JP4608576B2 - ツイストペア通信システム、装置、及びそのための方法 - Google Patents

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Description

本発明の好適な実施形態は、ツイストペア通信システムの放出レベルの低減に関する。本発明は、高速2線式CANネットワークの設置に適用可能であるが、それに限定されるものではない。
自動車エレクトロニクスの分野では、高速のコントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)の使用が、益々普及するようになってきている。典型的な自動車応用では、CANは、自動車の周りに引き回すことができる2線式多重通信リンクを提供する。従って、CANは、自動車処理ユニットが遠隔の電気/信号処理ユニット、例えば、自動車ランプ・モジュール、ブレーキ・システム、エアーバッグ・モジュール等と効果的に通信するための単純な機構を提供する。
路上走行車用のCAN仕様は、以下で説明されるように、国際標準化機構(ISO)により規定されている。
(i)ISO11898−2:高速物理層−パート2
(ii)ISO11898−3:低速故障耐性物理層−パート3
(iii)ISO11898−4:時間トリガCAN
(iv)ISO11898−5:低電力モード及び起動(wake up)モード付きの高速物理層。
CAN仕様は、例えば、10メートル長にわたる通信を支援する。しかしながら、CANバスにこの長さにわたる通信を支援することを要求すると、この長いワイヤは、アンテナとして作用し、そこで、電磁干渉(EMI)及び静電放電(ESD)のような、自動車の電気的過渡事象並びに産業の過渡事象を実際上受けやすい。
更に、ワイヤが非常に長い場合があるので、ワイヤにより送られた信号のスルー・レートの制御がまた、いずれのEMC放出を避けるため非常に重要であることが知られている。その上、CANバスを問題となる自動車環境で首尾良く動作させるため、CAN送受信器はまた、高電圧の過渡事象に対して耐性を有することができなければならない。
従って、2つのCANワイヤのスイッチング(切り替え)間でそれぞれの装置の良好な制御及びマッチング(整合)を保証することは重要である。それぞれのワイヤ間でのスルー・レートの良好なマッチングを保証するため、2つのワイヤ(即ち、高側CAN(CAN−H)及び低側CAN(CAN−L))が、性能について整合されており、そして均等に制御されなければならない。
典型的なCANドライバ回路が、図1に示されている。CANドライバ回路は、CAN−Hドライバ104及びCAN−Lドライバ106の両方に入力されるデジタル送信入力信号102を備える。動作の高速性及び対称性の両方を達成するため、低電圧に整合した部品が、一般的に用いられる。CAN−Hドライバは、例えば、pnpトランジスタ130を、VCC108に動作可能に結合された能動デバイスとして利用し、一方、CAN−Lドライバは、例えば、npnトランジスタ132を、接地110に動作可能に結合された能動デバイスとして利用する。
CAN−Hドライバ104及びCAN−Lドライバ106のそれぞれからの出力118及び120は、比較器112に対する入力114及び116である。比較器112からの出力は、「受信」デジタル出力信号122である。従って、当業者により認められるように、CAN−Hワイヤ118及びCAN−Lワイヤ120上の信号を制御するドライバ回路は、CAN−Hドライバ104及びCAN−Lドライバ106がCAN−Hワイヤ118とCAN−Lワイヤ120との間で位相を合わせて切り替えるよう調整されることを保証するため、注意深く整合されていることが必要である。そのようなツイストペア・ケーブルを用いることに対する鍵となる見方は、ワイヤ(両方の方向で)に含まれる電流の振幅が等しくとその負号が反対であることを保証することである。このようにして、電流に比例する生成された磁界は、実質的にゼロである。従って、ツイストペアのケーブルの電流に起因した電磁干渉が、最小にされる。2つのワイヤの電流間のいずれの非対称性は、非常に望ましくない磁界を生成する。
その上、コモンモードCAN−Hバス・ワイヤ及びCAN−Lバス・ワイヤがまた、切り替え遷移中に、例えば信号がCAN−Hワイヤ及びCAN−Lワイヤ上に現れるとき、及び信号が離されるとき、一定でなければならないことが知られている。従って、ΔIは、遷移中に最小にされることが必要であり、さもなければ、電磁干渉が、生成される。実際には、2つのタイプのコモンモード構成がある。即ち、
(i)電流:CAN−Hワイヤ及びCAN−Lワイヤの両方の電流値が、等しいが、しかしその符号が反対である。
(ii)電圧:その電圧は、高速動作に対してバス・インピーダンスがCAN標準で60オームとして指定されると仮定した場合、等しくあるべきである。
更に、EMC放出を避けるため、CAN−Hバス・ワイヤ118及びCAN−Lバス・ワイヤ120上の信号に印加されたスルー・レートは、制御され且つ整合されねばならない。スルー・レートは、温度(遅延)及び負荷の関数である。従って、スルー・レートは、正確に制御するのは難しい。
高側ドライバ及び低側ドライバ間の良好な一致を達成することがいかに難しいかのグラフによる例が、図2に示されている。ここで、送信波形信号202が、受信波形信号222に対して僅かにオフセットされて(ずれて)示されている。それぞれのドライバ回路が対称である場合、波形218のCAN−H信号及びCAN−L信号も対称であり、その結果CAN−H値(公称3.5V)及びCAN−L値(公称1.5V)の和が平坦で、ほぼ5Vであることになる。CAN−H信号及びCAN−L信号の和は、多くの場合、「コモンモード」と呼ばれる。しかしながら、ドライバ回路が完全には一致していない場合、遷移中のCAN−HとCAN−Lとの間の対称性は、満たされない。この一致の欠如は、いわゆるコモンモード・グリッチ230(例えば、120mVのオーダの変動)をもたらし、それは、CAN−H値とCAN−L値とを加算するとはっきり分かる。
この問題に対する解法が、図3の既知の従来技術の回路300において示され、それでは、CAN−Hのため複数のドライバ316、318、320及び322を、またCAN−Lのため複数のドライバ324、326、328及び330を使用する。一連の非常に速いスイッチ336、338、340、342、344、346、348及び350は、それぞれの直列抵抗に動作可能に結合され、そこにおいては、各ドライバ動作は、固定の遅延304、306、308、310、312及び314により制御される。
この点に関して、スルー・レートは、遅延素子304、306、308、310、312及び314、直列抵抗、及び負荷キャパシタンスにより固定される。これらの構成要素の正確な選択は、良好な一致を保証する。
しかしながら、出力についての高い電圧範囲の場合、非対称クランピングが、(構成要素の固有の性質に起因して)抵抗に直列に導入される。これらの高電圧構成要素は、低い周波数で、ある程度対称であるよう設計されることができる。しかしながら、それらは、より高い周波数、例えば、100KHzより上では非対称を呈するであろう。従って、2つのワイヤ間の信号の非対称は、約100KHzより上の周波数でコモンモード・グリッチを発生するであろう。実際には、新しいコモンモード(即ち、CAN−Hワイヤの値とCAN−Lワイヤの値の和)が、各動作周波数で存在する。
発明の名称が「並列ドライバ段を有するライン・ドライバ(Line driver with parallel driver stages)」であるTexas Instrumentsのヨーロッパ特許No.EP0995750、並びに発明の名称が「パルス整形器付きライン・ドライバ(Line driver with pulse shaper)」であるLucent Technologies Inc.のヨーロッパ特許No.EP0763917、及び米国特許No.5194761は、従来技術のCAN構成を示す。
しかしながら、益々高い電圧レベルを故障状態中に支えるため、低電圧の部品を用いることはもはや可能でないことが分かった。従って、代わりに、高電圧部品、特に、より高い寄生効果を呈する部品を用いることが要求されている。とりわけ、この寄生部品は、高側ドライバ(CAN−H)出力及び低側ドライバ(CAN−L)出力に対して異なった特性を呈することが問題である。従って、コモンモード性能は、それらの高電圧部品の場合低下されるようになる。
従って、特に、CAN−Hバス・ワイヤ及びCAN−Lバス・ワイヤを駆動するための改善されたツイストペア・ベースの通信システム、装置及びそのための方法に対する必要性が存在する。
本発明の好適な局面に従って、添付の特許請求の範囲で定義されるように、ツイストペア経路の中の構成要素間の非理想的な対称性に起因した放出レベルを低減する通信システム、装置、及びそのための方法が提供される。
本発明の例示的実施形態が、ここで、添付図面を参照して、例示としてのみ説明されるであろう。
ここで、図4を参照すると、本発明の好適な実施形態に従ったCANドライバ回路が示されている。とりわけ、CAN−H信号406及びCAN−L信号402が、加算機能部408に入力される。この加算機能部408は、加算ブロック、個別の論理ゲート、AC結合キャパシタ等のような様々な方法で実現され得ることを想定している。CAN−H信号406及びCAN−L信号402は、このように加算され、例えば、速い比較器418の負入力ポート414に入力される。
基準電圧レベル412が、比較器418の正入力ポート416に印加される。比較器418は、CAN−H信号406とCAN−L信号402の和を、好適な実施形態では5Vに設定される基準電圧レベル412と比較する。比較器418は、その比較結果を対のCAN−Hドライバ段424及びCAN−Lドライバ段422の両方へ出力する。CAN−Hドライバ段424は、電源電圧426に結合され、そしてCAN−Lドライバ段422は、接地428に結合されている。
本発明の好適な実施形態がNMOSトランジスタ422及びPMOSトランジスタ424を比較器418の出力に用いて、CAN−Lフィードバック信号を発生することに関して説明されるが、これらのデバイスは、スイッチ、又は電流源、又は電流源に結合された抵抗を有する電流源のような等価の機能部により置換され得ることを想定している。
とりわけ、CAN−Hドライバ段424及びCAN−Lドライバ段422の両方からの出力は、加算され、フィードバック信号としてCAN−H信号又はCAN−L信号のいずれか(或いは実際はそれら両方の信号)に与えられる。「CAN−H+CAN−L」の和を、比較器418に印加された基準電圧と比較すると、比較器418の出力は、当該和が基準値を超えるか又は基準値を下回るかすると直ぐにフリップ(反転)(flip)する。従って、コモンモード(CAN−H及びCAN−Lの和で、公称5V)値と(5Vの)基準値との比較に依存して、電流は、CAN−Lから引き出されるか、又はCAN−Lフィードバック経路に押し出されて、その差を補償する。このようにして、「CAN−H+CAN−L」の値は、フィードバック経路を介して低減又は増大される。
比較器の速度は、このループの反応時間を、従って、「CAN−H+CAN−L」の和と基準電圧との差を規定する。
従って、このようにして、CAN回路400の性能を改善するメカニズムは、CAN−H信号406とCAN−L信号402とを加算し、そして速い連続的に動作する比較器418、例えば、十分な速度と2つのワイヤ間に小さいオフセットとを与える比較器を用いることにより表される。その後、比較器418からの出力は、CAN−H信号406及びCAN−L信号402のうちの一方又は両方にフィードバックされる。10mVの典型的な(CMOS)キャパシタ・エラーは、10mVのコモンモード・グリッチをもたらす。
更に、この実施形態においては、電流補償は、補償システムがEMC摂動(BCI、DPI等)により擾乱されるとき、例えば、性能(例えば、スルー・レート、伝搬時間等)への悪影響を避けるため、合計電流の10%に制限される。
CANシステムにおいては、CAN−H信号及びCAN−L信号の遷移立ち上がり時間及び立ち下がり時間が、典型的には、1Mボーの速度で15ナノ秒と35ナノ秒との間でなければならない。従って、2つのCANワイヤが単一のドライバ段を用いて正確に整合されることができない場合、直列の各ドライバ段を用いることを想定しており、そこにおいては、直列の小さいドライバ段が、図3における既知のシステムに従って並列に配置される。
この点に関して、幾つかのドライバ段を並列に順にトリガし得る。例えば、10ドライバ段が、並列のCAN−H経路及びCAN−L経路のそれぞれについて直列に配置される場合、比較器は、ドライバ段間を1遷移当たり1.5ナノ秒から3.5ナノ秒毎に切り替えることが必要である。従って、この点に関して、1ナノ秒と5ナノ秒との間の比較器の切り替え性能は、許容できそうである。
本発明の好適な実施形態が連続的に動作する比較器を参照して説明されているが、本発明の概念は、当業者により理解されるように、「時間的に不連続の」比較器に等しく適用可能である。この文脈において、「時間的に不連続の」比較器は、「サンプル及びホールド」タイプの比較器を包含し、それによりCAN−H信号及びCAN−L信号の値が、サンプリング及びホールドされ、次いで時間的に不連続な要領で比較される。多数の「サンプル及びホールド」比較器が、オフセット相殺技術を提供することが有利である。オフセット相殺技術の使用は、比較器オフセットに起因して生じるいずれのコモンモード・グリッチを取り除くことを可能にする。
既知の相殺技術を連続的に動作する比較器に適用し、それによりそれらがまた比較器オフセットに起因したコモンモード・グリッチの相殺を実行することができることがまた想定されている。
本発明の強化された実施形態においては、コモンモード・グリッチ問題はCANシステムの遷移段階中に適用されることのみを想定している。この点に関して、フィードバック回路は遷移の開始時に使用可能にされ、そして遷移が終わった後に使用不能にされる。そのような時間多重化された構成を採用することは、前述の回路により引き起こされるCANシステムの擾乱を最小にすることを支援する。
速い比較器をこのように使用することは、CAN−Hワイヤ上の信号値とCAN−Lワイヤ上の信号値との間のいずれの実時間不均衡を補償し、それによりバス・ライン上の遷移中に生じるコモンモード・グリッチを制限することにより放出レベルの著しい低減を促進する。
CAN補償回路の電流出力能力は、CAN−L及びCAN−Hの主能力とは対照的に、或る一定の(低い)値に制限されることが有利である。実際に、(CAN−H又はCAN−L上の)スルー・レートは、出力電流に正比例する。従って、一連のより小さいMOSFETを用いることにより、例えば、CAN−Lラインの電流のいずれの変動は、スルー・レートに対する最小変更を引き起こす。従って、電流遷移を、特に自動車応用において、制限して、例えば、移動アンテナ又は携帯TVに起因した放射された放出効果を最小にすることが有利である。
従って、各段階の遷移で、比較器418は、コモンモード値を基準値412に実質的に等しく維持するため、電流430を連続的に加え又はそれを差し引くことにより、コモンモード「CAN−H+CAN−L」の固有のエラーを補償する。「CAN−H+CAN−L」の和の値を事前定義された基準値に実質的に等しくすることを保証することにより、(CANシステムに従って)ツイストペアのワイヤを用いることから結果として生じるいずれの電磁放出が、効果的に低減され、即ち、各ワイヤにより発生された磁界が、符号で反対であり、従って、結果として生じるその和の値が、実質的に「ゼロ」となる。
ここで、図5を参照すると、グラフは、図4のドライバ回路が本発明の好適な実施形態に従ってコモンモード・エラーの低減を与える仕方を示す。図5は、CAN−H信号とCAN−L信号の間の遷移、及び特に、低いグリッチ・レベルを維持する補正電流を示す。
本発明の好適な実施形態がCAN回路を参照して説明されたが、代替応用について、本発明の概念がイーサネット(登録商標)送受信器により用いられるツイストペア・ケーブリングのようなツイストペア・ケーブリングを採用するいずれの通信システムに適用され得ることを想定している。
上記で説明したCANシステムのような2線式通信システムにおいて放出レベルを低減するための通信システム、装置及び方法は、次の利点のうちの少なくとも1つ又はそれより多い利点を与えることを目指していることが理解されるであろう。
(i)CAN−HドライバとCAN−Lドライバの非理想的な対称性を改善する。
(ii)2つのワイヤの間で用いられる装置内の整合された構成要素への依存を低減する。
(iii)バス遷移と関連したコモンモード・グリッチ問題がより良好に制御される。
(iv)好適な実施形態は、フィードバック・ループの導入に起因して、プロセス変動に対して非常に強固である。
(v)EMC放出が著しく低減される。
(vi)好適な実施形態の回路は、他の応用/技術に対して再使用することが非常に容易であるようになされている。即ち、実質的にソフトウエア/ハードウエアの変更を必要としない。
特に、前述の本発明の概念は、ツイストペア・ケーブリングを用いるいずれの通信システムに使用のいずれのデバイス又は集積回路に対して半導体製造業者により適用されることができることを想定している。更に、例えば、半導体製造業者がイーサネット(登録商標)送受信器のようなスタンドアロン型の装置、又は特定用途向け集積回路(ASIC)における埋め込み型モジュール、及び/又はいずれの他のサブシステムの構成要素の設計に本発明の概念を採用し得ることを想定している。
本発明の実施形態の特定の及び好適な実現が上記で説明されたが、当業者がそのような本発明の概念の変形及び変更を容易に適用することができるだろうことが明らかである。
このように、それぞれのツイストペア経路の構成要素間の非理想的な対称性に起因した放出レベルを低減するための改善されたツイストペア通信システム、装置及び方法が説明され、そこにおいては、従来技術の構成による前述の欠点が、実質的に軽減された。
図1は、既知のCANドライバ回路を示す。 図2は、CANバス・システムのCAN−HドライバとCAN−Lドライバとの間の良好な一致を達成することが難しいことを説明するグラフによる例を示す。 図3は、CAN−HドライバとCAN−Lドライバとの間の良好な一致を与えることを意図した既知の複数のCANドライバ回路を示す。 図4は、本発明の好適な実施形態に従ったCANドライバ回路を示す。 図5は、図4のCANドライバ回路が本発明の好適な実施形態に従ってコモンモード・エラーを低減する仕方をグラフで示す。

Claims (8)

  1. 少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)をツイストペア通信リンク上に与える少なくとも2つのドライバ段(422,424)に動作可能に結合された前記ツイストペア通信リンクを備える通信システムであって、
    前記ツイストペア通信リンク上の前記少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)が、加算され、且つ前記の加算された信号を基準値(412)と比較するよう構成された比較器(418)に入力され、
    前記比較器(418)の出力が、前記少なくとも2つのドライバ段(422,424)に入力され、
    前記少なくとも2つのドライバ段(422,424)からの出力が、加算され、次いでフィードバックされて、前記少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)のうちの1又はそれより多い入力信号と加算される
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信システムが、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)通信を支援することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記比較器(418)及び少なくとも2つのドライバ段が、前記基準値(412)を実質的に追跡するため、電流(430)を加え又は差し引き、且つ当該加え又は差し引かれた電流を前記少なくとも2つの独立の入力信号のうちの1又はそれより多い入力信号と加算することによりコモンモード・エラーを補償するよう構成されていることを更に特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
  4. 前記比較器(418)が、速い連続動作型の比較器又は「時間的に不連続」型の比較器であることを更に特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記通信システムが、CAN−H出力及び/又はCAN−L出力のうちの1つを生成するため並列に構成された前記ツイストペア通信リンク(400)の複数の出力段を含むことを更に特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記複数の出力段が、次々とオンされることを更に特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)をツイストペア通信リンク上に与える少なくとも2つのドライバ段(422,424)に動作可能に結合された前記ツイストペア通信リンクを備える通信回路(400)のための装置であって、
    前記ツイストペア通信リンク上の前記少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)が、加算され、且つ前記の加算された信号を基準値(412)と比較する比較器(418)に入力され、
    前記比較器(418)の出力が、前記少なくとも2つのドライバ段(422,424)に入力され、
    前記少なくとも2つのドライバ段(422,424)からの出力が、加算され、次いでフィードバックされて、前記少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)のうちの1又はそれより多い入力信号と加算される
    ことを特徴とする通信回路(400)のための装置。
  8. ツイストペア通信リンクを備える通信システムにおいてコモンモード・エラーを低減する方法であって、少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)を前記ツイストペア通信リンク上に与えるステップを備える方法において、
    前記少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)を前記ツイストペア通信リンク上で組み合わせるステップと、
    前記の加算された信号を基準値(412)と比較するステップと、
    前記比較器(418)の出力を少なくとも2つのドライバ段(422,424)に入力するステップと、
    前記少なくとも2つのドライバ段(422,424)からの出力同士を組み合わせるステップと、
    前記の加算された出力を前記少なくとも2つのドライバ段(422,424)から前記少なくとも2つの独立の入力信号(402,406)のうちの1又はそれより多い入力信号へフィードバックするステップと
    を備えることを特徴とする方法。
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