JPH0613082Y2 - プラスチック製パレット - Google Patents

プラスチック製パレット

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JPH0613082Y2
JPH0613082Y2 JP1988027260U JP2726088U JPH0613082Y2 JP H0613082 Y2 JPH0613082 Y2 JP H0613082Y2 JP 1988027260 U JP1988027260 U JP 1988027260U JP 2726088 U JP2726088 U JP 2726088U JP H0613082 Y2 JPH0613082 Y2 JP H0613082Y2
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JP
Japan
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deck board
block
pallet
lower deck
fitting hole
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JP1988027260U
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国宏 寺野
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はフォークリフト用プラスチック製パレットに
係り、水平方向に分割成形した上部デッキボードと下部
デッキボードとを突き合わせて一体に組み立てるプラス
チック製パレットに関する。
(従来の技術) 荷物の保管、運搬に使用されるフォークリフト用プラス
チック製パレットは耐久性に優れており、耐腐食性、耐
汚染性に優れていることから、広く使用されている。
これらのプラスチック製パレットの製造方法には、大別
すると射出成形による一体成形法と、二以上に分割成形
した部品を溶着する突き合わせ溶着法と、上下に分割し
た部品を結合用ボルト等で組み立てる組立法とがある。
そしてこれらの製造方法にはそれぞれ一長一短があり、
パレットの用途、種類によっていずれかの方法で製造さ
れている。
一般に、比較的低荷重用のパレットは、製造が容易であ
り安価に提供できることから、組立法により製造される
ことが多い。これらの組立法により製造されるパレット
には、主にブロックを介して組み立てるものと、一方、
または双方に桁を設けた上下部品を直接組み立てるもの
とがある。
第4図は分割成形した上部デッキボード1と下部デッキ
ボード2の間に、軸方向にボルト挿入孔を穿設してなる
ブロック3を配設し、上下部デッキボードのブロック3
の取付位置には座ぐり部を有するボルト挿入孔を穿設し
てなり、このボルト挿入孔に結合用ボルト5を嵌挿して
先端部にナットを螺合して一体に組み立てるものであ
る。前記ボルト5の頭部及びナットは上下部デッキボー
ドの載置面から突出しないように形成されている。
第5図はブロックを用いることなく、上下部デッキボー
ドに突設した桁を直接突き合わせて組み立てた二方差し
パレットを示す。
即ち、上部デッキボード1aと下部デッキボード2aとを水
平方向に分割成形し、それぞれ内面の中央部と両側縁に
桁を構成する平行な凸状部7を突設し、この凸状部7に
座ぐり部4aを有するボルト挿入孔8を穿設し、このボル
ト挿入孔8に結合用ボルト5aを嵌挿しナット9を螺合し
て一体に組み立てるものである。
上述の組立法によるプラスチック製パレットは結合用ボ
ルト5、5aによって一体に組み立てられ、突き合わせ面
は単に当接しているにすぎない。
(考案が解決しようとする課題) 従って、上記公知の組立法によるプラスチック製パレッ
トには次のような問題がある。
即ち、第6図に示すように、パレットの両側縁を支持
し、中央部に荷重をかけると引張応力と圧縮応力がかか
り、中央部が撓むと同時に両側縁は持ち上げられ、弓形
に変形する。このとき、ブロック3と上部デッキボード
1または下部デッキボード2とはボルト5で結合されて
いるにすぎず、突き合わせ面は単に当接しているにすぎ
ないので、各突き合わせ面には変形と同時に隙間10,11
が生じる。
従って、組立法によるパレットは一体成形法や突き合わ
せ溶着法により製造されるパレットに比し、撓み量が大
きくなるという問題があった。
特に、結合用ボルトを使用することなく、上下デッキボ
ードにブロックの上下部を嵌合せしめて組み立てるパレ
ットにおいては、撓み量が大きくなると嵌合部が外れる
危険があった。また、組立法によるパレットは撓み量が
大きくなるのでそれだけパレット自体の破損や荷崩れの
恐れがあった。
この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは上部デッキボードと下部デッキボード
とを連結用ブロックで組み立ててなるパレットにおい
て、撓み量が少なく、パレット自体の破損や荷崩れの危
険のない堅牢なプラスチック製パレットを提供しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) そこで、この考案におけるパレットは上記目的を達成す
るため次のような構成とした。
即ち、水平方向に分割成形した上部デッキボードと下部
デッキボードとを組み合わせてなるプラスチック製パレ
ットにおいて、 上下部デッキボードの当接面のいずれか一方に突起を設
け、他方の対向面に前記突起が嵌合する凹部を設けてな
るものである。
また、ブロックを介して上下部デッキボードを結合する
パレットにおいては、ブロックと上下部デッキボードの
内面のいずれか一方に結合用突起を設け、他方の対向面
に前記突起が嵌合する凹部を設ければよい。
(作用) デッキボードに荷重をかけたとき、当接面において嵌合
している突起と凹部は一体となってデッキボードの変形
によって生じる当接面のずれを防止してより強固に結合
し、従って、当接面に隙間が生じることなく、それだけ
撓み量を小さくするように働く。
(実施例) 以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図はパレットの組立前の説明用断面図であり、水平
方向に分割形成した上部デッキボード20と下部デッキボ
ード21からなり、それぞれ内面には中央部と両側縁に凸
状部22を突設してなる。この凸状部22は組み立てたとき
桁を形成し、凸状部22間の凹部はフォーク挿入孔23を形
成する。
前記凸状部22の適所に上下に貫通する結合用ボルト挿入
孔25を穿設し、このボルト挿入孔25の開口部にはボルト
の頭部及びナットを没入させる座ぐり部24が設けられて
いる。
さらに、上部デッキボード20の凸状部22の当接面26の全
長に亙って適宜間隔で凹部27が設けられ、一方、下部デ
ッキボード21の凸状部22の当接面28には前記凹部27に嵌
合する突起29が突設されている。
これを組み立てるには、まず、上下部デッキボードを突
き合わせて上部デッキボード20の当接面26に設けた凹部
27と、下部デッキボード21の当接面28に突設した突起29
とを嵌合させる。次いで、ボルト挿入孔25に結合用ボル
ト30を嵌挿してボルト30の頭部31を座ぐり部24に没入さ
せるとともに、ネジ部32にナット33を螺合して固定すれ
ばよい。
尚、上記実施例は二方差しパレットについて説明した
が、四方差しパレットであっても同様の構成とすること
ができる。
また、突起の大きさ、形状、数はパレットの大きさ、凸
状部の形状等によって適宜決定すればよい。また、桁を
形成する凸状部は上下デッキボードの双方に突設した
が、いずれか一方にのみ突設してもよい。
第2図は上下デッキボードをブロックを介して組み立て
た四方差しパレットの場合を示している。
上部デッキボード20aと下部デッキボード21aの四隅、側
縁の中間部及びパレットの中心部に連結用ブロック嵌合
孔35を設けてなる。ブロック嵌合孔35は開口部近傍に内
向きフランジ36を設け、このフランジ36よりも内側(組
み立てたときのデッキボードの対向面)では拡径して段
部とし、その周壁をテーパー面とする。デッキボード内
面の連結用ブロックとの当接面には適宜の間隔で連結用
ブロックに突設した突起が嵌合する凹部38が設けられて
いる。
一方、連結用ブロック40は前記ブロック嵌合孔35に挿
入される内筒41とデッキボードの内面に当接する外筒
42とを放射状に配設した連結板43で一体に連結されてい
る。内筒41の両端外面には前記ブロック嵌合孔35内面の
フランジ36に係止する係止用突起44が設けられている。
連結板43の上下端は段状に形成され、その傾斜面に前記
テーパー面37に当接する傾斜板45を設けるとともに、こ
の傾斜板45に連続して段部には上板46が設けられてい
る。前記傾斜板45と上板46は上下方向において交互に設
けられ、従って、傾斜板45と上板46が設けられた他端側
は開口している。
さらに、上板46には上下デッキボードとの固定用突起47
が突設されている。この突設47は前記上下デッキボード
の内面に設けた凹部38に嵌合するように形成されてい
る。
連結用ブロック40は内型を上下方向に型抜きすることに
よって一体に形成するように、突起47を突設する上板46
は上下方向で交互に形成したが、この実施例に限定され
るものでない。上下デッキボードを所定の間隔を隔てて
連結する構成であればその形状は特に限定されるもので
はない。
次に、上部デッキボード20aと下部デッキボード21aとを
連結用ブロック40により組み立てるには、上部デッキボ
ード20a、または下部デッキボード21aのいずれか一方の
ブロック嵌合孔30に連結用ブロック40の一端部を挿入
し、デッキボード内面と上板46を当接させる。このとき
凹部38に突起47を嵌合させるとともに、係止用突起44を
内向きフランジ36に係止させる。
その後、残りの上部デッキボード20aまたは下部デッキ
ボード21aのブロック嵌合孔35に連結用ブロック40の他
端部を嵌合せしめて組み立てる。
また、上部デッキボード20aと下部デッキボード21aの間
に連結用ブロック40を配置し、凹部38と突起47とを位置
決めしてブロック嵌合孔35に仮挿入した後、上部デッキ
ボード20aを押圧することによって同時に組み立てても
よい。
この実施例の場合には、凹部38と突起47の嵌合によって
ブロック40と上下デッキボード20a、21aを強固に結合
し、上下部デッキボードの変形による当接面のずれを防
止し、デッキボードの耐荷重による変形量を小さくす
る。
尚、上記実施例ではデッキボード内面のブロック当接面
に凹部38を形成し、連結用ブロック40の上板46に
前記凹部38に嵌合する突起47を形成したが、前記凹
部38を凸部とし、突起47を前記凸部が嵌合する凹陥
部としてもよい。さらに、これらの組み合わせであって
もよい。
(考案の効果) この考案は上述の通り構成されているので、次のような
効果を奏することができる。
デッキボードと連結用ブロックとは内筒を挿入し、外筒
をデッキボード内面に当接させるとともにデッキボード
とブロックとの当接面では突起と凹部が嵌合して両者を
一体化しているので、一体成形法や突き合わせ溶着法に
より成形されたパレットと同様に上下デッキボードの結
合は強固になり、荷重によるパレットの変形を防止す
る。
従って、パレットの破損、荷崩れの恐れがなく、安全に
荷物の運搬、保管をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示し、第1図は
パレットの組立前の説明用断面図、 第2図はブロックを介して組み立てる他の実施例の要部
断面図、 第3図は連結用ブロックの斜視図、 第4図及び第5図は従来の組立パレットを示す斜視図、 第6図は荷重によるパレットの変形状態の説明用正面図
である。 20、21aは上部デッキボード、21、21aは下部デッキボー
ド、22は凸状部、23はフォーク挿入孔24は座ぐり部、2
6、28は当接面、27は結合用凹部、29は結合用突起、30は
ボルト、35はブロック嵌合孔、36は内向きフランジ、37
はテーパー面、38は結合用凹部、40は連結用ブロック、
45は傾斜板、46は上板、47は結合用突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に分割成形してなる上部デッキボード
    と下部デッキボードと連結用ブロックとを組み合わせて
    なるプラスチック製パレットにおいて、 上部デッキボード及び下部デッキボードには複数のブロ
    ック嵌合孔を設け、前記ブロック嵌合孔は開口部近傍に
    内向きフランジを設け、この内向きフランジよりもデッ
    キボードの内側方向の嵌合孔周壁をテーパー面とし、さ
    らに、ブロックと当接するデッキボードの内面に凹部又
    は凸部を設けてなり、一方、連結用ブロックは前記ブロ
    ック嵌合孔に挿入される内筒とデッキボードの内面に当
    接する外筒とを両端を段状とした複数の連結板で連結
    し、内筒の両端外面には突起を設け、さらに、連結板の
    段部には前記デッキボード内面の凹部又は凸部と嵌合す
    る突起又は凹陥部を形成してなることを特徴とするプラ
    スチック製パレット。
JP1988027260U 1988-02-29 1988-02-29 プラスチック製パレット Expired - Lifetime JPH0613082Y2 (ja)

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JPH01130937U JPH01130937U (ja) 1989-09-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4843976A (en) * 1988-08-09 1989-07-04 Pigott Maurice J Plastic pallet

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JPS4830370U (ja) * 1971-08-17 1973-04-13
JPS4830926U (ja) * 1971-08-18 1973-04-16
JPS4928685U (ja) * 1972-06-12 1974-03-12

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