JPH06128628A - 高強度中空鋼管の製造方法 - Google Patents

高強度中空鋼管の製造方法

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JPH06128628A
JPH06128628A JP4304665A JP30466592A JPH06128628A JP H06128628 A JPH06128628 A JP H06128628A JP 4304665 A JP4304665 A JP 4304665A JP 30466592 A JP30466592 A JP 30466592A JP H06128628 A JPH06128628 A JP H06128628A
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steel pipe
strength
hollow
fatigue
hardness
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Noritaka Miyamoto
典孝 宮本
Masazumi Onishi
昌澄 大西
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 疲労強度および衝撃強度に優れた車軸用の高
強度中空鋼管の製造方法 【構成】 少なくとも重量比でMn;1.0〜2.0
%、Cr;0.8〜1.3%、B;0.0005〜0.
0030%、Mo;0.15〜0.35%のうちの1種
以上を含有する鋼を用いたので、オーステナイト結晶粒
が微細化され、400kgf・m以上の衝撃強度を確保
することができた。また、鋼管の内面を研削することに
より少なくとも幅が0.001mm以下の内面キズ深さ
を0.15mm以下にする工程により、中空鋼管の内面
キズが捩じり疲労破壊の起点とならず、重要保安部品と
しての品質の保証が可能である。さらに、鋼管をズブ焼
入れしたので、疲労強度が向上し、高出力を持つ大型車
両への適用を可能とすると共に、硬さをHv450〜6
70とすることにより、所望の疲労強度を確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車軸等に用いら
れる高強度中空鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車両の軽量化の要請か
ら、車軸の中空化が検討され、一部で既に実用化されて
いる。従来までに各社で実用化されている中空車軸の仕
様は、およそ一致しており、次のようである。
【0003】材質:SC45〜50相当 中空化率:約50%(内径/外径:0.45〜0.5
5) 中空化方法:丸棒をガンドリル、リーマ加工 熱処理方法:高周波焼入れ+焼戻し(焼入れ深さ肉厚の
ほぼ半分)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の中空車軸
において、SC45〜50材という材料を用いている理
由は、焼割れを生じない程度の高いC含有量を保ちなが
ら、未焼入れ部(内部硬さ)をできるだけ高くしようと
するものである。
【0005】そして、高周波焼入れ深さをあまり深くす
ると、結晶粒が粗粒となり衝撃強度が低下するので、こ
れを防ぐため熱処理は肉厚のほぼ半分位に抑えている。
そのため、捩じり強度と焼入れ深さの関係を示した図1
7に示すように、焼入れ深さの浅いこれら中空車軸は、
高出力を持つ大型車両には捩じり強度不足のため適用で
きないのが現実である。
【0006】また、中空化方法としては、丸棒を機械加
工により穴明けを行っているが、この理由は他に方法が
無いからである。このようなドリルによる穴明けは生産
性の観点からは、一本当たりの加工タクトが長いため、
複数の設備を要することになる。従って、設備費及び工
場におけるそのスペースの確保等で、コストが大幅に上
昇するため、全ての車軸を中空化することは現実問題と
して不可能である。
【0007】他の中空化の手法としては、例えば電縫鋼
管の使用が考えられるが、電縫鋼管は帯鋼を管状に成形
して溶接する関係から、車軸の製造に適した肉厚管を製
造することは不可能である。
【0008】最も価格的にも安く所望のサイズ(外径、
内径)の得られるのは継目無鋼管であるが、継目無鋼管
の場合、製造工程中に表面キズの発生が避けられない。
外周部のキズは、車軸製造工程にて削り落とすから問題
はないが、穴の内面のキズは最後まで残ってしまう。し
かも、これらのキズはどの程度の深さのキズであれば疲
労破壊の起点とならないか否かの解析も充分に行われて
いない。
【0009】例えば、中空車軸に適した内外径を持つも
の(外径φ35.6、内径φ15)で確認したところ、
0.3mm深さのキズが存在していた。これはロール穿
孔機で穴を明ける工程において発生したキズが、ストレ
ッチレジューサにより所定の外径肉厚に絞り圧延する際
に、鋼管の穴の内面に折り畳まれて深いキズとなって残
るものと推定されている。
【0010】本発明は従来の車軸用中空鋼管の前記のご
とき問題点を解決すべくなされたものであって、低コス
トで所望の疲労強度および衝撃強度の得られる高強度中
空鋼管の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者等は先ず厚肉継目
無鋼管の適用について検討した。そこで、車軸用中空粗
形材を作るためにドリルによる方法と比較した。その結
果、継目無鋼管を使用すると丸棒をドリル加工するよ
り、材料費および切断費が多少増加するものの、穴明け
加工費を必要としないので、約40%程度のコスト節約
ができることが判明した。
【0012】しかしながら、継目無鋼管の製造時に生じ
る穴表面のキズにより、重要保安部品である車軸の適用
には至っていないのが現状である。そこで、発明者等は
穴表面キズの影響を明確にすべく、穴表面キズの幅およ
び深さと疲労破壊の関係について研究した。
【0013】すなわち、車軸内面キズの影響について
は、SiebelとStilerの提案した次に示す切
欠き効果の実験式を利用した。 Kf=Kt/〔1+(Sg・χ)1/2〕・・・・(1) (VDI−Z:Bd.97 Nr.5 Februar
1955) なお、(1)式において、 Kf=平滑材の疲労強度/公称応力で表した切欠き材の
疲労強度:切欠係数 Kt=切欠き底応力/公称応力:応力集中係数 χ:切欠き底の応力勾配 Sg:材料定数
【0014】Ktを求めるにあたって、有限要素法によ
り種々の大きさのキズ底の応力集中係数Ktおよび切欠
勾配χを求め、計算モデルは実際のキズの形状を想定
し、継目無鋼管圧延方向に伸びる形状とした。また、S
gは材料定数であり試験により求める他はない。従っ
て、放電加工により既知の大きさのキズを内面につけ
て、実際に捩じり疲労試験を行うことにより求めた。
【0015】求めたSgを各キズに共通する材料定数と
して(1)式を用いて、種々のキズの切欠係数Kfを算
出した。そして、求めたKfより切欠き材の疲労強度を
求め、平滑材の疲労強度と比較して、有害なキズか否か
を判定した。得られた結果をキズ深さtと幅wの関係図
として示したのが図1である。
【0016】図1に示したように、キズ幅が0.001
mm以下のキズ深さが0.15mm以下であれば、その
キズは疲労亀裂の起点とならず、問題の無いことが判明
した。
【0017】次に、継目無鋼管の材質と焼入れ深さの関
係について検討を加えた。車軸の捩じり強度は高周波焼
入れ深さに大きく左右されることは周知の事実である。
このことは、車軸の捩じり強度と焼入れ深さの関係を示
した図17の線図において、焼入れ深さと半径の比が
0.6以下になると捩じり強度が急激に低下することか
らも明らかである。
【0018】また、図4の中実品についての焼入れ深さ
と捩じり強度および表面残留応力との関係線図に示した
ように、捩じり疲労強度においては、中実品では半径と
焼入れ深さの比(T/r)が0.6までは上昇していく
が、それよりT/rが大きくなると、逆に疲労強度は低
下する。これは図4に示したように、T/rが大きくな
るに従って、表面残留応力が低下するためである。
【0019】ところが、図3の中空品についての焼入れ
深さと捩じり強度および表面残留応力との関係線図に示
したように、中空品の捩じり疲労強度は、半径と焼入れ
深さの比(T/r)が上昇すると共に疲労強度が向上し
ている。すなわち、中空品ではズブ焼入れしても疲労強
度が低下しない。この理由は、図3に示したように、中
空であるため、もともと残留応力が低いからであり、材
料強度のみの影響が大きいからである。
【0020】このように、中空品をズブ焼入れすると、
硬さが同じであれば材質が多少変化しても疲労強度に大
きな差はないのであるが、衝撃強度はその限りでなく、
中空ズブ焼入れ品で比較すると、材質により大きな差異
が生ずることが判明した。
【0021】図6に示す落重試験方法により、図3の疲
労試験で用いたSMnB40中空材とS40C中空材の
落重試験結果を表2に示す。表2に示したように、捩じ
り疲労試験で強度が大きく変わらなかったSMnB40
とS40Cでも、衝撃強度で大きな差が出ることが明ら
かとなった。
【0022】そこで、この原因を究明するため、評価に
用いた落重試験片のオーステナイト結晶粒の大きさを調
査した。図7は評価に用いたS40Cの落重試験片の金
属組織を表す顕微鏡写真、図8は評価に用いたSMnB
40の落重試験片の金属組織を表す顕微鏡写真である。
図7および図8より明らかなように、S40Cのオース
テナイト結晶粒度は、SMnB40のオーステナイト結
晶粒度より3〜5倍の大きさであり、粒度の影響を受け
易い衝撃強度はここで大きな差となって表れることが知
見された。
【0023】なお、このように粒度の差が顕著に表れる
理由は、各材料の焼入れ性によるものである。S40C
のように焼入れ性を向上させる元素を含まないものは、
ズブ焼入れ(例では焼入れ深さ7.1mm)するために
は、焼入れ温度を高く設定しなければならない。因に今
回のものはS40Cの焼入温度は1060℃で、SMn
B40のものは920℃であった。
【0024】そこで、一般的に焼入性(J値)を向上さ
せると言われている元素の影響を調べるために、S40
CにMn、Cr、B、Moを1種類ずつ一定量添加した
材料にて落重試験を行った。供試材は50kg真空溶解
炉にて丸棒を作り、ドリルで穴を明けて製作した。高周
波焼入れは、それら中空試験片(外径φ29.2、内径
φ15)をズブ焼入れできる条件の中で、最も焼入れ温
度が低くなる条件にて行った。落重試験の結果を図9に
示す。
【0025】図9に示したように、Mn、Cr、Mo、
Bともにある量までは含有量の増加と共に衝撃強度は増
加していき、その後は一定量に近づくか低下する。車軸
の必要とする衝撃エネルギを40kgf・mと設定した
場合、各元素の量はそれぞれMn≧1.0%、Cr≧
0.8%、Mo≧0.15%、B≧0.0005%であ
る。そして一定値に近づく量を上限とすると、Mn;
1.0〜2.0%、Cr;0.8〜1.3%、Mo;
0.15〜0.35%、B;0.0005〜0.003
0%となることが知見された。なお、各元素量における
衝撃強度は、γ結晶粒径とほぼ1:1の相関が見られ
る。すなわち、各元素量により、焼入れ温度が決まり、
それによって衝撃強度も変化してくる。
【0026】さらに、S含有量の影響についても調査し
た。図10はS40C+1.0%MnとS40Cについ
て亀裂もしくは破断に到った時の衝撃エネルギーとS含
有量との関係を示す線図である。図10より、S含有量
が減少すると衝撃値は明らかに向上している。400k
gf・mを目標値とすると、S40Cにおいても合格と
なる。これは、Sが粒界に偏析して粒界強度を低下させ
る傾向を持つからである。しかし、S含有量を低下させ
過ぎると、機械加工が困難になるので、その下限は0.
015%とすることが好ましい。そこで、S含有量は
0.005〜0.015%とすることが好ましい。
【0027】次いで、熱処理後の車軸の硬さについて検
討を加えた。図11は、SMnB35および45の中空
車軸と中実車軸について、焼戻し温度を調整し硬さを種
々に変化させて疲労試験を行った結果である。なお、こ
の中空車軸および中実車軸共に標準品で強度がほぼ同等
のものである。
【0028】図11に示したように、中実品の疲労強度
は、硬さがHv650までは硬さの上昇と共に向上して
行き、その後は若干低下する。ただし、Hv750にお
いても、疲労強度は車軸に必要とされる基準強度を上回
っており、Hv550以上において合格となっている。
一方、中空品はHv570をピークに疲労強度は急激に
低下してしまい、基準強度を満足するための硬さの上限
はHv670となる。
【0029】ここに、各疲労亀裂の起点がスプラインエ
ッジ部であるか一般外周部であるかを表4に中空車軸の
ものをおよび表5に中実車軸のものを示す。この表から
明らかなように、中実車軸、中空車軸共におよそ硬さH
v620を境に、硬い側ではスプラインエッジ部等の切
欠き部位から破損している。これは、材料の切欠き感受
性によるもので、硬い材料の方が切欠きに敏感と言われ
ているためである。一般に切欠きを持つ部材の疲労強度
は、残留応力の有無、大小により大きく影響される。す
なわち、切欠き部材は残留応力が高く、疲労強度は飛躍
的に大きくなる。
【0030】なお、図12は図11で用いた中実品と中
空品の種々の硬さにおける残留応力測定結果を示すもの
である。いずれの硬さにおいても、中実品の方が中空品
の倍程度の残留応力を持つ。つまり中実品はHv650
以上に硬くなっても、残留応力が高いため、切欠き感受
性が中空品よりも低いのである。逆に中空品は残留応力
が低いため、硬さが適当以上に上昇すると、切欠き効果
により疲労強度は低下する。
【0031】本発明の高強度中空鋼管の製造方法は以上
述べた知見に基づいて完成されたものであって、少なく
とも重量比でMn;1.0〜2.0%、Cr;0.8〜
1.3%、B;0.0005〜0.0030%、Mo;
0.15〜0.35%のうちの1種以上を含有する鋼を
用い内面キズ深さが0.25mm未満である厚肉継目無
鋼管を製造する工程と、前記鋼管の内面を研削すること
により少なくとも幅が0.001mm以下の内面キズ深
さを0.15mm以下にする工程と、前記鋼管をズブ焼
入れし硬さをHv450〜670とする工程とからなる
ことを要旨とする。
【0032】厚肉継目無鋼管の内面キズ深さが0.25
mm未満であるか否かは、内面非破壊検査により検出
し、キズの深さが0.25mm以上のものは再溶解し圧
延し直す。鋼管の内面を研削する方法としては、例えば
図2に示すような吸引式のショットブラスト装置を用い
て行う。要は内面を均一に研削して内面キズ深さを0.
15mm以下にすることが出来れば良い。鋼管をズブ焼
入れし硬さをHv450〜670とするには、材質のC
含有量を調整するかまたは焼戻し温度を調整することに
よって行うことができる。なお、鋼管のS含有量はS含
有量は0.005〜0.015%とすることが好まし
い。
【0033】
【作用】本発明の厚肉継目無鋼管は、少なくとも重量比
でMn;1.0〜2.0%、Cr;0.8〜1.3%、
B;0.0005〜0.0030%、Mo;0.15〜
0.35%のうちの1種以上を含有する鋼を用いたの
で、オーステナイト結晶粒が微細化され、400kgf
・m以上の衝撃強度を確保することができた。
【0034】鋼管の内面を研削することにより少なくと
も幅が0.001mm以下の内面キズ深さを0.15m
m以下にする工程により、中空鋼管の内面キズが捩じり
疲労破壊の起点とならない。従って、自動車の車軸とし
て要求される重要保安部品としての品質の保証が可能で
ある。
【0035】鋼管をズブ焼入れしたので、疲労強度が向
上し、高出力を持つ大型車両への適用を可能とすると共
に、硬さをHv450〜670とすることにより、所望
の疲労強度を確保することができる。
【0036】本発明において数値を限定した理由につい
て説明する。 Mn;1.0〜2.0% Mnは鋼の焼入れ性を向上し結晶粒を微細化し衝撃強度
を向上するために必要な元素である。その含有量が1.
0%未満では前記効果が充分でなく、また2.0%を越
えて含有すると、却って衝撃強度が低下するので、その
含有量は1.0〜2.0%とした。
【0037】Cr;0.8〜1.3% Crは鋼の焼入れ性を向上し結晶粒を微細化し衝撃強度
を向上するために必要な元素である。その含有量が0.
8%未満では前記効果が充分でなく、また1.3%を越
えて含有すると、前記効果が飽和するので、その含有量
を0.8〜1.3%とした。
【0038】Mo;0.15〜0.35% Moは鋼の焼入れ性を向上し結晶粒を微細化し衝撃強度
を向上するために必要な元素である。その含有量が0.
15%未満では前記効果が充分でなく、また0.35%
を越えて含有すると、前記効果が飽和するので、その含
有量を0.15〜0.35%とした。
【0039】B;0.0005〜0.0030% Bは鋼の焼入れ性を向上し結晶粒を微細化し衝撃強度を
向上するために必要な元素である。その含有量が0.0
005%未満では前記効果が充分でなく、また0.00
30%を越えて含有すると、前記効果が飽和するので、
その含有量を0.0005〜0.0030%とした。
【0040】S;0.005〜0.015% Sは鋼の衝撃値を低下させる有害な元素であって、可及
的に少ない方が好ましい。所望の衝撃値を確保するため
にはS含有量を0.015%以下とすることが必要であ
る。しかし、0.005%未満になると切削加工が困難
となるので、下限を0.005%とした。
【0041】本発明において鋼管の内面を研削した後
に、幅が0.001mm以下の内面キズの深さを0.1
5mm以下に限定したのは、キズの深さが0.15mm
を越えると、中空鋼管の内面キズが捩じり疲労破壊の起
点となり、重要保安部品としの品質を保証できないから
である。
【0042】また、硬さをHv450〜670としたの
は、Hv450未満では必要とする疲労強度が確保され
ないからであり、Hv670を越えると、却って疲労強
度が低下するからである。
【0043】
【実施例】本発明の実施例を比較例と対比して説明し本
発明の効果を明らかにする。 (実施例1)SMnB40からなり、外径29.15m
m、内径15mmの中空鋼管を高周波ズブ焼入れし、硬
さをHv640に調整した。この中空鋼管の内面に図1
に示す種々の幅と深さのキズを設け、式(1)を利用し
て内面キズが捩じり疲労破壊の起点となるか否かについ
て判定し、得られた結果を図1に示した。図1に示した
ように、幅0.001mm以下の内面キズは、深さが
0.15mm以下であるとき、中空材の捩じり疲労破壊
の起点とならないことが判明した。
【0044】(実施例2)SMnB40およびS40C
を素材とし、外径29.15mm、内径15mmの厚肉
継目無鋼管を圧延した。内面非破壊検査により、得られ
た鋼管のうち内面キズが0.25mm未満のものを選択
し、図2に示す吸引式ショットブラスト装置を用い、内
面をショットブラストにより0.1mm研削して、内面
キズを0.15mm以下にした。
【0045】得られた中空鋼管を種々の焼入れ深さで焼
入れした後、捩じり疲労強度および残留応力を測定し、
得られた結果を半径rと焼入れ深さTとの比(T/r)
との関係図として図3に示した。比較のためにSMnB
40を素材とする中実材についても、同様に種々の焼入
れ深さで焼入れした後、捩じり疲労強度および残留応力
を測定し、得られた結果を半径rと焼入れ深さTとの比
(T/r)との関係図として図4に示した。
【0046】図4の中実品についての焼入れ深さと捩じ
り強度および表面残留応力との関係線図に示したよう
に、捩じり疲労強度においては、中実品では半径と焼入
れ深さの比(T/r)が0.6までは上昇していくが、
それよりT/rが大きくなると、逆に疲労強度は低下す
る。これは図5に示したように、T/rが大きくなるに
従って、表面残留応力が低下するためである。
【0047】これに対して、図3の中空品についての焼
入れ深さと捩じり強度および表面残留応力との関係線図
に示したように、中空品の捩じり疲労強度は、半径と焼
入れ深さの比(T/r)が上昇すると共に疲労強度が向
上していることが確認された。すなわち、中空品ではズ
ブ焼入れにより疲労強度が著しく向上している。この理
由は、図3に示したように、中空であるため、もともと
残留応力が低いからであり、材料強度のみの影響が大き
くなるためである。
【0048】(実施例3)表1に示す化学成分のSMn
B40相当材およびS40C相当材を素材とし、外径2
9.15mm、内径15mmの厚肉継目無鋼管を圧延し
た。内面非破壊検査により、得られた鋼管のうち内面キ
ズが0.25mm未満のものを選択し、図2に示す吸引
式ショットブラスト装置を用い、内面をショットブラス
トにより0.1mm研削して、内面キズを0.15mm
以下にした。
【0049】
【表1】
【0050】得られた中空鋼管を220mmの長さに切
断し、中央部140mmの範囲を高周波ズブ焼入れし、
図6に示す落重試験装置を用いて、種々に衝撃エネルギ
ーを変化させて落重試験を行った。得られた結果は表2
に示した。
【0051】
【表2】
【0052】表2の結果より、Mn、Cr、Mo、B等
を所定の組成範囲で含有しないS40C相当材は、衝撃
エネルギーが300kgf・mでひび割れを生じ、衝撃
強度において劣ることが判明した。これに対してMnを
1.50%含有するSMnB40相当材は衝撃強度が5
50kgf・mまで割れを生じなかった。
【0053】図7は試験に供したS40C相当材の中空
鋼管の金属組織を表す顕微鏡写真であり、図8は試験に
供したSMnB40相当材の中空鋼管の金属組織を表す
顕微鏡写真である。図7および図8より明らかなよう
に、S40Cのオーステナイト結晶粒度は、SMnB4
0のオーステナイト結晶粒度より3〜5倍の大きさであ
り、粒度の影響を受け易い衝撃強度はここで大きな差と
なって表れることが確認された。
【0054】(実施例4)S40CにMn、Cr、B、
Moを1種類ずつ一定量添加した材料を50kg真空溶
解炉にて溶解し圧延して丸棒を作り、ドリルで穴を明け
て中空鋼管(外径φ29.2、内径φ15)を製作し
た。この中空鋼管を高周波にてずぶ焼入れを施した。高
周波焼入れは、それら中空試験片をズブ焼入れできる条
件の中で、最も焼入れ温度が低くなる条件にて行った。
これら中空試験片について実施例3で示したと同様の方
法で落重試験を行い、結果を各元素添加量と破断衝撃エ
ネルギーとの関係図として図9に示した。
【0055】図9に示したように、Mn、Cr、Mo、
Bともにある量までは含有量の増加と共に衝撃強度は増
加していき、その後は一定量に近づくか低下する。車軸
の必要とする衝撃エネルギを400kgf・mと設定し
た場合、各元素の量はそれぞれMn≧1.0%、Cr≧
0.8%、Mo≧0.15%、B≧0.0005%であ
る。そして一定値に近づく量を上限とすると、Mn;
1.0〜2.0%、Cr;0.8〜1.3%、Mo;
0.15〜0.35%、B;0.0005〜0.003
0%となることが確認された。
【0056】(実施例5)S40CのS含有量を種々の
含有量に調整した材料およびS40Cに1.0%Mnを
添加しS含有量を種々の含有量に調整した材料を50k
g真空溶解炉にて溶解し圧延して丸棒を作り、ドリルで
穴を明けて中空鋼管(外径φ29.2、内径φ15)を
製作した。この中空鋼管を高周波にてズブ焼入れを施し
た後、実施例3で示したと同様の方法で落重試験を行
い、S含有量と破断衝撃エネルギーとの関係図として図
10に示した。
【0057】図10より、S含有量が減少すると衝撃値
は明らかに向上している。400kgf・mを目標値と
すると、Sが0.15%以下であればS40Cにおいて
も合格となる。しかし、S含有量を低下させ過ぎると、
機械加工が困難になるので、その下限は0.015%と
することが好ましい。そこで、S含有量は0.005〜
0.015%とすることが好ましいことが確認された。
【0058】(実施例6)表3に示す化学成分のSMn
B35相当材およびSMnB45相当材を素材とし、外
径29.15mm、内径15mmの厚肉継目無鋼管を圧
延した。内面非破壊検査により、得られた鋼管のうち内
面キズが0.25mm未満のものを選択し、図2に示す
吸引式ショットブラスト装置を用い、内面をショットブ
ラストにより0.1mm研削して、内面キズを0.15
mm以下にした。
【0059】
【表3】
【0060】これら中空車軸をスブ焼入れした後、焼戻
し温度を調整し、硬さを種々変化させたものについて疲
労試験を行い、得られた結果を図11に示した。なお比
較のために同じ素材を用いた中実車軸についても同様に
焼戻し温度を調整し、硬さを種々変化させたものについ
て疲労試験を行い、得られた結果を図11に併せて示し
た。
【0061】図11に示したように、中実品の疲労強度
は、硬さがHv650までは硬さの上昇と共に向上して
行き、その後は若干低下する。ただし、Hv750にお
いても、疲労強度は車軸に必要とされる基準強度を上回
っており、Hv550以上において合格となっている。
一方、本発明例の中空品はHv450で必要強度を越
え、Hv570をピークに疲労強度は急激に低下してし
まい、基準強度を満足するための硬さの上限はHv67
0となる。この結果、焼戻し後の中空車軸の硬度はHv
450〜670とすることにより、所望の疲労強度が確
保されることが確認された。
【0062】ここに、各疲労亀裂の起点がスプラインエ
ッジ部であるか一般外周部であるかを表4および表5に
示す。この表から明らかなように、中実車軸、中空車軸
共におよそ硬さHv620を境に、硬い側ではスプライ
ンエッジ部等の切欠き部位から破損している。これは、
材料の切欠き感受性によるもので、硬い材料の方が切欠
きに敏感と言われているためである。一般に切欠きを持
つ部材の疲労強度は、残留応力の有無、大小により大き
く影響される。すなわち、切欠き部材は残留応力が高
く、疲労強度は飛躍的に大きくなる。
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】なお、図12は本実施例で用いた中実品と
中空品の種々の硬さにおける残留応力測定結果を示すも
のである。いずれの硬さにおいても、中実品の方が中空
品の倍程度の残留応力を持つ。つまり中実品はHv65
0以上に硬くなっても、残留応力が高いため、切欠き感
受性が中空品よりも低いのである。逆に中空品は残留応
力が低いため、硬さが適当以上に上昇すると、切欠き効
果により疲労強度は低下することが判明した。
【0066】(実施例7)表3に示す化学成分のSMn
B35相当材およびSMnB45相当材を素材とし、外
径29.15mm、内径15mmの厚肉継目無鋼管を圧
延した。内面非破壊検査により、得られた鋼管のうち内
面キズが0.25mm未満のものを選択しが、内面のシ
ョットブラスト工程は省略した。
【0067】これら中空車軸をスブ焼入れした後、焼戻
し温度を調整し、硬さを種々変化させたものについて疲
労試験を行い、得られた結果を図13および図14に示
した。なお比較のために実施例6で得られた本発明例の
中空車軸についても同様に焼戻し温度を調整し、硬さを
種々変化させたものについて疲労試験を行い、得られた
結果を図13および図14に併せて示した。また、この
ショットブラスト無しの中空車軸についての疲労亀裂の
起点を示す表を表6に示した。
【0068】
【表6】 亀裂起点部位 A1:スプラインエッジ部 B:一
般外周部 A2:内面キズ
【0069】図13および図14に示したように、硬さ
が高く切欠き感受性が高くなる側において、ショットブ
ラスト無しのものは、内面キズより破損に至るものが表
れることがわかる。そのため、T(トルク)−N線は大
きく低強度側に移動し、2×106で判定すれば、強度
が低下することが判明した。
【0070】(実施例8)表7に示す化学成分の鋼を素
材とし、外径29.15mm、内径15mmの厚肉継目
無鋼管を圧延した。内面非破壊検査により、得られた鋼
管のうち内面キズが0.25mm未満のものを選択し、
図2に示す吸引式ショットブラスト装置を用い、内面を
ショットブラストにより0.1mm研削して、内面キズ
を0.15mm以下にした。
【0071】
【表7】
【0072】これら中空車軸をスブ焼入れした後、焼戻
し温度を調整し、硬さを種々変化させたものについて疲
労試験を行い、得られた結果を図16に示した。なお比
較のために同じ素材を用いた中実車軸について、焼入れ
深さを4mm(T/r=0.27)としたものについて
も同様に焼戻し温度を調整し、硬さを種々変化させたも
のについて疲労試験を行い、得られた結果を図16に示
した。
【0073】図16に示したように、焼入れ深さが4m
mであった比較例は、一部の硬さにおいて基準強度を満
足しているが、全体的にズブ焼入れした本発明例に比較
して約200Nm疲労強度が低下していた。
【0074】これに対して図15から明らかなように、
本発明の組成範囲の添加元素を含有しズブ焼入れを施し
た本発明例は、Hv450〜650の硬度において、基
準強度を満足していることが判明し、本発明の効果が確
認された。
【0075】
【発明の効果】本発明の高強度中空鋼管の製造方法は以
上詳述したように、少なくとも重量比でMn;1.0〜
2.0%、Cr;0.8〜1.3%、B;0.0005
〜0.0030%、Mo;0.15〜0.35%のうち
の1種以上を含有する鋼を用いたので、オーステナイト
結晶粒が微細化され、400kgf・m以上の衝撃強度
を確保することができた。また、鋼管の内面を研削する
ことにより少なくとも幅が0.001mm以下の内面キ
ズ深さを0.15mm以下にする工程により、中空鋼管
の内面キズが捩じり疲労破壊の起点とならず、重要保安
部品としての品質の保証が可能である。さらに、鋼管を
ズブ焼入れしたので、疲労強度が向上し、高出力を持つ
大型車両への適用を可能とすると共に、硬さをHv45
0〜670とすることにより、所望の疲労強度を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中空車軸の種々の幅と深さの内面キズが疲労破
壊の起点となるか否かの判定を示した図である。
【図2】吸引式ショットブラスト装置の側面図である。
【図3】種々の深さで焼入れを施した中空鋼管の疲労強
度と表面残留応力を示す図である。
【図4】種々の深さで焼入れを施した中実鋼管の疲労強
度と表面残留応力を示す図である。
【図5】落重試験片の側面図である。
【図6】落重試験片のセット方法を説明する側面図であ
る。
【図7】比較例の落重試験片の金属組織を表す顕微鏡写
真である。
【図8】本発明例の落重試験片の金属組織を表す顕微鏡
写真である。
【図9】本発明の添加元素含有量と衝撃エネルギーとの
関係を示す線図である。
【図10】S含有量と衝撃エネルギーとの関係を示す線
図である。
【図11】中空車軸と中実車軸の硬度と疲労強度の関係
を示す線図である。
【図12】中空車軸と中実車軸の高周波焼入れ後の硬度
と表面残留応力との関係を示す線図である。
【図13】ショットブラストを施した中空鋼管とショッ
トブラストを施さない中空鋼管の硬度と疲労強度の関係
を示す線図である。
【図14】ショットブラストを施した中空鋼管とショッ
トブラストを施さない中空鋼管のトルクと繰り返し数と
の関係を示す線図である。
【図15】本発明の中空鋼管をズブ焼入れした場合の硬
度と疲労強度の関係を示す線図である。
【図16】本発明の中空鋼管を浅く焼入れした場合の硬
度と疲労強度の関係を示す線図である。
【図17】中間シャフトを種々の深さに焼入れした場合
の焼入れ深さとねじり強度との関係を示す線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも重量比でMn;1.0〜2.
    0%、Cr;0.8〜1.3%、B;0.0005〜
    0.0030%、Mo;0.15〜0.35%のうちの
    1種以上を含有する鋼を用い内面キズ深さが0.25m
    m未満である厚肉継目無鋼管を製造する工程と、前記鋼
    管の内面を研削することにより少なくとも幅が0.00
    1mm以下の内面キズ深さを0.15mm以下にする工
    程と、前記鋼管をズブ焼入れし硬さをHv450〜67
    0とする工程とからなることを特徴とする高強度中空鋼
    管の製造方法。
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