JPH0612936Y2 - プリンタ用紙の巻取装置 - Google Patents
プリンタ用紙の巻取装置Info
- Publication number
- JPH0612936Y2 JPH0612936Y2 JP1986014699U JP1469986U JPH0612936Y2 JP H0612936 Y2 JPH0612936 Y2 JP H0612936Y2 JP 1986014699 U JP1986014699 U JP 1986014699U JP 1469986 U JP1469986 U JP 1469986U JP H0612936 Y2 JPH0612936 Y2 JP H0612936Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- pair
- sheet
- printer
- take
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プリンタから打ち出された記録済みのプリン
タ用紙をロール状に巻き取るために使用されるプリンタ
用紙の巻取装置に関するものである。
タ用紙をロール状に巻き取るために使用されるプリンタ
用紙の巻取装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、ロール状に巻き取られた記録用紙に対して印字記
録するタイプのコンパクトなプリンタが、工業用の自動
計測制御システム等において、データ打出用として広く
用いられている。このようなロール状に巻き取られた記
録用紙を使用するタイプのプリンタは、通常、記録済み
用紙の切断のためにプリンタの打出口の部分に鋸歯状の
カッターが設けられており、記録データを管理する人員
は打ち出された記録済み用紙を適当な長さで切断し、切
り離された用紙を手にとって記録データを調べるように
なっていた。
録するタイプのコンパクトなプリンタが、工業用の自動
計測制御システム等において、データ打出用として広く
用いられている。このようなロール状に巻き取られた記
録用紙を使用するタイプのプリンタは、通常、記録済み
用紙の切断のためにプリンタの打出口の部分に鋸歯状の
カッターが設けられており、記録データを管理する人員
は打ち出された記録済み用紙を適当な長さで切断し、切
り離された用紙を手にとって記録データを調べるように
なっていた。
ところで、記録済み用紙の切断が余り頻繁に行なわれな
い場合や、1回の打出量が多い場合には、記録済みの長
いプリンタ用紙がプリンタ本体の外部に送り出されて邪
魔になるという問題があった。また、この記録済み用紙
を保存するためにロール状に巻き取ろうとすると、絡ま
った用紙の中からその始端を探し出して、用紙の捩れを
戻しながら人手で巻き取る必要があり、著しく手数がか
かるという問題があった。
い場合や、1回の打出量が多い場合には、記録済みの長
いプリンタ用紙がプリンタ本体の外部に送り出されて邪
魔になるという問題があった。また、この記録済み用紙
を保存するためにロール状に巻き取ろうとすると、絡ま
った用紙の中からその始端を探し出して、用紙の捩れを
戻しながら人手で巻き取る必要があり、著しく手数がか
かるという問題があった。
そこで、例えば、実開昭59−97055号や実開昭6
0−69660号では、プリンタ本体から記録済み用紙
が送り出されて来る勢いを利用して、記録済み用紙が自
然に巻き取られるようなプリンタ用紙の巻取装置が提案
されている。
0−69660号では、プリンタ本体から記録済み用紙
が送り出されて来る勢いを利用して、記録済み用紙が自
然に巻き取られるようなプリンタ用紙の巻取装置が提案
されている。
(考案が解決すべき問題点) しかしながら、上記公報に記載された従来例では、用紙
を巻き取る部分が用紙に対して面接触を行うものである
ため、特に湿度が高い我が国で使用する場合には、用紙
を巻き取る部分と用紙の間のすべりが悪くなり、最悪の
場合には、用紙を巻き取る部分に用紙が密着してしまっ
て、紙詰まりを生じるという問題があった。また、上記
公報に記載された従来例では、どの程度の用紙が巻き取
られているかを外部から確認することができないという
問題もあった。
を巻き取る部分が用紙に対して面接触を行うものである
ため、特に湿度が高い我が国で使用する場合には、用紙
を巻き取る部分と用紙の間のすべりが悪くなり、最悪の
場合には、用紙を巻き取る部分に用紙が密着してしまっ
て、紙詰まりを生じるという問題があった。また、上記
公報に記載された従来例では、どの程度の用紙が巻き取
られているかを外部から確認することができないという
問題もあった。
本考案はこのような点に鑑みて為されたものであり、そ
の目的とするところは、プリンタ本体から記録済み用紙
が送り出されて来る勢いを利用して、記録済み用紙が自
然に巻き取られるようなプリンタ用紙の巻取装置におい
て、湿度の高い環境においても巻き取り部分に用紙が密
着することを防止して、用紙を送り出すプリンタ本体の
負荷を軽くすると共に、どの程度の用紙が巻き取られて
いるかを外部から容易に確認でき、しかも、やや太目の
針金を用いて簡単且つ安価に実現でき、丈夫で使いやす
い実用的な構造を提案することにある。
の目的とするところは、プリンタ本体から記録済み用紙
が送り出されて来る勢いを利用して、記録済み用紙が自
然に巻き取られるようなプリンタ用紙の巻取装置におい
て、湿度の高い環境においても巻き取り部分に用紙が密
着することを防止して、用紙を送り出すプリンタ本体の
負荷を軽くすると共に、どの程度の用紙が巻き取られて
いるかを外部から容易に確認でき、しかも、やや太目の
針金を用いて簡単且つ安価に実現でき、丈夫で使いやす
い実用的な構造を提案することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案にあっては、上述のような問題点を解決するため
に、添付図面に示すように、略半円状をなす用紙巻取部
10と、用紙巻取部10の一端から略接線方向に滑らかに延
出される用紙導入部11とを具備する一対の可動針金体1
と、 略半円状をなす用紙巻取部20と、用紙巻取部20の一端か
ら円弧の外側に向かって鋭角に折り返す用紙導入部21と
を具備する一対の固定針金体2と、 略コ字状に形成された一対の針金体よりなり、その自由
端側が相対向するように、各用紙巻取部20の前記一端と
他端近傍の間にそれぞれ架設される一対のコ字状枠4
と、 両用紙巻取部10,20が合接して略円形をなし、且つ両用
紙導入部11,21が用紙導入間隔を隔てて略平行となる合
接位置から、両用紙巻取部10,20が互いに開放される開
放位置まで、各可動針金体1を用紙導入部11の近傍で回
動自在に枢支する手段(枢着板6)とを備え、 可動針金体1を前記合接位置にて固定針金体2に係合し
得るように、各用紙巻取部10の他端に各コ字状枠4に係
合する係合フック部30を形成して成ることを特徴とする
ものである。
に、添付図面に示すように、略半円状をなす用紙巻取部
10と、用紙巻取部10の一端から略接線方向に滑らかに延
出される用紙導入部11とを具備する一対の可動針金体1
と、 略半円状をなす用紙巻取部20と、用紙巻取部20の一端か
ら円弧の外側に向かって鋭角に折り返す用紙導入部21と
を具備する一対の固定針金体2と、 略コ字状に形成された一対の針金体よりなり、その自由
端側が相対向するように、各用紙巻取部20の前記一端と
他端近傍の間にそれぞれ架設される一対のコ字状枠4
と、 両用紙巻取部10,20が合接して略円形をなし、且つ両用
紙導入部11,21が用紙導入間隔を隔てて略平行となる合
接位置から、両用紙巻取部10,20が互いに開放される開
放位置まで、各可動針金体1を用紙導入部11の近傍で回
動自在に枢支する手段(枢着板6)とを備え、 可動針金体1を前記合接位置にて固定針金体2に係合し
得るように、各用紙巻取部10の他端に各コ字状枠4に係
合する係合フック部30を形成して成ることを特徴とする
ものである。
(作用) 本考案に係るプリンタ用紙の巻取装置は、第5図に例示
するように、プリンタ本体8の記録済み用紙出力部に、
用紙導入部11,21が用紙の打出方向と略平行となるよう
に装着されるものであり、プリンタ本体8から記録済み
用紙が打ち出されると、用紙は用紙導入部11,21を介し
て円弧状の用紙巻取部10,20に導入され、したがってプ
リンタ本体8から用紙が打ち出される勢いで自然に用紙
がロール状に巻き取られるものである。このとき、用紙
の横ずれはコ字状枠4により規制される。また、ロール
状に巻き取られた用紙を取り出す際には、係合フック部
3をコ字状枠4から外して回動させることにより、可動
針金体1を固定針金体2から離脱せしめて用紙巻取部1
0,20を分離し、用紙を取り出すものである。
するように、プリンタ本体8の記録済み用紙出力部に、
用紙導入部11,21が用紙の打出方向と略平行となるよう
に装着されるものであり、プリンタ本体8から記録済み
用紙が打ち出されると、用紙は用紙導入部11,21を介し
て円弧状の用紙巻取部10,20に導入され、したがってプ
リンタ本体8から用紙が打ち出される勢いで自然に用紙
がロール状に巻き取られるものである。このとき、用紙
の横ずれはコ字状枠4により規制される。また、ロール
状に巻き取られた用紙を取り出す際には、係合フック部
3をコ字状枠4から外して回動させることにより、可動
針金体1を固定針金体2から離脱せしめて用紙巻取部1
0,20を分離し、用紙を取り出すものである。
(実施例) 以下、本考案の好ましい実施例を添付図面と共に説明す
る。第1図は本考案の一実施例に係るプリンタ用紙の巻
取装置の正面図、第2図は同上の装置の平面図である。
本装置に用いられる可動針金体1、固定針金体2及び用
紙の横ずれ防止用の一対のコ字状枠4は、いずれもやや
太目の針金を曲成乃至折曲することにより簡単に形成す
ることができるものである。まず、可動針金体1は、第
3図(a)に示すように、1本の針金を略コ字状に折曲し
て、その連結部を枢着板6にて取付板5に枢着される回
動軸12とし、この回動軸12から適宜間隔だけ離間した位
置にて、前記略コ字状をなす針金体の互いに平行な部分
を同じ方向に略垂直に折曲して直線状の用紙導入部11と
し、この用紙導入部11について、前記折曲箇所からプリ
ンタ用紙の所望の巻取半径と同程度の距離だけ離間した
位置にて、同一の曲率半径にて同じ方向に曲成して、略
半円状の用紙巻取部10を形成し、この用紙巻取部10の自
由端側に係合フック部30を夫々設けて成るものである。
直線状をなす用紙導入部11は、用紙巻取部10の接線方向
と略一致するようになっており、これによって用紙の導
入が滑らかに行なわれるようになっているものである。
る。第1図は本考案の一実施例に係るプリンタ用紙の巻
取装置の正面図、第2図は同上の装置の平面図である。
本装置に用いられる可動針金体1、固定針金体2及び用
紙の横ずれ防止用の一対のコ字状枠4は、いずれもやや
太目の針金を曲成乃至折曲することにより簡単に形成す
ることができるものである。まず、可動針金体1は、第
3図(a)に示すように、1本の針金を略コ字状に折曲し
て、その連結部を枢着板6にて取付板5に枢着される回
動軸12とし、この回動軸12から適宜間隔だけ離間した位
置にて、前記略コ字状をなす針金体の互いに平行な部分
を同じ方向に略垂直に折曲して直線状の用紙導入部11と
し、この用紙導入部11について、前記折曲箇所からプリ
ンタ用紙の所望の巻取半径と同程度の距離だけ離間した
位置にて、同一の曲率半径にて同じ方向に曲成して、略
半円状の用紙巻取部10を形成し、この用紙巻取部10の自
由端側に係合フック部30を夫々設けて成るものである。
直線状をなす用紙導入部11は、用紙巻取部10の接線方向
と略一致するようになっており、これによって用紙の導
入が滑らかに行なわれるようになっているものである。
次に固定針金体2は、第3図(b)に示すように、1本の
針金を略コ字状に折曲し、その互いに平行となった部分
を、その連結部と平行な中心線を共通の軸として、前記
用紙巻取部10と略同一の曲率半径で曲成して略半円状の
用紙巻取部20とし、この用紙巻取部20の自由端側を、用
紙巻取部10,20の合接時に前記用紙導入部11と用紙導入
間隔を隔てて略平行となるように円弧の外側に向かって
鋭角に折り返して用紙導入部21とし、さらにこの用紙導
入部21の自由端側を折曲して取付板5に固定するための
略J字状部22を形成して成るものである。固定針金板2
は、前述の略J字状部22を取付螺子23にて取付板5に螺
子止めすることにより、取付板5上に立設固定されるも
のである。
針金を略コ字状に折曲し、その互いに平行となった部分
を、その連結部と平行な中心線を共通の軸として、前記
用紙巻取部10と略同一の曲率半径で曲成して略半円状の
用紙巻取部20とし、この用紙巻取部20の自由端側を、用
紙巻取部10,20の合接時に前記用紙導入部11と用紙導入
間隔を隔てて略平行となるように円弧の外側に向かって
鋭角に折り返して用紙導入部21とし、さらにこの用紙導
入部21の自由端側を折曲して取付板5に固定するための
略J字状部22を形成して成るものである。固定針金板2
は、前述の略J字状部22を取付螺子23にて取付板5に螺
子止めすることにより、取付板5上に立設固定されるも
のである。
固定針金体2には、用紙の横ずれを防止するために、第
3図(c)に示すような一対のコ字状枠4が、その自由端
側が相対向するように、用紙巻取部20に半田付け等の手
段により固定されるものである。このコ字状枠4は、可
動針金体1の係合フック部30を係合する係合体の役割を
も兼ねており、係合フック部30とコ字状枠4とにより係
合手段3が実現されているものである。
3図(c)に示すような一対のコ字状枠4が、その自由端
側が相対向するように、用紙巻取部20に半田付け等の手
段により固定されるものである。このコ字状枠4は、可
動針金体1の係合フック部30を係合する係合体の役割を
も兼ねており、係合フック部30とコ字状枠4とにより係
合手段3が実現されているものである。
取付板5は金属板のような堅牢な板体よりなり、プリン
タ本体8の用紙打出部を覆うようにプリンタ本体8に固
定されるものである。取付板5には、プリンタ本体8に
おける用紙打出部に対応する位置に、角形の用紙打出口
51が設けられており、この用紙打出口51には用紙切断用
の鋸歯状のペーパーカッター(図示せず)が取り付けら
れている。前記各針金体1,2の用紙導入部11,21はこ
の用紙打出口51の真上に位置するように配置されている
ものである。用紙打出口51の開口幅は用紙の横幅よりも
若干広く設定されており、また一対の用紙巻取部10の離
間間隔及び一対の用紙巻取部20の離間間隔は用紙の横幅
よりも狭く設定されている。
タ本体8の用紙打出部を覆うようにプリンタ本体8に固
定されるものである。取付板5には、プリンタ本体8に
おける用紙打出部に対応する位置に、角形の用紙打出口
51が設けられており、この用紙打出口51には用紙切断用
の鋸歯状のペーパーカッター(図示せず)が取り付けら
れている。前記各針金体1,2の用紙導入部11,21はこ
の用紙打出口51の真上に位置するように配置されている
ものである。用紙打出口51の開口幅は用紙の横幅よりも
若干広く設定されており、また一対の用紙巻取部10の離
間間隔及び一対の用紙巻取部20の離間間隔は用紙の横幅
よりも狭く設定されている。
可動針金体1の回動軸12を取付板5に枢着するための枢
着板6は、第4図(a),(b)に示すように、回動軸12を遊
嵌し得る大きさの曲成部60を一端縁に有し、またその平
面部に取付螺子62を挿通するための一対の取付穴61が設
けられており、取付螺子62にて枢着板6を取付板5に螺
子止め固定することにより、回動軸12が取付板5と曲成
部60との間に挟まれて可動針金体1が自在に回動し得る
ようになっている。枢着板6を固定するための取付螺子
62は、取付板5の裏側にある取付金具71を固定する働き
を兼ねているものである。取付板5をプリンタ本体8に
装着するに際しては、プリンタ本体8に設けた係合部
に、前記取付金具71を引っ掛けて、プリンタ用紙の端部
を取付板5の用紙打出口51に挿通したのち、スナップ機
構又は取付螺子のような固定具72をプリンタ本体8に固
定して、取付板5をプリンタ本体8に着脱自在に装着す
るようにしているものである。
着板6は、第4図(a),(b)に示すように、回動軸12を遊
嵌し得る大きさの曲成部60を一端縁に有し、またその平
面部に取付螺子62を挿通するための一対の取付穴61が設
けられており、取付螺子62にて枢着板6を取付板5に螺
子止め固定することにより、回動軸12が取付板5と曲成
部60との間に挟まれて可動針金体1が自在に回動し得る
ようになっている。枢着板6を固定するための取付螺子
62は、取付板5の裏側にある取付金具71を固定する働き
を兼ねているものである。取付板5をプリンタ本体8に
装着するに際しては、プリンタ本体8に設けた係合部
に、前記取付金具71を引っ掛けて、プリンタ用紙の端部
を取付板5の用紙打出口51に挿通したのち、スナップ機
構又は取付螺子のような固定具72をプリンタ本体8に固
定して、取付板5をプリンタ本体8に着脱自在に装着す
るようにしているものである。
(考案の効果) 本考案にあっては、針金体を円弧状に曲成して成る用紙
巻取部がプリンタ用紙に線接触されるようになっている
ので、プリンタ用紙と用紙巻取部との間に摩擦抵抗が生
じにくく、我が国のように湿度の高い環境においても、
スムーズにプリンタ用紙を巻き取ることができるという
利点があり、さらにまた、可動針金体と固定針金体とは
係脱自在となっているので、ロール状に巻き取られたプ
リンタ用紙は、可動針金体を固定針金体から取り外すこ
とにより、容易に取り出すことができるものであり、そ
の用紙を取り出す時機についても、用紙の巻取具合を外
部から常に監視できるので、用紙が溜まり過ぎることが
ないという利点がある。さらに、固定針金体にコ字状枠
を架設したことにより、固定針金体が堅牢で安定した構
造となり、また、コ字状枠の自由端側を相対向させたこ
とにより、用紙の横ずれを防止することができ、しか
も、各コ字状枠に係合する係合フック部を可動針金体の
用紙巻取部の他端に設けたので、係合後は、可動針金体
もまた堅牢で安定した構造となり、簡単な構造でありな
がら、丈夫で使いやすいという利点がある。
巻取部がプリンタ用紙に線接触されるようになっている
ので、プリンタ用紙と用紙巻取部との間に摩擦抵抗が生
じにくく、我が国のように湿度の高い環境においても、
スムーズにプリンタ用紙を巻き取ることができるという
利点があり、さらにまた、可動針金体と固定針金体とは
係脱自在となっているので、ロール状に巻き取られたプ
リンタ用紙は、可動針金体を固定針金体から取り外すこ
とにより、容易に取り出すことができるものであり、そ
の用紙を取り出す時機についても、用紙の巻取具合を外
部から常に監視できるので、用紙が溜まり過ぎることが
ないという利点がある。さらに、固定針金体にコ字状枠
を架設したことにより、固定針金体が堅牢で安定した構
造となり、また、コ字状枠の自由端側を相対向させたこ
とにより、用紙の横ずれを防止することができ、しか
も、各コ字状枠に係合する係合フック部を可動針金体の
用紙巻取部の他端に設けたので、係合後は、可動針金体
もまた堅牢で安定した構造となり、簡単な構造でありな
がら、丈夫で使いやすいという利点がある。
第1図は本考案の一実施例に係るプリンタ用紙の巻取装
置の正面図、第2図は同上の装置の平面図、第3図(a),
(b),(c)は夫々同上の装置に用いられる可動針金体、固
定針金体、及びコ字状枠の斜視図、第4図(a),(b)は夫
々同上の装置に用いられる枢着板の正面図及び右側面
図、第5図は同上の装置のプリンタ本体の取り付け状態
を例示する説明図である。 1は可動針金体、10は用紙巻取部、11は用紙導入部、2
は固定針金体、20は用紙巻取部、21は用紙導入部、30は
係合フック部、4はコ字状枠である。
置の正面図、第2図は同上の装置の平面図、第3図(a),
(b),(c)は夫々同上の装置に用いられる可動針金体、固
定針金体、及びコ字状枠の斜視図、第4図(a),(b)は夫
々同上の装置に用いられる枢着板の正面図及び右側面
図、第5図は同上の装置のプリンタ本体の取り付け状態
を例示する説明図である。 1は可動針金体、10は用紙巻取部、11は用紙導入部、2
は固定針金体、20は用紙巻取部、21は用紙導入部、30は
係合フック部、4はコ字状枠である。
Claims (1)
- 【請求項1】略半円状をなす用紙巻取部と、用紙巻取部
の一端から略接線方向に滑らかに延出される用紙導入部
とを具備する一対の可動針金体と、 略半円状をなす用紙巻取部と、用紙巻取部の一端から円
弧の外側に向かって鋭角に折り返す用紙導入部とを具備
する一対の固定針金体と、 略コ字状に形成された一対の針金体よりなり、その自由
端側が相対向するように、各用紙巻取部の前記一端と他
端近傍の間にそれぞれ架設される一対のコ字状枠と、 両用紙巻取部が合接して略円形をなし、且つ両用紙導入
部が用紙導入間隔を隔てて略平行となる合接位置から、
両用紙巻取部が互いに開放される開放位置まで、各可動
針金体を用紙導入部の近傍で回動自在に枢支する手段と
を備え、 可動針金体を前記合接位置にて固定針金体に係合し得る
ように、各用紙巻取部の他端に各コ字状枠に係合する係
合フック部を形成して成ることを特徴とするプリンタ用
紙の巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986014699U JPH0612936Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | プリンタ用紙の巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986014699U JPH0612936Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | プリンタ用紙の巻取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126950U JPS62126950U (ja) | 1987-08-12 |
JPH0612936Y2 true JPH0612936Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=30804926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986014699U Expired - Lifetime JPH0612936Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | プリンタ用紙の巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612936Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2569339T3 (es) | 2010-06-10 | 2016-05-10 | Midatech Ltd. | Sistemas de administración de película de nanopartículas |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5997055U (ja) * | 1982-12-21 | 1984-06-30 | 大同特殊鋼株式会社 | 記録装置 |
JPS6069660U (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-17 | セイコーエプソン株式会社 | 小型プリンタ−の印字紙の巻き取り構造 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP1986014699U patent/JPH0612936Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62126950U (ja) | 1987-08-12 |
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