JPH06133366A - 通信バス駆動回路 - Google Patents

通信バス駆動回路

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JPH06133366A
JPH06133366A JP27873892A JP27873892A JPH06133366A JP H06133366 A JPH06133366 A JP H06133366A JP 27873892 A JP27873892 A JP 27873892A JP 27873892 A JP27873892 A JP 27873892A JP H06133366 A JPH06133366 A JP H06133366A
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JP
Japan
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bus
current
voltage
potential
point
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JP27873892A
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Masaru Nagao
勝 長尾
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジオノイズを低減する。 【構成】 コンプリメンタリ信号発生ブロック10によ
り、コンプリメンタリな電圧信号をB点基準で並列発生
させる。電圧信号をアンプAMP2及びAMP3に供給
し、+バス及び−バスを駆動する。各駆動電流を抵抗R
1及びR2により検出し、電流補正フィードバックブロ
ック12が駆動電流間の差に応じてB点の電位を補正す
る。B点電位の変化により電圧信号の基準が変わり、駆
動電流差が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ツイストペア線から構
成される通信バスを駆動する通信バス駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されるプロセッサ間で通信
を行う場合等、互いに隔離配置された複数個のコンピュ
ータ間で情報を授受するためには、通信バス等、これら
を接続する手段が必要である。通信バスを用いる場合、
通信バス駆動回路が必要である。
【0003】この通信バスは、周囲にラジオノイズの影
響を受けやすい装置、配線の近傍で用いられることがあ
る。例えば上述の自動車において、通信バスからラジオ
ノイズが発生すると、このノイズがアンテナ線等に重畳
し、悪影響を与える恐れがある。このような不具合を避
けるため一般に用いられる手法としては、通信バスをア
ンテナ線等と隔離して敷設する、あるいはラジオノイズ
の影響を受けやすい装置を完全にシールドする等の手法
があるが、これらの手法には、配置スペースやアンテナ
線側の性能等に関連した限界がある。
【0004】通信バスによって伝送しようとする信号が
例えば100〜200kHzの場合には、ラジオノイズ
低減の手法として、コンプリメンタリな信号をツイスト
ペア線により伝送させるという手法が有効である。具体
的には、図5(a)に示されるように立ち上がりがなま
った電圧信号を、図5(b)に示されるように所定の電
位を中心として対称に生成して、コンプリメンタリな関
係を有する電圧信号を得る。この電圧信号により通信バ
スたるツイストペア線を駆動する。すると、電圧波形の
なまり(台形の電圧波形)によって駆動信号に含まれる
電圧及び電流信号の高周波成分が低減されると共に、コ
ンプリメンタリな関係によって輻射が相殺されるから、
ラジオノイズが好適に抑制される。
【0005】このような動作を実現するバス駆動回路と
しては、第1に、供給される駆動信号に基づき電圧信号
を生成して+バス及び−バスのうち一方を駆動し、次に
この電圧信号を反転させた電圧信号により他方を駆動す
る構成がある。ここに、+バス及び−バスの駆動手段と
しては、アンプ(バッファ)等を用いる。このような手
法によってバスを駆動した場合には、実際に+バス及び
−バスの電圧及び電流の波形が互いに対称とならず、特
に、バスを駆動する際に出力される電流は、バスに寄生
する容量のために高周波成分を含みやすく、結果として
ノイズが発生してしまうことが多い。
【0006】そこで、第2の構成として、+バス及び−
バスのうち一方の電圧波形又は電流波形を検出し他方の
電圧波形又は電流波形を補正する構成が考えられる。例
えば、電圧波形を検出し、補正する技術が特開平4−2
19035号公報に開示されており、又、電流波形を検
出し、補正するものとして、図6の回路が知られてい
る。この図に示される回路は、通信バスを構成する+バ
ス及び−バスを、それぞれアンプAMP11及びAMP
12により駆動する回路である。
【0007】駆動信号は、+バス駆動用のバッファとし
て機能するアンプAMP11の非反転入力端子に入力さ
れている。アンプAMP11の出力端は、抵抗R21、
ダイオードD1及び抵抗R22を介して電源Vccに接
続されており、+バスは抵抗R21を介して電源Vcc
に、ダイオードD1及び抵抗R22を介してアンプAM
P11の出力端に、それぞれ接続されている。従って、
+バスに流れる電流は、アンプAMP11の出力端電圧
により変化する。言い換えれば、アンプAMP11は+
バスを駆動している。
【0008】アンプAMP12の反転入力端子には、ア
ンプAMP11の出力端が抵抗R27を介して接続され
ている。アンプAMP12の反転入力端子側利得はこの
抵抗R27及び帰還抵抗R28により決定されるが、通
常は1に設定する。アンプAMP12の出力端は、抵抗
R23、ダイオードD2及び抵抗R24を介して接地さ
れており、ダイオードD2と抵抗R24の接続点が、−
バスに接続されている。これら抵抗R23、ダイオード
D2及び抵抗R24は、抵抗R21、ダイオードD1及
び抵抗R22とその定数値を合わせた設計とする。従っ
て、アンプAMP12は−バスを+バスとコンプリメン
タリな電圧波形で駆動する。
【0009】さらに、アンプAMP12の非反転入力端
子には、抵抗R22のダイオードD1側端が抵抗R25
を介して接続されている。非反転入力端子側利得はこの
抵抗R25及び帰還抵抗R26により決定されるが、通
常は1に設定する。ここに、抵抗R22は、+バスに流
れる電流を検出するための抵抗であり、抵抗R23は、
−バスに流れる電流を検出するための抵抗である。従っ
て、+バスに流れる電流の変動が生じると、+バスに流
れる電流と−バスに流れる電流との差がアンプAMP1
2の入力端子電位に反映し、アンプAMP12の出力端
電位が変動する。この変動は、+バスに流れる電流と−
バスに流れる電流との差を抑制するように働く。従っ
て、+バスに流れる電流の電流変動にもかかわらず、+
バス及び−バスそれぞれに流れる電流の対称性がおおむ
ね好適に保たれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバス駆
動回路においては、+バス及び−バスそれぞれに流れる
電流の対称性の向上に限界があった。例えば図6のよう
な回路構成においては、アンプAMP12の遅れによ
り、+バスに流れる電流の波形に対して−バスに流れる
電流が遅れる。例えば100kHzで駆動する回路にお
いては、40nsec程度の遅れがアンプAMP12に
より生じてしまう。この遅れは、特に電圧波形の立上が
りや立ち下がりの時点でのラジオノイズの発生原因とな
る。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、アンプ等による遅
れを回避してより一層ラジオノイズを低減できるように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の通信バス駆動回路は、通信バスを構
成するツイストペア線の各線に各々対応する2種類の電
圧信号を、所定点の電位に対して対称となるよう、同一
の駆動信号を基礎として個別発生させるコンプリメンタ
リ信号発生ブロックと、対応する電圧信号に基づき電流
信号を対応する線に供給するよう、前記ツイストペア線
の各線に対応して設けられた2個の駆動手段と、2種類
の電流信号の値をそれぞれ検出し、両者の差が小さくな
るよう前記所定点の電位を変動させる電流補正フィード
バックブロックと、を備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、まずコンプリメンタリ信号
発生ブロックにより2種類の電圧信号が生成される。こ
の電圧信号は、通信バスたるツイストペア線の各線(+
バス及び−バス)それぞれの駆動に用いられる。すなわ
ち、これらの電圧信号は、それぞれ対応する駆動手段に
供給され、駆動手段はこれに基づき電流信号を供給し対
応する線を駆動する。
【0014】ここに、本発明においては、上記の電圧信
号が、所定点の電位に対して対称(コンプリメンタリ)
となるよう、同一の駆動信号を基礎として個別生成され
る。すなわち、一方の電圧信号を駆動信号に基づき生成
した上で他方の電圧信号をこの電圧信号に基づき生成す
るのではなく、2種類の電圧信号を並行して生成する。
この生成の際用いる所定点の電位は、電流補正フィード
バックブロックにより逐次補正される。すなわち、電流
補正フィードバックブロックにより2種類の電流信号の
値がそれぞれ検出され、検出結果に基づき両電流信号の
差が小さくなるよう、所定点の電位が変動制御される。
この結果、2種類の電圧信号間の時間差が抑制され、電
流対称性が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0016】図1には、本発明の概念構成が示されてい
る。この図に示されるように、本発明は、コンプリメン
タリ信号発生ブロック10、電流補正フィードバックブ
ロック12及び抵抗R1及びR2を備えている。ただ
し、この図では、簡略化のため駆動手段は省略してい
る。
【0017】コンプリメンタリ信号発生ブロック10
は、駆動信号の供給を受けコンプリメンタリな電圧信号
を発生させる。その際、電流補正フィードバックブロッ
ク12からフィードバックされる対称点電圧を基準電圧
とする。図示しない駆動手段は電圧信号の供給を受け+
バス及び−バスを駆動する。抵抗R1及びR2は、+バ
ス及び−バスに出力する電流を検出する電流検出用抵抗
であり、その両端の電圧は電流補正フィードバックブロ
ック12により検出される。電流補正フィードバックブ
ロック12は、検出結果に基づき対称点電圧をフィード
バック制御し、電流対称性を確保する。
【0018】図2には、本発明の第1実施例に係る通信
バス駆動回路の回路構成が示されている。この図に示さ
れる回路は、コンプリメンタリ信号発生ブロック10、
電流補正フィードバックブロック12、A点電位クラン
プ回路14、抵抗R1及びR2並びにバス駆動用アンプ
AMP2及びAMP3を備えている。
【0019】この図に示される回路においては、コンプ
リメンタリ信号発生ブロック10として、差動アンプ1
6、カレントミラー回路18、20、22及び24並び
にコンプリメンタリ信号生成用抵抗R3及びR4から構
成される回路が用いられる。差動アンプ16の一方の入
力端は定電位に固定されており、他方の入力端には駆動
信号が供給される。駆動信号による電流がカレントミラ
ー回路18に流れると、これと等しい電流がカレントミ
ラー回路22に供給される。上記定電位による電流がカ
レントミラー回路20に流れると、これと等しい電流が
カレントミラー回路24に供給される。カレントミラー
回路18の出力トランジスタのうち一つはカレントミラ
ー回路24の出力トランジスタ及び抵抗R4に接続され
ており、同様にカレントミラー回路20の出力トランジ
スタのうち一つはカレントミラー回路22の出力トラン
ジスタ及び抵抗R3に接続されているから、抵抗R3及
びR4には、差動アンプ16の差動入力、ひいては駆動
信号電圧値により定まる値の電流が流れる。抵抗R3と
R4は等しい値の抵抗であり、従って、抵抗R3及びR
4それぞれの両端の電圧は、その接続点であるB点の電
位を対象としたコンプリメンタリな電圧信号となる。す
なわち、帰還アンプを用いて一方の電圧信号を反転させ
て他方の電圧信号を生成する手法を用いていないため、
反転用のアンプ等による遅れが生じることがなく、電圧
信号間の時間差が極めて小さくなる。
【0020】抵抗R3の一端は、バス駆動用アンプAM
P2の非反転入力端子に接続されている。同様に、抵抗
R4の一端は、バス駆動用アンプAMP3の非反転入力
端子に接続されている。バス駆動用アンプAMP2及び
AMP3はそれぞれバッファとして機能し、それぞれD
点及びE点の電位により+バス又は−バスを駆動する。
【0021】バスを駆動する際流れる電流は、それぞ
れ、D点と+バスの間及びE点と−バスの間に設けられ
た電流検出用抵抗R1及びR2に流れる。電流補正フィ
ードバックブロック12は、電流検出用抵抗R1及びR
2両端の電位を+バス又は−バスの駆動電流の検出値と
して入力し、これらを用いてB点電位をフィードバック
補正する。電流補正フィードバックブロック12は、こ
の補正のためのフィードバックアンプとしてB点電位シ
フト用アンプAMP1を備えている。
【0022】B点電位シフト用アンプAMP1の入力端
子のうち反転入力端子は、抵抗R5とR6の接続点であ
るC点に接続されている。抵抗R5及びR6の他端は、
それぞれD点及びE点に接続されている。また、B点電
位シフト用アンプAMP1の入力端子のうち非反転入力
端子は、抵抗R7とR8の接続点であるA点に接続され
ている。抵抗R7及びR8の他端は、それぞれ抵抗R1
及びR2のバス側端に接続されており、当該バス側端は
それぞれ抵抗R9又はR10を介して電源Vccに接続
されあるいは接地されている。抵抗R1とR2、R5と
R6、R7とR8、R9とR10は、互いに等しい値に
設定する。
【0023】このような接続によって、抵抗R7及びR
8はB点電位シフト用アンプAMP1から見てA点電位
変動検出用抵抗として機能することとなり、抵抗R5及
びR6はC点電位変動検出用抵抗として機能することと
なる。抵抗R1及びR2に流れる電流が互いに等しけれ
ば、A点電位変動検出用抵抗R7及びR8によって検出
されるA点電位と、C点電位変動検出用抵抗R5及びR
6によって検出されるC点電位とは等しくなり、各アン
プのオフセット、各抵抗のペア性が理想状態にあれば、
A点、B点、C点の電位は等しくなる。
【0024】しかし、仮に抵抗R1及びR2に流れる電
流に差が生じたとすると、A点の電位とC点の電位が等
しくなくなる。例えば抵抗R1に流れる電流が抵抗R2
に流れる電流より大きくなろうとした場合、抵抗R1両
端の電圧は抵抗R2両端の電圧より大きくなるから、
(C点電位)<(A点電位)となり、B点電位シフト用
アンプAMP1の出力端電位がこれに応じて高くなる。
B点電位シフト用アンプAMP1の出力端はB点に接続
されており、従ってこの場合、B点電位の上昇に伴いア
ンプAMP1及びAMP2への入力電圧が上昇する。ア
ンプAMP1及びAMP2への入力電圧が上昇するとD
点及びE点の電位が上るから、抵抗R1の両端の電圧が
低下しかつ抵抗R2の両端の電圧が上昇する。言い換え
れば、+バスの駆動電流が減少し、−バスの駆動電流が
増大する。すなわち、抵抗R1に流れる電流が抵抗R2
に流れる電流より大きくなろうとした場合、これを相殺
する方向に、アンプAMP1及びAMP2への入力電圧
が変化する。なお、抵抗R1に流れる電流が抵抗R2に
流れる電流より小さくなろうとした場合も、これと同様
の説明が成り立つ。
【0025】従って、本実施例によれば、先に説明した
ようにコンプリメンタリ信号発生ブロック10により時
間的なずれが極めて小さい電圧信号を発生させると共
に、電流補正フィードバックループ12により電圧信号
の基準となるB点電圧を電流差に応じて逐次補正してい
るため、当該電流差に起因するラジオノイズが極めて抑
制される。
【0026】さらに、この実施例においては、A点電位
クランプ回路14によりフォールトトレランス機能が実
現されている。A点電位クランプ回路14は、NPNト
ランジスタTr1のコレクタを電源Vccに接続し、P
NPトランジスタTr2のコレクタを接地し、両者のエ
ミッタを接続し、さらに両者のベース電位をVcc/2
に固定した構成である。
【0027】図2に示されるようにトランジスタTr1
及びTr2のエミッタをA点に接続した場合を考えるこ
ととすると、+バス及び−バスが正常な状態では、アン
プAMP1及びAMP2が駆動力を有しているため、A
点電位がA点電位クランプ回路14の付加により左右さ
れることはない。しかし、例えば+バスが電源短絡した
場合には、抵抗R1及びR2の両端の電圧とは無関係
に、A点電位クランプ回路14によりA点が電位Vcc
/2+VF(ただしVFはトランジスタTr1及びTr
2のしきい値電圧)にクランプされる。すなわち、トラ
ンジスタTr1及びTr2がA点電位クランプ用トラン
ジスタとして機能する。この場合、アンプAMP2が十
分な駆動力を有しているとすれば、前述のフィードバッ
ク動作によって、D点電位とE点電位とがC点に対して
対称となる。従って、+バスが電源短絡していても、−
バスを駆動することが可能であり、ラジオノイズ抑制の
効果は得られないものの、少なくとも通信は可能な状態
に維持される。これは、図6の従来例において+バスが
電源短絡すると−バスによる通信も不能になることと比
べ、顕著な効果である。なお、−バスの地絡等の場合も
同様である。
【0028】図3には、本発明の第2実施例に係る通信
バス駆動回路の回路構成が示されている。この図に示さ
れる回路も第1実施例と同様に電流補正フィードバック
ループ12、抵抗R1及びR2並びにアンプAMP2及
びAMP3を備えている。この実施例では、第1実施例
のコンプリメンタリ信号発生回路10に相当する構成
が、アンプAMP2及びAMP3の利得設定として実現
されている。
【0029】すなわち、駆動信号はアンプAMP2の反
転入力端子及びアンプAMP3の非反転入力端子に供給
されており、抵抗R11、R12、R13及びR14
は、駆動信号に対するアンプAMP2の利得が−R12
/R11となり、アンプAMP3の利得が1+R14/
R13となるよう、接続されている。また、アンプAM
P1の出力端(B点)は、一方でアンプAMP2の非反
転入力端子に、他方で抵抗R13を介してアンプAMP
3に、接続されている。
【0030】従って、これらの利得を等しく、すなわち R12/R11=1+R14/R13 に設定すると、図4に示されるようにB点電位を基準と
して対称なD点電位及びE点電位が得られることとな
る。また、電流フィードバックも第1実施例と同様に加
わる。さらに、この図ではA点電位クランプ回路を示し
ていないが、この回路を付加することは容易である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定点の電位に対して対称(コンプリメンタリ)となる
よう2種類の電圧信号を同一の駆動信号を基礎として個
別生成すると共に、当該所定点の電位を通信バスの駆動
に係る電流信号の検出結果に基づき逐次補正するように
したため、2種類の電圧信号間の時間差が抑制され、電
流対称性が向上する。この結果、ラジオノイズが抑制さ
れ、例えば自動車の車載プロセッサ間の通信に適する通
信バス駆動回路が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る通信バス駆動回路の
構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る通信バス駆動回路の
構成を示す回路図である。
【図4】第2実施例における電圧波形を示す図である。
【図5】ラジオノイズ低減手法を説明するための図であ
り、図5(a)は電圧波形のなましを、図5(b)はコ
ンプリメンタリな電圧波形を、それぞれ示す図である。
【図6】一従来例に係る通信バス駆動回路の構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
10 コンプリメンタリ信号発生ブロック 12 電流補正フィードバックブロック 14 A点電位クランプ回路 AMP1 B点電位シフト用アンプ(フィードバックア
ンプ) AMP2,AMP3 バス駆動用アンプ R1,R2 電流検出用抵抗 R3,R4 コンプリメンタリ信号生成用抵抗 R5,R6 C点電位変動検出用抵抗 R7,R8 A点電位変動検出用抵抗 R11,R12,R13,R14 駆動信号増幅用抵抗 Tr1,Tr2 A点電位クランプ用トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 25/08 Z 8226−5K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信バスを構成するツイストペア線の各
    線に各々対応する2種類の電圧信号を、所定点の電位に
    対して対称となるよう、同一の駆動信号を基礎として個
    別発生させるコンプリメンタリ信号発生ブロックと、 対応する電圧信号に基づき電流信号を対応する線に供給
    するよう、前記ツイストペア線の各線に対応して設けら
    れた2個の駆動手段と、 2種類の電流信号の値をそれぞれ検出し、両者の差が小
    さくなるよう前記所定点の電位を変動させる電流補正フ
    ィードバックブロックと、 を備えることを特徴とする通信バス駆動回路。
JP27873892A 1992-10-16 1992-10-16 通信バス駆動回路 Pending JPH06133366A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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