JPH11163948A - 信号伝送回路 - Google Patents

信号伝送回路

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JPH11163948A
JPH11163948A JP9329816A JP32981697A JPH11163948A JP H11163948 A JPH11163948 A JP H11163948A JP 9329816 A JP9329816 A JP 9329816A JP 32981697 A JP32981697 A JP 32981697A JP H11163948 A JPH11163948 A JP H11163948A
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JP
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transmission
transmission lines
driver
resistor
drivers
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JP9329816A
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English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
隆 渡辺
Yoshihiro Jin
吉廣 神
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導性の雑音を低減する信号伝送回路を提供
する。 【解決手段】 複数からなる伝送線路のそれぞれの送信
側に、到来した値が段階的に定められた多値伝送信号と
同一の論理レベルに伝送線路を駆動するドライバと、伝
送線路のそれぞれの受信側に、伝送線路の論理レベルに
基づいて多値伝送信号を検出して出力するレシーバとを
備えた信号伝送回路において、伝送線路の2本毎の全て
又は一部の組み合わせについて、その1組の伝送線路間
に接続され、組を構成する伝送線路のそれぞれに流れる
電流ベクトルの和を減らし、伝送線路のそれぞれの論理
レベル関係を保持する伝送線路間接続回路を有する。ま
た、ドライバとこのドライバに接続された伝送線路との
間に接続され、ドライバの出力インピーダンスとこのド
ライバに接続された上記伝送線路に固有な特性インピー
ダンスとを整合するインピーダンス整合回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号伝送回路に関
し、例えば、2値伝送信号の授受を行う伝送装置に適用
し得るものである。
【0002】
【従来の技術】図2(a)は、従来の2値伝送信号の授
受を行う信号伝送回路の構成を示しており、伝送線路3
の送信側に入力端子1とドライバ2とが設けられ、伝送
線路3の受信側にレシーバ4と出力端子5とが設けられ
ている。送信側において、入力端子1から2値伝送信号
SIN1がドライバ2に到来すると、ドライバ2では、
その到来した2値伝送信号と同一の論理になるように、
伝送線路3が電圧駆動され、一方、レシーバ4では、電
圧駆動された伝送線路3の電圧レベルに基づいて2値伝
送信号が検出されると共に、その検出された2値伝送信
号と同一の論理の2値伝送信号が出力端子5に与えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2値伝送信号の授受を行う信号伝送回路には、以下のよ
うな課題があった。
【0004】すなわち、ドライバ2が伝送線路3を駆動
するときに、図2(b)に示すように、ドライバ2の電
源Vcc、ドライバ2、伝送線路3、レシーバ4、レシ
ーバ4のグランドGND、ドライバ2の電源Vcc、の
経路でループ状に電流が流れ、この経路からクロストー
ク雑音等の誘導性の雑音が発生するという課題があっ
た。
【0005】そのため、誘導性の雑音の発生を低減する
信号伝送回路が求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、複数からなる伝送線路のそれぞれの送信
側に、到来した値が段階的に定められた多値伝送信号と
同一の論理レベルに伝送線路を駆動するドライバと、伝
送線路のそれぞれの受信側に、伝送線路の論理レベルに
基づいて多値伝送信号を検出して出力するレシーバとを
備えた信号伝送回路において、以下のようにした。
【0007】すなわち、伝送線路の2本毎の全て又は一
部の組み合わせについて、その1組の伝送線路間に接続
され、組を構成する伝送線路のそれぞれに流れる電流ベ
クトルの和を減らし、伝送線路のそれぞれの論理レベル
関係を保持する伝送線路間接続回路を有する。
【0008】ここで、ドライバとこのドライバに接続さ
れた伝送線路との間に接続され、ドライバの出力インピ
ーダンスとこのドライバに接続された伝送線路に固有な
特性インピーダンスとを整合するインピーダンス整合回
路を有することは好ましい。
【0009】以上のように、本発明によれば、伝送線路
の2本毎の全て又は一部の組み合わせについて、その1
組の伝送線路間に接続され、組を構成する伝送線路のそ
れぞれに流れる電流ベクトルの和を減らし、伝送線路の
それぞれの論理レベル関係を保持する伝送線路間接続回
路を有するので、クロストーク雑音等の誘導性の雑音の
発生を低減することができる。
【0010】ここで、ドライバとこのドライバに接続さ
れた伝送線路との間に接続され、ドライバの出力インピ
ーダンスとこのドライバに接続された伝送線路に固有な
特性インピーダンスとを整合するインピーダンス整合回
路を有する場合には、ドライバとこのドライバに接続さ
れた伝送線路との間での反射を防止し、レシーバに入力
される論理レベル関係の歪みを低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明による信号伝送回路の第1の実施形態を、
図面を参照しながら詳述する。ここで、図1がこの第1
の実施形態の構成を示すブロック図であり、図3がその
各部信号波形図である。
【0012】図1において、この第1の実施形態の信号
伝送回路は、互いに隣接した伝送線路13及び23の送
信側に入力端子11及び21とドライバ12及び22と
が設けられ、伝送線路13及び23の受信側に抵抗30
とレシーバ14及び24と出力端子15及び25とが設
けられている構成を有する。
【0013】入力端子11及び出力端子15間には入力
端子11側からドライバ12、伝送線路13及びレシー
バ14が直列に接続され、また、入力端子21及び出力
端子25間には入力端子21側からドライバ22、伝送
線路23及びレシーバ24が直列に接続され、さらに、
伝送線路13及びレシーバ14の接続点と伝送線路23
及びレシーバ24の接続点との間には抵抗30が接続さ
れている。
【0014】ドライバ12及び22は、入力端子11及
び12から2値伝送信号SIN1及びSIN2が到来す
ると、その到来した2値伝送信号と同一の論理になるよ
うに、伝送線路13及び23を電圧駆動するものであ
る。
【0015】なお、この第1の実施形態のドライバ12
及び22は、ドライバ12及び22に入力された2値伝
送信号の論理が互いに同一であるときに、その2値伝送
信号い基づいてドライバ12及び22が電圧駆動した伝
送線路13及び23の電圧レベルは互いに同一になる、
ようになされたものである。
【0016】レシーバ14及び24は、電圧駆動された
伝送線路13及び23の電圧レベルに基づいて2値伝送
信号を検出すると共に、その検出した2値伝送信号と同
し論理の2値伝送信号SOUT1及びSOUT2を出力
端子5に与えるものである。
【0017】したがって、この第1の実施形態の信号伝
送回路は、入力端子11及び12に到来した2値伝送信
号SIN1及びSIN2と同一の論理の2値伝送信号S
OUT1及びSOUT2を出力端子15及び25に与え
る、ようになされたものである。
【0018】なお、この第1の実施形態のレシーバ14
及び24は、レシーバ14及び24と伝送線路13及び
23との間に流れる電流が無視できるような入力インピ
ーダンスを有するものである。
【0019】この第1の実施形態の抵抗30は、ドライ
バ12及び22により電圧駆動された伝送線路13及び
23における抵抗30との接続点の電圧レベルが互いに
同一である(論理が同一である)ときには、抵抗30に
電流が流れないため、ドライバ12及び22が駆動した
電圧レベルがレシーバ14及び24に与えられる、よう
になされたものである。
【0020】また、この第1の実施形態の抵抗30は、
ドライバ12及び22により電圧駆動された伝送線路1
3及び23における抵抗30との接続点の電圧レベルが
互いに同一でない(論理が異なる)ときには、論理”
H”に駆動するドライバ12又は22の電源Vcc、伝
送線路13又は23、抵抗30、伝送線路23又は1
3、論理”L”を駆動するドライバ22又は12のグラ
ンド、の経路で電流を流がし、この電流による抵抗30
の両端の電圧レベル差、すなわち、伝送線路13及び2
3における抵抗30との接続点間の電圧レベル差によ
り、伝送線路13及び23の終端部分の電圧レベルを保
持してレシーバ14及び24に与え、レシーバ14及び
24が出力する2値伝送信号SOUT1及びSOUT2
の論理とドライバ12及び22に到来した2値伝送信号
SIN1及びSIN2ての論理とが互いに同一になる、
ようになされたものである。
【0021】さらに、この第1の実施形態の抵抗30
は、ドライバ12及び22により電圧駆動された伝送線
路13及び23における抵抗30との接続点の電圧レベ
ルが互いに同一でない(論理が異なる)ときに、伝送線
路13に流れる電流値と伝送線路23に流れる電流値と
が互いに同一になり、伝送線路13に流れる電流方向と
伝送線路23に流れる電流方向とが互いに逆方向にな
り、その結果、伝送線路13及び23から外部に発生す
る誘導性の雑音が互いにうち消し合い低減されるように
なされているものである。
【0022】次に、この第1の実施形態の信号伝送回路
の動作を、図3の信号波形図を参照しながら詳述する。
【0023】ドライバ12及び22に、図3(A)及び
(B)に示す2値伝送信号SIN1及びSIN2が入力
されると、レシーバ14及び24には図3(C)及び
(D)示す電圧レベルが入力される。具体的には、ドラ
イバ12及び22が電圧駆動する論理”H”のレベルを
Vcc[V]、論理”L”のレベルを0[V]とし、ま
た、伝送線路13及び23の特性インピーダンスはそれ
ぞれ、ドライバ12及び22の出力インピーダンスRo
[Ω]に等しく、抵抗30の抵抗値をRv[Ω]とする
と、レシーバ14及び24に入力される電圧レベルは以
下のようになる。
【0024】SIN1とSIN2との論理が双方とも”
L”のとき()は、抵抗30の両端の電圧レベルは同
一のであるため、抵抗30に電流は流れなく、レシーバ
14及び24の入力電圧レベルは双方とも0[V]であ
り、SIN1とSIN2との論理が双方とも”H”のと
き()も、抵抗30の両端の電圧レベルは同一である
ため、抵抗30に電流は流れなく、レシーバ14及び2
4の入力電圧レベルは双方ともVcc[V]である。ま
た、SIN1の論理が”H”及びSIN2の論理が”
L”のとき()は、ドライバ12、伝送線路13、抵
抗30、伝送線路23、ドライバ22の経路で電流が流
れ、レシーバ14の入力電圧レベルは((Rv+Ro)
/(2*Ro+Rv))*Vcc(以下、Vohとい
う)[V]、レシーバ24の入力電圧レベルは(Ro/
(2*Ro+Rv))*Vcc(以下、Volという)
[V]であり、SIN1の論理が”L”及びSIN2の
論理が”H”のとき()は、ドライバ22、伝送線路
23、抵抗30、伝送線路13、ドライバ12の経路で
電流が流れ、レシーバ14の入力電圧レベルはVol
[V]、レシーバ24の入力電圧レベルはVoh[V]
である。
【0025】ここで、抵抗30の抵抗値Rvは、レシー
バ14及び24の論理”H”を検出する最小電圧レベル
よりもVohの方が大きく、さらに、レシーバ14及び
24の論理”L”を検出する最大電圧レベルよりもVo
lの方が小さくなるように、選定されている。
【0026】したがって、レシーバ14及び24から出
力端子15及び25に与えられる2値伝送信号SOUT
1及びSOUT2は、図3(E)及び図3(F)に示す
ものとなり、その論理はドライバ12及び22に入力さ
れたSIN1及びSIN2と同様になる。
【0027】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、ドライバとして互いに同一の電圧レベルを駆動する
ものを適用し、レシーバとして伝送線路との間に流れる
電流が無視できるような入力インピーダンスを有するも
のを適用すると共に、伝送線路のレシーバ間に、双方の
伝送線路に流れる電流値が同一になりまた双方の伝送線
路に流れる電流方向が逆方向になる抵抗を設けるので、
クロストーク雑音等の誘導性の雑音を低減することがで
きる。
【0028】(B)第2の実施形態 以下、本発明による信号伝送回路の第2の実施形態を、
図面を参照しながら詳述する。ここで、図4がこの第2
の実施形態の構成を示すブロック図であり、図5がその
各部信号波形図である。なお、上記第1の実施形態と同
様の構成部分には同一の符号を付す。
【0029】図4に示すように、この第2の実施形態の
信号伝送回路は、伝送線路13及び23を挟んだ送信側
に入力端子11及び21とドライバ12及び22と抵抗
16及び26が設けられ、受信側に抵抗30とレシーバ
14及び24と出力端子15及び25とが設けられてい
る構成を有する。
【0030】入力端子11及び出力端子15間には入力
端子11側からドライバ12、抵抗16、伝送線路13
及びレシーバ14が直列に接続され、また、入力端子2
1及び出力端子25間には入力端子21側からドライバ
22、抵抗26、伝送線路23及びレシーバ24が直列
に接続され、さらに、伝送線路13及びレシーバ14の
接続点と伝送線路23及びレシーバ24の接続点との間
には抵抗30が接続されている。
【0031】以上のように、この第2の実施形態の信号
伝送回路は、上記第1の実施形態の信号伝送回路のドラ
イバ12及び22と伝送線路13及び23との間に抵抗
を追加接続したものと同様なものである。
【0032】ドライバ12及び22は、入力端子11及
び12から2値伝送信号SIN1及びSIN2が到来す
ると、その到来した2値伝送信号と同一の論理になるよ
うに、抵抗16及び26を介して伝送線路13及び23
を電圧駆動するものである。
【0033】なお、ドライバ12及び22は、ドライバ
12及び22に入力された2値伝送信号の論理が互いに
同一であるときに、その2値伝送信号い基づいてドライ
バ12及び22が電圧駆動した伝送線路13及び23の
電圧レベルは互いに同一になる、ようになされたもので
ある。
【0034】この第2の実施形態の抵抗16及び26
は、ドライバ12及び22の出力インピーダンスと伝送
線路13及び23に固有な特性インピーダンスとが同一
でないときに、ドライバ12及び22と伝送線路13及
び23との間において、ドライバ12及び22により電
圧駆動する電圧レベルが変化した時に反射雑音が生じる
ことを防止し、ドライバ12及び22の出力インピーダ
ンスと伝送線路13及び23に固有な特性インピーダン
スとを整合する、ようになされたものである。
【0035】この第2の実施形態の抵抗16及び26の
抵抗値は、抵抗16及び26の抵抗値とドライバ12及
び22の出力インピーダンスとの和と伝送線路13及び
23に固有な特性インピーダンスとが同一になる、よう
に選定されている。
【0036】レシーバ14及び24は、電圧駆動された
伝送線路13及び23の電圧レベルに基づいて2値伝送
信号を検出すると共に、その検出した2値伝送信号と同
じ論理の2値伝送信号SOUT1及びSOUT2を出力
端子5に与えるものである。
【0037】したがって、この第2の実施形態の信号伝
送回路も、入力端子11及び12に到来した2値伝送信
号SIN1及びSIN2と同一の論理の2値伝送信号S
OUT1及びSOUT2を出力端子15及び25に与え
る、ようになされたものである。
【0038】なお、レシーバ14及び24は、レシーバ
14及び24と伝送線路13及び23との間に流れる電
流が無視できるような入力インピーダンスを有するもの
である。
【0039】抵抗30は、ドライバ12及び22により
電圧駆動された伝送線路13及び23における抵抗30
との接続点の電圧レベルが互いに同一である(論理が同
一である)ときには、抵抗30に電流が流れないため、
ドライバ12及び22が駆動した電圧レベルがレシーバ
14及び24に与えられる、ようになされたものであ
る。
【0040】また、抵抗30は、ドライバ12及び22
により電圧駆動された伝送線路13及び23における抵
抗30との接続点の電圧レベルが互いに同一でない(論
理が異なる)ときには、論理”H”に駆動するドライバ
12又は22の電源Vcc、伝送線路13又は23、抵
抗30、伝送線路23又は13、論理”L”を駆動する
ドライバ22又は12のグランド、の経路で電流を流が
し、この電流による抵抗30の両端の電圧レベル差、す
なわち、伝送線路13及び23における抵抗30との接
続点間の電圧レベル差により、伝送線路13及び23の
終端部分の電圧レベルを保持してレシーバ14及び24
に与え、レシーバ14及び24が出力する2値伝送信号
SOUT1及びSOUT2の論理とドライバ12及び2
2に到来した2値伝送信号SIN1及びSIN2ての論
理とが互いに同一になる、ようになされたものである。
【0041】さらに、抵抗30は、ドライバ12及び2
2により電圧駆動された伝送線路13及び23における
抵抗30との接続点の電圧レベルが互いに同一でない
(論理が異なる)ときに、伝送線路13に流れる電流値
と伝送線路23に流れる電流値とが互いに同一になり、
伝送線路13に流れる電流方向と伝送線路23に流れる
電流方向とが互いに逆方向になり、その結果、伝送線路
13及び23から外部に放射状に発生する誘導性の雑音
が互いにうち消し合い低減されるようになされているも
のである。
【0042】次に、この第2の実施形態の信号伝送回路
の動作を、図5及び図6の信号波形図を参照しながら詳
述する。
【0043】図5は、この第2の実施形態の信号伝送回
路において、抵抗16及び26を接続しない場合の信号
波形図であり、図5(A)及び図5(B)に示す2値伝
送信号SIN1及びSIN2が入力されると、レシーバ
14及び24には図5(C)及び図5(D)示す電圧レ
ベルが入力される。具体的には、ドライバ12及び22
が電圧駆動する論理”H”のレベルをVcc[V]、論
理”L”のレベルを0[V]とし、また、伝送線路13
及び23の特性インピーダンスはそれぞれ、ドライバ1
2及び22の出力インピーダンスRo[Ω]に等しく、
抵抗30の抵抗値をRv[Ω]とすると、レシーバ14
及び24に入力される電圧レベルは以下のようになる。
【0044】SIN1とSIN2との論理が双方とも”
L”のとき()は、抵抗30の両端の電圧レベルは同
一のであるため、抵抗30に電流は流れなく、レシーバ
14及び24の入力電圧レベルは双方とも0[V]であ
り、SIN1とSIN2との論理が双方とも”H”のと
き()も、抵抗30の両端の電圧レベルは同一のであ
るため、抵抗30に電流は流れなく、レシーバ14及び
24の入力電圧レベルは双方ともVcc[V]である。
また、SIN1の論理が”H”及びSIN2の論理が”
L”のとき()は、ドライバ12、伝送線路13、抵
抗30、伝送線路23、ドライバ22の経路で電流が流
れ、レシーバ14の入力電圧レベルは((Rv+Ro)
/(2*Ro+Rv))*Vcc(以下、Vohとい
う)[V]、レシーバ24の入力電圧レベルは(Ro/
(2*Ro+Rv))*Vcc(以下、Volという)
[V]であり、SIN1の論理が”L”及びSIN2の
論理が”H”のとき()は、ドライバ22、伝送線路
23、抵抗30、伝送線路13、ドライバ12の経路で
電流が流れ、レシーバ14の入力電圧レベルはVol
[V]、レシーバ24の入力電圧レベルはVoh[V]
である。
【0045】したがって、図5(C)及び図5(D)に
示すように、ドライバ12及び22の出力インピーダン
スと伝送線路13及び23に固有な特性インピーダンス
とが同一でなく、ドライバ12及び22と伝送線路13
及び23との間において、ドライバ12及び22により
電圧駆動する電圧レベルが変化した時に反射雑音が生じ
るため、その結果、レシーバ14及び24に入力される
電圧レベルに歪みが生じてしまう。
【0046】図6は、この第2の実施形態の信号伝送回
路の信号波形図であり、図6(A)及び図6(B)に示
す2値伝送信号SIN1及びSIN2が入力されると、
レシーバ14及び24には図6(C)及び図6(D)示
す電圧レベルが入力される。具体的には、ドライバ12
及び22が電圧駆動する論理”H”のレベルをVcc
[V]、論理”L”のレベルを0[V]とし、また、伝
送線路13及び23の特性インピーダンスをそれぞれR
o[Ω]、抵抗16の抵抗値をRs1[Ω]、抵抗26
の抵抗値をRs2[Ω]、抵抗30の抵抗値をRv
[Ω]とすると、レシーバ14及び24に入力される電
圧レベルは以下のようになる。
【0047】SIN1とSIN2との論理が双方とも”
L”のとき()は、抵抗30の両端の電圧レベルは同
一のであるため、抵抗30に電流は流れなく、レシーバ
14及び24の入力電圧レベルは双方とも0[V]であ
り、SIN1とSIN2との論理が双方とも”H”のと
き()も、抵抗30の両端の電圧レベルは同一のであ
るため、抵抗30に電流は流れなく、レシーバ14及び
24の入力電圧レベルは双方ともVcc[V]である。
また、SIN1の論理が”H”及びSIN2の論理が”
L”のとき()は、ドライバ12、抵抗16、伝送線
路13、抵抗30、伝送線路23、抵抗26、ドライバ
22の経路で電流が流れ、レシーバ14の入力電圧レベ
ルは((Rv+Ro+Rs2)/(2*Ro+Rv+R
s1+Rs2))*Vcc(以下、Voh1という)
[V]、レシーバ24の入力電圧レベルは((Ro+R
s2)/(2*Ro+Rv+Rs1+Rs2))*Vc
c(以下、Vol1という)[V]であり、SIN1の
論理が”L”及びSIN2の論理が”H”のとき()
は、ドライバ22、抵抗26、伝送線路23、抵抗3
0、伝送線路13、抵抗16、ドライバ12の経路で電
流が流れ、レシーバ14の入力電圧レベルはVol1
[V]、レシーバ24の入力電圧レベルはVoh1
[V]である。(Rs1=Rs2の場合) したがって、図6(C)及び図6(D)に示すように、
抵抗16及び26によりドライバ12及び22の出力イ
ンピーダンスと伝送線路13及び23の特性インピーダ
ンスとは整合され、ドライバ12及び22と伝送線路1
3及び23との間において、ドライバ12及び22によ
り電圧駆動する電圧レベルが変化した時に反射雑音が生
じないため、その結果、レシーバ14及び24に入力さ
れる電圧レベルに歪みが生じない。
【0048】ここで、抵抗30の抵抗値Rvは、レシー
バ14及び24の論理”H”を検出する最小電圧レベル
よりもVoh1の方が大きく、さらに、レシーバ14及
び24の論理”L”を検出する最大電圧レベルよりもV
ol1の方が小さくなるように、選定されている。
【0049】したがって、レシーバ14及び24から出
力端子15及び25に与えられる2値伝送信号SOUT
1及びSOUT2は、図示は省略するが、その論理はド
ライバ12及び22に入力されたSIN1及びSIN2
と同様になる。
【0050】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、ドライバとして互いに同一の電圧レベルを駆動する
ものを適用し、レシーバとして伝送線路との間に流れる
電流が無視できるような入力インピーダンスを有するも
のを適用すると共に、伝送線路の終端間に、双方の伝送
線路に流れる電流値が同一になりまた双方の伝送線路に
流れる電流方向が逆方向になる抵抗を設けるので、クロ
ストーク雑音等の誘導性の雑音を低減することができ
る。
【0051】また、この第2の実施形態によれば、ドラ
イバと伝送線路との間に、ドライバの出力インピーダン
スと伝送線路の特性インピーダンスとを整合する抵抗を
設けるので、ドライバにより電圧駆動する電圧レベルが
変化した時の反射雑音を防止し、レシーバに入力される
電圧レベルの歪みを低減することができる。
【0052】(C)第3の実施形態 以下、本発明による信号伝送回路の第3の実施形態を、
図面を参照しながら詳述する。ここで、図7がこの第3
の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0053】図7に示すように、この第3の実施形態の
信号伝送回路は、伝送線路13及び23を挟んだ送信側
に入力端子11及び21とドライバ12及び22と抵抗
16及び26が設けられ、受信側に抵抗30とコンパレ
ータ17及び27と出力端子15及び25とが設けられ
ている構成を有する。
【0054】入力端子11及び出力端子15間には入力
端子11側からドライバ12、抵抗16、伝送線路13
及びコンパレータ17が直列に接続され、また、入力端
子21及び出力端子25間には入力端子21側からドラ
イバ22、抵抗26、伝送線路23及びコンパレータ2
7が直列に接続され、さらに、伝送線路13及びコンパ
レータ17の接続点と伝送線路23及びコンパレータ2
7の接続点との間には抵抗30が接続されている。
【0055】以上のように、この第3の実施形態の信号
伝送回路は、上記第2の実施形態の信号伝送回路のレシ
ーバ14及び24としてコンパレータを適用したものと
同様なものである。
【0056】ドライバ12及び22は、入力端子11及
び12から2値伝送信号SIN1及びSIN2が到来す
ると、その到来した2値伝送信号と同一の論理になるよ
うに、抵抗16及び26を介して伝送線路13及び23
を電圧駆動するものである。
【0057】なお、ドライバ12及び22は、ドライバ
12及び22に入力された2値伝送信号の論理が互いに
同一であるときに、その2値伝送信号い基づいてドライ
バ12及び22が電圧駆動した伝送線路13及び23の
電圧レベルは互いに同一になる、ようになされたもので
ある。
【0058】抵抗16及び26は、ドライバ12及び2
2の出力インピーダンスと伝送線路13及び23に固有
な特性インピーダンスとが同一でないときに、ドライバ
12及び22と伝送線路13及び23との間において、
ドライバ12及び22により電圧駆動する電圧レベルが
変化した時に反射雑音が生じることを防止し、ドライバ
12及び22の出力インピーダンスと伝送線路13及び
23に固有な特性インピーダンスとを整合する、ように
なされたものである。
【0059】この第3の実施形態のコンパレータ17及
び27は、電圧駆動された伝送線路13及び23の電圧
レベルと基準電圧レベル(Vref[V])とを比較し
て、基準電圧レベルより大きいときは論理”H”を、基
準電圧レベルより小さいときは論理”L”を、2値伝送
信号SOUT1及びSOUT2として出力端子15及び
25に与えるものである。
【0060】したがって、この第3の実施形態の信号伝
送回路も、入力端子11及び12に到来した2値伝送信
号SIN1及びSIN2と同一の論理の2値伝送信号S
OUT1及びSOUT2を出力端子15及び25に与え
る、ようになされたものである。
【0061】なお、コンパレータ17及び27は、コン
パレータ17及び27と伝送線路13及び23との間に
流れる電流が無視できるような入力インピーダンスを有
するものである。
【0062】抵抗30は、ドライバ12及び22により
電圧駆動された伝送線路13及び23における抵抗30
との接続点の電圧レベルが互いに同一である(論理が同
一である)ときには、抵抗30に電流が流れないため、
ドライバ12及び22が駆動した電圧レベルがコンパレ
ータ17及び27に与えられる、ようになされたもので
ある。
【0063】また、抵抗30は、ドライバ12及び22
により電圧駆動された伝送線路13及び23における抵
抗30との接続点の電圧レベルが互いに同一でない(論
理が異なる)ときには、論理”H”に駆動するドライバ
12又は22の電源Vcc、伝送線路13又は23、抵
抗30、伝送線路23又は13、論理”L”を駆動する
ドライバ22又は12のグランド、の経路で電流を流が
し、この電流による抵抗30の両端の電圧レベル差、す
なわち、伝送線路13及び23における抵抗30との接
続点間の電圧レベル差により、伝送線路13及び23の
終端部分の電圧レベルを保持してコンパレータ17及び
27に与え、コンパレータ17及び27が出力する2値
伝送信号SOUT1及びSOUT2の論理とドライバ1
2及び22に到来した2値伝送信号SIN1及びSIN
2ての論理とが互いに同一になる、ようになされたもの
である。
【0064】さらに、抵抗30は、ドライバ12及び2
2により電圧駆動された伝送線路13及び23における
抵抗30との接続点の電圧レベルが互いに同一でない
(論理が異なる)ときに、伝送線路13に流れる電流値
と伝送線路23に流れる電流値とが互いに同一になり、
伝送線路13に流れる電流方向と伝送線路23に流れる
電流方向とが互いに逆方向になり、その結果、伝送線路
13及び23から外部に発生する誘導性の雑音が互いに
うち消し合い低減されるようになされているものであ
る。
【0065】次に、この第3の実施形態の信号伝送回路
の動作を詳述する。なお、この第3の実施形態の信号波
形図は、図6と同様であるため省略するが、図6を参考
しながら詳述する。
【0066】図6(A)及び図6(B)に示す2値伝送
信号SIN1及びSIN2が入力されると、コンパレー
タ17及び27には図6(C)及び図6(D)示す電圧
レベルが入力される。具体的には、ドライバ12及び2
2が電圧駆動する論理”H”のレベルをVcc[V]、
論理”L”のレベルを0[V]とし、また、伝送線路1
3及び23の特性インピーダンスをそれぞれRo
[Ω]、抵抗16の抵抗値をRs1[Ω]、抵抗26の
抵抗値をRs2[Ω]、抵抗30の抵抗値をRv[Ω]
とすると、コンパレータ17及び27に入力される電圧
レベルは以下のようになる。
【0067】SIN1とSIN2との論理が双方とも”
L”のとき()は、抵抗30の両端の電圧レベルは同
一のであるため、抵抗30に電流は流れなく、コンパレ
ータ17及び27の入力電圧レベルは双方とも0[V]
であり、SIN1とSIN2との論理が双方とも”H”
のとき()も、抵抗30の両端の電圧レベルは同一の
であるため、抵抗30に電流は流れなく、コンパレータ
17及び27の入力電圧レベルは双方ともVcc[V]
である。また、SIN1の論理が”H”及びSIN2の
論理が”L”のとき()は、ドライバ12、抵抗1
6、伝送線路13、抵抗30、伝送線路23、抵抗2
6、ドライバ22の経路で電流が流れ、コンパレータ1
7の入力電圧レベルはVoh1[V]、コンパレータ2
7の入力電圧レベルはVol1[V]であり、SIN1
の論理が”L”及びSIN2の論理が”H”のとき
()は、ドライバ22、抵抗26、伝送線路23、抵
抗30、伝送線路13、抵抗16、ドライバ12の経路
で電流が流れ、コンパレータ17の入力電圧レベルはV
ol1[V]、コンパレータ27の入力電圧レベルはV
oh1[V]である。(Rs1=Rs2の場合)したが
って、図6(C)及び図6(D)に示すように、抵抗1
6及び26によりドライバ12及び22の出力インピー
ダンスと伝送線路13及び23の特性インピーダンスと
は整合され、ドライバ12及び22と伝送線路13及び
23との間において、ドライバ12及び22により電圧
駆動する電圧レベルが変化した時に反射雑音が生じない
ため、その結果、コンパレータ17及び27に入力され
る電圧レベルに歪みが生じない。
【0068】ここで、コンパレータ17及び27の基準
電圧レベル(Vref[V])は、Voh1とVol1
との中間値に選定されている。
【0069】したがって、コンパレータ17及び27か
ら出力端子15及び25に与えられる2値伝送信号SO
UT1及びSOUT2は、図示は省略するが、その論理
はドライバ12及び22に入力されたSIN1及びSI
N2と同様になる。
【0070】以上のように、この第3の実施形態によれ
ば、ドライバとして互いに同一の電圧レベルを駆動する
ものを適用し、レシーバとして伝送線路との間に流れる
電流が無視できるような入力インピーダンスを有するも
のを適用すると共に、伝送線路のレシーバ間に、双方の
伝送線路に流れる電流値が同一になりまた双方の伝送線
路に流れる電流方向が逆方向になる抵抗を設けるので、
クロストーク雑音等の誘導性の雑音を低減しながら達成
することができる。
【0071】また、この第3の実施形態によれば、ドラ
イバと伝送線路との間に、ドライバの出力インピーダン
スと伝送線路の特性インピーダンスとを整合する抵抗を
設けるので、コンパレータに入力される電圧レベルの歪
みを低減することができる。
【0072】さらに、第3の実施形態によれば、レシー
バとしてコンパレータを適用するので、抵抗30の抵抗
値の設定範囲を広くすることができる。
【0073】(C)他の実施形態 上記各実施形態では、2値伝送信号を伝送する場合につ
いて説明したが、2以上に値が段階的に定められた多値
伝送信号を伝送する場合についても同様に適用できる。
なお、この多値伝送信号を伝送する場合、上記第3の実
施形態の信号伝送回路は、コンパレータとして多値伝送
信号の複数ある値に基づいた基準電圧レベルを有する複
数段のものを適用する、ものとする。
【0074】また、上記各実施形態では、互いに隣接し
た2の伝送線路間の終端間に抵抗を接続した場合につい
て説明したが、その全部又は一部が互いに隣接した2以
上の伝送線路間において、伝送線路のそれぞれに流れる
電流ベクトルの全ての和である総電流ベクトルの大きさ
を減らすように、伝送線路のそれぞれの全部又は一部の
互いの間に1又は複数の抵抗を適当に接続する場合につ
いても同様に適用できる。
【0075】さらに、上記各実施形態では、伝送線路の
レシーバ間に抵抗を接続する場合について説明したが、
この抵抗の代わりに、信号伝送回路が対象とする伝送速
度が高いものであれば、さらにリアクタンス成分を含め
るためにインダクタンス素子やキャパシタンス素子を適
当に設けた伝送線路間回路を設ける場合についても同様
に適用できる。
【0076】さらにまた、上記各実施形態では、レシー
バとして伝送線路との間に流れる電流が無視できるよう
なインピーダンスを有するものを適用した場合について
説明したが、発生する誘導性の雑音が許容範囲になるよ
うな適当なインピーダンスを有するものを適用する場合
についても同様に適用できる。
【0077】上記第2の実施形態では、ドライバの出力
インピーダンスと伝送線路の特性インピーダンスとを整
合するために抵抗を設けた場合について説明したが、こ
の抵抗の代わりに、信号伝送回路が対象とする伝送速度
が高いものであれば、さらにリアクタンス成分を整合す
るためにインダクタンス素子やキャパシタンス素子を適
当に設けたインピーダンス整合回路を設ける場合につい
ても同様に適用できる。
【0078】上記第3の実施形態では、レシーバとして
コンパレータを適用した場合について説明したが、勿論
適当な他のものでも良い。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、伝送線
路のそれぞれの全部又は一部の間に接続され、伝送線路
のそれぞれに流れる電流ベクトルの全ての和である総電
流ベクトルの大きさを減らし、伝送線路のそれぞれの論
理レベルを保持する伝送線路間回路を有するので、クロ
ストーク雑音等の誘導性の雑音の発生を低減することが
できる。また、各伝送路に別々に並列終端を行った場合
と比較して消費電力を低減することができる。
【0080】ここで、ドライバとこのドライバに接続さ
れた伝送線路との間に接続され、ドライバの出力インピ
ーダンスとこのドライバに接続された伝送線路に固有な
特性インピーダンスとを整合するインピーダンス整合回
路を有する場合には、ドライバとこのドライバに接続さ
れた伝送線路との間での反射を防止し、レシーバに入力
される論理レベルの歪みを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】従来の信号伝送回路を説明するためのブロック
図である。
【図3】第1の実施形態の各部信号波形図である。
【図4】第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第2の実施形態の抵抗16及び26を設けない
ときの各部信号波形図である。
【図6】第2の実施形態の各部信号波形図である。
【図7】第3の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11、21…入力端子、12、22…ドライバ、13、
23…伝送線路、14、24…レシーバ、15、25…
出力端子、30…抵抗。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数からなる伝送線路のそれぞれの送信
    側に、到来した値が段階的に定められた多値伝送信号と
    同一の論理レベルに伝送線路を駆動するドライバと、伝
    送線路のそれぞれの受信側に、伝送線路の論理レベルに
    基づいて多値伝送信号を検出して出力するレシーバとを
    備えた信号伝送回路において、 上記伝送線路の2本毎の全て又は一部の組み合わせにつ
    いて、その1組の伝送線路間に接続され、組を構成する
    上記伝送線路のそれぞれに流れる電流ベクトルの和を減
    らし、上記伝送線路のそれぞれの論理レベル関係を保持
    する伝送線路間接続回路を有することを特徴とする信号
    伝送回路。
  2. 【請求項2】 上記ドライバとこのドライバに接続され
    た上記伝送線路との間に接続され、上記ドライバの出力
    インピーダンスとこのドライバに接続された上記伝送線
    路に固有な特性インピーダンスとを整合するインピーダ
    ンス整合回路を有することを特徴とする請求項1に記載
    の信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 上記レシーバとして、コンパレータを適
    用したことを特徴とする請求項1又は2に記載の信号伝
    送回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002051220A1 (en) * 2000-12-21 2002-06-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and arrangement relating to data transmission
US6507620B1 (en) 1998-04-22 2003-01-14 Fujitsu Limited Noise elimination method and transmission circuit
CN105306100A (zh) * 2014-07-22 2016-02-03 财团法人成大研究发展基金会 双二元电压模式传送器

Cited By (4)

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CN105306100B (zh) * 2014-07-22 2017-10-20 财团法人成大研究发展基金会 双二元电压模式传送器

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