JPH06130567A - フィルムパトローネ - Google Patents

フィルムパトローネ

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Publication number
JPH06130567A
JPH06130567A JP28180692A JP28180692A JPH06130567A JP H06130567 A JPH06130567 A JP H06130567A JP 28180692 A JP28180692 A JP 28180692A JP 28180692 A JP28180692 A JP 28180692A JP H06130567 A JPH06130567 A JP H06130567A
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JP
Japan
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film
cartridge
gear
cassette
spool
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Withdrawn
Application number
JP28180692A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayumi Midorikawa
歩 緑川
Yasushi Toizumi
安司 戸泉
Kazuo Yamamoto
一生 山本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH06130567A publication Critical patent/JPH06130567A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、撮影データの記録容量が大きく、
撮影データの消去手段が大がかりでなく、フィルムの撮
影画角を小さくすることのない磁気記録部付きのフィル
ムパトローネを提供する。 【構成】銀塩フィルムを収納し、カメラ等に用いられる
フィルムパトローネ1であって、磁気記録媒体4を収納
したカセット3を、パトローネ1の外装に着脱自在に装
着するための装着機構と、上記カセットを装着する面に
対応して設けられていて、カセットの装着時に、上記磁
気記録媒体を記録,再生のために移動させるカセット側
の回転軸に結合され、フィルムの巻上げ,巻戻し時に回
転される回転力伝達手段5,6と、フィルムスプールの
回転に連動して回転され、上記回転力伝達手段にスプー
ルの回転を同期させて伝達する駆動力伝達手段2とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムパトロー
ネ、詳しくは、銀塩フィルムを用いるカメラに使用され
る、磁気記録媒体付きのフィルムパトローネに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録部を有するフィルムパト
ローネは種々提案されている。例えば、特開平3−13
6027号公報に開示されているように、フィルムパト
ローネに脱着可能で情報を記憶しておくEEPROMが
付属されていて、同時に、同フィルムパトローネに収納
されている銀塩フィルム上にも、情報を磁気記録するた
めの磁気コーティングがされており、上記EEPROM
と磁気記録媒体とのそれぞれの特徴を活かして情報の記
録・再生を行うという提案がされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
3−136027号公報に開示されているフィルムパト
ローネでは、同パトローネに装着するEEPROMの記
憶容量が少ないために、フィルム上の各撮影駒に対する
多くの撮影データを記憶させておくことができないとい
う問題点がある。更に、EEPROMを使用すると、一
度使用したEEPROMを再び使用する場合、あるいは
EEPROMに一度書き込んだ撮影データを消去して書
き直すときには、EEPROMに書き込まれた記憶デー
タを消去するためのイレーサ等の大がかりな消去手段が
必要となる。また、上記磁気コーティングはフィルム上
の一部に施されるために、同コーティングが施されてい
る領域の分だけフィルムに写される画角が小さくなり画
質が劣化するという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、上記問題点等を解決する
ために、撮影データの記録容量が大きく、撮影データの
消去手段が大がかりでなく、フィルムの撮影画角を小さ
くすることのないフィルムパトローネを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルムパトロ
ーネは、銀塩フィルムを収納し、カメラ等に用いられる
フィルムパトローネであって、磁気記録媒体を収納した
カセットを、パトローネの外装に着脱自在に装着するた
めの装着機構と、上記カセットを装着する面に対応して
設けられていて、カセットの装着時に、上記磁気記録媒
体を記録,再生のために移動させるカセット側の回転軸
に結合され、フィルムの巻上げ,巻戻し時に回転される
回転力伝達手段と、フィルムスプールの回転に連動して
回転され、上記回転力伝達手段にスプールの回転を同期
させて伝達する駆動力伝達手段とを具備する。
【0006】
【作用】フィルムの巻上げ,巻戻し時にパトローネ内の
フィルムスプールの回転に同期して駆動力伝達手段が回
転し、この回転が回転力伝達手段を介してカセット側の
回転軸に伝達され、同カセット側の回転軸を回転して、
カセット内の磁気記録媒体の記録,再生を行う。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すフィルムパトロー
ネの要部の構成である。本実施例におけるフィルムパト
ローネに装着されるカセットは、周知のマイクロカセッ
トが使用される。
【0008】図示されない35mm幅のロールフィルム
が収納されているフィルムパトローネ1から引き出され
たフィルムを、撮影後に再びパトローネ内に巻き戻すと
きに、同フィルムを巻き付けながら回転するフィルムス
プール(図示されず)は、周知のように、その上端部ま
たは下端部がパトローネの上面あるいは下面に若干突出
している。
【0009】本実施例ではパトローネ上面に突出した、
このスプール上端軸に直接、駆動力伝達手段としてのス
プールギヤー2を固定する。このギヤー2および後述す
る回転力伝達手段はフィルムパトローネの上部に設けら
れた装着機構室1b内に配置される。この装着機構室1
bはパトローネ1の上面より一段と低く設けられた底板
と同底板の周囲に突出したパトローネの筒体の延長壁で
形成されていて、この装着機構室1bの上面に、磁気テ
ープ4が収納されているマイクロカセット3が装着され
る。
【0010】上記装着機構室1b内には、上記マイクロ
カセット3のテープ駆動軸である回転軸(図2参照)と
結合して、フィルムの巻戻し時に回転する、回転力伝達
手段であるREWギヤー5と、フィルムの巻上げ時に回
転する回転力伝達手段であるFFギヤー6がマイクロカ
セット3の上記REWギヤー5およびFFギヤー6に対
応する位置であって、かつ、上記スプールギヤー2に対
して両ギヤー5,6が対称となる位置に配設される。
【0011】また、上記スプールギヤー2の回転力を、
フィルムの巻戻し時には上記REWギヤー5に伝達し、
フィルムの巻上げ時には上記FFギヤー6に伝達するた
めのクラッチギヤー7が、支持アーム8の先端部に回転
自在に保持されてスプールギヤー2に噛み合っている。
上記支持アーム8の基端は上記スプールギヤー2の中心
を支点として支持されている。従って、このクラッチギ
ヤー7とスプールギヤー2とは遊星歯車機構を構成して
おり、スプールギヤー(太陽ギヤー)の回転方向によっ
てクラッチギヤー(遊星ギヤー)は、スプールギヤー2
の周りを自転しながら公転してREWギヤー5またはF
Fギヤー6に噛み合う。なお、このように装着機構室内
1b内に配置された上記スプールギヤー2,REWギヤ
ー5,FFギヤー6およびクラッチギヤー7は、同室1
bの上面上に突出しないようになっている。
【0012】また、装着機構室1bを形成する上記パト
ローネ1の筒体1aの上端部の対向壁の中央部には、上
記マイクロカセット3を同パトローネ1に装着する時に
密着固定させるための引掛け切欠部9,10が形成され
ている。
【0013】次に、図2により、マイクロカセット内の
磁気テープを走行させるための回転軸と、フィルムパト
ローネの上記REWギヤー5とFFギヤー6とを結合す
る連結機構を説明する。この図2に示すマイクロカセッ
ト3は、図1に示すマイクロカセットの下面を下方から
見た状態で示してある。
【0014】上記マイクロカセット3の下面には、上記
磁気テープ4が巻回されている図示されない2つのリー
ルのそれぞれの中心部に、同磁気テープ4の巻上げ,巻
戻しを行うために、外部から回転力を伝達されるY字形
状の回転軸11,12が突出している。そして、パトロ
ーネ(図1参照)の機構室1b内の上記REWギヤー5
とFFギヤー6には、同回転軸11,12が嵌合するた
めのY字形状の凹キー溝13,14が穿設されている。
また、上記マイクロカセット3の下面には、長手方向に
対向している中央端部に、上記マイクロカセット3が上
記パトローネ1にしっかりと固定されるために、上記引
掛け切欠部9,10にそれぞれ係合される係止爪15,
16が突出している。
【0015】本実施例のフィルムパトローネ1は、この
ように構成されている。次に、上記マイクロカセット3
を上記パトローネ1に装着する際の作用を説明すると、
同マイクロカセット3をパトローネ1の上記装着機構室
1b上に装着すると、上記係止爪15,16が同パトロ
ーネ1の上記引掛け切欠部9に係止され、上記マイクロ
カセット3は上記フィルムパトローネ1に一体的に固定
される。それと同時に、上記マイクロカセット3に形成
されている上記回転軸11が上記装着機構室1bに配設
されている上記REWギアー5の凹溝13に嵌合し、ま
た上記回転軸12がFFギアー6の上記凹溝14に嵌合
する。また、同マイクロカセット3を上記パトローネ1
から取り外すときは、上記係止爪15,16を外すだけ
で簡単に行える。
【0016】このように上記パトローネ1とマイクロカ
セット3とが一体化して、同パトローネ1のフィルムス
プールの回転がマイクロカセット3に伝達されるのであ
るが、その伝達機構を図3,図4で説明する。図3は、
上記パトローネ1に収納されるフィルムを巻き上げる動
作に連動して、上記マイクロカセット3に収納されてい
る磁気テープ4を順方向に巻き上げる回転力伝達機構を
示している。上記パトローネ1のフィルムスプールがフ
ィルムの引出に連動して回転すると、上記スプールギヤ
ー2がフィルムの巻き上げ方向である矢印r1の方向に
回転する。このスプールギヤー2による回転力が上記ク
ラッチギヤー7に伝達される。同クラッチギヤー7は、
上記REWギヤー5と上記FFギヤー6との間を上記ス
プールギヤー2に噛み合いながら移動するので、同RE
Wギヤー5とFFギヤー6との間のどの位置にあって
も、上記スプールギヤー2の矢印r1の方向への回転に
より、矢印r2の方向へ回転しながら矢印m1の方向へ
移動し、上記FFギヤー6に噛み合って、同FFギヤー
6は矢印r3の方向へ回転する。
【0017】そして、上記FFギヤー6に嵌合している
上記マイクロカセット3の上記回転軸12が回転する。
このように、上記クラッチギヤー7が同FFギヤーに噛
合することにより、上記パトローネ1が図示されないフ
ィルムを巻き上げると上記スプールギヤー2の回転に同
期して上記マイクロカセット3の回転軸12が回転し
て、同マイクロカセット3に収納されている磁気テープ
4が順方向に巻き上げられる。一方、上記REWギヤー
5は上記クラッチギヤー7に噛合されていないのでフリ
ーな状態となっている。
【0018】同様に、図4は、上記パトローネ1に収納
されるフィルムを巻き戻す動作に連動して、上記マイク
ロカセット3に収納されている磁気テープ4を巻き戻す
回転力伝達機構を示している。上記パトローネ1のフィ
ルムスプールがフィルムを巻き戻すと、このスプールに
連動している上記スプールギヤー2がフィルムの巻戻し
方向である矢印r4の方向に回転する。このスプールギ
ヤー2による回転力が上記クラッチギヤー7に伝達され
る。同クラッチギヤー7は、上記REWギヤー5と上記
FFギヤー6との間を上記スプールギヤー2に噛合しな
がら移動するので、同REWギヤー5とFFギヤー6と
の間のどの位置にあっても、上記スプールギヤー2の矢
印r4方向への回転により、矢印r5の方向へ回転しな
がら、矢印m2の方向へ移動し、上記REWギヤー5に
噛合して、同REWギヤー5は矢印r6の方向へ回転す
る。
【0019】そして、上記REWギヤー5に嵌合してい
る上記マイクロカセット3の上記回転軸11が回転す
る。このように、上記クラッチギヤー7が同REWギヤ
ー5に噛合することにより、上記パトローネ1が図示さ
れないフィルムを巻き戻すと上記スプールギヤー2の回
転に同期して上記マイクロカセット3の回転軸11が回
転して、同マイクロカセット3に収納されている磁気テ
ープ4が巻き戻される。一方、上記FFギヤー6は上記
クラッチギヤー7に螺合されていないのでフリーな状態
となっている。
【0020】このように、上記パトローネ1のフィルム
の巻き上げ,巻き戻しに対応して、上記マイクロカセッ
ト3内の上記磁気テープ4が巻き上げあるいは巻き戻し
されるが、上記フィルムが巻き上げあるいは巻き戻しを
開始される際、上記クラッチギヤー7の移動する間、多
少の時間の遅れがある。しかし、これは、同移動範囲を
狭くすれば問題なく、その遅れは縮まり、上記マイクロ
カセット3の磁気テープ4は略同時に動き始める。ま
た、上記フィルムが巻き上げあるいは巻き戻しを停止す
ると、同マイクロカセット3の磁気テープ4は略同時に
停止する。
【0021】上述したように、上記マイクロカセット3
を上記パトローネ1に装着したときには、同パトローネ
1のフィルムの巻き上げ,巻戻しに同期して上記マイク
ロカセット3の磁気テープ4も駆動される。
【0022】これに対して、上記マイクロカセット3を
上記パトローネ1から取り外したときには、上記各ギヤ
ーは空回りをするだけで、同パトローネ1は通常のフィ
ルムパトローネとして使用される。即ち、図5(A)
は、上記マイクロカセット3が上記パトローネ1に装着
されている状態を示したもので、同マイクロカセット3
を同パトローネから取り外した、図5(B)に示す状態
になっても、該パトローネ1の上記パトローネ機構室1
b内に配設されている各ギヤーおよび支持アーム等が該
パトローネ1の上端面から突出することはない。また、
本実施例では、マイクロカセットをフィルムパトローネ
の上端部に装着しているが、これはフィルムパトローネ
の下端部に装着してもよいことはいうまでもない。
【0023】次に、上記マイクロカセット3が装着され
たパトローネ1を使用したカメラを実際に使用するとき
の概略動作を説明する。図6は、通常の撮影機能を有す
るカメラに、パトローネに装着されたマイクロカセット
3の磁気テープ4に撮影情報等を記録,再生するための
回路等が追加されたカメラの要部ブロック図を示してい
る。図示されないカメラ本体の背面から見て左側のパト
ローネ室には、上記マイクロカセット3が装着された上
記フィルムパトローネ1が装填されており、図示されな
いカメラ本体のアパーチャを挟んで右側のスプール室に
はフィルム巻取用スプール20が回転自在に配設されて
いる。同スプール20には上記パトローネ1から引き出
された撮影フィルム21が巻き付けられている。
【0024】上記マイクロカセット3の上記磁気テープ
4の磁気記録,再生される磁気記録面4aが同マイクロ
カセットの前面に穿設されている窓部3aから露出して
いる。この窓部3aから露出している上記磁気記録面4
aに記録・再生面が当接するように、記録用磁気ヘッド
22と再生用磁気ヘッド24とが配設されている。
【0025】そして、情報記録時には、CPU26から
の情報記録信号が記録ヘッド回路23に入力され、この
記録ヘッド回路23により上記記録用磁気ヘッド22が
上記磁気テープ4の磁気記録面4aに情報を磁気記録す
る。また、情報の再生時には、磁気テープ4の磁気記録
面4aに磁気記録されている情報を、上記再生用磁気ヘ
ッド24で再生して再生ヘッド回路25に入力し、この
再生ヘッド回路25からの再生信号を上記CPU26に
入力する。一方、同CPU26には、情報データ等を書
き込んだり,読み出したりするためのEEPROM27
が接続されている。
【0026】他方、上記パトローネ1のフィルム21を
巻き戻すためのフィルム巻戻用モータ28の出力軸が同
パトローネ1に内設されているフィルムスプール(図示
されない)に結合するように配設され、また、上記フィ
ルム21を巻き上げるためのフィルム巻上用モータ30
の出力軸が上記フィルム巻取用スプール20に結合する
ように配設されている。そして、上記CPU26からの
巻戻し信号がフィルム巻戻用モータ駆動回路29に入力
されると、このモータ駆動回路29からの出力により上
記フィルム巻戻用モータ28が駆動され、フィルム21
は巻き戻される。また、上記CPUからの巻上げ信号が
フィルム巻上用モータ駆動回路31に入力されると、こ
のモータ駆動回路31からの出力により上記フィルム巻
戻用モータ30が駆動され、フィルム21は巻き上げら
れる。
【0027】そして、上記フィルム21の上縁部に形成
されているパーフォレーション34を挟んで、透過型の
フォトインタラプタ(P.I)32が配設されており、
このフォトインタラプタ32からのパーフォレーション
検出信号がフォトインタラプタ回路(P.I回路)33
に入力され、同フォトインタラプタ回路33からのパー
フォレーションのカウント信号が上記CPU26に入力
されるようになっている。
【0028】図7は、上記図6に示す構成のカメラによ
って上記フィルム21が上記フィルムパトローネ1に巻
き戻されるときに、マイクロカセット内の磁気テープと
の情報データのやりとりの概略シーケンスを示してい
る。
【0029】ステップS1において、撮影が終了したフ
ィルム21の巻戻し開始シーケンスがスタートして、上
記フィルム21の巻き戻しが開始されるとステップS2
に進む。ステップS2では、巻戻用スイッチがオンされ
て上記巻戻用モータ28が駆動され、ステップS3に進
む。ステップS3では、巻き戻しが開始されると、上記
フォトインタラプタ32からの出力により、上記フィル
ム21のパーフォレーション34の数をカウントする。
ここで、35mm幅ロールフィルム21の1駒に相当す
るパーフォレーションの数は8個であり、上記パーフォ
レーションの数を8回カウントして1駒を判別してい
る。撮影されたフィルムの全駒数をコードアドレスのC
OUNTに格納する。そして、ステップS4に進む。ス
テップS4において、コードアドレスのCOUNTの駒
数に対応した情報データをEEPROM27からそれぞ
れ日,月,年の順に読みだして、この読み出したデータ
OD,OM,OYがそれぞれ上記コードアドレスのD,
M,Yに格納される。そして、ステップS5に進む。
【0030】ステップS5において、上記再生用磁気ヘ
ッド24で再生された情報信号を上記再生ヘッド回路2
5で取り込む。ところで、上記磁気テープ4へは、情報
データとして“0”と“1”との2進データが時系列に
並べられて磁気記録され、上記磁気テープ4の再生方式
と記録方式とは同様の方式で行われる。上記磁気フィル
ム4への記録はフィルム21の巻上げ時に行われ、再生
は同フィルム21の巻戻し時に行われるため、記録され
ている2進データは記録した順と反対の順に再生される
ので、下記に記すように上記磁気テープに記録された情
報データを変換する必要がある。
【0031】上記情報データとして、例えば、日付デー
タ“92年1月1日”を記録するときに、4ビットのB
CDコードで表し、“1001”,“0010”,“0
000”,“0001”,“0000”,“0001”
の順に並んでいる日付データが、再生するときは、“1
000”,“0000”,“1000”,“000
0”,“0100”,“1001”の順に再生されるの
で、これらの再生されたデータを記録したときの日付デ
ータに変換する。この変換された日付データを日,月,
年に対応させてコードアドレスのMD,MM,MYにそ
れぞれ格納する。そして、ステップS6に進む。
【0032】ステップS6,S7,S8においては、上
記ステップS4でEEPROM27から読み出された日
付データと上記ステップS5で磁気フィルム4から再生
された日付データとが一致しているか否かの比較を行
う。ステップS6では、上記ステップS4にてコードア
ドレスのDに格納された“日”の日付データと上記ステ
ップS5にてコードアドレスのMDに格納された“日”
の日付データとを比較して一致しているか否かを判断す
る。ここで、一致していなければステップS12に進
み、一致していればステップS7に進む。ステップS7
では、上記ステップS4にてコードアドレスのMに格納
された“月”の日付データと上記ステップS5にてコー
ドアドレスのMMに格納された“月”の日付データとを
比較して一致しているか否かを判断する。ここで、一致
していなければステップS12に進み、一致していれば
ステップS8に進む。
【0033】ステップS8では、上記ステップS4にて
コードアドレスのYに格納された“年”の日付データと
上記ステップS5にてコードアドレスのMYに格納され
た“年”の日付データとを比較して一致しているか否か
を判断する。ここで、一致していなければステップS1
2に進み、一致していればステップS9に進む。つま
り、日,月,年の各日付データが全て一致していればス
テップS9に進み、1つでも一致していなければステッ
プS12に進む。
【0034】ステップS12からステップS24まで
は、上記日付データが一致していないときに、上記磁気
テープ4に記録されている情報データを消去するシーケ
ンスである。ステップS12では、上記フィルム21の
巻き戻しを停止させるために、上記巻戻用モータ駆動回
路29で巻戻用モータ28を停止させてステップS13
に進む。ステップS13では、上記日付データが一致し
ていない駒の情報データの先頭に戻す、つまり1駒戻す
ために、上記巻上用モータ駆動回路31で巻上用モータ
30を駆動させ、ステップS14に進む。
【0035】ステップS14では、駒を1駒分巻き上げ
るために上記フォトインタラプタ回路33からのカウン
ト信号のカウント数を格納するコードアドレスのPIO
UTを0にリセットして、ステップS15に進む。ステ
ップS15では、上記フォトインタラプタ回路33が上
記フォトインタラプタ32で検出された上記フィルム2
1のパーフォレーション34の信号を1回入力すると、
上記コードアドレスのPIOUTのカウント数を1だけ
インクリメント(+1)する。そして、ステップS16
に進む。ステップS16では、コードアドレスのPIO
UTのカウント数が1駒分の8であるか否かを判断す
る。同カウント数が8であればステップS17に進む
が、8でなければステップS15に戻り再びステップS
15,S16を実行する。ここでは、フィルム1駒分の
パーフォレーションの数を8回カウントして、フィルム
21が1駒分巻き上げられたことを確認している。
【0036】ステップS17では、1駒分巻き上げられ
た後、上記巻上用モータ30を停止させ、ステップS1
8に進む。ステップS18では、上記磁気テープ4に記
録されている情報データを消去するために、上記巻戻用
モータを動作させ、ステップS19に進む。ステップS
19,S20では、上記ステップS14,S15と同様
に、上記フィルム21が1駒分送られたか否かを検出す
るためのステップである。ステップS19では、上記コ
ードアドレスのPIOUTを0にリセットしてステップ
S20に進む。ステップS20では、上記フォトインタ
ラプタ回路33が上記フォトインタラプタ32で検出さ
れた上記フィルム21のパーフォレーション34の信号
を入力して、上記コードアドレスのPIOUTのカウン
トを開始し、ステップS21に進む。
【0037】ステップS21では、1文字が4ビットの
BCDコードで表されるので、1駒の6文字分の24ビ
ットの信号を消去するためのカウンタとして、コードア
ドレスのERAに“24”を格納して、ステップS22
に進む。ステップS22において、上記磁気テープ4に
記録されている情報データを1ビット消去し、上記コー
ドアドレスのERAの値をデクリメント(−1)してス
テップS23に進む。ステップS23では、上記6文字
の全てが消去されて上記コードアドレスのERAの値が
0になったか否かを判断し、0であればステップS24
に進み、0でなければステップS21に戻り、再び上記
情報データを1ビット消去する。ここでは、上記磁気テ
ープ4に記録されている1駒における6文字分の24ビ
ット情報データを消去する作業を実行している。
【0038】ステップS24では、上記6文字の情報デ
ータが全て消去された後、コードアドレスのPIOUT
のカウント数が8になるまでステップS24を繰り返
す。ここでは、フィルム1駒分のパーフォレーションの
数8をカウントして、フィルム21が1駒分巻き戻しさ
れたことを確認しており、上記情報データが全て消去さ
れた後から1駒分のフィルム送りが終了するまでの間に
記録を必要とする全ての情報が記録可能となるように、
予め設定しておく必要がある。そして、ステップS9に
進む。
【0039】上述したように、上記EEPROM27に
書き込まれている情報データと上記磁気フィルム4に記
録されている情報データとが一致しているか、または一
致していないときに、その情報データを消去した後でス
テップS9に進む。ステップS9では、上記フォトイン
タラプタ回路33が上記フォトインタラプタ32で検出
された上記フィルム21のパーフォレーション34の信
号を8回入力して、1駒分巻き戻されたか否かを確認
し、確認されるまでこのステップを繰り返し、確認され
たら上記コードアドレスのCOUNTをデクリメント
(ー1)して、ステップS10に進む。ステップS10
では上記フィルム21に撮影された全ての駒が前記フィ
ルムパトローネ1に巻き戻されたか否かを判断して、巻
き戻されていなければステップS4に戻り、次の駒にお
いて再び上記の一連の操作を繰り返す。上記ステップS
10にて、上記フィルム21の全ての駒が巻き戻されて
いれば、ステップS11に進んで上記フィルム巻戻用モ
ータ28を停止させ、ステップS25に進んで巻戻しシ
ーケンスは終了となる。
【0040】以上のように、磁気テープにカメラおよび
フィルム等に関する情報データを記録することができる
カメラに、マイクロカセットが装着されたフィルムパト
ローネを使用して、日付データの読み出し,書き込み,
消去を簡単に行うことができ、また、記録媒体として磁
気テープを使用したので、記録容量が大きく取れるとい
う利点がある。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、磁気記録媒体を用いた
ことで、必要な記録情報を何度でも、読み出し,書き込
み,消去を簡単に行うことができる。また、フィルムパ
トローネの外装部分に記録部を設けることで、磁気記録
媒体が塗布されているフィルムと比べてフィルム上に露
光する画角サイズを大きくとることができるので、磁気
記録媒体を有しながらも画質の良い写真を得ることがで
きる。
【0042】また、フィルムパトローネに磁気テープを
駆動する同期駆動機構が内設されているが、その構造は
至って簡単であり、パトローネから磁気記録媒体を取り
外した状態でも通常のフィルムパトローネと同形状とな
るので、磁気記録を必要としない安価なカメラで、必要
がなければ磁気記録媒体を装着しなくともよい等の多く
の利点をもたらす。
【0043】さらに、磁気テープへの磁気記録の特徴を
生かして、音声を磁気記録することも容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフィルムパトローネと
同パトローネに装着されるマイクロカセットの要部斜視
図。
【図2】上記図1のマイクロカセットへのパトローネか
らの駆動力伝達機構を示す要部拡大斜視図。
【図3】上記図1のフィルムパトローネの駆動力伝達機
構のフィルム巻上げ時の作動状態を示す要部拡大斜視
図。
【図4】上記図1のフィルムパトローネの駆動力伝達機
構のフィルム巻戻し時の作動状態を示す要部拡大斜視
図。
【図5】本実施例のフィルムパトローネにマイクロカセ
ットを装着した状態を示す要部斜視図と、マイクロカセ
ットを取り外した状態を示す要部正面図。
【図6】本実施例のフィルムパトローネを使用するカメ
ラでの要部を示すブロック構成図。
【図7】上記図6のカメラにおけるフィルム巻戻し時の
磁気テープの日付データの確認または消去を行うシーケ
ンスを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ‥‥‥‥フィルムパトローネ 2 ‥‥‥‥スプールギヤー(駆動力伝達手段) 3 ‥‥‥‥マイクロカセット(カセット) 4 ‥‥‥‥磁気テープ(磁気記録媒体) 5 ‥‥‥‥REWギヤー(回転力伝達手段) 6 ‥‥‥‥FFギャー(回転力伝達手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀塩フィルムを収納し、カメラ等に用い
    られるフィルムパトローネであって、 磁気記録媒体を収納したカセットを、パトローネの外装
    に着脱自在に装着するための装着機構と、 上記カセットを装着する面に対応して設けられていて、
    カセットの装着時に、上記磁気記録媒体を記録,再生の
    ために移動させるカセット側の回転軸に結合され、フィ
    ルムの巻上げ,巻戻し時に回転される回転力伝達手段
    と、 フィルムスプールの回転に連動して回転され、上記回転
    力伝達手段にスプールの回転を同期させて伝達する駆動
    力伝達手段と、 を具備することを特徴とするフィルムパトローネ。
JP28180692A 1992-10-20 1992-10-20 フィルムパトローネ Withdrawn JPH06130567A (ja)

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JP28180692A JPH06130567A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 フィルムパトローネ

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