JP2000072146A

JP2000072146A - 平らな荷受け用パレット

Info

Publication number: JP2000072146A
Application number: JP10280409A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Yamashita; 宏実山下; Satoshi Kondo; 敏近藤
Original assignee: Toho Sheet and Frame Co Ltd
Current assignee: Toho Sheet and Frame Co Ltd
Priority date: 1998-08-26
Filing date: 1998-08-26
Publication date: 2000-03-07

Abstract

(57)【要約】【課題】断面コ字状の複数本の桟の端部にエッジカバー
を被せることにより、その端部が物に当たって傷付けた
りすることがなく、また、端部の強度を増した平らな荷
受け用パレットを提供することを課題とする。【解決手段】断面コ字状の複数本の桟１１を、そのコ字
状の開口部１１ａが所要の間隔で配設した桟受部材１２
に対向するように井桁状に組み立て固定した平らな荷受
け用パレットであって、前記断面コ字状の複数本の桟１
１の端面１１ｂにエッジカバー１３を被せたことを特徴
とする平らな荷受け用パレット。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、例えばフォーク
リフトを用いて荷物の搬送を行う際に用いる平らな荷受
け用パレットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より荷受け用のパレットとして、全
体を合成樹脂材や金属材などの板体により一体に形成
し、脚部を積載面より下方へ突出形成した平らな荷受け
用パレットが提案されている。例えば、特願平１０−４
６１３５号のようなものがある。これは図５および図６
に示すように、桟木取付杆６の貫通孔５を穿設した両側
面部２ｂと、この両側面部２ｂの垂下縁端部２ｃから内
方または外方に直角に折曲形成した折曲案内部２ｄとを
有し、かつ、前記両側面部２ｂ間において、所要数の凹
凸条２ｅを長手方向に平行に一体成形した頂面部２ａを
有する桟木２と、両側面部１ａを有すると共に、この両
側面部１ａの上縁端部１ｂから内方または外方に直角に
折曲形成した水平折曲片部１ｃを有し、かつ、この水平
折曲片部１ｃと両側面部１ａとに跨がって形成した、前
記桟木２をスライドにより挿入し得るすり割り４を所要
数有する脚部となる断面ほぼＵ字状逆台形状の桟木受部
材１とよりなり、一対の桟木受部材１を所要の距離を隔
てて両側にそれぞれ配設し、これら桟木受部材１のすり
割り４に、前記桟木２をそれぞれ挿入して実質的にほぼ
四角形の平らなパレットを構成し、前記桟木２の貫通孔
５に桟木取付杆６を挿入して、一番外側の桟木２の側面
部より外部にそれぞれ突出する桟木取付杆６の両端部
を、この桟木取付杆６が移動しないように固定具７によ
り固定して構成した平らな荷受け用パレット３である。
なお、前記桟木受部材１の両側面部１ａには、フォーク
１０が挿入し得るフォーク挿入孔１０ａが穿設されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
平らな荷受け用パレットは、各桟木２の端面がじかに露
出しているので、物に当たって傷つけたり、各桟木２の
端面の強度が弱いなどの問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明の平らな荷受け
用パレットは、前記課題を解決することを目的とし、断
面コ字状の複数本の桟１１を、そのコ字状の開口部１１
ａが所要の間隔で配設した桟受部材１２に対向するよう
に井桁状に組み立て固定した平らな荷受け用パレットで
あって、前記断面コ字状の複数本の桟１１の端面１１ｂ
にエッジカバー１３を被せたことを特徴とする平らな荷
受け用パレットとしたものである。

【０００５】また、前記エッジカバー１３は、断面コ字
状の複数本の桟１１の端面１１ｂに個々に被せるように
したことを特徴とする平らな荷受け用パレットとしたも
のである。

【０００６】また、前記エッジカバー１３は、断面コ字
状の桟１１の内面１１ｃに接合する接合面部１３ａと端
面部１３ｂとで形成されていることを特徴とする平らな
荷受け用パレットとしたものである。

【０００７】また、前記エッジカバー１３は、断面コ字
状の複数本の桟１１，１１，の端面１１ｂ，１１ｂ，・
・・に一体に被せるようにしたことを特徴とする平らな
荷受け用パレットとしたものである。

【０００８】また、前記エッジカバー１３は、断面コ字
状の複数本の桟１１，１１，・・・の外面１１ｆ，１１
ｆ，・・・に接合する接合面部１３ａ′，１３ａ″と端
面部１３ｂ′とで形成されていることを特徴とする平ら
な荷受け用パレットとしたものである。

【０００９】

【実施の形態】以下、この発明の平らな荷受け用パレッ
トの具体的な実施の形態について図面を参照して詳細に
説明する。図１はこの発明の平らな荷受け用パレットの
一部の斜視図であり、断面コ字状の複数本の桟１１を、
そのコ字状の開口部１１ａが所要の間隔で配設した桟受
部材１２に対向するように井桁状に組み立て固定した平
らな荷受け用パレットであって、前記断面コ字状の桟１
１の端面１１ｂにエッジカバー１３を被せるように構成
したものである。このような構成にすることにより、前
記複数本の桟１１の端面１１ｂがじかに露出しなくな
り、その端部が物に当たって傷付けたりすることがなく
なる。なお、前記桟１１や桟受部材１２の材料として
は、ステンレススチールや亜鉛メッキ鋼を折曲成形して
作ることができる。また、エッジカバー１３の材料とし
ては、ステンレススチールや亜鉛メッキ鋼を折曲成形し
て作ったり、あるいはプラスチックを成形して作ること
ができる。

【００１０】また、前記エッジカバー１３は、図１およ
び図２に示すように、断面コ字状の複数本の桟１１の端
面１１ｂに個々に被せるように構成することができる。

【００１１】また、前記エッジカバー１３は、図２に示
すように、断面コ字状の桟１１の内面１１ｃに接合する
接合面部１３ａと端面部１３ｂとで形成することができ
る。このように形成されたエッジカバー１３の接合面部
１３ａを、断面コ字状の桟１１の内面１１ｃに接合して
被せることにより、断面コ字状の桟１１の端面１１ｂの
強度が増す。なお、前記エッジカバー１３の接合面部１
３ａにネジ孔あるいはタッピング孔１３ｃを穿設し、こ
のエッジカバー１３の接合面部１３ａを断面コ字状の桟
１１の内面１１ｃに嵌合した後に、桟１１の両側面１１
ｄ，１１ｄに穿設した孔１１ｅ，１１ｅから挿入したネ
ジあるいはタッピングネジ１４を、前記エッジカバー１
３のネジ孔あるいはタッピング孔１３ｃに締めつけて、
桟１１の端部１１ｂに被せたエッジカバー１３を固定す
ることができる。

【００１２】また、図３および図４はエッジカバーの他
の実施の形態を示すもので、図３はエッジカバーを断面
コ字状の複数本の桟の端面に被せる前の状態を示す斜視
図で、図４は被せた状態を示す斜視図であり、このエッ
ジカバー１３は、断面コ字状の複数本の桟１１，１１，
・・・の端面１１ｂ，１１ｂ，・・・に一体に被せるよ
うにしたものである。このようにすることにより、前記
複数本の桟１１，１１，・・・の端面１１ｂ，１１ｂ，
・・・がじかに露出しなくなり、その端部が物に当たっ
て傷付けたりすることがなくなる。また、複数本の桟１
１，１１，・・・の端面１１ｂ，１１ｂ，・・・に一体
に被せるようにすることにより、エッジカバー１３の被
せ作業を効率良く行うことができるようになる。なお、
このエッジカバー１３の材料としては、ステンレススチ
ールや亜鉛メッキ鋼を折曲成形して作ったり、あるいは
プラスチックを成形して作ることができる。

【００１３】また、前記エッジカバー１３は、断面コ字
状の複数本の桟１１，１１，・・・の外面１１ｆ，１１
ｆ，・・・に接合する接合面部１３ａ′，１３ａ″と端
面部１３ｂ′とで形成することができる。このように形
成されたエッジカバー１３の接合面部１３ａ′，１３
ａ″を、断面コ字状の複数本の桟１１，１１，・・・の
外面１１ｆ，１１ｆ，・・・に接合して被せることによ
り、断面コ字状の桟１１の端面１１ｂの強度が増す。な
お、前記エッジカバー１３の、桟１１の一方の側面１１
ｄに接合する接合面部１３ａ″は、他の接合面部１３
ａ′より長く形成し、前記接合面部１３ａ″の端から中
程に至る溝１３ｄが形成され、この溝１３ｄが断面コ字
状の複数本の桟１１を平らな荷受け用パレットに組み立
てた連結棒１１ｇに嵌合するようになっている。また、
前記エッジカバー１３の接合面部１３ａ″に孔１３ｃ′
を穿設し、このエッジカバー１３の接合面部１３ａ′お
よび接合面部１３ａ″を断面コ字状の桟１１の外面１１
ｆおよび側面１１ｄに嵌合した後に、前記エッジカバー
１３の接合面部１３ａ″に穿設した孔１３ｃ′から挿入
したネジあるいはタッピングネジ１４を、桟１１の一方
の側面１１ｄに穿設したネジ孔あるいはタッピング孔１
１ｅ′に締めつけて、桟１１の端部１１ｂに被せたエッ
ジカバー１３を固定することができる。

【００１４】

【発明の効果】この発明の平らな荷受け用パレットは、
以上説明したように、すなわち、断面コ字状の複数本の
桟を、そのコ字状の開口部が所要の間隔で配設した桟受
部材に対向するように井桁状に組み立て固定した平らな
荷受け用パレットであって、前記断面コ字状の複数本の
桟の端面にエッジカバーを被せるように構成することに
より、前記複数本の桟の端面がじかに露出しなくなり、
その端部が物に当たって傷付けたりすることがなくな
る。

【００１５】また、前記エッジカバーは、断面コ字状の
桟の内面に接合する接合面部と端面部とで形成し、この
ように形成されたエッジカバーの接合面部を、断面コ字
状の桟の内面に接合して被せることにより、断面コ字状
の桟の端面の強度が増す。

【００１６】また、前記エッジカバーは、断面コ字状の
複数本の桟の端面に一体に被せるように形成することに
より、前記複数本の桟の端面がじかに露出しなくなり、
その端部が物に当たって傷付けたりすることがなくな
る。また、複数本の桟の端面にエッジカバーを一体に被
せるようにすることにより、エッジカバーの被せ作業を
効率良く行うことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の平らな荷受け用パレットを構成する
複数本の桟の端面にエッジカバーを被せる前の斜視図で
ある。

【図２】この発明の平らな荷受け用パレットを構成する
複数本の桟の端面にエッジカバーを被せる前の拡大斜視
図である。

【図３】この発明の平らな荷受け用パレットを構成する
複数本の桟の端面に他のエッジカバーを被せる前の斜視
図である。

【図４】この発明の平らな荷受け用パレットを構成する
複数本の桟の端面に他のエッジカバーを被せた後の斜視
図である。

【図５】従来の平らな荷受け用パレットの斜視図であ
る。

【図６】従来の平らな荷受け用パレットの一部の拡大斜
視図である。

【符号の説明】

１１桟１１ａコ字状の開口部１１ｂ端面１１ｃ内面１１ｄ側面１１ｅ孔１１ｅ′ タッピング孔１１ｆ外面１１ｇ連結棒１２桟受部材１３エッジカバー１３ａ接合面部１３ａ′ 接合面部１３ａ″ 接合面部１３ｂ端面部１３ｂ′ 端面部１３ｃネジ孔あるいはタッピング孔１３ｃ′ ネジ孔あるいはタッピング孔１３ｄ溝１４ネジあるいはタッピングネジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】断面コ字状の複数本の桟（１１）を、その
コ字状の開口部（１１ａ）が所要の間隔で配設した桟受
部材（１２）に対向するように井桁状に組み立て固定し
た平らな荷受け用パレットであって、前記断面コ字状の
複数本の桟（１１）の端面（１１ｂ）にエッジカバー
（１３）を被せたことを特徴とする平らな荷受け用パレ
ット。
【請求項２】請求項１に記載のエッジカバー（１３）
は、断面コ字状の複数本の桟（１１）の端面（１１ｂ）
に個々に被せるようにしたことを特徴とする平らな荷受
け用パレット。
【請求項３】請求項２に記載のエッジカバー（１３）
は、断面コ字状の桟（１１）の内面（１１ｃ）に接合す
る接合面部（１３ａ）と端面部（１３ｂ）とで形成され
ていることを特徴とする平らな荷受け用パレット。
【請求項４】請求項１に記載のエッジカバー（１３）
は、断面コ字状の複数本の桟（１１，１１，・・・）の
端面（１１ｂ，１１ｂ，・・・）に一体に被せるように
したことを特徴とする平らな荷受け用パレット。
【請求項５】請求項４に記載のエッジカバー（１３）
は、断面コ字状の複数本の桟（１１，１１，・・・）の
外面（１１ｆ，１１ｆ，・・・）に接合する接合面部
（１３ａ′，１３ａ″）と端面部（１３ｂ′）とで形成
されていることを特徴とする平らな荷受け用パレット。