JPH0613051U - 小型電子機器の電池収納装置 - Google Patents
小型電子機器の電池収納装置Info
- Publication number
- JPH0613051U JPH0613051U JP5031192U JP5031192U JPH0613051U JP H0613051 U JPH0613051 U JP H0613051U JP 5031192 U JP5031192 U JP 5031192U JP 5031192 U JP5031192 U JP 5031192U JP H0613051 U JPH0613051 U JP H0613051U
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- Pending
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-
- Y02E60/12—
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価な構造で釦型電池と弾性接触子との接触
を確実にし、しかも簡単に制御回路のリセットを行う。 【構成】 釦型電池14の側面を弾性接触子17で押圧す
る。この弾性接触子17は、コイル部21と先端部22とを有
するねじりコイルばねからなる。また、釦型電池14の上
面部は電気接触子19に接触する。 【効果】 弾性接触子17は、板ばね構造のものに比べ塑
性変形が起こりにくい。また、専用の金型を必要とせ
ず、コスト的にも有利である。さらに、釦型電池14を取
り外すと、先端部22と電気接触子19が接触し、制御回路
5を強制的にリセットできる。
を確実にし、しかも簡単に制御回路のリセットを行う。 【構成】 釦型電池14の側面を弾性接触子17で押圧す
る。この弾性接触子17は、コイル部21と先端部22とを有
するねじりコイルばねからなる。また、釦型電池14の上
面部は電気接触子19に接触する。 【効果】 弾性接触子17は、板ばね構造のものに比べ塑
性変形が起こりにくい。また、専用の金型を必要とせ
ず、コスト的にも有利である。さらに、釦型電池14を取
り外すと、先端部22と電気接触子19が接触し、制御回路
5を強制的にリセットできる。
Description
【0001】
本考案は、制御回路を有する小型電子機器の電池収納装置に関する。
【0002】
一般に、テレビのリモートコントロール装置のような小型電子機器においては 、薄型の釦型電池が電源として広く用いられており、例えば実公昭57−315 02号公報などに、こうした釦型電池を機器内に収納する電池収納装置が開示さ れている。すなわちこの電池収納装置は、装脱可能な釦型電池の側面を金属製の 板ばねからなる弾性接触子で押圧するとともに、この釦型電池の上面部を別の板 状の電気接触子に接触させて、制御回路に電源電圧を供給する電気導通路を形成 するように構成したものである。
【0003】
上記従来構造の電池収納装置において、釦型電池のプラス側電極を押圧する弾 性接触子は板ばねにより形成されているため、この板ばねが許容応力以上に曲げ られるなどして塑性変形、いわゆるヘタリを生じ、釦型電池と弾性接触子との接 触が不十分になるばかりでなく、板ばねを特定の形状に形成するのに専用の金型 を製作する必要があり、装置のコスト高を招く。さらに、釦型電池の交換時にお いては、制御回路が誤動作を起こして装置が正常に起動しなくなることを防止す るために、釦型電池を入れる前の初期状態に完全に戻るまで、放置しておく必要 がある。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を解決して、安価な構造で釦型電池と弾性接触子 との接触を確実にし、しかも制御回路のリセット操作が極めて簡単な電池収納装 置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、装脱可能な釦型電池の側面を弾性接触子で押圧するとともに、前記 釦型電池の上面部を電気接触子に接触させて制御回路に電源電圧を供給する小型 電子機器の電池収納装置において、前記弾性接触子はねじりコイルばねからなり 、かつ前記釦型電池の非装着時にその先端部が前記電気接触子と接触するように 形成したものである。
【0006】
上記構成により、釦型電池の側面を押圧する弾性接触子は、ねじりコイルばね からなるため、塑性変形が起こりにくい。また、この弾性接触子は単に線材を巻 回したものであるため、専用の金型等を必要としない。さらに、釦型電池を取り 外すと、弾性接触子の先端部と電気接触子間が短絡状態となるため、制御回路を 強制的にリセットできる。
【0007】
以下、本考案の一実施例につき、図1及び図4を参照して説明する。図1は本 考案をカード型リモートコントロール装置に適用した場合を示すものであり、1 はプラスチック製のケース本体、2はケース本体1の一側に貼着される裏シート 、3は裏シート2の反対側に設けられる絶縁性の操作シートであり、この操作シ ート3はプリント基板4を介してケース1の他側に貼着される。プリント基板4 は、制御用IC、コンデンサ、抵抗などにより構成される周知の制御回路5と、 図示しないテレビに対して制御信号を出力する発光素子6とを備えている。また 、操作シート3には複数の凸部7が形成されるとともに、この凸部7の背面には それぞれ導電部材8が設けられ、各凸部7がプリント基板4の一側に形成された 図示しないパターン電極に対向配置されることによって、操作スイッチ9が構成 される。
【0008】 10は前記ケース本体1の切欠部11内に設けられた電池収納部であり、この電池 収納部10には、プラスチック製の電池保持部12が設けられる。電池保持部12は一 対の弾性片13と、この弾性片13間に形成された釦型電池14の載置部15とを有し、 前記切欠部11と弾性片13との係合,離脱によって、釦型電池14がケース本体1の 一側より装脱可能に配設される。また、図2および図3に示すように、電池収納 部10の内部において、プリント基板4上に形成されたパッド16には、弾性接触子 17の基端部18と板状の電気接触子19の基端部20が半田付け接続され、制御回路5 への電源供給が行われる。弾性接触子17は、導電性の線材を複数回巻回したコイ ル部21と、このコイル部21の巻き戻し方向に弾性復帰する先端部22とを有するね じりコイルばねであり、釦型電池14の装着時に先端部22が釦型電池14の側面を押 圧するようにして設けられる。一方、電気接触子19は釦型電池14の上面部と接触 するように切り起し形成された一対の接触片23と、釦型電池14の非装着時に前記 先端部22と接触するように形成された折曲げ部24とを有し、プリント基板4上に 載置される。なお、パッド16と基端部18との半田付け部分に必要以上の負荷が加 わらないように、コイル部21は少なくとも2回以上巻回すことが望ましい。
【0009】 次に、図4において、リモートコントロール装置全体の回路構成を説明する。 前記釦型電池14の両端にはコンデンサ31が接続されており、この釦型電池14の電 源電圧は、抵抗32およびコンデンサ33からなるフィルタ回路を介して制御回路5 の電源入力端子VDDに印加される。この電源入力端子VDDが供給される制御 回路5のイニシャル端子INITと接地端子GND間にはコンデンサ34が接続さ れており、イニシャル端子INITの電位を略ゼロにすることにより、制御回路 5をリセット状態にすることができる。また、制御回路5の発振入力端子OSC 間には固有の振動数を有する水晶発振子35が接続される。さらに、制御回路5の 出力端子OUTは電流制限用の抵抗36を介してトランジスタ37のベースと接続さ れており、このトランジスタ37のエミッタに抵抗38を接続して接地し、かつ前記 釦型電池14のプラス極とトランジスタ37のコレクタ間に発光素子6を接続して構 成される。なお、図には示されていないが、各操作スイッチ9はマトリクス状に 配列されており、操作スイッチ9と入力端子IN間は複数のラインが接続されて いる。
【0010】 次に、上記構成に付きその作用を説明する。電池保持部12の載置部15に釦型電 池14を載置した状態で、この電池収納部12をケース本体1の側方より挿入すると 、切欠部11と弾性片13との係合により釦型電池14が電池収納部10内に装着される 。このとき、釦型電池14のプラス極である側面は、弾性接触子17の先端部22の反 発力が作用して押圧されるとともに、電気接触子19の接触片23が釦型電池14のマ イナス極である上面部に接触して、制御回路5の電源入力端子VDDに所定の電 源電圧が供給される。この状態で任意の操作スイッチ9を押すと、制御回路5は 入力端子INの信号に基づいて、どの操作スイッチ9が押されたかを判断し、水 晶振動子35の振動数で変調された固有のコードを有する制御信号を、出力端子O UTより抵抗36を介してトランジスタ37に供給する。そして、発光素子6がこの 変調された制御信号を発すると、図示しない受信側のテレビはこの制御信号に基 づいて、電源オン,オフ、チャンネル設定、音量の調節などの各種動作を実行す る。
【0011】 一方、長期間の使用によって釦型電池14の電源電圧が低下し、リモートコント ロール装置自体が正常に機能しなくなると、釦型電池14の交換が必要となる。こ の交換時において、切欠部11と弾性片13との係合を解いて電池保持部12をケース 本体1から取り外すと、弾性接触子17の先端部22はコイル部21の巻き戻し方向に 回動して、電気接触子19の折曲げ部24に接触する。すなわち、制御回路5の電源 入力端子VDDと接地端子GND間が短絡状態となることにより、釦型電池14を 入れる前の初期状態に強制的に復帰することになる為、釦型電池14の挿入時に装 置を安定に起動させることができる。
【0012】 以上のように上記実施例によれば、釦型電池14の側面を押圧する弾性接触子17 はコイル部21を有するねじりコイルばねにより形成されるものであるため、従来 の板ばね構造に比べ塑性変形が起こりにくく、釦型電池14と弾性接触子17とを長 期にわたり確実に接触させることが可能となる。また、この弾性接触子17は単に 導電性の線材を巻回して加工したものであり、専用の金型等を必要としないため 、コスト的にも極めて有利である。
【0013】 さらに、釦型電池14の交換時において、この釦型電池14を収納部10から取り外 すと、コイル部21の反発力によって弾性接触子17の先端部22が回動して電気接触 子19の折曲げ部24に接触するため、何等特別の操作を行うことなく、極めて簡単 にかつ確実に制御回路5に対するリセットを行って、装置を正常に起動させるこ とが可能となる。
【0014】 しかも、実施例中の効果として、コイル部21を少なくとも複数回巻き回して弾 性接触子17を形成することによって、先端部22に加わる応力が弾性接触子17の基 端部18に直接作用するのを回避することができ、この基端部18とパッド16との半 田付け部に対する負荷を減らすことが可能となる。
【0015】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲にお いて種々の変形実施が可能である。例えば、弾性接触子の先端部の形状、および この先端部と電気接触子との接触構造などは適宜変形できる。また、本実施例に おいてはカード型のリモートコントロール装置について詳述したが、他の釦型電 池を有する小型電子機器に関しても本考案を適用することが可能である。
【0016】
本考案は装脱可能な釦型電池の側面を弾性接触子で押圧するとともに、前記釦 型電池の上面部を電気接触子に接触させて制御回路に電源電圧を供給する小型電 子機器の電池収納装置において、前記弾性接触子はねじりコイルばねからなり、 かつ前記釦型電池の非装着時にその先端部が前記電気接触子と接触するように形 成したものであり、安価な構造で釦型電池と弾性接触子との接触を確実にし、し かも制御回路のリセット操作が極めて簡単な電池収納装置を提供できる。
【図1】本考案の一実施例を示すリモートコントロール
装置の分解斜視図である。
装置の分解斜視図である。
【図2】同上要部の正面図である。
【図3】同上要部の平面図である。
【図4】同上回路構成図である。
5 制御回路 14 釦型電池 17 弾性接触子 19 電気接触子 22 先端部
Claims (1)
- 【請求項1】 装脱可能な釦型電池の側面を弾性接触子
で押圧するとともに、前記釦型電池の上面部を電気接触
子に接触させて制御回路に電源電圧を供給する小型電子
機器の電池収納装置において、前記弾性接触子はねじり
コイルばねからなり、かつ前記釦型電池の非装着時にそ
の先端部が前記電気接触子と接触するように形成したこ
とを特徴とする小型電子機器の電池収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5031192U JPH0613051U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 小型電子機器の電池収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5031192U JPH0613051U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 小型電子機器の電池収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613051U true JPH0613051U (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=12855353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5031192U Pending JPH0613051U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 小型電子機器の電池収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613051U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001267652A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-28 | Tokin Corp | 圧電トランス装置 |
EP3045355A1 (de) * | 2015-01-14 | 2016-07-20 | Ford Global Technologies, LLC | Fahrzeugsitz mit einem in einem sitzteil angeordneten airbagmodul |
JP2019169257A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | テルモ株式会社 | 電池収納部及び電子機器 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP5031192U patent/JPH0613051U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001267652A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-28 | Tokin Corp | 圧電トランス装置 |
EP3045355A1 (de) * | 2015-01-14 | 2016-07-20 | Ford Global Technologies, LLC | Fahrzeugsitz mit einem in einem sitzteil angeordneten airbagmodul |
JP2019169257A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | テルモ株式会社 | 電池収納部及び電子機器 |
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