JPH06131224A - 情報処理方法及び装置 - Google Patents

情報処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH06131224A
JPH06131224A JP4278862A JP27886292A JPH06131224A JP H06131224 A JPH06131224 A JP H06131224A JP 4278862 A JP4278862 A JP 4278862A JP 27886292 A JP27886292 A JP 27886292A JP H06131224 A JPH06131224 A JP H06131224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
frame
embedded
reference frame
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4278862A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Fukuyoshi
伴昭 福良
Tokihiko Nishida
時彦 西田
Hiroyuki Katsube
裕之 勝部
Motohide Tamura
元秀 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JustSystems Corp
Original Assignee
JustSystems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JustSystems Corp filed Critical JustSystems Corp
Priority to JP4278862A priority Critical patent/JPH06131224A/ja
Publication of JPH06131224A publication Critical patent/JPH06131224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】元のアプリケーションにおける編集内容をデー
タ連携を行った先のアプリケーション上のデータに対し
て反映することを可能とする。 【構成】デスティネーションファイルA中に存在する組
込枠に対応して、この組込枠に取り込まれる元のデータ
を有する参照枠を特定するための情報と、この組込み枠
に対応する組込データが組込枠データ21に格納され
る。組み込み枠内におけるデータの表示、印刷等の出力
には、この組込枠データ21に格納された組込データが
用いられる。ここで、参照枠を含むソースファイルBに
おいて編集が実行されると、ソース側のアプリケーショ
ンにより、参照枠内のデータが編集により更新されたか
否かが判定され、更新されていれば、組込枠データ21
における当該参照枠に対応する組込データを更新する。
組込管理部3aは各アプリケーションの組込枠の情報を
管理し、上述の制御を実現させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のファイル間でデ
ータの組込などのデータ連携を行うことが可能な情報処
理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のファイル間において、「デ
ータ組込」等のデータ連携が可能な情報処理装置におい
ては、例えば他のアプリケーションにて作成したデータ
を自分のアプリケーションで作成中のデータに貼り付け
ることが可能である。このようなデータの連携は、連携
を実行するアプリケーション間で直接データのやりとり
が行われ、一旦データが貼り付けられると、その貼り付
けられたデータは元のアプリケーションとの関係が断た
れ、貼り付け先のアプリケーションに完全に取り込まれ
てしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のデータ連携で
は、貼り付けられたデータは元のアプリケーションとの
関係が完全に断たれるため、元のアプリケーションで貼
り付け部分の編集が行われても、貼り付け先のデータへ
は何等反映されなかった。
【0004】このため、データの貼り付けを実行した後
に、元のデータに対して編集を行うと、データ連携によ
って貼り付けられたデータと、元のデータとが異なるも
のとなってしまうという問題があった。そして、この問
題を防止するには、元のデータを編集した後に再びデー
タの貼り付けをやり直すなどして、データを整合させる
必要があり、操作が煩わしいものとなっている。
【0005】また、他アプリケーションのデータを取り
込むにあたっては、アプリケーション相互で処理を行う
ので、データの取り込み方法は相互のアプリケーション
間毎に規定されている。このため、データ連携を行うア
プリケーションの組み合わせは予め決められたものとな
り、この他のアプリケーションの組み合わせではデータ
の連携はできなかった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、元のアプリケーションにおける編集内容をデ
ータ連携を行った先のアプリケーション上のデータに対
して反映することを可能とする情報処理方法及び装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による情報処理装置は以下の構成を備えるも
のである。即ち、複数のファイル間でデータの組込を行
う情報処理装置であって、データの組込を行う組込枠に
対応して、この組込枠に取り込まれるデータを有する参
照枠を特定するための情報及びこの組込枠に対応する組
込データをメモリに格納する格納手段と、参照枠を含む
ファイルが編集された場合、参照枠内のデータが更新さ
れたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により
参照枠内のデータが更新されたと判定されたとき、対応
する組込データを更新する更新手段と、組込データを対
応する組込枠の位置に出力する出力手段と、を備える。
【0008】また、上記の目的を達成する本発明の情報
処理方法は以下の工程を備える。即ち、複数のファイル
間でデータの組込を行う情報処理方法であって、データ
の組込を行う組込枠に対応して、この組込枠に取り込ま
れるデータを有する参照枠を特定するための情報及びこ
の組込枠に対応する組込データをメモリに格納する格納
工程と、参照枠を含むファイルが編集された場合、参照
枠内のデータが更新されたか否かを判定する判定工程
と、前記判定工程により参照枠内のデータが更新された
と判定されたとき、対応する組込データを更新する更新
工程と、組込データを対応する組込枠の位置に出力する
出力工程と、を備える。
【0009】
【作用】上記の構成により、ファイル中に存在する組込
枠に対応して、この組込枠に取り込まれる元のデータを
有する参照枠を特定するための情報と、この組込み枠に
対応する組込データがメモリに格納され、組み込み枠内
のデータの表示、印刷等の出力には、このメモリに格納
された組込データが用いられる。ここで、参照枠を含む
ファイルにおいて編集が実行されると、参照枠内のデー
タが編集により更新されたか否かを判定し、更新されて
いれば、前記メモリにおいて当該参照枠に対応する組込
データを更新する。このようにして、元のアプリケーシ
ョンにおける編集内容がデータ連携を行った先のアプリ
ケーション上のデータに対して反映される。
【0010】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。
【0011】<実施例1>図1は本実施例による情報処
理装置の概略構成を表すブロック図である。同図におい
て、1はCPUであり、本情報処理装置全体の制御を行
う。2はROMであり、CPU1がシステムの立ち上げ
時等で実行する各種制御プログラムや各種データが格納
されている。3はRAMであり、組込管理部3a,プロ
グラム領域3b,作業領域3cを備える。プログラム領
域3bは、CPU1が各種処理を実行するためのオペレ
ーティングシステムや、そのオペレーティングシステム
上で動作するアプリケーションプログラム等を格納す
る。組込管理部3aはデータの組み込みを行うための情
報を管理するものであり、その詳細は後述する。作業領
域3cはCPU1が各種処理を実行する際にデータの一
時的な保管等に使用する作業領域である。4はハードデ
ィスクであり、各種アプリケーションプログラム等が格
納されている。
【0012】5はキーボード、6はマウスであり、それ
ぞれ各種データや指令の入力を行うための入力装置であ
る。7はディスプレイであり、アプリケーションプログ
ラムなどにより作成された文書データ等を表示する。8
は外部インターフェースであり、外部機器、例えばプリ
ンタ等を接続する。9はプリンタであり、外部インター
フェース8を介して入力された印刷データに基づいて、
記録紙等への印刷を実行する。10はシステムバスであ
り、上述の各構成を接続し、相互にデータの授受を可能
とする。
【0013】次に、図2を用いて上述の組込管理部3a
とデータ連携を行うアプリケーションとの間のデータの
受け渡しについて詳細に説明する。
【0014】図2において、アプリケーションXにより
作成されたドキュメント(ファイルA)が組込データと
して、L,M,Nを持つものとする。このように組込デ
ータを有するドキュメントをデスティネーションドキュ
メントと称する。この時アプリケーションXは組込枠デ
ータ21を管理する。この組込枠データ21には、各組
込枠の位置に関する情報(枠位置)、その組込データの
作成元のアプリケーションを識別する情報(アプリケー
ション名)、その組込データの作成元のファイル(これ
をソースドキュメントと称する)を識別する情報(参照
ファイル)、その組込データの作成元ファイルにおける
位置情報(参照枠位置)、組込枠に出力すべきデータ
(組込データ)が格納される。尚、組込データに格納さ
れるデータは、オペレーティングシステム等が備える共
通モジュールにて表示、印刷等の出力が可能な共通のデ
ータ形式に変換されたものである。そして、この組込デ
ータは参照元のアプリケーションにより書き込み、更新
が行われる。このような組込枠データ21により、例え
ば組込の位置がLの枠については、アプリケーションY
で作成されたファイルBの位置Pにおけるデータが組み
込まれていることが判る。
【0015】更に、組込管理部3aには、組込情報テー
ブル22が備えられている。この組込情報テーブル22
は、各アプリケーションから組込枠データ21の情報を
受け取り、これをデスティネーションドキュメントのア
プリケーション名及びファイル名とともに管理する。組
込情報テーブル22は上述の組込枠データ21より「組
込データ」を除く全情報を保持するとともに、更新フラ
グの管理を行う。この更新フラグは、ソースドキュメン
トにおける参照枠内が編集されたときなどにセットさ
れ、組込枠データ21内の組込データに対する更新が必
要であることを表す。
【0016】更に、ソースドキュメント(ファイルB)
を有するアプリケーションYでは、組込管理部3aより
参照枠位置情報の通知を受けてこれを保持する(参照枠
位置情報23)。
【0017】以上のような構成を備える本情報処理装置
による、データ組込の動作について説明する。
【0018】図3は、本実施例の情報処理装置におい
て、あるドキュメントをオープンしたときの処理手順を
表すフローチャートである。本フローチャートは、ドキ
ュメントのオープンを実行したときに起動され、まずス
テップS11にてドキュメントがオープンされたことを
組込管理部3aに通知する。このときの通知内容はオー
プンしたドキュメントのファイル識別情報とアプリケー
ション識別情報である。
【0019】上述の通知を受けた組込管理部3aは、オ
ープンされたドキュメントが他のドキュメントにより参
照されている場合、その参照枠位置が通知される。従っ
て、ステップS12では参照枠位置の通知が有るか否か
をチェックし、通知がある場合はステップS13へ進
み、参照枠位置を登録する。
【0020】次に、ステップS14では、オープンされ
たドキュメント内に組込枠があるかどうかをチェックす
る。ここで、組込枠があればステップS15へ進み、組
込リンクを実施するか否かを使用者に問い合わせる。そ
して、組込リンク枠を実施するのであればステップS1
6へ進み、組込管理部3aに対して組込管理テーブル2
2に登録すべき組込枠情報を通知して、本処理を終了す
る。一方、ステップS14において組込枠がない場合、
及びステップS15においてリンクの実施を行わない場
合はそのまま本処理を終了する。
【0021】図4はあるドキュメントがオープンされた
ときの処理手順を表すフローチャートである。
【0022】ステップS21においてオープン通知があ
ったか否かをチェックする。このオープン通知は前述の
ステップS11により、ドキュメントをオープンしたア
プリケーションより受け取る。そして、ステップS22
では、オープンされたドキュメントのファイル識別情報
と、そのドキュメントを作成したアプリケーションを識
別するための情報とを、組込管理テーブル22に登録す
る。更に、ステップS23において、オープン通知のあ
ったドキュメントが他のドキュメントにより参照されて
いるか否かを組込情報テーブル22を用いてチェック
し、参照されている枠があればステップS24にてその
参照枠の位置を通知する。尚、この参照枠位置の通知は
前述のステップS12、13により、アプリケーション
側に取り込まれる。
【0023】ステップS25において、組込枠情報の通
知の有無をチェックし、通知があればステップS26へ
進み、通知がなければ本処理を終了する。この組込枠情
報の通知は前述の図3のステップS16において通知さ
れる情報である。ステップS26では、オープンされた
ドキュメントの組込枠情報を組込管理テーブル22に登
録する。そして、ステップS27にて、登録された組込
枠情報よりリンクすべき参照元のドキュメント(ソース
ドキュメント)がオープンされているか否かをチェック
する。もし、オープンされていないソースドキュメント
があれば、ステップS28へ進み、そのソースドキュメ
ントをオープンするか否かをオペーレタに問い合わせ、
オープンするのであればステップS29へ進む。そし
て、ステップS29において、アプリケーションを起動
した後にソースドキュメントをオープンし、ステップS
30にて参照枠位置を通知する。一方、ステップS27
において、既にソースドキュメントがオープンされてい
る場合は、直接ステップS30へ進み、参照枠位置を通
知する。
【0024】以上のような処理により、図2に示したよ
うな組込管理テーブル22、参照枠位置情報23が作成
される。そして、これらの各情報を用いてデータの連携
(データの組込処理)を行う。尚、この図4に示された
フローチャートは常時起動され、オープン通知及び組込
枠情報通知の有無を管理する。
【0025】図5は、本実施例の情報処理装置において
データの組込を行う際の処理を説明するための図であ
る。同図において、51はクリップボードであり、組み
込まれる部分データを一時的に保存するためのバッファ
である。このクリップボードは前述のRAM3上に形成
される。クリップボード51には、組み込まれる部分デ
ータとして、ソースドキュメント53のアプリケーショ
ン名とファイル名、組み込まれる枠(参照枠)54の位
置、そして組込データが格納される。ここで、組込デー
タはオペレーティングシステムにより表示を行う共通の
データ形式で表現されている。そして、デスティネーシ
ョンドキュメント55への組込を実行すると、組込枠位
置56の情報とともに、組込枠データ21(図2)に登
録される。
【0026】次に図14、図15はデータの組込を行う
際の処理手順を表すフローチャートであり、図14はソ
ースドキュメント側の手順を、図15はデスティネーシ
ョン側の手順を表す。
【0027】まず、ソースドキュメント側の処理手順を
説明する。ステップS31でソースドキュメントをオー
プンすると、ステップS32で前述の図3、4のフロー
チャートで示したオープン通知処理を実行する。次に、
ステップS33において、データ組込を行う範囲を指定
すると、ステップS34において、クリップボード51
への登録が実行される。
【0028】次に、デスティネーション側の処理手順を
説明する。ステップS41でデスティネーションドキュ
メントをオープンすると、ステップS42で前述のオー
プン通知処理を実行する。ステップS43でクリップボ
ード51に格納されたデータ組込を行うべきデータを指
定する。ステップS44で、デスティネーションドキュ
メント上のデータ組込位置を指定すると、ステップS4
5でクリップボード51よりデータの獲得が実行され
る。ここで、図2の組込枠データ21の各欄に情報が格
納される。そして、ステップS46で組込管理部3aに
組込枠情報を通知し、組込管理テーブル22に登録す
る。
【0029】図6はソースドキュメントを編集した場合
のデータ連携に関わる処理の手順を表すフローチャート
である。ステップS51で、編集が実行されると、ステ
ップS52に進む。ここで、編集が行われた範囲に参照
枠があるか否かを、参照枠位置情報23を用いてチェッ
クする。そして、編集された範囲に参照枠が存在するの
であれば、ステップS53へ進み、参照枠内のデータが
変更されたことを組込管理部3aに通知する。一方、ス
テップS52において編集が行われた範囲に参照枠がな
ければ、そのまま本処理を終了する。
【0030】図7は組込枠を有するドキュメント(デス
ティネーションドキュメント)を表示、印刷或いは保存
等のために出力を行う際の処理手順を表すフローチャー
トである。ステップS61において、出力を行う範囲に
組込枠があるか否かをチェックし、組込枠があればステ
ップS62へ、無ければステップS63へ進む。ステッ
プS62では、処理範囲内の組込枠に対応する組込デー
タを更新するための更新要求を組込管理部3aに対して
出力する。この更新要求によりソースドキュメント側の
アプリケーションが必要に応じて組込データの更新を実
行するのであるが、詳細は後述する。
【0031】ステップS63では、表示、印刷、保存な
どの処理を実行し、ステップS64にて、出力すべき全
範囲に対する処理が終了したか否かをチェックし、終了
していなければステップS61へ戻り上述の処理を繰り
返す。また、全範囲に対する処理が終了していれば本処
理を終了する。
【0032】図8は、ソースドキュメントの編集及びデ
スティネーションドキュメントの出力処理時の組込管理
部3aにおける処理の手順を表すフローチャートであ
る。
【0033】まず、図6のフローチャートに従ってソー
スドキュメントの編集が行われた場合にステップS53
において出力される枠内データの変更通知の有無をチェ
ックする。ここで、変更通知があればステップS72へ
進み、対応する枠の更新フラグをセットする。
【0034】次に、表示、印刷などの出力処理が図7の
フローチャートに従って実行されたとき、その処理範囲
内に組込枠があると、ステップS62においてその組込
枠の組込データの更新を要求する更新要求が出力され
る。組込管理部3aでは、ステップS73において、更
新要求の通知があるか否かをチェックし、更新要求があ
ればステップS74へ進む。ここで、対象となる組込枠
の更新フラグがセットされているかどうかをチェックす
る。更新フラグがセットされていれば、対応する組込枠
の組込データが編集によって変化したことを表すので、
ステップS75にて、ソース側のアプリケーションに対
して該当する組込データの更新を指示する。そして、ス
テップS76にて更新フラグをリセットする。
【0035】一方、ステップS73にて更新要求の通知
がない場合及び、ステップS74において、更新フラグ
がセットされていない場合はそのまま本処理を終了す
る。尚、この図8に示されたフローチャートは常時起動
され、変更通知及び更新要求の有無を管理する。
【0036】図9は、組込管理部3aより更新の指示が
あった場合のソース側のアプリケーションにおける処理
を表すフローチャートである。ステップS81にて、組
込管理部3aより更新の指示があると、ステップS82
において、組込データの更新を実行する。ソース側のア
プリケーションは指定された参照枠位置内のデータを共
通データ形式に変換して組込枠データとして組込枠デー
タ21に登録する。
【0037】以上説明してきた処理を図2を用いて更に
説明する。例えば、ソースドキュメント(ファイルB)
において、枠Qを含む範囲が編集されると、枠Qが変更
された旨の変更通知を組込管理部3aに出力する。組込
管理部3aではこの変更通知を受けて、組込管理テーブ
ル22における参照枠位置Qの更新フラグをセットす
る。
【0038】一方デスティネーション側のドキュメント
において表示などの出力処理を行う際に、その表示範囲
に組込枠LとMが存在すると、組込管理部3aに対して
組込枠L,Mの組込データ更新要求を出力する。この更
新要求を受けた組込管理部3aは、該当する枠の更新フ
ラグがセットされているか否かをチェックする。このと
き、枠Qの更新フラグのみがセットされているので、組
込管理部3aはアプリケーションYに対して、アプリケ
ーションXの組込枠データ21における参照枠位置Qの
組込データを変更するように指令を出す。そして、アプ
リケーションYはこの指令を受けて、組込枠データ21
の参照枠位置Qの組込データを更新する。尚、この時の
組込データのデータ形式は、ウインドウシステム等のオ
ペレーティングシステムが備える共通ライブラリが処理
可能なものであり、組込枠の部分の表示等の出力処理は
共通ライブラリが行うことは前述の通りである。
【0039】次に、オープンされているドキュメントを
クローズするときの処理について図10及び図11のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0040】図10はドキュメントのクローズ時のアプ
リケーション側の処理手順を表すフローチャートであ
る。まず、ステップS91において、ドキュメントのク
ローズを組込管理部3aに通知する。次に、ステップS
92で、組込管理部3aより組込枠データ21上の組込
データに対する更新の指示が通知されているか否かを判
定する。もし、組込データの更新指示が通知されていれ
ばステップS93にて、指示された組込データの更新を
実行する。そして、ステップS94へ進み、当該ドキュ
メントのクローズを実行する。
【0041】図11は、ドキュメントクローズ時の組込
管理部3aの処理手順を表すフローチャートである。ス
テップS101において、アプリケーションよりドキュ
メントクローズに通知を受けると、ステップS102へ
進み、当該ドキュメントがソースドキュメントであるか
否かをチェックする。これは、組込管理テーブル22を
チェックすることで容易に判定できる。次に、ステップ
S103にて、更新フラグを検索し、ステップS104
にて、セットされている更新フラグがあればステップS
105へ進む。ここで、更新フラグの検索は、クローズ
しようとしているドキュメントの有する参照枠に対して
行われることは言うまでもない。そして、ステップS1
05にて、更新フラグがセットされている組込枠に対し
て組込データの更新指示を当該アプリケーションに対し
て通知した後、ステップS103に戻る。一方、ステッ
プS104にてセットされている更新フラグが無ければ
そのまま本処理を終了する。
【0042】以上説明したように、本実施例の情報処理
装置によれば、ソースドキュメントの編集が組込のため
の参照範囲に及んだとき、その編集結果がデスティネー
ションドキュメントの組込枠において反映される。従っ
て、ソースドキュメント側を編集するだけで、その編集
結果がデスティネーションドキュメントの組込枠に反映
されるので、デスティネーションドキュメントを編集し
直す必要がなく、操作性が向上する。
【0043】<実施例2>実施例2においては、実施例
1で示した機能に加えて、ソースドキュメントの編集を
行った際に、参照枠内においてデータの挿入や削除など
により参照枠の大きさが変化した場合、これに応じてデ
スティネーションドキュメントの組込枠の大きさを変更
する情報処理装置を説明する。
【0044】実施例2の情報処理装置においても、実施
例1と同様の構成を備え、参照枠内の編集結果を組込枠
に反映する方法は実施例1と同様であり、ここではその
説明は省略する。従って、ここでは、参照枠のサイズが
変化した場合の処理についてのみを取り上げて説明す
る。
【0045】図12はソース側のアプリケーションにお
いて編集を実行した際の処理を表すフローチャートであ
り、実施例1の図6のフローチャートに対応するもので
ある。ステップS111で、編集が実行されると、ステ
ップS112に進む。ここで、編集が行われた範囲に参
照枠があるか否かを、参照枠位置情報23を用いてチェ
ックする。そして、編集された範囲に参照枠が存在する
のであれば、ステップS113へ進み、参照枠内のデー
タが変更されたことを組込管理部3aに通知する。一
方、ステップS112において、編集された範囲に参照
枠が存在しなければそのまま本処理を終了する。
【0046】次に、ステップS114において、編集処
理の結果参照枠の大きさに変化が生じたか否かをチェッ
クする。もし、変化が生じていればステップS115へ
進み、枠サイズの変更が有る旨の通知を組込管理部3a
に対して行う。更に、ステップS116にて、変化後の
参照枠の位置情報を組込管理部3aに通知して本処理を
終了する。また、ステップS114において、参照枠の
大きさが変更されていなければそのまま本処理を終了す
る。
【0047】以上のようにしてソースドキュメントを編
集し、参照枠内データの変更通知が発生した場合(ステ
ップS113による)は前述の実施例1と同様の処理に
より組込データの更新が実行される。また、参照枠のサ
イズに変化が生じた場合、これに応じて組込枠のサイズ
も変化する。ここでは、この参照枠のサイズが変化した
場合の組込管理部3aの処理について説明する。
【0048】図12は組込管理部3aがサイズ変更通知
を受けた場合の処理を表すフローチャートである。ステ
ップS121において、サイズ変更通知があると、ステ
ップS122へ進み、まず、組込管理テーブル22の参
照位置情報を更新する。次に、ステップS123におい
て、デスティネーション側のアプリケーションに対して
範囲情報を通知する。具体的にはソースドキュメントの
編集によって変化した後のデータを参照枠位置情報をデ
スティネーション側のアプリケーションに対して出力す
る。デスティネーション側のアプリケーションはこの参
照枠位置情報により組込枠データ21を更新する。即
ち、組込枠の枠位置情報及び参照枠位置情報を更新す
る。尚、組込データの更新は、実施例1で説明したよう
に枠内データの変更通知によりセットされる更新フラグ
を用いて行われる。
【0049】以上説明したように、本実施例の情報処理
装置によれば、ソースドキュメントの編集の結果参照枠
の大きさが変化しても、これに応じてデスティネーショ
ンドキュメントの組込枠の大きさも変化するようにな
る。このため、ソースドキュメントの編集結果がより確
実にデスティネーションドキュメントの組込枠内に反映
され、操作性が著しく向上する。
【0050】また、従来のデータ連携の方法によれば、
他アプリケーションのデータを取り込むにあたっては、
アプリケーション相互で処理を行うので、データの取り
込み方法は相互のアプリケーション間毎に規定されてい
る。このため、データ連携を行うアプリケーションの組
み合わせは予め決められたものとなり、この他のアプリ
ケーションの組み合わせではデータの連携はできないと
いう問題がある。
【0051】これに対して本実施例の情報処理装置によ
れば、各アプリケーションに共通の所定の方法により組
込データを扱うので、データ連携を行うためのアプリケ
ーションの組み合わせはより自由度を増す。更に、デー
タ連携を行うデータを共通のデータ形式として処理する
ことにより、複数のアプリケーション間のデータ形式の
違いを意識すること無くデータ連携の実行を可能として
おり、操作性が著しく向上する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
装置及び情報処理方法によれば、元のアプリケーション
における編集内容を、データ連携を行った先のアプリケ
ーション上のデータに対して反映することが可能とな
り、データ連携における操作性がが向上する。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による情報処理装置の概略構成を表す
ブロック図である。
【図2】組込管理部とデータ連携を行うアプリケーショ
ンとの関係を説明する図である。
【図3】本実施例の情報処理装置において、ドキュメン
トをオープンしたときの処理手順を表すフローチャート
である。
【図4】ドキュメントがオープンされたときの処理手順
を表すフローチャートである。
【図5】本実施例の情報処理装置においてデータの組込
を行う際の処理を説明する図である。
【図6】ソースドキュメントを編集した場合のデータ連
携に関わる処理の手順を表すフローチャートである。
【図7】組込枠を有するドキュメントの出力を行う際の
処理手順を表すフローチャートである。
【図8】ソースドキュメントの編集及びデスティネーシ
ョンドキュメントの出力処理時の組込管理部による処理
の手順を表すフローチャートである。
【図9】組込管理部より更新の指示が有った場合のソー
ス側のアプリケーションにおける処理を表すフローチャ
ートである。
【図10】ドキュメントのクローズ時のアプリケーショ
ン側の処理手順を表すフローチャートである。
【図11】ドキュメントクローズ時の組込管理部の処理
手順を表すフローチャートである。
【図12】ソース側のアプリケーションにおいて編集を
実行した際の処理を表すフローチャートである。
【図13】組込管理部がサイズ変更通知を受けた場合の
処理を表すフローチャートである。
【図14】本実施例の情報処理装置においてデータの組
込を行う際の処理を説明するフローチャートである。
【図15】本実施例の情報処理装置においてデータの組
込を行う際の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 3a 組込管理部 3b プログラム領域 3c 作業領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 元秀 徳島県徳島市沖浜東3−46 株式会社ジャ ストシステム内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイル間でデータの組込を行う
    情報処理装置であって、 データの組込を行う組込枠に対応して、この組込枠に取
    り込まれるデータを有する参照枠を特定するための情報
    及びこの組込枠に対応する組込データをメモリに格納す
    る格納手段と、 参照枠を含むファイルが編集された場合、参照枠内のデ
    ータが更新されたか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により参照枠内のデータが更新されたと判
    定されたとき、対応する組込データを更新する更新手段
    と、 組込データを対応する組込枠の位置に出力する出力手段
    と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、参照枠を含むファイル
    が編集された場合、参照枠内のデータが更新されたか否
    かを判定するとともに、参照枠の大きさが変化したか否
    かを判定し、 前記判定手段により参照枠の大きさが変化したと判定さ
    れた場合、前記格納手段により格納された参照枠を特定
    するための情報及び組込枠の大きさを更新するサイズ更
    新手段を更に備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 各アプリケーションにより作成されたデ
    ータを所定の規約に基づくデータ形式に変換する変換手
    段を更に備え、 前記格納手段により前記メモリに格納される組込枠に対
    応した組込データは、前記変換手段により所定の規約に
    よるデータ形式に変換されて格納される、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のファイル間でデータの組込を行う
    情報処理方法であって、 データの組込を行う組込枠に対応して、この組込枠に取
    り込まれるデータを有する参照枠を特定するための情報
    及びこの組込枠に対応する組込データをメモリに格納す
    る格納工程と、 参照枠を含むファイルが編集された場合、参照枠内のデ
    ータが更新されたか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程により参照枠内のデータが更新されたと判
    定されたとき、対応する組込データを更新する更新工程
    と、 組込データを対応する組込枠の位置に出力する出力工程
    と、 を備えることを特徴とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記判定工程は、参照枠を含むファイル
    が編集された場合、参照枠内のデータが更新されたか否
    かを判定するとともに、参照枠の大きさが変化したか否
    かを判定し、 前記判定工程により参照枠の大きさが変化したと判定さ
    れた場合、前記メモリに格納された参照枠を特定するた
    めの情報及び組込枠の大きさを更新するサイズ更新工程
    を更に備える、 ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 各アプリケーションにより作成されたデ
    ータを所定の規約に基づくデータ形式に変換する変換工
    程を更に備え、 前記格納工程において前記メモリに格納される組込枠に
    対応した組込データは、前記変換工程により所定の規約
    によるデータ形式に変換されて格納される、 ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理方
    法。
JP4278862A 1992-10-16 1992-10-16 情報処理方法及び装置 Pending JPH06131224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4278862A JPH06131224A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 情報処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4278862A JPH06131224A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 情報処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06131224A true JPH06131224A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17603169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4278862A Pending JPH06131224A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 情報処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06131224A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312215A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Fujitsu Ltd データ連携装置およびデータ連携プログラム
JP2009223675A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 情報処理装置,情報処理方法,プログラム,および記録媒体
WO2009151151A1 (ja) * 2008-06-13 2009-12-17 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理制御プログラム
JP5246371B1 (ja) * 2012-09-03 2013-07-24 富士ゼロックス株式会社 文書処理装置及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312215A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Fujitsu Ltd データ連携装置およびデータ連携プログラム
JP2009223675A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 情報処理装置,情報処理方法,プログラム,および記録媒体
WO2009151151A1 (ja) * 2008-06-13 2009-12-17 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理制御プログラム
JPWO2009151151A1 (ja) * 2008-06-13 2011-11-17 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理制御プログラム
JP5246371B1 (ja) * 2012-09-03 2013-07-24 富士ゼロックス株式会社 文書処理装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006107142A (ja) 文書処理装置及び方法
JP4235441B2 (ja) 文書処理プログラム、文書処理方法および装置
US7237222B1 (en) Protocol for controlling an execution process on a destination computer from a source computer
JP4293959B2 (ja) 画像処理装置、プログラム及び記録媒体
US7328234B1 (en) Agent architecture for triggering remotely initiated data processing operations
JPH06131224A (ja) 情報処理方法及び装置
JPS6290753A (ja) 文書作成装置
JP2001282661A (ja) 周辺機器設定装置、周辺機器設定方法、および周辺機器設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2003317078A (ja) 画像管理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2006011950A (ja) インストーラ作成装置及びその方法、そのプログラム
JPH11259458A (ja) 文書処理装置
US7620649B2 (en) Method, apparatus, and program for data management
JP4624044B2 (ja) プログラム間通信システム、プログラム間通信方法、データ構造生成システムおよびプログラム
JP4452867B2 (ja) 帳票作成方法及び装置、記録媒体
JP2000181905A (ja) 電子文書ファイルの作成装置及び記録媒体
JP2000341503A (ja) データ生成方法及び画像処理システム
JPH05257665A (ja) Hcpチャート/ソースプログラム連動編集装置
JP3808657B2 (ja) ファイル情報掲示装置及びプログラム記録媒体
JP3476338B2 (ja) 情報処理装置および情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3060383B2 (ja) 文書作成装置
US20070024873A1 (en) Image forming apparatus, program for printing with marks added, and method for printing with marks added
JP2007219724A (ja) メモリダンプファイルシステム、メモリダンプファイル方法及びコンピュータプログラム
JP2000347825A (ja) リソース管理方法及び装置及びシステム並びにダウンロード方法及びシステム並びに記憶媒体
JPS62156767A (ja) メモ機能を有するワ−ド・プロセツサ
JP2000222151A (ja) オーバレイ印刷制御方法及び装置及びコンピュータ読取り可能なプログラムが格納された記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606