JPH06133073A

JPH06133073A - ファクシミリ装置

Info

Publication number: JPH06133073A
Application number: JP4276920A
Authority: JP
Inventors: Hirobumi Yanaru; 博文矢鳴; Keitoku Ikeguchi; 佳徳池口
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1992-10-15
Filing date: 1992-10-15
Publication date: 1994-05-13

Abstract

(57)【要約】【目的】待ち時間を伴う複雑なダイアル操作を簡単か
つ確実にできるファクシミリ装置を提供することを目的
とする。【構成】記憶手段６を備え、電話番号、ユーザ番号、
情報番号などの番号と、それら番号に対応するダイアル
送出待ち時間情報との組を番号データとして入力装置５
から入力して記憶手段６に記憶し、ダイアル送出時はそ
の番号データに従って待ち時間を発生しながら番号を順
次送出する。表示装置７は入力装置５から入力した番号
データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置のダイ
アル送出に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ファクシミリ装置が広く利用され
るが、電話番号などのダイアル送出操作の簡素化、確実
化が課題である。

【０００３】以下、従来のファクシミリ装置について図
面を参照しながら説明する。図８は従来のファクシミリ
装置の動作を、外部のデータベースを利用する場合を例
にフローチャートで示す。構内交換機に接続されている
ファクシミリ装置から外線を経由して外部のデータベー
スに接続し、そのデータを取得する場合、ステップ１に
おいて外線のデータベース電話番号をダイアルする。こ
の場合、外線に接続するための０発信を入力し、つぎに
ポーズを入力してダイアル送信のための所定時間だけ待
ち、つぎに電話帳に記載されている外線のデータベース
電話番号を入力する。ステップ２で回線接続制御が実行
され、接続が完了するとステップ３に移行し、データベ
ース側の案内に従ってユーザ番号と、番号の終了を示
す”＃”キーとを入力する。データベースがユーザ番号
を受け取って情報指定を案内してくると、ステップ５に
おいて情報番号と、番号の終了を示す”＃”キーとを入
力する。データベースが情報番号を受け取って”スター
ト入力”を案内してくると、ステップ７でスタートキー
を押す。データベースが”スタート入力”を受け取って
データの送出を開始するとステップ８でデータを受信す
るとともに、印刷してデータの入手を完了する。

【０００４】このように、データベースからの案内に従
って順次使用者がユーザ番号、情報サービス番号などを
入力しているのが特徴である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような従来のファ
クシミリ装置では、外線のデータベースへのダイアル入
力においては、ポーズの待ち時間が０発信切り換え時間
よりも短いと番号が誤って接続され、また、外線のデー
タベースと接続後においては、データベース側の案内に
従ってユーザ番号や、データ情報の指定、スタートキー
入力などを順次にダイアル入力するので、入力ミスを犯
し易いという問題があった。また、同じデータベースに
接続するときでも同じ操作を行う必要があり、入力が面
倒であった。

【０００６】本発明は上記の課題を解決するもので、ダ
イアル操作が簡単で確実なファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、通信回線の情報入出力を制御する通信回
線制御手段と、受信文書を印刷する印刷手段と、送信文
書を読み込む原稿読み取り手段と、操作者が指示を入力
する入力手段と、記憶手段と、表示手段と、装置全体の
動作を制御する制御手段とを備えたファクシミリ装置に
おいて、前記制御手段は、待ち時間を挟んで回線に送出
される複数個の番号を待ち時間情報とともに前記記憶手
段に記憶し、操作者のダイアル送出要求に対応して前記
記憶した番号を、対応する待ち時間を挟んで順次送出す
るように制御するファクシミリ装置である。

【０００８】

【作用】本発明は上記の構成において、記憶手段が複数
の番号とポーズによる待ち時間情報とを記憶し、ダイア
ル送出時は、記憶した番号を自動的にポーズ時間を挟ん
で順次送出する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例のファクシミリ装置
について図面を参照しながら説明する。図１は本発明の
一実施例のファクシミリ装置の構成をブロック図で示
す。図において、１は装置全体の動作を制御する中央演
算処理装置、２は外線とのファクシミリ送受信を制御す
る通信回線制御装置、３は受信した文書を印刷するプリ
ンタ装置、４は送信する文書を読み込むスキャナ装置、
５は電話番号、ポーズ、数値などのデータおよび操作指
示を入力するための入力装置、６は入力されたデータを
記憶する記憶装置、７は入力された番号データを表示す
る表示装置である。図２は図１に示した入力装置５のキ
ー配列を平面図で示す。図において、番号を入力するテ
ンキー８、”＃”を入力する”＃”キー９、”＊”を入
力する”＊”キー１０、ポーズを入力するポーズキー１
１、括弧を入力する括弧キー１２、記憶した番号データ
を電話帳として参照するための電話帳キー１３を備えて
いる。

【００１０】上記構成要素の相互関係と動作について説
明する。通信回線制御装置２、プリンタ装置３、スキャ
ナ装置４、入力装置５、記憶装置６および表示装置７が
それぞれ中央演算処理装置１に接続されて制御される。
送信文書はスキャナ装置４により読み取られ、通信回線
制御装置２を介して送信される。また、通信回線制御装
置２を介して入力した受信文書はプリンタ装置３で印刷
される。操作者は入力装置５により装置の操作入力や番
号データを入力し、その内容が表示装置７に表示され
る。記憶装置６は装置の動作プログラムを記録している
とともに、入力装置５から入力した電話番号、ユーザ番
号、情報番号およびダイアル送出待ち時間情報とからな
る番号データを記憶する。また、表示装置７は入力した
番号データを表示する。

【００１１】図３は入力装置５から入力された電話番号
などの番号と待ち時間とによるデータの表示をパターン
図で示す。図において、入力装置５から入力された１５
桁の番号データ１４は、外線の番号１５、ポーズを示す
Ｐの１７、ポーズによるダイアル送出待ち時間を指定す
る数値１８を括弧”（）”１６で囲って表示している。

【００１２】図４は入力装置５で入力された番号データ
１４が電話帳として記憶装置６に記憶されているデータ
の配列を模式図で示す。図において、番号、ポーズを示
すＰ、待ち時間を与える数値、および括
弧”（”、”）”がそれぞれＪＩＳコードにより格納さ
れている。なお、データの最後にはデータ終了を示すコ
ード（ＮＵＬＬコード）が付与されるが、表示装置には
表示されない。また、図５はデータベースにアクセスす
るため、電話番号の他にユーザ番号と情報番号とをそれ
ぞれの待ち時間とともに記憶したデータの配列表示をパ
ターン図で示す。この場合、設定した待ち時間の１０秒
はデータベースの応答メッセージの時間よりも長い時間
として設定している。なお、実施例では”＃”は不特定
長の番号の終了を示すコードであり、特定長の電話番号
には付与していない。

【００１３】図６と図７は図４に示した番号データによ
りダイアル信号を通信回線制御手段２を介して送出する
動作をフローチャートで示す。なお、図６と図７におけ
るＡとＢはフローチャート間の接続を示す。この送出動
作の基本は、図４に示したデータの順序で処理し、デー
タが番号であれば順次１桁ずつ送出し、待ち時間データ
であればデータの指定する待ち時間を発生してつぎの番
号送出まで待つ。ステップ１で初期設定を行い、番号デ
ータ１４の先頭を示すポインタｉをセットし、また、番
号データ中の待ち時間データの配列ポインタｊを０、読
み出した待ち時間の数字を配列するための配列Ｘの内容
を０にクリアする。ステップ２で記憶装置６に記憶され
ている番号データ１４のアドレスを示すポインタｉか
ら、コードを取得する。そのコードが終了コード（ＮＵ
ＬＬコード）であれば、ステップ３に移行して処理を終
了する。コードが数字、”＊”、または”＃”のコード
であれば、ステップ４に移行し、コードをダイアリング
処理に引き渡してダイアル送出を行う。コードがポーズ
のコードであれば、ステップ５に移行し、コードのポイ
ンタｉをインクリメントし、ステップ６でつぎのコード
を取得する。そのコードが括弧”（”のコードであれ
ば、ポーズの時間が設定されていると判断してステップ
７に移行する。また、コードが括弧”（”以外のコード
であれば、ポーズキーのみと判断してステップ８に移行
して待ち時間発生処理を行い、所定のダイアル待ち時間
をセットする。この所定待ち時間は、たとえば、５秒の
待ち時間としておく。

【００１４】ステップ７でｉをインクリメントしてステ
ップ９に移行し、つぎのコードを取り出し、そのコード
が数字のコードであればステップ１０に移行して現在の
ｊを示す配列Ｘに数字を格納し、ステップ１１に移行し
てポインタｊをインクリメントし、ステップ７に戻る。
つぎのコードが、数字であれば、ステップ１０からステ
ップ１１までを繰り返す。コードが数字以外であっ
て、”）”のコードであれば待ち時間の終了と判断し
て、ステップ１２に移行し、配列Ｘから計算処理の時間
を補正した実際の待ち時間に換算して、ステップ１３で
その待ち時間を待ち時間発生処理にセットする。コード
が”）”でない場合はステップ１４に移行し、電話番号
エラーとしてダイアルを中止して終了する。なお、ステ
ップ１３における待ち時間発生処理では、ダイアリング
処理で前回ダイアルを終了した時点から、待時間発生処
理までに要したプログラムの処理時間を計測して、ステ
ップ４、ステップ１３でセットされた待ち時間から差し
引いた値を実際の待ち時間として、ダイアル送出まで待
機する。また、ダイアリング処理後、つぎのダイアルが
ポーズ以外の場合、つぎにダイアリング処理までに要す
る時間は無視できるものとする。

【００１５】以上のように本発明の実施例のファクシミ
リ装置によれば、電話帳の電話番号にポーズの待ち時間
を入力して記憶しておくことにより、番号を自動的に待
ち時間を挟んで順次送出でき、また、利用する相手に合
わせて種々の送出待ち時間を設定できる。

【００１６】なお、待ち時間情報を含めた番号データの
フォーマットは他の形式であってもよい。だだし、本実
施例の形式では番号と待ち時間とを送出順序で格納して
おくので、送出処理が簡単にできる効果がある。

【００１７】また、電話番号の最後に”＃”を付与しな
かったのは単に一例に過ぎず、”＃”を付与してもよ
い。

【００１８】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明は、通信回線の情報入出力を制御する通信回線制御手
段と、受信文書を印刷する印刷手段と、送信文書を読み
込む原稿読み取り手段と、操作者が指示を入力する入力
手段と、記憶手段と、表示手段と、装置全体の動作を制
御する制御手段とを備えたファクシミリ装置において、
前記制御手段は待ち時間を挟んで回線に送出される複数
個の番号を待ち時間情報とともに前記記憶手段に記憶
し、操作者のダイアル送出要求に対応して前記記憶した
番号を対応する待ち時間を挟んで順次送出するように制
御するファクシミリ装置とすることにより、種々の異な
ったデータベース、ファクシミリサービスを利用する場
合、それぞれ異なったダイアル送出の待ち時間を発生さ
せることができ、データベース接続後も手入力でダイア
ル操作することなく、ダイアルミスもなく操作性の向上
が図れ、確実に情報を取り出すことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のファクシミリ装置の構成を
示すブロック図

【図２】本発明の一実施例のファクシミリ装置における
入力装置のキー配列を示す平面図

【図３】本発明の一実施例のファクシミリ装置における
電話番号データの表示を示すパターン図

【図４】本発明の一実施例のファクシミリ装置の記憶装
置における電話番号データの配列を示す模式図

【図５】本発明の一実施例のファクシミリ装置における
他の電話番号データの表示を示すパターン図

【図６】本発明の一実施例のファクシミリ装置における
ダイアル送出動作を示す部分フローチャート

【図７】本発明の一実施例のファクシミリ装置における
ダイアル送出動作を示す部分フローチャート

【図８】従来のファクシミリ装置における外部のデータ
ベースを利用する場合のフローチャート

【符号の説明】

１中央演算処理装置（制御手段）２通信回線制御装置（通信回線制御手段）３プリンタ装置（印刷手段）４スキャナ装置（原稿読み取り手段）５入力装置（入力手段）６記憶装置（記憶手段）７表示装置（表示手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通信回線の情報入出力を制御する通信回
線制御手段と、受信文書を印刷する印刷手段と、送信文
書を読み込む原稿読み取り手段と、操作者が指示を入力
する入力手段と、記憶手段と、表示手段と、装置全体の
動作を制御する制御手段とを備えたファクシミリ装置に
おいて、前記制御手段は、待ち時間を挟んで回線に送出
される複数個の番号を待ち時間情報とともに前記記憶手
段に記憶し、操作者のダイアル送出要求に対応して前記
記憶した番号を、対応する待ち時間を挟んで順次送出す
るように制御するファクシミリ装置。