JP2847067B2 - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2847067B2
JP2847067B2 JP20483496A JP20483496A JP2847067B2 JP 2847067 B2 JP2847067 B2 JP 2847067B2 JP 20483496 A JP20483496 A JP 20483496A JP 20483496 A JP20483496 A JP 20483496A JP 2847067 B2 JP2847067 B2 JP 2847067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変形の土地にユニッ
ト式建物を建てる際に用いられる建物ユニットに関す
る。
【0002】
【背景技術】図6に示すように、直方体の建物ユニット
40は、四隅の四本の柱41とこれらの柱41の上下端間を結
合する長辺上梁42A ,短辺上梁42B からなる上梁42と、
長辺下梁43A ,短辺下梁43B からなる下梁43とで構成さ
れた骨組み44に、予め工場で壁材や床材および天井材等
を取り付けて生産される。そして、このような建物ユニ
ット40は屋根ユニット等とともに建築現場に輸送され、
そこでこれらの各ユニット40等を組み合わせることでユ
ニット式建物が建てられる。
【0003】ところで、ユニット式建物が建てられる敷
地の形状は、例えば、図7に示すような斜めの敷地境界
線Bを有する敷地Pを含み、まちまちである。このよう
な変形土地に、上述した直方体の建物ユニット40を組み
合わせてユニット式建物45を建てる場合、敷地Pの有効
利用および最大の居住空間を得るために、直交する敷地
境界線にユニット式建物45の2側面を沿わせた略L字形
に配置することがある。
【0004】また、複数の住宅ユニットからダイニング
キッチンを構成するにあたり、ダイニングのスペースを
広くするため、平面形状が方形状である基本ユニットと
平面形状が三角形である補助ユニットとを並べるととも
に基本ユニットの一辺部分と補助ユニットの長辺部分と
を接合した従来例(特開昭63-308133 号)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年では、特に都市部
に人口が集中する結果、都市近郊での地価が高騰し土地
を取得することが困難となっている。このような事情が
あるため、土地所有者は所有する敷地を有効に利用しよ
うと考え、また敷地が有効に利用されることが望まれて
いる。
【0006】しかしながら、前述の図7に示すような敷
地Pにユニット式建物45を建てる場合、略L字形の内側
部が大きな空間Sとなっているが、この空間S内に2点
鎖線で示すように建物ユニット40を配置しようとして
も、斜めの敷地境界線Bから飛び出してしまい、空間S
はデッドスペースとなっている。そのため、敷地Pが有
効に利用されていない、逆にいえば、ユニット式建物45
の居住空間が制限されているという問題があった。
【0007】さらに、特開昭63-308133 号で示される従
来例では、基本ユニットの一辺部分と補助ユニットの長
辺部分とをが接合されているため、補助ユニットの直角
部分が基本ユニットの側面から突出した形状とされるこ
とになり、例えば、斜めの敷地境界線を有する変形敷地
にユニット住宅を施工する際に、その敷地を有効に利用
できない。その上、補助ユニットは、その平面形状が単
なる三角形であるため、居室空間を大きくすることに限
界があるという問題点がある。
【0008】ここに本発明の目的は、変形の敷地であっ
てもその敷地を有効に利用でき、居住空間が十分に得ら
れる建物ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、図面を
参照して説明すると、一本の柱11と、その柱11を基点に
互いに直交して設けられた2本の柱12とを含む3本の柱
を備え、前記2本の柱12と一本の柱11との上下端間をそ
れぞれ上下梁13,14 で結合するとともに、前記2本の柱
12同士を結合する上下の連結梁15,16,31,32 からなる骨
組みを有し、これらの連結梁15,16,31,32 は前記2本の
柱12同士を繋ぐ線分Lより外側に向けて突出形成したも
のである。
【0010】このような本発明では、3本の柱のうち基
点となる柱11と、他の2本の柱12との上下端間をそれぞ
れ上下梁13,14で結合し、2本の柱12同士を上下の連結
梁15,16,31,32 で結合した骨組みを基に、建物ユニット
1,30、50を生産する。建物ユニット1,30,50の柱1
1,12が3本とされ、それらの柱11,12の上下端間をそ
れぞれ上下梁13,14および連結梁15,16,31,32 で結合す
れば、斜めあるいは円弧状の梁部が構成される。
【0011】そのため、これらの梁部13,14,15,16,31,3
2 を、例えば敷地の斜めの敷地境界線に沿わせるように
建物ユニット1,30,50を配置すれば、敷地Pを有効に
利用でき、また建物ユニット1,30,50の居住空間が十
分に得られる。しかも、連結梁15,16,31,32 は2本の柱
12同士を繋ぐ線分Lより外側に向けて突出形成されてい
るため、この突出した部分を居室として有効に利用でき
る。
【0012】ここで、本発明では、前記連結梁15,16
は、その両端に前記上下梁13,14 と並行に配置された基
端部15A,16A を有する構造であってもよい。この構造で
は、連結梁15,16は、その基端部15A,16を柱11,12の側
面に対して直角に取り付ければよいから、柱と梁との接
合構造を直方体ユニットと同じにできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1には、第1の実施形態に係る建
物ユニットの全体が示されている。建物ユニット1の骨
組み10は、直角三角形の各角部位置に配置された3本の
柱、すなわち直角部の柱11と残る2本の柱12,12とを備
えて構成されている。
【0014】1本の柱11と他の2本の柱12,12との上下
端間は、それぞれ長辺上梁13A ,短辺上梁13B からなる
上梁13と、長辺下梁14A ,短辺下梁14B からなる下梁14
とによって結合されている。2本の柱12,12同士は、連
結梁である少なくとも一部が斜めとされた上下の斜め梁
15,16によって結合される。
【0015】この上下の斜め梁15,16は、2本の柱12同
士を繋ぐ線分Lより外側に向けて突出形成されており、
それぞれの基端部15A ,16A が前記長辺上梁13A ,短辺
上梁13B および長辺下梁14A ,短辺下梁14B に平行とさ
れ、この基端部15A ,16A の端部同士間が斜めとなって
いる。
【0016】建物ユニット1は、このような骨組み10
に、前述のように予め工場で壁材や床材および天井材等
を取り付けて生産される。そして、このような建物ユニ
ット1と直方体の建物ユニット40等を組み合わせること
でユニット式建物が建てられている。
【0017】図2には、斜めの敷地境界線Bを有する変
形の敷地Pに、第1の実施形態の建物ユニット1を使用
して建てられたユニット式建物20の平面が示されてい
る。ユニット式建物20は、3個の直方体の建物ユニット
40を長辺梁同士が隣合うように配列し、1個の直方体の
建物ユニット40A を、3個の直方体の建物ユニット40の
内の1個の建物ユニット40B に互いに短辺梁同士が隣合
うようにして3個の建物ユニット40から突出させて配列
し、この建物ユニット1と真ん中の建物ユニット40C 間
に建物ユニット1を配置して建てられている。
【0018】このような建物ユニット1を形成するに
は、直角部の柱11と残る2本の柱12,12の上下端間を、
それぞれ長辺上梁13A ,短辺上梁13B および長辺下梁14
A ,短辺下梁14B とで結合する。
【0019】2本の柱12,12同士は、上下の斜め梁15,
16によって結合し、建物ユニット1の骨組み10を形成す
る。そして、このような骨組み10に壁材や床材および天
井材等を取り付けて建物ユニット1を生産する。その
後、この建物ユニット1や他の建物ユニット40等を建築
現場に搬入し、これらを組み合わせて、例えば図2に示
すような変形の敷地Pに配置し、ユニット式建物20を建
てる。
【0020】前述のような第1の実施形態によれば次の
ような効果がある。すなわち、第1の実施形態の建物
ユニット1は3本の柱の内2本の柱12,12同士を結合す
る上下の斜め梁15,16を備えているので、例えば斜めの
敷地境界線Bを有する敷地Pにこのような建物ユニット
1を使用すれば、斜めの敷地境界線Bに沿った部分もユ
ニット式建物45の居住空間とすることができ、敷地Pの
有効な利用が行われるという効果がある。
【0021】また、敷地の有効な利用だけに限らず、
例えば図3に示すように、複数の建物ユニット40を組み
合わせるとともに、対角線上に第1の実施形態の建物ユ
ニット1を組み込めば、平面視水晶体の結晶状のデザイ
ンとすることもでき、従来の直方体の建物ユニットだけ
の組み合わせからは考えられないような、変化に富んだ
ユニークなデザインのユニット式建物60を建てることも
できる。
【0022】しかも、連結梁15,16 は2本の柱12同士
を繋ぐ線分Lより外側に向けて突出形成されているた
め、この突出した部分を居室として有効に利用できる。
さらに、連結梁15,16は、その両端に前記上下梁13,1
4 と並行に配置された基端部15A,16A を有する構造であ
るため、連結梁15,16は、その基端部15A,16を柱11,12
の側面に対して直角に取り付ければよいから、柱と梁と
の接合構造を直方体ユニット40と同じにできる。
【0023】図4には、本発明の第2の実施形態が示さ
れている。第2の実施形態は、前記第1の実施形態の2
本の柱12,12同士を結合する上下の連結梁15,16が斜め
とされているのを、円弧状としたものである。すなわ
ち、建物ユニット30の2本の柱12,12同士は、円弧状に
形成された上下の連結梁31,32で結合されており、これ
らの連結梁31,32は2本の柱12同士を繋ぐ線分Lより外
側に向けて突出形成されている。なお、前記第1の実施
形態と同一部材には同一符号を付すとともに、その説明
は省略または簡略化する。
【0024】このような第2の実施形態においても前記
第1の実施形態のからと同様の作用、効果を奏する
ことができる他、建物ユニットの外面が円弧状となるの
で、柔らかな感じがでる建物ユニットに形成できるとい
う効果を付加できる。
【0025】なお、本発明は前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、次に示すような変形例を含むもので
ある。例えば、図5に示すように、建物ユニット50にお
いて、2本の柱12,12同士を結合する上下の斜め梁15,
16の、長辺上梁13A ,長辺下梁14A と平行な基端部15A
,16A を、長辺上梁13A ,長辺下梁14A の例えば半分
まで延ばし、それと他の基端部15A ,16A とを連結して
ある。
【0026】この場合、長辺上梁13A ,長辺下梁14A と
平行な基端部15A ,16A の折り曲げ部には、間柱51が両
端ピン接合にて取り付けられる。この間柱51は、剛接合
である他の3本の柱11,12,12に対して補助的なものであ
り、建物ユニット50の骨組みを構築した後、ピン接合に
て取り付けられるようになっている。従って、建物ユニ
ット50は、基本的には3本の柱11,12,12からなる前記第
1の実施形態の建物ユニット1の変形したものであり、
つまり、本発明の建物ユニットに含まれるものである。
このようにすれば、変形の建物ユニットであっても十分
に広い居室空間を得ることができる。
【0027】さらに、第1の実施形態の上下の斜め梁1
5,16は、例えば長辺上梁13A ,長辺下梁14A と平行な
基端部のみを有し、そこから他の柱に直接結合されるも
の、あるいは、短辺上梁13B ,短辺下梁14B と平行な基
端部のみを有し、そこから他の柱に直接結合されるもの
のいずれであってもよい。
【0028】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物ユ
ニットによれば、変形の敷地であってもその敷地を有効
に利用でき、居住空間が十分に得られる建物ユニットと
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る建物ユニットを
示す全体斜視図である。
【図2】第1の実施形態の建物ユニットを使用して変形
の敷地に建てられたユニット式建物を示す平面図であ
る。
【図3】第1の実施形態の建物ユニットを使用して建て
られたユニット式建物の他の例を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る建物ユニットを
示す全体斜視図である。
【図5】本発明の建物ユニットの変形例を示す全体斜視
図である。
【図6】一般的な直方体の建物ユニットの骨組みを示す
全体斜視図である。
【図7】一般的な直方体の建物ユニットを使用して変形
の敷地に建てられたユニット式建物を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1,30,50 建物ユニット 11,12 柱 13 上梁 14 下梁 15 連結上梁(連結梁) 16 連結下梁(連結梁) 15A,16A 基端部 31 連結円弧状上梁(連結梁) 32 連結円弧状下梁(連結梁) 40 直方体の建物ユニット L 線分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/348

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角三角形の各角部位置に配置された3
    本の柱と、この3本の柱のうち直角部位置に配置された
    1本の柱と残る2本の柱との上下端間をそれぞれ結合す
    る上下梁と、前記2本の柱同士の上下端間をそれぞれ結
    合する上下の連結梁とからなる骨組みを有し、これらの
    連結梁は前記2本の柱同士を繋ぐ線分より外側に向けて
    突出して形成されたことを特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
    て、前記連結梁は、その両端に前記上下梁と並行に配置
    された基端部を有することを特徴とする建物ユニット。
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