JPH0612914B2 - 画像情報受信装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明はファクシミリ受信装置等の画像情報受信装置に
関するものである。

＜従来技術＞ 従来の受信装置は、受信した画像を受信紙に印字すると
共に、１ページ分印字終了後受信紙後端部に発信先，受
信時刻印字と同時にページ数印字を行っており、この識
別情報を基に受信紙の整理を行っていた。

第４図は従来の識別情報印字形態を示した図であり、図
中Ａは発信元情報、Ｂは受信時刻情報、Ｃはページ情報
であり、これら識別情報の印字位置は固定とされてい
た。

＜発明が解決しようとする問題点＞ しかしながら連続した時刻に同一発信元から複数枚の画
像が送信されると、同一発信元で且つ近い時刻データを
有する同一ページ送信紙が複数枚受信紙受け箱に存在す
ることとなり、１度それら送信紙の積層順序がずれると
グループ分けが非常に煩雑となっていた。

本発明はこのような問題点に鑑みて成されたもので、受
信紙におけるページ数情報等の識別情報の印字位置を回
線接続ごとに異ならせることによって受信紙の区別が容
易にできる画像情報受信装置を提供することを目的とす
る。

＜問題点を解決するための手段＞ 本発明の画像情報受信装置は、１ページ分の画像情報の
送信毎に発するページ信号をカウントするページカウン
タと、前記ページカウンタのカウント値に対応するペー
ジパターンを発生するページパターン発生手段と、前記
パターン発生手段からのページデータを記憶するエリア
をｎ個有する識別データメモリと、回線接続毎に１カウ
ントするｎ進カウンタと、前記ｎ進カウンタのカウント
値に対応して前記識別データメモリのデータ書き込みエ
リアを決定し、前記ページパターン発生手段からのペー
ジパターンを該決定されたエリアに記憶させるアドレス
制御手段と、前記識別データメモリからの出力情報と送
信されてきた画像情報とを切り換えて出力するゲート手
段と、前記ゲート手段の出力情報に基づいて印字を行う
印字手段とを備えている。

＜作 用＞ 本発明の画像情報受信装置にあっては、ｎ進カウンタで
回線接続数を計数することによって送信区分を行い、送
信ごとに送信情報の印字位置を変えて印字する。

＜実施例＞ 以下図面に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の画像情報受信装置の一実施例であるフ
ァクシミリ受信装置のブロック図である。

図中、１はＮＣＵ、２はモデム、３はファクシミリ制御
回路、４は画像データメモリ、５はゲート回路、６はプ
リンタ部、７は発信元識別手段、８はタイマー、９はペ
ージカウンタ、１０はページパターンの発生手段、１１
は４進カウンタ、１２はアドレス制御手段、１３は識別
データメモリである。

第２図は該ファクシミリ受信装置の動作フローを示した
図であり、図中の……は回線を介する情報の送受信を示
したものである。この動作の流れを第１図を参照しなが
ら説明する。

まず発信側から受信側を呼び出し（Ｓ１）、待機中であ
れば回線接続を行い、伝速速度，同期等のファクシミリ
所要初期設定を行い、その後に発信元から発信元を示す
情報が伝送される。この情報はＮＣＵ１を介してモデム
２により複調され、ファクシミリ制御回路を介して発信
元識別手段７に入力される。発信元識別手段７は入力さ
れた発信元情報をキャラクタパターンに展開し、識別デ
ータメモリの所定エリアに記憶させる。尚この際に、４
進カウンタ１１を１カウントアップする。４進カウンタ
１１は、後述するページ情報を識別データメモリの分割
されたページ情報エリアのどのエリアに記憶されるかを
決定するための基準情報を保持するものであり、本実施
例においては、ページ情報エリアを４分割しているため
に、本カウンタを４進カウンタとして構成する。

発信元情報の伝送完了すると、次に第１ページ分の画像
情報が伝送され、ＮＣＵ１を介して、モデム２で復調さ
れる。そしてファクシミリ制御回路にてランレングス画
像に展開され順次画像データメモリ４に記憶された後、
ゲート回路５を介してプリンタ部６にて受信紙に印字出
力される。この動作を１ページ画像分繰り返すことによ
り、受信紙には１ページ分の画像が印字される。

上記の様にして１ページ分の画像情報の伝送が完了する
と、発信側は１ページ画像情報伝送終了情報を伝送す
る。受信側は、この情報をＮＣＵ１，モデム２を介して
ファクシミリ制御回路３にて識別し、タイマー８，ペー
ジカウンタ９，ゲート回路５にその旨の信号を出力す
る。これによってページカウンタ９は、１カウントアッ
プすると共に、そのカウント値をページパターン発生手
段１０に供給する。ページパターン発生手段１０は、供
給されたカウンタ値に対応するページパターン（例えば
“Ｐ１”）を発生し、アドレス制御手段１２に出力す
る。アドレス制御手段１２は、発生したページパターン
データを識別データメモリ１８に記憶させるわけである
が、前記の様に識別データメモリ１３のページ情報記憶
エリアは４分割されているため、どのエリアに記憶させ
るかは前記４進カウンタのカウント値参照することによ
り決定する。

又、タイマー８は上記ファクシミリ制御回路３からの信
号に基づき、現時刻情報をキャラクタパターンに展開
し、識別データメモリ１３に記憶させる。

更に、ゲート回路５は上記ファクシミリ制御回路３から
の信号に基づき、画像データメモリ４からの出力情報ゲ
ートを閉め、識別データメモリ13からの出力情報ゲート
を開く。

上記の様にして識別データメモリに全ての識別情報が記
憶されると、ゲート回路５を介して識別情報がプリンタ
部に出力され、受信紙終端部にその識別情報が印字出力
される。

この様にして、１ページ分の画像情報及び識別情報が印
字出力完了となると、次ページの画像情報印字出力のた
めに、ゲート回路の識別データメモリ１３の出力情報ゲ
ートが閉じられ、かわりに画像データメモリ４の出力情
報ゲートが開らかれる。

尚、上記動作を繰り返し、伝送する画像情報がなくなれ
ば発信側から伝送終了情報が伝送される。この情報を識
別したファクシミリ制御回路３は、ページカウンタ９に
対しカウント値リセットを指示する信号を出力し、これ
によってページカウンタ９はリセットされる。

第４図は本願のファクシミリ受信装置により、受信紙に
印字出力される識別情報の形態を示したものである。図
中Ｄは印字位置分割マークの一例である罫線で、ページ
数印字位置を明確にしている。この罫線データの識別デ
ータメモリへの書き込みについては説明していないが、
固定的に識別データメモリに記憶させることにより容易
に実現可能である。

図からも明らかの様に(a)は第１回目の受信紙のグルー
プ、(b)は第２回目の受信紙のグループ、(c)は第３回目
の受信紙のグループである。この様に第１回目の受信紙
のページ数は左罫線枠に印字され、第２回目の受信紙の
ページ数は次の罫線枠、第３回目の受信紙のページ数は
その次の罫線枠に印字される。

尚、本実施例においては、識別情報を発信元，受信時
刻，ページ数としたが、これに限るものではなく、受信
元，ページ数としても良く、更にはページ数のみでも良
い。

又、識別情報を画像情報印字後、受信紙終端に印字する
様にしているが、これに限らず画像情報印字前に受信紙
先端に印字する様にしても良い。つまりページ数の印字
位置を受信グループ単位に異ならしめる様にすればどの
様な構成であっても良い。

＜発明の効果＞ 本発明のファクシミリ受信装置は、上述したような構成
であるために、受信紙のグループを印字されるページ数
の位置によって判断でき、同一発信元から連続して複数
グループの画像が送られて、その画像を印字した受信紙
の積層順序がずれても、容易にグループ分けをすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例の構成を示すブロック
図、第２図は同動作を表わすフロー図、第３図は本発明
の識別情報の印字形態を示す図、第４図は従来の識別情
報の印字形態を示す図である。 １：ＮＣＵ、２：モデム、３：ファクシミリ制御回路、
４：画像データメモリ、５：ゲート回路、６：プリンタ
部、７：発信元識別手段、８：タイマー、９：ページカ
ウンタ、１０：ページパターン発生手段、１１：４進カ
ウンタ、１２：アドレス制御手段、１３：識別データメ
モリ、Ｄ：罫線。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】送信された画像情報を印字する画像情報受
   信装置において、 １ページ分の画像情報の送信毎に発するページ信号をカ
   ウントするページカウンタと、 前記ページカウンタのカウント値に対応するページパタ
   ーンを発生するページパターン発生手段と、 前記パターン発生手段からのページデータを記憶するエ
   リアをｎ個有する識別データメモリと、 回線接続毎に１カウントするｎ進カウンタと、 前記ｎ進カウンタのカウント値に対応して前記識別デー
   タメモリのデータ書き込みエリアを決定し、前記ページ
   パターン発生手段からのページパターンを該決定された
   エリアに記憶させるアドレス制御手段と、 前記識別データメモリからの出力情報と送信されてきた
   画像情報とを切り換えて出力するゲート手段と、 前記ゲート手段の出力情報に基づいて印字を行う印字手
   段とを備え、 回線接続毎にページ情報等の識別情報の印字位置を変え
   て印字することを特徴とする画像情報受信装置。
2. 【請求項２】前記識別データメモリは識別情報の印字位
   置を明確にするための印字位置分割マークをも出力する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の画像情報
   受信装置。