JPH0228564Y2 - - Google Patents

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JPH0228564Y2
JPH0228564Y2 JP18712084U JP18712084U JPH0228564Y2 JP H0228564 Y2 JPH0228564 Y2 JP H0228564Y2 JP 18712084 U JP18712084 U JP 18712084U JP 18712084 U JP18712084 U JP 18712084U JP H0228564 Y2 JPH0228564 Y2 JP H0228564Y2
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dome
piezoelectric
plunger
shaped spring
switch
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JP18712084U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧電板に歪を加えることにより発生
した起電力をスイツチング用の信号とする圧電式
スイツチの構造に関するものである。
ラジオ受信機やテレビジヨン受像機等に用いら
れる電子ボリユームや電子同調装置では、入力さ
れた最初の信号で電圧が変化し始め、2回目の信
号で電圧の変化が停止するように構成される。本
考案は、このような装置の信号入力に適した圧電
式スイツチを提供しようとするものである。
〔従来の技術とその問題点〕
第5図は従来の圧電式スイツチの一例を示す断
面図である。この圧電式スイツチは、プランジヤ
10を押し下げることによつてドーム形のスプリ
ング9を反転させ、この反転したドーム形スプリ
ング9による打撃によつて圧電板6に歪を生じる
ようにしたものである。圧電板6の上面に固着さ
れた導電板7とドーム形スプリング9の間には、
第6図に示すようなほぼ円弧状のスペーサ8が介
在され、スプリング9が反転するとき及び元の形
状に復帰するときに空気が流通するための隙間が
形成された構造となつている。
ところが、このような構成の圧電式スイツチの
出力波形は第7図に示すようなもので、プランジ
ヤ10を押し下げてスイツチをONにしたときに
は電気的パルス信号が発生するが、プランジヤに
加える力を解除したとき、すなわち、スイツチが
OFF時には殆どパルス信号は発生しない。この
ため、圧電式スイツチを電子ボリユーム等に適用
して二つのパルス信号を出力するためには、スイ
ツチを2度押さなければならない問題があつた。
本考案は、プランジヤを押圧したときと解放し
たときの2回、スイツチング信号が発生するよう
にして、圧電式スイツチを電子ボリユーム等に適
用できるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
第4図は、ドーム形スプリングの荷重曲線を示
すもので、横軸はプランジヤのストロークであ
る。Aの状態からプランジヤを押圧していくと、
ドーム形スプリングは荷重が最大となるB位置で
反転し、C位置で圧電板を打撃した後、再び荷重
が増してDに達する。一方、プランジヤがそれ自
身の弾性で復帰する際には、DからE,Fを経て
Aの初期状態に戻ることになる。
本考案は、従来のスペーサ8に代えてリング状
のスペーサを用いた構成を特徴とするもので、空
気流通用の隙間を故意に設けないようにしたもの
である。このような構成のため、押圧されたプラ
ンジヤが元の位置に戻る第4図のEからFに至る
過程で、ドーム形スプリングと圧電板との間は瞬
間的に負圧状態となり、圧電板には上に凸の形に
歪むような力が作用する。この歪みは圧電板がド
ーム形スプリングで打撃されてパルス信号を生じ
る場合と同じ歪みであるので、プランジヤを押圧
したときと戻すとき、すなわち、第3図aに示す
ように、スイツチをONしたときとスイツチを
OFFしたときの2回、パルス信号が発生するこ
とになる。第3図のbはaのそれぞれのパルス信
号を増幅波形整形回路に通して得た矩形の電圧波
形である。
〔実施例〕
第1図及び第2図において、1は上下面を開口
し四隅に端子2を植設したハウジングである。ハ
ウジング1は、貫通孔1aを有する仕切板1bと
内側面に設けられた仕切板1bを貫通する縦方向
の溝1cを備えており、二側面には鉤状の突起1
dが設けてある。3は下面にプリント配線3aを
施したほぼ四角形のフレキシブルプリント基板で
あり、四隅の貫通孔3bに端子2を挿通した後、
半田付けにより4本の端子2に取付け固定してあ
る。プリント基板3の中央部には、プリント配線
3aで被われた自由端を有する突片3cを、その
周囲を打ち抜くことによつて形成してあり、プリ
ント基板3の下面には、出力波形整形用のチツプ
状の抵抗器4およびコンデンサ5を半田付けして
ある。6は厚み方向に分極され両面に電極(図示
せず)が設けられた円板形の圧電板で、仕切板1
b上に固定することなく載置してあり、その上面
は黄銅等からなる導電板7に接着してある。導電
板7は、圧電板6を固着した円板部7aと、円板
部7aから一体的に引き出されたリード部7bと
を有しており、溝1cを通したリード部7bをプ
リント基板3の貫通孔3dに挿入し半田付けする
ことによつて圧電板6と共にプリント基板3に固
定されている。圧電板6の下面電極には、プリン
ト基板3に設けた柔軟な突片3cを上方に押し曲
げて半田付けしてある。導電板7の上にはリング
状の金属またはゴム材料等からなるスペーサ18
及びドーム形の金属スプリング9が順次載置して
あり、ドーム形スプリング9の上にはさらにプラ
ンジヤ10が載置して取付けてある。プランジヤ
10は下部にフランジ10aと半球状の突起10
bを備えており、上下動可能になされている。プ
ランジヤ10を挿通するための孔11aを設けた
カバー11は、側面に形成した二つの係止片11
bを突起1dに係合してハウジング1に固定して
ある。
このように構成された圧電式スイツチは、プラ
ンジヤ10を押し下げたとき、突起10bで押圧
されたドーム形スプリング9が急激に反転して導
電板7を打撃し圧電板6に歪みを与えるので、リ
ード部7b及び突片3cを通じて端子2に起電力
が取り出される。そしてこの後、プランジヤ10
を押し下げる力が解除され、ドーム形スプリング
9の復元力によつてプランジヤ10が元の位置に
復帰するときにも、ドーム形スプリング9と導電
板7の間が一瞬、負圧状態となつて圧電板6を歪
ませるので、同様に起電力が取り出されるもので
ある。
〔考案の効果〕
本考案においては、ドーム形スプリングの下に
リング状のスペーサを取付け、プランジヤが戻る
際にも圧電板に歪みが発生するようにしたので、
1回の押圧操作で二つのパルス信号を取り出せ、
しかも、パルス信号を生じる際にはドーム形スプ
リングの急激な動きによるクリツク感がプランジ
ヤを通じて指先に伝えられるので、動作の確認も
容易である。したがつて、本考案によれば、耐久
性及び安定性に優れた圧電式スイツチを用いて、
操作性のよい電子ボリユームや電子同調装置を構
成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の圧電式スイツチの一実施例を
示す断面正面図、第2図は同分解斜視図、第3図
aは同スイツチの出力波形図、第3図bは整形後
の出力波形図、第4図はドーム形スプリングの荷
重曲線図、第5図は従来の圧電式スイツチの正面
断面図、第6図は同スイツチのスペーサの斜視
図、第7図は同スイツチの出力波形図である。 1……ハウジング、6……圧電板、8,18…
…スペーサ、9……ドーム形スプリング、10…
…プランジヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の端子を植設したハウジングと、ハウジン
    グに移動可能に取付けられたプランジヤと、厚み
    方向に分極されかつ両面に電極を有し弾性部材を
    介してハウジングに取付けられた圧電板と、圧電
    板の上面に固着された導電板と、導電板の上に載
    置されたドーム形のスプリングとを備え、プラン
    ジヤを押し下げることによりドーム形スプリング
    を反転させて導電板を打撃するようにした圧電式
    スイツチにおいて、ドーム形スプリングと導電板
    の間に、リング状のスペーサを介在させたことを
    特徴とする圧電式スイツチ。
JP18712084U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPH0228564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18712084U JPH0228564Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18712084U JPH0228564Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61100832U JPS61100832U (ja) 1986-06-27
JPH0228564Y2 true JPH0228564Y2 (ja) 1990-07-31

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JPS61100832U (ja) 1986-06-27

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