JPH02224973A - ショットブラスティング方法および装置 - Google Patents

ショットブラスティング方法および装置

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JPH02224973A
JPH02224973A JP4583489A JP4583489A JPH02224973A JP H02224973 A JPH02224973 A JP H02224973A JP 4583489 A JP4583489 A JP 4583489A JP 4583489 A JP4583489 A JP 4583489A JP H02224973 A JPH02224973 A JP H02224973A
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shot
blasting
workpiece
fluid
peening
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JP4583489A
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English (en)
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Kunio Enomoto
榎本 邦夫
Makoto Hayashi
林 眞琴
Kunio Hasegawa
長谷川 邦夫
Satoshi Sugano
智 菅野
Hideyo Saito
英世 斉藤
Koji Fujimoto
藤本 弘次
Hiroshi Kimoto
寛 木本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ショットブラスティング方法および装置に係
り、特に、配管内表面のショットブラスティング方法お
よび装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ショットブラスティングは、噴射加工法の一種であり、
グリッドブラスト、サンドブラスト、および液体ホーニ
ング等の総称である。これらの方法では、数ミリから数
ミクロンの粒子に速度を付与して被加工物に衝突させ、
噴射加工を行い、被加工物表面のスケールや異物等を除
去するとともに、ピーニング効果を得ることも期待して
いる。
噴射加工機には、第20図および第21図に示すように
、翼板を高速回転させて粒子に速度を与える遠心型噴射
機や、高圧空気と粒子とを混合してノズルから噴射する
空気式噴射機があり、最も一般的に使われている。(I
i’加工便覧」参照)。
また、ショットピーニング処理方法として、まず粒径1
圃以上の粗い投射材で投射した後、粒径0.3■以下の
細かい投射材で投射する方法が知られている(特開昭6
O−184627)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第20図の遠心型噴射機は、それ自体が定置式であ
り、本発明が対象とする配管を含む機器の据付は現場に
持込んで作業するには、大型であるから不向きであった
一方、第21図の空気式噴射機は、現場作業向きである
が、原理的な説明しかなく、ここで課題としている配管
内面を連続的にブラスティングする作業への配慮がない
また、特開昭60−184627は、ピーニング方法に
関するものであって、基本的には第20図の翼車を2台
併置し、粗粒投射材と細粒投射材とを被加工材に衝突さ
せる構造になっている。これは、両噴射装置を近接して
設置できることを前提としており、両者を近接配置でき
ない場合や、配管のような中空体の内面を処理する場合
には、適用が著しく困難である。現実の装置としては、
1種類のショットで加工し、装置内の流体等を全部排出
してから、別の粒径のショットを含む流体で改めて加工
を施していた。
さらに、上記いずれの従来例においても、噴射されたシ
ョットの回収についての配慮がなく、特に、一端が閉じ
た中空体の場合または加工部位から先にショットや流体
を浸入させたくない既設配管等の場合は、加工とショッ
トの回収とを交互に行う必要があり、作業効率が上がら
なかった。
加えて、被加工面へのショットの入射角が一定であり、
スケール等の剥離効果が必ずしも十分ではなかった。
そして、ピーニングによる圧縮応力付与効果をねらった
場合には、期待に反して引張り応力が残存してしまうこ
とがあり、特に、腐食環境下で用いる配管の内表面加工
の効果としては不満足なものであった。
本発明の目的は、配管内表面の加工位置を軸方向および
周方向で自在に変えながら複数の粒径のショットにより
均一にショット加工でき、その際に噴射されたショット
および流体を連続的に回収して加工を継続可能で、ショ
ットの被加工面への入射角が可変のショットブラスティ
ング方法および装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、筒状の被加工物
に挿入されその被加工物の周方向および軸方向に可動の
ショットブラスティングヘッドから、被加工物内面に重
量粗粒ショットを搬送流体とともに衝突させ深層ピーニ
ングを行い、その後に軽量細粒ショットを搬送流体とと
もに衝突させ表層ピーニングを行うショットブラスティ
ング方法を提案するものである。
表層ピーニングを行う際に、軽量細粒ショットに代えて
、軽量粗粒ショットを用いることができる。
また、深層ピーニングの前に、被加工物内面に軽量細粒
ショットを搬送流体とともに衝突させ被加工物内面上の
スケールや異物等を除去する研掃ブラスティングを行っ
てもよい。
さらに、表層ピーニングの後に流体ジェットまたは表面
研磨材を混濁した液体ジェットを被加工物内面に衝突さ
せ噴射洗浄することも可能である。
ショットおよび搬送流体並びに流体ジェットまたは液体
ジェットを被加工物内面の周方向接線および軸方向に対
して斜めに衝突させると、ブラスティング効果が上がる
ことがある。
本発明は、また、筒状の被加工物に挿入され、先端に被
加工物の被加工位置を含む空間を密閉する遮蔽機構を有
し、被加工物の軸方向および周方向に移動可能で被加工
物内面に重量粗粒ショットを搬送流体とともに衝突させ
その後に軽量細粒ショットを搬送流体とともに衝突させ
さらに被加工物内面に洗浄流体を衝突させるブラスティ
ングガンを有し、ショット、搬送流体、および洗浄流体
の回収機構を有するブラスティングヘッドと、ブラステ
ィングヘッドにショット、搬送流体、および洗浄流体を
送り込むブラスティング機と、遮蔽機構により密閉され
た空間からショット、搬送流体、および洗浄流体を引き
出す回収機とを備えたショットブラスティング装置を提
案するものである。
前記遮蔽機構は、複数段のシール部材で構成すると、遮
蔽能力がより完全になる。
ブラスティングガンの被加工物周方向および軸方向への
移動機構は、具体的には、ブラスティングガンのノズル
の放射方向に対し傾けて取り付けられた翼と、ブラステ
ィングガンと一体的に移動可能なスラスト軸受と、この
スラスト軸受を内包し前記遮蔽機構とともに被加工物内
面に対して固定されるシリンダとを含む。
ブラスティングヘッドは、ショットをブラスティングガ
ンに搬送する螺旋溝付きフィーダを備えるように構成す
ることもできる。
被加工物の加工位置までの長さに応じてブラスティング
ガンよりも基部側に着脱可能な中継部材を備えると、よ
り長い被加工物にも対応できる。
遮蔽機構のシール加圧部とショットの搬送部とに流体を
共通に供給する流路を遮蔽機構およびブラスティングガ
ンとブラスティングヘッド基部との間に形成すると、加
圧機構の構成が単純になる。
回収機は、ショットと搬送流体とを重量により分けて回
収する弁別手段を備えることも可能である。
〔作用〕
本発明においては、ブラスティングヘッドに軸方向移動
機構と周方向移動機構とを持たせたので、軸方向および
周方向での加工位置を自在に変えられる。
また、複数のショットおよび流体の供給装置と切換弁と
を設けであるから、必要な時期に所望のショットまたは
流体を噴射できるようになった。
具体的には、まず、配管内面のスケールや異物を除去し
金属素地を露出させる表面浄化を行う。次に、表面から
比較的深いところまで塑性加工を施して圧縮残留応力を
生成させる深層加工を実行する。その後、ごく表面層に
塑性加工を与える表層加工を行い、さらに、必要に応じ
て、ショットではなく、流体ジェットを衝突させて、表
面を浄化する。その結果、内表面全体に圧縮応力が残存
し、腐食環境下での使用に絶える配管ができる。
一方、配管内に噴射されたショットおよび流体の回収に
関しては、配管内に区切られた空間を形成するための(
Oリングやゴム袋を膨張させる方式の)遮蔽機構を配管
内面に抑圧自在に設けるとともに、回収機で使用済みの
ショットおよび流体を吸引できるようにした。
さらに、ブラスティングガンとヘッドを着脱可能とし、
シミツトの噴射角が異なるヘッドでのブラスティングも
実行できるようになっている。
〔実施例〕
次に図面第1図〜第19図を参照して、本発明の詳細な
説明する。
第1図は本発明によるショットブラスティング装置の一
実施例の断面および周辺機器の系統構成を示す図である
。図において、1はブラスティングヘッド、2はブラス
ティングヘッド1のショットおよび流体の出入り部分の
給排ヘッド、3はブラスティングガン、4は被加工配管
8内においてブラスティングガン3よりも上方で上下し
遮蔽空間を規定するシリンダ、5はこのシリンダ4と外
部との連結棒、6はブラスティングガン3から被加工配
管8の内表面に噴射されるショット、7はショットの搬
送流体、8は被加工物としての配管、9はこの被加工配
管8の溶接部、10は研磨材を溶し込んだジェット流、
11はショット6および搬送流体7やジェット流10を
給排ヘッド2に導くための導入口、12はジェット流1
0をプラスティングガン3に送り込む送給管、13はシ
ョット6および搬送流体7やジェット流10等の作動物
質を回収するための排出口である。
14はショット6や搬送流体7やジェット流を被加工点
に噴射するノズル、15はそれらの作動物質をノズル1
4に導く流路、16は連結棒5と相対的に移動可能なス
ラスト軸受、17はノズル14内に形成され作動物質の
噴射方向を決める翼、18はシリンダ4に上端に形成さ
れた環状溝、19は環状溝18内に装着されたシールリ
ング、20はシリンダ4と被加工配管8とを水密にシー
ルするOリング、21はシリンダ4内に形成されたシリ
ンダルーム、22はシリンダ4の位置を検出する位置セ
ンサ、23は連結棒5をブラスティングヘッド1の下端
に固定するナツトである。
24はブラスティング機、25はブラスティング機24
や連結棒5等に圧縮空気を供給する空気圧縮機、26は
作動物質を加圧し送り出すポンプ27は洗浄流体、28
は洗浄流体27を供給する洗浄機、29はブラスティン
グ機24からの作動物体と洗浄機28からの洗浄流体と
を切換える切換弁、30は連結棒5への空気配管、31
はシリンダ4での空気の流入個所を制御する弁、32は
弁31への空気の分配器、33は空気の調圧弁、34は
作動物質の回収管、35は作動物質の回収機、36はこ
の回収機35への空気の調圧弁、37はショット6と搬
送流体7と洗浄流体27とを分ける弁別機、38は上記
各装置を制御する制御器である。
第2図は第1図実施例のブラスティングヘッド部分の構
造を示す断面図である。連結棒5は、ナツト23により
給排ヘッド2の底部に固定されている。この連結能5の
中には、その上端部で、第1図に示すように、シールリ
ング19を介して0リング20を被加工配管8の内面に
密着させるための圧縮空気を導く通路5Aと、シリンダ
4を加工させる圧縮空気を上部シリンダルーム21Aに
導く通路5Bと、シリンダ4を上昇させる圧縮空気を下
部シリンダルーム21Bに導く通路5Cとを形成しであ
る。
第3図は第1図実施例のブラスティングガン部分の構成
を示す図である。ブラスティングガン3は、ショット6
および搬送流体7やジェット流10をノズル14に導く
流路15を有し、連結棒5の周りに回転可能で、さらに
スラスト軸受16とともに軸方向にも移動できるように
、連結棒5とはめ合わされている。ノズル14内には、
水車肩車のように形成された複数の翼17がある。この
翼17は、完全な放射状ではなく、中心に対しある程度
傾けて取付けである。したがって、ブラスティングガン
3は、ショット6および搬送流体7やジェット流10を
噴射すると、連結棒5の周に回転するとともに、軸方向
にも力を受ける。この軸方向の力は、スラスト軸受16
により支えられる。その結果、ブラスティングガン3は
、回転しながらショット6および搬送流体7やジェット
流10を噴射することになり、配管8の内面がむらなく
加工される。ブラスティングガン3の一端は、送給管1
2の内側と連通し、連結棒5に対して、周方向および軸
方向に移動できるようになっている。なお、ここでは特
に図示はしていないが、連結棒5とブラスティングガン
3および送給管12との間は、密封性がよくしかも相対
運動を妨げないように形成しである。
第4図はシリンダ4とスラスト軸受16の詳細を示す図
である。シリンダ4の内側には、連結棒5およびスラス
ト軸受16が同心状に設けられ。
上方には遮蔽機構が設けられている。
第5図は本発明ショットブラスティング方法の施工手順
を示すフローチャートである。
ステップ501において、配管内面を検査し、溶接部、
腐食部、切り欠き部等のショットブラスティング施工位
置を調べる。
ステップ502において、各施工位置について施工の要
否を判断する。施工の必要が無い部分については、作業
を終わる。
ステップ503において、施工を要する部分について施
工範囲を正確に決定する。
ステップ504において、装置を組立てる。施工位置が
深奥部の場合は、ステップ505において、第6図に示
すように、中継スリーブ39により送給管12を延長し
、中継棒40により連結棒5を延長する。
ステップ506では、前記検査結果に基づき、管内面の
状態が悪くスケールや異物等を除去する必要があるか否
かを判断する。スケールや異物等を除去する必要が無い
場合は、ステップ508の深層ピーニングに移る。
一方、スケールや異物等の除去が必要な場合は、ステッ
プ507に移り、研掃ブラスティングを行う。この場合
、第1図装置において、ブラスティング機24からグリ
ッドを噴出させる。グリッドは、チルド鋳物製造時の溶
銑を水中に飛散落下させて急冷させたものをクラッシャ
で小片に砕いて作る。チルドグリッドは、ショットと比
べて研掃効果が一般的に大きい。その効果を更に高める
には、被加工表面に対して、垂直よりもやや斜めにショ
ットを入射させるように形成したノズルを用いることが
望ましい。また、洗浄機28から砥粒を溶かした流体を
混合すると洗浄効果が高まる。
ステップ508において、スケールや異物等の除去の必
要が無い場合またはそれらの除去が完了した場合は、ブ
ラスティング機24から粗粒ショット流を噴射させて、
深層ピーニングを行う。ここで使うショットは、直径1
〜4mの硬銅線を直径と等しい長さに切り細片を2〜3
回空吹きして角をとり丸めたカットワイヤショットであ
る。
第7図は、ショットが被加工面に衝突して速度が0にな
ったときの変形状態を示している。ショットのめり込み
体積に対応する量であるd2hは、d”ho:ρD3v
2/cr        −−(1)と表現できる。た
だし、dはめり込み部の直径、hはめり込み部の高さ、
ρはショット6の密度、Dはショット6の直径、■はシ
ョット6の衝突速度、σは被加工配管8の変形抵抗応力
(ヘルツ応力)である。
粗粒重量ショットを用いれば、ρD3が大きいため、変
形量も大きくなる。ショット6の飛散後は、第8図のよ
うな残留変形を生じ、凹部のAには圧縮残留応力が発生
し、凸部のBには引張残留応力が発生する。実際には、
多数回の衝突によって、Bの部分にもショットが当たる
と、この部分も圧縮残留応力となる。また、ショットが
大きいため、加工深さも深くまで及ぶ。
多数回の衝突によって、平均的には全表面が圧縮残留応
力となる加工表面が得られる。しかし、必ずB部のよう
な凸部が形成され、この部分は圧縮残留応力を阻害する
作用をする。
そこで、次に、前記第5図のステップ509において、
ショットブラスティング機24から例えば0.2mn〜
11IIIlφのカットワイヤショットまたは密度ρの
小さなガラスピーズ等の軽量細粒ショットを噴射させて
、−表層ピーニングを行う。第9図はこの効果を示して
いる。微妙な凹凸で表面が覆われ、粗粒ショットの凸部
の応力も圧縮残留応力となる。
なお、ステップ508の重量粗粒ショットを用いる深層
ピーニングの後で行うステップ509の表層ピーニング
には、軽量細粒ショットに代えて、軽量粗粒ショットを
用いることもできる。この場合、軽量粗粒ショットの粒
径は、重量粗粒ショットよりも更に大きい方が、重量粗
粒ショットによるピーニング表面の凸部の引張り残留応
力を圧縮残留応力に変える効果が大きい。その効果を第
10図に示す。
この表層ピーニングを終えると、最後に、第5図のステ
ップ510において、ポンプ26から、水等の洗浄液体
のジェット流を加工表面に噴射させる。この噴射により
、加工表面に付着したショットの細片が除去される。腐
食環境下の金属配管の場合、異物が付着していると、腐
食、隙間腐食。
応力腐食等が著しく加速する場合がある。ジェット流噴
射は、これらの腐食を防止するのに有効である。
この噴流洗浄により施工手順が完了する。
スケールや異物またはショット破砕等がなければ、研掃
ブラスティングおよび噴流洗浄を省略してもよいことは
勿論である。
先に述べた遮蔽構造を、第11図に示すように、二重に
すると、遮蔽効果が倍増する。この構成は、管の深奥部
への異物の浸入を阻止しなければならないような精密機
器のショットブラスティングに好適である。
第12図は本発明によるショットブラスティング装置の
他の実施例を示す断面図である。ここでは、本実施例が
第1図実施例と異なる点を説明し、共通部分の説明は省
略する。
第1図実施例においては、遮蔽機構がブラスティングガ
ン3移動のためのシリンダ4と一体になっていたが、本
実施例では、第3図に示すように、独立構造のシール4
1としである。また、連結棒5に対しても回転可能な構
造とし、回転軸受42を設けた。
ショット6の搬送には、流体によらず、螺旋溝付き中空
軸のフィーダ43を用いている。第14図に示すように
、フィーダ43の一端には、これを回転させるための歯
車44を設けである。また、フィーダ43および外筒4
7と連結棒5とをそれぞれ回転できるように、軸受45
と軸受45Aとを設けである。
螺旋溝に取り込まれたショット6は、フィーダ43が回
転すると、ブラスティングガン3(ここでは図示省略)
に向けて送られる。
外筒47は、ショット6を送給する一方でショット6を
回収するための空間を仕切る役目を果たしている。外筒
47とその関連構造を第15図に示す。外筒47には、
フィーダ43を回転させるための例えばモータ48等の
駆動機構を設けである。また、ブラスティングガン3を
軸方向に移動させる駆動機構を係合するための部材49
が設けられている。12Aはシミツト導入口である。
第12図に戻り、給排ヘッド2Aには、被加工配管8に
対して、ブラスティングガン3.連結棒5、フィーダ4
3.外筒47を相対的に軸方向に移動できるように、前
記軸受45Aと前後進機50とを設けである。前後進機
50はシリンダ・ラム方式またはモータ駆動力式等で駆
動する。ショット6の供給は、外筒47の導入口11A
から行われるので、給排ヘッド2Aには、排出口13A
のみを設けである。
第16図は第12図実施例の連結棒5およびブラスティ
ングガン3Aの構造を示す断面図である。
連結棒5Aが第1図実施例の連結棒5と異なるのは、中
心に搬送流体用の孔を備えたことである。
すなわち、ブラスティングガン3Aの直下の位置から搬
送用流体7をブラスティングガン3Aに向けて噴き出さ
せるための噴出口51が設けられている。また、シール
41と連結棒5Aとを係合するためのねじを上端に設け
である。さらに、下端には、搬送流体7Aを取り込むた
めの回転式導入箱52が設けられている。この回転式導
入箱52と連結棒5Aとは回転可能である。
連結棒5Aに係合されるブラスティングガン3Aには、
フィーダ43から送られてくるショット6Aをノズル1
4Aに導くためのショット導入口53が設けられている
。ここで、搬送流体7Aは、ショット6Aと合流して、
ノズル14Aから噴射される。
ブラスティングガン3Aとフィーダ43とは、モータ4
8により、連結棒5Aの回りに回転する。
また、ブラスティングガン3Aとフィーダ43と外筒4
7とは、前後進機50により、軸方向に駆動される。し
たがって、被加工配管8の内面は、全面むらなく均一に
ピーニングできることになる。
被加工配管8内面のショットブラスティング範囲が、前
後進機50による移動可能長さを越える場合は、第1図
実施例と同様に、中継シール、中継フィーダ、中継連結
棒を用いて、給排ヘッド2Aとブラスティングガン3A
の間隔を長くすればよい。
実際の施工に際しては、第1図実施例と同様に、送給管
12Aはブラスティング機24.ポンプ26、洗浄機2
8につながる切換弁29に接続される。排出口13Aは
、回収管34に、また、回転式導入箱52は、空気また
は液体状態の高速流体を用いるブラスティング機24に
接続される。
本実施例は、螺旋溝構造を採用しているので、特に、重
いショットの搬送が容易になる利点がある。
また、第17図は、流体およびショットの回収方法を工
夫して、回収の効率を上げ、ブラスティング効果をより
高めた例を示している。すなわち、第1図実施例の排出
口13および第12図実施例の排出口13Aに代えて、
流体7とショット6とを弁別して排出する弁別排出口5
6を設けたことである。この場合、弁別には重力を利用
しており、重量の重いショット6は下方に動き、流体7
は水平方向に動いて、弁別される。弁別されたショット
6、は螺旋溝付きショット回収機35Aに集められ、更
にブラスティング機24に送られる。流体7は、流体回
収機35Bに回収される。
この流体回収機35Bは流体を吸い出す機能があるので
、単に回収効率が高いだけではない。すなわち、吸い出
し機構が無い場合と比べて、上記(1)式の衝突速度V
が大きいので、ブラスティング効果も高まる。搬送流体
7の吸い出し機能は、回収機35Bにおいて、搬送流体
7より高圧の駆動流体7Aを導入して、回収機35Bの
A部で搬送流体7を巻き込んで、回収機35BのB部に
射出させる構造とすることにより達成される。B部に射
出された搬送流体7と駆動流体7Aとの合流した流体7
Bは、図示を省略したが、搬送流体7の種類例えば空気
ならば空気圧縮機25、液状流体ならばポンプ26に送
られる。なお、回収機35Aとしては、螺旋溝式が好適
である。
本発明の別の実施例を第18図に示す。本実施例では、
連結棒5を無くして、ショット6Bおよび搬送流体7B
の送給管12Bに軸受45Bおよびカプラ55を介して
ブラスティングガン3Bを係合し、さらに、送給管12
Bからカプラ55を介して遮蔽機構41を係合しである
ことが特徴である。その他の部分の構成は第1図実施例
と同様であるので、説明を省略する。
本実施例においては、中継棒がなくて構造が単純であり
、搬送流体7Bがブラスティングガン3Bの中心孔から
半径方向に向きを変えており、しかも向きを変える路程
が緩やかなため、ここでの速度損失が少なく、ブラステ
ィング効果が高い特徴がある。
〔発明の効果〕
本発明においては、ブラスティングヘッドが、回転しな
がら軸方向に移動するので、被加工配管内部を均一にブ
ラスティングおよびピーニングできる。
また、ブラスティングヘッド上端に遮蔽構造を設けてあ
り、ショット、流体2作業時の粉塵等が配管の不必要部
分にまで達することがない。
さらに、重量および軽量ショツト粒を用いてピニングす
ることから、両ショットの利点が生かされる。すなわち
、ピーニングの加工深さが深く、表面の圧縮残留応力が
均一になり、表面粗さも改善される。その結果、SCC
,腐食(疲労)疲労強度が改善される。残留応力改善例
を第19図に示す。
加えて、ピーニングまえのスケール除去およびブラステ
ィング後の洗浄により、清浄な表面が得られ、腐食境環
で用いられる配管の強度が向上する。
排出流体を強制的に誘引する場合は、ブラスティング効
果が一層高くなる。
全体のプラスティング工程が密閉状態でなされるので、
周囲の境環を汚染することがない。
ショットを被加工面に対して、斜めに入射させることも
でき、ブラスティングによるスケール等の異物の剥離効
果が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるショットブラスティング装置の一
実施例の断面および周辺機器の系統構成を示す図、第2
図は第1図実施例のブラスティングヘッドの詳細な構造
を示す断面図、第3図は第1図実施例のブラスティング
ガンの構造を示す断面図、第4図は第1図実施例のシリ
ンダの構造を示す断面図、第5図は本発明ショットブラ
スティング方法の施工手順を示すフローチャート、第6
図は中継スリーブと中継連結棒の取付状況を示す断面図
、第7図、第8図、第9図、第10図は本発明方法によ
るショットピーニング効果を示す図、第11図は二重遮
蔽構造を示す断面図、第12図は本発明によるショット
ブラスティング装置の他の実施例を示す断面図、第13
図は第12図実施例の遮蔽構造を示す断面図、第14図
は第12図実施例のフィーダの構造を示す断面図、第1
5図は第12図実施例の外筒の構造を示す図、第16図
は第12図実施例の連結棒およびブラスティングガンの
構造を示す断面図、第17図は第12図実施例の外筒の
他の例を示す断面図、第18図は本発明の別の実施例の
ブラスティングガン周辺の断面図、第19図は本発明の
残留応力改善効果を定性的に示す図、第20図は従来の
遠心型噴射機の原理的構造を示す図、第21図は従来の
噴射ノズルの一例を示す図である。 1・・・ブラスティングヘッド、2・・・給排ヘッド、
3・・・ブラスティングガン、4・・・シリンダ、5・
・・連結棒、6・・・ショット、7・・・搬送流体、8
・・・配管、9・・・溶接部、10・ジェット流、11
・・導入口、12・・・送給管、13・・排出口、14
・・ノズル、15・・・流路、16・・・スラスト軸受
、17・・・翼、18・・環状溝、19・・・シールリ
ング、20・・・Oリング、21・・・シリンダルーム
、22・・・センサ、23・・・ナツト、24・・・ブ
ラステイング機、25・・・空気圧縮機、26 ・ポン
プ、27・洗浄流体、28・・・洗浄機、29・切換弁
、30・・・空気配管、31・・弁、32・・分配器、
33・・・調圧弁、34・・回収管、35 回収機、3
6・・調整弁、37・・・弁別機、38 ・制御器、3
9・・・中継スリーブ、40・・・中継棒、4トシール
、42・・・回転軸受、43・・・フィーダ、44・・
・歯車、45・・・軸受、46・・・ガン取付ねじ、4
7・・・外筒、48・・・モータ、49・・・部材、5
0・・・前後進機、51・・噴出口、52・・・回転式
導入箱、53・・・ショット導入口、54・・・給圧管
、55・・・カプラ、56・・弁別排出口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、筒状の被加工物に挿入され当該被加工物の周方向お
    よび軸方向に可動のシヨットブラステイングヘッドから
    、前記被加工物内面に重量粗粒ショットを搬送流体とと
    もに衝突させ深層ピーニングを行い、その後に軽量細粒
    ショットを搬送流体とともに衝突させ表層ピーニングを
    行うショットブラステイング方法。 2、請求項1に記載のシヨットブラスティング方法にお
    いて、 前記表層ピーニングを行う際に、前記軽量細粒ショット
    に代えて、軽量粗粒ショットを用いることを特徴とする
    ショットブラスティング方法。 3、請求項1または2に記載のショットブラスティング
    方法において、 前記深層ピーニングの前に、前記被加工物内面に軽量細
    粒ショットを搬送流体とともに衝突させ前記被加工物内
    面上のスケールや異物等を除去する研掃ブラスティング
    を行うことを特徴とするシヨットブラスティング方法。 4、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシヨットブラ
    スティング方法において、 前記表層ピーニングの後に流体ジェットまたは表面研磨
    材を混濁した液体ジェットを前記被加工物内面に衝突さ
    せ噴射洗浄することを特徴とするショットブラステイン
    グ方法。 5、請求項1〜4のいずれか一項に記載のショットブラ
    スティング方法において、 前記ショットおよび搬送流体並びに流体ジェットまたは
    液体ジェットを前記被加工物内面の周方向接線および軸
    方向に対して斜めに衝突させることを特徴とするショッ
    トブラスティング方法。 6、筒状の被加工物に挿入され、先端に被加工物の被加
    工位置を含む空間を密閉する遮蔽機構を有し、被加工物
    の軸方向および周方向に移動可能で被加工物内面に重量
    粗粒ショットを搬送流体とともに衝突させその後に軽量
    細粒ショットを搬送流体とともに衝突させさらに被加工
    物内面に洗浄流体を衝突させるブラスティングガンを有
    し、前記ショット、搬送流体、および洗浄流体の回収機
    構を有するブラスティングヘッドと、 前記ブラスティングヘッドに前記ショット、搬送流体、
    および洗浄流体を送り込むブラスティング機と、 前記遮蔽機構により密閉された空間から前記ショット、
    搬送流体、および洗浄流体を引き出す回収機と を備えたシヨットブラスティング装置。 7、請求項6に記載のシヨットブラスティング装置にお
    いて、 前記遮蔽機構が、複数段のシール部材からなることを特
    徴とするシヨットブラスティング装置。 8、請求項6または7に記載のシヨットブラステイング
    装置において、 前記ブラスティングガンの被加工物周方向および軸方向
    への移動機構が、前記ブラステイングガンの放射方向に
    対し傾けて取り付けられた翼と、前記ブラスティングガ
    ンと一体的に移動可能なスラスト軸受と、このスラスト
    軸受を内包し前記遮蔽機構とともに被加工物内面に対し
    て固定されるシリンダとを含むことを特徴とするシヨッ
    トブラスティング装置。 9、請求項6〜8のいずれか一項に記載のシヨットブラ
    スティング装置において、 前記ブラスティングヘッドが、前記ショットをブラステ
    ィングガンに搬送する螺旋溝付きフィーダを備えたこと
    を特徴とするショットブラスティング装置。 10、請求項6〜9のいずれか一項に記載のショットブ
    ラスティング装置において、 前記被加工物の加工位置までの長さに応じて前記ブラス
    ティングガンよりも基部側に着脱可能な中継部材を備え
    たことを特徴とするショットブラステイング装置。 11、請求項6〜10のいずれか一項に記載のシヨット
    ブラスティング装置において、 前記遮蔽機構のシール加圧部と前記ショットの搬送部と
    に流体を共通に供給する流路を前記遮蔽機構およびブラ
    スティングガンと前記ブラスティングヘッド基部との間
    に形成したことを特徴とするシヨットブラスティング装
    置。 12、請求項6〜11のいずれか一項に記載のショット
    ブラスティング装置において、 前記回収機が、前記ショットと搬送流体とを重量により
    分けて回収する弁別手段を備えたことを特徴とするシヨ
    ットブラスティング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5405459A (en) * 1992-10-16 1995-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Production process for producing hollow steel tube of high strength

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5405459A (en) * 1992-10-16 1995-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Production process for producing hollow steel tube of high strength

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