JPH06129015A - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JPH06129015A
JPH06129015A JP27716492A JP27716492A JPH06129015A JP H06129015 A JPH06129015 A JP H06129015A JP 27716492 A JP27716492 A JP 27716492A JP 27716492 A JP27716492 A JP 27716492A JP H06129015 A JPH06129015 A JP H06129015A
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building
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oblique
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JP27716492A
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Nobufumi Yokoi
宣文 横井
Nariyasu Murata
成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変形の敷地であってもその敷地を有効に利用
でき、居住空間が十分に得られる建物ユニットを提供す
る。 【構成】 建物ユニット1の骨組み10は、直角三角形の
各角部位置に配置した3本の柱、すなわち直角部の1本
の柱11と残りの2本の柱12,12とを備えている。1本の
柱11と他の2本の柱12,12との上下端間は、それぞれ長
辺上梁13A ,短辺上梁13B と長辺下梁14A ,短辺下梁14
B とによって結合する。2本の柱12,12同士は、一部が
斜めとされた上下の斜め梁15,16で結合する。斜め梁1
5,16を有しているので、斜めの敷地境界線を有する敷
地でも斜め梁15,16を沿わせれば、ユニット式建物の居
住空間が増え、敷地を有効に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物ユニットに係り、特
に変形の土地にユニット式建物を建てる際に利用でき
る。
【0002】
【背景技術】図6に示すように、直方体の建物ユニット
40は、四隅の四本の柱41とこれらの柱41の上下端間を結
合する長辺上梁42A ,短辺上梁42B からなる上梁42と、
長辺下梁43A ,短辺下梁43B からなる下梁43とで構成さ
れた骨組み44に、予め工場で壁材や床材および天井材等
を取り付けて生産される。そして、このような建物ユニ
ット40は屋根ユニット等とともに建築現場に輸送され、
そこでこれらの各ユニット40等を組み合わせることでユ
ニット式建物が建てられる。
【0003】ところで、ユニット式建物が建てられる敷
地の形状は、例えば、図7に示すような斜めの敷地境界
線Bを有する敷地Pを含み、まちまちである。このよう
な変形土地に、上述した直方体の建物ユニット40を組み
合わせてユニット式建物45を建てる場合、敷地Pの有効
利用および最大の居住空間を得るために、直交する敷地
境界線にユニット式建物45の2側面を沿わせた略L字形
に配置することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年では、特に都市部
に人口が集中する結果、都市近郊での地価が高騰し土地
を取得することが困難となっている。このような事情が
あるため、土地所有者は所有する敷地を有効に利用しよ
うと考え、また敷地が有効に利用されることが望まれて
いる。しかしながら、前述の図7に示すような敷地Pに
ユニット式建物45を建てる場合、略L字形の内側部が大
きな空間Sとなっているが、この空間S内に2点鎖線で
示すように建物ユニット40を配置しようとしても、斜め
の敷地境界線Bから飛び出してしまい、空間Sはデッド
スペースとなっている。そのため、敷地Pが有効に利用
されていない、逆にいえば、ユニット式建物45の居住空
間が制限されているという問題があった。
【0005】ここに本発明の目的は、変形の敷地であっ
てもその敷地を有効に利用でき、居住空間が十分に得ら
れる建物ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、一本の
柱と、その柱を基点に互いに直交して設けられた2本の
柱とを含む3本の柱を備え、前記2本の柱と一本の柱と
の上下端間をそれぞれ上下梁で結合するとともに、前記
2本の柱同士を結合する上下の連結梁からなる骨組みを
有する建物ユニットとしたものである。
【0007】
【作用】このような本発明では、3本の柱のうち基点と
なる柱と、他の2本の柱との上下端間をそれぞれ上下梁
で結合し、2本の柱同士を上下の連結梁で結合した骨組
みを基に、建物ユニットを生産する。建物ユニットの柱
が3本とされ、それらの柱の上下端間をそれぞれ上下梁
および連結梁で結合すれば、斜めあるいは円弧状の梁部
が構成される。そのため、これらの梁部を、例えば敷地
の斜めの敷地境界線に沿わせるように建物ユニットを配
置すれば、敷地を有効に利用でき、また建物ユニットの
居住空間が十分に得られ、これらにより前記目的が達成
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、第1の実施例に係る建物ユニットの全
体が示されている。建物ユニット1の骨組み10は、直角
三角形の各角部位置に配置された3本の柱、すなわち直
角部の柱11と残る2本の柱12,12とを備えて構成されて
いる。
【0009】1本の柱11と他の2本の柱12,12との上下
端間は、それぞれ長辺上梁13A ,短辺上梁13B からなる
上梁13と、長辺下梁14A ,短辺下梁14B からなる下梁14
とによって結合されている。2本の柱12,12同士は、連
結梁である少なくとも一部が斜めとされた上下の斜め梁
15,16によって結合される。この上下の斜め梁15,16
は、それぞれの基端部15A ,16A が前記長辺上梁13A ,
短辺上梁13B および長辺下梁14A ,短辺下梁14B に平行
とされ、この基端部15A ,16A の端部同士間が斜めとな
っている。
【0010】建物ユニット1は、このような骨組み10
に、前述のように予め工場で壁材や床材および天井材等
を取り付けて生産される。そして、このような建物ユニ
ット1と直方体の建物ユニット40等を組み合わせること
でユニット式建物が建てられている。
【0011】図2には、斜めの敷地境界線Bを有する変
形の敷地Pに、本実施例の建物ユニット1を使用して建
てられたユニット式建物20の平面が示されている。ユニ
ット式建物20は、3個の直方体の建物ユニット40を長辺
梁同士が隣合うように配列し、1個の直方体の建物ユニ
ット40A を、3個の直方体の建物ユニット40の内の1個
の建物ユニット40B に互いに短辺梁同士が隣合うように
して3個の建物ユニット40から突出させて配列し、この
建物ユニット1と真ん中の建物ユニット40C 間に建物ユ
ニット1を配置して建てられている。
【0012】このような建物ユニット1を形成するに
は、直角部の柱11と残る2本の柱12,12の上下端間を、
それぞれ長辺上梁13A ,短辺上梁13B および長辺下梁14
A ,短辺下梁14B とで結合する。
【0013】2本の柱12,12同士は、上下の斜め梁15,
16によって結合し、建物ユニット1の骨組み10を形成す
る。そして、このような骨組み10に壁材や床材および天
井材等を取り付けて建物ユニット1を生産する。その
後、この建物ユニット1や他の建物ユニット40等を建築
現場に搬入し、これらを組み合わせて、例えば図2に示
すような変形の敷地Pに配置し、ユニット式建物20を建
てる。
【0014】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、本実施例の建物ユニット1は3
本の柱の内2本の柱12,12同士を結合する上下の斜め梁
15,16を備えているので、例えば斜めの敷地境界線Bを
有する敷地Pにこのような建物ユニット1を使用すれ
ば、斜めの敷地境界線Bに沿った部分もユニット式建物
45の居住空間とすることができ、敷地Pの有効な利用が
行われるという効果がある。
【0015】また、敷地の有効な利用だけに限らず、例
えば図3に示すように、複数の建物ユニット40を組み合
わせるとともに、対角線上に本実施例の建物ユニット1
を組み込めば、平面視水晶体の結晶状のデザインとする
こともでき、従来の直方体の建物ユニットだけの組み合
わせからは考えられないような、変化に富んだユニーク
なデザインのユニット式建物60を建てることもできる。
【0016】図4には、本発明の第2の実施例が示され
ている。本実施例は、前記第1の実施例の2本の柱12,
12同士を結合する上下の連結梁15,16が斜めとされてい
るのを、円弧状としたものである。すなわち、建物ユニ
ット30の2本の柱12,12同士は、円弧状に形成された上
下の連結梁31,32で結合されている。なお、前記第1の
実施例と同一部材には同一符号を付すとともに、その説
明は省略または簡略化する。
【0017】このような本実施例においても前記第1の
実施例と同様の作用、効果を奏することができる他、建
物ユニットの外面が円弧状となるので、柔らかな感じが
でる建物ユニットに形成できるという効果を付加でき
る。
【0018】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。例えば、図5に示すように、建物ユニット50におい
て、2本の柱12,12同士を結合する上下の斜め梁15,16
の、長辺上梁13A ,長辺下梁14A と平行な基端部15A ,
16A を、長辺上梁13A ,長辺下梁14A の例えば半分まで
延ばし、それと他の基端部15A ,16A とを連結してあ
る。この場合、長辺上梁13A ,長辺下梁14A と平行な基
端部15A ,16A の折り曲げ部には、間柱51が両端ピン接
合にて取り付けられる。この間柱51は、剛接合である他
の3本の柱11,12,12に対して補助的なものであり、建物
ユニット50の骨組みを構築した後、ピン接合にて取り付
けられるようになっている。従って、建物ユニット50
は、基本的には3本の柱11,12,12からなる前記第1の実
施例の建物ユニット1の変形したものであり、つまり、
本発明の建物ユニットに含まれるものである。このよう
にすれば、変形の建物ユニットであっても十分に広い居
室空間を得ることができる。
【0019】また、第1の実施例の2本の柱12,12同士
を結合する上下の斜め梁15,16は、それぞれ基端部15A
,16A を有しているが、これに限らず、例えば基端部1
5A ,16A を形成せず2本の柱12,12同士を直接結合す
るものであってもよい。
【0020】さらに、第1の実施例の上下の斜め梁15,
16は、例えば長辺上梁13A ,長辺下梁14A と平行な基端
部のみを有し、そこから他の柱に直接結合されるもの、
あるいは、短辺上梁13B ,短辺下梁14B と平行な基端部
のみを有し、そこから他の柱に直接結合されるもののい
ずれであってもよい。
【0021】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物ユ
ニットによれば、変形の敷地であってもその敷地を有効
に利用でき、居住空間が十分に得られる建物ユニットと
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る建物ユニットを示
す全体斜視図である。
【図2】第1の実施例の建物ユニットを使用して変形の
敷地に建てられたユニット式建物を示す平面図である。
【図3】第1の実施例の建物ユニットを使用して建てら
れたユニット式建物の他の例を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る建物ユニットを示
す全体斜視図である。
【図5】本発明の建物ユニットの変形例を示す全体斜視
図である。
【図6】一般的な直方体の建物ユニットの骨組みを示す
全体斜視図である。
【図7】一般的な直方体の建物ユニットを使用して変形
の敷地に建てられたユニット式建物を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1,30,50 建物ユニット 11,12 柱 13 上梁 14 下梁 15 連結上梁(連結梁) 16 連結下梁(連結梁) 31 連結円弧状上梁(連結梁) 32 連結円弧状下梁(連結梁) 40 直方体の建物ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角三角形の各角部位置に配置された3
    本の柱と、この3本の柱のうち直角部位置に配置された
    1本の柱と残る2本の柱との上下端間をそれぞれ結合す
    る上下梁と、前記2本の柱同士の上下端間をそれぞれ結
    合する上下の連結梁とからなる骨組みを有することを特
    徴とする建物ユニット。
JP4277164A 1992-10-15 1992-10-15 ユニット式建物 Expired - Lifetime JP2610758B2 (ja)

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JP2610758B2 JP2610758B2 (ja) 1997-05-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163172A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Sekisui Chem Co Ltd 建物用付帯構造物およびユニット建物
JP2016079682A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 ミサワホーム株式会社 建物ユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63308133A (ja) * 1987-06-10 1988-12-15 積水化学工業株式会社 ユニット住宅

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Effective date: 19960604

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Effective date: 19961217