JPH0241788Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0241788Y2
JPH0241788Y2 JP8220483U JP8220483U JPH0241788Y2 JP H0241788 Y2 JPH0241788 Y2 JP H0241788Y2 JP 8220483 U JP8220483 U JP 8220483U JP 8220483 U JP8220483 U JP 8220483U JP H0241788 Y2 JPH0241788 Y2 JP H0241788Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
plunger
housing
elastic body
dome
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8220483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59189341U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8220483U priority Critical patent/JPS59189341U/ja
Publication of JPS59189341U publication Critical patent/JPS59189341U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0241788Y2 publication Critical patent/JPH0241788Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧電板に歪を加えて発生した起電力
をスイツチング用の信号とする圧電式スイツチの
改良に係り、特に、反転動作するドーム形スプリ
ングで打撃して圧電板に歪を生じるようにした圧
電式スイツチにおいて、特性が良く耐湿性を向上
させることができる圧電式スイツチの構造を提供
しようとするものである。
第11図は従来のこの種の圧電式押釦スイツチ
の一例を示すもので、合成樹脂製のハウジング1
は上部ハウジング1aと下部ハウジング1bとか
ら成り、互いに係合するなどの手段で一体的に結
合されている。上部ハウジング1aは上方に貫通
孔2を有しかつ下面を広く開口しており、この開
口部3内には頭部を貫通孔2に挿入したプランジ
ヤ4が上下動自在に取付けてある。一方、下部ハ
ウジング1bは、段部5を有する凹部6が上面に
形成され、段部5の上には厚み方向に分極され両
面に電極(図示せず)が設けられた圧電板7が固
定されている。8は圧電板7上面の電極上に接着
された導電板であり、図示は省略してあるが、圧
電板7の下面の電極と導電板8は下部ハウジング
1bに植設されたそれぞれ異なる端子9に電気的
な接続がとられている。導電板8の上には、中空
の球の一部を平面で切り取つたようなドーム形の
金属スプリング10及び下側に突起を備えた合成
樹脂製の押圧子11が順次積み重ねて取付けら
れ、押圧子11の上にはさらにコイルスプリング
12を介してプランジヤ4が載置されている。
そしてこの圧電式スイツチは、プランジヤ4を
押し下げたとき、圧縮されて増大したコイルスプ
リング12の弾性によつて押圧子11がドーム形
スプリング10を押圧して急激に反転させ、スプ
リング10の中央部が導電板8を打撃し圧電板7
に歪を与えるので、端子9を通じて起電力が取り
出されるものである。この後、プランジヤ4を押
し下げる力を解除すれば、ドーム形スプリング1
0及びコイルスプリング12の復元力によりプラ
ンジヤ4は元の位置に復帰する。
このような構成では、コイルスプリング12が
緩衝材として作用するので、操作感がよいばかり
でなく一定のストロークで均一な打撃力を得られ
る利点がある。ところが、このような金属のコイ
ルスプリング12を用いると、スイツチを動作さ
せたときドーム形スプリング10の打撃による出
力電圧にコイルスプリング12の自己振動による
小刻みに変動する余分な出力電圧が重畳されてス
イツチの出力波形に乱れを生じる欠点があつた。
また、コイルスプリング12や導電板8の金属部
分が水分や海水によつて腐食されやすいうえ、圧
電板7が濡れた場合には出力が著しく低下してし
まうので、海上など塩分や湿気の多い環境下での
使用には適さなかつた。
そこで本考案は、上記のような金属のコイルス
プリングの代りにシリコンゴム等から成る略リン
グ状の弾性体をプランジヤとドーム形スプリング
の間に取付けることにより従来の問題点を解消し
たものである。以下、本考案の実施例を図面によ
り説明する。
第2図は本考案による圧電式スイツチの一実施
例を示すものであり、第1図のスイツチと共通な
部分には同一符号を付し、詳しい説明を省略す
る。この圧電式スイツチが第1図に示した従来の
スイツチと異なる点は、コイルスプリング12に
代えて第3図のような貫通孔23を有するリング
状の弾性体22を用いていることと、弾性体22
の形状に対応してプランジヤ4′及び押圧子1
1′の形状を一部変更したことにある。弾性体2
2は、リング形の直径方向をプランジヤ4′の移
動方向に一致させてプランジヤ4′の凹部13に
はめ込んで取付けられている。弾性体22の材料
としては、低温から高温まで硬度変化の少ないシ
リコンゴムが適しているが、その他のゴムやプラ
スチツクでもよい。また、その形状は略リング状
であればよく、例えば第4図のように外周端縁を
丸くした弾性体22′や第5図のような五角形の
弾性体22″で構成することもできる。なお、こ
れらの図における23,23″は貫通孔である。
第3図及び第5図に示した弾性体22,22″の
場合はゴム板から単に打ち抜くだけで得られ、製
造がきわめて容易になる利点がある。
この圧電式スイツチはリング状の非金属弾性体
を用いたことにより、弾性体22の直径や厚み、
貫通孔23の大きさ等を変えることで弾性の大き
さを調節するのが容易になるのに加え、有害な振
動を発生せず、逆に余分な振動を吸収する効果が
あるので、乱れのない出力波形を得ることができ
る。
第6図は上記の圧電式スイツチを複数個、一つ
のハウジングに一体化した構成とし、さらに耐湿
性を向上させた例を示すものである。この実施例
においては、互いに固着された上部ハウジング3
0aと下部ハウジング30bの間に周辺部を挾み
込むようにして、柔軟なゴムやプラスチツクから
成る一枚のシート40が取付けてある。シート4
0は、それぞれの弾性体22と押圧子11′の間
を通して張られ、ドーム形スプリング10や圧電
板7が取付けられた下部ハウジング30bの凹部
6の上面全体を被つており、スイツチの動作時に
は充分にたわむようになされている。そして、そ
れぞれの凹部6の周囲または複数の凹部6を囲む
部分においてシート40と下部ハウジング30b
を密着させ、凹部6が外気から遮断されようにし
てある。このため、上部ハウジング30aの貫通
孔2から海水等がハウジングの内部に浸入した場
合でも、凹部6内への浸入は阻止され、ドーム形
スプリング10や導電板などが腐食されるのを防
ぐことができる。
なお、上記実施例に示した押圧子11′は必ず
しも用いる必要はなく、薄形にしたい場合には弾
性体で直接ドーム形スプリングを押圧するように
構成してもよい。また、説明の便宜上、圧電板は
ハウジングに直接固定した例を示したが、弾性材
料を介してハウジングに取付けるようにすれば外
部振動の影響を受けにくくなるのでさらに望まし
いものである。
以上述べたように、本考案による圧電式スイツ
チは、プランジヤとドーム形スプリングの間に非
金属材料から成る略リング状の弾性体を介在させ
るようにしたので、余分な振動が弾性体によつて
吸収され圧電板の出力電圧波形を乱すことがな
い。また、弾性体自身が腐食されないばかりでな
く、ハウジングの圧電板収納部分を密封した構成
が動作上も支障なく容易に得られるので耐湿性を
大幅に向上させることが可能である。さらに、組
立工程においても、互いにからみ合うコイルスプ
リングに比べてリング状弾性体は取扱いがきわめ
て容易で、プランジヤに簡単に装着できる利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧電式スイツチの正面断面図、
第2図は本考案による圧電式スイツチの一実施例
を示す正面断面図、第3図は弾性体の斜視図、第
4図及び第5図はそれぞれ弾性体の他の実施例を
示すもので、イは正面図、ロは側面図、第6図は
圧電式スイツチの他の実施例を示す正面断面図で
ある。 1……ハウジング、1a,30a……上部ハウ
ジング、1b,30b……下部ハウジング、4′
……プランジヤ、7……圧電板、9……端子、2
2,22′,22″……弾性体、23,23′,2
3″……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の端子を植設したハウジングと、ハウジン
    グに移動可能に取付けられたプランジヤと、両面
    に電極を有しハウジングに取付けられた圧電板
    と、圧電板の上に配置されたドーム形のスプリン
    グとを備え、プランジヤを押し下げることにより
    ドーム形スプリングを反転させて圧電板に歪を与
    えるようにした圧電式スイツチにおいて、プラン
    ジヤとドーム形スプリングとの間に非金属材料か
    ら成る略リング状の弾性体を介在させたことを特
    徴とする圧電式スイツチ。
JP8220483U 1983-05-31 1983-05-31 圧電式スイツチ Granted JPS59189341U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8220483U JPS59189341U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 圧電式スイツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8220483U JPS59189341U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 圧電式スイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59189341U JPS59189341U (ja) 1984-12-15
JPH0241788Y2 true JPH0241788Y2 (ja) 1990-11-07

Family

ID=30212156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8220483U Granted JPS59189341U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 圧電式スイツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59189341U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59189341U (ja) 1984-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4430595A (en) Piezo-electric push button switch
US6064141A (en) Piezoelectric switch
JP3695037B2 (ja) 電子打楽器
GB2055510A (en) Push-button switch
KR100675545B1 (ko) 푸시 버튼 스위치 구조
JP6854585B2 (ja) プッシュスイッチ
JPH0241788Y2 (ja)
JPH0241789Y2 (ja)
JPH0456680A (ja) ホーンスイッチ
JPS5829867Y2 (ja) スイツチ装置
JPH0228565Y2 (ja)
JP2005019112A (ja) 押釦スイッチ
JPS5839713Y2 (ja) ソフア−クツシヨン
JPH0128592Y2 (ja)
JPH0228564Y2 (ja)
JPH0448600Y2 (ja)
JPS5920744Y2 (ja) 圧電式押釦スイッチ
JPS5939390Y2 (ja) 薄形キ−ボ−ドスイツチ
JPS5995533U (ja) 静電容量形キ−スイツチ
JPS59181527U (ja) 押釦スイツチ
JPS5839712Y2 (ja) ソフア−クツシヨン
JPH0443930Y2 (ja)
JPH036991Y2 (ja)
JPS5928584Y2 (ja) 多面積押部を有するプリント配線用押釦
JPS61196418U (ja)