JPH06126927A - 天地見当合せ装置 - Google Patents
天地見当合せ装置Info
- Publication number
- JPH06126927A JPH06126927A JP4281558A JP28155892A JPH06126927A JP H06126927 A JPH06126927 A JP H06126927A JP 4281558 A JP4281558 A JP 4281558A JP 28155892 A JP28155892 A JP 28155892A JP H06126927 A JPH06126927 A JP H06126927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- plate cylinder
- helical gear
- grooves
- shoulders
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はガタのない精度の高い天地見当合せ
装置を提供することを目的とする。 【構成】 版胴の軸端外周面に軸方向に形成された複数
の溝と、版胴軸端と嵌合するはすば歯車のスリーブに前
記複数の溝に対応して取付けられた放射方向の調整軸
と、調整軸の内端に同調整軸の軸心から偏心して枢着さ
れたころがり軸受とを具え、調整軸を回転させ前記複数
の溝に挿入されたころがり軸受をそれぞれ同溝の一方及
び他方の肩に当接させた状態で同調整軸を固定し、はす
ば歯車の軸方向移動時における同はすば歯車と版胴軸端
の間のガタを除去した、はすば歯車のねじれ角により版
胴を回転させる天地見当合せ装置。
装置を提供することを目的とする。 【構成】 版胴の軸端外周面に軸方向に形成された複数
の溝と、版胴軸端と嵌合するはすば歯車のスリーブに前
記複数の溝に対応して取付けられた放射方向の調整軸
と、調整軸の内端に同調整軸の軸心から偏心して枢着さ
れたころがり軸受とを具え、調整軸を回転させ前記複数
の溝に挿入されたころがり軸受をそれぞれ同溝の一方及
び他方の肩に当接させた状態で同調整軸を固定し、はす
ば歯車の軸方向移動時における同はすば歯車と版胴軸端
の間のガタを除去した、はすば歯車のねじれ角により版
胴を回転させる天地見当合せ装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は輪転印刷機の版胴におけ
る天地見当合せ装置に関する。
る天地見当合せ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に従来の版胴の天地見当合せ装置を
示す。この天地見当合せ装置１５は、フレームに回転自
在に支持された版胴１の軸２にキー３で取付けられたス
リーブ４、スリーブ４にスプライン又はキー５（本図で
はスプライン）を介して回転方向には係合し、軸２の方
向には摺動し得るように支持されたボス６、ボス６に固
設されたはすば歯車７とインキング装置（図示せず）を
駆動する平歯車８、ボルト９でボス６に固定された軸受
１０、および軸受１０にベアリング１１を介して支持さ
れ、モータで回転するねじ軸（共に図示せず）により軸
２の方向に軸受１０を移動させるピン軸１２より構成さ
れている。
示す。この天地見当合せ装置１５は、フレームに回転自
在に支持された版胴１の軸２にキー３で取付けられたス
リーブ４、スリーブ４にスプライン又はキー５（本図で
はスプライン）を介して回転方向には係合し、軸２の方
向には摺動し得るように支持されたボス６、ボス６に固
設されたはすば歯車７とインキング装置（図示せず）を
駆動する平歯車８、ボルト９でボス６に固定された軸受
１０、および軸受１０にベアリング１１を介して支持さ
れ、モータで回転するねじ軸（共に図示せず）により軸
２の方向に軸受１０を移動させるピン軸１２より構成さ
れている。
【０００３】よってピン軸１２が軸２の方向に移動する
と、ボス６とはすば歯車７も軸２の方向に移動し、はす
ば歯車７のねじれ角によりはすば歯車７は円周方向に回
動する。この回動がスプライン５を介してスリーブ４従
って軸２に伝わり、版胴１が天地方向にまわり、版胴１
の版の天地方向の見当が合わせられる。この時スプライ
ン５に遊び又はガタがあると、スリーブ４の回動量が変
化し、版の天地見当合せ精度が悪くなる。よって座金１
３でシュパンリング１４を張り、スプライン５のガタを
なくすようにしている。
と、ボス６とはすば歯車７も軸２の方向に移動し、はす
ば歯車７のねじれ角によりはすば歯車７は円周方向に回
動する。この回動がスプライン５を介してスリーブ４従
って軸２に伝わり、版胴１が天地方向にまわり、版胴１
の版の天地方向の見当が合わせられる。この時スプライ
ン５に遊び又はガタがあると、スリーブ４の回動量が変
化し、版の天地見当合せ精度が悪くなる。よって座金１
３でシュパンリング１４を張り、スプライン５のガタを
なくすようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。見当合せ精度はヘアラインレジ
スタを必要とするので、天地方向の見当合せ精度を悪く
する歯車のバックラッシュによる回転方向のがたをなく
すため、はすば歯車にはアンチバックラッシュギヤが設
けてある。よってスプライン（一般にはギヤセレーショ
ンによる）のがたは、前記バックラッシュと同程度に、
見当合せ精度を悪くするので、このがたを殺さねばなら
ない。
のような問題点がある。見当合せ精度はヘアラインレジ
スタを必要とするので、天地方向の見当合せ精度を悪く
する歯車のバックラッシュによる回転方向のがたをなく
すため、はすば歯車にはアンチバックラッシュギヤが設
けてある。よってスプライン（一般にはギヤセレーショ
ンによる）のがたは、前記バックラッシュと同程度に、
見当合せ精度を悪くするので、このがたを殺さねばなら
ない。
【０００５】このため前述のように、シュパンリングを
張りスプラインのがたを殺しているが、十分見当精度を
よくするまでには至らず、またシュパンリングを張りす
ぎるとスプラインが膨張しボスとの隙間がなくなり、ボ
ス従ってはすば歯車が動き難くなり、見当合せが円滑に
行なわれない。本発明は、上記の問題点を解決したガタ
の無い精度が高い天地見当合せ装置を提供することを目
的とするものである。
張りスプラインのがたを殺しているが、十分見当精度を
よくするまでには至らず、またシュパンリングを張りす
ぎるとスプラインが膨張しボスとの隙間がなくなり、ボ
ス従ってはすば歯車が動き難くなり、見当合せが円滑に
行なわれない。本発明は、上記の問題点を解決したガタ
の無い精度が高い天地見当合せ装置を提供することを目
的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】版胴の軸端に軸方向に設
けられた複数の溝に、はすば歯車の軸心スリーブに放射
状に取付けた調整軸の内端を挿入し、調整軸の内端に同
調整軸の軸心から偏心して枢着されたころがり軸受を、
それぞれ前記複数の溝の一方及び他方の肩に当接させ
る。
けられた複数の溝に、はすば歯車の軸心スリーブに放射
状に取付けた調整軸の内端を挿入し、調整軸の内端に同
調整軸の軸心から偏心して枢着されたころがり軸受を、
それぞれ前記複数の溝の一方及び他方の肩に当接させ
る。
【０００７】
【作用】版胴の軸端に設けられた複数の溝に嵌入してい
る放射方向の調整軸をまわして、この調整軸の内端部に
偏心して取付けられたころがり軸受を、これら複数の溝
の円周方向の一方および他方の肩に、交互に当接させる
と、正逆回転方向のガタがなくなる。溝の肩に当接する
ころがり軸受の摩擦係数は低いので、はすば歯車の軸方
向の移動は円滑に行われる。
る放射方向の調整軸をまわして、この調整軸の内端部に
偏心して取付けられたころがり軸受を、これら複数の溝
の円周方向の一方および他方の肩に、交互に当接させる
と、正逆回転方向のガタがなくなる。溝の肩に当接する
ころがり軸受の摩擦係数は低いので、はすば歯車の軸方
向の移動は円滑に行われる。
【０００８】
【実施例】図１に本発明による天地見当合せ装置を示
す。この天地見当合せ装置２１は、版胴１の軸２の外周
面に軸方向に設けられた複数の溝２５（図では４ケ）、
軸２に対して放射状に配置された調整軸２３の先端部
に、偏心して取付けられ前記溝２５のそれぞれに嵌入す
るころがり軸受２４、前記調整軸２３を回転可能に支持
し、且つ軸２に軸方向に摺動可能に嵌装されたスリーブ
２２、スリーブ２２の外周に固定されたはすば歯車７お
よびインキ駆動歯車８、スリーブ２２にボルト９で固定
された軸受１０、軸受１０にベアリング１１を介して支
持されモータで回転するねじ軸（共に図示せず）により
軸２の方向に軸受１０を移動させるピン軸１２等から構
成されている。
す。この天地見当合せ装置２１は、版胴１の軸２の外周
面に軸方向に設けられた複数の溝２５（図では４ケ）、
軸２に対して放射状に配置された調整軸２３の先端部
に、偏心して取付けられ前記溝２５のそれぞれに嵌入す
るころがり軸受２４、前記調整軸２３を回転可能に支持
し、且つ軸２に軸方向に摺動可能に嵌装されたスリーブ
２２、スリーブ２２の外周に固定されたはすば歯車７お
よびインキ駆動歯車８、スリーブ２２にボルト９で固定
された軸受１０、軸受１０にベアリング１１を介して支
持されモータで回転するねじ軸（共に図示せず）により
軸２の方向に軸受１０を移動させるピン軸１２等から構
成されている。
【０００９】以上のような構造で、調整軸２３をまわし
て、同軸２３の内端に同軸２３の軸心から偏心して（偏
心量ｅ）取付けられたころがり軸受２４を溝２５の円周
方向の肩２５ａおよび２５ｂに交互に当接させると、ス
リーブ２２従ってはすば歯車が、図２の実線矢印の方向
に回転する時は肩２５ｂで、また破線矢印の方向に回転
する時は肩２５ａで、ころがり軸受２４がガタなしに軸
２と回転方向に対して係合し、ピン軸１２を軸２の方向
に移動すると、ころがり軸受２４は円滑に溝２５に沿っ
て回転し、はすば歯車７は容易に軸２の方向に移動し、
そのねじれ角にて回動して、天地方向の見当合せを行
う。その精度は、見当合せをするいづれの方向に対して
も前述のようにガタなしに設定されているので、極めて
高い。
て、同軸２３の内端に同軸２３の軸心から偏心して（偏
心量ｅ）取付けられたころがり軸受２４を溝２５の円周
方向の肩２５ａおよび２５ｂに交互に当接させると、ス
リーブ２２従ってはすば歯車が、図２の実線矢印の方向
に回転する時は肩２５ｂで、また破線矢印の方向に回転
する時は肩２５ａで、ころがり軸受２４がガタなしに軸
２と回転方向に対して係合し、ピン軸１２を軸２の方向
に移動すると、ころがり軸受２４は円滑に溝２５に沿っ
て回転し、はすば歯車７は容易に軸２の方向に移動し、
そのねじれ角にて回動して、天地方向の見当合せを行
う。その精度は、見当合せをするいづれの方向に対して
も前述のようにガタなしに設定されているので、極めて
高い。
【００１０】
【発明の効果】本発明による天地見当合せ装置は、輪転
印刷機の版胴の軸端に回転方向には拘束され軸方向には
摺動可能に取付けられたはすば歯車を、軸方向に移動さ
せ、前記はすば歯車の歯のねじれ角により前記版胴を回
動させ、同版胴の版の円周方向即ち天地方向の見当合わ
せを行う装置において、前記版胴の軸端外周面に軸方向
に形成された複数の溝と、前記軸端と嵌合する前記はす
ば歯車のスリーブに前記複数の溝に対応して取付けられ
た放射方向の調整軸と、前記調整軸の内端に同調整軸の
軸心から偏心して枢着されたころがり軸受とを具え、前
記調整軸を回転させ前記複数の溝に挿入されたころがり
軸受をそれぞれ同溝の一方及び他方の肩に当接させた状
態で同調整軸を固定し、前記はすば歯車の軸方向移動時
における同はすば歯車と版胴軸端の間のガタを除去した
ことにより、次の効果を有する。
印刷機の版胴の軸端に回転方向には拘束され軸方向には
摺動可能に取付けられたはすば歯車を、軸方向に移動さ
せ、前記はすば歯車の歯のねじれ角により前記版胴を回
動させ、同版胴の版の円周方向即ち天地方向の見当合わ
せを行う装置において、前記版胴の軸端外周面に軸方向
に形成された複数の溝と、前記軸端と嵌合する前記はす
ば歯車のスリーブに前記複数の溝に対応して取付けられ
た放射方向の調整軸と、前記調整軸の内端に同調整軸の
軸心から偏心して枢着されたころがり軸受とを具え、前
記調整軸を回転させ前記複数の溝に挿入されたころがり
軸受をそれぞれ同溝の一方及び他方の肩に当接させた状
態で同調整軸を固定し、前記はすば歯車の軸方向移動時
における同はすば歯車と版胴軸端の間のガタを除去した
ことにより、次の効果を有する。
【００１１】ころがり軸受を用いて版胴の軸とはすば歯
車との間の回転方向のガタを零にするので、天地方向の
見当合せ精度は著るしく向上する。また、ころがり軸受
が見当合せ時に版胴の軸の溝を回転しながら移動するの
で、見当合せはスムーズに行われる。
車との間の回転方向のガタを零にするので、天地方向の
見当合せ精度は著るしく向上する。また、ころがり軸受
が見当合せ時に版胴の軸の溝を回転しながら移動するの
で、見当合せはスムーズに行われる。
【図１】本発明の実施例の側面断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】従来の天地見当合せ装置の側面断面図である。
２ 版胴の軸 ７ はすば歯車 ２１ 天地見当合せ装置 ２２ スリーブ ２３ 調整軸 ２４ ころがり軸受 ２５ 溝
Claims (1)
- 【請求項１】 輪転印刷機の版胴の軸端に回転方向には
拘束され軸方向には摺動可能に取付けられたはすば歯車
を、軸方向に移動させ、前記はすば歯車の歯のねじれ角
により、前記版胴を回動させ、同版胴の版の円周方向即
ち天地方向の見当合わせを行う装置において、前記版胴
の軸端外周面に軸方向に形成された複数の溝と、前記軸
端と嵌合する前記はすば歯車のスリーブに前記複数の溝
に対応して取付けられた放射方向の調整軸と、前記調整
軸の内端に同調整軸の軸心から偏心して枢着されたころ
がり軸受とを具え、前記調整軸を回転させ前記複数の溝
に挿入されたころがり軸受をそれぞれ同溝の一方及び他
方の肩に当接させた状態で同調整軸を固定し、前記はす
ば歯車の軸方向移動時における同はすば歯車と版胴軸端
の間のガタを除去したことを特徴とする天地見当合せ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4281558A JPH06126927A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 天地見当合せ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4281558A JPH06126927A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 天地見当合せ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06126927A true JPH06126927A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17640863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4281558A Withdrawn JPH06126927A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 天地見当合せ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06126927A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19711692A1 (de) * | 1997-03-10 | 1998-10-01 | Shinohara Machinery Co | Einrichtung zum Ausrichten von Plattenzylindern |
| WO2012111091A1 (ja) * | 2011-02-15 | 2012-08-23 | アイマー・プランニング株式会社 | 印刷機における版胴駆動装置 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4281558A patent/JPH06126927A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19711692A1 (de) * | 1997-03-10 | 1998-10-01 | Shinohara Machinery Co | Einrichtung zum Ausrichten von Plattenzylindern |
| DE19711692C2 (de) * | 1997-03-10 | 1999-05-27 | Shinohara Machinery Co | Einrichtung zum Ausrichten von Plattenzylindern |
| WO2012111091A1 (ja) * | 2011-02-15 | 2012-08-23 | アイマー・プランニング株式会社 | 印刷機における版胴駆動装置 |
| JP5401548B2 (ja) * | 2011-02-15 | 2014-01-29 | アイマー・プランニング株式会社 | 印刷機における版胴駆動装置 |
| CN103619592A (zh) * | 2011-02-15 | 2014-03-05 | 艾美株式会社 | 印刷机的印版滚筒驱动装置 |
| US9086137B2 (en) | 2011-02-15 | 2015-07-21 | I. Mer Co., Ltd. | Plate cylinder drive unit in printer |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |