JPH06129226A - ブローバイガス還元装置 - Google Patents

ブローバイガス還元装置

Info

Publication number
JPH06129226A
JPH06129226A JP27640892A JP27640892A JPH06129226A JP H06129226 A JPH06129226 A JP H06129226A JP 27640892 A JP27640892 A JP 27640892A JP 27640892 A JP27640892 A JP 27640892A JP H06129226 A JPH06129226 A JP H06129226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
valve
gas
needle
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27640892A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Taga
尊孝 多賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP27640892A priority Critical patent/JPH06129226A/ja
Publication of JPH06129226A publication Critical patent/JPH06129226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブローバイガス中に含まれる水分はブローバ
イキャップ65の内面65aに付着して水滴となる。こ
れがブローバイバルブ6の弁体62や、バルブシート6
1、バルブニードル63、スプリング64等へ伝って流
れたり、落下して付着し、氷結することを防止する。 【構成】 ブローバイキャップ65の内面65aに付着
した水滴は、かさ形の部材66の上面を伝って落下す
る。従って水滴はバルブニードル63、スプリング6
4、弁体62又はバルブシート61に伝ったり、直接こ
れらに滴下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関におけるブロー
バイガス還元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランクケースと吸気系のエ
アクリーナ上流とをブローバイガス通路で連結するとと
もに、このブローバイガス通路の途中に設定負圧になる
と開弁する一方向性チェックバルブ(ブローバイバル
ブ)を設け、このブローバイバルブの底部とオイルパン
とをオイル戻りパイプで連結したブローバイガス還元装
置が公知である(実開昭58−81312号公報)。
【0003】又、ブローバイガス通路の途中に水分離タ
ンクを設け、ブローバイガス中のミスト状の水分が沈降
して水分離タンクの底に溜まるようにしたブローバイガ
ス還元装置が公知で、水分離タンクの底には盲蓋が設け
てある(特開昭59−105913号公報)。
【0004】これらの従来技術では、ブローバイガス中
に含まれる水分がブローバイバルブまたはキャブレータ
のチョークバルブに付着し、この状態で低温放置してお
くと、ブローバイバルブまたはチョークバルブが氷結す
る。
【0005】ブローバイバルブが氷結すると、オイルレ
ベルゲージからオイルが吹き出すことになり、又、チョ
ークバルブが氷結すると、チョークバルブが全開のまゝ
で閉じなくなるため、低温始動不良の問題が発生する。
【0006】そこで、出願人は、ブローバイバルブやチ
ョークバルブが氷結しないブローバイガス還元装置を先
に提案した(特願平4−53523号)。このブローバ
イガス還元装置を図2に示す。
【0007】1は内燃機関本体で、水平ピストン2を備
えている。3はクランクケース、4はオイルパン、5は
オイルセパレータ、6は一定以上の内圧で開く一方向チ
ェックバルブの機能を備えたブローバイバルブ、7はブ
ローバイバルブ6をバイパスしてブローバイガスを流す
ためのバイパス孔、8はブローバイバルブ6の出口を吸
気系9のチョークバルブ上流に連通するブローバイガス
通路(ブローバイホース)、9Aはキャブレタである。
【0008】10はエアクリーナ、11はエアコネク
タ、12は吸気通路、13はチョークバルブ、14はス
ロットルバルブ、15はインテークマニホールドで、新
気は白い矢印のように流れる。
【0009】16はブローバイガス通路8の途中に設け
たブローバイサージタンクで、その下部はドレイン通路
17を介して、チョークバルブ13の下流でスロットル
バルブ14の上流に開口したパージポート18に連通し
ている。そして、ブローバイガスは図の黒い矢印のよう
に流れる。
【0010】19はオイルレベルゲージである。ブロー
バイバルブ6の全開時の開面積をS1 、バイパス孔の開
口面積をS2 、ブローバイガス通路(ブローバイホー
ス)8の通路面積をS3 、パージポート17の開口面積
をS4 とすると、これらの面積の相互関係は、S1 +S
2 <S3 +S4 で、かつS3 >S4 の関係に定めてあ
る。
【0011】ブローバイバルブの出口を出て流れるブロ
ーバイガスはブローバイサージタンク16で脈動が低減
される共に流速が小さくなるため、ブローバイガスに含
まれる水分がブローバイサージタンク16の下部に沈降
し、パージポート18の負圧に吸引されてドレイン通路
17を経て吸気通路12へと流れる。水分を分離された
ブローバイガスはブローバイガス通路8を通って吸気系
のチョークバルブ13上流へと流れる。
【0012】なお、パージポート18はスロットルバル
ブ14の上流に設けてあるため、スロットルバルブが閉
じているアイドリング時にはパージしない。そのため、
アイドル時に混合気がリーン化してアイドル安定性が悪
化する虞れはない。
【0013】又、ブローバイガス中の水分が、ドレイン
通路17を経てチョークバルブ13の下流に吸引される
ため、ブローバイバルブ6やチョークバルブ13に水分
が付着するのを積極的に防止する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2のブロ
ーバイガス還元装置では、図3に示すように、ブローバ
イバルブ6が、バルブシート61と、これに協働する弁
体62と、弁体62を上下方向に案内するバルブニード
ル63と、弁体62を下方閉方向に付勢するスプリング
64と、バルブニードル63の上端を支持するとともに
スプリング64の上端を保持しかつ蓋としても働くブロ
ーバイキャップ65とで構成されているため、ブローバ
イガス中に含まれる水分がブローバイキャップ65の内
面(天井下面)65aに水滴となって付着して矢印Aの
ように弁体62上に滴下したり、水滴がブローバイキャ
ップ65のボス部65bからバルブニードル63に伝っ
て流れ、バルブニードル63の外周とスプリング64の
間に溜まる。一部の水滴は更に下方に伝って流れ、弁体
62とバルブニードル63の間及び弁体62とバルブシ
ート61の間に浸入付着する。
【0015】このように、バルブニードル63とスプリ
ング64の間、バルブニードル63と弁体62の間、又
は弁体62とバルブシート62の間に付着した水分が低
温時には氷着する。
【0016】そして、このアイシング現象により、ブロ
ーバイバルブ6が作動不良又は固着し、前記オイルレベ
ルゲージ19(図2参照)からオイルが吹き出すという
問題点が残されていた。
【0017】そこで本発明は、かかる問題点を解消でき
るブローバイガス還元装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のブローバイガス還元装置は、内燃機関
(1)のクランクケース(3)と吸気系(12)とを連
通するブローバイガス通路(8)の途中に設定圧になる
と開弁するブローバイバルブ(6)を設けたものにおい
て、ブローバイバルブ(6)がブローバイキャップ(6
5)から垂下するブローバイニードル(63)に摺動可
能に嵌合する弁体(62)を有するものであって、ブロ
ーバイニードル(63)の上部にかさ形の部材(66)
を具備したことを特徴とする。
【0019】
【作用】ブローバイガス中に含まれる水分がブローバイ
キャップ(65)の内面に水滴となって付着しても、こ
の水滴はかさ形の部材(66)の表面を伝って流れ、最
後に部材(66)の外周下端から滴下する。
【0020】そのため、この水滴が従来技術のように弁
体(62)上に直接落下したり、ブローバイニードル
(63)を伝って流下することがない。
【0021】
【実施例】図1の実施例で、8はブローバイガス通路
で、図示されてない内燃機関1のクランクケース3と吸
気系(吸気通路)12とを連通する(図2の従来技術参
照)。
【0022】6はブローバイバルブ、7はバイパス孔、
61はバルブシート、62は弁体、63はバルブニード
ルでその上端小径部63aは、ブローバイキャップ65
の中央ボス部65bに圧入固定されている。
【0023】弁体62は中央に孔を明けた外径がφdの
円板形で、バルブニードル63に摺動可能に嵌合してい
る。64は弁体62を下方閉弁方向に付勢する圧縮スプ
リングである。
【0024】66はバルブニードル63の上部に設けた
かさ形の部材で、実施例ではバルブニードル63と一体
的に形成されている。このかさ形の部材66はその下端
内径φDが弁体62の外径φdより一定以上大きくして
ある。
【0025】従って、ブローバイキャップ65の内面6
5aに付着する水滴は、直接かさ形部材66の表面(上
面)に落下したり、ボス部65bを伝ってかさ形部材6
6の表面(上面)へと流れる。そして、かさ形部材66
の外周下端から矢印Bのように滴下する。
【0026】このとき、前述のφD>φdの関係から滴
下した水滴が弁体62上に落下することが避けられる。
かさ形部材66から落下した水滴はバイパス孔7近くに
落ち、このバイパス孔7から下方に流れる。
【0027】このようにして、ブローバイキャップ65
の内面65aに付着した水滴が、バルブニードル63、
スプリング64、弁体62又はバルブシート61に落下
したり、伝って流れることがなくなるため、ブローバイ
バルブ6の氷結を防止できる。
【0028】
【発明の効果】本発明のブローバイガス還元装置は上述
のように構成されているので、ブローバイキャップ(6
6)の内面に付着した水滴が、ブローバイバルブ(6)
の可動部に流下又は滴下して氷結する虞れがなく、ブロ
ーバイバルブの氷結による固着や作動不良を無くすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部縦断面図。
【図2】従来技術の系統図でその一部を断面で示す。
【図3】従来技術の部分縦断面図。
【符号の説明】
1 内燃機関 3 クランクケース 6 ブローバイバルブ 8 ブローバイガス通路 12 吸気通路 62 弁体 63 ブローバイニードル 65 ブローバイキャップ 66 かさ形の部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクケースと吸気系とを
    連通するブローバイガス通路の途中に設定圧になると開
    弁するブローバイバルブを設けたものにおいて、ブロー
    バイバルブがブローバイキャップから垂下するブローバ
    イニードルに摺動可能に嵌合する弁体を有するものであ
    って、ブローバイニードルの上部にかさ形の部材を具備
    したことを特徴とするブローバイガス還元装置。
JP27640892A 1992-10-15 1992-10-15 ブローバイガス還元装置 Pending JPH06129226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27640892A JPH06129226A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ブローバイガス還元装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27640892A JPH06129226A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ブローバイガス還元装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06129226A true JPH06129226A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17568993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27640892A Pending JPH06129226A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 ブローバイガス還元装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06129226A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8393315B2 (en) 2006-12-07 2013-03-12 Mahle International Gmbh Crank case ventilator
JP2015218607A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 日野自動車株式会社 ベンチレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8393315B2 (en) 2006-12-07 2013-03-12 Mahle International Gmbh Crank case ventilator
JP2015218607A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 日野自動車株式会社 ベンチレータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4674457A (en) Dry sump crankcase
JP4558984B2 (ja) ブローバイガスのセパレータ
US4169432A (en) Integrated PCV valve and oil filler cap
US4658796A (en) System for preventing loss of fuel due to evaporation
US7165536B2 (en) Evaporative emissions control system for small internal combustion engines
EP0021295B1 (en) An auxiliary fuel supply device for internal combustion engines
US20110303196A1 (en) Fuel supplying apparatus for internal combustion engine
AU2006201884B2 (en) Automatic priming system
JPS644050B2 (ja)
JPH05222910A (ja) 車両用エンジンの潤滑油供給装置
US3111120A (en) Engine crankcase ventilation system
JPH06129226A (ja) ブローバイガス還元装置
JP2528227B2 (ja) 気化器排出装置
US3585976A (en) Manifold vacuum controlled supplemental air inlet with air filtering means
JPH05256119A (ja) ブローバイガス還元装置
JPS6215448Y2 (ja)
JP3160511B2 (ja) 内燃機関におけるブローバイガスの抽出装置
JPH11200832A (ja) エンジンのブローバイガス還元装置
JPS6332321Y2 (ja)
JP3904297B2 (ja) 気液分離室
JPS6224736Y2 (ja)
JPS6040812Y2 (ja) 過給機付内燃機関のブロ−バイガス制御装置
JPH0442517Y2 (ja)
JP7232055B2 (ja) ブローバイガス還流装置付きエンジン
JPS624645Y2 (ja)