JP2621815B2 - カッタ付き記録ユニット - Google Patents

カッタ付き記録ユニット

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JP2621815B2
JP2621815B2 JP6295060A JP29506094A JP2621815B2 JP 2621815 B2 JP2621815 B2 JP 2621815B2 JP 6295060 A JP6295060 A JP 6295060A JP 29506094 A JP29506094 A JP 29506094A JP 2621815 B2 JP2621815 B2 JP 2621815B2
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勇人 村川
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置また
はプリンタ等の記録ユニットに関し、特にロール状の記
録紙をミシン目カット若しくは切断するカッタ付き記録
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例を示す。
【0003】従来のカッタ付き記録ユニット51は、ロ
ール状の記録紙Pに印字する印字ヘッド64と、この印
字ヘッド64と対向して記録紙Pを圧着して搬送するプ
ラテンローラ65とを備えている。
【0004】また、このカッタ付き記録ユニット51
は、長手方向が前記記録紙Pと平行に配置された長矩形
かつ板状の固定刃59と、この固定刃59の長矩形長手
方向の一辺の側面に設けられた刃先に接触しつつ移動し
て前記記録紙Pをミシン目カット若しくは切断する円板
状の回転式移動刃60とを備えている。
【0005】さらに、このカッタ付き記録ユニット51
は、回転式移動刃60を回転自在に支持すると共にこの
回転式移動刃60と一体で移動するスライダ61よりな
るカッタユニット58とを備えている。
【0006】この従来例に係るカッタ付き記録ユニット
51では、印字ヘッド64で印字記録された記録紙P
は、その切断位置がカッタユニット58の位置までプラ
テンローラ65により巻き戻される。そして、スライダ
61の移動により記録紙Pがミシン目カット若しくは切
断される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のカッタ付き記録ユニットでは、印字記録されたロ
ール状の記録紙を切断位置まで巻き戻すと、記録紙がカ
ッタ付き記録ユニット内に取り込まれ、スライダの移動
する領域内で撓んでしまう。このとき、スライダが固定
刃の長手方向に沿って移動すると、記録紙が適切に回転
式移動刃の位置に導かれず、円滑に記録紙を切断でき
ず、この結果カッタジャムを生じるという不都合を生じ
ていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に簡易な構造で、ロール状の記録紙の巻き
戻し時に生ずる撓みに基づくカッタジャムを防止でき、
円滑に記録紙をミシン目カット若しくは切断できるカッ
タ付き記録ユニットを提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るカッタ付き記録ユニットは、記録紙の走行方向に直交
する方向に配置された長矩形で板状の固定刃と、この固
定刃の長矩形長手方向の一辺の側面に設けた刃先に接触
しつつ移動して記録紙をミシン目カットもしくは切断す
る円板状の回転式移動刃と、この回転式移動刃の回転支
点を有し回転式移動刃と一体で移動するスライダを有す
るカッタユニットとを備えるという構成を採っている。
【0010】更に、このカッタ付き記録ユニットは、ス
ライダの移動領域に、通常は記録紙を緩やかに抑えてこ
の記録紙の走行を案内すると共に、スライダの移動と共
に記録紙から離れる方向に移動するペーパーガイド機構
を装備するという構成を採っている。
【0011】また、請求項2記載の発明に係るカッタ付
き記録ユニットは、スライダの移動方向側に傾斜面を設
けると共に、この傾斜面にペーパーガイド板の先端部が
当接するようにペーパーガイド板の端部に所定角度に曲
折された曲折部を設けるという構成を採っている。
【0012】また、請求項3記載の発明に係るカッタ付
き記録ユニットは、スライダの移動方向に沿った両側面
部に傾斜面を設けると共に、この傾斜面にペーパーガイ
ド板の先端部が当接するように前記ペーパーガイド板の
両端部に所定角度に曲折された曲折部を設けるという構
成を採っている。
【0013】
【作用】スライダの移動領域に、通常は記録紙を緩やか
に抑えてこの記録紙の走行を案内するためのペーパーガ
イド機構を設けたことで、プラテンローラの逆転により
記録紙が巻き戻され、カッタ付き記録ユニット内で撓ん
だ場合でもこのスライダの移動領域に入り込まず、記録
紙がスライダの移動の障害となるのを防止できる。
【0014】また同時に、ペーパーガイド機構は、スラ
イダの移動と共に記録紙から離れる方向に移動し、スラ
イダの移動領域から排除されるので、記録紙切断時はス
ライダの移動を制限しない。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1乃至図3に基づ
いて説明する。
【0016】図1は本発明の実施例のカッタ付き記録ユ
ニットを示す側面図であり、符号Pはロール状の記録紙
を示し、符号13は記録部を示す。また、符号8はカッ
タユニットを示す。
【0017】ここで、記録部13は、印字手段たるライ
ンサーマルタイプの印字ヘッド14と、この印字ヘッド
14に対向して配設されたプラテンローラ15よりな
り、この印字ヘッド14とプラテンローラ15の間にロ
ール状の記録紙Pが取り込まれる。このプラテンローラ
15は、印字ヘッド14のヒーターライン上に記録紙P
を圧着すると同時に、図示しない駆動手段により回転駆
動され記録紙Pを搬送する。
【0018】また、図2はカッタユニット8を示す斜視
図であり、図3はカッタユニット8を示す三面図であ
る。
【0019】このカッタユニット8は、長手方向が記録
紙Pと平行に配置された長矩形かつ板状の固定刃9と、
この固定刃9の長矩形長手方向の一辺に設けた刃先に接
触しつつ移動して記録紙Pをミシン目カットもしくは切
断する円板状の回転式移動刃10と、この回転式移動刃
10を回転自在に支持すると共にこの回転式移動刃10
と一体で移動するスライダ11とを備えている。また、
このスライダ11の移動方向の両側には傾斜面12が設
けられている。尚、この傾斜面12は、スライダ11の
片側にのみ設けてもよい。
【0020】また、このカッタユニット8には、スライ
ダ11の移動領域に、通常は記録紙Pを緩やかに抑えて
記録紙Pの走行を案内すると共に、スライダ11の移動
と共に記録紙Pから離れる方向に移動するペーパーガイ
ド機構2が装備されている。
【0021】このペーパーガイド機構2は、記録紙Pの
切断時以外は固定刃9の記録紙Pが移動する面と所定の
間隙を有して略平行に配設されたペーパーガイド板3
と、このペーパーガイド板3を一端部で支持するアーム
部5と、このアーム部5の他端部に設けられた回動支軸
6とを備え、ペーパーガイド板3がこの回動支軸6を中
心にして回動するよう構成されている。また、ペーパー
ガイド板3の両端部には、スライダ11の移動に伴いス
ライダ11の傾斜面12が当接するように所定角度に曲
折された曲折部4を備えている。尚、この曲折部4は、
スライダ11と当接する側の一端部にのみ設けてもよ
い。
【0022】また、ペーパーガイド板3の記録紙切断側
の端面は、固定刃9の刃面より水平方向に僅かに突出す
るよう構成されている。
【0023】つぎに、上記実施例に係るカッタ付き記録
ユニットの機能を説明する。
【0024】まず、印字作業中、印字ヘッド14により
印字記録された記録紙Pは順次プラテンローラ15の回
転によりカッタ付き記録ユニット1から排出される方向
に搬送される。そして印字作業の終了後、記録紙Pの最
後に印字された部分の近傍が、プラテンローラ15の逆
転により記録紙Pの切断位置まで巻き戻される。このと
き、記録紙PのロールR自体には回転力が付勢されず、
カッタ付き記録ユニット1内で記録紙Pが撓む状態が生
じる。
【0025】この場合、上述したカッタユニット8に
は、スライダ11の移動領域にペーパーガイド機構2が
配設されているので、巻き戻された記録紙Pがスライダ
11の移動領域に入り込むことはない。
【0026】次に、記録紙Pをミシン目カット若しくは
切断する場合には、スライダ11が図示していないガイ
ド機構に沿って図示しないスライダ移動手段により固定
刃9の長矩形長手方向に移動する。このとき、記録紙P
は、ペーパーガイド機構2によりカッタユニット8の固
定刃9の近傍に穏やかに抑えられているので、スライダ
11の移動にともなって確実に回転式移動刃10部に当
接される。また、スライダ11の移動領域には記録紙P
が存在しないので、カッタジャムを生じることなく円滑
にスライダ11が移動できる。
【0027】また、スライダ11には、実際には切断中
の記録紙Pの浮き上がりを防止するため、回転式移動刃
10の回転中心と同軸で回動自在に、固定刃9上を転が
り接触する円筒状のローラ等を設け、記録紙Pを確実に
回転式移動刃10に当接させ且つ切断するように構成し
ている。
【0028】そしてさらにスライダ11が移動すると、
スライダ11の側面に設けられた傾斜面12がペーパー
ガイド板3の長手方向の一端の曲折部4に当接し、この
ペーパーガイド板3が回転支軸6を中心に記録紙Pから
離れる方向(図2の曲線矢印方向)でスライダ11の移
動領域から排除されるように移動する。これにより、ペ
ーパーガイド板3がスライダ11の移動の障害となら
ず、記録紙Pのミシン目カット若しくは切断が円滑にで
きる。
【0029】また、ペーパーガイド板3の記録紙切断側
の端面は、固定刃9の刃面より水平方向に僅かに突出す
るよう構成されているので、固定刃に異物が接触するの
を防止でき、固定刃の耐久性が向上する。
【0030】尚、本実施例では、カッタユニット8が記
録紙のロールRと記録部13との間に位置する場合につ
いて説明したが、記録部13の排出側で記録紙Pの撓み
が生じる場合には、カッタユニット8及びペーパーガイ
ド機構2を記録部13の排出側に配設するようにしても
よい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ライダの移動領域に、通常は記録紙を緩やかに抑えてこ
の記録紙の走行を案内するためのペーパーガイド機構を
設けたことで、プラテンローラの逆転により記録紙が巻
き戻され、カッタ付き記録ユニット内で撓んだ場合でも
このスライダの移動領域に入り込まず、記録紙がスライ
ダの移動の障害となるのを防止できるという優れた効果
が生じる。
【0032】また同時に、本発明に係るペーパーガイド
機構は、スライダの移動と共に記録紙から離れる方向に
移動し、スライダの移動領域から排除されるので、記録
紙切断時はスライダの移動を制限しないという優れた効
果を生じる。
【0033】これにより、ロール状の記録紙の切断時に
ジャムが生じないという優れた機能を有するカッタ付き
記録ユニットを提供することができる。
【0034】また、本発明によれば、カッタユニットを
記録部と記録紙のロールとの間の余剰空間に設けること
が可能となるので空間の有効利用ができ、カッタ付き記
録ユニット全体としての小型化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるカッタ付き記録ユニットを示す
一部省略した側面図である。
【図2】実施例にかかるカッタユニットとペーパーガイ
ド機構を示す一部省略した斜視図である。
【図3】実施例にかかるカッタユニットとペーパーガイ
ド機構を示す一部省略した三面図であり、図3(A)は
平面図であり、図3(B)は正面図であり、図3(C)
は側面図である。
【図4】従来例にかかるカッタ付き記録ユニットの一部
省略した側面図である。
【符号の説明】 1 カッタ付き記録ユニット 2 ペーパーガイド機構 3 ペーパーガイド板 4 曲折部 5 アーム部 6 回転支軸 8 カッタユニット 9 固定刃 10 回転式移動刃 11 スライダ 12 傾斜面 13 記録部 14 印字ヘッド(印字手段) 15 プラテンローラ P 記録紙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の記録紙に所定の情報を順次印
    字する印字手段と、この印字手段に記録紙を介して対向
    装備されたプラテンローラと、このプラテンローラに回
    転力を付勢する手段とを有し、 前記記録紙の走行方向に直交する方向に配置された長矩
    形で板状の固定刃と、前記固定刃の長矩形長手方向の一
    辺に設けた刃先に接触しつつ移動して前記記録紙をミシ
    ン目カットもしくは切断する円板状の回転式移動刃と、
    この回転式移動刃を回転自在に支持すると共に当該回転
    式移動刃と一体で移動するスライダとを備えたカッタユ
    ニットを備え、 前記スライダの移動領域に、通常は前記記録紙を緩やか
    に抑えて当該記録紙の走行を案内すると共に、前記スラ
    イダの移動と共に前記記録紙から離れる方向に移動する
    ペーパーガイド機構を装備したことを特徴とするカッタ
    付き記録ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ペーパーガイド機構を、前記固定刃
    に平行に配設されたペーパーガイド板と、このペーパー
    ガイド板を一端部で支持するアーム部と、このアーム部
    の他端部に設けられた回動支軸とにより構成し、 前記スライダの移動方向側に傾斜面を設けると共に、こ
    の傾斜面に前記ペーパーガイド板の先端部が当接するよ
    うに前記ペーパーガイド板の端部に所定角度に曲折され
    た曲折部を設けたことを特徴とする請求項1記載のカッ
    タ付き記録ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ペーパーガイド機構を、前記固定刃
    に平行に配設されたペーパーガイド板と、このペーパー
    ガイド板を一端部で支持するアーム部と、このアーム部
    の他端部に設けられた回動支軸とにより構成し、 前記スライダの移動方向に沿った両端部に傾斜面を設け
    ると共に、この傾斜面にペーパーガイド板の先端部が当
    接するように前記ペーパーガイド板の両側面部に所定角
    度に曲折された曲折部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のカッタ付き記録ユニット。
JP6295060A 1994-11-29 1994-11-29 カッタ付き記録ユニット Expired - Lifetime JP2621815B2 (ja)

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JPH08150594A JPH08150594A (ja) 1996-06-11
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Effective date: 19970128