能に構成したトラクタのサブコントロ
ールバルブ取付装置を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1はトラクタを示し、機体11の
前部にエンジン12を搭載し、該エンジン12の動力は
ミッションケース13内の変速装置にて減速されて、走
行車輪14やリヤPTO軸15へ伝達される。また、機
体11の下部にリンク機構16を介してモア17が昇降
自在に設けられており、ミッドPTO軸18から該モア
17へ動力が伝達される。尚、前記ミッションケース1
3の後上面には開放部19があり、一般のトラクタでは
作業機昇降用のリフトシリンダを収納するために、この
開放部19に二点鎖線で示すようなシリンダケース20
を装着するが、本発明ではこの開放部19をプレート2
1等の遮蔽部材にて遮蔽し、このプレート21に後述す
るサブコントロールバルブが取り付けられている。
【0006】図2及び図3に示すように、ミッションケ
ース13の前部にはHST24が設けられており、前記
エンジン12の動力は主クラッチを経てHST24のポ
ンプ軸25へ入力される。HST24が駆動されると、
トラニオン軸26の回転角度に応じてモータ軸27の回
転が減速される。また、ポンプ軸の後端部25aには、
トラニオン軸26の回転角度に拘わらず、HST24へ
入力された回転がそのままへ出力される。
【0007】モータ軸27と平行に第1走行軸30及び
中間軸31が枢着され、第1走行軸30の前端に大径の
第1走行ギヤ32及び小径の第2走行ギヤ33が嵌着さ
れる。また、中間軸31にスライダ34を前後動自在に
スプライン嵌合し、このスライダ34に小径の第3走行
ギヤ35及び大径の第4走行ギヤ36が形成されてい
る。
【0008】モータ軸27に嵌着された出力ギヤ37と
中間軸31の前端に嵌着された入力ギヤ38は常時噛合
しており、この噛合によってモータ軸27の回転が中間
軸31へ伝達される。シフタ(図示せず)の操作により
前記スライダ34が最前部へ移動すれば、第1走行ギヤ
32と第3走行ギヤ35が噛合して第1走行軸30は低
速回転で駆動され、前記スライダ34が最後部へ移動す
れば、第2走行ギヤ33と第4走行ギヤ36が噛合して
第1走行軸30は高速回転で駆動される。該第1走行軸
30の回転はピニオンギヤ39からディファレンシャル
ギヤ(図示せず)を介して走行車輪14へ伝達される。
【0009】尚、後述する第2PTO軸47に大小一組
のカウンタギヤ40が遊嵌されており、該カウンタギヤ
40の大ギヤが第2走行ギヤ33に噛合している。前記
スライダ34がやや後方へ移動して第4走行ギヤ36と
カウンタギヤ40の小ギヤが噛合したときは、第4走行
ギヤ36の回転がカウンタギヤ40を介して第2走行ギ
ヤ33へ伝達されるため、第1走行軸30が逆回転で駆
動され、機体11を後進させることができる。
【0010】一方、ポンプ軸25には第1PTO軸45
が連結され、該第1PTO軸45の後端に第1PTOギ
ヤ46を遊嵌してある。第1PTO軸45と平行に第2
PTO軸47が嵌着され、この第2PTO軸47にスラ
イダ48を前後動自在にスプライン嵌合し、該スライダ
48の後部に第2PTOギヤ49を遊嵌する。また、第
1走行軸30の後端に大小一組の中間ギヤ50を遊嵌
し、前記第1PTOギヤ46と第2PTOギヤ49との
間にこの中間ギヤ50を噛合させる。
【0011】而して、ポンプ軸25の回転は油圧式多板
式のPTOクラッチ51を介して第1PTOギヤ46に
伝達され、中間ギヤ50を経て第2PTOギヤ49が第
2PTO軸47上を遊転する。前記スライダ48を後方
へ移動してスライダ48の爪と第2PTOギヤ49の爪
を噛み合わせれば、スライダ48と第2PTOギヤ49
と第2PTO軸47とが一体となって回転する。第2P
TO軸47の後端には第3PTOギヤ52が嵌着され、
該第3PTOギヤ52に噛合している第4PTOギヤ5
3を経て、リヤPTO軸15へPTO動力が伝達され
る。
【0012】更に、第2PTO軸47と平行に補助軸5
6が設けられ、この補助軸56に補助ギヤ57を遊嵌し
て前記第2PTOギヤ49に噛合させる。また、ミッド
PTO軸18の後端に前後スライド可能な入力ギヤ58
が嵌着され、この入力ギヤ58と補助ギヤ57が噛合す
る。前記スライダ48と第2PTOギヤ49との係合如
何に拘わらず、第2PTOギヤ49の回転は補助ギヤ5
7を介して入力ギヤ58へ伝達され、該入力ギヤ58を
前後動させて補助ギヤ57との噛合を入切りすれば、ミ
ッドPTO動力を任意にオン・オフすることができる。
図1に示した前記モア17のブレードは、ミッドPTO
軸18から得られるミッドPTO動力で回転駆動され
る。
【0013】ここで、図1に示したように、機体11の
下部にモア17を装着して芝刈り専用機として使用する
場合は、前記ミッションケース13の開放部19をプレ
ート21にて遮蔽し、図2及び図3に示すように、この
プレート21にサブコントロールバルブ61が取り付け
られる。
【0014】サブコントロールバルブ61には分流バル
ブ62から分岐された圧力油が供給され、前記モア17
を昇降するための油圧機構を作動させる。また、前記モ
ア17とは別に、例えばフロントローダ等の他の油圧機
器を追加装備した場合は、該サブコントロールバルブ6
1に他のサブコントロールバルブ63をスタックすれ
ば、追加装備した他の油圧機器を作動させることができ
る。
【0015】図4は要部の油圧回路を示し、メインポン
プ70の吐出油は分流バルブ71によってパワーステア
リング装置72の回路とPTOクラッチ51の回路とに
分流される。前記分流バルブ71からパワーステアリン
グ装置72の回路へ分流された油は、ステアリングが操
舵されたときにステアリングシリンダ73の何れかのポ
ートへ供給され、ステアリング操舵角に応じて前輪が左
右どちらかへ回向する。また、パワーステアリング装置
72の後段にHSTチャージ回路74が接続されてい
る。
【0016】一方、前記分流バルブ71からPTOクラ
ッチ51の回路へ分流された油は、もう一つの分流バル
ブ62により更に分流され、クラッチ操作用のコントロ
ールバルブ75により制御されてPTOクラッチ51が
作動する。また、リリーフバルブ76からリリーフした
油の一部が、PTOクラッチ51の潤滑回路77へ供給
される。
【0017】ここで、前記分流バルブ62から圧力油の
一部がサブコントロールバルブ61へ分流される。該サ
ブコントロールバルブ61を操作することにより、モア
昇降シリンダ78が伸縮して、図1に示したリンク機構
16を介してモア17が昇降する。尚、図示は省略する
が、該サブコントロールバルブ61に他のサブコントロ
ールバルブ63をスタックした場合は、他のサブコント
ロールバルブ63にも圧力油が供給されて、他の油圧機
器を作動させることができる。
【0018】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではミッシ
ョンケースの後上面の開放部を遮蔽部材で遮蔽し、この
遮蔽部材にサブコントロールバルブを複数並列に装着可
能にしたので、サブコントロールバルブの設置スペース
を極力コンパクトに構成できる。また、操縦席を取り外
すか、或いは前方へ回動するだけでサブコントロールバ
ルブの取付部が現れるので、他の機材に干渉されること
なく、サブコントロールバルブのメンテナンスを容易に
行える。また、構成が簡素であるので、サブコントロー
ルバルブを設置する際の改良コストを低廉に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】トラクタの側面図。
【図2】ミッションケースの要部平面図。
【図3】ミッションケースの要部展開断面図。
【図4】要部の油圧回路図。
【符号の説明】
13 ミッションケース 19 開放部 21 プレート 61 サブコントロールバルブ 63 サブコントロールバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後上面を開放したミッションケースを有
    するトラクタに於いて、前記ミッションケースの開放部
    を遮蔽部材にて遮蔽し、この遮蔽部材に、車体の油圧機
    構を作動する複数のサブコントロールバルブを併設可能
    に構成したことを特徴とするトラクタのサブコントロー
    ルバルブ取付装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062620A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Iseki & Co Ltd トラクタのパワーステアリング装置
WO2016060060A1 (ja) * 2014-10-15 2016-04-21 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2016077204A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両
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