JP2003031194A - 電池用接触端子 - Google Patents
電池用接触端子Info
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- JP2003031194A JP2003031194A JP2001217220A JP2001217220A JP2003031194A JP 2003031194 A JP2003031194 A JP 2003031194A JP 2001217220 A JP2001217220 A JP 2001217220A JP 2001217220 A JP2001217220 A JP 2001217220A JP 2003031194 A JP2003031194 A JP 2003031194A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属片によって構成した接触部の付勢方向
へ、別途設けた弾性部材による付勢を加えるようにした
ため、金属片自体の弾性力が低下しても、接触不良を起
こすことのない電池用接触端子を提供すること。 【解決手段】 電池の電極に対して接触可能な導電性を
有した接触片と、前記接触片を屈曲自在に保持するとと
もに所定の電池装着部に対して固定される基部と、前記
接触片を電池の電極方向に付勢するコイル状の圧縮スプ
リングやネジリコイルスプリング等の付勢手段とを備え
る。
へ、別途設けた弾性部材による付勢を加えるようにした
ため、金属片自体の弾性力が低下しても、接触不良を起
こすことのない電池用接触端子を提供すること。 【解決手段】 電池の電極に対して接触可能な導電性を
有した接触片と、前記接触片を屈曲自在に保持するとと
もに所定の電池装着部に対して固定される基部と、前記
接触片を電池の電極方向に付勢するコイル状の圧縮スプ
リングやネジリコイルスプリング等の付勢手段とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、玩具や電子機器
等の電池装着部若しくは電池収容部等に設けられる、電
池の電極と接触する電池用接触端子に関するものであ
る。
等の電池装着部若しくは電池収容部等に設けられる、電
池の電極と接触する電池用接触端子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器や玩具、例えばテレビ等
のリモコン装置、携帯用電子ゲーム機、自動車を模した
走行玩具、手足が動く人形玩具等といった動的玩具に
は、電源として乾電池が多く使われている。また、この
ような玩具や電子機器には、前記乾電池を装着若しくは
収容する電池装着部や電池収容部が設けられており、当
該電池装着部や電池収容部には電池の電極と接触する接
触端子が設けられている。
のリモコン装置、携帯用電子ゲーム機、自動車を模した
走行玩具、手足が動く人形玩具等といった動的玩具に
は、電源として乾電池が多く使われている。また、この
ような玩具や電子機器には、前記乾電池を装着若しくは
収容する電池装着部や電池収容部が設けられており、当
該電池装着部や電池収容部には電池の電極と接触する接
触端子が設けられている。
【0003】従来から知られている接触端子として、金
属条帯を半円弧状に折曲形成してなる実公昭34−36
60号に記載された接触端子や、線材を屈曲形成してな
る端子の構造が記載された実公昭59−29869号が
知られている。また、コイルスプリング(円錐型コイル
バネ)を用いた接触端子も広く使用されている。
属条帯を半円弧状に折曲形成してなる実公昭34−36
60号に記載された接触端子や、線材を屈曲形成してな
る端子の構造が記載された実公昭59−29869号が
知られている。また、コイルスプリング(円錐型コイル
バネ)を用いた接触端子も広く使用されている。
【0004】また、図4に示す接触端子も知られてい
る。図4は、従来の電子機器等における電池装着部(収
容部)の一例を示したものである。特に、電池を横置き
に収容配置する電池の外形に沿って凹状に形成した収容
部内に設けた、電池の陰極と接触させる板状のバネ材を
用いた接触端子を表した説明図である。図4では、接触
端子51は、電池61が収容される所定の収容部53の
長手方向側部55に設けられている。この接触端子51
は、電池61の電極(陰極)63と接触する接触部65
が電極側に突出するように、所定の板状バネ材57を折
り曲げて形成したものである。そして、該収容部53に
電池61を収容することで、前記接触部65が電池61
の電極(陰極)63に接触して撓み、素材の弾性によっ
て電極63を押圧することで、電気的な導通を行わせる
ように接触するものであった。
る。図4は、従来の電子機器等における電池装着部(収
容部)の一例を示したものである。特に、電池を横置き
に収容配置する電池の外形に沿って凹状に形成した収容
部内に設けた、電池の陰極と接触させる板状のバネ材を
用いた接触端子を表した説明図である。図4では、接触
端子51は、電池61が収容される所定の収容部53の
長手方向側部55に設けられている。この接触端子51
は、電池61の電極(陰極)63と接触する接触部65
が電極側に突出するように、所定の板状バネ材57を折
り曲げて形成したものである。そして、該収容部53に
電池61を収容することで、前記接触部65が電池61
の電極(陰極)63に接触して撓み、素材の弾性によっ
て電極63を押圧することで、電気的な導通を行わせる
ように接触するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記圧縮型のコイルス
プリングを用いた接触端子は、例えば懐中電灯のように
電池を長手方向に収容する筒型の電池収容部の端部に用
いる場合には問題は生じないが、電池を横置き状態で着
脱式に収容する収容部の場合には、電池の出し入れを繰
り返していうるちに、電極への当接方向とは異なる方向
に曲がってしまう場合があった。この場合、コイルスプ
リングの付勢方向が電極からずれてしまい、収容部の開
口方向へ向いてしまったような場合には、電池を入れに
くくなったり、収容した電池が飛び出しやすくなるとい
った問題があった。上記の理由から、電池を横置きに収
容する収容部の場合には、板状のバネ材を折り曲げて形
成した接触端子が適しているが、このような接触端子
は、電池の出し入れを繰り返しているうちに、弾性が失
われて接触不良の原因が発生する場合があった。特にゲ
ーム機や玩具類は、使用者が子供であり扱いが乱雑なこ
とが多く、弾性が弱まると瞬間的に電池との接触が外れ
電力の供給が行われなくなり、ゲームが初期状態に戻っ
たり、遊んでいる内に電池が外れ落ちてしまうようなこ
とがあった。また、接触端子として肉厚のある程度厚い
板状のバネ材を使用して弾性力を増した場合には、電池
への押圧力が強くなりすぎて、電池の交換時に収容部か
ら電池が取し出しにくい、または入れづらいといった問
題があった。
プリングを用いた接触端子は、例えば懐中電灯のように
電池を長手方向に収容する筒型の電池収容部の端部に用
いる場合には問題は生じないが、電池を横置き状態で着
脱式に収容する収容部の場合には、電池の出し入れを繰
り返していうるちに、電極への当接方向とは異なる方向
に曲がってしまう場合があった。この場合、コイルスプ
リングの付勢方向が電極からずれてしまい、収容部の開
口方向へ向いてしまったような場合には、電池を入れに
くくなったり、収容した電池が飛び出しやすくなるとい
った問題があった。上記の理由から、電池を横置きに収
容する収容部の場合には、板状のバネ材を折り曲げて形
成した接触端子が適しているが、このような接触端子
は、電池の出し入れを繰り返しているうちに、弾性が失
われて接触不良の原因が発生する場合があった。特にゲ
ーム機や玩具類は、使用者が子供であり扱いが乱雑なこ
とが多く、弾性が弱まると瞬間的に電池との接触が外れ
電力の供給が行われなくなり、ゲームが初期状態に戻っ
たり、遊んでいる内に電池が外れ落ちてしまうようなこ
とがあった。また、接触端子として肉厚のある程度厚い
板状のバネ材を使用して弾性力を増した場合には、電池
への押圧力が強くなりすぎて、電池の交換時に収容部か
ら電池が取し出しにくい、または入れづらいといった問
題があった。
【0006】本願発明は、上記従来の問題点に鑑み案出
されたものであって、金属片によって構成した接触部の
付勢方向へ、別途設けた弾性部材による付勢を加えるよ
うにしたため、金属片自体の弾性力が低下しても、接触
不良を起こすことのない電池用接触端子を提供すること
を目的とする。
されたものであって、金属片によって構成した接触部の
付勢方向へ、別途設けた弾性部材による付勢を加えるよ
うにしたため、金属片自体の弾性力が低下しても、接触
不良を起こすことのない電池用接触端子を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1記載の発明は電池用接触端子に係り、下記
の要件を備えたことを特徴とする。すなわち、電池の電
極に対して接触可能な導電性を有した接触片と、前記接
触片を屈曲自在に保持するとともに所定の電池装着部に
対して固定される基部と、前記接触片を電池の電極方向
に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする電池用
接触端子。
め、請求項1記載の発明は電池用接触端子に係り、下記
の要件を備えたことを特徴とする。すなわち、電池の電
極に対して接触可能な導電性を有した接触片と、前記接
触片を屈曲自在に保持するとともに所定の電池装着部に
対して固定される基部と、前記接触片を電池の電極方向
に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする電池用
接触端子。
【0008】また、請求項2記載の発明は以下の構成を
有する。すなわち、前記接触片は、前記基部と一体的に
形成された金属板であって、基部に対して屈曲部を介し
て連設されていることを特徴とする請求項1記載の電池
用接触端子。
有する。すなわち、前記接触片は、前記基部と一体的に
形成された金属板であって、基部に対して屈曲部を介し
て連設されていることを特徴とする請求項1記載の電池
用接触端子。
【0009】また、請求項3記載の発明は以下の構成を
有する。すなわち、前記付勢手段は、コイル状の圧縮ス
プリングであることを特徴とする請求項1若しくは2記
載の電池用接触端子。
有する。すなわち、前記付勢手段は、コイル状の圧縮ス
プリングであることを特徴とする請求項1若しくは2記
載の電池用接触端子。
【0010】また、請求項4記載の発明は以下の構成を
有する。すなわち、前記付勢手段は、ネジリコイルスプ
リングであることを特徴とする請求項1若しくは2記載
の電池用接触端子。
有する。すなわち、前記付勢手段は、ネジリコイルスプ
リングであることを特徴とする請求項1若しくは2記載
の電池用接触端子。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に係る電池用接触
端子一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本願発明の電池用接触端子1(以下単に
「接触端子1」という)の概略構成図であり、図2は、
当該接触端子1の側面図である。なお、説明に際し、従
来技術として説明した部位と同一の部分には同一符号を
付して説明する。図1、図2中において、3は板状の金
属片(接触片)、5は電池61の電極(陰極)63に接
する接触部、7は屈曲部、9は接触端子1を支持する基
部、11は接触端子1を電気回路等に接続する接続部で
あり、13は前記接触部3を電池61の電極63方向へ
付勢するための弾性材である。
端子一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本願発明の電池用接触端子1(以下単に
「接触端子1」という)の概略構成図であり、図2は、
当該接触端子1の側面図である。なお、説明に際し、従
来技術として説明した部位と同一の部分には同一符号を
付して説明する。図1、図2中において、3は板状の金
属片(接触片)、5は電池61の電極(陰極)63に接
する接触部、7は屈曲部、9は接触端子1を支持する基
部、11は接触端子1を電気回路等に接続する接続部で
あり、13は前記接触部3を電池61の電極63方向へ
付勢するための弾性材である。
【0012】接触端子1は、本実施の形態では導電性を
有する板状の部材によって形成され、該部材を所定形状
に形成して前記接触部5を有する金属片3、屈曲部7、
基部9、接続部11を設けたものである。接触部5は、
前記電池61の電極63に接する所定大の接触面を形成
するための部位である。この接触部5は、前記金属片3
の所定位置を屈曲させることにより電極(陰極)63側
に突出して接触するように形成した部位である。
有する板状の部材によって形成され、該部材を所定形状
に形成して前記接触部5を有する金属片3、屈曲部7、
基部9、接続部11を設けたものである。接触部5は、
前記電池61の電極63に接する所定大の接触面を形成
するための部位である。この接触部5は、前記金属片3
の所定位置を屈曲させることにより電極(陰極)63側
に突出して接触するように形成した部位である。
【0013】屈曲部7は、前記接触部5を形成した金属
片3と後述する基部9との間に位置する部位である。基
部9は、電池の収容部53内の側壁55に接触端子1を
取り付けるための部位であり、前記金属片3と屈曲部7
を介して一体的に形成されている。本実施の形態では、
この基部9は、接触端子1の接触部5が電極63の略中
央と接触する位置となるように収容部53内の所定位置
に設けられる。また、該基部9につながる部分には所定
の電気回路等に接続される接続部11が設けられてい
る。
片3と後述する基部9との間に位置する部位である。基
部9は、電池の収容部53内の側壁55に接触端子1を
取り付けるための部位であり、前記金属片3と屈曲部7
を介して一体的に形成されている。本実施の形態では、
この基部9は、接触端子1の接触部5が電極63の略中
央と接触する位置となるように収容部53内の所定位置
に設けられる。また、該基部9につながる部分には所定
の電気回路等に接続される接続部11が設けられてい
る。
【0014】弾性部材13は、電池の接触部5を前記電
極63側に付勢するものである。この弾性部材13は、
本実施の形態では、円筒コイルスプリングが用いられ
る。この弾性部材13は前記接触部5の裏面である電極
63との非接触面の略中央と前記基部9との間に取り付
けられている。すなわち弾性部材13の一端13aは前
記接触部5非接触面に、他端13bは前記基部9に取り
付けられて、前記接触部5を付勢するものである。
極63側に付勢するものである。この弾性部材13は、
本実施の形態では、円筒コイルスプリングが用いられ
る。この弾性部材13は前記接触部5の裏面である電極
63との非接触面の略中央と前記基部9との間に取り付
けられている。すなわち弾性部材13の一端13aは前
記接触部5非接触面に、他端13bは前記基部9に取り
付けられて、前記接触部5を付勢するものである。
【0015】つぎに、収容部53に電池を収容した場合
の、接触端子1の作用について説明する。図2に示すよ
うに、電池収容部53に電池61を収容すると、電極6
3により接触端子1は接触部5が屈曲する方向(A方
向)に押圧される。この時、接触端子1は屈曲部7から
接触部5に亘る短い距離を使用して、接触部5を所定量
変位する。しかし、弾性変形可能な範囲内での変位では
あるが、構造上、弾性限度に対する余裕があまり無い状
態で使用されている。したがって、上記の状態で継続し
て使用を続ける若しくは電池の出し入れを繰り返すと、
金属片3の弾性力が少しずつ弱まり(へたり)、電池3
1に対する接触部5の接触力が低下することになる。こ
の点を改良するために、接触部5はさらに弾性部材13
によって付勢されている。本実施の形態で使用する圧縮
コイルスプリングは、その性質として弾性要素となる長
い線状部分がわずかづつ撓み、所定ストロークの範囲内
で弾性力を付与できるものである。すなわち、前記のよ
うな接触部5の移動範囲程度の距離は圧縮コイルスプリ
ングにとっては、その弾性限度に対してかなりの余裕を
持って変形可能なものであり、変形を繰り返し等しても
前記金属片3のへたりが生じる時間に比べて寿命の長い
ものである。したがって、主に金属片3の弾性によって
付勢される接触部5に対して別途上記のような弾性部材
13を設けることで、長期間に亘ってへたりの少ない接
触部を備えた接触端子1を提供することができる。
の、接触端子1の作用について説明する。図2に示すよ
うに、電池収容部53に電池61を収容すると、電極6
3により接触端子1は接触部5が屈曲する方向(A方
向)に押圧される。この時、接触端子1は屈曲部7から
接触部5に亘る短い距離を使用して、接触部5を所定量
変位する。しかし、弾性変形可能な範囲内での変位では
あるが、構造上、弾性限度に対する余裕があまり無い状
態で使用されている。したがって、上記の状態で継続し
て使用を続ける若しくは電池の出し入れを繰り返すと、
金属片3の弾性力が少しずつ弱まり(へたり)、電池3
1に対する接触部5の接触力が低下することになる。こ
の点を改良するために、接触部5はさらに弾性部材13
によって付勢されている。本実施の形態で使用する圧縮
コイルスプリングは、その性質として弾性要素となる長
い線状部分がわずかづつ撓み、所定ストロークの範囲内
で弾性力を付与できるものである。すなわち、前記のよ
うな接触部5の移動範囲程度の距離は圧縮コイルスプリ
ングにとっては、その弾性限度に対してかなりの余裕を
持って変形可能なものであり、変形を繰り返し等しても
前記金属片3のへたりが生じる時間に比べて寿命の長い
ものである。したがって、主に金属片3の弾性によって
付勢される接触部5に対して別途上記のような弾性部材
13を設けることで、長期間に亘ってへたりの少ない接
触部を備えた接触端子1を提供することができる。
【0016】上記第1の実施の形態では、電池用接続端
子の接触部を別途付勢する部材として円筒コイルスプリ
ングを用いた例を説明したが、つぎに他の例として、第
2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態
は、本願発明の接触端子を構成する接触部を電極側へ付
勢する弾性部材としてネジリコイルスプリングを用いた
ものである。図3は、本願発明の第2の実施の形態であ
る電池用接続端子21の側面図であり、23は弾性部材
としてのネジリコイルスプリングである。なお、上記第
1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその詳
細な説明は省略する。
子の接触部を別途付勢する部材として円筒コイルスプリ
ングを用いた例を説明したが、つぎに他の例として、第
2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態
は、本願発明の接触端子を構成する接触部を電極側へ付
勢する弾性部材としてネジリコイルスプリングを用いた
ものである。図3は、本願発明の第2の実施の形態であ
る電池用接続端子21の側面図であり、23は弾性部材
としてのネジリコイルスプリングである。なお、上記第
1の実施の形態と同一部分には同一符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【0017】弾性部材としてのネジリコイルスプリング
23は、所定長の線状バネ材を複数回巻回して略中央に
ループ部23cを形成し、一端23aと他端23bとの
間で略V字を形成したものである。このネジリコイルス
プリング23は、一端23aと他端23bの距離を狭め
る方向に押圧すると、巻回されたループ部23cのねじ
りによって元の形状に戻ろうとする力が発生し、一端2
3aと他端23bを元に戻す方向に力が発生するもので
ある。
23は、所定長の線状バネ材を複数回巻回して略中央に
ループ部23cを形成し、一端23aと他端23bとの
間で略V字を形成したものである。このネジリコイルス
プリング23は、一端23aと他端23bの距離を狭め
る方向に押圧すると、巻回されたループ部23cのねじ
りによって元の形状に戻ろうとする力が発生し、一端2
3aと他端23bを元に戻す方向に力が発生するもので
ある。
【0018】すなわち、屈曲部7の内側(鋭角部分)部
分にネジリコイルスプリング23のループ部23cを配
置し、前記金属片3の幅方向略中央に沿って接触部5側
にネジリコイルスプリング23の一端23aを取り付
け、他端23bを基部の幅方向略中央に沿って取り付け
る。このようにすることで、接触部5の変位に伴ってネ
ジリコイルスプリング23も弾性変形し、金属片3とネ
ジリコイルスプリング23のそれぞれの弾性にょって、
電極に対して接触部5が押しつけられることとなる。上
記構成の接触端子21を備えた電池収容部53に電池6
1を収容すると、電極63と接触部5が接触して、接触
端子21はC方向へ押圧される。そして、該収容部53
から電池61を取り出すと、接触端子21はネジリコイ
ルスプリング23によりD方向へ付勢される。
分にネジリコイルスプリング23のループ部23cを配
置し、前記金属片3の幅方向略中央に沿って接触部5側
にネジリコイルスプリング23の一端23aを取り付
け、他端23bを基部の幅方向略中央に沿って取り付け
る。このようにすることで、接触部5の変位に伴ってネ
ジリコイルスプリング23も弾性変形し、金属片3とネ
ジリコイルスプリング23のそれぞれの弾性にょって、
電極に対して接触部5が押しつけられることとなる。上
記構成の接触端子21を備えた電池収容部53に電池6
1を収容すると、電極63と接触部5が接触して、接触
端子21はC方向へ押圧される。そして、該収容部53
から電池61を取り出すと、接触端子21はネジリコイ
ルスプリング23によりD方向へ付勢される。
【0019】このような使用を続けると、前記実施の形
態で説明したコイルスプリングを用いた場合のように、
金属片3自体は使用を続けるうちに次第に弾性が失われ
ていくが、ネジリコイルスプリング23は金属片3と比
較してその弾性が失われにくくなっているので、長期間
にわてって安定した接触を維持することができる。
態で説明したコイルスプリングを用いた場合のように、
金属片3自体は使用を続けるうちに次第に弾性が失われ
ていくが、ネジリコイルスプリング23は金属片3と比
較してその弾性が失われにくくなっているので、長期間
にわてって安定した接触を維持することができる。
【0020】なお、上記実施の形態では、接触端子の接
触部を面状に形成して説明したが、電池の電極に接触で
きれば、接触部の縦方向断面がV字型に突出するように
形成してもよく、接触部の形状は特に限定されない。ま
た、上記実施の形態では、接触部を付勢する弾性部材と
して円筒コイルスプリング、ネジリコイルスプリングを
用いて説明したが、同様の作用を有する弾性部材であれ
ば、弾性部材の形状は特に限定されない。
触部を面状に形成して説明したが、電池の電極に接触で
きれば、接触部の縦方向断面がV字型に突出するように
形成してもよく、接触部の形状は特に限定されない。ま
た、上記実施の形態では、接触部を付勢する弾性部材と
して円筒コイルスプリング、ネジリコイルスプリングを
用いて説明したが、同様の作用を有する弾性部材であれ
ば、弾性部材の形状は特に限定されない。
【0021】
【発明の効果】本願請求項1乃至4記載の発明による
と、電池用接触端子の接触部に別途電極方向へ付勢する
前記のような弾性部材を設けたため、当該電池用接触端
子を有する電池収容部に対する電池の出し入れを繰り返
し行ったり長期間の使用等を行っても、接触端子と電池
の電極の接触状態を長期間維持できるという効果を有し
ている。すなわち、接触部を構成する金属片の弾性が低
下しても、その使用範囲では弾性限度に余裕をもってい
るスプリング等を有しているので、接触端子としての弾
性力を長期間一定以下にはならないようにすることがで
きる。また、弾性の低下を見込んで予め弾性を強くする
ために、接触端子としての金属板の肉厚を厚くするとい
った極端に弾性を強くするようなことを必要としないの
で、電池の出し入れする際にも電池を出し入れしにくい
ということがない。さらに、電池収容部に収容された電
池は、長期間にわたって電極側からしっかり押圧されて
外れにくくなり、特に玩具類は遊んでいる内に電池が外
れて動かなくなってしまうということが解消される。
と、電池用接触端子の接触部に別途電極方向へ付勢する
前記のような弾性部材を設けたため、当該電池用接触端
子を有する電池収容部に対する電池の出し入れを繰り返
し行ったり長期間の使用等を行っても、接触端子と電池
の電極の接触状態を長期間維持できるという効果を有し
ている。すなわち、接触部を構成する金属片の弾性が低
下しても、その使用範囲では弾性限度に余裕をもってい
るスプリング等を有しているので、接触端子としての弾
性力を長期間一定以下にはならないようにすることがで
きる。また、弾性の低下を見込んで予め弾性を強くする
ために、接触端子としての金属板の肉厚を厚くするとい
った極端に弾性を強くするようなことを必要としないの
で、電池の出し入れする際にも電池を出し入れしにくい
ということがない。さらに、電池収容部に収容された電
池は、長期間にわたって電極側からしっかり押圧されて
外れにくくなり、特に玩具類は遊んでいる内に電池が外
れて動かなくなってしまうということが解消される。
【図1】本願発明の一実施の形態に係る電池用接触端子
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図2】本願発明の一実施の形態に係る電池用接触端子
の側面図である。
の側面図である。
【図3】本願発明の第2の実施の形態に係る電池用接触
端子の側面図である。
端子の側面図である。
【図4】従来の接触端子の説明図である。
1 電池用接触端子(接触端子)
3 金属片
5 接触部
7 付勢付与部
9 基部
11 接続部
13 弾性部材(円筒コイルスプリング)
21 電池用接触端子(接触端子)
23 弾性部材(ネジリコイルスプリング)
61 電池
63 電極(陰極)
Claims (4)
- 【請求項1】 電池の電極に対して接触可能な導電性を
有した接触片と、 前記接触片を屈曲自在に保持するとともに所定の電池装
着部に対して固定される基部と、 前記接触片を電池の電極方向に付勢する付勢手段とを備
えたことを特徴とする電池用接触端子。 - 【請求項2】 前記接触片は、前記基部と一体的に形成
された金属板であって、基部に対して屈曲部を介して連
設されていることを特徴とする請求項1記載の電池用接
触端子。 - 【請求項3】 前記付勢手段は、コイル状の圧縮スプリ
ングであることを特徴とする請求項1若しくは2記載の
電池用接触端子。 - 【請求項4】 前記付勢手段は、ネジリコイルスプリン
グであることを特徴とする請求項1若しくは2記載の電
池用接触端子。
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