JPH10142663A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH10142663A
JPH10142663A JP8296409A JP29640996A JPH10142663A JP H10142663 A JPH10142663 A JP H10142663A JP 8296409 A JP8296409 A JP 8296409A JP 29640996 A JP29640996 A JP 29640996A JP H10142663 A JPH10142663 A JP H10142663A
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JP
Japan
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film
mcu
flag
stop control
motor
Prior art date
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JP8296409A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Sasagaki
信明 笹垣
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの巻き戻し中等のいかなる状態で電
池交換が行われても、信号部材を所定の位置に停止させ
ることができるカメラを提供する。 【解決手段】 フィルム12をカートリッジ12a内に
巻き戻す巻き戻し手段であるモータ5およびモータドラ
イバ回路7と、露光状態に対応する信号部材の停止制御
位置情報を記憶する記憶手段であるEEPROM11
と、フィルムの巻き戻し完了後に停止制御位置情報に応
じて信号部材を所定位置に停止させる停止制御手段であ
るMCU1とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムカートリ
ッジ内に設けられた回動可能な信号部材の停止位置に応
じてフィルムの露光状態を識別できるカメラに関し、特
にフィルムの巻き戻し途中で電池交換を行っても、フィ
ルムの露光状態に応じてこの信号部材を所定位置に停止
させることができるカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、巻き取りスプールの回転軸に円盤
状の信号部材が設けられ、この信号部材の停止位置に基
づいてフィルムの露光状態が識別可能なフィルムカート
リッジおよびこのフィルムカートリッジを用いたカメラ
が提案されている(例えば、特開平7−199329号
公報)。この信号部材には回転角度に応じて「露光済
み」、「部分露光」、「未露光」等を示すバーコードが
記載され、この信号部材を所定位置に停止させることに
よってフィルムの露光状態を識別することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カメラの中には、フィルム給送に要する電力と電子回路
内のデータ保持に要する電力とを1個の電源用電池で賄
っているものがある。そのため、このようなカメラにお
いては、フィルムの巻き戻し最中などに電池が消耗して
電池交換が行われると、電子回路内のデータがすべてリ
セットされてしまい、信号部材を停止させる位置がわか
らなくなり誤った位置に停止させるという問題点があっ
た。本発明はこのような課題を解決するためのものであ
り、フィルムの巻き戻し中等のいかなる状態で電池交換
が行われても、信号部材を所定の位置に停止させること
ができるカメラを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るカメラは、フィルムをカートリ
ッジ内に巻き戻す巻き戻し手段と、露光状態に対応する
信号部材の停止制御位置情報を記憶する記憶手段と、フ
ィルムの巻戻し完了後、記憶手段に記憶された停止制御
位置情報に応じて信号部材を所定位置に停止させる停止
制御手段とを備えている。このように、本発明は記憶手
段の停止制御位置情報に応じて信号部材を所定位置に停
止させるため、フィルムの巻き戻し途中で電源用電池の
交換を行っても信号部材を所定位置に停止させることが
できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の詳細について図面
を参照して説明する。まず、本発明の一つの実施の形態
の構成について説明する。図2は本発明に係るフィルム
カートリッジの一つの実施の形態を示した説明図であ
る。同図において、長尺のフィルム12はフィルムカー
トリッジ12a内に収容されているカートリッジスプー
ル(図示せず)に巻き取られている。このフィルム12
には長手方向に沿って画像を記録するための複数のフレ
ーム12dが形成されている。そして、一組のパーフォ
レーション12e,12fと一つの磁気記録部12gと
が、フレーム12dに隣接して設けられている。なお、
磁気記録部12gの両端はフレームの境界位置からそれ
ぞれLs,Leだけ内側の位置で規制されている。
【0006】また、フィルムカートリッジ12aの回転
軸12bには、回転角度に応じてフィルム12の「未露
光」,「部分露光」,「露光済み」,「現像済み」の4
状態を示すバーコードパターンが記載された信号部材で
あるバーコード円盤12cが取り付けられている。な
お、「未露光」はフィルム中のフレームが1コマも露光
されていないことを示し、「部分露光」はフィルム中の
フレームが1コマ以上露光されていることを示し、「露
光済み」はフィルム中のフレームが全コマが露光されて
いることを示し、「現像済み」はフィルムが既に露光さ
れて現像もされていることを示す。
【0007】このように、回転軸12bを回転させるこ
とによってバーコード円盤12cとともにカートリッジ
スプールを回転させることができ、フィルム12の巻き
戻し、巻き上げを行うことができる。そして、このバー
コード円盤12cの停止位置に応じてフィルム12の露
光状態を識別することができる。
【0008】図3は本発明に係るカメラの機構を示す説
明図である。同図において、図2と同符号のものは同一
または同等の部品を示す。カメラのアパーチャ部13に
は、フレーム毎に被写体の像を露光するためのアパーチ
ャ13aと、フィルム12の光軸方向の位置を規制する
ための上側レール13bおよび下側レール13cとが設
けられている。そして、フィルム12を介してアパーチ
ャ部13とは反対側に、カメラの圧板14が設けられて
いる。この圧板14には2つの開口部14a,14bが
設けられ、それぞれフォトリフレクタ(以下、PRとい
う)2と磁気ヘッド8とが取り付けられている。なお、
アパーチャ部13とフィルム12と圧板14とは、実際
にはほとんど隙間がないほどに密着して配置されてい
る。
【0009】さて、フォトリフレクタ2はフィルム12
に対して光を照射しその反射光の反射率からパーフォレ
ーションの位置を検出する。また、このフォトリフレク
タ2は、パーフォレーションを介して上側レール13b
に光を照射したとき、反射率が最も高いため「H」レベ
ルの信号を出力する。また、フィルム面に相対するとき
は「L」レベルの信号を出力する。
【0010】また、フォーク16の近傍に設けられたP
R3は、カートリッジ12aに設けられたバーコード円
盤12c上のバーコードパターンおよび初期停止位置を
検出するためのフォトリフレクタである。磁気ヘッド8
は、磁気記録部12gに相対するように圧板14上に配
置され、フィルム給送中に磁気記録部12gに各種の撮
影情報を磁気記録することができる。モータ4は、駆動
力伝達系(図示せず)を介して巻き取りスプール15の
回転軸に接続され、回転駆動力をこの駆動力伝達系を介
して巻き取りスプール15に伝達する。なお、モータ4
が正転すると巻き取りスプール15は図のcw方向に回
転し、フィルム12は巻き取りスプール15に巻き上げ
られる。
【0011】同様に、モータ5は図示しない駆動力伝達
系を介してフォーク16に接続され、回転駆動力をこの
駆動伝達系を介してフォーク16に伝達する。なお、こ
のフォーク16はカートリッジ12aの回転軸12bに
嵌合されているため、モータ5が正転すると回転軸12
bは図のccw方向に回転し、フィルム12をカートリ
ッジ12a内に巻き戻すことができる。また、フォーク
16がccw方向とは逆方向であるcw方向に回転する
とフィルム12はカートリッジ12aから送り出され
る。
【0012】図1は本発明に係るカメラの一つの実施の
形態を示すブロック図である。同図において、MCU1
は入力ポートINT1,INT2 と出力ポートP1〜P4と磁気記録
出力ポートPMAGと表示ドライブポートPDSPとバスPBUSと
を備えている。すなわち、入力ポートINT1にはPR2の
出力端子が接続され、入力ポートINT2にはPR3の出力
端子が接続されている。
【0013】また、出力ポートP1,P2 にはモータドライ
バ回路6が接続され、モータドライバ回路6にはモータ
4が接続されている。そして、MCU1の制御信号はモ
ータドライバ回路6に供給され、モータ4の駆動は「正
転」、「逆転」、「短絡」、「開放」の4状態に制御さ
れる。同様に出力ポートP3,P4 はモータドライバ回路7
に接続され、モータドライバ回路7にはモータ5が接続
されている。そして、MCU1の制御信号はモータドラ
イバ回路7に供給され、モータ5の駆動は「正転」、
「逆転」、「短絡」、「開放」の4状態に制御される。
なお、モータドライバ回路6とMCU1とバーコード用
PR3とは、バーコード円盤12cを所定位置に停止さ
せるための停止制御手段を構成する。
【0014】また、磁気記録出力ポートPMAGにはドライ
バ回路9が接続され、ドライバ回路9には磁気ヘッド8
が接続されている。そして、MCU1は制御信号をドラ
イバ回路9に供給し、ドライバ回路9は磁気ヘッド8内
のコイル(図示せず)に電流を供給してフィルムへの磁
気記録を制御する。また、表示ドライブポートPDSPには
液晶表示素子等である表示デバイス(以下、DSPとい
う)が接続され、警告やフィルムカウント数等の表示が
行われる。また、バスPBUSには不揮発性メモリ等によっ
て構成された記憶手段であるEEPROM11が接続さ
れ、MCU1とEEPROM11との間では双方向通信
が行われ、データの記録保持および読出が行われる。
【0015】なお、EEPROM11には、バーコード
円盤12cを所定位置に停止させるための停止制御位置
情報であるフラグVEIPOSと、フィルムの露光状態
を示すフラグRLSCNTと、フィルムの巻き戻し動作
中を示すフラグRWDFLGと、バーコード停止制御中
を示すフラグVEIFLGとが設けられている。これら
のフラグの働きについて具体的に述べると以下のように
なる。フラグVEIPOSは、「1」のときフィルムの
未露光、「2」のときフィルムの部分露光、「3」のと
きフィルムの露光済みを示す。フラグRLSCNTは、
「1」のときフィルム中の1コマ以上が露光されている
ことを示し、「0」はフィルムの未露光を示す。フラグ
RWDFLGは、「1」のときフィルムの巻き戻しの最
中であることを示し、「0」のとき巻き戻しの最中でな
いことを示す。フラグVEIFLGは、「1」のときバ
ーコードの停止制御の最中を示し、「0」のときバーコ
ード停止制御の最中ではないことを示す。
【0016】以上の構成による本発明の動作について図
を用いて詳細に説明する。図4はカメラにカートリッジ
が装填されてから撮影準備動作が完了するまでのMCU
1による制御シーケンスの一つの実施の形態を示すフロ
ーチャートである。また、図9は図4に係るモータ4,
5の駆動とPR2,3の検出データとの関係を示すタイ
ムチャートである。
【0017】ステップ101において、カメラにカート
リッジが装填されると、MCU1はEEPROM11内
に設けられているフラグRLSCNTをフィルムが1コ
マも露光されていないことを示す「0」にリセットす
る。ステップ102において、MCU1はモータドライ
バ回路7を介してモータ5を正転させ、フォーク16と
ともに回転軸12bおよびバーコード円盤12cをcc
w方向に回転させる。(図9のZ点)
【0018】ステップ103において、MCU1はバー
コード検出用のPR3によってバーコードパターンを検
出し、検出したパターンからフィルム12の露光状態を
判断する。(図9のZ〜a点) ステップ104において、MCU1はステップ103で
検出されたフィルム12の露光状態が「露光済み」と判
断するとステップ105へ移行し、「露光済み」でなけ
ればステップ106へ移行する。ステップ105におい
て、フィルム12は既に露光済みであり2重露光を防止
するため、MCU1はバーコード円盤12cが「露光済
み」の位置に停止するようにモータドライバ7を介して
モータ5の駆動を制御する。
【0019】ステップ106、107において、フィル
ムは「露光済み」でないため、MCU1はモータドライ
バ回路6を介してモータ4を正転させ、モータドライバ
回路7を介してモータ5を逆転させる。その結果、フィ
ルム12はカートリッジ12aから送り出され、巻き取
りスプール15の方へ給送される(図9のa点)。そし
て、フィルム12は、巻き取りスプール15に巻き付く
と以降は巻き取りスプール15の回転力によって巻き上
げられる。なお、フィルム12の先端がPR2に到達す
るとPR2の出力は「L」レベルに立ち下がる。(図9
のb点)) ステップ108において、MCU1はフィルム12の1
コマ目が撮影位置に到達するまでモータ4,5を駆動さ
せる。(図9のb〜c点)
【0020】ステップ109において、パーフォレーシ
ョン12eの最初のエッジが検出されると(図9のc
点)、MCU1はモータ4,5の停止制御を行う。すな
わち、MCU1は、モータ5の駆動を開放するとともに
所定の周期でモータ4の正転と開放とを交互に繰り返し
(PWM駆動)、モータ4の駆動を減速する(図9のc
〜d点)。そして、PR2によって2個目のパーフォレ
ーション12fの最後のエッジが検出されると、モータ
4を所定時間tBRKだけ短絡して停止させる(図9のe
点)。その後、MCU1はモータ4の駆動を開放する。
【0021】ステップ110において、MCU1はステ
ップ103で検出されたバーコードパターンからフィル
ム12の露光状態が「部分露光」であったか否を判断
し、「部分露光」であった場合はステップ111に移行
し、「部分露光」でなかった場合は以降の処理を終了す
る。ステップ111において、カメラに装填されたカー
トリッジは既に途中まで露光されたものであるため、M
CU1はモータドライバ回路6を介してモータ4を正転
させ、未露光コマが撮影位置に到達するまで巻き上げを
継続する。
【0022】ステップ112において、MCU1は撮影
位置にあるコマが未露光コマであるか否かを判断し、未
露光コマが撮影位置に到達するとステップ113へ移行
する。ステップ113において、ステップ109と同様
にMCU1はモータドライバ回路6を介してモータ4の
停止制御を実施する。以上のようにして、カメラにカー
トリッジが装填されてから未露光コマを撮影位置に設定
するまでの制御が実施される。
【0023】次にレリーズ動作以降の処理について説明
する。図5はレリーズ動作以降のMCU1の制御シーケ
ンスを示すフローチャートである。また、図10は露光
したコマが最終コマではないとき(a)と露光したコマ
が最終コマであるとき(b)とのモータ4の動作とPR
2の出力と磁気ヘッド8の出力との関係を示すタイムチ
ャートである。また、図11はフィルムの巻き戻しが完
了するまでのモータ5の動作とPR2,3の出力との関
係を示すタイムチャートである。
【0024】ステップ201において、撮影者によって
カメラのレリーズボタンが押されるとMCU1の制御に
よりシャッタ開放等が行われ、フィルムの露光が行われ
る。ステップ202において、MCU1は1コマ以上の
フィルムが露光されたことを示すフラグRLSCNTを
「1」にセットする。ステップ203において、MCU
1はモータドライバ回路6を介してモータ4を正転させ
て巻き取りスプール15をcw方向に回転させ、フィル
ム12の巻き上げ動作を実施する。(図10のf点)
【0025】ステップ204において、MCU1はドラ
イバ回路9を介して磁気ヘッド8に電流を供給して磁気
記録部12gに磁気記録を開始する。ステップ205に
おいて、MCU1はフィルム12の巻き上げが完了した
か否かを判断する。すなわち、MCU1は2個のパーフ
ォレーションを検出するとステップ206へ移行し、2
個のパーフォレーションを検出しないとステップ207
へ移行する。ステップ206において、MCU1はモー
タドライバ回路6を介してモータ4をPWM駆動させて
停止制御を行う。(図10のg〜i点)
【0026】ステップ207において、MCU1は撮影
位置に到達したコマが最終コマであるか否かを判断す
る。すなわち、MCU1は所定時間tFE 内に2個目のパ
ーフォレーションが検出されないとステップ205へ移
行して巻き上げを継続する。また、所定時間tFE に達す
るとMCU1は最終コマと判定してステップ208へ移
行する。(図10のj〜k点) ステップ208において、MCU1はフラグVEIPO
Sを「露光済み」を示す「3」にセットする。ステップ
209において、MCU1はフラグRWDFLGを巻き
戻しの最中を示す「1」にセットする。
【0027】ステップ210において、MCU1はモー
タドライバ回路7を介してモータ5を正転させ、フォー
ク16をccw方向に回転させてフィルム12を巻き戻
す。(図11のm点) ステップ211において、MCU1はフィルム12の巻
き戻しが完了したか否かを判断する。すなわち、PR2
の出力が所定時間tFREND以上「H」レベルとなると、巻
き戻し完了と判定してステップ212へ移行する。(図
11のn〜o点) ステップ212において、MCU1はフラグRWDFL
Gを巻き戻し最中でないことを示す「0」にリセットす
る。ステップ213において、MCU1はPR3によっ
て予め定められたバーコードパターン検出することによ
ってモータ5に短絡ブレーキをかけ、その後モータ5を
開放することによってバーコード停止制御を行う(図1
1のo〜q点)。なお、バーコード停止制御については
図6において詳細に説明する。
【0028】図6は図5に係るMCU1によるバーコー
ド停止制御の詳細を示すフローチャートである。ステッ
プ301において、MCU1はフラグVEIFLGをバ
ーコード停止制御中であることを示す「1」にセットす
る。ステップ302において、MCU1はEEPROM
11からフラグVEIPOSを読み出してその内容が
「1」であるか否かを判断し、「1」であればステップ
303へ移行し、「1」でなければステップ304へ移
行する。
【0029】ステップ303において、MCU1はバー
コード円盤12cの停止位置が「未露光」となるように
モータ5の停止制御を行う。ステップ304において、
MCU1はフラグVEIPOSが「2」であるか否かを
判定し、「2」であればステップ305へ移行し、
「2」でなければステップ306へ移行する。ステップ
305において、MCU1はバーコード円盤12cの停
止位置が「部分露光」となるようにモータ5の停止制御
を行う。
【0030】ステップ306において、MCU1はバー
コード円盤12cの停止位置が「露光済」となるように
モータ5の停止制御を行う。ステップ307において、
MCU1はEEPROM11内のフラグVEIFLGを
リセットして値を「0」に設定する。
【0031】次に、撮影途中のフィルムを巻き戻す際の
MCU1の制御シーケンスについて説明する。図7はM
CU1によるフィルムの途中巻き戻しの制御シーケンス
の一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【0032】ステップ401において、MCU1はフラ
グRWDFLGをフィルムの巻き戻し中であることを示
す「1」にセットする。ステップ402において、MC
U1はフラグRLSCNTが「1」であるか否かを判定
し、「1」のときはステップ403へ移行し、「1」で
ないときはステップ404へ移行する。ステップ403
において、MCU1はフラグVEIPOSを「2」にセ
ットする。ステップ404において、MCU1はカメラ
に装填されたときのフィルムが未露光であったか否かを
判定し、未露光であればステップ405へ移行し、未露
光でなければステップ403へ移行する。
【0033】ステップ405において、MCU1はフラ
グVEIPOSにフィルムの未露光を示す「1」をセッ
トする。ステップ406において、MCU1はモータド
ライバ回路6を介してモータ5を正転させる。ステップ
407において、MCU1は巻き戻しが完了するまでモ
ータ5を回転駆動させる。ステップ408において、M
CU1はフラグRWDFLGにフィルムの巻き戻し完了
を示す「0」をセットする。ステップ409において、
MCU1は図6のバーコード停止制御を実施する。
【0034】次に、フィルムの巻き戻し中に電池が消耗
したり、誤って電池を取り出してしまって巻き戻しが途
中で停止し、撮影者によって新たな電池がカメラに再装
填された場合について説明する。図8はカメラに電池が
再装填されることにより電源がリセット起動し、カメラ
の動作が可能状態になったときのMCU1の制御シーケ
ンスの一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【0035】ステップ501において、MCU1はEE
PROM11のフラグRWDFLGが「1」であるか否
かを判定し、「1」のときはフィルムの巻き戻し最中で
あるため図7のステップ406へ移行し、巻き戻しが完
了した後にバーコード停止制御を実施する。また、フラ
グRWDFLGが「1」でないときはフィルムの巻き戻
しは既に完了しているため、ステップ502へ移行して
バーコード停止制御中であったか否かの判定を行う。ス
テップ502において、MCU1はEEPROM11の
フラグVEIFLGが「1」であるか否かを判定し、
「1」であるときはバーコード停止制御中であったため
ステップ503へ移行して再度バーコード停止制御を行
う。また、フラグVEIFLGが「1」でないときは既
にバーコード停止制御は完了しているため処理を終了す
る。
【0036】なお、以上におけるバーコード停止制御
は、いずれも図6におけるバーコード停止制御が実施さ
れ、EEPROM11に記憶されているフラグVEIP
OSによって停止位置は決定されている。そのため、電
池消耗等によって巻き戻しが中断した後に再起動されて
も、フィルムの露光状態に応じて常に正しい位置にバー
コード円盤12cを停止させることができる。また、上
記においてはフィルムの露光状態をバーコード円盤によ
って表すカメラについて記載したが、バーコード円盤の
代わりにフィルムの磁気記録部に露光状態を記録するカ
メラなどに上記の方法を利用することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は記憶手段
にフィルムの停止位置に関する情報を記憶し、この情報
に応じて信号部材を停止させる。そのため、本発明はフ
ィルムの巻き戻し中に電池交換を行っても、常に正しい
位置にこの信号部材を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】 本発明に係るフィルムカートリッジの一つの
実施の形態を示す説明図である。
【図3】 本発明に係るカメラの機構の一つの実施の形
態を示す説明図である。
【図4】 カートリッジがカメラに装填されてから撮影
準備動作が完了するまでのMCU1の制御シーケンスの
一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【図5】 レリーズ動作以降のMCU1の制御シーケン
スの一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【図6】 MCU1によるバーコード停止制御シーケン
スの一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【図7】 MCU1によるフィルムの途中巻き戻し制御
シーケンスの一つの実施の形態を示すフローチャートで
ある。
【図8】 MCU1による電源リセット起動制御シーケ
ンスの一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【図9】 図4に係るモータ4,5の駆動とPR2,3
の検出データとの関係を示すタイムチャートである。
【図10】 露光したコマが最終コマではないとき
(a)と露光したコマが最終コマであるとき(b)との
モータ4の動作とPR2の出力と磁気ヘッド8の出力と
の関係を示すタイムチャートである。
【図11】 フィルムの巻き戻しが完了するまでのモー
タ5の動作とPR2,3の出力との関係を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1…MCU、2,3…PR、4,5…モータ、6,7…
モータドライバ回路、8…磁気ヘッド、9…ドライバ回
路、10…DSP、11…EEPROM。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの巻き戻し完了後にカートリッ
    ジに設けられた信号部材を所定位置に停止させ、そのフ
    ィルムの露光状態を識別可能にするカメラにおいて、 前記フィルムを前記カートリッジ内に巻き戻す巻き戻し
    手段と、 前記露光状態に対応する前記信号部材の停止制御位置情
    報を記憶する記憶手段と、 前記フィルムの巻戻し完了後、前記記憶手段に記憶され
    た前記停止制御位置情報に応じて前記信号部材を所定位
    置に停止させる停止制御手段とを備えることを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、 前記記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とす
    るカメラ。
JP8296409A 1996-11-08 1996-11-08 カメラ Pending JPH10142663A (ja)

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