JPH0612783B2 - テープキリヤの検査装置 - Google Patents

テープキリヤの検査装置

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JPH0612783B2
JPH0612783B2 JP63039025A JP3902588A JPH0612783B2 JP H0612783 B2 JPH0612783 B2 JP H0612783B2 JP 63039025 A JP63039025 A JP 63039025A JP 3902588 A JP3902588 A JP 3902588A JP H0612783 B2 JPH0612783 B2 JP H0612783B2
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tape carrier
inspection
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sprocket
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祐一 阿部
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Tokyo Electron Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、テープキャリヤの検査装置に関する。
(従来の技術) 近年、IC等の半導体チップ(以下単にチップと略称す
る)のカメラ・時計・電卓などへの小形・薄形実装や、
コンピュータへの高密度実装の必要性から、該チップを
帯状のテープキャリヤに装着し、その状態で検査装置に
送って検査するテープキャリア方式が本格的な実用段階
に入って来た。
こうした方式に用いられるテープキャリヤは、プラスチ
ックフィルムを例えば幅35mm幅の長尺な帯状に裁断し、
この帯状フィルムの左右両側縁部に長手方向に一定間隔
を存して多数のスプロケットホールを、センター部に多
数のチップ装着用のデバイスホールを、それぞれパンチ
ングにより穿設し、次いで容易した銅箔をラミネート
し、ホトレジスト技術、エッチング技術を用いてチップ
の電極配置に合せたリードパターンを形成したものであ
る。このテープキャリアの各デバイスホール上にそれぞ
れチップが一個ずつ各々の電極端子をリードパターンと
ボンディングにより配線接続して装着実装されている。
このようなテープキャリヤのリードパターンや実装チッ
プと言った被検査部分の電気的特性の検査を実行する場
合は、未検査のテープキャリヤを巻装した供給リールを
供給側にセットし、これから該未検査のテープキャリヤ
を順次引き出しながら検査部に供給し、この検査部でテ
ープキャリヤの被検査部分の電気的特性の検査、即ちテ
ープキャリヤのリードパターン等の導通チェックや、実
装されたチップの電気的特性チックを次々と実行し、そ
の検査済みテープキャリヤは反対側にセットした収納リ
ールに漸次巻き取るようにしている。このような検査を
各リール単位で連続して行う。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のようなテープキャリヤの検査装置で
は、テープキャリヤ自体が帯城の薄いプラスチックフイ
ルムで、色々な送りガイド機構を用いても、検査部への
正確な位置合わせ送りが困難であり、このために検査部
に対するテープキャリヤのチップなどの被検査部分の位
置決め精度が悪く、検査部の例えば複数本のプローブ針
と該被検査部分である例えばチップの各電極端子との電
気的な接触不良が発生して、適確な検査が出来ない問題
があった。
また、テープキャリアの各チップなどを検査して各々良
品と不良品とを判定しても、そのまま検査済みテープキ
ャリアを収納リールに巻き取ってしまうので、その検査
済みテープキャリアを次の処理工程で引き出しても、ど
のチップが良品なのか不良品なのか目視的に簡単に判別
することができず、検査装置のモニターやプリントアウ
トされる紙上の表示とチップ順番を照らし合わせて良否
判断を行わなければならないなどの面倒があった。
この発明は上記事情に鑑みなされ、その目的とするとこ
ろは、供給リールから引き出してテープキャリヤを検査
部に送る際に、そのテープキャリヤの各被検査部分を次
々と検査部に対し正確に位置決めできて、接触不良等を
招くことなく適確な電気的検査ができると共に、その検
査済みテープキャリヤを収納リールに巻き取る前に、検
査結果を基にテープキャリアの各被検査部分に良品と不
良品とを判別するための印しを付すことができ、次の処
理工程で良品と不良品との判別が目視により簡単にでき
て便利となる優れたテープキャリヤの検査装置を提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、供給リールに巻装されている未検査のテー
プキャリヤを引き出しながら検査部に順次送って、その
検査部で該テープキャリアの各被検査部分の電気的検査
を次々と実行し、その検査済みテープキャリヤを収納リ
ールに巻き取る構成のテープキャリヤの検査装置におい
て、 上記検査部の前後位置に、それぞれテープキャリヤのス
プロケットホールにトラクターを噛合して回転により該
テープキャリアをピッチ送りするスプロケットを設ける
と共に、その前側のスプロケットと検査部との間に位置
しテープキャリアの被検査部分を撮像してパターン認識
を行う画像認識用カメラを設置し、このパターン認識情
報に基づき上記前後のスプロケットの回転量を設定して
所要のピッチ送りを行わしめると共に、これで検査部に
送られたテープキャリアを載置固定し被検査部分を検査
に供する載置台を該テープキャリアを載置固定した状態
で送り方向と直交する方向にスライド調整してアライメ
ントを行って検査を実行させる制御器を備え、且つその
検査部と後側のスプロケットとの間に位置し検査部での
検査の結果からテープキャリアの各被検査部分に良品と
不良品との目視判別のための印しを付すマーキング装置
を設けて構成したことを特徴とする。
(作 用) こうした構成のテープキャリアの検査装置であれば、供
給リールから引き出したテープキャリアを検査部に対
し、その前後に配するスプロケットのトラクターが該テ
ープキャリアのスプロケットホールに噛合して回転によ
りピッチ送りするが、その際に、検査部の手前にて画像
認識用カメラによりテープキャリアの引検査部分を撮像
してパターン認識を行う。このパターン認識情報に基づ
いた制御器の指令により、上記前後のスプロケットの回
転量が設定されて所要のピッチ送りを行うと共に、これ
で検査部に送られたテープキャリアを載置台が載置固定
し、その状態で更に上記パターン認識情報に基いた制御
器の指令により該載置台をテープキャリアの送り方向と
直交する方向にミクロン単位であるがスライド調整す
る。こうしてテープキャリアの送り方向及びこれと直交
する方向とのアライメントを行うことで、そのテープキ
ャリアの被検査部分を検査部に対し正確に位置決めし
て、その電気的特性の検査を実行する。つまり、テープ
キャリアをピッチ送りしながら、その各被検査部分を次
々と検査部に対しアライメントして正確に位置決めし、
電気的接触不良等を招くことなく適確に電気的特性の検
査を実行できるようになる。
また、その検査済みテープキャリアを収納リールに巻き
取る前に、先の検査結果を基にマーキング装置でもって
テープキャリアの各被検査部分に良品と不良品とを判別
するめの印しを付す。これで収納リールに巻き取ったテ
ープキャリヤを次の処理工程等で引き出す時に、どの被
検査部分が良品が不良品かの判別が目視により簡単にで
きて便利となる。
(実施例) 以下、本発明のテープキャリヤの検査装置の一実施例を
図面を参照して説明する。ここで例示する検査装置は、
テープキャリアに実装した半導体チップの各電極端子に
プローブ針を接触させて該チップの電気的特性を検査す
るプローブ装置1である。
このプローブ装置1により送り込まれて検査されるテー
プキャリヤ2は、第3図に示すように、プラスチックフ
ィルム例えば厚さ125μmのポリイミドフィルムを、
例えば幅35mmの長尺な帯状に裁断したもので、この左
右両側縁部2aに長手方向に一定間隔を存して多数個の
角形スプロケットホール3が穿設されていると共に、そ
の中央帯位に半導体チップ装着用のデバイスホール(図
示せず)が複数個長手方向に所定の間隔を存して穿設さ
れている。また、このテープキャリヤ2上には、その各
デバイスホールに対応して実装される半導体チップ(以
下単にチップと略称する)4の電極配意に合わせたリー
ドパターン6及び電極端子5が印刷され、これらにチッ
プ4がインナーリードボンディング法等により接続して
装着されている。
このようにチップ4を装着したテープキャリヤ2を検査
するプローブ装置1の構成を次に説明する。
このプローブ装置1は、まず、第2図に示すように、未
検査のテープキャリヤ2を巻装した供給リール7が供給
側の第1の回転軸8にセットされるようになっている。
この供給リール7から該テープキャリヤ2が引き出され
てテープキャリヤ送り用スプロケット9,9及びその間
の検査部10を経由し、先端が他方の第2の回転軸11
にセットされた収納リール12に巻き取られるようにな
っている。
その供給リール8と収納リール12とは、各々の回転軸
8,11に連動するモータ(図示せず)により正逆方向
に選択的に回転可能とされている。また、上記前後のス
プロケット9,9もそれぞれ図示しない駆動装置である
モータに連動して所望の回転方向に回転可能とされてい
る。
しかも、この前後のスプロケット9,9はこの駆動モー
タごと図示しないスライド機構に搭載支持されてそれぞ
れの軸方向(テープキャリア送り方向14と直交する左
右方向)に僅かであるがスライド可能とされている。
これら各スプロケット9には、上記テープキャリヤ2の
スプロケットホール3と対応して突起状のトラクター1
3が周配されている。このトラクター13はスプロケッ
ト9の回転によりスプロケットホール3に噛み合うよう
に挿入してテープキャリヤ2をピッチ送りするが、その
トラクター13の送り方向側とスプロケットホール3の
送り方向側とが、互いに接合することで該テープキャリ
ヤ2を左右幅方向に位置合わ可能となる形状とされてい
る。また、これら前後のスプロケット9,9は、テープ
キャリヤ2の左右両側縁部2a,2aのスプロケットホ
ール3,3に対応するように、各々同軸的に2個1組ず
つ設けられている。
この前後のスプロケット9,9間に配する検査部10の
手前、即ち第4図に示すように前側のスプロケット9と
検査部10との間の位置に、テープキャリア2の被検査
部分である例えばここではチップ4を撮像してパターン
認識を行う画像認識用カメラ(ITVカメラ)15が設
置されている。この画像認識用カメラ15のパターン認
識情報は検査装置1全体の制御用CPUなどに組み込ん
だアライメント用の制御器(図示省略)に送られるよう
になっている。
この制御器が上記画像認識用カメラ15のパターン認識
情報に基づき上記前後のスプロケット9,9の回転量を
設定して所要のピッチ送り(テープキャリア2の送り方
向14のアライメント)を行わしめるようになってい
る。
また上記カメラ15の後方に配する検査部10には、上
側部位にプローブユニット16が設置されている。この
プローブユニット16は、いわゆるプリント基板と呼ば
れている基板にテープキャリヤ2の各電極端子5の配列
パターンと対応する多数本のプローブ針17が装着され
ている構成で、この各プローブ針17がそれぞれプリン
ト基板を介し図示しないテスタに接続されている。この
プローブユニット16は、図示しない昇降機構に支持さ
れてテープキャリヤ2に対して上下方向に移動可能とさ
れている。
また、そのプローブユニット16と対向するテープキャ
リヤ2の下方位置に、該テープキャイヤ2を載置固定し
て被検査部分を検査に供する装置台18が設置されてい
る。即ち、この載置台18は、上面に開口するバキュー
ム孔(図示せず)が設けられ、テープキャリヤ2を下側
から真空吸着して水平に固定支持する構成で、且つ図示
しない昇降機構に支持されてテープキャリヤ2に対して
上下方向に移動可能とされ、これで上昇して上面にテー
プキャリヤ2を真空吸着により載置固定すると共に、そ
のまま上記プローブユニット16と上下方向に相対的に
接近移動して、該プローブユニット16のプローブ針1
7にテープキャリヤ2の被検査部分であるチップ4の各
電極端子5を接触させる構成である。
しかも、この載置台18は、図示しないスライド機構に
よりテープキャリヤ2の送り方向14に対して直交する
方向(左右方向)に水平にスライド調整可能とされてい
る。この載置第18のスライド機構が、上記画像認識用
カメラ15のパターン認識情報に基いた制御器の指令に
より該載置台18をミクロン単位であるが水平にスライ
ド調整して、テープキャリア2の送り方向14と直交す
る方向のアライメントを行うようになっている。
また、上記検査部10と後側のスプロケット9との間に
位置に、該検査部での検査の結果からテープキャリア2
の各被検査部分に良品と不良品との目視判別のための印
しを付すマーキング装置が設置されている。なお、この
実施例のマーキング装置19は、検査結果から不良品と
判断された被検査部分に例えば即乾性のインクやマーキ
ングテープなどで不良印しを付する。なおその印しの代
わりにパンチングにより穴を開けても良い。
一方、上記チップ4が装着されたテープカリヤ2が、供
給リール7及び収納リール12に巻かれる際、該チップ
4及びテープキャリヤ2の保護の目的で、テープキャリ
ヤ2の間にスペーサ20が巻かれている。このスペーサ
20は、上記テープキャリヤ2と同じ幅例えば35mm
に設けられており、このスペーサ20の両端即ち、上記
テープキャリヤ2が有するスプロケットホール3と対応
する位置に突起が表裏交互に設けられている。この突起
によりテープキャリヤ2を供給リール7及び収納リール
12に巻く際に、上記チップ4に他の物が接触すること
を防止する構成になっている。又、スペーサ20は、テ
ープキャリヤ7から例えば2箇所に設けられたガイドロ
ーラ21を介して収納リール12に再び検査済テープキ
ャリヤ2と重合して巻き取られて、該検査済テープキャ
リヤ2及びそのチップ4を保護するようになっている。
次に、上記したプローブ装置1によるテープキャリヤ2
に実装された被検査部分であるチップ4の検査方法を説
明する。
プローブ装置1は、プローブ装置1に内蔵されていCP
Uに記憶されたプログラムに従って動作する。まず、テ
ープキャリヤ送り用スプロケット7及びスプロケット
9,9並びに収納リール12がそれぞれモータ駆動によ
り連動回転し、供給リール7からテープキャリヤ2を引
き出しながら検査部10に対し、その前後に配するスプ
ロケット9,9のトラクター13が該テープキャリヤ2
のスプロケットホール3に噛合して回転によりピッチ送
りする。その際に、検査部の手前にて画像認識用カメラ
15によりテープキャリア2の各被検査部分であるチッ
プ4の電極パット5部分を撮像し、この撮像出力と予め
記憶されている基準データを比較する。いわゆるパター
ン認識を行う。このパターン認識情報に基づき上記CP
Uに組み込まれた制御器が働き、これからの指令により
上記前後のスプロケット9.9の回転量が設定されて所
要のピッチ送りを行う。つまりテープキャリヤ2の被検
査部分であるチップ4が検査部10のプローブユニット
16の真下まで来るようにピッチ送り(送り方向のアラ
イメント)を行う。
これで検査部10に送られたテープキャリヤ2を載置台
18が一度上昇して真空吸着により載置固定し、その状
態で上記パターン認識情報に基いた制御器の指令により
該載置台18がスライド機構でテープキャリア2の送り
方向と直交する方向にミクロ単位であるが水平にスライ
ド移動して位置合わせ調整(テープキャリア2の送り方
向と直交する方向のアライメト)を行う。
こうしてテープキャリア2の送り方向及びこれと直交す
る方向とのアライメントを行うことで、そのテープキャ
リア2の被検査部分であるチップ4を検査部10に対し
正確に位置決めしたら、プローブユニット16と載置台
18とを昇降機構により上下方向に相対的に移動させ
る。例えばプローブユニット16を所定量下降する。こ
れで各プローブ針17とテープキャリヤ2のチップ4の
各電極端子5とが正確に接触して電気的に接続する状態
となる。この状態で、各プローブ針17と導通状態のテ
スタで該チップ4の電気特性の検査を実行する。
この検査後、プローブユニット16を所定量だけ上昇
し、各プローブ針17と電極端子5を非接触状態とす
る。さらに、載置台18によるテープキャリヤ2の真空
吸着固定を解除し、その載置台18を下降させてテープ
キャリヤ2と非接触状態とする。
こうした後に、テープキャリヤ2を前回同様に所要量だ
けピッチ送りして、次の被検査部分である各チップ4の
検査を行う。つまり、テープキャリヤ2をピッチ送りし
ながら、その各被検査部分である各チップ4を次々と検
査部10に対しアライメントして正確に位置決めし、電
気的接触不良等を招くことなく適確に電気的特性の検査
を実行する。
こうして次々と検査されて検査部10後方に送り出され
て来るテープキャリヤ2上の各チップ4は、収納リール
12に巻き取られる前に、先の検査結果を基にマーキン
グ装置19でもってテープキャリア2の各被検査部分で
あるチープ4付近に良品と不良品とを判別するための印
しが付される。これで収納リール12に巻き取られた検
査済みテープキャリヤ2を次の処理工程等で引き出す時
に、どの被検査部分が良品が不良品かの判別が目視によ
り簡単にできて便利となる。
なお、上記説明では、被検査部分としてテープキャリヤ
2に実装されたチップ4の検査を実行したが、それらチ
ップ4等の電子部品等を装着していないテープキャリヤ
については、該テープキャリヤに形成されたリードパタ
ーン5を被検査部分として、その電気的導通チェックを
実行しても良い。
なお、前述の如くチップ4を装着したテープキャリヤ2
をリール・ツゥー・リール方式で搬送し、その各チップ
4の電気的特性を検査するプローブ装置1では、供給リ
ール7単位の検査終了ごとに、空となった供給リール7
および検査済のテープキャリヤ2を巻き取った収納リー
ル12を、次に検査すべき未検査のテープキャリヤ2を
巻装した供給リール7と空の収納用リール12に交換す
る必要がある。
このリール交換作業を簡便にするために、次のような手
段が装備されている。
まず第1図に示す如く、未検査のテープキャリヤ2を巻
装した複数個の供給リール7をローダ側の収納容器22
内に所定の間隔を存して複数段に収納しておく。また、
この収納容器22内から供給リール7を1つずつ取出し
て上記第1の回転軸8の移載セットするローダ側のロボ
ットアーム23が設けられている。
また、検査済のテープキャリヤ2を巻き取った収納リー
ル12を、第2の回転軸11から取外して搬出するアン
ローダ側のロボットアーム25と、このロボットアーム
25により搬出される収納リール12を収納する収納容
器24が設置されている。
更に、検査終了後に空となった供給リール7を上記ロー
ダ側にロボットアーム23で搬出してもよいが、次の検
査済みテープキャリヤ2を巻き取る収納リール12とし
て再利用すべく、供給リール7の設置された第1の回転
軸8の位置から、収納リール設置させるべき第2の回転
軸11の位置まで空のリールを搬送するスライドロボッ
トアーム26が設けられている。
これら各ロボットアーム23,25,26の動作は、ま
ず検査済のテープキャリヤ2を収納した収納リール12
を第2の回転軸11からアンローダ側のロボットアーム
25で取外し、収納容器24の所定の収納位置まで搬出
する。
この動作と同時に、空となった供給リール7を第1の回
転軸8からスライドロボットアーム26で取り外して上
記第2の回転軸11に収納リールとしてセットする。
さらに、これらの動作と同時に、ローダ側のロボットア
ーム23が、収納容器22内から未検査のテープキャリ
ヤ2を巻装した供給リール7を一個選択して取出し、そ
れを上記第1の回転軸8にセットする。
こうした状態で、その供給リール7に巻装されている未
検査のテープキャリヤ2の先端を図示省略したオートセ
ットアップ機構で引き出して前後のスプロケット9,9
を介し収納リール12に巻き付ける。これで再び上記し
た検査動作を行う。
又、他の実施例として第5図を参照して供給リール及び
収納のリールの交換について説明する。
第1のリール機構27および第2のリール機構28が上
記実施例と同様に設置されている。又、図示省略するが
他の部分は上記実施例と同様とし、検査部においては、
テープキャリヤ2の送り方向が正逆方向どちらにでも検
査が可能なようにプローブユニットの前後にITVカメ
ラおよびマーキング装置が夫々設置されている。ここ
で、まず第1のリール機構27に未検査のテープキャリ
ヤ2を巻装したリールを設置し、第2のリール機構28
の空のリールを設置する。次に、テープキャリヤ2の検
査を実行する。このことにより、第1のリール機構27
に設置されたリールは空となり、又、第2のリール機構
28に設置されたリールには検査済のテープキャリヤ2
が収納される。次に、ロボットアーム29等の搬送機構
で、第2のリール機構28から検査済のテープキャリヤ
が収納されたリールを取外し、収納容器30の所定の位
置に搬送する。この後、この収納容器28もしくは別系
統の収納容器から未検査のテープキャリヤ2を巻装した
リールを上記ロボットアーム29もしくは他の搬送アー
ムで搬出し、第2のリール機構28に設置する。ここ
で、第2のリール機構28には未検査のテープキャリヤ
2を巻装したリールが設置されていて、第1のリール機
構27には空のリールが設置されている。このような状
態で、上記した検査とは逆回転で各リールを回転し、テ
ープキャリヤ2を前回検査の送り方向と比較して逆送り
しながら検査を実行する。すると、第1のリール機構2
7に設置されたリールには検査済のテープキャリヤ2を
収納し、第2のリール機構28のリールは空になる。次
に、第1のリール機構27においてリールの交換動作を
行う。このような動作を繰り返して行っても上記実施例
と同様な効果が得られる。
さらに、他の実施例を第6図を参照して説明する。未検
査のテープリャリヤ2を巻装したリール31を並列に複
数例えば5構成スライド棒32に設置する。このスライ
ド棒32は、駆動機構例えばモータ33に係合してい
て、横方向にスライド可能とされている。又、空のリー
ル34が並列に複数例えば5機構が他のモータ35に係
合されたスライド棒36に設置されていて横方向にスラ
イド可能とされている。ここで、まず各スライド棒3
2,36をスライドして端の各リール31,34を検査
部10の対応する位置に設置する。この状態で、夫々別
系統のモータにより各リール31,34および図示しな
いスプロケットを回転して、リール31から未検査のテ
ープキャリヤ2を検査部10に搬送し、検査後に、リー
ル34に収納する。次に、このリール31巻装されたテ
ープキャリヤ2をすべて検査後に、各モータ33,35
を駆動して各スライド棒32,36を同一方向に所定の
量だけ移動する。ここで再び検査動作を行う。このよう
にしても上記実施例と同様な効果が得られる。
さらに又、他の実施例を第7図を参照して説明する。第
1の実施例と同様に、各リール37が夫々第1の回転軸
38aと第2の回転軸38bに設置され、各ロボットア
ーム39,40およびスライドアーム41が設けられて
いる。ここで、未検査のテープキャリヤを巻装したリー
ル37を積載した収納容器42が複数ベルトコンベア4
3に所定の間隔を設けて設置されている。このように構
成された状態で順次検査を実行する。次に、この検査に
おけるリールの流れにそって説明する。未検査のテープ
キャリヤ2を巻装したリール37は収納容器42に積載
されている。まず、ロボットアーム39によりリール3
7を所定の第1の回転軸38aに設置する。ここで、テ
ープキャリヤ2の検査を実行することによりリール37
は空となる。この空のリール27をスライドアームで搬
送し、収納用のリール37として所定の第2の回転軸3
8bに設置する。この後、次のリール37に巻装されて
いたテープキャリヤ2を検査後に収納する。この検査済
のテープキャリヤ2を収納したリール37をロボットア
ーム40により空の収納容器42aに収納する。上記の
ような動作を繰り返していると、未検査のテープキャリ
ヤ2を巻装したリール37を収納した収納容器42が空
となり、又、検査済のテープキャリヤを収納したリール
37を収納した収納容器42aが満杯となる。ここで、
ベルトコンベア43を所定量だけ送り方向44に移送す
る。このことにより、次にひかえていた未検査の収納容
器42がロボットアーム39の搬出位置に設置され、
又、空となった収納容器42aが検査済のテープキャリ
ヤ2を収納したリール38の収納用として所定の位置に
設置される。ここで再び上記動作をくり返す。この時、
品種の異なるテープキャリヤを検査する場合でも、図示
しないプローブユニット自動交換装置によりプローブユ
ニットを自動的に交換することにより対応できる。
上記した何れの実施例も予めプログラムをメモリに記憶
し、総て自動的に行う。この際、各リールにIDコード
を設けることはさらに検査の自動化に好適である。ID
コードは各ICチップに付してもよい。上述したように
これらの実施例によれば、装置自体の自動化に寄与し、
稼働率、歩留り及び品質並びに生産性の向上が図れる。
〔考案の効果〕
本発明のテープキャリヤの検査装置は。上述の如く構成
したので、供給リールから引き出してテープキャリヤを
検査部に送る際に、そのテープキャリヤの各被検査部分
を次々と検査部に対し正確に位置決めできて、接触不良
等を招くことなく適確な電気的検査ができると共に、そ
の検査済みテープキャリヤを収納リールに巻き取る前
に、検査結果を基にテープキャリアの各被検査部分に良
品と不良品とを判別するための印しを付すことができ、
次の処理工程で良品と不良品との判別が目視により簡単
にできて便利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は各リールの交換を行う構成説明図、第2図はプロ
ーブ装置の構成図、第3図はテープキャリヤの部分的平
面図、第4図はプローブ装置の検査部付近の拡大図、第
5図及び第6図並びに第7図は上記装置の各リールの交
換を行う構成のそれぞれ異なった実施例を示す説明図で
ある。 1……プローブ装置、2……テープキャリヤ 3……スプロケットホール、4……半導体チップ 7……供給リール、9……スプロケット 10……検査部、12……収納リール 13……トラクター、15……画像認識用カメラ 18……載置台、19……マーキング装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給リールに巻装されている未検査のテー
    プキャリアを引き出しながら検査部に順次送って、その
    検査部で該テープキャリアの各被検査部分の電気的検査
    を次々と実行し、その検査済みテープキャリヤを収納リ
    ールに巻き取る構成のテープキャリヤの検査装置におい
    て、 上記検査部の前後位置に、それぞれテープキャリヤのス
    プロケットホールにトラクターを噛合して回転により該
    テープキャリアをピッチ送りするスプロケットを設ける
    と共に、その前側のスプロケットと検査部との間に位置
    しテープキャリアの被検査部分を想像してパターン認識
    を行う画像認識用カメラを設置し、このパターン認識情
    報に基づき上記前後のスプロケットの回転量を設定して
    所要のピッチ送りを行わしめると共に、これで検査部に
    送られたテープキャリアを載置固定し被検査部分を検査
    に供する載置台を該テープキャリアを載置固定した状態
    で送り方向と直交する方向にスライド調整してアライメ
    ントを行って走査を実行させる制御器を備え、且つその
    検査部と後側のスプロケットとの間に位置し検査部での
    検査の結果からテープキャリアの各被検査部分に良品と
    不良品との目視判別のための印しを付すマーキング装置
    を設けて構成したことを特徴とするテープキャリヤの検
    査装置。
JP63039025A 1988-02-22 1988-02-22 テープキリヤの検査装置 Expired - Lifetime JPH0612783B2 (ja)

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JP2806723B2 (ja) * 1992-12-01 1998-09-30 株式会社カイジョー ボンディング検査可能なワイヤボンダー
KR100374872B1 (ko) 1997-07-18 2003-03-04 히다찌 가세이 고오교 가부시끼가이샤 구멍을 갖는 반도체용 접착테이프, 접착테이프가 부착된 리드프레임의 제조방법, 접착테이프가 부착된 리드프레임 및 이를 사용한 반도체장치

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