JPH0612801U - 脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータ - Google Patents

脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータ

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JPH0612801U
JPH0612801U JP1311592U JP1311592U JPH0612801U JP H0612801 U JPH0612801 U JP H0612801U JP 1311592 U JP1311592 U JP 1311592U JP 1311592 U JP1311592 U JP 1311592U JP H0612801 U JPH0612801 U JP H0612801U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、蓋体に設ける容器主体への通口と
液体の流入口及び流出口との関係位置を改良して、流入
口と流出口との間に山形の遮壁を設けて脈動吸収の効果
を高める。 【構成】 隔膜を内設した容器主体の隔膜の底部に対応
する液体給排部に、容器主体への通口と、この通口へ上
部が連通する液体の流入口及び流出口とを、流入口と流
出口の間に前記通口に対応する山形遮壁が存在するよう
に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体給排部に設ける容器主体への通口と液体の流入口及び流出口と の関係位置を改良して、流入口と流出口との間に山形遮壁を設け脈動吸収の効果 を高める山形遮壁付きアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
脈動吸収用のアキュムレータにおいて、図8、図9に示すように隔膜18を内 設した容器主体19の液体給排部20に液体の流入口21と流出口22及び容器 主体19との通口23とに相通する液体通路24を設け、この通路24の外側に は通口23に対応する孔25を設けて、この孔25から通路24へ邪魔板26を 挿入して、液体流入口21と流出口22との間に介在させたものは公知であり、 このものは、脈動成分を含む液体を邪魔板26により容器主体19へ導入して隔 膜18へ作用させることにより、液体から脈動を除去し得る特徴を有するもので ある。
【0003】 しかし、前記したアキュムレータは、液体給排部20に通口24に対応する孔 25をあけ、この孔25に邪魔板26の取り付けねじ27を螺合させて蓋体20 への邪魔板26の取り付けを行うものであるから、部品代や加工費が高く付くだ けでなく、邪魔板26は方向性があって流入口21へ正対するように取り付ける ことが難しく、又、流入口21に直交する邪魔板26は脈動波が当るとこれを液 体の流入側21へ反射する問題点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、邪魔板式は製作費が高く付いて、取り付け が難しく、脈動波の流入側への反射をも生じる点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、隔膜を内設した容器主体の隔膜の底部に対応する液体給排部に、容 器主体への通口と、この通口へ上部が連通する液体の流入口及び流出口とを、流 入口と流出口の間に前記通口に対応する山形遮壁が存在するように設けた構成に より課題の解決を行うものである。
【0006】
【作用】
本考案に係る脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータは、容器主体 の液体給排部に容器主体への通口と、液体の流入口と流出口とを相通するように 設ける際、流入口と流出口とを山形先のドリルを用いて、その上部が図2に示す ように通口と連通するように両側から穿設し、流入口と流出口が所要面積の通路 で通口と連通したとき穿孔を止めれば、流入口と流出口との間には、図2、図6 のように下側から通口へ向かって斜めに立ち上がる山形の遮壁が形成されるもの であり、又、前記流入口と流出口との穿設を頭切り山形先のドリルを用いて行え ば、流入口と流出口との間に図4のように頭切り山形の遮壁が形成されるもので ある。
【0007】 このようにして山形の遮壁を設けた液体給排部を備える容器主体内の隔膜へ使 用圧に見合う気体を封入して作動の準備をし、液体の流入口から脈動成分を含む 液体を流入させると、液体は流入口と流出口との間に介在する山形の遮壁に当っ て通口側へ方向変換されるため、容器主体の内部へ流入して隔膜に作用し、隔膜 の圧力の変動に応じた収縮膨張によって脈動成分の吸収除去を行われるもので、 この動作は流入側の連通路よりも流出側の連通路を同等以下とすることにより効 率よく行われるから流出側からは脈動成分を含まない液体が流出して液圧作動機 器などへ送られるものであり、しかも、このアキユムレータの遮壁は通口に斜面 が対応する山形に形成されるから、従来の邪魔板のようにこれに当った脈動波を 流入側へ反射させることがないものである。
【0008】
【実施例】
以下に本考案に係る脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータの実施 例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本考案に係る脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータの実施 例を示す全体の縦断正面図、図2は同上における斜面のみの山形遮壁を形成した 実施例の一部分の拡大縦断正面図、図3は図2に示す山形遮壁の平面図、図4は 斜面と垂直部を有する頭切り山形遮壁を形成した実施例の一部分の拡大縦断正面 図、図5は図4に示す山形遮壁の平面図、図6は図2の変形例の一部分の拡大縦 断正面図、図7は図6に示す山形遮の側面図ある。
【0010】 各図において1はアキユムレータの容器主体で、使用圧力に適合する強度が得 られる鋼材などを用いて所要の容積に形成し、その一端をねじ込み式の側板2に より閉塞し、他端をねじ込み式か、容器主体1と一体とした液体給排部3により 閉塞してある。
【0011】 4は隔膜で、天然ゴム、合成ゴムなどの柔軟な弾性材を用いて成形し、その開 口部を肉厚にして外側には支持環5を埋入し、この支持環5を容器主体1の内側 に設けた段部6へ支持させて置き、開口部の内側には前記した側板2に付設した 抑え縁7を嵌入して、前記肉厚部を支持環5と抑え縁7とに挟持させ、前記容器 主体1へ気密的に強固に取り付けたもので、この隔膜4の中には前記側板2へ取 り付けた充填弁8から気体を封入し、底部の中央には膨張時に後記する液体の通 口を閉塞させる弁体9を設けてある。
【0012】 10は前記した液体給排部3内に設けた容器主体1との通口で、液体給排部3 の中央へ内側から後記する液体の流入口及び流出口へ連通する深さまで形成して あり、この通口10は先端が平らなドリルにより穿設することが望ましい。
【0013】 11及び12は液体の流入口及び流出口で、前記液体給排部3の両側から図2 に鎖線で示すような山形先のドリル13により上部が前記通口10と連通するよ うに穿設して、各々と通口10との連通路14及び15が所要の面積に達したと き穿孔を止めることにより、流入口11と流出口12との間に通口10へ向って 傾く斜面の山形の遮壁16を形成させたもので、この遮壁16の位置を図2及び 図3に示すように流出口12側へ同等以下片寄せると、流出側の連通路15の面 積が流入側の連通路14の面積よりも小さくなって液体の流出を絞るため、脈動 成分を含む液体を容器主体1内へより多く導入して隔膜4に作用させ、脈動の吸 収除去作用を助長することができるもので、しかも、山形の遮壁16はこれに脈 動波が当っても流入側へ反射させることがないものである。
【0014】 又、前記した液体の流入口11と流出口12は、図4に鎖線で示すように頭切 り山形先のドリル17により前記と同様に穿設すれば、流入口14と流出口15 との間に図4に示すように下側は通口10へ向かって傾く斜面で、上側が垂直部 aとなる頭切り山形の遮壁16が形成されるもので、この遮壁16は図2に示す 遮壁16よりもその高さを高くして、流入液体を容器主体へ導入する作用を一層 助長させるものである。
【0015】 更に、液体の流入口11と流出口12が容器主体1への通口10に対して、図 6に示すように大きい場合は、同図に鎖線で示すような直径の大きい山形先のド リル13により上部が前記通口10と連通するように穿設して、所定の深さに達 したとき穿孔を止め、通口10の両側に残る壁部分を図7に示すように流入口1 1と流出口12に合わせて隅にアールを付けて削り取り、山形遮壁16の上側に 半円形をなす連通路14、15と形成させるものであって、この山形遮壁16も 前記実施例と同様の作用を行うものである。
【0016】
【考案の効果】
前述した通り本考案に係る脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータ は、液体給排部に設ける容器主体への通口と液体の流入口及び流出口との関係位 置を改良するだけで、部品代や加工費を費やさずに山形の遮壁を形成して、これ により脈動成分を含む液体を容器主体へ導入し、隔膜に作用させて脈動の吸収除 去を行わせることができるもので、しかも山形の遮壁は脈動波を流入側へ反射さ せないし、又、その配設位置を液体の流出口側へ同等以下片寄せて流出側の通路 を絞るようにして脈動の吸収効果を向上させることも簡単にできるという格別な 効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る脈動吸収効果を高める山形遮壁付
きアキュムレータの実施例を示す全体の縦断正面図であ
る。
【図2】同上における斜面のみの山形遮壁を形成した実
施例の一部分の拡大縦断正面図である。
【図3】図2に示す山形遮壁の平面図図である。
【図4】斜面と垂直部とを有する頭切り山形遮壁を形成
した実施例の一部分の拡大縦断正面図である。
【図5】図4に示す山形遮壁の平面図である。
【図6】図2の変形例の一部分の拡大縦断正面図であ
る。
【図7】図6に示す山形遮の側面図ある。
【図8】邪魔板を使用した従来のアキュムレータの一部
分の拡大縦断正面図である。
【図9】図8に示す邪魔板の平面図である。
【符号の説明】
1 容器主体 3 液体給排部 10 通口 11 液体の流入口 12 流出口 16 山形遮壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔膜を内設した容器主体の隔膜の底部に
    対応する液体給排部に、容器主体への通口と、この通口
    へ上部が連通する液体の流入口及び流出口とを、流入口
    と流出口の間に前記通口に対応する山形遮壁が存在する
    ように設けたことを特徴とする脈動吸収効果を高める山
    形遮壁付きアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通口に対応する山形の遮
    壁を液体の流出口側へ同等以下片寄せて設けたことを特
    徴とする脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレ
    ータ。
JP1992013115U 1992-02-07 1992-02-07 脈動吸収効果を高める山形遮壁付きアキュムレータ Expired - Lifetime JP2531325Y2 (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT522152A4 (de) * 2019-02-19 2020-09-15 Hainzl Ind Gmbh Hydrospeicher zur Anspeisung von Stellgliedern mit einer Betriebsfrequenz von mehr als 100 Hz

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