JP4237402B2 - 対称送信ライン駆動用出力バッファ - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、請求項1記載の対称送信ラインを差分的に駆動するための出力バッファに関する。この種類の出力バッファは米国特許第5,519,728号で知られている。
【0002】
ディジタル通信システムは複雑さと速度を連続的に増加させている。この結果ディジタルデータを高いデータ速度で送信することを可能とする、異なるシステム区分間でのインタフェースに対する強い要求が存在する。その様なインタフェースは複雑なシステムの総合的な電力消費を適切な範囲内に維持するために電力効率を良くすべきである。
【0003】
米国特許第5,519,728号から差分シグナリング技法を適用して高速でまた送信ライン上で低電力でデータ送信することが知られている。差分シグナリング技法は送信ライン間の差分信号振幅を低く保ち、従って信号を送信するために必要な電力を低く保つことが可能である。この文献から受信機側で送信ラインを終端し信号品質を改善することが更に知られている。この文献は更に対称送信ライン上でのコモンモード電圧を予め定められたレベルに維持するための手段を提供している。この文献の中ではこれは定電流をブリッジ駆動回路に送信機側でブリッジ駆動回路の中に供給し、ブリッジ駆動回路の低電圧供給端子を抵抗器を直列に接続して接地することにより実現されている。定電流がブリッジならびにこの抵抗器を流れる結果、抵抗器で一定の電圧降下が生じ、これは送信ライン上でコモンモード電圧として現れる。効率的な電力設計を意図している場合は、この抵抗器はかなり高い値を持たなければならない。
【0004】
DE−A−196 01 386から電源供給回路が知られており、これはDC/DC変換器を有し、これは非常に高いソースインピーダンスで電流Iを発生させる電流源と見なすことの出来るコイルLを含む。この電流源はキャパシタCに掛かる電圧を傾けて上下させ、このキャパシタは送信ラインを駆動するための駆動段に対して非常に低いソース・インピーダンスの供給電圧を提供する。この文献で知られている回路の目的は、DC/DC変換器を駆動段と同一チップ上に集積する事を可能とする省電力設計を提供することである。
US−A−4,167,501は基準電圧を生成するための電圧調整回路を開示している。この基準電圧はディジタル論理信号を論理レベルと比較する役割を担っている。
何らかの理由、例えば送信ラインの経路内の特性インピーダンスの変化、または受信機側での不適切な終端処理、のために送信ライン上で反射が発生すると、この文献で知られている出力バッファはその様な反射を吸収することはできないはずである。むしろ出力バッファに到達した反射は受信機に反射して戻されるはずであり、それは定電流源は主力バッファを非常に高い出力インピーダンスとするからである。このような前後への反射は、特に高いビット速度で急峻な立ち上がりの送信信号を乱す。このことは米国特許第5,519,728号で知られる種類の回路を高いビット速度で動作させる際の制限となる。
【0005】
本発明の目的は対称送信ラインを差分的に駆動するための出力バッファ回路を提供することであり、これは省電力で非常に高いビット速度で動作しかつ送信ライン上のコモンモード電圧を予め定められた狭い範囲内に保持することが可能である。
【0006】
本発明に基づけば、この目的は請求項1に記載の通りに解決される。本発明に基づけば、出力バッファ回路はブリッジ駆動回路に給電するための電源供給回路を有し、この電源供給回路はソース・インピーダンスを具備した電圧源のように振る舞う。電源供給回路のソース・インピーダンスとブリッジ駆動回路のON状態でのそれぞれ対角線成分に寄与するインピーダンスの和は、出力バッファ回路の出力インピーダンスが送信ラインの特性インピーダンスと基本的に整合するように選択されている。電圧発生器回路は低電圧源電位を予め定められたバイアス・レベルにバイアスして、送信ライン上で望ましいコモンモード・レベルが得られるようにしている。好適に電圧発生器回路は特性インピーダンス、好適に送信ラインのコモンモード特性インピーダンスよりも低いインピーダンスを有している。
【0007】
本発明に基づく出力バッファ回路の特長は、送信ラインの送信側で送信ラインの特性インピーダンスに整合させることが可能な一方で、同時に電圧発生器回路は送信ラインの受信機で予想されるコモンモード・レベルを提供することである。生成された電圧のインピーダンスが十分低い場合、出力バッファ回路は送信ラインの差分ならびにコモンモード特性インピーダンスの両方を整合させることができる。差分特性インピーダンスは対称送信ラインの2本の信号導体の間に出現する。コモンモード特性インピーダンスはそれぞれの信号導体と接地電位との間に出現する。特長的な実施例は添付の請求項に記載されている。
【0008】
本発明の1つの実施例によれば、出力バッファ回路の電源供給回路の電圧源回路はソース・フォロアとして接続されたトランジスタを含む。このトランジスタはその制御端子に基準電位を受ける。トランジスタのソースはブリッジ駆動回路の上位電源供給電位を提供する。下位電源供給電位は電圧発生器回路から提供される。
【0009】
電圧発生器回路は好適に1つのダイオードまたは直列接続された複数のダイオードを、希望するコモンモード・レベルに応じて含むか、または一定のドレイン・ソース電圧を提供するように接続されたトランジスタを含む。これは例えばそのトランジスタのゲートとドレインを互いに接続することにより実現できる。前記電圧発生器回路から提供されるバイアス・レベルが接地レベルの場合、その電圧発生器は単に1つの抵抗器のみで構成される。
【0010】
好適な実施例によれば、ソースフォロワ・トランジスタの制御端子に与えられる基準電位は、電圧発生器回路で発生された電圧を基準として生成される。しかしながら、回路は送信ライン上のコモンモード電位を検出して、その送信コモンモード・レベルがほぼ希望するレベルになるように電圧発生器回路を制御するように用意することができる。
【0011】
好適にブリッジ駆動回路を構成するこれらのトランジスタは、ブリッジの対角線を構成するトランジスタのONインピーダンスの合計が、差分特性ライン・インピーダンスに近いかまたは等しくなるように選択されている。この構成は簡単で集積回路の表面上でわずかな領域しか必要としない。好適に電圧発生器回路で発生された電圧のインピーダンスは、少なくとも1つの出力端子とバッファ回路の接地電位との間のインピーダンスが送信ラインのコモンモード特性インピーダンスに近いかまたは等しくなるように選択されている。
【0012】
本発明の好適な実施例によれば、ブリッジ駆動回路はその電源を供給増幅器から受け取り、その出力段は出力電流が出力段から外に流れ出すだけではなく、出力電流が出力段に流れ込むことができるように適合されている。この機能を有する出力段はプッシュ・プル段と呼ばれている。この種の出力段を備えた供給増幅器を用意することは、ブリッジ駆動回路へ電力を供給するための理想電圧源の挙動をより良く近似することを可能とするので有益である。抵抗器を供給増幅器とブリッジ駆動回路の間に直列接続して、ブリッジ駆動回路の出力インピーダンスを調整することが可能である。
【0013】
好適に、電圧発生器回路はプッシュ・プル段を具備しブリッジ駆動回路に低位供給電源電位を供給するための追加供給増幅器として組み込まれる。この様にして、反射が送信機に到達した結果、一時的に電力を送信ラインから出力バッファの電源供給回路に供給された場合でも、出力バッファ回路が高度に線形として振る舞えるようにできる。
【0014】
以下に本発明の好適な実施例を添付図を参照して説明する。
【0015】
図1aは本発明に基づく出力バッファ回路の一般的ブロック図を示す。このブロック図の中で、参照番号1は送信ラインTLと接続するための出力端子XおよびYを有するブリッジ駆動回路を表わす。参照番号11および12はそれぞれブリッジ駆動回路の上位電源供給端子と下位電源供給端子を表わす。上位および下位電源供給端子11および12はブリッジ駆動回路の電源供給入力を構成する。Dinは送信ラインTL上で送信されるディジタル・データ信号を受信するための信号入力を表わす。ブリッジ駆動回路1は各々の出力端子X,Yを電源供給端子11,12の1つと、送信される入力信号の論理状態に基づいて、差分信号がDinに基づき出力端子X,Yの間に現れるように接続するように適合されている。RuおよびRlはブリッジ駆動回路1を構成するスイッチ構成部品に固有なインピーダンスを表わす。
【0016】
参照番号2はブリッジ駆動回路1に電力を供給するための電源供給回路を表す。電源供給回路2はソース・インピーダンスRsを有する電圧源21を含む。Vsは電圧源21で発生される電圧を表す。ソース・インピーダンスRsを具備した電圧源21はブリッジ駆動回路の上位側電源供給端子11に上位側電源供給電位Vuを供給するように接続されており、上位側電源供給電位Vuはブリッジ駆動回路1の下位側電源供給入力12の下位側電源供給電位Vlを基準としている。
【0017】
参照番号22は電圧発生器回路を表し、出力端子X,Yにおけるコモンモード電圧を希望する予め定められたレベルに維持するように接続されている。この電圧発生器回路22は電圧源21に接続されブリッジ駆動回路1の下位側電源供給端子12に供給される下位側電圧源電位Vlを、設置電位GNDから予め定められたレベルにほぼ維持する。
【0018】
電圧発生器回路22は発生された電圧Vconstを低インピーダンスRgで提供するように適合されている。好適にRu,RlおよびRsの合計は送信ラインTLの差分特性インピーダンス、すなわちそれぞれXおよびYに接続されている2本の信号導体間の送信ラインの特性インピーダンスと整合するように選択されている。この様にして、出力バッファへ戻る差分信号反射は出力バッファで吸収され、受信機側での信号品質の劣化は引き起こさない。
【0019】
Rgは出力バッファ回路が送信ラインTLのコモンモード特性インピーダンス、すなわち送信ラインTLと接地電位GNDの信号導体間の特性インピーダンスと整合するように選択できる。この目的のためにRgは送信ラインTLのコモンモード特性インピーダンスよりも低く選択できる。この様にして、出力バッファ回路へ戻るコモンモード反射は出力バッファ回路で吸収され、受信機側での信号品質の劣化は引き起こさない。
【0020】
受信機側での差分信号の劣化を可能な限り少なくするために、出力バッファ回路の両端子XおよびYに対するコモンモード・ソース・インピーダンスを可能な限りバランスさせて維持することが好適である。従って、電圧源21のソース・インピーダンスRsをRuとRlに比較して小さく保つことが好適である。好適に、RsはRu,RlおよびRsの合計の15%よりも小さい。
【0021】
図1bは本発明の第1実施例に基づく出力バッファ回路を示す。
【0022】
この図の中で、AおよびBはディジタル・データ信号DinとDinの反転とをそれぞれ受信するための入力端子を表す。N3からN6はブリッジ駆動回路を構成するために接続されているNMOSトランジスタを表す。トランジスタN3とN6はこのブリッジ駆動回路の第1対角線を形成し、一方トランジスタN5とN4はこのブリッジ駆動回路の第2対角線を形成する。トランジスタN3およびN5のドレインは互いに接続され、ブリッジ駆動回路の上位電源供給端子11を構成する。トランジスタN4およびN6のソースは互いに接続されてブリッジ駆動回路の下位電源供給入力12を構成する。トランジスタN3のソースはトランジスタN4のドレインおよびブリッジ駆動回路の出力端子Xに接続されている。トランジスタN5とトランジスタN6のドレインは互いに接続され、ブリッジ駆動回路の出力端子Yに接続されている。図1bの中でその差分特性インピーダンスとして表記されている、送信ラインTLは出力端子XおよびYの間に接続されている。トランジスタN3とN6のゲートは互いに入力端子Aに接続されている。トランジスタN5とN4のゲートは互いに入力端子Bに接続されている。
【0023】
N9はNMOSトランジスタを表し、そのゲートおよびドレインは互いにブリッジ駆動回路の下位電源供給入力12に接続されている。トランジスタN9のソースは接地電位GNDに接続されている。
【0024】
N2はソース・フォロワとして接続されている。トランジスタN2のソースはブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11に接続されている。トランジスタN2のドレインは出力段の供給電圧を受信するための外部端子Vextに接続されている。これに代わってトランジスタN2のドレインを出力バッファ回路の正の供給電圧Vccに接続することも可能である。外部端子Vextを具備することが好適であるが、それは低供給電圧Vextを供給してN2内での電力消費を押さえることが出来るためである。Vextへ供給される低供給電圧は省電力手法で複数の信号チャンネル用に複数の出力バッファ回路用に生成することが可能である。
【0025】
I1は定電流CI1を提供する定電流源を表す。定電流源I1の1つの端子はVccに接続されている。I1のもう一方の端子はNMOSトランジスタN1のドレイン並びにゲートおよび、NMOSトランジスタN2のゲートに接続されている。トランジスタN1のソースは抵抗器R0の一方の端に接続されている。抵抗器R0のもう一方の端はブリッジ駆動回路1の下位電源供給入力12に接続されている。
【0026】
動作に際して、ブリッジ駆動回路そして特にトランジスタN3およびN6のゲートは相補データ信号を端子A,Bで受信し、これはブリッジ駆動回路1の対角線の1つを完全にオンとし、一方もう1つの対角線を完全にオフとするように駆動する。この様にして、その符号が入力端子A,Bでの相補データ信号に基づく差分信号が出力端子X,Yの間に現れる。ON状態のトランジスタはそのトランジスタをON状態とするのに十分高いゲート電圧を受信し、基本的にオーム的インピーダンスとして振る舞う。言葉を変えれば、ON状態のトランジスタは「飽和」している。それぞれの上側トランジスタのONインピーダンスは図1aのRuに相当する。それぞれの下側トランジスタのONインピーダンスは図1aのRlに相当する。
【0027】
電流源I1は、N1のドレインとソース間のチャンネル、抵抗器R0およびトランジスタN9のドレインとソース間のチャンネルを通って定電流CI1を流す。この結果トランジスタN9のドレイン・ソース間の閾値電圧に相当するほぼ一定の電圧降下が生じる。トランジスタN9で生成された電圧はN9を流れる電流には基本的に従属しない。本実施例のトランジスタN9は図1aの電圧発生回路を構成する。ドレイン・ソース間の電圧は図1aの中で次のようにモデル化され、
【数1】
Vconst=V0+Rg・Is
ここでIsは端子12から流れ出る電流である。Rgは動作点V0に於けるN9のドレイン・ソース間の差分インピーダンスである。Rgが低い場合、Vconstは一定と言える。
【0028】
トランジスタN1およびN2は電圧ミラーとして動作する。トランジスタN1のソース電圧はトランジスタN2のソース、すなわちブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11に反映される。N1のソースの電圧は低電流CI1によるR0での電圧降下と、トランジスタN9での電圧降下の合計である。この様にして、R0は基準電位差を提供し、トランジスタN1のソースはトランジスタN9のドレインでの電位を基準とする基準電位を受け取る。その結果、ブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11と下位電源供給入力12の間の電圧はトランジスタN9に掛かる電圧とから基本的に無関係となる。
【0029】
図1bの回路において、RuとRlは対応するトランジスタN3からN6のチャンネル長さとチャンネル幅の比率で決定される。このトランジスタN9の形式の電圧発生器回路のインピーダンスRgは、トランジスタN9の傾斜コンダクタンス、幅および長さの様な物理的パラメータで決定される。ソース・フォロワとして接続されているトランジスタN2の形式の電源21のソース・インピーダンスはトランジスタN2の傾斜コンダクタンス、幅および長さの様な物理的パラメータに依存する。
【0030】
図1bの回路において、トランジスタN2の物理的パラメータおよびトランジスタN3からN6のチャンネル長さとチャンネル幅の比率は、ONインピーダンスRuおよびRl並びにトランジスタN2で提供されるソース・インピーダンスの合計が、送信ラインTLの差分特性インピーダンスに整合するように好適に選択される。
【0031】
好適に、現在導通している上位側トランジスタN3,N5の1つのONインピーダンスRuとN2のソース・インピーダンスRsの合計は、現在導通している下位側トランジスタN4,N6の1つのONインピーダンスRlとN9で提供される差分インピーダンスRgの合計にほぼ等しくなるように選択される。この様にして出力バッファ回路は対称インピーダンスを両端子XおよびYに具備し、コモン・モード反射が送信ラインTLの信号導体を通じて差分信号に伝達されないようにし、また差分反射が効果的に制動されるようにしている。
【0032】
図2aは本発明に基づく出力バッファ回路の第2実施例のブロック図を示す。
【0033】
図2aにおいて、図1a内の対応する構成要素と同一または類似の構成要素は、同一参照番号で表されている。これらの構成要素に関して、繰り返しを避けるために図1aの説明を参照している。
【0034】
図2aにおいて、電圧源回路21がブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11と接続されてブリッジ駆動回路の上位電源供給電位Vuを供給している。電源21のもう一方の端子は接地電位GNDに接続されている。
【0035】
電圧発生器回路22がブリッジ駆動回路1の下位電源供給入力12に接続されて、下位電源供給電位を端子12に供給している。電圧発生器回路22のもう一方の端子は接地電位に接続されている。
【0036】
図2bは第2実施例の図2aのブロック図を実現するための回路を示す。この図において、図1bの対応する構成要素に類似しているかまたは同一の構成要素は同一の参照番号で表されている。この様な構成要素に関して、繰り返しを避けるために図1bに関してなされた説明を参照する。
【0037】
図2bで、Vref2はトランジスタN9のゲートとドレイン間に一定電圧を生成するための回路を表す。この電圧は多くの異なる方法で発生させることが可能であり、それらの各々は当技術分野で良く知られている。トランジスタN9のドレイン・ソース電圧は従ってVref2とNMOSトランジスタN9の閾値電圧の合計量となる。電圧発生器回路22内に電圧源Vref2を用意することは、N9の閾値電圧とは異なる一定電圧Vconstを発生させる必要が有る場合に好適である。図2bに示すVref2とN9の配置は図1bの電圧発生器回路に代わる実施例である。逆に、図2bの中でトランジスタN9で具備される閾値電圧で十分な場合、電圧源Vref2は削除できる。
【0038】
Vref1はトランジスタN1に供給される、接地電位GNDを基準とした基準電圧を表す。図1bと同様、トランジスタN1およびN2は電圧ミラーとして動作し、端子11における上位電源供給電位Vuは、Vref1に等しいソース電位Vsを具備し、トランジスタN2の物理的パラメータで決定されるソース・インピーダンスRsの電圧源21から供給されると見なすことができる。
【0039】
出力バッファ回路の出力端子XおよびYにおける差分出力インピーダンスは、ブリッジ駆動回路の現在導通している対角線内のトランジスタのインピーダンス、図2aでRuとRlと模式化されている、とソース・フォロワN2で提供されるインピーダンス、図2aでRsと模式化されている、そして更に電圧発生器回路22のインピーダンスRgの合計である。好適にこの合計は、少なくとも送信ラインの差分特性インピーダンスにほぼ等しくして、差分信号に対する発信元側での終端処理を実現している。好適にN2およびN9の物理的パラメータは、トランジスタN2で提供されるインピーダンスRsとトランジスタN9で提供されるインピーダンスRgが少なくともほぼ等しくなるように選択され、トランジスタN3からN6の物理的パラメータは、これらのトランジスタのインピーダンスRu,Rlが少なくともほぼ等しくなるように好適に選択されている。この様にして、端子Xにおけるコモン・モード出力インピーダンスは、端子Yにおけるコモン・モード出力インピーダンスとほぼ等しくなり、受信機側から出力バッファ回路に到達する送信ライン上のコモン・モード反射が端子XおよびYに掛かる差分信号に伝達されることは無い。
【0040】
トランジスタN1のソースに供給される基準電圧Vref1は、例えば基準抵抗器をトランジスタN1のソースと接地電位GNDとの間に接続することで生成できる。これに代わる方法として、Vref1を発生するための別の定電圧回路を用意することも可能である。この場合、定電流源I1は1本の単純な抵抗器に置き換えられる。
【0041】
図2cは本発明の第2実施例に基づく出力バッファ回路のブロック図を実現するための別の回路を示す。図2c内の構成部品で図1b内の構成部品に類似しているかまたは同一のものは、同じ参照番号で表されている。この様な構成部品に関して、繰り返しを避けるために図1bでなされた説明を参照する。
【0042】
図2cに示される回路は上位供給増幅器A1を含み、その出力はブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11に接続されている。図2cの回路は更に下位供給増幅器A2を含み、その出力はブリッジ駆動回路1の下位電源供給入力12に接続されている。両方の増幅器A1およびA2はそれぞれ電源供給端子(図示せず)を有し、それらは電源供給バスに接続され、上位供給電源電位VCCと下位供給電源電位GNDを提供している。増幅器A1およびA2に電源を供給するその他の方法も等しく可能である。この実施例の上位供給増幅器A1は上位基準電位Vrefhを受信するための入力を含む。増幅器A1は好適に1の増幅係数を具備し、増幅器A1の出力電圧が基準電位Vrefhに対応するようにしている。
【0043】
同様に、下位供給増幅器A2は低位基準電位Vreflを受信するための入力を含み、そして好適に1の増幅率を具備し、増幅器A2の出力電圧が基準電位Vreflに対応するようにしている。もちろん、別の増幅率も可能である。例えば、良く知られている型式の抵抗フィードバック・ネットワークが採用出来る。この場合、各々の増幅器の出力電圧はその増幅率を乗算されたそれぞれの基準電位に対応する。
【0044】
各々の供給増幅器A1,A2はプッシュ・プル型出力段を含み、増幅器の出力に電流が入り込んだりまたは増幅器の出力から電流が流れ出すことに関わりなく、増幅器の出力電圧が基本的に一定となるようにしている。この様な供給増幅器A1およびA2を用いて、図2aの電圧源回路21と電圧発生器回路22を実現することは、有効であるがそれはこれらの供給増幅器が、電力が出力端子X,Yから出力バッファ回路の中へ供給されるような場合でも、出力バッファ回路がほぼ線形な挙動を保証するからである。この電源の逆流は、例えば強烈な反射が送信ラインで生じた際に起こりうる。別の理由は、受信側がバイアス電流を出力バッファ回路の中に供給したりまたはそこから引き出すことである。
【0045】
図2cに示されるように、供給増幅器A1およびA2は好適に良く知られている演算増幅器を含む。この演算増幅器の出力はその演算増幅器の反転入力に接続されている。増幅器の十分に高い開ループ増幅利得を与えることにより、各々の増幅器A1,A2の出力インピーダンスはブリッジ駆動回路1の現在導通状態の対角線内のトランジスタのONインピーダンスに比較して無視できるほど小さくなる。供給増幅器A1、A2のソース・インピーダンスを増やしたい場合は、直列インピーダンスをそれぞれの増幅器の出力とブリッジ駆動回路1の対応する電源供給端子11または12との間に接続することができる。この様な直列インピーダンスを供給増幅器A1の出力とブリッジ駆動回路1の電源供給端子11を具備することで、図2aのブロック図内のRsを増し、一方直列インピーダンスを供給増幅器A2の出力とブリッジ駆動回路1の下位電源供給入力12を具備することで、図2aのブロック図内の電圧発生器回路22のRgが増加する。
【0046】
キャパシタC1およびC2は高い周波数での増幅器A1およびA2の増幅率の低下を補償するためのデカップリング・キャパシタを表す。キャパシタC1は供給増幅器A1の出力と接地電位との間に接続されている。キャパシタC2は供給増幅器A2と接地電位との間に接続されている。これらのキャパシタは小さいが、それは低い周波数では供給増幅器A1およびA2は低いソース・インピーダンスを能動的に提供するからである。
【0047】
図2cの実施例において、図2a内のブロック図の電圧源21とそのブロック図の電圧発生器回路22の両方が供給増幅器で実現されている。もちろん、電圧源21または電圧発生器回路22のいずれかを供給増幅器で実現し、もう一方を図1bまたは2bに示す方法で実現することも可能である。
【0048】
図3は図2cに示される種類の複数の出力バッファを接続した実施例を示す。図3の中で、図2c内の構成部品と同一または類似の構成部品は同じ参照番号で表されている。その様な構成部品に関して、繰り返しを避けるために図2cに関連してなされた説明を参照する。
【0049】
図3において、R1およびR2は供給増幅器A1およびA2の出力に直列接続された抵抗器を表し、それぞれ上位電源供給電位Vuをブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11に供給し、また低位電源供給電位Vlをブリッジ駆動回路1の下位電源供給入力12に供給するためのものである。R3はブリッジ駆動回路1の上位電源供給端子11と上位デカップリング・レイルVbheとの間に接続された抵抗器を表す。R4はブリッジ駆動回路1の下位電源供給入力12と低位デカップリング・レイルVbleとの間に接続された抵抗器を表す。上位デカップリング・レイルVbheは、図3に示すように複数の出力バッファに対応する複数の抵抗器R3に接続されている。同様に、低位デカップリング・レイルVbleは、複数の出力バッファの対応する複数の抵抗器R4に接続されている。複数の出力バッファ回路は複数の独立の信号チャンネルに対して働く。
【0050】
C3は上位デカップリング・レイルVbheと接地電位との間に接続されたデカップリング・キャパシタを表す。C4は低位デカップリング・レイルVbleと接地電位との間に接続されたデカップリング・キャパシタを表す。Cdsは上位デカップリング・レイルVbheと低位デカップリング・レイルVbleとの間に接続されたオプションのデカップリング・キャパシタを表す。
【0051】
抵抗器R1およびR2は出力端子XおよびYに接続された送信ラインの特性インピーダンスよりも非常に小さな値を持つことが可能であり、または短絡回路で置き換えることも可能である。抵抗器R3およびR4はそれぞれのデカップリング・レイルVbheおよびVbleに対する抵抗経路を構成し、これらはキャパシタC3およびC4が具備されていることで高い周波数に対して非常に低いインピーダンスの点である。抵抗性出力バッファ回路内の供給増幅器のカットオフ周波数を超えるその様な高い周波数に対して、抵抗器R3およびR4は、現在導通中のブリッジ駆動回路1の対角線のONインピーダンスと共にバッファのソース・インピーダンスを決定する。低い周波数に対してそれぞれの供給増幅器は、それぞれのブリッジ駆動回路の上位電源供給端子11および下位電源供給入力12で低いソース・インピーダンスを提供し、デカップリング・レイルを介した異なる出力バッファ回路間の相互カップリングが効果的に押さえられ、無視できるようにしている。図3に示される回路が有効であるのは、電力が送信ラインから出力端子X及びYの中に戻された場合でも、出力端子XおよびYにおいて、大きなデカップリング・キャパシタまたは多数のデカップリング・キャパシタを不要として線形の挙動を示すからである。
【0052】
図3は図示されていない修正変更を行うことにより、デカップリング部品がノード11と12の間、そして/またはノード11と接地電位との間およびノード12と接地電位との間に、各々の複数の出力バッファ回路で接続されている。これらのデカップリング部品はキャパシタである。好適に、各々のデカップリング部品は抵抗器とキャパシタを直列接続したものであるか、またはその様に直列接続されたものに類似の電気特性を有する。抵抗性部品は高い周波数で整合された条件を維持する。デカップリング部品は、それぞれの出力バッファ回路のノード11および12の1つに接続されたソースとドレインを有するMOSFETトランジスタであり、そのゲートはこれらのノード11および12のもう一方に接続されている。チャンネルの形状はチャンネルの抵抗が2つのキャパシタ電極の1つとして動作し、高い周波数で整合された条件を維持するために必要な抵抗性部品を提供するように選択されている。
【0053】
この修正変更がなされた場合、デカップリング・レイルVbheおよびVbleは不要であるかまたは、外部電源と接続するための代わりの外部使用者選択可能電源供給レイルの機能をとる。この場合、抵抗器R3およびR4は、それぞれR3およびR4の相当するON抵抗を有するMOSFETトランジスタで置き換えられる。増幅器A1およびA2は従って、外部から供給される選択信号を受信するための可能化/不能化入力が具備されている。R3およびR4と置き換えられるMOSFETトランジスタのゲートはこの選択信号から導かれた制御信号を受信し、選択信号の状況によって供給増幅器はMOSFETのON状態によって不能化されたりまたはその逆となる。
【0054】
図4は供給増幅器の1つの実施例を示す。この図において、参照番号3は基準電位を受信するための入力を表す。参照番号4は供給増幅器の出力を表す。Vccは供給増幅器の電源供給ラインを表す。GNDは接地電位を表す。
【0055】
供給増幅器のこの実施例において、NMOSトランジスタN14およびN15はプッシュ・プル段を構成する。「プッシュ・プル」という用語は一般的に、2つの能動素子を含み出力段がその出力から電流の出力と受信の両方が出来るように相互作用するように、それらの能動素子が接続されている出力段を言う。能動素子の出力段の1つは正の電源Vccと出力端子4との間の経路を提供し、一方もう一つの能動素子はプッシュ・プル段の出力端子4と接地電位との間の経路を提供する。
【0056】
図4に示す実施例において、トランジスタ15のドレインはVccに接続され、そのトランジスタのソースは供給増幅器の出力4に接続されている。トランジスタN14のドレインは出力4に接続され、トランジスタN14のソースは接地電位に接続されている。
【0057】
P7およびP8はPMOSトランジスタを表し、それらのソースは互いに接続されて電圧差動増幅器を構成している。P8のゲートは供給増幅器の出力4に接続されている。この接続は図4の供給増幅器がユニティゲインを有することを保証している。トランジスタP7のゲートは供給増幅器の入力端子3に接続され、基準電位を受信しこれは供給増幅器の出力4での電位を決定する。
【0058】
P1およびP4はPMOSトランジスタを表し、それらのチャンネルは直列に接続されている。トランジスタP1のソースはVccに接続されている。トランジスタP4のドレインはNMOSトランジスタN10のドレインに接続されている。トランジスタN10のソースは接地電位GNDに接続されている。トランジスタP4のドレインは更にトランジスタN15のゲートに接続されている。
【0059】
P2およびP5はPMOSトランジスタを表し、それらのチャンネルは直列に接続されている。トランジスタP2のソースはVccに接続されている。トランジスタP5のドレインはトランジスタP7およびP8のソースに接続されている。N11はNMOSトランジスタを表し、そのドレインはトランジスタP7のドレインに接続されている。トランジスタN11のソースはトランジスタN10のゲートおよびトランジスタN11のゲートに接続されている。
【0060】
P3はPMOSトランジスタを表し、そのソースはVccに接続されている。トランジスタP3のドレインはPMOSトランジスタP6のソースに接続されている。トランジスタP6のドレインはNMOSトランジスタN3のドレインに接続されている。NMOSトランジスタN13のソースは接地電位GNDに接続されている。トランジスタN13のドレインは更にトランジスタN14のゲートに接続されている。
【0061】
N12はNMOSトランジスタを表し、そのドレインはトランジスタP8のドレインに接続されている。トランジスタN12のソースは接地電位GNDに接続されている。トランジスタN12のドレインはトランジスタN12のゲートとトランジスタN13のゲートに接続されている。
【0062】
N16はNMOSトランジスタを表し、そのドレインはトランジスタP3のドレインとトランジスタP6のソースに接続されている。トランジスタN16のソースは供給増幅器の出力4に接続されている。トランジスタN16のゲートはトランジスタP4のドレインに接続されている。C6はキャパシタを表し、出力4とトランジスタN14のゲートの間に接続されている。C5はキャパシタを表し、トランジスタP4と接地電位との間に接続されている。
【0063】
図4に示す回路は非反転入力をトランジスタP7のゲートに、そして反転入力をトランジスタP8のゲートに有する演算増幅器を構成し、この反転入力は出力4に直接接続されている。トランジスタP1,P2およびP3のゲートは正の供給電圧Vccを基準とする基準電圧VR4を受信する。トランジスタP4,P5およびP6のゲートは正の供給電圧Vccを基準とする基準電圧VR3を受信する。電位VR3は電位VR4よりも低く保たれている。この様にして、トランジスタP1およびP4は相互にカスケード型の電流源を構成する。同様に、P2およびP5はカスケード型の電流源を構成する。トランジスタN16の効果を別にすれば、トランジスタP3およびP6もまたカスケード型の電流源を構成する。
【0064】
動作に際して、トランジスタP2およびP5は一定電流をトランジスタP7およびP8で構成された電圧差動増幅器の中に提供する。トランジスタN10とN11は一方で、またトランジスタN12とN13はもう一方で、それぞれ電流ミラーを構成する。トランジスタP2およびP5から電圧差分段P7,P8の中に供給される電流は、これら2つのトランジスタの中で、トランジスタP7とP8のゲートでの電圧差に基づいて分割される。このトランジスタP7とP8を通る電流差は、トランジスタN10とN13のドレイン間の電圧差として現れ、これはトランジスタN15,N14で構成されたプッシュ・プル段を駆動する。トランジスタN16は正の供給電源VccからトランジスタN15とトランジスタN14を通って接地電位に流れる電流を制限するように動作する。出力段N14,N15を通るこの電流が増加すると、トランジスタN16が開いて電流源P3,P6から供給される電流を短絡させて、トランジスタN14のゲート電位を低下させる。これは続いて結果としてトランジスタN15のゲート電位を低下させ、それぞれN15およびN14を通る電流を制限する。
【0065】
図4に示す供給増幅器の実施例は例としてのみ示されたものである。非常に多数の種々の増幅器回路が、その増幅器の出力段がその増幅器の出力が電流の出力することと電流を受け入れることが出来るように設計されている限り供給増幅器として適切であることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 図1aは本発明の第1実施例の一般的ブロック図を示す。
【図1b】 図1bは本発明の第1実施例に基づく出力バッファを示す。
【図2a】 図2aは本発明に基づく出力バッファ回路の第2実施例のブロック図を示す。
【図2b】 図2bは図2aに示す第2実施例のブロック図を実施するための回路を示す。
【図2c】 図2cは図2aに示す第2実施例のブロック図を実施するための別の回路を示す。
【図3】 図3は複数の出力バッファ回路をデカップリングするための実施例を示す。
【図4】 図4は図2cおよび図3の実施例の供給増幅器の実施例を示す。

Claims (9)

  1. 対称送信ライン(TL)を差分的に駆動するための出力バッファ回路であって、
    各々制御可能な導電性経路を有する出力トランジスタ(N3からN6)で、該出力トランジスタのこの導電性経路がブリッジ駆動回路(1)を構成するように接続されている、出力トランジスタ(N3からN6)と;
    前記送信ライン(TL)上で送信されるデータ信号を受信するための信号入力(Din)、前記送信ライン(TL)と接続するための信号出力(X,Y)、および電源供給入力(11,12)とを要する前記ブリッジ駆動回路(1)と;
    前記ブリッジ駆動回路(1)に上位電源供給電位(Vu)と下位電源供給電位(V)を供給するための電源供給回路(2)とを含み、
    前記電源供給回路(2)が低位電圧源電位と上位電圧源電位とソース・インピーダンス(Rs)とを有する電圧源(21)を構成するように適合され;
    前記ソース・インピーダンス(Rs)と前記ブリッジ駆動回路(1)の対角線のオンインピーダンス(Ru,R)の合計が、前記送信ラインの特性インピーダンスと整合するように選択され;
    前記電源供給回路(2)が低位電圧源電位を予め定められたレベルにバイアスするための電圧発生器回路(22)を
    含み
    前記電源供給回路(2)がプッシュ・プル段を構成するように接続された直列接続されたトランジスタ(N14,N15)を含み;
    前記プッシュ・プル段の出力が前記ブリッジ駆動回路(1)の前記電源供給入力(11,12)に接続されている、
    ことを特徴とする、前記出力バッファ回路。
  2. 請求項1記載の出力バッファ回路において、
    前記電源供給回路(2)が前記プッシュ・プル段から供給される出力電圧を検出し、前記プッシュ・プル段を制御してそれが前記プッシュ・プル段から前記ブリッジ駆動回路(1)に供給される供給電流とは基本的に独立な供給電圧を出力するための回路を含む、前記出力バッファ回路。
  3. 請求項1または2記載の出力バッファ回路において、インピーダンス手段(R1,R2)が前記プッシュ・プル段(A1,A2)の前記出力と前記ブリッジ駆動回路(1)の前記電源供給入力(11,12)との間に接続されている、前記出力バッファ回路。
  4. 請求項1記載の出力バッファ回路において、
    低位電圧源電位を予め定められたレベルにバイアスするための前記手段(22)が、その出力が前記ブリッジ駆動回路(1)の前記下位電源供給入力(12)に接続されている第2プッシュ・プル段(A2)を含む、前記出力バッファ回路。
  5. 請求項4記載の出力バッファ回路において、前記電源供給回路が、
    前記第2プッシュ・プル段(A2)から供給された出力電圧を検出し、前記プッシュ・プル段を制御してそれが前記プッシュ・プル段(A2)から前記ブリッジ駆動回路(1)に供給される供給電流とは基本的に独立な供給電圧を出力するための回路を含む、前記出力バッファ回路。
  6. 請求項5記載の出力バッファ回路において、
    抵抗器(R2)が前記第2プッシュ・プル段と前記ブリッジ駆動回路(1)の前記下位電源供給入力(12)の間に直列に接続されている、前記出力バッファ回路。
  7. 請求項1から6までのいずれかに記載の出力バッファ回路であって、前記ブリッジ駆動回路(1)の前記電源供給入力(11,12)に接続され、高い周波数で前記電源供給回路(A1,A2)のソース・インピーダンスの周波数特性を補償するためのデカップリング回路(C1,C2)を含む、前記出力バッファ回路。
  8. 請求項1から7までのいずれかに記載の出力バッファ回路において、
    前記ブリッジ駆動回路(1)の前記出力トランジスタ(N3からN6)の制御端子が、前記ブリッジ駆動回路(1)の第1対角線のトランジスタが低インピーダンス状態と高インピーダンス状態を取るときに、一方で前記ブリッジ駆動回路の第2対角線のトランジスタが前記状態の反対を、前記データ信号(Din)に基づいて取るように接続されている、前記出力バッファ回路。
  9. 請求項1から8までのいずれかに記載の出力バッファ回路において、
    低位電圧源電位をバイアスするための前記装置(22)が前記低位電圧源電位を接地電位から予め定められたレベルに保つように適合されている、前記出力バッファ回路。
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