JPH0228565Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0228565Y2 JPH0228565Y2 JP19345084U JP19345084U JPH0228565Y2 JP H0228565 Y2 JPH0228565 Y2 JP H0228565Y2 JP 19345084 U JP19345084 U JP 19345084U JP 19345084 U JP19345084 U JP 19345084U JP H0228565 Y2 JPH0228565 Y2 JP H0228565Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- piezoelectric
- dome
- shaped spring
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、圧電板に歪を加えることにより発生
した起電力をスイツチング用の信号とする圧電式
スイツチの構造に関するものである。
した起電力をスイツチング用の信号とする圧電式
スイツチの構造に関するものである。
第5図は従来の圧電式スイツチの一例を示す断
面図である。この圧電式スイツチは、プランジヤ
10を押し下げることによつてドーム形のスプリ
ング9を反転させ、この反転したドーム形スプリ
ング9による打撃によつて圧電板6に歪を生じる
ようにしたものである。
面図である。この圧電式スイツチは、プランジヤ
10を押し下げることによつてドーム形のスプリ
ング9を反転させ、この反転したドーム形スプリ
ング9による打撃によつて圧電板6に歪を生じる
ようにしたものである。
ところが、従来はプランジヤ10が硬質の合成
樹脂で作られていたため、プランジヤを強く押し
過ぎた場合には圧電板6が破壊されてしまう問題
があつた。この解決策として、プランジヤ10の
下にコイルスプリングと第2のプランジヤ(図示
せず)を取付け、第2のプランジヤでドーム形ス
プリング9を押圧するようにして、過大な押圧力
をコイルスプリングで吸収する構成も従来考えら
れている。しかし、この方法もスイツチの薄型化
が困難となるなどの欠点があつた。
樹脂で作られていたため、プランジヤを強く押し
過ぎた場合には圧電板6が破壊されてしまう問題
があつた。この解決策として、プランジヤ10の
下にコイルスプリングと第2のプランジヤ(図示
せず)を取付け、第2のプランジヤでドーム形ス
プリング9を押圧するようにして、過大な押圧力
をコイルスプリングで吸収する構成も従来考えら
れている。しかし、この方法もスイツチの薄型化
が困難となるなどの欠点があつた。
本考案は、円筒形の押圧部と押圧部の下端に連
結された薄板状と円板部と円板部の中央から下方
に突出した突出部とを弾性材料で一体に成形して
なる柔軟なプランジヤを用い、この突出部をドー
ム形スプリングに当接させて押圧可能にするとと
もに、このプランジヤが強く押し下げられた場合
にはプランジヤ全体がケースの内部に収容されて
しまい、過大な力が圧電板にかからないように構
成したことを特徴とするものである。
結された薄板状と円板部と円板部の中央から下方
に突出した突出部とを弾性材料で一体に成形して
なる柔軟なプランジヤを用い、この突出部をドー
ム形スプリングに当接させて押圧可能にするとと
もに、このプランジヤが強く押し下げられた場合
にはプランジヤ全体がケースの内部に収容されて
しまい、過大な力が圧電板にかからないように構
成したことを特徴とするものである。
第1図及び第2図において、1は上下面を開口
し四隅に端子2を植設したハウジングである。ハ
ウジング1は、貫通孔1aを有する仕切板1bと
内側面に設けられた仕切板1bを貫通する縦方向
の溝1cを備えており、二側面には鉤状の突起1
dが設けてある。3は下面にプリント配線3aを
施したほぼ四角形のフレキシブルプリント基板で
あり、四隅の貫通孔3bに端子2を挿通した後、
半田付けにより4本の端子2に取付け固定してあ
る。プリント基板3の中央部には、プリント配線
3aで被われた自由端を有する突片3cを、その
周囲を打ち抜くことによつて形成してあり、プリ
ント基板3の下面には、出力波形整形用のチツプ
状の抵抗器4およびコンデンサ5を半田付けして
ある。6は厚み方向に分極され両面に電極(図示
せず)が設けられた円板形の圧電板で、仕切板1
b上に固定することなく載置してあり、その上面
は黄銅等からなる導電板7に接着してある。導電
板7は、圧電板6を固着した円板部7aと、円板
部7aから一体的に引き出されたリード部7bと
を有しており、溝1cを通したリード部7bをプ
リント基板3の貫通孔3dに挿入して半田付けす
ることによつて圧電板6と共にプリント基板3に
固定されている。圧電板6の下面電極には、プリ
ント基板3に設けた柔軟な突片3cを上方に押し
曲げて半田付けしてある。導電板7の上にはリン
グ状の金属またはゴム材料等からなるスペーサ8
及びドーム形の金属スプリング9が順次載置して
あり、ドーム形スプリング9の上にはさらにプラ
ンジヤ20が載置して取付けてある。プランジヤ
20は、円筒形の押圧部20aと、押圧部20a
の下端に連結された薄板状の円板部20bと、円
板部20bの中央から下方に突出した突出部20
cとをシリコーンゴム等の弾性材料で一体に成形
したものであり、ハウジング1内を上下動自在に
なされている。11はハウジング1と共にスイツ
チケースを形成するカバーである。このカバー1
1は、プランジヤ20を挿通するための孔11a
を有し、側面に形成した二つの係止片11bを突
起1dに係合してハウジング1に固定されてい
る。また、プランジヤ20には、強く押し下げら
れたとき、その全体がケースの内部に収容される
ような寸法と柔軟性が与えられている。
し四隅に端子2を植設したハウジングである。ハ
ウジング1は、貫通孔1aを有する仕切板1bと
内側面に設けられた仕切板1bを貫通する縦方向
の溝1cを備えており、二側面には鉤状の突起1
dが設けてある。3は下面にプリント配線3aを
施したほぼ四角形のフレキシブルプリント基板で
あり、四隅の貫通孔3bに端子2を挿通した後、
半田付けにより4本の端子2に取付け固定してあ
る。プリント基板3の中央部には、プリント配線
3aで被われた自由端を有する突片3cを、その
周囲を打ち抜くことによつて形成してあり、プリ
ント基板3の下面には、出力波形整形用のチツプ
状の抵抗器4およびコンデンサ5を半田付けして
ある。6は厚み方向に分極され両面に電極(図示
せず)が設けられた円板形の圧電板で、仕切板1
b上に固定することなく載置してあり、その上面
は黄銅等からなる導電板7に接着してある。導電
板7は、圧電板6を固着した円板部7aと、円板
部7aから一体的に引き出されたリード部7bと
を有しており、溝1cを通したリード部7bをプ
リント基板3の貫通孔3dに挿入して半田付けす
ることによつて圧電板6と共にプリント基板3に
固定されている。圧電板6の下面電極には、プリ
ント基板3に設けた柔軟な突片3cを上方に押し
曲げて半田付けしてある。導電板7の上にはリン
グ状の金属またはゴム材料等からなるスペーサ8
及びドーム形の金属スプリング9が順次載置して
あり、ドーム形スプリング9の上にはさらにプラ
ンジヤ20が載置して取付けてある。プランジヤ
20は、円筒形の押圧部20aと、押圧部20a
の下端に連結された薄板状の円板部20bと、円
板部20bの中央から下方に突出した突出部20
cとをシリコーンゴム等の弾性材料で一体に成形
したものであり、ハウジング1内を上下動自在に
なされている。11はハウジング1と共にスイツ
チケースを形成するカバーである。このカバー1
1は、プランジヤ20を挿通するための孔11a
を有し、側面に形成した二つの係止片11bを突
起1dに係合してハウジング1に固定されてい
る。また、プランジヤ20には、強く押し下げら
れたとき、その全体がケースの内部に収容される
ような寸法と柔軟性が与えられている。
このように構成された圧電式スイツチは、プラ
ンジヤ20を押し下げたとき、突出部20bで押
圧されたドーム形スプリング9が急激に反転して
導電板7を打撃し圧電板6に歪みを与えるので、
リード部7b及び突片3cを通じて端子2に起電
力が取り出される。この後、プランジヤ20を押
し下げる力が解除すれば、ドーム形スプリング9
の復元力によつてプランジヤ20は元の位置に復
帰する。
ンジヤ20を押し下げたとき、突出部20bで押
圧されたドーム形スプリング9が急激に反転して
導電板7を打撃し圧電板6に歪みを与えるので、
リード部7b及び突片3cを通じて端子2に起電
力が取り出される。この後、プランジヤ20を押
し下げる力が解除すれば、ドーム形スプリング9
の復元力によつてプランジヤ20は元の位置に復
帰する。
本考案によれば、プランジヤ20が上方からの
押圧力に対して柔軟性を有し、強く押し下げられ
たときにはケース内に収容されてしまう構造であ
るので、例えば第3図のようにプランジヤ20の
上に載置した押釦30をいつぱいに押し下げた場
合でも、プランジヤ20の円板部20bが歪むだ
けで、過大な力が圧電板6に加えられるおそれは
ない。また、コイルスプリングを介して第2のプ
ランジヤでドーム形スプリングを押圧する従来の
構成では第4図のAのように、圧電板の出力波形
にコイルスプリングの振動分が重畳される欠点が
あつたが、本考案によればコイルスプリングを用
いたときのような振動がないので、圧電板の出力
波形は同図Bのように滑らかなものとなり、電気
的な特性が向上する。押釦30(第3図参照)は
必ずしも用いなくてもよいので、本考案によれば
薄型化が容易であるばかりでなく、部品点数が減
少し、コストの低減が図れるなど、大きな実用的
効果が得られる。
押圧力に対して柔軟性を有し、強く押し下げられ
たときにはケース内に収容されてしまう構造であ
るので、例えば第3図のようにプランジヤ20の
上に載置した押釦30をいつぱいに押し下げた場
合でも、プランジヤ20の円板部20bが歪むだ
けで、過大な力が圧電板6に加えられるおそれは
ない。また、コイルスプリングを介して第2のプ
ランジヤでドーム形スプリングを押圧する従来の
構成では第4図のAのように、圧電板の出力波形
にコイルスプリングの振動分が重畳される欠点が
あつたが、本考案によればコイルスプリングを用
いたときのような振動がないので、圧電板の出力
波形は同図Bのように滑らかなものとなり、電気
的な特性が向上する。押釦30(第3図参照)は
必ずしも用いなくてもよいので、本考案によれば
薄型化が容易であるばかりでなく、部品点数が減
少し、コストの低減が図れるなど、大きな実用的
効果が得られる。
第1図は本考案による圧電式スイツチの一実施
例を示す正面断面図、第2図は同分解斜視図、第
3図は同スイツチの動作状態の正面断面図、第4
図Aは従来の圧電式スイツチの出力波形図、Bは
本考案のスイツチの出力波形図、第5図は従来の
圧電式スイツチの正面断面図である。 1……ハウジング、6……圧電板、9……ドー
ム形スプリング、10,20……プランジヤ、2
0a……押圧部、20b……円板部、20c……
突出部。
例を示す正面断面図、第2図は同分解斜視図、第
3図は同スイツチの動作状態の正面断面図、第4
図Aは従来の圧電式スイツチの出力波形図、Bは
本考案のスイツチの出力波形図、第5図は従来の
圧電式スイツチの正面断面図である。 1……ハウジング、6……圧電板、9……ドー
ム形スプリング、10,20……プランジヤ、2
0a……押圧部、20b……円板部、20c……
突出部。
Claims (1)
- 複数の端子を植設したケースと、ケース内に移
動可能に取付けられたプランジヤと、厚み方向に
分極されかつ両面に電極を有し弾性部材を介して
ケースの内部に取付けられた圧電板と、圧電板の
上面に固着された導電板と、導電板の上に載置さ
れたドーム形のスプリングとを備え、プランジヤ
を押し下げることによりドーム形スプリングを反
転させて導電板を打撃するようにした圧電式スイ
ツチにおいて、円筒形の押圧部と押圧部の下端に
連結された薄板状の円板部と円板部の中央から下
方に突出した突出部とを弾性材料で一体に成形し
てなるプランジヤを備え、該突出部をドーム形の
スプリングに当接させるとともに、プランジヤが
押し下げられた場合に、プランジヤ全体がケース
の内部に収容されるように構成したことを特徴と
する圧電式スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19345084U JPH0228565Y2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19345084U JPH0228565Y2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61107115U JPS61107115U (ja) | 1986-07-07 |
JPH0228565Y2 true JPH0228565Y2 (ja) | 1990-07-31 |
Family
ID=30750874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19345084U Expired JPH0228565Y2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0228565Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6052431B2 (ja) * | 2013-12-20 | 2016-12-27 | 株式会社村田製作所 | 圧電センサ |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP19345084U patent/JPH0228565Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61107115U (ja) | 1986-07-07 |
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