JPH07280863A - 電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品検査装置

Info

Publication number
JPH07280863A
JPH07280863A JP6095888A JP9588894A JPH07280863A JP H07280863 A JPH07280863 A JP H07280863A JP 6095888 A JP6095888 A JP 6095888A JP 9588894 A JP9588894 A JP 9588894A JP H07280863 A JPH07280863 A JP H07280863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
tape
circuit pattern
circuit
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6095888A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kaneko
猛 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Koki Co Ltd filed Critical Nisshin Koki Co Ltd
Priority to JP6095888A priority Critical patent/JPH07280863A/ja
Publication of JPH07280863A publication Critical patent/JPH07280863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TABテープに対する複数の電気的検査を一
時に行うことのできる検査装置を実現する。 【構成】 TABテープを駆動するスプロケット15,
16の間に、オープンテスト装置20、リード打抜きプ
レス50、及びショートテスト装置30が順次配設され
ている。オープンテスト装置20の上方には加圧装置2
1、ショートテスト装置30の上方には加圧装置31が
配置されている。オープンテスト装置20おいて回路パ
ターンの断線が発見されると、この回路パターンをもつ
フレームに対しては以後のプレス加工及びショートテス
トが省略されるようになっている。オープンテスト又は
ショートテストのいずれかで断線又は短絡が発見される
と、パンチ機構44は当該フレームに不良表示を施すよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品検査装置に係
り、特に、複数の回路パターンを連続的に形成したテー
プを走行させ、該テープの走行路上に配置された検査装
置により回路パターンの検査を順次行うように構成され
た検査装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体チップの実装技術としてT
AB(Tape Automated Bonding) 方式が採用されてい
る。このTAB方式においては、ポリイミド樹脂等のキ
ャリアテープに導電体パターンを所定間隔をおいて複数
形成したTABテープが使用される。通常、図3(a)
に示すように、TABテープ1の両サイドには、その延
長方向に複数のパーフォレーション孔(以下、PF孔と
いう。)2が所定のピッチで形成され、その間に、フォ
トリソグラフィーその他の印刷技術により形成された銅
箔その他の層からなる回路パターン3が、テープの延長
方向に所定間隔で配置されている。
【0003】回路パターン3は、周囲部分に形成された
外部接続部3aと、中央部分に穿設されたデバイスホー
ル4内に形成された内部接続部3bとを備えている。内
部接続部3bは回路パターン3の形成当初には図3
(a)に示すように中央島状部5により全て一体に連結
されている。その後、図3(b)に点線で示すように、
中央島状部5の周囲を穿孔プレスにより切断除去する
と、デバイスホール4内に複数のリード端3cが突出し
た状態となる。
【0004】このリード端3cは、その後の半導体チッ
プの搭載工程においてデバイスホール4内に収容される
半導体チップの電極パッドに接続される。このようにし
て半導体チップの搭載された各回路パターンは、その
後、電子回路基板上に外部接続部3aを接続するように
して実装される。なお、各回路パターン3毎にその位置
を精度良く把握するために、回路パターン3と同時に位
置決めパターン6が形成されている。位置決めパターン
6は、PF孔2の内部に形成された位置決め孔6aを備
えている。
【0005】このTAB方式は大量の半導体チップを効
率的に実装できるため、特に近年になって多用されてい
るが、半導体チップの集積化が進むに従って、TABテ
ープにおいても回路パターンのリード数の増大とリード
間隔の狭小化が進んでいる。このため、TABテープの
回路パターンの断線や短絡を確実且つ効率的に検査する
ことが要求されている。
【0006】TABテープの検査方法としては、リール
にTABテープを巻付け、これを順次引き出して検査装
置上に導き、回路パターンに対応した検査ヘッドを当接
させて電気的検査を行う場合がある。この場合、検査装
置としては、回路パターンの断線をチェックするオープ
ンテスト装置と、回路パターンの短絡をチェックするシ
ョートテスト装置とがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のTABテープの
製造工程においては、図3(a)に示すように、複数の
リード部が相互に連結した状態で回路パターン3を形成
し、その後、図3(b)に示すように中央島状部5を除
去して各リードを分離している。そのため、まず図3
(a)に示す段階で回路パターン3の断線を検査し、そ
の後、回路パターン3の中央部を穿孔し、さらに図3
(b)に示す段階で回路パターン3の各リード間の短絡
を検査する必要がある。
【0008】これらの工程においては、各検査工程及び
穿孔工程においてTABテープを検査装置及び穿孔装置
にかける必要があるため、テープの着脱操作や巻戻し作
業に時間がかかり、製造工程に多大の時間と労力が必要
になる。また、検査工程及び加工工程毎になされるテー
プ駆動により、テープ各部に損傷が発生するという問題
点もある。
【0009】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、TABテープの製造工程に
合致した検査装置を構成することにより、迅速且つ容易
にTABテープの検査を行うとともに、TABテープに
損傷を与える可能性を極力低減させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、複数の回路パターンを延長方向に形成したテープを
延長方向に走行させ、テープの走行路上に配置された検
査手段により回路パターンの検査を順次行う電子部品検
査装置において、本発明が講じた手段は、回路パターン
に対して第1の検査を行う第1検査手段と、回路パター
ンに対して第2の検査を行う第2検査手段とを、走行路
上に順次配設するものである。
【0011】ここで、第1検査手段と第2検査手段との
間に、回路パターンに対して所定の加工作業を行うパタ
ーン加工手段を設けることが好ましい。
【0012】この場合には、パターン加工手段を回路パ
ターン内の導電体を複数の導電部に分離する導電体分離
手段とする場合がある。
【0013】また、パターン加工手段を回路パターン内
に電子部品接続用の導電端を形成する切断手段とする場
合がある。
【0014】上記の場合には、第1検査手段を回路パタ
ーンの断線テストを行うオープン検査手段とし、第2検
査手段を回路パターンの短絡テストを行うショート検査
手段とすることが好ましい。
【0015】また、走行路上においてテープを間欠的に
走行させるテープ駆動手段と、第1検査手段の検査にお
いて否定的な結果が得られた回路パターンに対して、第
2検査手段を動作させないように制御する制御手段とを
設けることが好ましい。
【0016】また、テープの最小走行間隔を、回路パタ
ーンの形成周期と、第1検査手段の検査位置と前記第2
検査手段の検査位置との間の距離との公約数に設定する
ことが好ましい。
【0017】
【作用】請求項1によれば、テープの走行路上に複数の
検査装置を配設したため、テープの装着及び巻き戻し等
の作業を検査毎に繰り返す必要がなく、テープの走行負
担に基づくテープ損傷や精度の低下を回避することがで
きるとともに、検査作業量を低減させることができ、さ
らに、検査設備の小型化と費用低減を図ることが可能で
ある。
【0018】請求項2によれば、加工の前後において行
う複数の検査を、その加工工程とともにテープの走行路
上で一時に行うことができるため、テープ製造を迅速且
つ確実に行うことができ、テープの走行負担に基づくテ
ープ損傷及び精度の低下をさらに抑制し、並びに検査設
備の小型化及び費用低減の程度をさらに増進することが
できる。
【0019】請求項6によれば、先に実施された第1の
検査の結果が否定的である場合には第2の検査を実施し
ないことにより、効率的に検査を行うことができるの
で、検査時間を短縮することができる。ここで、パター
ン加工手段を設けた場合には、第1の検査の結果に応じ
てパターン加工手段の加工工程の実施の有無をも制御す
ることが望ましい。また、第1検査手段及び第2検査手
段のいずれか一方の検査において否定的な結果が得られ
た回路パターンとその他の回路パターンとを相互に選別
可能な表示を施すための検査結果表示手段を設けること
が好ましい。
【0020】請求項7によれば、テープの最小走行間隔
を、回路パターンの形成周期と、第1検査手段の検査位
置と前記第2検査手段の検査位置との間の距離との公約
数に設定することにより、第1検査手段と第2検査手段
とを独立に駆動することができるため、回路パターンの
形成周期に応じてそれらの検査位置を相互に調整する必
要がなく、単一の検査装置と同様の取扱いで動作させる
ことができる。
【0021】
【実施例】次に、図面を参照して本発明に係る電子部品
検査装置の実施例を説明する。この実施例の概略構成を
図1に示す。本体10の前面側左右には、供給側リール
11及び収納側リール12が配置され、これらの下方に
それぞれ供給側のアイドラリール13及び収納側のアイ
ドラリール14が取付けられている。また、これらの内
側左右には、供給側のスプロケット15及び収納側のス
プロケット16が各々取付けられている。スプロケット
15とスプロケット16の間には、オープンテスト装置
20と、ショートテスト装置30が順次設けられ、その
間にはリード打抜きプレス50が配置されている。
【0022】オープンテスト装置20の上方には加圧装
置21が配置され、その左側に位置合わせ用顕微鏡22
が取付けられている。ショートテスト装置30の上方に
は加圧装置31が配置され、その右側に位置合わせ用顕
微鏡32が取付けられている。スプロケット15の右側
にはピッチセンサ41が取付けられ、スプロケット16
の左側上部にはCCDカメラ42、同左側下部には透過
照明43が取付けられている。スプロケット16の右側
には不良部にマークを付けるためのパンチ機構44が配
置されている。
【0023】装置上部には、オープンテスト装置20及
びショートテスト装置30により得られたテスト結果を
常時表示するテストモニタ17と、CCDカメラ42に
より撮影されたTABテープ上の回路パターンの平面形
状を表示するパターンモニタ18とが設置されている。
これらのモニタの下には、リールに巻付けられたTAB
テープ間に挿入される樹脂製のスペーサ7を導くガイド
ローラ45,46,47が配設されている。
【0024】検査を受けるTABテープ1は供給側リー
ル11にスペーサ7とともに巻付けられており、供給側
リール11からアイドラリール13、スプロケット1
5、オープンテスト装置20、リード打抜きプレス5
0、ショートテスト装置30、スプロケット16、アイ
ドラリール14を経て、収納側リール12に回収される
ようになっている。ここで、スプロケット15,16の
周面上には、TABテープ1に形成された図3に示すP
F孔2に嵌入する駆動ピンが植設され、スプロケット1
5,16の回転によりTABテープを供給側から収納側
に送るようになっている。ただし、TABテープ1の位
置決め孔6aにはスプロケット15,16の駆動ピンが
嵌入しないように、TABテープの回路パターンの形成
周期毎に一つずつ駆動ピンが省略されている。
【0025】図2は本実施例の検査部分を拡大して示す
ものである。押圧部材52,53はスプロケット15と
16の間にTABテープ1がセットされた後、上方から
スプロケット15,16上に回動し、TABテープ1を
挟持するものである。オープンテスト装置20とショー
トテスト装置30には各々X・Y・θテーブル23,3
3が設けられ、このX・Y・θテーブル23,33にテ
スト基板25,35が取付けられている。テスト基板2
5,35の位置合わせは、マイクロメータ24,34に
よりX・Y・θテーブル23,33のθ方向を調整して
行う。テスト基板25,35の上に対向配置された加圧
装置21,31の加圧板26,36は、TABテープ1
をテスト基板25,36上に押圧し、回路パターン3と
テスト基板25,35上に配設されたテストパッドとを
接触させるようになっている。
【0026】テスト基板25,35は一般に使用されて
いるものと同様であり、TABテープ1に対して位置決
めするためのガイドピンや位置決めマーク等が表面上に
設けられている。この場合にテスト基板を、回路パター
ン3に対応した複数のテストパッドが表面上に形成され
たコンタクト基板と、このコンタクト基板の上に取付け
られたPCR(加圧導電ゴム)基板とから構成すること
もできる。PCR基板は、通常時には基板表裏間が絶縁
されているが、加圧板により所定の押圧力を受けると、
その表裏に接触しているTABテープ1とコンタクト基
板とを導通させるようになっている。
【0027】加圧装置21,31の後方に配置された外
装板にはガイドレール48が水平に設置され、ガイドレ
ール48にはホルダ27,37が摺動自在に取付けられ
ている。ホルダ27,37は位置合わせ用顕微鏡22,
32を搭載する。ガイドレール48の設置された外装板
の背面上には、加圧装置21,31を回動自在に軸支す
る回動軸49が取付けられている。
【0028】図4には本実施例をTABテープ1の供給
側から見た断面を示す。図4(a)に示すように、加圧
装置21はアーム部材28及びヒンジ部材29を介して
回動軸49に軸支されており、加圧装置21の図示しな
い固定具を解放すると、図4(b)に示すように加圧装
置21全体を手動で後方へ回動させ、オープンテスト装
置20の上方から退避させることができるようになって
いる。これらの構造は加圧装置31についても全く同様
である。
【0029】加圧装置21を退避させると、位置決め用
顕微鏡22はガイドレール48に沿って左右に摺動可能
になり、テスト基板25の位置決め作業を行うことがで
きるようになる。位置決め用顕微鏡22はホルダ27の
内部に取付けられた摺動板27aを介して前後方向にも
移動可能になっており、摺動板27aに形成されたノッ
チにより、幅の異なるTABテープに合わせて位置決め
用顕微鏡の前後位置を変更することができる。テスト基
板のθ方向の位置合わせは、位置決め用顕微鏡22をガ
イドレール48に沿って左右方向に移動させることによ
りテスト基板の角度ずれを検出し、この角度ずれをなく
すようにマイクロメータ24を調節して行われる。な
お、端子板54はテスト基板25のテストパッドからの
信号を取り出すものである。
【0030】以上説明した本実施例では以下のようにし
て検査が行われる。上述のようにTABテープ1に対す
るテスト基板等の位置合わせを行った後、ピッチセンサ
41によりTABテープの延長方向の位置を監視しなが
ら、図示しない操作スイッチによりTABテープをステ
ップ駆動させて所定の位置に合わせる。ピッチセンサ4
1は、TABテープ1のPF孔2の位置を検出して、T
ABテープ1の延長方向の位置が検査位置と一致してい
るか否かを判定するものであり、以下の自動運転中にお
いても常時TABテープ1のピッチを監視するようにな
っている。
【0031】TABテープ1の装着と位置合わせが完了
すると、まず、図示しないスタートスイッチ(以下、ス
タートSWという。)を押して自動運転を開始させる。
図5には、本実施例の動作手順の概要をフローチャート
として示す。スタートSWがオンになっていると、ピッ
チセンサ41によりTABテープ1のピッチズレの有無
を判定し、ピッチズレがあれば(NG)、その旨を装置
の表示盤に表示した後、停止表示を行い、スタートSW
その他の駆動系をオフとし、開始時点に復帰する。ピッ
チズレが観測されなければ(OK)、加圧装置21の加
圧板26を下降させ、テスト基板25上にあるフレーム
のオープンテスト(回路パターン3の断線チェック)を
行う。
【0032】テストが終了すると加圧板26を上昇させ
てテスト結果を判定し、オープンテストの結果が否定的
であれば(NG)、オープンテストフラグOTFを1と
する。ここで、オープンテストフラグOTFは、TAB
テープ1のフレーム毎に装置内部に設定されており、初
期値は0である。その後、TABテープ1を所定量送
る。この送り量は、装着されたTABテープの各フレー
ム間のピッチと、装置側の各検査部、プレス部及びパン
チ部の位置により決定されている。テープが所定量送ら
れると、装置側は送られた後のTABテープ1上のいず
れかのフレームが、リード打抜きプレス50の打抜き位
置P、ショートテスト装置30のテスト位置ST、パン
チ機構44のパンチ位置PT、オープンテスト装置20
のテスト位置OTに合致しているか否かを判定する。
【0033】TABテープ1上のいずれかのフレームが
位置Pにあるとリード打抜きプレス手順が実行され、位
置STにあるとショートテスト手順が実行され、位置P
Tにあると不良品パンチ手順が実行される。これらの
後、TABテープ1上のいずれかのフレームが位置OT
にあると再びピッチズレの判定手順に戻るが、位置OT
にない場合は、ストップスイッチがオンになっていなけ
れば、テープの送り手順に戻る。このように、テープ送
りの度に上述のような位置判定が行われ、必要な検査動
作又は加工動作が実行される。
【0034】図6には、上記ショートテスト手順
(a)、リード打抜きプレス手順(b)及び不良品パン
チ手順(c)が示されている。ショートテスト手順にお
いては、当該検査を行うフレームのオープンテストフラ
グOTFが1であるか否かを確認して、OTF=1の場
合は不良フレームであるため検査を実行しない。OTF
=0である場合には、加圧装置31の加圧板36を下降
させ、ショートテスト(回路パターン3のリード間の短
絡チェック)を行う。このテストの結果が否定的であれ
ば(NG)、当該フレームのショートテストフラグST
Fを1に設定する。ここで、ショートテストフラグST
Fは、TABテープ1のフレーム毎に装置内部に設定さ
れており、初期値は0である。
【0035】リード打抜きプレス手順では、まず当該加
工を行うフレームのオープンテストフラグOTFが1で
あるか否かを確認して、OTF=1の場合は不良フレー
ムであるため加工を実行しない。OTF=0である場合
には、リード打抜きプレス50を起動してプレス部材5
1により穿孔加工を行う。
【0036】不良品パンチ手順では、まず当該加工を行
うフレームのオープンテストフラグOTF及びショート
テストフラグSTFが1であるか否かを確認して、OT
FとSTFの双方が0である場合は適性フレームである
ため加工を実行しない。OTFとSTFのいずれかが1
である場合には、不良フレームであるためパンチ機構4
4を起動して当該フレーム内にパンチ孔を穿設する。
【0037】本実施例では、検査結果をTABテープ1
の各フレーム毎に設けられたオープンテストフラグOT
F及びショートテストフラグSTFにより記憶保持し、
先のテスト結果が否定的である場合には以後の検査又は
加工を行わないように制御することにより、迅速かつ確
実な検査及び加工を行うことができる。検査結果に基づ
いて判定された不良フレームはパンチ機構によりパンチ
孔が穿設されるようにして、検査結果を直接TABテー
プ1上に表示するようにしている。また、このような直
接表示とともに、装置内部に記憶保持された上記の検査
結果は、例えばFD(フレキシブルディスク)等の記録
媒体に複写され、当該TABテープ1の情報として取り
出すことができるようになつている。検査結果の表示手
段としては、上記のもの以外に、テープ上にマーク等を
記録するもの、プリンタやモニタに出力するもの等が考
えられる。
【0038】以上のように本実施例によれば、TABテ
ープのオープンテスト、リード打抜きプレス加工及びシ
ョートテストを一度に行うことができるため、従来のよ
うにオープンテスト、プレス加工及びショートテストの
度にTABテープを検査装置又は加工装置にセットし、
各工程終了後にテープの巻き戻しを行うなどの作業と時
間が不要になり、迅速且つ低コストでTABテープを製
造することができる。また、TABテープを何度も装置
にかけて走行させる必要がないため、TABテープのP
F孔の負担が低減され、後の実装工程における駆動精度
を確保することができるとともに、テープ走行時のフレ
ーム部の損傷等の事故も低減することができる。
【0039】このようなテープ駆動のための作業や危険
性を回避するために、複数の検査装置又は加工装置を連
設することも考えられる。しかし、装置間のテープ搬送
のための受渡し機構(テープの走行余裕の確保、テープ
に対するテンション調整などのための機構)を設ける必
要があるとともに、テープ走行距離が長くなることから
リールに巻付けたテープ端において大きな処理不能長さ
が発生する等の問題がある。しかも装置の設置面積も大
きくなるため、実際にはこのような複数装置の併設は困
難である。本実施例によれば、検査部と加工部とを順次
配設していることにより、テープの走行距離を低減し
て、単一検査用装置並みに小型化することが可能になっ
ている。特に、検査のための加圧装置を後方へ退避させ
るように構成したことにより、装置を小型化したにも拘
わらず、テープの位置合わせ作業が容易である。また、
位置合わせ用顕微鏡等の位置合わせ手段をテープの走行
方向に向けて移動可能にしたことにより、精度の高い調
整が可能になっている。
【0040】本実施例では位置合わせ用顕微鏡22,3
2を加圧装置21,31の両側に配設しているが、中央
のリード打抜きプレス50の背後に位置合わせ用顕微鏡
の通過する空間を設けることにより、位置合わせ用顕微
鏡を一つにすることも可能である。この場合には、加圧
装置21,31を後方に退避させた状態で、位置合わせ
用顕微鏡をガイドレール48に沿って移動させることに
より、テスト基板25と35の双方の位置合わせを行う
ことができる。この場合、中央のリード打抜きプレス5
0の全部若しくは一部を加圧装置と同様に後方へ退避可
能に構成することも可能であり、この場合には、単一の
位置合わせ顕微鏡により中央の加工手段であるプレス部
の位置合わせをも行うことができる。なお、この位置合
わせ用顕微鏡はCCDカメラその他の各種イメージセン
サで構成することもできる。
【0041】本実施例では順次配設されたオープンテス
ト装置20、リード打抜きプレス50及びショートテス
ト装置30をそれぞれ独立に駆動可能に構成されてお
り、テープの走行路上の任意点、例えばピッチセンサ4
1の位置やオープンテスト装置20の位置等を基準とし
て各装置の相対位置を内部に保持し、この相対位置に応
じて各装置を駆動するようになっている。したがって、
フレームピッチの異なる複数種類のTABテープを用い
る場合であっても、フレームピッチに応じて各装置間の
距離を調整する必要はなく、基準位置に対してTABテ
ープを位置決めするだけで、従来の単独装置とほぼ同様
に使用できる。
【0042】この場合、1回のテープ走行距離(送り
量)は、TABテープのフレームピッチと各装置間の相
対距離とにより決定され、フレームピッチと各装置間の
相対距離との公約数になっている。特に、走行間隔を大
きくとるためには最大公約数とすることが好ましい。こ
のとき、テープの最小走行間隔を上記最大公約数とし、
検査位置、プレス位置、パンチ位置の相互間隔等の状況
に応じて、その整数倍の走行間隔で間欠駆動させること
もできる。また、TABテープのフレームピッチを何種
類かに限定できる場合には、全てのフレームピッチに合
致する1回のテープ走行距離をなるべく大きく採るため
に各装置間の相対距離を予め設計することができる。ま
た、TABテープのフレームピッチに応じて1回のテー
プ走行距離を変更できるように構成することも可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ープの走行路上に複数の検査装置を配設したため、テー
プの装着及び巻き戻し等の作業を検査毎に繰り返す必要
がなく、テープの走行負担に基づくテープ損傷や精度の
低下を回避することができるとともに、検査作業量を低
減させることができ、さらに、検査設備の小型化と費用
低減を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品検査装置の実施例の全体
構成を示す正面図である。
【図2】同実施例における検査部分を拡大して示す拡大
正面図である。
【図3】リード打抜きプレス前のTABテープを示す拡
大平面図(a)、及びリード打抜きプレス後のTABテ
ープを示す拡大平面図(b)である。
【図4】同実施例における検査部分の機構を示す概略断
面図(a)及びこの部分において加圧装置を後方へ退避
させた状態を示す概略断面図(b)である。
【図5】同実施例における自動検査工程の動作手順を示
す概略フローチャートである。
【図6】図5の概略フローチャート内に示したショート
テスト手順を示すフローチャート(a)、及びリード打
抜きプレス手順を示すフローチャート(b)、及び不良
品パンチ手順を示すフローチャート(c)である。
【符号の説明】
1 TABテープ 2 PF孔 3 回路パターン 10 本体 11 供給側リール 12 収納側リール 15,16 スプロケット 20 オープンテスト装置 21,31 加圧装置 22,32 位置合わせ用顕微鏡 23,33 X・Y・θテーブル 24,34 マイクロメータ 25,35 テスト基板 26,36 加圧板 27,37 ホルダ 28 アーム部材 29 ヒンジ部材 30 ショートテスト装置 41 ピッチセンサ 44 パンチ機構 48 ガイドレール 49 回動軸 50 リード打抜きプレス 51 プレス部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路パターンを延長方向に形成し
    たテープを該延長方向に走行させ、該テープの走行路上
    に配置された検査手段により前記回路パターンの検査を
    順次行う電子部品検査装置において、 前記回路パターンに対して第1の検査を行う第1検査手
    段と、前記回路パターンに対して第2の検査を行う第2
    検査手段とを、前記走行路上に順次配設したことを特徴
    とする電子部品検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1検査手段と
    前記第2検査手段との間に、前記回路パターンに対して
    所定の加工作業を行うパターン加工手段を配置したこと
    を特徴とする電子部品検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記パターン加工手
    段は前記回路パターン内の導電体を複数の導電部に分離
    する導電体分離手段であることを特徴とする電子部品検
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記パターン加工手
    段は前記回路パターン内に電子部品接続用の導電端を形
    成する切断手段であることを特徴とする電子部品検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4において、前記第
    1検査手段は前記回路パターンの断線テストを行うオー
    プン検査手段であり、前記第2検査手段は前記回路パタ
    ーンの短絡テストを行うショート検査手段であることを
    特徴とする電子部品検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記走行路上におい
    て前記テープを間欠的に走行させるテープ駆動手段と、
    前記第1検査手段の検査において否定的な結果が得られ
    た前記回路パターンに対して、前記第2検査手段を動作
    させないように制御する制御手段とを備えたことを特徴
    とする電子部品検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記テープの最小走
    行間隔は、前記回路パターンの形成周期と、前記第1検
    査手段の検査位置と前記第2検査手段の検査位置との間
    の距離との公約数に設定されていることを特徴とする電
    子部品検査装置。
JP6095888A 1994-04-08 1994-04-08 電子部品検査装置 Pending JPH07280863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6095888A JPH07280863A (ja) 1994-04-08 1994-04-08 電子部品検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6095888A JPH07280863A (ja) 1994-04-08 1994-04-08 電子部品検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07280863A true JPH07280863A (ja) 1995-10-27

Family

ID=14149858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6095888A Pending JPH07280863A (ja) 1994-04-08 1994-04-08 電子部品検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07280863A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10253688A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Sony Corp フレキシブル回路基板の導通検査装置及び導通検査方法
CN108982926A (zh) * 2018-07-25 2018-12-11 天地融电子(天津)有限公司 一种测试工装
CN111272829A (zh) * 2020-04-06 2020-06-12 昆山业展电子有限公司 一种卷状原材料温漂连续测试设备及其测试方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10253688A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Sony Corp フレキシブル回路基板の導通検査装置及び導通検査方法
CN108982926A (zh) * 2018-07-25 2018-12-11 天地融电子(天津)有限公司 一种测试工装
CN111272829A (zh) * 2020-04-06 2020-06-12 昆山业展电子有限公司 一种卷状原材料温漂连续测试设备及其测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3346811B1 (en) Component mounting device, feeder device, and method for determining defect in splicing work
US20120317802A1 (en) Electronic component mounting apparatus and electronic component mounting method
WO2008004702A1 (en) Acf attachment device and acf attachment method
CN111123170B (zh) 显示模组、显示模组的绑定测试装置和绑定装置
US20090107638A1 (en) Adjustable Micro Device Feeder
US5975178A (en) Manufacturing method of film carrier tape, manufacturing apparatus of film carrier tape, and film carrier tape
JP2008100482A (ja) Tcp実装装置におけるキャリアテープの接続方法、それを用いるtcp実装装置及び表示装置の製造方法
JPH07280863A (ja) 電子部品検査装置
KR20070090754A (ko) Tcp 핸들링 장치 및 tcp 핸들링 장치에서의 펀칭구멍 불량 검출 방법
JP2009076617A (ja) 電子部品実装装置における基板搬送装置
JPWO2004068154A1 (ja) Tcpハンドリング装置および当該装置における位置ずれ補正方法
KR20040069288A (ko) 전자부품 실장용 필름 캐리어 테이프 및 이 필름 캐리어테이프의 최종 불량 마킹 방법
JP2001326255A (ja) テープキャリアパッケージの打ち抜き装置および打ち抜き方法
JPH0612783B2 (ja) テープキリヤの検査装置
JP4842793B2 (ja) Tcp試験装置及びtcp試験装置の段取方法
US20030098684A1 (en) Handler for tape carrier packages and method of traveling tape carrier package tape
JP3298302B2 (ja) 位置合せ方法及びその装置
JP2005072078A (ja) テープ部材の貼着装置及び貼着方法
JPH0262972A (ja) テープキャリアの検査装置
JP2856887B2 (ja) 導電性接着膜の圧着方法およびその装置
JP3247445B2 (ja) 半導体装置製造装置及び製造方法
JPH05322957A (ja) 電子部品検査装置
JP2637369B2 (ja) 電子部品のテーピング方法
JPH0719821B2 (ja) 検査方法
JPH0226379B2 (ja)