JPH0720864Y2 - 挟持型コネクタ - Google Patents

挟持型コネクタ

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Publication number
JPH0720864Y2
JPH0720864Y2 JP1992018934U JP1893492U JPH0720864Y2 JP H0720864 Y2 JPH0720864 Y2 JP H0720864Y2 JP 1992018934 U JP1992018934 U JP 1992018934U JP 1893492 U JP1893492 U JP 1893492U JP H0720864 Y2 JPH0720864 Y2 JP H0720864Y2
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JP
Japan
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flexible
flexible substrate
board
circuit pattern
connector
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Application number
JP1992018934U
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English (en)
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JPH0621160U (ja
Inventor
茂明 木下
Original Assignee
帝国通信工業株式会社
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フレキシブル基板の端
部をコネクタの隙間に挿入して、該フレキシブル基板を
コネクタ内の電極に圧接接続する挟持型コネクタに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、フレキシブル基板同士の接続は、図
6に示すように2つのコネクタ81,83を取り付けた
硬質基板85(硬質基板85上には回路パターンが印刷
されており両コネクタ81,83間は該回路パターンに
よって電気的に接続されている)を用意し、該両コネク
タ81,83にそれぞれフレキシブル基板87,89の
端部を挿入して行われていた。これによって両フレキシ
ブル基板87,89上に印刷された各回路パターン同士
は電気的に接続される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例によってフレキシブル基板同士を接続する場合、2つ
のコネクタ81,83と1枚の硬質基板85が必要とな
り、部品点数が多くてコスト高となるばかりか、接続部
の小型化が図れないという問題点があった。
【0004】また上記コネクタ81,83は、その内部
に金属端子(図示せず)を内蔵しており、挿入されるフ
レキシブル基板87,89を該金属端子で挟持すること
によって該フレキシブル基板上に設けた回路パターンと
接続されるように構成されている。このため該コネクタ
81,83へフレキシブル基板87,89を何度も抜き
差しすると、該金属端子がフレキシブル基板87,89
の回路パターンに何度も摺接することで、該回路パター
ンが劣化してしまうという問題点もあった。
【0005】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、挿入するフレキシブル基板の着脱が
容易でその回路パターンが劣化しにくく、且つ構造が簡
単で部品点数が少なく小型化が図れる挟持型コネクタを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案にかかる挟持型コネクタは、回路パターン51
を形成している挿入用フレキシブル基板50の端部をコ
ネクタに設けられている隙間Aに着脱自在に挿入するこ
とにより、該挿入用フレキシブル基板50の回路パター
ン51を該コネクタ内部に設けた電極に接続させる挟持
型コネクタにおいて、内部に弾発バネ30を収納した保
持部材20を具備し該保持部材20の弾発バネ30の弾
発部33が突出する面の上に前記電極となる回路パター
ン11を形成している電極用フレキシブル基板10を載
置すると共にその上から押え部材40を被せて、前記電
極用フレキシブル基板10と前記押え部材40との間に
所定の隙間Aを設けてこれらを一体に固定し、挿入用フ
レキシブル基板50の端部を前記隙間Aに着脱自在に挿
入する際、挿入用フレキシブル基板50と電極用フレキ
シブル基板10の相互の回路パターン51,11を前記
押え部材40と弾発バネ30の弾発部33にて圧接接続
せしめる構成とした。
【0007】
【作用】上記のように構成したので、挿入用フレキシブ
ル基板50の着脱が容易で且つその構造が簡単で部品点
数が少なく小型化が図れる。さらに電極用フレキシブル
基板10と挿入用フレキシブル基板50の回路パターン
11,51同士を圧接接続する構造なので、コネクタ側
の電極が金属端子の場合の挟持接続に比べて挿入用フレ
キシブル基板50の回路パターンの劣化は少ない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案にかかる挟持型コネクタの
1実施例を示す斜視図である。同図に示すようにこの
持型コネクタは、電極用のフレキシブル基板10の端部
を保持部材20と押え部材40で挾んでこれらを一体に
固定するとともに、挿入用のフレキシブル基板50の端
部に補強板55を貼り付け、該補強板55を貼り付けた
挿入用のフレキシブル基板50の端部を電極用のフレキ
シブル基板10と押え部材40の間の隙間Aに挿入する
ことによって両フレキシブル基板10,50を接続する
ように構成されている。以下各構成部品について説明す
る。
【0009】図2は電極用のフレキシブル基板10の端
部の構造を示す分解斜視図である。同図に示すように保
持部材20は合成樹脂を略直方体形状に成形して構成さ
れ、その上面には下記する2枚のフレキシブル基板1
0,50を収納する深さLの溝21を設け、且つ該溝2
1の中央には下記する弾発バネ30を収納する凹部23
を設けている。なおこの溝21の深さLは、2枚のフレ
キシブル基板10,50と補強板55を重ね合わせたと
きの厚みと略同一にする。また該溝21の一方の端辺2
11は、面取りされている。
【0010】一方、凹部23の側面には下記する弾発バ
ネ30の位置決め舌片37を収納する切り欠き25が設
けられている。また溝21上には下記するフレキシブル
基板10の穴13を挿入する突起27が設けられ、また
この保持部材20の4隅には下記する押え部材40を固
定するための突起29が設けられている。
【0011】次に弾発バネ30は弾性金属板からなる平
板状の基部31の一辺から並列に突出させた9個の弾発
部33を上側に折り曲げて構成されている。また基部3
1の他辺中央からは位置決め舌片37が突出している。
また基部31の両端辺には、それぞれ幅方向に突出する
爪35が設けられている。
【0012】次にフレキシブル基板10は、可撓性を有
する合成樹脂シート上に回路パターン11を平行に9本
印刷して形成されている。またその中央には前記保持部
材20に設けた突起27に挿入される穴13が設けられ
ている。なおこのフレキシブル基板10は、例えば合成
樹脂シート上に各種電子部品を直接取り付けたフレキシ
ブル基板ブロックから引き出されたものである。
【0013】次に押え部材40は金属板の4隅に円形の
穴41を設けて構成されている。また該押え部材40に
は前記保持部材20の突起27を挿通する穴43が設け
られている。
【0014】そしてまず保持部材20の凹部23内に弾
性バネ30の基部31を圧入して固定する。このとき弾
性バネ30に設けた4つの爪35が凹部23の側面に噛
み付き、その固定が確実となり抜けが防止できる。
【0015】次に保持部材20の溝21上にフレキシブ
ル基板10を載置する。このときフレキシブル基板10
の回路パターン11を設けた面を上にするとともに、フ
レキシブル基板10の穴13に保持部材20の突起27
を挿入する。そしてフレキシブル基板10の上から押え
部材40を被せ、その4隅の穴41に保持部材20の突
起29を挿入してその先端を熱カシメする。これによっ
て図1に示す状態となる。
【0016】ここで図3は該組み立てられたフレキシブ
ル基板10の端部部分を示す断面図である。図1,図3
に示すように、フレキシブル基板10は保持部材20と
押え部材40に挾まれて一体に固定される。なおフレキ
シブル基板10には突起27が貫通しているので、保持
部材20と押え部材40の間から抜けることはない。ま
たフレキシブル基板10と押え部材40の間には隙間A
が形成される。一方弾発バネ30の弾発部33はフレキ
シブル基板10を押え部材40側に弾発している。
【0017】次に図4は挿入用のフレキシブル基板50
の端部の構造を示す分解斜視図である。同図に示すよう
にフレキシブル基板50の下面には前記フレキシブル基
板10に設けた回路パターンと同一ピッチで9本の回路
パターン51が平行に印刷されている。一方補強板55
は例えば合成樹脂を平板状にして構成されている。
【0018】そしてフレキシブル基板50の端部の回路
パターン51を印刷していない側に補強板55を接着す
れば、図1に示す状態となる。
【0019】そして図1に示すように、フレキシブル基
板10と押え部材40の間の隙間Aにフレキシブル基板
50の端部を挿入すれば、図5に示すように弾発バネ3
0によって押し上げられていたフレキシブル基板10が
押し下げられて、フレキシブル基板50はその端部が保
持部材20の突起27に当接するまで挿入される。
【0020】このとき図5に示すように、フレキシブル
基板10とフレキシブル基板50は弾発バネ30によっ
て圧接され、両者にそれぞれ9本ずつ設けた回路パター
ン11,51(図1参照)間がそれぞれ圧接されて電気
的に接続される。またこの弾発バネ30による圧接力に
よってフレキシブル基板50の機械的固定も行われる。
なお弾発バネ30の9本の弾発部33はそれぞれ独立し
ているので、フレキシブル基板10,50の9組の回路
パターン11,51のそれぞれを各々均等に押圧するこ
とができる。
【0021】ところで図3に示すように、フレキシブル
基板10の先端Bを保持部材20と押え部材40の間か
ら若干外に突出させたのは、隙間Aにフレキシブル基板
50を挿入する際に、該フレキシブル基板50の先端で
フレキシブル基板10の先端Bの上面を押えながら挿入
することとすれば、その挿入作業が容易となるからであ
る。なお容易にフレキシブル基板10の先端Bが下方向
にたわむように面取り211が設けられているのであ
る。
【0022】なお両フレキシブル基板10,50の接続
を遮断するには、フレキシブル基板50を弾発バネ30
による押圧力に抗して引き抜けば良い。
【0023】なお上記実施例においては、フレキシブル
基板50に補強板55を取り付けたが、この補強板55
は必ずしも必要ではなく省略してもよい。
【0024】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かる挟持型コネクタによれば、以下のような優れた効果
を有する。 保持部材と弾発バネと押え部材のみでコネクタが構成
でき、構造が簡単で部品点数が少なく小型化が図れる。
【0025】挿入用フレキシブル基板の着脱が容易で
ある。またコネクタ内に固定された電極用フレキシブル
基板の回路パターンに挿入用フレキシブル基板の回路パ
ターンを接続する構成であり、2枚のフレキシブル基板
の回路パターン同士が直接圧接される構造なので、従来
のコネクタのように金属端子が回路パターンに直接摺接
することはなく、回路パターンが傷つき剥離する等の問
題がなく、抜き差しを繰り返し行っても該回路パターン
が劣化しにくく、着脱に対する耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるコネクタの1実施例を示す斜視
図である。
【図2】フレキシブル基板10の端部の構造を示す分解
斜視図である。
【図3】組み立てられたフレキシブル基板10の端部部
分を示す断面図である。
【図4】フレキシブル基板50の端部の構造を示す分解
斜視図である。
【図5】フレキシブル基板10とフレキシブル基板50
を接続したときのコネクタの状態を示す断面図である。
【図6】フレキシブル基板同士を接続する従来のコネク
タの構造を示す図である。
【符号の説明】
10,50 フレキシブル基板 11,51 回路パターン 20 保持部材 30 弾発バネ 40 押え部材 A 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路パターンを形成している挿入用フレ
    キシブル基板の端部をコネクタに設けられている隙間に
    着脱自在に挿入することにより、該挿入用フレキシブル
    基板の回路パターンを該コネクタ内部に設けた電極に接
    続させる挟持型コネクタにおいて、 内部に弾発バネを収
    納した保持部材を具備し該保持部材の弾発バネの弾発部
    が突出する面の上に前記電極となる回路パターンを形成
    している電極用フレキシブル基板を載置すると共にその
    上から押え部材を被せて、前記電極用フレキシブル基板
    と前記押え部材との間に所定の隙間を設けてこれらを一
    体に固定し、挿入用フレキシブル基板の端部を前記隙間
    に着脱自在に挿入する際、挿入用フレキシブル基板と電
    極用フレキシブル基板の相互の回路パターンを前記押え
    部材と弾発バネの弾発部にて圧接接続せしめることを特
    徴とする挟持型コネクタ。
JP1992018934U 1992-02-28 1992-02-28 挟持型コネクタ Expired - Lifetime JPH0720864Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992018934U JPH0720864Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 挟持型コネクタ

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JP1992018934U JPH0720864Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 挟持型コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0621160U JPH0621160U (ja) 1994-03-18
JPH0720864Y2 true JPH0720864Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=11985476

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JP1992018934U Expired - Lifetime JPH0720864Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 挟持型コネクタ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4704256B2 (ja) * 2006-03-20 2011-06-15 日本航空電子工業株式会社 磁力コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834710Y2 (ja) * 1980-04-04 1983-08-04 第一電子工業株式会社 フレキシブル配線板用コネクタ

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JPH0621160U (ja) 1994-03-18

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